読者のみなさまへ

沖縄や九州地方にお住まいのみなさま、台風24号の被害は大丈夫でしたでしょうか。先の18号に続き、生活圏はもちろん、登山道などにも被害が出ていると思いますので、山に登られる方も十分にご注意ください。

そうした中ですが、今回も沢山のみなさまから情報をいただき、通巻56号をお届けいたします。各地の山々は、今、まさに紅葉真っ盛り。彩り豊かなお写真を拝見するたびに、広い地球のなかでも、四季があり、豊かな自然に恵まれたこの地に生を受けた喜びを、ひしひしと感じ、その美しさに涙さえ誘われるほどです。

「豊かな自然」と申しますと、ご存知のように『週刊ヤマケイ』の後半部には「日本山岳遺産基金」のコーナーを設けております。当基金は「山岳環境保全」「次世代育成」「安全登山の啓発」を目的に、2010年より活動を続けていますが、この10月23日(水)の夜には、本年度の日本山岳遺産地の認定と、助成団体発表の催しを行ないます。

また、登山家の田部井淳子さんをお招きし、「東北の高校性と富士山に登って」と題しての基調講演もいただきます。詳細は下記をご覧ください。

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/news/info_summit2013.html

会場は東京都内ですので、今回は近郊にお住まいの方々に向けたご案内になってしまい恐縮でございますが、ご都合のよろしいかたは、ぜひお越しください。

当基金の賛助会員様のなかには、この『週刊ヤマケイ』刊行の趣旨に賛同し、金銭的なお力添えをくださっている企業様もございます。また、そのお金は基金を通じて、美しい山々を次世代に引き継ぐために、使わせていただいています。

当日は、私自身も会場にてみなさまをお待ちしております。『週刊ヤマケイ』という媒体を通じてご縁が生まれました方々と、実際にお会いすることができましたら、編集者として、これ以上にうれしいことはありません。よろしくお願いいたします。

『週刊ヤマケイ』編集長 久保田賢次

菊池哲男さん

週刊ヤマケイの表紙写真撮影者はこの人です。

年の半分ぐらいは撮影に入るという菊池哲男さん
チャリティー写真展の仲間たちと。奥列左から、清水哲朗、深澤武、福田健太郎、三村漢、手前左から岡嶋和幸、米美知子、菊池哲男、前川貴行の各氏

週刊ヤマケイも今号で通巻56号。準備号から続けて毎回表紙写真を提供してくれているのが写真家の菊池哲男さんだ。この夏(8月30日~9月5日)には、3回目となる東北復興支援チャリティー写真展も開催した。

週刊ヤマケイ(以下Y):先日のチャリティー写真展はいかがでしたか。「未来への光」、「未来への風」そして、今回の「未来への色」と、今年で3回目でしたよね。今回も沢山の方が来場されていましたが。

菊池(以下K):ほんとうに多くの方に来ていただき、東京では1週間で1500人に見てもらえました。6月~8月、富山のミュゼふくおかカメラ館でも、2500人以上の方々にご来館いただき、東京展と合わせて120万円の募金を寄付することができました。

震災直後、「写真家としてなにができるか」と考えたんです。自然を撮影し、自然と共存してきた私たちにできるのは、これじゃないかと。自然の猛威を感じるのは当然ですが、その素晴らしさも忘れないでほしい。前川貴行さん、米美知子さんなど実績のある若い写真家仲間に呼びかけ、さらに仲間も増えて、末広がりの「八」人で毎年続けています。

***

Y:おかげさまで『週刊ヤマケイ』も通巻50号を超えることができ、好評の菊池さんの表紙写真も、連続でお願いしているわけですが、毎回どんな視点で選んでくれているんですか。

K:『週刊ヤマケイ』は私自身にも役立っています。先日(53号)の鹿島槍の登山地情報からも、あの写真を見て「もうこんなに紅葉しているんだ」って思ったり。紅葉は年によって当たりはずれがあるし、時期も難しいので、「そろそろ撮影にいかなきゃ」というきっかけにもなります。

表紙は毎週ですから、さまざまな季節の写真を出せることがいいですね。紅葉の写真も、月刊だったら最盛期の一番いい時期で決まりとなりますが、初秋も晩秋も必要ですし。季節の狭間も含めて、より細かく選べます。

オコジョやライチョウの写真も使ってもらいました。変化も持たせたいですし。夏なら高山植物なんかもいいですよね。夜の写真も、雑誌の表紙やカレンダーでは、なかなか使ってくれませんが、これからの季節なら月明かりの山もいいですし、星も冬こそより綺麗に見えます。そんな表紙もどうですか。

***

Y:菊池さんは、これまで数々の作品を残されてきましたが、より印象深く、記憶に残っているものはなんですか。

K:そうですね。いろいろありますが、やはり『山と溪谷』の表紙を1年間担当させてもらったときですね。そのことは、今もプロフィールに必ず入れています。2001年、久保田さんが編集長のときでした。風景だけでやるなら自信があったのですが、「人物も入れて。しかも、読者が憧れるような山でかっこいい人を」といったリクエスト。あれは大変でしたよ。毎月、登山ガイドさんを中心にモデルになってもらって、しかもブローニーで撮影しました。あれから10年、みんな一回り大きく偉くなっているのが、うれしくもあり、時の移ろいも感じます。

***

Y:今はどれぐらいのペースで山の撮影をなさっていますか。『週刊ヤマケイ』の表紙も好評なので、こちらとしては、ずっとお願いしたい気持ちですが、いつまで続けてもらえそうでしょう。

K:年のうち半分ぐらいですかね。講座や写真雑誌の原稿書きもありますが、それ以外は山に入って、登れるうち、撮れるうちに仕事をしておきたいと思っています。

作品集も「白馬」に続いて、「五竜・鹿島槍」もまとめたいですし、星や夜をテーマにしたものも。海外ではオーロラ撮影などで、カナディアン・ロッキーやユーコン準州に行く機会も増えました。

『週刊ヤマケイ』の表紙は、ネタがどこまで続くかですが、まだまだできそうです。ほかにやりたい人が出てきて、手をあげてくれれば、それが交代の時です。表紙も読者の方々が投稿できたりしたらいいですよね、「あなたの写真が表紙になります」として、タテ位置の写真も寄せてもらう。山のタテ写真は、なかなか難しいのですが、みなさん応募してくれそうですよね。

(聞き手=久保田賢次・『週刊ヤマケイ』編集長)

確実な歩行技術を身につけてください

各地のパトロールの方や山小屋さんから「危ない歩き方の人が増えた」という声が届いています。歩行技術が身についていないと、滑落や転落はもとより落石の可能性もあり、他の登山者を巻き込んでの事故になりかねません。確実な歩行技術を身につけて、山を楽しんでください。

【登山道情報】

谷川岳の西黒尾根で事故や道迷いが多発

谷川岳登山指導センターさんによると、西黒尾根の下山時に体力不足などからケガや遭難事故が多く、上部ガレ場は下山時にはペイントが見にくいためルートを外しやすく、道迷いも発生しているとのことです。初めて西黒尾根を行く方は登りで利用し、ルート確認を行なってください。

http://www.yamakei-online.com/mt_info/info_detail.php?info_id=1010

【登山道情報】

鳥海山百宅口へつながる道(手代林道)は通行止め

百宅口登山道に通じる林道が通行止めになっています。百宅口は使用しないでください。今後の復旧進捗状況についてのお問い合わせは、由利本荘市鳥海総合支所産業課、または由利森林管理署まで。

http://www.city.yurihonjo.akita.jp/www/contents/1375846560815/index.html

「低体温症」危険サイン

エネルギー補給は極めて重要と実感しました。

穂高への山行で、初日に上高地から涸沢へ登りましたが、そこで低体温症の危険サインかもしれないと思われる体験をしました。

天気は上々で気温は16度前後、風も穏やかで、汗をたっぷりかく状況でした。出発してから、本谷橋を過ぎて涸沢カールが見え始めるころまではきわめて順調でしたが、あと30分ぐらいというところでバタッと足が止まりました。

先ほど追い抜いたグループにも抜かされ、涸沢小屋とヒュッテの分岐から小屋までがとてつもなく長く感じられました。

そういえば、夜行バスであまり寝られず、朝の行動食もサンドイッチ2切れほどしか口にしておらず、昼食は小屋でとるつもりでいましたので、さすがに、久しぶりの「シャリばて」と軽く考えていました。

ところが小屋について休息しているうちにからだの震えを感じ始めました。いつもなら汗に濡れた下着も、からだの熱で乾いてしまうのですが、今回はいっこうに冷たいままです。

気温が急に下がったのかと温度計を確かめましたが、気温は14度、風も微風でまわりには半袖の人もいました。

これは危ないとアウターを着込み、あわてて食事を注文し、行動食用のドライフルーツなども口にしましたが、なかなか震えと寒気がとれません。とにかく体を動かしつつ待ちましたが、体の中から熱を感じ始めたのはそれから2~3時間後のことでした。

もしこの状態で、エネルギーの補給が十分にできない場所で悪天候に遭遇していたなら、低体温症を発症していたかもしれません。下着などは速乾性の汗を発散させる機能性のものを着用していたので、備えは万全と思っていましたが、それだけではまったく不十分であることを痛感しました。

雨や汗などによる体の濡れ、エネルギー不足、そこに気象条件の悪化が加われば、いつでも低体温症になるリスクがあるということでしょう。外から体を温める対策だけでなく、内側からも熱を上げるエネルギーの補給(食糧と水分)を計画的に行なうことが、きわめて重要だと思われます。また、低体温症のサインを見逃さないことも忘れてはならないでしょう。

(文=奥谷 晶/千葉県/63歳/登山歴:約30年)

日高山脈・北戸蔦別岳

北海道の背骨、日高山脈で紅葉を愛でる。

チロロ林道では渓流、滝、渓谷で紅葉が真っ盛り(写真=谷水 亨)
北戸蔦別(とったべつ)岳頂上付近から見た戸蔦別岳(写真=谷水 亨)

10月4日、晴れ

10月1日よりチロロ林道ゲートが閉じられ、入林許可申請書を提出してからの登山となりました。

一般的に往復9時間40分かかる標高差1300mのこの奥深い山に、結局最後までクマにも人にも会うことなく無事に下りてきました。

第1ゲートから第2ゲートまでは車を走らせ、そこから紅葉を楽しみながら約7kmの林道を歩きます。取水施設から二股沢を幾度となく渡渉しながら登り、やがて林道はヌカビラ岳に登る急勾配の登山道へと変わります。

北戸蔦別岳頂上は霜に覆われ強風が吹き荒れていましたが、冬用の帽子と手袋、2枚の重ね着で40分ほど風景を楽しみました。南側には雪をかぶった戸蔦別岳や幌尻岳、北側には伏美岳やピパイロ岳が見られ、今日も満足のいく1日となりました。

先日、トムラウシ山で単独の女性登山者が脚を骨折し、たまたま携帯電話がつながって無事救助された事故がありました。北海道は夏山登山シーズンも終り、登山者もすっかり少なくなりました。単独登山には、それなりのリスクが伴いますので、もしもの時の装備と準備をしっかりして登りましょう。自分自身にも言い聞かせています。

(文=谷水 亨)

蔵王・後烏帽子岳

紅葉最盛期を迎えた蔵王連峰。

サラサドウダンの紅葉と屏風岳(写真=曽根田 卓)
紅葉に彩られた後烏帽子岳(写真=曽根田 卓)

10月4日、曇りのち晴れ

蔵王連峰の紅葉が一番の見ごろを迎えています。今回は聖山平から澄川を渡り、股窪~ろうづめ平を経て後烏帽子岳に登ってきました。観光地化された蔵王において静寂の山旅を楽しめる魅惑のコースです。

この日の紅葉前線は標高1400mから1600m付近で、屏風岳と後烏帽子岳の鞍部、ろうづめ平付近の紅葉が最も華やいでいました。これからの時期、東北地方の紅葉は徐々にブナの黄葉へ移っていきます。

(文=曽根田 卓)

宮城県・水引入道

山が色鮮やかに装っています。

鮮やかに彩られた水引入道(みずひきにゅうどう)(写真=福井美津江)
南屏風岳の斜面を背景に(写真=福井美津江)

10月4日、晴れ

刈田峠から、芝草平、屏風岳を経て水引入道を往復しました。

刈田峠からの登山口は車で蔵王エコーラインを上り、1600mほどの高さにあり、登山道もわかりやすく人気のコースです(歩きにくい箇所もあります)。水引入道は南蔵王縦走路から東へ分岐し、いったん急坂を水引平へ下がり、上り返します。

水引入道とその周辺の紅葉はちょうど見ごろで、山が色鮮やかに装う姿は本当に素晴らしいと思いました。南蔵王縦走路の南屏風岳~不忘山へ足をのばす方は険しい道もありますのでご注意ください。

(文=福井美津江)

山形県・葉山

信仰の山で色づく、息をのむような紅葉。

畑コースのお花畑から見た小僧森(写真=曽根田 卓)
紅葉真っ盛りの葉山稜線(写真=曽根田 卓)

10月6日、曇り

山形県のほぼ中心部に位置する葉山は村山盆地から一望できる標高1462mの山で、山形県における他の葉山と区別するために村山葉山とも呼ばれています。江戸時代初期までは、羽黒山や月山とともに出羽三山の一山に数えられていた山岳信仰の山です。登路は四通八達していますが、今回はいちばんポピュラーな畑コースから最高点の大森山を往復しました。

あいにく昼前からガスが湧き出し、盛りの紅葉は沈んだトーンでしか見えませんでしたが、時折ガスが切れると、息をのむような美しい紅葉が見えていました。

現在登山口となる葉山市民荘までは、7月の豪雨の影響で車でのアプローチがし難くなっています。白岩から葉山高原牧場を経て葉山市民荘に行くルートしか利用できませんので注意が必要です。登山道は完璧に整備されておりました。

また国道458号線の十部一峠からの登路は、大規模な道路崩落で通行止めになっていて登山口まで車で入れません。

(文=曽根田 卓)

北アルプス・槍ヶ岳

仲間たちと感動を分かち合った山行。

青空にそびえる槍ヶ岳を望む(写真=鈴木さとし)

9月28日~9月30日、晴れ

快晴の3日間、北アルプスの槍ヶ岳に行ってきました。メンバーは全員槍ヶ岳初挑戦。青空を突き上げるような槍に感激すると同時に、はたして無事に登頂できるのか、という一抹の不安を持ちつつ、一歩一歩ゆっくり登りました。

槍の穂先では心配していた低温、強風、渋滞などもなくひと安心です。とはいえ、油断禁物という言葉をみんなで確認しながら、無事に登頂となりました。

槍ヶ岳登頂を目標に山行を重ねてきたメンバーもいて、感動はひとしお。次の山行への夢も膨らみました。

(文=鈴木さとし/登山ガイド)

北アルプス・北穂高岳東稜

通称「ゴジラの背」を登る。

北穂高岳東稜(ゴジラの背)核心部のピナクル。両側とも数百m、鋭く切れ落ちている(写真=奥谷 晶)
南稜からふり返った東稜(ゴジラの背)の全景。あそこを登ったという充実感にひたる一瞬だ(写真=奥谷 晶)

10月1日、晴れときどき曇り

山麓の天気は曇りで下り坂という予報でしたが、早朝より曇りがちだが青空が見えます。少なくとも夕方までは崩れる心配はなさそう。かねてから「やり残してきた宿題」である穂高のバリーエーションルートのひとつ、北穂高東稜をめざしました。通称ゴジラの背といわれる、顕著なぎざぎざの岩峰がつらなるところです。

涸沢小屋から南稜を進み、最初の岩場を登ったあたりから、東稜への分岐点を探しますが、どうもよくわかりません。もうすこしはっきりした分岐点があるのではと想像していたのが間違いのようでした。いったん下り、途中の踏み跡をたどって、なかば強引に南稜の東側のゴルジュにはいり、北穂高沢をつめることにしました。

ところがそこは浮き石の巣窟で、不安定この上ない、いまにも岩雪崩が起きそうなガラ場が続くルンゼで、結構大きな石でもずるずると滑り落ち、ひやりと肝を冷やします。とにかく四つん這い状態で石を押さえながら、なるべく壁添いをそろりそろりと進むしかありません。源頭部への詰めは、大岩の重なった小滝の右側岩壁をクライミング。上部にいくにしたがってホールドが細かくなるので緊張します。滝の上部をぬけたところで広々したガラ場に出ました。ようやく、めざす東稜の末端部が見えてきます。南稜からのかすかな踏み跡も認められ、大岩の重なる付近でケルンも確認できました。

ガラ場をトラバースして、東稜へは二股になったルンゼの左又を詰めることにします。事前の情報では、左又のほうが悪いとありましたが、さらに不安定な浮き石の上をトラバースするよりは、最短距離の比較的安定した左又の壁沿いを進むことにします。次第に傾斜が増して岩登りとなりますが、ホールドはしっかりあるので、3点確保をしっかりおこなえばそう難しくはありません。

ようやくゴジラの「尾」にあたる岩稜の末端部に出ます。ここでハーネスを装着。横尾谷方面はガスが広がっていて、槍は見えなかったのですが、涸沢カール側の紅葉の大パノラマをしばし堪能します。さて、いよいよここから「ゴジラの背」部分の登攀開始。他のパーティーは見えず、まさに独り占めです。ここはもちろん、岩稜を思い切って直上する。ここで横尾谷方面に巻いてしまうとゴジラの背を素通りしてしまうことになりかねません。

「岩場はフラクタル」とはよく言ったもので、ミニ「ゴジラの背」のような岩稜が突き出て、かっこうのホールドを提供してくれます。足幅にも足りないような鋭いエッジが続きます。高度感が素晴らしい。核心部と思われる、両側が切れ落ちたピナクルの垂直の滑り台の岩盤も、落ちついて探せばホールドは確かにあり、あとは岩の上部に手が届けば大丈夫です。無理な体勢で「えいやっ」とバランスを崩すことは絶対に禁物。

やがて「ゴジラの背」の先端部が見え、北穂高小屋が頭上に見えます。先端の岩峰に懸垂下降ポイントがありました。クライムダウンできるという人もいますが、ここは素直に懸垂で降りるところでしょう。残置のカラビナが2枚あり、それを利用させてもらいます。15mあるかないかでコルに着きました。

懸垂が終わっても、北穂高岳へはもうひとのぼり岩稜のクライミングがあります。ルートファインディングが試されるところです。北穂高小屋の木の階段を登るまでは、気を緩めることはできません。上がったところが北穂高小屋のテラスで、紅葉のクライマックスを迎えようとしている涸沢カールの絶景が見渡せます。ちょうど12時過ぎで、途中の取り付き点までのよけいなクライミングで時間と体力を消耗してしまいましたが、北穂高小屋の食事の営業時間内に間に合ったので、よしとしましょう。さっそくキーマカレーを注文し、紅葉を楽しみながらのランチ。このうえなく贅沢なランチです。穂高ならではの醍醐味といえるでしょう。ただしビールは涸沢小屋までおあずけです。

帰りは南稜を下降。左手に「ゴジラの背」の岩稜、右手に涸沢の紅葉を楽しみながら、晴天に感謝しつつ、充実した高揚感にひたりながらゆっくり下りました。

なお、この時期は雪が降ってもおかしくない季節です。天候に寄って状況は一変することをお忘れなく。

(文=奥谷 晶)

※編集部注:ここで紹介したコースは穂高を代表する岩稜登攀です。体力と岩登り技術があることが前提条件で、装備もヘルメットやハーネス、ロープなどの登攀用具が必要です。未経験者だけで、安易に入ることは絶対に避けてください。

北アルプス・パノラマ新道

クライマックスを迎えつつある紅葉を満喫。

屏風の耳よりパノラマ新道をふりかえる。紅葉に燃える山肌を縫うように進んでいるのがわかる(写真=奥谷 晶)
錦繍に彩られた屏風の耳をみあげる。やがてさらに赤く燃えるようになるのだろうか(写真=奥谷 晶)

10月2日、晴れ

朝から紺碧の青空が広がって、気温は20度近くまで上がりました。涸沢からの下りは、紅葉の絶景を愉しめるパノラマ新道を選びました。入り口に「健脚向き」とあり、谷沿いに山の中腹を縫うように付けられている登山道で、所々切れ落ちたクサリのある岩場やロープの張られた箇所をトラバース、またはクライムダウンする箇所があります。屏風のコルまでは、ストックを持っていても邪魔なだけでしょう。ロープに頼り切らずに、しっかりとホールドとスタンスを確認して、慎重に下ります。

屏風のコルでザックをデポして、屏風の耳まで往復しました。屏風の耳からの展望は掛け値なしに360度の大パノラマを楽しむことができました。前穂、奥穂から槍につづく稜線が一望のもとです。

コルからは石ころ混じりの道を延々と下りが続きます。汗をたっぷりかいて、水が足りなくなるところでしたが、奥又白池へ続く中畠新道との分岐点の沢で、わずかに流れる清流で水を補給することができて助かりました。

やがて傾斜も落ち、林間の道となると、新村橋が近いです。いつもながら梓川が見えるところまでくると、無事に戻れた喜びをひしひしと感じます。

(文=奥谷 晶)

※編集部注:パノラマ新道は初心者、初級者には危険なコースです。中級者以上であっても、天候が悪いときは横尾経由で下山しましょう。

北アルプス・上高地

岳沢の紅葉を楽しみました。

穂高の岩稜と岳沢の紅葉(写真=小川圭太)
明神池にて(写真=小川圭太)

10月4日~5日、曇り

10月4日から1泊で会社の登山部メンバーと上高地へ行ってきました。今年結成した部での3度目の山行です。

初日、東京を出て上高地へ昼に到着し、すぐに岳沢小屋まで登りました。河童橋から望む岳沢と穂高連峰もきれいですが、真近に見る紅葉は格別です。青空がなかったのが残念なところですが、ナナカマドが色づき始めたところで、緑、黄、赤の鮮やかなコントラストが楽しめました。その日は上高地まで下り、ふもとの小梨平キャンプ場に宿泊。

2日目は天気が良くないという予報だったため明神池の散策をしただけで早めの帰路につきました。

この2日間、上高地は薄い長袖で過ごせるほど暖かかったので、大正池や河童橋周辺のカラマツの黄葉が楽しめるのはもう少し先のようです。

(文=小川圭太)

上信国境・黒斑山

浅間山の第一外輪山最高峰へ。

湯の平より、黒斑山(くろふやま)方面(写真=中村重明)
トーミの頭付近より、浅間山を望む(写真=中村重明)

10月6日、晴れのち曇り

アサマ2000スキー場近くの車坂峠から、黒斑山→鋸岳→湯の平→トーミの頭→車坂峠、と時計回りに周回するコースを歩いてきました。

車坂峠からは表コースで黒斑山へ。途中、雲海に浮かぶ奥秩父の峰々、富士山、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプスの素晴らしい展望が得られました。下山時にはガスに隠れてしまっており、登山時に見ることができたのは幸いでした。

黒斑山からは、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳と縦走し、そこから湯の平(第一外輪山・第二外輪山間の平地)に下りたのち、草すべりを登り返して再度トーミの頭に出て、中コースで下山しました。この間、ナナカマドの赤、カラマツの黄、常緑樹の緑、そして空の青、雲の白、浅間山の火山岩の赤茶などが錦をなして、とても素晴らしい景観でした。

なお、本日歩いたコースの道の状態はおおむね問題はありませんでしたが、鋸岳から湯の平に下りるザレ場の急斜面は落石に注意が必要です。

(文=中村重明)

北八ヶ岳・天狗岳

ブロッケン現象に遭遇。

天狗岳の登りで見られたブロッケン現象(写真=石丸哲也)
東天狗岳に登り着くと南八ヶ岳の展望が一気に開ける(写真=石丸哲也)

9月29日~30日、晴れ

エルブレス軽登山教室で行ってきました。2日とも秋晴れの好天に恵まれ、北アルプスまで見える展望と紅葉が始まった初秋の山を楽しんできました。

1日目の行程は朝、バスで新宿を出発し、渋ノ湯から黒百合ヒュッテに到着後、軽装で天狗岳を往復し、黒百合ヒュッテに宿泊です。天狗岳に登る途中で佐久側から時折雲が昇り、諏訪側は晴れて西日が差していたので、ブロッケン現象が見られるかもしれないという期待が高まります。果たして、山頂付近でブロッケンに遭遇。雲が切れ切れなので、見えたり消えたりを繰り返していましたが、一方で、雲の切れ間から上信国境の山なみが眺められたり、下山時には夕日の高度が下がる分、ブロッケンが地平線近くに見えたりという変化がありました。

天狗岳(東天狗岳)山頂に登り着くと、硫黄岳から赤岳、阿弥陀岳へと連なる南八ヶ岳のパノラマが一気に開けます。北アルプス方面は雲が出ていましたが、その雲の上に乗鞍岳、八ヶ岳との間に中央・南アルプス、さらに浅間山などのパノラマが見飽きない眺めでした。下りでは日が傾いて、黄葉しはじめたダケカンバの林が黄金色に染まり、天狗岳の双耳峰がその上にそびえる姿が印象的でした。

夜は黒百合ヒュッテで夕食後、ジャズのライブです。毎年この時期の恒例で、ミュージシャンも例年どおりヴォーカルの中谷泰子さんとピアノの青木弘武さん。終演後の星空解説はよく晴れて、こと座のベガ、はくちょう座のデネブなどがつくる夏の大三角形はもとより、天の川もきれいに望まれました。

翌朝も快晴。すり鉢池の上を通って天狗ノ奥庭を往復しましたが、雲ひとつなく、前日は見えなかった穂高・槍ヶ岳から立山、後立山の連峰、木曽の御嶽山などがくっきりと見えました。黒百合ヒュッテに戻って、早めに下山を開始。苔むした林床が美しい尾根道を八方台へ下り、昼に渋・辰野館に下山し、信州ソバの昼食をいただいてから信玄の薬湯で汗を流し、帰京しました。比較的手軽な行程でしたが、魅力が満載で楽しい2日間を過ごせました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

北八ヶ岳・千駄刈の森

キノコを探して、大人も子どもも森歩き。

ハナイグチを見つけて、この笑顔(写真=佐々木 惣)
こちらはキノコ名人が採ったハナイグチ。おいしくいただきました(写真=佐々木 惣)

10月6日、曇り

山と溪谷社では今年初めて「信州諏訪温泉泊覧会ズーラ」とのコラボレーションを企画しました。そのなかのプログラム、NPO法人蓼科・八ヶ岳国際自然学校での「キノコを探して、森で秋の味覚を満喫!」を取材させていただきました。

この日は定員を超える人数が集まり、東京から参加された井上潔さん・幸枝さんご夫妻は「ヤマケイを読んでこのイベントに来ました」と語ってくれました。

同じく東京から参加された丸谷大輔さん・明香さん・菜乃香ちゃん家族は「あまり山登りはしたことなかったのですが、楽しいですね。娘がもう少し歩けるようになったら、八ヶ岳を歩いてみたいです」と語り、このプログラムを通じて八ヶ岳ファンは確実に増えた模様です。

この日は残念ながらさほど多くのキノコを見つけられなかったものの、地元のキノコ名人による鑑定会には多くの人が目を輝かせ、また用意されたキノコをメインとした料理の数々に舌鼓をうっていました。

日本のキノコの推定種類数は4000とも5000ともいわれていますが、学術的に判明しているのはまだ1000種類ぐらいです。そのような観点からも、キノコに詳しい地元の人といっしょに、秋のキノコ狩りをぜひ楽しんでみてください。

(文=佐々木 惣/週刊ヤマケイ編集部)

南アルプス・北岳バットレス

岩場崩落箇所を探りつつ第4尾根主稜を登る。

上から見下ろした「白い岩のクラック」。大樺沢の紅葉はピークを迎えつつありました(写真=木元康晴)
崩壊箇所のトラバース。この写真では見えませんが、登っている岩の反対側は大きく崩れた断崖です(写真=木元康晴)

10月3日~4日、3日曇り、4日晴れのち曇り

2010年10月に岩壁の一部分が崩壊し、遭難事故が発生した北岳バットレス。昨年ごろからは岩も安定してきたようで、登攀する人も徐々に増えてきました。しかし本当に安定しているのか、その様子を確かめたいと思い、実際に登ってみることにしました。

今回登ったのは、最もポピュラーな第4尾根主稜。このルート最上部の「枯れ木テラス」付近が、崩壊した箇所です。

白根御池の横に張ったテントを暗いうちに出て、大樺沢左俣からD沢を詰め上げバットレス基部へ。下部岩壁は階段状の第5尾根支稜を登り、横断バンドを右へトラバースして、第4尾根主稜に取り付きました。

出だしから快調にロープを伸ばし、マッチ箱のコルへの懸垂下降を経て、上部岩壁を登るといよいよ枯れ木テラスです。問題の箇所は、崩落によって岩稜の片側が失われたことで生じたナイフリッジ上を、左にトラバースして通過。足を置く側は安定して見えますが、裏側はボロボロに崩れています。このナイフリッジが崩れ落ちてしまうのも、時間の問題ではないかと思えました。これから北岳バットレスを目指す方は、引き続き岩場の崩壊に対する厳重な注意が必要でしょう。

(文=木元康晴/登山ガイド)

※編集部注:ここで紹介したアルパインクライミングルートを登るには体力と岩登り技術があることが前提条件で、装備もヘルメットやハーネス、ロープほかの登攀用具が必要です。未経験者だけで、安易に入ることは絶対に避けてください。

南高尾・草戸峠

キノコがたくさん見られます。

さまざまなキノコが見られるようになりました(写真=田邉 綾)
クサギ(左)とセキヤノアキチョウジ(右)(写真=田邉 綾)

10月7日、曇りのち晴れ

雨の後の湿った林内には鮮やかなオレンジ色のタマゴタケをはじめ、様々なキノコが姿を見せています。キノコといえば秋の味覚として馴染み深いものですが、私たちが普段目にしているのは胞子を飛ばすための器官であって、キノコの本体は地中や木の幹の中に張り巡らされた菌糸です。樹木に例えると、幹や枝が地中にあり、果実のみが地上に出ているような状態と言えます。台風や雷など自然災害の後にキノコがたくさん出てくるのは、危機的状況に反応して子孫を残そうとするためといわれています。

草戸峠付近の林内でタマゴダケやベニシメジなど食べられるキノコを採取している方々を見かけました。採取行為自体は問題ありませんが、探し求める事で登山道から外れ、植生を傷めつけることになるので、その点は気をつけていただくようご理解をお願いします。

雨の後の登山道は非常に滑りやすくなります。登山靴を履き、特に下りは十分注意して歩きましょう。

(文=田邉 綾/東京都レンジャー 高尾地区)

神津島・天上山

振り返るといつでも海を望める山歩き。

黒島登山道から見た海(写真=丸山奏恵)
山頂付近に広がる砂漠(写真=丸山奏恵)

9月28日、晴れ時々曇り

前日22時に芝浦港を出港して船中泊、10時に島に到着し、そのまま黒島登山道へ。

島で登山は初体験でしたが、醍醐味はやっぱり海を背に登ることです。高い木がないので振り返ればいつでも海を望めました。

黒島登山道が終わると今度は一気に背丈の高い木が増え、細い道を縫うように歩きます。砂漠分岐の先はまた風景が変わって白砂と岩ばかりの風景に。ひとつの山でいくつもの顔がある、多彩な山だと改めて感じました。

季節の変わり目でしたので、夏の植物は終わりましたが、秋の植物にはまだ早く、キキョウがぽつぽつと咲いている程度でした。

周囲が海なので天気が変わりやすく、山頂付近や新東京百景展望地付近は強風が吹いていました。帽子などが飛ばされないようご注意ください。

(文=丸山奏恵)

ニセコ・アンヌプリ

幻想的な羊蹄山に歓声があがりました。

霞に隠れるニセコの街の上に浮かぶ羊蹄山(写真=蓮井美津夫)

10月6日、曇り

北海道では標高の低い場所でも紅葉が進み、道内各地で紅葉の便りが聞かれます。

この日は蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の展望台、ニセコ連峰の最高峰であるアンヌプリに行って来ました。紅葉のピークはまだ次の週末くらいという感じでしたが、山には多くの登山者が集っていました。

アンヌプリの頂上からは霞に浮かぶ幻想的な羊蹄山の姿が見え、その姿にみんな歓声をあげていました。

(蓮井美津夫/北海道/55歳/よく行く山:道央の山、大雪山)

八甲田山・小岳、石倉岳

酸ヶ湯キャンプ場をベースに登りました。

萱野高原からの八甲田山と青森アザミ(写真=小野順一)

9月23日~24日、晴れ

八甲田山の酸ヶ湯キャンプ場で初めてのソロキャンプをして、登山や温泉を楽しみました。

23日は晴天、酸ヶ湯の登山口から大岳ルートを登りました。仙人岱ヒュッテから小岳へはコースタイムどおり30分ほどで登頂しましたが、そこからさらに行きたかった高田大岳は次回にして下山しました。

24日は石倉岳山頂付近でボルダリングをしようと、大きなマットを担いで登りましたが、7年前に登った時より登山道は歩きにくくなっていたようです。ケガをしないように少しだけボルダリングをして下山しました。

(小野順一/青森県/37歳/よく行く山:八甲田山)

福島県・七ヶ岳

秋色の尾根道を歩く。

山頂(一番峰)から下岳(七番峰)への下り(写真=葉貫正憲)

9月30日、晴れ

南会津町田島にある七ヶ岳は7つの峰が連なる山で、一番峰の七ヶ岳から七番峰の下岳まで、2kmあまりのアップダウンが連なります。

2年前に羽塩口から山頂を踏んでいますが、そのときはガス模様で視界がよくありませんでした。今回は別ルートの下岳から七ヶ岳までの往復約5kmを歩いてきました。

下岳登山口から樹林帯の斜面を登りきると、南北に広がる日光街道の里が秋の実りに輝いています。稜線にでると所々で視界が開け、アップダウンをくり返しながら山頂につきました。道はすっかり秋の彩りで、エゾリンドウの鮮やかな紫色が私たちを迎えてくれました。

今回は仲間3人と歩きましたが、途中郡山から来られた年配のご夫婦と一緒になり、和やかな山歩きとなりました。帰りは下郷町の郷の湯で汗を流し、帰路につきました。

(葉貫正憲/福島県/66歳/よく行く山:会津百名山)

北アルプス・剱岳

剱岳と黒部を歩き、秘湯を堪能。

朝焼けで真っ赤に染まった剱岳(写真=杉本敏宏)
仙人温泉の露天風呂で汗を流す

9月29日~10月1日、晴れ

剱岳を裏から見たい。ということで剱澤小屋と仙人温泉小屋に泊まり、欅平へ下るルートを2泊3日で歩いてきました。3日間とも好天に恵まれ、充実した山歩きを堪能しました。

初日は抜けるような青空。どっしりと構える立山の紅葉はまだ少し早い感じでしたが、たくさんの行楽客が来ていました。新室堂乗越から別山乗越へ出て、剱澤小屋に泊まりました。

翌朝は真っ赤に染まった剱岳に圧倒されました。短くなった剱沢雪渓を下り、二股から仙人尾根を登り返し、仙人池に映る剱岳を堪能しました。仙人温泉は宿泊客5人。露天風呂で汗を流しました。

そして最終日は雲切新道を一気に下って黒部峡谷、下の廊下へ。切り立った断崖につけられた旧日電歩道をひたすら歩いて、欅平の最終トロッコ電車になんとか間に合いました。

(杉本敏宏/新潟県/67歳/よく行く山:北アルプス、頸城山塊など)

北アルプス・乗鞍岳

どれだけ見ても、飽きることのない秋の景色。

位ヶ原山荘付近の燃えるようなナナカマド(写真=遅澤茂樹)

10月6日、晴れ

この日、乗鞍高原観光センター前の始発バス待ちは長蛇の列でしたが、大型バス4台が用意され7:00に無事出発できました。乗鞍エコーラインは朝日に照らされた紅葉のトンネルのようで、気分は上々です。

畳平で快晴の空に映える槍・穂高を眺めながら、身体慣らしのためゆっくり身支度をして出発です。南アルプス方面の雲海や紅葉の山を見渡しながら3026mの剣ヶ峰へ。山頂からは北岳越しに富士山も見えました。

下りは肩ノ小屋から雪渓方面へ。ハイマツやナナカマド、ダケカンバの色づきが素晴らしく、どれだけ見ても飽きることのない秋の景色を堪能しました。

(遅澤惠子/山梨県/51歳/よく行く山:山梨の山)

中央アルプス・木曽駒ヶ岳

急激な気温低下に注意しましょう。

千畳敷カールと木曽駒ヶ岳(写真=小椋将二朗)

10月3日、晴れ

念願の木曽駒ヶ岳に登ってきました。平日ですが朝5時から菅の台バス停は長蛇の列です。2台目のバスに乗り、千畳敷には7時前に到着しました。

千畳敷から八丁坂の急登、乗越浄土、宝剣岳を経て木曽駒ヶ岳山頂へ。そこから濃ヶ池、駒飼ノ池をめぐり、乗越浄土に戻る6時間の山歩きでした。

印象に残った点としてはまず宝剣岳のクサリ場です。慎重に渡りました。そして駒ヶ岳山頂の大パノラマは、なにものにも変えがたい印象を残してくれました。

濃ヶ池に向かう登山道では人が少なくなり、イワヒバリが私の先を案内するかのように飛んでいきます。濃ヶ池から先はえんえん登り坂です。ここから曇天になって急に気温が下がり、フリースを着ていても寒いくらいで急激に体力を奪われました。気をつけましょう。

(小椋将二朗/奈良県/49歳/よく行く山:生駒山)

南アルプス・鳳凰三山

登山者との交流に花が咲いた山行。

地蔵岳のオベリスク(左)と五色の滝(右)(写真=高村 隆)

10月2日~3日、晴れ時々曇り

青木鉱泉からドンドコ沢コースを登りました。

胸突八丁はきつい登りでしたが、途中4箇所にある滝のお陰で快適に登れました。鳳凰小屋の宿泊者は7人で、テント泊の方が1名いました。テント泊の女性は光岳から3週間かけて縦走しているとのことで、夕食前のベンチでお話を聞くことができました。山小屋の食事のことや、洗濯入浴のこと、また早川尾根が崩落していていったん広河原におりて登り返したこと、などなど。その彼女は翌日の南御室小屋が最後のテント泊と言っていました。

夕食後はコタツの談話室で、故郷の山を登りに来たご夫婦を交えて山の話に花が咲きました。小屋のご主人の話では、紅葉はあと10日くらいで終わりだろうということです。

翌朝は快晴でしたが、10時ごろから雲がかかり始めました。下りは単調な中道コースを下りましたが、登山口付近でカモシカが迎えてくれ、山行のいい締めくくりとなりました。

(高村 隆/東京都/64歳/よく行く山:奥多摩)

尾瀬ヶ原

素晴らしい草紅葉の景色。

池塘に映った「逆さ燧(ひうち)」と草紅葉(写真=玉井祐司)

9月29日、快晴

久しぶりの快晴のなか、素晴らしい草紅葉の景色を堪能しました。前日に至仏山に登り、尾瀬ロッジに泊まって、翌朝、山ノ鼻を出発し牛首分岐、ヨッピ吊り橋、東電小屋、見晴、竜宮十字路を回って山の鼻に戻りました。約13kmのコースでおよそ4時間を要しましたが、秋の風景に見惚れてあっという間に時間がたちました。

草紅葉を見るのは初めてです。決して華やかではありませんが、大人の趣きがありとても風情があります。尾瀬は3度目ですが、次回は水芭蕉のころに行きたくなりました。

(玉井祐司/東京都/56歳/よく行く山:那須、北アルプス)

尾瀬・至仏山

快晴に恵まれた尾瀬の山歩き。

至仏山から尾瀬ヶ原、燧ヶ岳を望む(写真=野水敏勝)

9月29日、快晴

山の会18名で尾瀬の至仏山に登りました。鳩待峠から山の鼻を経て至仏山に登り、小至仏山から鳩待峠へ下山するコースです。

この日は快晴に恵まれ、大勢の登山者、ハイカーが尾瀬を楽しんでいました。中でも若い人たちが目立っています。山頂は展望もよく、富士山まで眺めることができました。

(野水敏勝/新潟県/64歳/よく行く山:新潟の山、北アルプス)

丹沢・広沢寺

クライミングのトレーニングに行きました。

初心者でも楽しめる斜度です(写真=山口 岳)

9月29日、晴れ

お世話になっている同人の先輩方と広沢寺へクライミングのトレーニングに行きました。先輩方が来るまでの間、本を読み、頭の中でシミュレーションを何度もし、部屋で練習していたロープワークを岩場でやってみました。広沢寺には練習用のリングボルトなどが取り付き点に何箇所かあるので、とても助かります。

広沢寺の中心・弁天岩には、初心者向けのルートもいくつかあります。それでいて高度感も楽しめるので、首都圏の方がクライミングを最初に楽しむには最適の岩場でしょう。クライミングができると、山の楽しみの幅も広がるように思います。まだ未体験の方は、一度、体験会などに参加されてはいかがでしょうか。

(山口 岳/神奈川県/37歳/よく行く山:丹沢、奥多摩)

※編集部注:クライミングは通常の登山よりも格段に危険度の高いものです。初心者、未経験者だけで安易に取りつくことのないよう、技術や装備を整えて楽しんでください。

三浦半島・大楠山

三浦半島の最高峰を楽しんできました。

木々の間を進むハイキングコース(写真=浅井祥守)

10月6日、晴れ

逗子駅から路線バスで葉山の海岸を抜け、前田橋で下車。前田川沿いに整備された遊歩道を歩きました。途中で川を離れ、山に入る急な坂を登ります。森はうっそうとしげり、低山ではありますが深い山奥を歩いている雰囲気でした。

大楠山の山頂付近には気象観測レーダーや通信アンテナなどが立ち並び、人々の生活に重要な役割を果たしているようです。山頂広場でひと休みして、ゴルフ場の横を通り、自動車やバイクの音が聞こえてくると横浜横須賀道路に架かる橋を越えていきます。

衣笠城址を過ぎて、衣笠山の山頂展望台にでました。ここでは2匹の野生のリスが出迎えてくれました。ここから衣笠山公園とその先の静かな住宅街を下り、JR衣笠駅に出ました。

注意点としては、雨が降った後はところどころが滑りやすくなるので気をつけてください。

(浅井祥守/53歳/東京都/よく行く山:首都圏から日帰りの低山)

ヒマラヤ・エベレスト街道

カラパタールとベースキャンプへ。

カラパタール山頂よりエベレストを望む(写真=長谷真理子)
板を軽々と運ぶ(写真=長谷真理子)

9月18日~29日、晴れ時々曇り

カラパタール(5545m)とエベレストベースキャンプ(5350m・以下BC)を目指し、エベレスト街道を歩いてきました。

ネパールでは3000mを超えても樹林帯が広がり、日本とよく似た登山道が続きます。

4000mを過ぎると次第に荒涼とした景色に変わり、エベレストをはじめとする雪をまとった山々との距離が段々と縮まります。登山道は生活道でもあるため整備されており、危険な箇所などはなく、歩きやすいです。ただしBC直前は氷河を渡るため、注意が必要です。またガイドも必要です。

雄大な山々の景色にはもちろん、そこで暮らし、働くシェルパたちのたくましさに心を打たれた山行でした。信頼できる現地のツアー会社のガイドを雇えば、ひとりのトレッキングも問題はなかったです。

(長谷真理子/千葉県/36歳/よく行く山:北アルプス、八ヶ岳、秩父)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」とお書きください。

山の装備はどんどん軽量化の時代。でも遭難対策は必要最低限の装備です。

軽い負担で、万一の補償が欲しい…そんなあなたにお勧めなのが、jRO(ジロー)の山岳遭難対策制度。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円。次年度以降会費は2000円+事後分担金(750円~1700円の見込み)です。いざというときに、備えましょう。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

登山のアプローチ手段としてすっかり定着した「登山バス」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、登山口までスムーズにたどりつけることから、人気を集めています。

毎日企画サービス(毎日新聞旅行)では北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳など人気山岳エリアへ登山バスを運行しています。山小屋での宿泊とセットになったお得な商品もあるので、この秋の山行に役立ててみてはいかがでしょうか? お正月の登山バスもあります。

第4回 日本山岳遺産サミット

「日本山岳遺産」の認定発表と、田部井淳子さんの特別講演。

10月23日(水)、東京・時事通信ホールにて開催

日本山岳遺産基金では、第4回目となる「日本山岳遺産サミット」を、2013年10月23日(水)19:00より東京・銀座の時事通信ホールにて開催します。

当基金の今年度の活動を報告するとともに、未来に残したい日本の豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有する山岳地域を「日本山岳遺産」として認定し、そこで環境保全活動や次世代育成活動を行っている団体への助成内容を発表します。

また、第二部の特別講演には、今年から当基金も共同で運営している「東北の高校生の富士登山」の呼びかけ人である、登山家の田部井淳子さんをお招きし、「東北の高校生と日本一の富士山に登って」と題した特別講演を行います。みなさまのご参加をお待ちしております。

(文=日本山岳遺産基金事務局)

無名山塾の安心登山者養成講座

「山での急病対処法」の机上講習と実技講習

講師は『実例から学べる!山の病気とケガ』(山と溪谷社・刊)の著者でもある野口いづみさん

山を安心・安全に登るために登山技術を学ぶ登山教室や講習会を開催している無名山塾。11月19日と12月15日に、安心登山者養成講座が「山での急病対処法」をテーマに開催されます。講師は日本登山医学会理事で、鶴見大学准教授の野口いづみさんです。この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

山の知識検定

11月10日(日)開催。締め切りは11月1日(金)

山登りの基礎的な知識から、仲間にいちもく置かれる山の植物や自然環境まで。山で学ぶ、山を学ぶことの楽しさを教えてくれるのがヤマケンこと「山の知識検定」です。

小誌でも毎週「山の知識検定」で昨年出題された過去問と解答・解説をご紹介しておりますが、みなさんの役にたっているのではないでしょうか?

ぜひ11月10日は「山の知識検定」にチャレンジしてみてください!

検定の種類はゴールドコース、シルバーコース、ブロンズコースの3つ。検定会場は東京・神田の明治大学駿河台キャンパス、大阪・中之島の大阪大学中之島センターの2ヶ所です。

申し込みは下記HPより。締め切りは11月1日です。

岳都・松本「山岳フォーラム」開催

11月16日(土)、17日(日)

“山や自然の魅力、楽しく安全な登山を松本から発信”をコンセプトに開催される岳都・松本「山岳フォーラム」。

昨年までは1日だけの開催でしたが、今年は2日にわたっての開催となります。

11月16日は「山の文化祭&セミナー」と題してドキュメンタリー映画『小屋番』の上映や安全登山セミナーなど。そしてこの日はあのマンガ『でこでこてっぺん』でおなじみのゲキさんの講演もあるので、でこでこファンは必見です。また週刊ヤマケイでもおなじみ、山岳ライター加藤芳樹さんによる朗読劇『山の声』も上演されます。加藤文太郎の『単独行』を脚本にした朗読と音楽ですので、こちらも見逃せません。

翌17日は英国式ブラスバンドによる山の演奏会から始まり、小・中・高校生による山のスタイルショー、さらに岩崎元郎さんの講演やパネルディスカッションなど盛りだくさんの内容になっています。

岳都の雰囲気を味わいながら、お気に入りのプログラムに参加してみてはいかがでしょうか?

ロングトレイルシンポジウム開催

11月23日(土)、24日(日)

最近「ロングトレイル」が注目を集めています。山頂をめざすのではなく、美しい自然の中を自分のペースで長く歩き続ける楽しさ。多くの人がその楽しさを求めて、いま国内では信越トレイルや琵琶湖の高島トレイルなど、多くのトレイルが整備されるようになりました。

今回「国内のロングトレイルはこれからどのように進化していくのか」をテーマにシンポジウムが開催されます。主催は日本ロングトレイル協議会で、23日は基調講演やパネルディスカッション、翌日はエクスカーション(現地トレイル体験)として、浅間連峰や蓼科・八ヶ岳の展望を楽しみながら、里山の風景や歴史にふれることができる安藤百福センター・トレイル(約8km)をゆっくり歩きます。


山の知識検定

Q:あなたがリーダーで事故に遭遇したとき、最初に行なわなければいけない行動を次のうちから選びなさい。

1:現場の状況確認と安全な場所への移動

2:事故者の容体の観察

3:警察への通報と遭難者家族への連絡

4:近くの山小屋への救助要請

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて


山の知識検定

Q:あなたがリーダーで事故に遭遇したとき、最初に行なわなければいけない行動を次のうちから選びなさい。

1:現場の状況確認と安全な場所への移動

2:事故者の容体の観察

3:警察への通報と遭難者家族への連絡

4:近くの山小屋への救助要請

【正解】1

山登りは自己責任で行なうことが大原則であり、当然遭難事故に対しても自分たちで対処するのが原則となる。しかしながら、第三者に助けを求めざるをえない状況の場合は救助隊が到着するまでの間、現場にいる者はセルフレスキュー(自力救助)の考え方に立ち、適切な行動をしなければならない。

まず、事故が発生して傷病者が出たら、その場の状況を素早く見極め、転落や落石、雪崩などの危険がある場合は、すぐにそこを離れて安全な場所にメンバーを移動させる。次に傷病者のケガの程度や容体を観察し、応急手当を施す。また、周囲の状況をチェックし、地形的に危険な要素の有無、天候の状況、日没までの残り時間、直近の山小屋の場所、傷病者の搬送の可否なども総合的に把握し、救助要請を行なわなければならない。

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

「山の知識・ミニ検定」

社団法人日本山岳検定協会は、より多くの人に山の知識検定にチャレンジしてもらおうと、10月末日までインターネットでできる検定を開始しました。ホームページの画面から申し込み、2100円を振り込むとパスワードが送られてきます。解答時間の60分以内にチェックボックスに答えをいれていくと、自動的に点数と合格証が発行される、というもの。模擬テストのつもりで、トライしてみてはいかがでしょうか?

詳細は山の知識検定HPにて。

http://yama-kentei.org/

『関西ハイキング2014』

自然を歩く、自然で遊ぶ。関西発の山歩きマガジン

関西の山を紹介する、関西発の山歩きマガジン『関西ハイキング』。今回は関西の「三大人気エリア徹底研究」と題して六甲山と金剛山と比良山の特集です。各山の美しいグラフと詳しいガイドは、1年間を通して役立つこと間違いなしです。

第2特集は「憧憬の紀伊半島」。大峰や高野山、大台ケ原を紹介します。第3特集は「文学の舞台を歩く」。泉鏡花の『夜叉ヶ池』や谷崎潤一郎の『吉野葛』など文学作品の舞台となった山を紹介。

http://www.yamakei.co.jp/products/2813924020.html

●発売日:2013年10月19日/販売価格:980円(税込)/ページ数:112ページ/判型:A4変形判

2013年10月から11月の新刊
商品名 発売日 販売価格(税込)
『野鳥手帖2014』 10/11 1,365円
『山と溪谷 11月号』 10/15 1,000円
『自転車人No.033 2013 AUTUMN』 10/15 1,200円
『プリザービング 四季の保存食』 10/18 2,520円
『CLIMBING joy №11 2013年秋冬号』 10/22 1,000円
『最新 ヨーロッパの人気世界遺産めぐり』 10/25 2,310円
『自転車ツーリングハンドブック』 10/25 1,365円
DVDブック『渡辺一樹が教える いまどきのスキーテクニック』 10/25 1,890円
『ヤマケイ入門&ガイド バックカントリースキー&スノーボード』 11/22 2,079円


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】ニコン×ヤマケイphotoトレッキング「初冬の立山連峰」2泊3日

ヤマケイ登山教室

山岳フォトグラファーとして第一線で活躍中の菊池哲男さん。週刊ヤマケイの表紙も菊池さんの作品です。その菊池さんを講師とする山岳写真撮影の実践講座です。山上の湯、みくりが池温泉に連泊して、初冬の立山周辺を撮影。残照の立山やフォルムの美しい奥大日岳など被写体も豊富です。12月4日(水)に講評会を予定しています。

なお希望者にはNikonのデジタル一眼レフカメラ「D600」の無料貸し出しがあります。ご希望の方は予約時にお知らせください(協力:ニコンイメージングジャパン)。

※申し込み締め切りは10月30日(水)です。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=105731

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=105732

日程 A:11月14日(木)~16日(土)/B:16日(土)~18日(月)
集合 A日程、B日程ともに新宿西口スバルビル前(7:30)
講師 菊池哲男(山岳フォトグラファー)
行程 A日程、B日程共通
1日目:新宿(バス)室堂バスターミナル~みくりが池温泉(山小屋)
2日目:みくりが池温泉~周辺で撮影~みくりが池温泉(山小屋)
3日目:みくりが池温泉~周辺で撮影~みくりが池温泉~室堂バスターミナル(バス)新宿(解散20:00〜22:00予定
登山レベル 初級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要)
難易度 2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない。)
参加費 A日程、B日程ともに各68,000円

【海外】アンナプルナ・ダウラギリ パノラマ・トレッキング9日間

アンナプルナとダウラギリの巨峰群を眺める周遊コース

アンナプルナ山群を正面に
朝焼けに染まるダウラギリI峰

毎日展望の優れた場所に宿泊するネパール・トレッキング秀逸のコース。コンパクトな日程ながら充実したアンナプルナのトレッキングコースを歩き、ヒマラヤの温泉体験やポカラにも2泊する充実の内容です。

出発日~帰国日 旅行代金(東京・大阪・名古屋・福岡発着)
11月30日(土)~12月8日(日) 306,000円
3月15日(土)~23日(日) 318,000円
3月22日(土)~30日(日) 318,000円
3月29日(土)~4月6日(日) 318,000円
4月12日(土)~20日(日) 306,000円
4月24日(木)~5月2日(金) 348,000円

【机上講習会】ニコン×ヤマケイphotoトレッキング「新雪の山を撮る」

ヤマケイ登山教室

山岳フォトグラファーの菊池哲男さんを講師とする山岳写真撮影の机上講座です。今回は新雪が降る初冬の山の撮影について解説します。雪山初心者のために撮影方法だけでなく、装備についても説明します。なお、実践講座に参加しない方でも受講できます。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1193

開催日 10月22日(火)
会場 アルパインツアーサービス本社 3階特設説明会場
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 菊池哲男(山岳フォトグラファー)

201310/10〜10/23

10
10 東京オリンピック開幕(1964年)
11 俳人、種田山頭火没す(1940年。享年58歳)
ショップ/A&Fカントリー本店、リニューアルオープン
東京・新宿にあるA&Fカントリー本店がリニューアルオープン。売り場面積が広がり、ミステリーランチのザックやアウトドアリサーチのウエア、バスクのシューズなどをじっくり見ることができるように。税込5000円以上お買い上げの先着100名様にクリーンカンティーンのオリジナルパイントカップをプレゼントのオープン記念特典もあります。
http://aandf.co.jp/news/store/news_2013_store_shinnjyuku_honten_renewal_open
12 コロンブスがアメリカ大陸に上陸(1492年)
テレビ番組/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日の放映は「果てなき稜線 笠ヶ岳」。スポーツキャスター荻原次晴さんが笠新道登山口から山頂を目指します。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
13 アンデス山中にウルグアイ空軍機が墜落。『アンデスの奇蹟』でも描かれた遭難事故。12月23日に生存者を救出(1972年)
14 日本山岳会創立(1905年)
イベント/海洋ジャーナリスト内田正洋さんのトークショー
横浜のモンベル・リーフみなとみらい店のリニューアルオープンに伴い、モンベル冒険塾の講師でもある内田さんのトークショーが開催されます。「横浜港とシーカヤック」と題し、「マリンスポーツを通じた横浜のまちづくり」推進にかける想いを語ります。15:00~16:00
http://store.montbell.jp/search/shopinfo/indoor/?shop_no=618857
15 きのこの日(日本特用林産振興会が1995年に制定)
16 ラインホルト・メスナー、史上初の8000m峰全14座登頂を達成(1986年)
机上講座/ストック活用術
歩きにすと倶楽部による無料机上講習会。登山でのストック活用術のほか、ノルディックウォーキングについても紹介。東京・神田小川町のアウトドアプラザにて。14:00~。なるべく予約をして受講してください。
http://alkinist.moe-nifty.com/
17 神嘗祭(かんなめさい・天皇がその年の新穀を天照大神に奉納する祭)
ギャラリー/小岩井大輔写真展「富士山頂上~OM-D E-M5と過ごした夏~」
富士山頂の山小屋で働きながら、14年間富士山を撮り続け、山と溪谷社の富士山ナビでも「山頂日記」を発表してきた小岩井大輔さん。その写真展が東京・神田のオリンパスプラザ東京で開催されます。10:00~18:00、10月23日まで。詳細は下記URLにて。
http://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=2167
18 アラスカがロシア帝国からアメリカ合衆国へ720万ドルで売却され、アメリカ領になる(1867年)
19 チョ・オユー初登頂(H・ティッヒー、S・ヨヒラー、パサン・ダワ・ラマのオーストリア隊。1954年)
イベント/エコツーリズム国際大会2013in鳥取
新しい観光のあり方として注目されるエコツーリズム。鳥取県米子市で10月19日から21日にかけて、エコツーリズムに関する大規模なイベントが開催されます。NPO法人森は海の恋人理事長の畠山重篤さんや、モンベルグループ代表の辰野勇さん、俳優の市毛良枝さんらによるトークセッションも。詳細は下記URLにて。
http://iec2013.daisenwonder.com/
20 代々木公園が開園(1967年)
21 マゼランが南米大陸とフェゴ島の間に海峡を発見(1520年)
22 キューバ危機。ケネディ大統領がキューバの海上封鎖を声明(1962年)
23 新潟県中越地震。新潟県中越地方を震源とし、最大震度7を観測した直下型地震で、甚大な被害をもたらす(2004年)


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