Date 2013年10月01日(火)
C1への荷揚げもほぼ終了し、明日(10月1日)、全員でベースキャンプからC1に上がります。ローナクへのトレッキングルートをステージ1とすれば、頂上アタックに向けてのルート工作、並びに荷揚げの期間がステージ2となり、登山計画のなかではほぼ中間地点といったところでしょうか。頂上に至るまで、もどかしいほどのペースに思われるかもしれませんが、これがオーソドックスなヒマラヤ登山スタイル。約1週間後の頂上アタックに向けて、今のところ当初の計画どおりに進んでいます。
昨日はC2の高度を経験するために、C1への荷揚げルートから裏手の山に登り、約5800m地点まで登ってきました。標高を上げるにつれ、BCの東にそびえていた6000m級の山々の背後から、恐ろしいほどの高さにカンチェンジュンガがその姿をあらわしました。世界第3位、標高8598mの存在感は、やはりタダモノではありません…。
しばらく5700m付近で滞在したのち、BCへ帰還。夕食時には、新しい高度を体験してきたせいか、高所の影響を受けて食欲不振な者が多数出ました。おぼえたてのネパール語「ワクワク ラギョ」(吐き気がするという意味)を連発しながらも、翌日からの新たなステージにワクワク(日本語の意味で)している隊員たちでした。
なお、ここ、BCでは西側の斜面が開けているため、インド洋上空の衛星を捕らえることができましたが、四方を高峰に囲まれたC1、C2からの通信の可能性は今のところ不明です。今後、しばらくブログの更新が途絶えることがあるかもしれませんが、ご了承のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
写真_C1へのルートの途中から、高所順応のために標高5700m地点へ
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