ワンダーフォーゲル編集部ブログ

高橋 楓

macpac日帰りツアーレポ

Posted by 高橋 楓 | Date 2018年11月20日(火)

週末にmacpacの女子限定日帰り登山ツアーに参加してきました。

場所は山梨県の日向山です。南アルプスのちょっと北にあります。
 
ツアーの様子をお伝えしたいと思いますが、まずはmacpacについておさらいしましょう。
 
macpacはニュージーランドの登山用具メーカーです。
日本ではバックパックの取り扱いがほとんどですが、本国ではアパレルやテントなども展開しているそう。
バックパックに使用している独自素材のアズテックは、堅牢で使うほどに味がでるところも魅力的。丈夫でシンプルなパックは、リペアが容易であるという利点もあります。
そんなmacpacが生まれたニュージーランドは、日本からずーっと南へ行き、赤道を越えて南半球にある島国です。時差は3時間とそんなにありませんが、季節は真逆。農業が盛んで、人間よりも羊の数が多いそう。メリノウール製品を扱うicebreakerもニュージーランドです。
雄大な自然は映画『ロード・オブ・ザ・リング』のロケ地となったことでも有名ですね。『ホビット』三部作もおもしろいので観たことがない方はぜひ。『ホビット』を見た後に『ロード・オブ・ザ・リング』を見返すとモリア坑道のシーンとか感情の高まりがヤバイです。
 
話が逸れました。ツアーです。
 
macpacのweka30のモニターをしながら、山ごはんも楽しめるツアーです。
参加者はリピーターさんや、日向山に登りたくて、という方など7名。ガイドは渡辺佐智さん。ワンゲルでも何度かご登場いただいているガイドさんです。
小淵沢駅で集合した後、タクシーで登山口へ。コースは矢立石からの往復です。登りは2時間弱。急登もなく、ゆるゆるした登りです。
ストレッチをして出発。ブルー、オレンジ、ダークグレーのおそろいパックがずらっと並んで歩く姿はちょっと不思議です。
 
 
途中、「サルオガセがありますね」と佐智さん。
カラマツの枝に垂れかかっている緑がかった灰色の糸…わかりやすく言うなら…「とろろこんぶみたいですね。」と誰かがぽつり。うん、それです。
きれいな空気の場所で霧になった水分と光合成で生きているというヘンテコな植物だとか。
 
話をしつつ、あっという間に山頂へ。
一歩踏み出したとたんに、景色が開けます。「おーっ」「すごい!」と上がる歓声。日向山山頂の西側は、花崗岩の白い砂場になっていて、展望も抜群なのです。眼下には北杜市方面の町が見え、八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳もばっちり見えます。お手軽なのに、この景色。日向山の人気の理由です。
 
さっそく山ごはんの支度に取り掛かります。
メニューはバケットサンド。具材は、チーズ、ハム、きのこのマリネ、ルッコラ、プチトマト、かぼちゃです。参加者それぞれ、パンを切ったり、かぼちゃをソテーしたりとテキパキ作業が進みました。
ツアーを企画したmacpacのマツダさんが前日にニュージーランドから持ってきたスープも配られ、ご飯タイム。
バケットはぶどう酵母を使った山梨のパン屋さんのものだそう。ふわふわもっちりで美味しかったです。
 
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下山後には、ニュージーランドのコーヒーやチャイなどをいただきました。
 
満足度抜群なmacpacツアー、次は2月頃の予定だそうですよ~。