北海道・大雪山~十勝連峰

大雪山~トムラウシ~十勝連峰への縦走。

裾合平のチングルマの群生と旭岳(写真=谷水 亨)
濃霧の中、標高差600mのオプタテシケ山をいく登山者(写真=谷水 亨)

8月4日~7日、4・5日晴れ、6・7日濃霧

北海道の山ではテント泊か避難小屋泊で、トイレはないに等しく、水は残雪の沢水が基本となります。しかし、大自然の中で生きている実感を味わえることがこの縦走の醍醐味です。今回で4度目となる大雪山~トムラウシ~十勝連峰への縦走ですが、まだ残雪があるということで出かけることにしました。

初日は、裾合平のチングルマの群生を見るためにあえて旭岳を登らず、中岳分岐・間宮岳経由で白雲岳避難小屋まで入りました。

2日めはコマクサやチングルマ、チシマリンドウの群生に目を奪われながら高根ヶ原、忠別沼、五色岳を過ぎ、化雲平に出ると、チングルマの群生に彩られたトムラウシ山やニペソツ山が存在感を現わしていました。

ヒサゴ沼を過ぎた日本庭園では花の時季が終わっていましたが、まわりがすべて岩だらけのロックガーデンは登山道を見失うことも多く、慎重に歩きました。やがて北沼を見下ろしながらトムラウシに登り、今夜は南沼にテント泊、明日の長丁場に備えます。

3日めは濃霧の中、三川台から美瑛富士避難小屋まで、大小10余りのピークを踏みましたが、圧巻なのは標高差600mのオプタテシケ山。誰もが苦労する難所ですが、イワカガミやエゾツツジの花に励まされながら、何とか登りきりました。

4日めも厚い雲に悩まされましたが、美瑛岳、十勝岳、上ホロカメットク山をへて、無事に3泊4日の縦走を終えることができました。

(文=谷水 亨)

北海道・ニセイカウシュッペ山

北大雪の名峰へ。

エゾキンバイとニセイカウシュッペ山頂(写真=中野達夫)
山頂から大雪連峰を望む(写真=中野達夫)

8月2日、快晴

8月1日から7日にかけて、天塩岳、ニセイカウシュッペ山、アポイ岳、楽古岳、夕張岳と北海道の各地の山を登ってきました。ここではニセイカウシュッペ山のレポートをお送りさせていただきます。

古川林道から登山口に入るには、森林管理署上川事務所で林道ゲートの鍵の番号を聞いておく必要があります。ゲートをくぐると右にダム湖へ行く道が分岐しますが、左の急な方を登って行きます。林道は普通の乗用車でも通れますが、大きな砂利を敷き詰めて補修した箇所があり、石が跳ねてハンドルを取られます。車高の低い車はやめた方がいいでしょう。

北側の深く切れ込んだ谷を回り込むように、傾斜のゆるい登山道をどんどん進みます。山頂まで4km弱の道のりですが、標高1500m付近で視界が開け、目の前には大雪のパノラマが広がります。この山は、かつて大雪山に登るたびに気になっていたのですが、予想通り見事なまでの大雪山系の展望台でした。

大槍の北側をトラバースして最後の登りに入ります。頂上は回り込んだいちばん奥ですが、東側の前衛峰の方がやや標高が高いです。

頂上では北に天塩岳、北西に上川の集落、南に石狩・音更岳が見えます。目を凝らすと、北北西のはるか彼方にひときわ高い円錐形の峰・利尻富士が見えました。

(文=中野達夫)

福島県・安達太良山

下山後の温泉を楽しみに歩きました。

廃坑となっている湯の華採取場(写真=福井美津江)
霧の中を注意深く歩く(写真=福井美津江)

8月10日、霧

沼尻登山口より登り始めました。廃坑となった湯の華採取場を横切り、硫黄川に沿って登り、胎内岩をくぐり、まるで月面のような沼ノ平を眺めながら歩く変化に富んだコースなのですが、霧のため見通しがよくありませんでした。

天気予報を参考にして安達太良山を選んだので残念でしたが、この日の福島県中通りの最高気温は35℃。日陰の少ないコースでしたので霧のおかげで高温にならず、体力を消耗しないで歩くことができたと思います。

下山後は憧れの田部井淳子さんがオーナーの「沼尻高原ロッジ」の温泉に浸かりました。

(文=福井美津江)

北アルプス・燕岳

コマクサに歓声があがりました。

燕岳のコマクサ(写真=五十嵐 賢)
燕岳から北燕岳の眺め(写真=五十嵐 賢)

8月4日、曇り時々雨、のち一時晴れ

表銀座を槍ヶ岳へ目指す予定でしたが、予報がずれて下山日まで雨とのこと。とにかく燕岳までは行くことに決めて、北アルプス3大急登のひとつ、合戦尾根を登りました。

燕岳はアルプスの女王といわれ、白い砂礫と風化した花こう岩の造形、周囲を包むハイマツの緑、槍ヶ岳方面の大展望と、見どころにこと欠かない山です。コマクサが多いことでも知られています。

予定通りお昼には人気の山小屋・燕山荘に到着して、のんびりと燕岳から北燕岳一帯を散策しました。合戦尾根の登りでは雨具を着ましたが、お昼からは曇りから晴れに回復。周囲の景色を楽しみ、コマクサに歓声をあげました。雲間からは槍ヶ岳が姿を見せてくれました。

(文=五十嵐 賢/日本山岳会会員、環境省自然公園指導員)

北アルプス・双六岳

細やかな気遣いで整備された小池新道から、雲上のお花畑へ。

くろゆりベンチ付近のお花畑。「百花繚乱」とはこういうことか(写真=久保田賢次)
待望の双六小屋が見えてきた。さすがに最盛期、色とりどりのテントが(写真=久保田賢次)

8月10日~11日、10日晴れのち曇り、11日晴れ

花の百名山で「お花畑に恵まれた別天地」として知られる双六岳に行ってきました。

お盆連休の始まりとあって、朝、5時台でも新穂高温泉の駐車場は満杯。平湯温泉の「あかんだな駐車場」までもどって車を置き、タクシーで再び新穂高温泉へ。

猛暑の日でしたが、風穴から噴出する涼風に癒されながら、蒲田川左俣林道を歩くこと1時間。ブナ林に囲まれたわさび平小屋に着きます。ほどなく山道に入り、雪渓から流れ来る水も冷たい秩父沢や、イタドリヶ原、シシウドヶ原と適度にある休憩ポイントを経て、水面に槍・穂高連峰の雄姿を映す鏡池の先の鏡平山荘へ。

それにしても、石畳のように歩く人のリズムに合った段差で整備された「小池新道」は、本当に心地よい道です。その先、双六小屋までは約2時間の行程。コバイケイソウの白と、見上げる青空のコントラストに感動しながら、弓折乗越への急な道を登りきれば、あとは雪田の残るお花畑や、足元を彩る花々に目を奪われながらの稜線漫歩です。花名を挙げればきりがありませんが、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ミヤマクロユリ、ハクサンフウロ、アオノツガザクラ、ヨツバシオガマ、ミヤマキンポウゲ、ダイモンジソウ、クルマユリなどが見ごろでした。

コース中とくに危険な箇所はありませんが、崩壊した斜面の上部を横切るところなどは、花や大展望に目を奪われ過ぎてしまわないよう着実に。やがて、均整のとれた三角形の鷲羽岳を背にして、双六池のほとりをカラフルに彩るテントの群れ、そして双六小屋が見えてきます。

夜は満点の星空に加えてペルセウス座流星群の流れ星も見られ、翌朝も絶好の天気。燕岳方面から昇るご来光を眺めたあと、双六岳を往復しました。山頂近くの砂礫の台地までは、美しい槍ヶ岳も姿を見せてくれていましたが、頂上に着くころは残念ながら辺りは霧に包まれてしまいました。しかし、伸びやかに広がる黒部源流の山々の姿を想像しつつ、この山域の懐の深い自然の素晴らしさと、ほど良い距離間にあり、私たち登山者を見守ってくれている各小屋の方々の温かい人柄を思い、「山って、いいなあ」とあらためて感じました。

双六小屋にもどって往路を下山。今回は異例の猛暑のなかでもあり、行動中のこまめな水分補給や、適度な休憩の大切さも実感しました。

(文=久保田賢次/『週刊ヤマケイ』編集部)

尾瀬・燧ヶ岳

尾瀬の花も主役交代の時期です。

キンコウカでうめつくされた熊沢田代。燧ヶ岳の頂上へ登る木道が続く(写真=奥谷 晶)
白砂田代付近より燧ヶ岳を望む。コオニユリの赤橙色が印象的(写真=奥谷 晶)

8月7日~8月9日、曇りのち晴れ

登山一年生の娘をつれて御池より燧ヶ岳にのぼり、尾瀬沼、尾瀬ヶ原を周遊してきました。夏の花のピークはすぎていると思われる時期でしたが、梅雨明けの好天に恵まれ、次の主役の花々の競演を楽しめた3日間となりました。

御池から燧ヶ岳は、少し距離が長いのですが、ひと登りごとに、広沢田代、熊沢田代という湿原に咲く花々の出迎えをうけ、いやが上にも期待が高まります。俎嵓からは尾瀬沼のパノラマが見渡せる絶景が待っていると思うと、最後のガレ場の登りの足取りも軽くなるようです。

湿原は、ニッコウキスゲなどに代わってキンコウカ、コバギボウシ、コオニユリ、イワショウブが主役の座を争っていました。梅雨が明けたばかりですが、それでも、ナナカマドやヒツジクサが秋の気配を感じさせてくれるようでした。

長英新道から尾瀬沼へ下りましたが、前日の大雨でぬかるみがひどく、思いのほか難儀しました。傾斜も緩くなって注意が散漫になったのか、粘土質の土に足を取られて、転倒を避けようとして背中をひねってしまいました。まだまだ筋力が十分にあったころの足運びの感覚が頭に残っていて、いまの体力と折り合いがついてないのかもしれません。「やってはいけない」お手本を娘にみせることになって反省しきりです。

翌日は、大江湿原と尾瀬沼北岸から白砂峠をへて、見晴で一泊、翌々日は見晴十字路、牛首分岐、ヨッピ吊橋、赤田代を通り、豪快な三条ノ滝を見物し、燧裏林道を通って御池に戻りました。そこで、なんと駐車場のわずか100mほど手前の木道に、排泄後まもないクマの大きなフンを見つけました。ここ数日クマの目撃情報が寄せられていることは、ビジターセンターで聞いていましたが、こんなに接近したところに出没しているとは驚きです。

(文=奥谷 晶)

高尾山・6号路

落雷と熱中症にご注意ください。

フジカンゾウ(写真=甲把 収)
ツクツクボウシタケ(写真=甲把 収)

8月11日、晴れ時々雨

6号路の麓では、フジカンゾウが咲いていました。ヌスビトハギの花によく似ていますが、大きく見ごたえがあります。ツクツクボウシが鳴く林では、冬虫夏草のひとつツクツクボウシタケが見られました。掘り出してみると、白く覆われてはいますが、確かにセミの幼虫の頭部より子実体が出ています。地上に出る前の最終関門を突破できなかったようです。

午後は、東京都下水道局の雨雲情報などをもとに、ビジターセンターでは1号路での早めの下山をすすめる放送を行ないました。しばらくすると雷が鳴り始め、雨も降り出しました。数年前、木への落雷が差した傘を通じ人体を流れて、転落事故に至ったケースもありました。天気予報を確認するとともに傘ではなく、レインコートをお持ち下さい。

また、猛暑が続いています。熱中症と思われる症状で、ビジターセンターを訪ねたり、救急車で搬送されたりした方も数人出ています。こまめな水分補給と休憩を心がけて下さい。

(文=甲把 収/東京都レンジャー 高尾地区)

高尾・景信山~高尾山

猛暑日に沢沿いの涼しいルートで山歩き。

高尾山山頂。平日の午後でさすがに人影が少ない(写真=石丸哲也)
高尾山さる園・野草園のレンゲショウマ(写真=石丸哲也)

8月8日、晴れ時々曇り

ワンダーフォーゲル誌の取材で出かけてきました。東京に猛暑日が続いていたときですが、沢沿いで涼しい小下沢から登り、その後のコースもひとひねり。小仏城山では名物のジャンボかき氷をいただき、高尾山ではビジターセンターのガイドウォークに参加、高尾山さる園・野草園にも寄るなど、ふだんとちょっと違う計画で歩きました。詳しくは、9月10日発売の『ワンダーフォーゲル10月号』で紹介の予定なので、ぜひご覧ください。

花は、沢沿いではタマアジサイが花盛り。野菊の仲間のトップバッターであるユウガギクに夏の終わりが予感されました。ほかに目立っていたのはハグロソウ、ヤマホトトギス、ヤブミョウガ、ハエドクソウなど。また、2000kmにも及ぶ渡りをすることで話題になっているチョウ・アサギマダラが高尾山山頂付近で多く見かけられました。

高尾山さる園は説明員のサルの話が人間社会を思わせたり、サルたちの個性がうかがえたりで楽しいところですが、野草園も見逃せないところです。植えられている山野草は稀少なものも含め約300種類に及びます。春から初夏に咲く花が大半ですが、晩夏~秋の花も多く、中でもレンゲショウマが花盛りでした。この花は奥多摩の御岳山が有名ですが、御岳山より開花が早く、また栽植されているだけに花の数が多く、みごとでした。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

丹沢・白石峠~加入道山

暑さ対策を忘れずに。

白石峠から加入道山へのびる尾根(写真=櫛谷容子)
白梅を思わせる可憐なギンバイソウ(写真=櫛谷容子)

8月8日、晴れ

白石の滝までは沢の近くを歩くため、目と耳から涼しさを感じられます。8月に入ってからまとまった雨が降っていないこともあり、滝の水量は少なめでした。

白石峠の手前はやや急な登りになり、登山道上に石がゴロゴロしている所がありますが、その中に大理石を見ることができます。大人の腕でも抱えきれないほど大きな大理石もあります。山の中にある天然の石なので、土やコケに覆われていて見えないことも多く、探しがいもあります。

花はコボタンヅル、タマアジサイ、マツカゼソウ、ヒヨドリバナ、クワガタソウ、ウバユリ、タンザワイケマ、ギンバイソウ、ノリウツギ、リョウブ、サワギクなどが咲いていました。

夏の丹沢登山は暑いです。暑さ対策、雨具を忘れずにお持ちください。

(文=櫛谷容子/神奈川県立丹沢湖ビジターセンター)

丹沢・畦ヶ丸

生きものを育むブナ林を行く。

夏の陽が差し込むブナ林(写真=鈴木藤子)
ブナの幹に残された爪痕(写真=鈴木藤子)

8月8日、晴れ

道志川方面から畦ヶ丸へ歩きました。夏の丹沢は暑いですが稜線に出ると蒸し暑さの中に、ときおり吹き抜ける風が涼やかです。このあたりにはブナ林が続き、豊かなササが下層を覆っています。太くて立派なブナの幹には様々な植物が着生し、大きな葉が目立つイワギボウシは花芽を伸ばし、開花し始めている株も見られました。

また、よく見るとブナの幹に大きな爪痕もありました。きっと昨年の秋ごろ、ツキノワグマが登り、ブナの実を食べたのでしょう。さらに、その近くに直径20cm以上の新しいフンの塊が3個もあり、どれもサクラ類のタネがぎっしり混ざっていました。つい最近も、このあたりをツキノワグマが訪れ、食事をしたのだろうと想像されます。丹沢山塊はツキノワグマを始め、たくさんの生きものたちの生活を支えている場所であることを再認識した山行でした。

秋に向け、ツキノワグマの目撃情報が多くなる可能性があります。クマと出会わないためには、できるだけ単独登山は避け、音のでるものを携帯することをお勧めします。

(文=鈴木藤子/神奈川県立宮ヶ瀬ビジターセンター)

富士山

ペルセウス座流星群観察と富士登山。

ひと際、明るい流星を写せた(写真=石丸哲也)
吉田口九合目付近から山頂を見上げる(写真=石丸哲也)

8月13日、晴れ時々曇り

13日の未明はペルセウス座流星群の極大。ペルセウス座の位置が高く、月もないなど、近年まれに見る好条件です。しかし、近郊の低山は曇りなど気象条件が悪そうなので、富士山の吉田口六合目付近で観望し、富士山にも登るプランで前夜から出かけました。

出現数は思ったほど多くなかったのですが、約2時間で20個ほど見ることができ、明るい流星も5個見られました。明るい流星のうち3個は流星痕も見られ、さらにそのひとつを、観望中に撮っていた写真に収められたのはラッキーでした。

富士山登山は世界遺産指定後の初登山でしたが、深夜のスバルライン五合目はお盆の時期にもかかわらず、人影はまばらで、5軒の食堂も閉まっていました。登山道にもほとんど人影がなかったのは意外でした。七合目でご来光を迎えた後は、山小屋に泊まっていた人たちが歩き出しましたが、それでも空いていて快適でした。

今回はお鉢巡りをせず、吉田口頂上から下りましたが、下山道も空いていました。スバルライン五合目には14時過ぎに帰り着きましたが、途中ではツアー登山の団体と多くすれ違い、山小屋泊まりのツアー客が増えているのかなという印象を受けました。

花は五~六合目の亜高山帯でヤマホタルブクロ、トモエシオガマ、ミヤマアキノキリンソウ、高山帯や荒原ではたくさん咲いているオンタデをはじめ、イワツメクサ、フジハタザオなどが花盛りでした。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

滋賀県・リトル比良

比良山地北部のミニ縦走。

琵琶湖を借景に日本庭園のような場所を登る。白坂付近(写真=加藤芳樹)
揚梅の滝・雄滝。滝周辺の道は険しいので注意(写真=加藤芳樹)

8月9日、晴れ

炎天下、琵琶湖の西北、比良山地北部のリトル比良に行きました。低山ですから最高峰の鳥越峰でも700mくらいで、今の時期にはおすすめできませんが、踏査の必要があったため出かけたのでした。

しかし、2リットルの水を用意していきましたが、これでもまだ不安だったため、残り1時間ほど残した寒風峠からの下り、オトシという湿地から流れ出る水を口に含みつつ下山しました。

リトル比良はなぜか暑い時期に歩くことが多く、いつも疲労困憊している印象があります。今回は特に、まだ歩いていなかった白坂に踏み跡がついていたので、登れるものと思い最上部まで登りつめましたが、結局その先に踏み跡がなく、シダの海を1時間ほどかき分けながら正規の縦走路に合流したことで、かなり消耗し、前半からバテバテでした。

鵜川越から寒風峠の間は2年前に歩いたときはこれまで同様道が分かりにくかったのですが、最近道標がつけられたようで、迷いやすさは解消され、安心して歩けるようになっています。

白坂付近の景観、展望のいいオウム岩、下山地の楊梅の滝など、見どころも多いので、涼しくなったころに、ぜひ歩いてみてください。

(文=加藤芳樹/office楓月、山岳ライター)

大分県・鹿嵐山

スリリングな岩場歩きを楽しみました。

痩せた岩尾根から見る鹿嵐山(かならせやま)の雌岳。奥に雄岳(写真=池田浩伸)
リッジが続く地蔵峠(写真=池田浩伸)

8月7日、晴れ

第1登山口駐車場に車を止め、車道わきの登山届ボックスから左へ下ると、橋のたもとでお地蔵さんが迎えてくれました。雌岳まではひたすらの登りですので、暑さに負けずに登りきれるよう、お願いをしました。噴き出る汗をぬぐいながら、祠が祀られた雌岳に到着。展望はないのですが、南から吹く涼しい風にしばしの休憩です。

雄岳との鞍部へ下ってツクシシャクナゲの多い道を登り返すと、北の展望が開けた山頂に着きました。周りの岩山の景色を楽しんだら西へ下ります。この先は、転げ落ちそうな急傾斜の長い下りが待ち受けています。道が濡れているときは特に注意し、補助ロープなどの準備も必要でしょう。

奇岩連なる岩稜帯を抜けると、万里の長城にもたとえられる「地蔵峠の景」に着きます。谷底から吹き上げてくる冷たい風を感じ、下をのぞきこむと背筋がゾッとして、更に涼しくなりました。

なお、第2登山口から車道を第1登山口へ戻る途中には、豊前の名水の湧出地があります。

(文=池田浩伸/SAGAアウトドアガイドクラブ)

北海道・トムラウシ山

雪渓とお花畑を越えて山頂をめざす。

山頂直下のお花越しに十勝連峰を望む(写真=村田圭真)

8月2日、晴れ

新得町の短縮コース登山口から山頂を目指しました。晴れの予報のため、登山口の駐車場には朝から車が多数ありました。

4:20、登山口をスタート。緩やかな登り坂が続きます。先日までの雨の影響で、いたる所が泥濘状態ですが、1時間ほどでカムイ天上に着きます。ここからは、トムラウシ山の姿が木立の中に見えます。さらに尾根道を進むと、左手に十勝連峰が姿を現わします。そして、新得町の方には雲海が広がっていました。

尾根道をいったんコマドリ沢に降りると、ここから雪渓歩きの始まりです。普段なら7月中旬ごろに消えてしまう雪渓ですが、他の山と同様に雪が多かったようで、200mほど残っていましたが、アイゼン無しでも登れました。その後、岩がゴロゴロある急坂を上がると、前トム平に到着。大雪山系の山の一部が見えました。ひと息入れて岩場を越えて行くと、トムラウシ公園と呼ばれる素晴らしいお花畑と水辺、そして目指すトムラウシ山が見えてきます。いくつものお花畑を通り過ぎ、南沼キャンプ地から再び岩の急坂を上がって、トムラウシ山山頂に到着しました。

山頂からは日高、十勝、大雪の山々が見事に見えました。この日は、夕方まで好天に恵まれ、とても良い登山となりました。

(村田圭真/埼玉県/48歳/よく行く山:両神山、武甲山など)

北アルプス・白馬三山

雨天時も花の名山に違わぬ美しさ。ライチョウ親子に遭遇し、山の出湯も堪能。

白馬岳山頂付近で出会った子連れのライチョウ。ヒトの視線は気にせず砂遊び(写真=鈴木正明)

8月2日~5日、2日晴れ時々曇り、3日晴れ、4日雨一時暴風雨、5日曇り時々雨

白馬三山をのんびり縦走してきました。週刊ヤマケイなどの現地情報を参考に大雪渓は見送り、栂池高原から白馬大池を経由して三山縦走し、鑓温泉に宿泊して猿倉に下山するルートです。

道中ではミヤマキンポウゲ、チングルマ、ハクサンイチゲ、ニッコウキスゲなどたくさんの花々が目を楽しませてくれ、また当たり年と言われるコバイケイソウは様々な場所で群生している姿を見かけました。

白馬岳山頂直下では雷鳥親子に遭遇。20分近くも目の前で見ることができて、感激です。

帰路は念願の白馬鑓温泉に一泊し、疲れを癒して下山しました。

なお、稜線上から鑓温泉までは困難なルートではありませんが、残念ながら8月1日に鑓温泉付近の岩場で滑落死亡事故が発生しました。特に雨天時は蛇紋岩やクサリが滑りやすく、十分な注意が必要です。

(鈴木正明/千葉県/47歳/よく行く山:関東、中部の山)

北アルプス・唐松岳~五竜岳

雲上のテント泊縦走。

雲海広がる夜明け前。唐松山荘にて(写真=高橋貴士)

8月2日~3日、2日曇りのち雨、3日晴れのち曇り

八方尾根から入山し、唐松山荘でテント泊、牛首を通り五竜岳を踏んで遠見尾根から下山する1泊2日の縦走を楽しんできました。

八方池から見る白馬三山を楽しみにしていたのですが、あいにくの雨とガスで景色はまったく見えませんでした。当初は牛首を越えて五竜岳山荘でテント泊の予定でしたが、雨風がひどいことから唐松山荘でテント泊に変更。これが大正解で、翌朝のご来光と、剣・立山・五竜を終始望みながらの雲上散歩となりました。

危険個所でもある牛首ですが、クサリはしっかりしており、慎重に行けば問題ないかと思いますが、落石・浮石には十分注意が必要です。五竜岳直下も同様です。滑落事故があったと聞いていたので慎重に進みましたが、登山道はおおむね整備されています。

遠見尾根はアップダウンもあり歩きごたえ十分ですが、高山植物があちこちで咲いており、とても満足度の高い縦走となりました。

(高橋貴士/千葉県/45歳/よく行く山:関東甲信越の山)

北アルプス・槍ヶ岳

槍沢の上部は一面のお花畑でした。

霧に覆われた槍ヶ岳(写真=畠山茂信)

7月26日~29日、曇り時々雨

20年ぶりの槍ヶ岳登山です。初日は横尾まで、昨年登った穂高連峰を眺めながらのんびりと歩きます。途中ではたくさんの花が楽しめました。

翌日はババ平で雷雨に遭った以外は曇天続きで、日差しが無くて楽でした。それにしても槍ヶ岳には数回登りましたが、今回のようにたくさんの花を見たのは初めてです。特に槍沢の上部は一面のお花畑でした。写真撮影に忙しく、一向に歩が進みません。同行のふたりは初めての槍ヶ岳でしたが、穂先は残念ながら飛騨側から湧き出す霧に覆われ、瞬間的にその姿を現わすのみ。頂上からの展望もゼロでした。

3日目も朝から霧が出て、8時過ぎまで粘りましたが晴れる気配はなく、諦めて下山しました。同行者のトレーニングを兼ねて、東鎌尾根を歩きます。花はまったく期待していなかったのですが、尾根の南側斜面が一面のお花畑です。素晴らしいの一言に尽きます。特に水俣乗越から槍沢に下るルートではニッコウキスゲの大群落に出会い、とても感激しました。今回は槍からの大展望の代わりに、花を楽しむ山行となりました。

(畠山茂信/東京都/56歳/よく行く山:北アルプス)

北アルプス・西穂~奥穂

穂高連峰最難関の縦走路へ。

奥穂からジャンダルムを望む(写真=高野健一)

8月3日~5日

1日め:晴れのち霧

沢渡からバスに乗り帝国ホテル前で下車、そこから田代橋を渡って西穂高岳登山道を登りました。前日までの雨のせいか、むせ返るほど芳香な緑の中を歩きました。正午ごろに西穂山荘に到着し、名物のラーメンを昼食として、そのまま宿泊し翌日に備えました。

2日め:霧のち雨一時晴れ

今回の山行のメインはこの日です。西穂山荘からジャンダルムを経由して奥穂高岳まで歩きます。

午前5時半、濃いガスに包まれながら西穂山荘を出発しました。丸山、独標、ピラミッドピークと順調に高度を稼ぎ、2時間で西穂高岳の山頂に到着。多くの登山者はここで引き返し、この先へ進むのはわずかな人数だけになりました。ヘルメットを装着し、気合いを入れます。快晴の予報は外れ、間ノ岳山頂付近では霧に雨が混じり、逆層スラブ直前で本降りになりました。一瞬、引き返すことも考えましたが、その場に居合わせた山岳ガイドさんの話も聞いて、上りを選択しました。すると天狗の頭付近で雨は止み、薄日もさして来ました。天狗のコルからのエスケープルートには大量の残雪があり、アイゼンがないと下りることができない状態でしたので、ご注意ください。

コブ岩の頭まで来ると、ガスの切れ目からジャンダルムが見え隠れしています。一気に頂きを踏み、ここで西穂山荘のお弁当を食べました。そこから先の危険地帯は岩も乾き始めて、ロバの耳や馬の背も無事に通過できました。

奥穂山頂は多くの登山者でにぎわい、霧が流れてジャンダルムが姿を現わすと歓声が上がっていました。

3日目:雨一時曇り

最終日は早朝からかなりの雨が降っていましたが、下山するだけなのでゆっくり朝食を摂り、多くの方が発った後で穂高岳山荘を後にしました。雨が止めば前穂にも登ろうと思い、奥穂から吊尾根経由で紀美子平へ。しかし、願いはむなしく雨の勢いは増すばかり。過去4度も紀美子平へ来ていますが、いずれも悪天候で前穂には登れていません。そんな人間を気の毒に思ったのか、雷鳥広場ではヒナを連れたライチョウが姿を見せてくれました。

川のようになった重太郎新道を下り、岳沢小屋で一服して上高地へ戻りました。

(高野健一/神奈川県/45歳/よく行く山:富士山、北アルプス)

※編集部注:このコースは岩場の技術、長時間歩ける体力、適切な判断力が必要な熟練者向きのものです。初心者のかたが、安易に入ることは避けてください。

北アルプス・笠ヶ岳

奥飛騨の名峰に登る。

雲間から姿を現わした槍ヶ岳(写真=広岡正芳)

8月3日~5日

1日目、新穂高温泉より入山。歩き出してしばらくすると雨が降り出し、わさび平で休憩。雨の中、鏡平山荘を目指します。山荘に着くころには雨も上がり、槍ヶ岳が雲間から現われました。夜中に外へ出ると満天の星空でした。

2日目はまずまずの天気で、笠ヶ岳をめざして登山開始。弓折乗越、大ノマ岳、秩父岩を越え、稜線に出る手前では雪渓を歩きました。思ったよりも多い残雪に驚かされます。笠ヶ岳山荘手前のテント場ではライチョウの親子に遭遇しました。

3日目、あいにくの曇り空で展望はゼロ。笠新道でしばらくすると雨が降り出し、レインウェアを着ました。岩場が多く、思ったよりも時間がかかりました。途中、笠ヶ岳を日帰りで往復すると言うパーテイに出会いましたが、我々にはとても無理です。予定から大幅に遅れましたが、無事に新穂高温泉へ下山しました。

(広岡正芳/滋賀県/66歳/よく行く山:北アルプス)

北アルプス・徳本峠、霞沢岳

島々から徳本峠を越えて、霞沢岳の山頂へ。

穂高方面へ、霞沢岳を下山(写真=舩越 仁)

8月7日~8日、晴れ

今回の山行は島々から上高地へのクラシックルートを徳本峠に登るのが主目的で、霞沢岳登山はそれに付随するものとの位置付けです。島々谷からの道は古くからの生活道で、炭焼きや木材伐採、猟師や牧畜の往来があり、日本近代登山の父といわれるウェストンを嘉門次が案内しています。小島烏水ら日本山岳界の黎明期を支えた岳人達が幾度となく足を運んだ島々谷往来も、昭和初期に釜トンネルが開通すると、上高地への玄関口であった徳本峠も次第にその役目を終えていきました。

このルートは緊張する高巻箇所もありますが、概して歩きやすい道です。ただ距離と高度差は相当なものです。

翌日は霞沢岳へ。K1への登りは登攀ともいえる厳しい急登です。その甲斐あってか、K1からの眺望には目を見張るものがありました。六百山の後ろには奥穂高岳が両羽を広げて、貫禄充分。景色を堪能してK2から頂上に向かいます。4時間10分を要して到着しました。きつい下山の後は、6年ぶりに泊まる嘉門次小屋でおいしいイワナが待っていました。

(舩越 仁/岡山県/71歳/よく行く山:大山、中国山地)

八ヶ岳・硫黄岳

展望と涼風、鳥や植物を満喫した山行。

上:硫黄岳より、北八ヶ岳(天狗岳、蓼科山)/下:硫黄岳より、南八ヶ岳(横岳、赤岳、阿弥陀岳)(写真=中村重明)

8月11日、晴れ

桜平駐車場(1890m)から硫黄岳(2760m)に登ってきました。

高速道路渋滞を回避すべく、埼玉の自宅を土曜深夜0:30に出発したところ、順調に4:40ごろには桜平駐車場に到着。日の出直前の空が白み始めたころでしたが、この時点で駐車場は満車に近く、幸い登山口分岐付近の空きスペースに駐車できました。埼玉を出発した時点では30℃以上あった気温が、登山口では15℃ほどと肌寒いくらいでした。

桜平駐車場から、夏沢鉱泉、オーレン小屋を経て、夏沢峠経由、硫黄岳山頂へ。山頂で、南八ヶ岳(横岳、赤岳、阿弥陀岳)、南アルプス、北八ヶ岳(天狗岳、蓼科山ほか)、浅間山などの展望を満喫したのち、赤岩の頭、峰ノ松目東側コル経由で、オーレン小屋、夏沢鉱泉を経て桜平駐車場へ戻りました。

涼風、鳥とセミの鳴き声、さまざまな植物なども楽しむことができ、とても満足度の高い約6時間の行程でした。

(中村重明/埼玉県/49歳/よく行く山:首都圏からの日帰り~1泊コース)

木曽・御嶽山

今年の目標のひとつを達成。

日本最高所の湖である二ノ池(写真=黄木克真)

8月3日~4日

夜行1泊2日で木曽の御嶽山に行きました。この日のために、春から関東近郊の山で体を慣らしてきたので、ペース配分もしっかりとつかめ、順調な登山となりました。

2日めは霧雨。継子岳に向かう尾根でライチョウの親子を観察したり、霧の晴れた四ノ池でランチをのんびり食べていると、予定のバスに乗り遅れてしまいました。しかし、小屋で汗を流し、目の前に広がる蒼く澄んだ湖畔でビールを飲んで、「日本最高所の湖、二ノ池のほとりで心を洗う」という今年の目標のひとつが達成できました。

(黄木克真/東京都/55歳/よく行く山:関東近郊中心に中央・北アルプス)

奥秩父・大菩薩嶺

猛暑を逃れ、涼を求めて2000m峰へ。

雷岩からの展望(写真=浅井祥守)

8月10日、晴れ

あまりの暑さから逃避したくなり、大菩薩嶺に出かけました。

甲斐大和駅から栄和交通の路線バスに乗り、終点の上日川峠から歩き始めます。林の中を歩き、途中で福ちゃん荘前の分岐から大菩薩嶺へ直登する唐松尾根を行きました。尾根筋にでる直前では、コウリンカの群生と背後の展望が心を和ませてくれます。

雷岩であらためて展望を楽しんだ後は、静かな森に囲まれた大菩薩峠を往復しました。

帰りは緩やかな開けた尾根を、展望と花を楽しみながらゆっくりと下りました。時間があったので石丸峠まで足を運びましたが、ハイカーも少なく静かな高原散策を楽しむことができました。石丸峠からの急な下り坂を慎重に下り、バス通りに出ました。山の涼しさと植物の美しさを楽しめた一日でした。

(浅井祥守/東京都/53歳/よく行く山:首都圏から日帰りの低山)

奥多摩・雲取山

2泊3日の子連れテント泊登山。

雲取山山頂からのご来光(写真=篠田寛徳)
雲取奥多摩小屋からブナ坂への石尾根下りにて(写真=篠田寛徳)

8月7日~9日、7日晴れ、8日曇り、9日晴れ

長男(8歳)、次男(5歳)と雲取山に行ってきました。

初日、三条の湯への林道歩きで、子供達は早くも苦戦です。お祭バス停から6時間40分かけて三条の湯に到着しました。温泉でさっぱり! テント場周辺の渓流は、小さい子供にはほどよい遊び場になりました(混雑時は無理ですが)。

2日め、三条の湯から三条ダルミは4時間40分、雲取山山頂まで50分、そして雲取山荘まで50分。少し登っては休む、を何度も繰り返しましたが、子どもたちは弱音を吐かずに頑張りました。

3日めはご来光を見るため、3:50にテント場を出発。ヘッドライトを点けての行動は子供たちには初めてのことです。5:00に山頂到着、少し雲がありましたがご来光を見ることができました。光を全身に浴び、みんな最高の笑顔です。山頂から小袖乗越までは7時間。下山時に長男と握手をしたら、感極まって涙ぐんでしまいました。

父子ともに成長できる山旅になりました。ありがとう、雲取山。

なお、後山林道の崩落箇所修復は完了し、元の道が通行可能でした。その他コース上に危険箇所はありませんでしたが、子連れの場合は、三条の湯~三条ダルミ、雲取山~鴨沢の部分的な急な下りには、常に注意が必要です。

(篠田寛徳/千葉県/30歳/よく行く山:北アルプス、富士山が見える山)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

登山レポート以外の投稿(論評など)や、文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」とお書きください。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

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みなさんの活動を応援します

次世代育成・山岳環境保全・安全登山啓発などの活動を行なう団体を募集!

日本山岳遺産基金では、特定の山域を日本山岳遺産に認定し、その地域で次世代育成・山岳環境保全・安全登山啓発などの活動に従事されている団体に、助成金の拠出および広報による支援を行なっています。

2013年度の助成金総額は250万円。申し込み受付は8月31日までとなっています。みなさまからのご応募をお待ちしております。

「日本山岳遺産」とは、次世代に残したい「豊な自然環境」や、「人と自然の関わり」を守り、活用するような、地元の活動が盛んな山や山岳エリアを認定するものです。

2010年の基金設立以来、北海道・夕張岳、岩手県・早池峰山、山梨県・櫛形山、広島県・臥龍山、愛媛県・石鎚山、熊本県・五家荘ほか、全9箇所が認定されています。

詳しくは、下記ホームページをご覧ください。

文=久保田賢次(日本山岳遺産基金事務局長)

【山での落し物】デジタルカメラ

8月10日、苗場山にて

週刊ヤマケイ読者の長野県・島 幸知さんから、苗場山でデジタルカメラを取得したという情報をお寄せいただきました。

内蔵メディアの写真から、カメラの持ち主は8月9日に苗場山で宿泊され、10日の早朝5時に山頂散策路を歩かれ、7時半ごろにカメラを落とされた様子です。木道脇の水気のある土の上にありました。カメラはオリンパスのToughです。

心あたりのある方は、長野南警察署へお問い合わせください。

石丸哲也さんがテレビ朝日『大人の山歩き』で御岳山を案内

8月17日(土)朝6:00~

週刊ヤマケイでもおなじみ、山岳ライターの石丸哲也さんがテレビ朝日の番組『大人の山歩き~自分に出会える百名山~』で、俳優の神保悟志さん、女優の浅見れいなさんを案内して、御岳山を歩きます。

テーマは「レトロな山里にタイムスリップ」。御岳山の魅力をどうぞテレビ画面でご覧ください。

ヤマケイオンライン、夏の大アンケート実施

抽選で、総計37アイテム、総額60万円超の登山用具をプレゼント

ぜひアンケートにご協力ください

山と溪谷社のウェブサービス「ヤマケイオンライン」では、みなさんが持っている登山用具の購買動向について、そしてそのブランドに抱くイメージについての、大アンケートを実施します。

みなさんはこの一年間どんな登山用具を購入しましたか? どんな情報をもとに、どんなお店で購入しましたか? これから買いたいアイテムは何ですか?

昨年実施したアンケートの結果はこちら

http://www.yamakei-online.com/research/yolbis_1.php

アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で、総計37アイテム、総額60万円超の登山用具をプレゼントいたします!

プレゼント商品はこちら

https://www.yamakei-online.com/secure/yolbis2013_top.php#item

当たらなかった方にもチャンスがあります! ヤマケイ文庫の中からお好きなタイトルを30名様にプレゼント!

登山用具の購買について、また、登山用具ブランドに抱くブランドイメージについて、ぜひ率直なご意見をお寄せください。


山の知識検定

Q1:井上靖の長編小説『氷壁』は、1955年に実際に起きたナイロンザイル切断事件を題材にして翌年、朝日新聞に連載された。このザイル切断事件の舞台となった岩壁を次のなかから選びなさい。

1.滝谷 2.一ノ倉衝立岩正面壁 3.剱岳チンネ 4.前穂高岳東壁

Q2:ザックのパッキングの基本のうち、間違っている方法を次のなかから選びなさい。

1.救急用品や雨具は使用頻度が低いものなので、ザックの下にしまう。

2.ザック全体の形をしっかり見て、その形にならってパッキングする。

3.軽いものは下に、重いものは上にパッキングする。

4.雨天対策として、衣類、シュラフなどはビニール袋に収納する。

平成24年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて


山の知識検定

Q1:井上靖の長編小説『氷壁』は、1955年に実際に起きたナイロンザイル切断事件を題材にして翌年、朝日新聞に連載された。このザイル切断事件の舞台となった岩壁を次のなかから選びなさい。

1.滝谷 2.一ノ倉衝立岩正面壁 3.剱岳チンネ 4.前穂高岳東壁

【正解】4

1955年1月、前穂高岳東壁を登攀中の岩稜会の3人パーティが使用していた新品ナイロンザイルがショックもなく切断、ひとりが墜落死した。この事件をモチーフとして作品が創られ、新聞連載の翌年には、新潮社から単行本が出てベストセラーとなる。『氷壁』の舞台である上高地の徳澤園には、直筆原稿が保管・展示されている。

Q2:ザックのパッキングの基本のうち、間違っている方法を次のなかから選びなさい。

1.救急用品や雨具は使用頻度が低いものなので、ザックの下にしまう。

2.ザック全体の形をしっかり見て、その形にならってパッキングする。

3.軽いものは下に、重いものは上にパッキングする。

4.雨天対策として、衣類、シュラフなどはビニール袋に収納する。

【正解】1

ザックを背負ったとき、重量が肩、背中、腰にそれぞれ分散してかかるように、重心を上部かつ、体に近いところにくるようなパッキングを行なう。急に使うかもしれないような雨具、救急用品などは取り出しやすい場所がよい。また、ザックカバーだけでは濡れは完全に防げないことがあるので、ビニール袋などを上手に活用するのがよい。

平成24年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

「山の知識・ミニ検定」

社団法人日本山岳検定協会は、より多くの人に山の知識検定にチャレンジしてもらおうと、7月から10月末日までインターネットでできる検定を開始しました。ホームページの画面から申し込み、2100円を振り込むとパスワードが送られてきます。解答時間の60分以内にチェックボックスに答えをいれていくと、自動的に点数と合格証が発行される、というもの。模擬テストのつもりで、トライしてみてはいかがでしょうか?

詳細は山の知識検定HPにて。

http://yama-kentei.org/

『山と溪谷 9月号』

多彩なコースと魅力的な山小屋が集まる「大八ヶ岳」特集

今回の特集は「新発見、『大八ヶ岳』山脈」。八ヶ岳、霧ヶ峰、美ヶ原の3つの山域は実はひとつながりの大きな山脈です。そこでこの長大な山の連なりを「大八ヶ岳」山脈と命名。各エリアの山の紹介や、山脈ができた成因、登山の歴史、個性的な山小屋の紹介まで、「大八ヶ岳」山脈の魅力を一挙にひもときます。綴じ込み付録には高耐水・耐久の実用版「八ヶ岳登山MAP」も付いています。

第2特集は「等高線、徹底理解!」。地図読みのキホンを学びましょう。特別企画は「80歳エベレスト登頂、三浦雄一郎さんの挑戦」です。

http://www.yamakei.co.jp/products/2813900941.html

●発売日:2013年8月12日/販売価格:1,100円(税込)/ページ数:210ページ/判型:A4変形

2013年8月~9月の新刊
書籍名 発売日 販売価格(税込)
『温泉遺産の旅 奇跡の湯 ぶくぶく自噴泉めぐり』 8/3 1,680円
『山と溪谷 9月号』 8/12 1,100円
ヤマケイ文庫『ヘビーデューティーの本』 8/23 893円
ヤマケイ文庫『ドキュメント気象遭難』 8/23 840円
ヤマケイ文庫『ドキュメント滑落遭難』 8/23 840円
『ROCK&SNOW 061 秋号 2013』 9/5(予定) 1,400円
ベニシアのバラのある暮らし フォトポストカードブック 9/6(予定) 1260円
ヤマケイ文庫『山のパンセ』 9/20(予定) 1,155円
ヤマケイ文庫『山からの絵本』 9/20(予定) 1,050円
ヤマケイ文庫『山の目玉』 9/20(予定) 1,155円
『「アルプ」の時代』 9/20(予定) 3,465円


20138/15〜8/28

8
15 終戦記念日
神事/富士山頂上奥宮例祭
氏子・崇敬者・登拝者の安全などを祈念する神事を開催。
http://www.fuji-hongu.or.jp/sengen/okumiya/
16 埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市で最高気温40.9℃(2007年)<2013年8月12日に四万十市で41.0℃となり最高気温記録更新>
イベント/「登頂率アップの富士登山術」トークイベント
東京・渋谷で開催される富士山カフェウィークのトークイベント。講師は『登れる!富士山』の著者である佐々木亨さん。19:00~21:00。参加費1500円(税・ドリンク代込)
http://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=2094
17 イラストレーター柳原良平さん、東京に生まれる(アンクルトリスの作者。1931年)
イベント/「手乗り富士山をつくろう! やまつみ富士山」ワークショップ
こちらも富士山カフェウィークのワークショップ。等高線情報を元に忠実に再現される山岳模型キット「やまつみ」の特別版「リアル手乗り富士山」を作成。参加費は3500円(税込。やまつみ富士山、木製台座、アクリルケース付き)
http://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=2094
イベント/涸沢音楽祭
涸沢カールを舞台に開催される音楽祭。17日は14:00~、18日は6:00~。
http://www.karasawa-hyutte.com/
18 鳥類学者ウィリアム・ハドソン没す(1922年。享年81歳)
19 ソ連が動植物を乗せたスプートニク5号を打ち上げ、地球への帰還に成功(1960年)
20 ラインホルト・メスナー、エベレスト無酸素単独初登頂(1980年)
21 野口健さん、アメリカ・ボストンに生まれる(1973年)
22 植村直己さん、犬ぞりによるグリーンランド単独縦断に成功(1978年)
イベント/トワイライトハイク高尾山
モンベル南大沢店主催のイベント。夕暮れ時に上り始め、下山時はヘッドランプを灯しながら歩きます(ヘッドランプ必須。手持ちの懐中電灯は不可)。夜間山行を経験しておけば、いざというときにも慌てずに済みます。料金はモンベルクラブ会員4500円、一般6000円。別の日程でも同じ企画があります。詳細は下記URLをご参照ください。
http://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=T13PN1
23 処暑
イベント/槍ヶ岳ミニコンサート
フルート奏者、桂綾子さん・聰子さんによるコンサート。23日は槍沢ロッジで19:00~、25日は槍ヶ岳山荘で19:00~。
http://www.yarigatake.co.jp/
24 イタリアのヴェスヴィオ火山が噴火、ポンペイの町が埋没(79年)
25 アメリカ合衆国国立公園局が設立(1916年)
26 日本初の海洋気象台・神戸海洋気象台が観測事業開始(1920年)
27 宮沢賢治、岩手県稗貫郡(現・花巻市)に生まれる(1896年)
28 詩人・山尾三省さん、没す(2001年。享年62歳)
登山教室/沢登りのロープワーク入門
登山教室Timtamによる無料の机上講座。渡渉、滝の登攀など、水流の影響を考えた沢登りのロープワークを実習を交えて解説。東京・原宿の神宮前区民会館にて、19:00より。
http://homepage3.nifty.com/timtam/


株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
協力
アルパインツアーサービス株式会社
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。