なすびさん

福島のみんなと喜びを分かち合いたい。

エベレストのキャンプ4(標高約7800m)にて。右はアドベンチャーガイズの近藤謙司さん(写真提供=なすび)
ランタン谷にてランタンリルンを望む(写真提供=なすび)

かつて「懸賞生活」というテレビ番組の企画で身体を張ったなすびさん(38歳)が、今年エベレスト登頂にチャレンジしました。なぜエベレストなのか? そのきっかけや、登山のエピソードを語っていただきました。

週刊ヤマケイ(以下Y):エベレストに向かうきっかけは東日本大震災だったとか。

なすび(以下N):あの震災以降、自分に何ができるのか、ずっと考えていました。僕は福島出身なんですが、原発の被害で苦しむ福島の人たちをどうやって励まそうか、と……。そんなとき、たまたまテレビで『グレートサミッツ』などの山番組を見て、僕の中で何かがつながりました。

エベレストに、まじめに、裸一貫で挑戦することで福島の人たちに夢や希望を届けられるんじゃないか? 登山の経験のない人間が、エベレストに挑むことで「不可能なんてない」ってことを福島の子どもたちに伝えられるんじゃないか?

これがきっかけです。2011年の晩秋から冬にかけてのことでした。

***

Y:そこから具体的にどう動かれましたか?

N:人づてに山岳ガイドの角谷道弘さんを紹介していただき、直接電話をしました。すると「やれるところまで、やってみましょう」って言っていただき、2012年2月に石鎚山に登りました。そこで体力面では問題ない、というお墨付きをいただきました。

でも、その後、角谷さんは大けがをされてしまうんです。「ごめんね、なすびさん」って言われました。

そして、今度は近藤謙司さんを紹介していただき、また直接電話をしてお願いしました。そして2012年の秋に近藤さんのアドベンチャーガイズでマナスルに向かう企画があって、それに参加させていただくことになったんです。

そこで近藤さんから、普通はヘリで飛ぶところを歩いてみませんか? という提案を受けました。僕の体力とやる気を試すつもりだったのでしょうね。お金の節約にもなるので、もちろん「歩かせてください!」って即答しました。そこでマナスルのベースキャンプまで1週間かけて歩いて、近藤さんもこれなら大丈夫、と思っていただけたようです。

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Y:エベレストに向けての準備段階でいちばん印象に残っているのはどんなことですか?

N:今年の2月、3月とトレーニングで北八ヶ岳と谷川岳に行きましたが、とにかく寒いこと、あと風の強さが印象的でした。それまではアウターシェルなども借りものを使っていたのですが、これは自分でちゃんと揃えないと…と思いましたね。

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Y:そして4月にエベレストへ向かいました。

N:ここでも近藤さんから、歩いていきませんか? と提案されたんです。これも挑戦のひとつなので、5日かけてルクラまで歩きました。

Y:頂上まではあと少し、でした。

N:僕としては体力を温存していたつもりが、どんどん先行隊と離れてしまって。シェルパが「ここまで遅れたらもうダメだから引き返そう」と。僕はまだ行ける、と思ったのですが……。

ベースキャンプに下りてきたとき、いままでの人生でこんなに泣いたことはない、というぐらい泣きました。悔しくって、悔しくって。「懸賞生活」のほうがよっぽど辛かったし、エベレストへのモチベーションが途切れることもまったくなかった。でも、登れなかった。本当に悔しかったです。

***

Y:またエベレストに行きますか?

N:帰国したとき、多くの人が「結果なんて、どうでもいい」「命がけで福島を応援してくれたことがうれしい」って言ってくれたんです。

実は先日、ヒマラヤのランタン谷に行って、もう一度自分の気持ちを確認してきました。やっぱり今回たどりつけなかった、その先へみんなと一緒に行きたい。そうして未知の領域に挑戦することで、福島のみんなを応援したいです。

(聞き手=佐々木 惣・『週刊ヤマケイ』編集部)

秋の山は、夏山とは違います

今年は都市部で気温が高い日が続きましたが、高山はすでに雪化粧をしています。

夏山の雨や風とは異なり、秋山の雨風は強烈に体温を奪います。完全装備の冬山よりも、秋山のほうが低体温症の症例が多いともいわれています。

悪天候の場合は山小屋で停滞する、あるいは撤退するなどの判断を含めて判断しましょう。

【登山道情報】

谷川岳の中ゴー尾根、台風の影響で数か所が崩壊

谷川岳登山指導センターによると、中ゴー尾根が台風の影響で、数ヶ所崩壊したとのことです。完全に通れないわけではないようですが、倒木の根っこを越えたりくぐったりで、登山道は跡形もなくなっているとのことです。注意してください。

http://www.yamakei-online.com/mt_info/info_detail.php?info_id=1010

頻発する滑落事故を防ぐため真に必要なものは

荒船山の艫岩(ともいわ)。展望台は左端より少し内側(写真=打田鍈一)
艫岩上で事故防止のお祓いを捧げる稲含神社宮守の岩井さん(写真=打田鍈一)
10月8日の上毛新聞紙面より

群馬長野県境の荒船山には、北端に高さ100mの絶壁・艫岩があります。岩上はハイキングコースの展望台ですが、ここからの墜落死亡事故が今年3件も起きました。以前の例も含め岩上から下を覗いて滑落したと思われますが、多い特徴として、事故者のデジカメ最終画像が岩上からの俯瞰写真ということです。液晶を注視して足元が見えない、液晶から目を放した瞬間に目がくらむ、などは起こりえることです。大迫力の写真を撮りたい気持ちは判りますが、それならば確実なセルフビレイなどの対策が絶対に必要です。

頻発する事故を受け、地元メディアには柵の設置をうながす論調が見られますが、柵を作れば寄りかかる、つかまる、ぶら下がる、その上に立ち上がり記念写真、経年劣化など、管理者不在の山上ゆえの新たな危険が生じます。事故防止には、見せかけでない対策を考えねばなりません。

(文=打田鍈一/山歩きライター)

十勝連峰・十勝岳

噴煙たなびく、白銀の火山へ。

十勝岳頂上から富良野岳方面を望む(写真=谷水 亨)
美瑛岳と左側遠方には表大雪山(写真=谷水 亨)

10月22日、快晴

今月25日は白銀ゲート~望岳台が車両通行止めになるのに合わせて、白銀の十勝岳に登ってきました。

登山口から積雪があり、冬の装備とスノーシューとアイゼンを持ちましたが、避難小屋を過ぎたあたりから固い雪面となり、昭和火口からはアイゼンを装着しての登山となりました。

登山道は姿を隠しているので、微かなトレースの後に沿って記憶をたどり、頂上に着きました。

頂上は風もなく穏やかでしたが、トムラウシや東大雪の峰々は厚い雲に隠れてみることができませんでした。40分ほどのんびり風景を楽しんだ後、無事に下山しました。

(文=谷水 亨)

山形県・月山

初冠雪の月山へ。

自然の造形美「霧氷」(写真=福井美津江)
初冠雪の月山と草紅葉(写真=福井美津江)

10月18日、晴れ

あちらこちらで初冠雪の便りが届く季節となりました。

月山では17日に初雪。晴れ予報の18日は、早朝から姥沢駐車場に多くのカメラマンが日の出を待ちわびていました。霧氷が融けないうちにと、リフトの始発を待たず早めに出発。途中までは濃霧でしたが徐々に霧は薄くなり、青空が広がってきました。

山頂付近はすっかり冬の装いです。冬装備への切り替え時は忘れ物や道具類のトラブルが生じたりすることもありますので、念入りな確認が必要です。

リフト運行は10月25日までです(天候により運休もあります)。

(文=福井美津江)

谷川岳

山は冬に近づきつつあります。

オキの耳より、俎嵓(まないたぐら)、オジカ沢ノ頭、万太郎山方向(写真=中村重明)
マチガ沢上部から、武尊山、日光白根山方面(写真=中村重明)

10月19日、霧雨のち曇り

ロープウェイとリフトを利用し、最も短いルートで谷川岳を往復してきました。

始発(土日は7:00)直後のロープウェイとペアリフトを乗り継いで天神峠へ。ロープウェイ(746m→1319m)の中間地点あたりからはガスの中に入り、展望がまったくない中を歩き始めました。進むにつれ、登山路脇の木々の葉が少し色づいてきたものの、景観としてはいまひとつです。

ところが幸い、肩ノ小屋の手前あたりで徐々にガスが晴れて視界が開け、西側には爼嵓(まないたぐら)山稜、万太郎山方向の稜線、苗場山、また東側には燧ヶ岳、至仏山、日光白根山、上州武尊山などの素晴らしい眺めが得られました。そのあたりからは積雪も所々に見られ、また吹く風もとても冷たく、山の季節は冬に近づきつつあることを感じさせられました。

山頂で景色を楽しみ写真撮影に興じている間にも、多くの登山者が続々と登って来て、山頂の記念撮影で順番待ちが必要になるほど。また下山路でもすれ違いで所々渋滞が発生していました。アプローチが容易で素晴らしい景観を楽しめる人気コースですので、当然かもしれません。

なお、下山路では登りではまったく見えなかった山腹のきれいな紅葉も見ることができ、とても充実した行程となりました。

(文=中村重明)

谷川岳山岳資料館

八木原圀明さんを囲んで。

山岳資料館1階にて。資料館の歴史やそこに集められた貴重な資料について説明する八木原さん(写真=佐々木 惣)
八木原さんの話は深夜におよび、参加者一同、伝説の山男の話に酔いしれた一夜となりました(写真=佐々木 惣)

10月19日、曇り

山と溪谷社では今年初めて「みなかみオンパクCocoira」とのコラボレーションを企画しました。そのなかのプログラム、谷川岳山岳資料館で開催された「山男ととことん飲もう」を取材させていただきました。

谷川岳山岳資料館の館長で、日本山岳協会の副会長でもある八木原圀明さんは、70年代から90年代にかけてエベレストなど数々の高峰で登山隊を率い、また自身でも登頂を果たしてきました。谷川岳からヒマラヤをめざした話を、おいしい地酒とともに聞く、というのが今回のプログラムです。

当日は夕方5時からプログラムがスタート。参加者は6名。まず資料館1階で、資料館の歴史やそこに集められた貴重な山岳関係資料や書籍、登山用具などについて、八木原さんに解説をしていただきました。

そして2階へ。2階にはダライ・ラマの親衛隊長を務めた群馬県出身の探検家・矢島保治郎の資料が展示されているほか、この日は谷川岳の貴重な植生やクマをはじめとする動物たちについての詳細な報告が展示されていました。

ここでおもむろに八木原さんは宮沢りえの写真集をとりだし、この本をエベレストのベースキャンプに持っていったという話が始まりました。またかつて東京オリンピックで聖火ランナーを務めたという話も飛び出し、そのまま宴に突入。オンパク実行委員会が用意したみなかみのキノコをふんだんに使った鍋とおいしい地酒を囲みながら、八木原さんの話は深夜にまでおよびました。

特に印象的だったのは盟友・小暮勝義さんとのエピソード。「ヒマラヤ登山はいっぱいやったけど、いちばん忘れられないのは1978年のダウラギリだな(小暮さんが遭難したときの登山)」と語る八木原さんの眼にはうっすらと涙も浮かび、ヒマラヤの酷烈さ、登山のもつ深奥を垣間見せてくれた貴重な夜となりました。

谷川岳山岳資料館は一般にも開放されており、誰でも見ることができます。谷川岳に行かれた際には、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

(文=佐々木 惣/週刊ヤマケイ編集部)

玉原高原・尼ヶ禿山

草紅葉の湿原へ、秋を探しに。

草紅葉の玉原湿原から尼ヶ禿山(あまがはげやま)を望む(写真=石丸哲也)
ブナ原生林を尼ヶ禿山へ。手前の紅葉はオオカメノキ(写真=石丸哲也)

10月16日、晴れ

群馬県の玉原高原は、首都近郊随一のみごとなブナ林や、ミズバショウなどが咲く湿原が魅力のフィールド。最近では、なだらかな地形、豊富な積雪とあいまって、スノーシューにも人気です。今回はヤマケイ登山教室・花の遠足のツアーでしたが、去年の冬に同じ花の遠足でスノーシューに出かけました。そのときに眺めた、深雪に眠るブナ林が秋はどのように姿を変えているのか、参加されたみなさんに見ていただくことが今回の教室のテーマのひとつです。花の遠足といっても、花に限らず、冬はスノーシューでツリーウォッチング、秋には紅葉や草木の実探しをしています。今回も玉原では花のシーズンが終わっているので、紅葉と木の実をもうひとつのテーマとして出かけました。

当日は台風が通過した翌日で晴天に恵まれました。今年は紅葉が遅れ気味なのと、台風で落ちた紅葉もあったようで、玉原のセンターハウス付近はまだ緑の木が大半でした。その中に真紅に色づいたヤマウルシの葉、赤く熟したツリバナやマユミの実など、小さな秋を探して歩きます。玉原湿原は草紅葉の色づきが進み、まわりの木々も色づき始めていました。また、流れの中のミズバショウはすっかり葉が消えて、来年の芽をしっかりと準備していました。

湿原でのランチタイムの後、尼ヶ禿山の登りにかかります。といっても、山頂までの標高差は300m足らず。登山道に入ってからもなだらかで歩きやすく、色づき始めたブナ林に包まれて、心安らぐ道が続きます。登山道にはブナの実がたくさん落ちていました。ところどころに赤く色づいたオオカメノキ、ハウチワカエデなどがアクセントを添えてくれていました。

尼ヶ禿山山頂の手前で樹林が切れ、南東側の都心方面を中心に展望が開けます。そして、尼ヶ禿山山頂に着くと谷川連峰なども眺められるようになります。この日は北から寒気が入ったため、谷川連峰の稜線は雲に隠れていましたが、山の上は新雪で白くお化粧していました。南東側は浅間山から榛名山、赤城山、皇海山などがはっきりと見え、間近の武尊山も山頂にうっすらと新雪が見えました。

その後、紅葉が進み、今週末から来週には紅葉の色づきが期待できそうです。湿原の草紅葉はピークを過ぎたようですが、こちらもまだ楽しめるでしょう。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

群馬県・表妙義縦走

岩登りの装備で、難易度が非常に高い縦走路に挑む。

東岳から眺めた白雲山と鷹戻しの頭(手前)(写真=曽根田 卓)
コブ岩の2段10mのクサリ場を登る(写真=曽根田 卓)

10月19日、小雨のち曇り

上信越自動車道を走行するとき、奇怪な岩山が車窓に展開しますが、それが赤城山、榛名山とともに上毛三山のひとつに数えられる妙義山です。今回は松井田側の表妙義を縦走してきました。

妙義神社から入山して大の字までは一般ルートですが、その先の奥の院から白雲山~相馬岳~茨尾根~鷹戻し~金洞山までの縦走路は、岩登りに精通した上級者登山コースとなっています。

午前中は小雨がぱらつくあいにくの天気で、白雲山から茨尾根にかけてガスの中を歩きましたが、鷹戻しのクサリ場から視界がきいて、高度感あふれる岩峰歩きを楽しんできました。

紅葉に関しては2週間ほど早い印象で、見ごろは11月初旬になると思います。

(文=曽根田 卓)

※編集部注:このコースはかつて登山道閉鎖も検討されたほど、死亡事故も発生しているコースです。曽根田さんたちのパーティは登攀に熟達したガイドさんを雇い、パーティ全員が岩登りの装備で挑みました。安易に入ることのないよう、注意してください。

高尾山

6号路では足元に秋の実りが見られます

雨上がりのカツラの落葉(写真=三好和貴)
(左上から右回りに)イヌガヤ、シラキ、イイギリ、コナラ、アブラチャンの実(写真=三好和貴)

10月21日、曇り

丸一日降り続いた雨の翌日、高尾山自然研究路6号路を歩きました。最近の雨や風で落ちたと思われるカツラの葉からは、ほのかに甘い香りが漂い始めていました。10月も後半にさしかかり、高尾山は今、実りの季節を迎えています。登山道を歩いていると、地面には様々な種類の実が落ちているのが確認できます。今年は多くの種で実なりが良いように感じられます。

6号路の沢沿いの道は雨による増水はあるものの、歩行に支障の出るレベルではありませんでした。ただ、ぬかるみなど滑りやすくなっている箇所があるので、通行には注意してください。

先日の台風26号による目立った被害はここ高尾山では見られませんでしたが、新しい台風が発生している模様です。登山の際には、しっかりとした下準備と高尾ビジターセンターなどで最新の情報を入手いただくようお願いします。

(文=三好和貴/東京都レンジャー 高尾地区)

鳥取県・大山

山麓ブナ林の紅葉は色づき始めです。

オーバーユースで裸地化したが、人工的に植生を復活させた弥山頂上台地(写真=舩越 仁)
行者尾根コースを元谷に下りると大山北壁が聳える(写真=舩越 仁)

10月18日、晴れ

19日から天気は下り坂ということで、18日に7月以来となる大山夏山道を登ってきました。

大山寺の気温は7℃と少し寒いのですが、登るには良い季節です。五合目まではブナ林が続きます。紅葉にはいくぶん早く、ナナカマドだけが真っ赤な実をたくさん付けています。今年は里山のどんぐりもアケビも例年より多くの実を付けているので、クマも里に下りずに山奥にいてもらいたいものです。

五合目が近づくあたりから、やっとブナの上部に淡い黄色の葉が混じり始めます。この時期ならではの緑の葉とのコントラストがとても綺麗です。

平日というのに頂上は夏山以上ににぎわっていました。高齢者ばかりではなく、可愛い女性や若いカップルもいました。また鳥取県警警察学校の学生たちも登ってきましたし、元気な韓国の人たちともすれ違いました。

下山は行者尾根コースを元谷に下ります。河原に着くと、先月の豪雨でえぐられたのでしょうか、地形が変わっていました。登山道標識などがなくなっていますので注意してください。特に危険な場所はありませんでした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員)

佐賀県・多良岳

紅葉の見ごろを迎えた多良岳。

座禅岩から北の864mピークを見る(写真=池田浩伸)
座禅岩付近から見る多良岳の紅葉(写真=池田浩伸)

10月22日、晴れ

毎年楽しみにしている、多良岳座禅岩の紅葉が気になって出かけてみました。

金泉寺山小屋から多良岳に向かう山肌には、ところどころにハゼが赤く紅葉しています。石段とクサリ場を過ぎて尾根にあがり、左の996mピークからは笹岳の紅葉を眺めることができます。多良岳山頂へ向かう北斜面ではマンサクなどの黄葉が進んでいました。黄色い葉の中に点在する、真っ赤に色づいた葉は一段と綺麗に感じました。

山頂から東へ急坂を下ると座禅岩と呼ばれる巨石群があり、多良岳のコースでは最も展望に優れた場所です。痩せた尾根にある岩の上に立てば、多良山系の山々が一望できます。

多良岳から前岳までの尾根北側の紅葉は特に美しく、見ごろを迎えようとしていました。登山道には強風で折れた枝などもありましたが、例年通りの紅葉が見られそうです。

(文=池田浩伸/SAGAアウトドアガイドクラブ)

宮崎県・親父山、黒岳

色づき始めた祖母山系を歩く。

障子岳(左)、本谷山(中央)、左奥に小さく傾山(写真=池田浩伸)
黒岳付近から祖母山を望む(写真=池田浩伸)

10月14日、晴れ

10年ぶりの親父山です。以前は北谷から祖母山~障子岳~親父山~黒岳と周回しましたが、今回は短時間で山頂に立てる、高千穂町の四季見原(しきみばる)の登山口から登りました。

国道325号線を高千穂町へ向かい、龍泉寺から四季見原キャンプ場を目指し北上します。竜ヶ岩の滝への遊歩道入口を過ぎると「親父山登山口」の標識が出ますが、道幅が狭く舗装が傷んだ場所もあるので、直進して四季見原キャンプ場経由で行くことをおすすめします。登山口には数台の駐車スペースがあります。

林道終点から何度か渡渉を繰り返して、山頂から南へ伸びた尾根の急坂に取り付きます。道はスズタケが刈られて整備されています。シャクナゲが多いので、花の時期にはきれいに咲いていることでしょう。

標高が上がると、モミジやドウダンツツジの紅葉も始まっています。左側の尾根には黒岳が見えてきますが、なかなか山頂につきません。緩・急傾斜を繰り返して、ようやく山頂に立ちました。

山頂からは、北東に障子岳から古祖母山への尾根が延び、遠くに本谷山が望めます。障子岳の陰になるように傾山まで見えていました。

黒岳へは岩場やロープがあり変化に富んだ道を歩きます。山頂は展望がよく、特にどっしりとした祖母山の姿は印象的です。10年前の記憶を手繰りながら、ゆっくりと山を楽しむことができました。

なお祖母山系では2011年にクマの目撃情報があり、『山と溪谷2012年2月号』に「九州にクマがいる!? 絶滅したはずのクマを訪ねて」という記事が掲載されました。ここ親父山の山名の「親父」とはクマのことで、障子岳にはクマの社が祀られています。もしかしてクマの痕跡があるかも……と思いましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。

(文=池田浩伸/SAGAアウトドアガイドクラブ)

北アルプス・白馬岳

満点の星空と絶景を楽しみました。

強風に耐えながら白馬岳頂上を目指す(写真=小川典彦)
ご来光前、白馬岳と白馬岳の上空に輝く北斗七星(写真=小川典彦)

10月13日~14日、快晴(13日は強風)

出発前に猿倉荘の駐車場から眺めた稜線は、前日の初冠雪で真っ白。さすがにこの時期になると、大雪渓はクレバスだらけで歩くことはできません。飛ばされそうなくらいの強風に耐えながら、なんとか白馬岳頂上を踏むことができました。

翌朝、ご来光前に満点の星空を満喫し、再度白馬岳の頂上へ。雪化粧した白馬岳、そこからつながる杓子岳、白馬鑓ヶ岳への稜線、そしてその先には剣岳と立山連峰。絶景を楽しめた山行でした。

(小川典彦/三重県/41歳/よく行く山:鈴鹿山脈)

北アルプス・小遠見山

五竜岳、鹿島槍ヶ岳を一望できる山へ。

新雪に輝く五竜岳(写真=野水敏勝)
鹿島槍ヶ岳とナナカマド(写真=野水敏勝)

10月17日、晴れ

友人夫妻2組と五竜の小遠見山トレッキングを楽しみました。

当日は台風一過の秋晴れに恵まれ、新雪に輝く五竜岳をはじめ鹿島槍ヶ岳、唐松岳、さらには北信濃・越後の山々を一望にすることができました。

テレキャビンに乗り、アルプス平駅からはアルプス平自然遊歩道を経由し、小遠見山へ約2時間かけてゆっくりと展望を楽しみながら登りました。

このコースは五竜岳をはじめとする北アルプスの好展望台として楽しめるほか、山野草園もあります。登山道の整備状況も良く、初夏から秋にかけてのおすすめコースだと思いました。

(野水敏勝/新潟県/64歳/よく行く山:新潟の山、北アルプス)

北アルプス・奥穂高岳

小学生6年生の息子と涸沢から奥穂へ。

にぎわう涸沢のテント場(写真=森田晋司)
涸沢カールから仰ぎ見る朝の穂高(写真=森田晋司)

10月12日~14日、晴れ時々雪

3連休を利用し、小学6年生の息子と涸沢から奥穂高岳へ登りました。

上高地でまずまずだった天候は次第に悪化し、涸沢に着くころにはヒョウが降りだしました。3連休とあって涸沢は、テント場も小屋も大にぎわいです。ここから上は紅葉が終わりに近づいており、ナナカマドの多くが葉を落としていました。日が暮れると雨は雪に変わりましたが、積もらないうちに夜半には止み、星空が広がっていました。

2日目はうっすら白くなったカールからの眺めに朝日が当たり、朝から最高の景色です。涸沢カールから、岩陰に昨夜の雪が残るザイテングラートを登り、穂高岳山荘へ昼前に到着。山荘から奥穂高岳へのハシゴ、クサリ場、切り立った岩の連続は、あちこちの山でだいぶ慣れてきた息子もさすがに恐怖で顔がひきつる場面もありました。しかし山頂へ立つとその素晴らしい眺めに感動。槍ヶ岳の奥に見える立山方面は、ずいぶん白く見えました。

最終日も朝から快晴となり、日陰に残る霜柱を踏みつつ、名残り惜しい気持ちで上高地へ下りました。涸沢から本谷の間で、目にしみるほどの黄葉が印象的でした。

(森田晋司/愛知県/42歳/よく行く山:北アルプス、中央アルプス)

北アルプス・涸沢

備えあれば憂いなし、を肝に銘じました。

涸沢のテント場から、北穂高岳のモルゲンロートを仰ぎ見る(写真=黄木克真)

10月11日~13日、晴のち雨、夜に雪

10月上旬、東京では30度前後という異常な高温のため、山の冷え込みがイメージできず、厚手のヤッケや手袋、オーバーパンツなどの冬支度をザックから取り出して出かけました。

ムーンライト信州で松本から新島々経由、上高地へ。横尾から雨がポツポツ降り出し、涸沢に到着した15時過ぎには本降りです。紅葉を眺める余裕もなく、夕食もそこそこにテントにこもりました。アラレがミゾレになり、寒くて眠れません。この日は初冠雪となったようです。しかし夜半には晴れて満点の星空が。朝はモルゲンロートを拝めました。

今回は涸沢で紅葉を満喫する目的だったので、ピークや稜線での荒天遭遇はなかったのですが、テントの寒さは尋常ではありません。備えあれば憂いなし、です。肝に銘じました。

(黄木克真/東京都/56歳/よく行く山:関東近郊、北アルプス)

北アルプス・岳沢

前穂高岳を目指しましたが荒天予報に断念。

岳沢から上高地方面を俯瞰、その向こうに霞沢岳が見える(写真=伊藤 孝)

10月11日、雨のち晴れ

上高地から岳沢に行きました。

当初、岳沢から重太郎新道で前穂高岳に登る予定でした。ところが当日は生憎の雨で上下カッパを着てのスタートとなりましたので、岳沢に到着した時点でその先に行くかどうかを決めることにしました。

上高地から岳沢までは2時間半ほどで、登山道はよく整備されており歩きやすかったです。紅葉はちょっと過ぎてしまった感じがしました。その後も天候の回復は見られず、このまま前穂高岳に行っても眺望は望めないと考えたので、小屋に1泊して明朝トライすることにしました。

ところが小屋の前の天気予報を確認すると、夜から明日にかけて寒冷前線が通過し、天気は荒れ模様で降雪の可能性があると出ていたので、前穂高岳は諦めました。

下山途中には天候も回復し始め、上高地は観光客でいっぱいでした。前穂高岳に行けなかったのは残念でしたが、梓川の清流と岳沢の紅葉を見て、秋の気分を満喫してきました。

(伊藤 孝/神奈川県/55歳/よく行く山:北アルプス、八ヶ岳、丹沢)

中央アルプス・木曽駒ヶ岳

兄弟あわせて150歳の木曽駒登山。

朝日を受ける宝剣岳東面(写真=板谷 薫)
ガスわく宝剣岳(写真=板谷 薫)

10月13日~14日、13日晴れ、14日晴れのち曇り

150歳になる兄弟ふたり(私77歳、弟73歳)で木曽駒ヶ岳に登って来ました。

若いころは北アルプスへ通っていましたが、60歳になったとき、年齢に合った登山をしようと木曽駒ヶ岳に登り、今回は17年ぶりの思い出山行です。

この日は連休で、バス待ちの行列とロープウェイ待ちの大変な人出でした。子どもづれの家族から60代くらいの登山者が多かったです。

(板谷 薫/大阪府/77歳/よく行く山:近畿の山)

南アルプス・甲斐駒ヶ岳

黒戸尾根を往復しました。

黎明の地蔵岳と富士(写真=山口敬二)
曙光に輝く山々。甲斐駒九合目にて(写真=山口敬二)

10月13日~14日、快晴

仲間8人と日本屈指の長大ルート・黒戸尾根に1泊2日でトライしてきました。

麓の竹宇駒ヶ岳神社を朝6時に出発し、2時間20分で横手分岐。刃渡り、刀利天狗と順調に歩を進め、さらに3時間で五合目に着きました。刃渡りのあたりから紅葉した木々を見かけるようになりましたが、今回は全行程で色付き具合はいまひとつでした。

五合目からは急峻な岩場の連続でハシゴやクサリ場が頻繁に現われるようになりますが、よく整備されていて特に危険な箇所はありません。ほどなくして今日のテン泊地の七丈小屋に到着すると、展望広場からは槍穂や八ヶ岳の眺めが見事! 振り返れば富士や鳳凰三山の地蔵岳も望めました。

翌日は4:40に出発し、八合目上部で朱く滲む空に御来光を拝みました。神々しいその眺めは光とともに雄大さを増し、紫色の雲海に八ヶ岳の全貌が際立ちます。蒼天の甲斐駒ヶ岳の頂きからは、仙丈ヶ岳から伸びる赤石山脈のスカイラインが印象的でした。

(山口敬二/奈良県/54歳/よく行く山:大峰、比良、北山、六甲)

群馬県・長七郎山

雨の赤城で紅葉ハイキング。

覚満淵(かくまんぶち)の草紅葉(写真=岡田充弘)

10月20日、雨

あいにくの雨でしたが、赤城山ビジターセンター(以下VC)を起点にして、小沼、長七郎山を周回しました。

前橋駅からの直通バスでVCまで行き、身支度を整え、雨の中を赤城大洞へ向かいました。赤城第一スキー場からわきの道に入り、八丁峠を目指します。

登山道は雨で小川のようになっていましたが、傾斜の緩い道を少しの歩きで八丁峠に到着します。峠から小沼へ行くと、静かな沼畔から長七郎山をはじめ小沼を囲む山々の紅葉した姿を望むことができました。

沼畔の浸水した外周道を歩き、長七郎山登山口から広い登山道を山頂へ向かいます。長七郎山の山頂は広く、ガスはかかっていたものの眼前に地蔵岳、荒山を、眼下に桐生方面を見渡せました。

長七郎山から鳥居峠へと向かいます。ここも広い登山道で、雨の中を紅葉した木々を眺めながら歩きました。いつもは見晴らしの良い鳥居峠から桐生方面への展望は視界が効きませんでしたが、覚満淵はよく望むことができました。

覚満淵に降りると、草紅葉がきれいでした。雨でさすがに人影がなく、貸し切り状態で木道を歩きました。雨が強くなる中を、淵を半周してVCに到着。売店で温まりました。

本来は黒檜山を登るはずでしたが、雨で今回のコースに変更しましたが、なかなか良い紅葉の景色を見ることができ、一同満足して赤城を後にしました。

(岡田充弘/埼玉県/42歳/よく行く山:奥武蔵、秩父、上信越の山)

箱根・明神ヶ岳

秋晴れの箱根、外輪山からの眺めを楽しむ。

明神ヶ岳からの稜線、金時山、富士山方面(写真=坂本 仁)

10月12日、晴れ

長男(13歳)、次男(8歳)と箱根の外輪山のひとつである明神ケ岳(1169m)に登ってきました。稜線に出たときに展望が広がる驚きを楽しもうと、伊豆箱根鉄道大雄山線を使って、東側の南足柄からアプローチしました。

雨上がりということもあり、登山道は滑りやすい状態でした。森の中は高い湿度で、日なたはかなり暑かったです。途中の水場は2箇所とも涸れておらず、冷たさが心地よかったです。

稜線に出ると、箱根を一望し、富士山まで見える眺めに感激しました。ただ、この日は西風が強烈で、楽しみにしていた山頂での昼食はお預けとなりました。稜線上の風はすでに秋の冷たさで、じっとしていると寒くなるくらいでしたが、歩いているとちょうどいい爽やかさでした。

ススキの穂がたなびく稜線上、富士山を正面に眺めながら歩くのは格別です。このルートはハイカーが少ないように感じました。

北上して金時山まで行く予定でしたが、日没時間が早まっているので、仙石原へ下りました。温泉も満喫し、御殿場経由のバスで帰路につきました。

(坂本 仁/神奈川県/41歳/よく行く山:丹沢、奥多摩、南アルプス)

宮崎県・黒岳

ブナの巨木に逢いに行きました。

黒岳登山道に根を張るブナの巨木(写真=長谷川守克)
黒ダキより展望を楽しむ(写真=長谷川守克)

10月12日、晴れ

諸塚村と椎葉村の境界に位置する黒岳。宮崎百山にも選定されているこの山にブナの巨木があるとの情報を得て、行ってきました。

その巨木は、登山道中央にどっしりと根を張り、幹回り6m以上はあろうかと思われる大きな樹で圧倒されました。今まで各地でブナの大木を見てきましたが、これほど大きいブナを見るのは初めてです。自宅から現地までの移動に6時間強を要しましたが、訪れた甲斐は充分にありました。

登山道はよく整備され、特に危険な箇所もありません。山全体がブナ、ヒメシャラ、モミジなどに覆われ、色づき始めた木々を眺めながら先をめざすと、カゴダキに到着しました。

岩峰からの展望を味わった後、下山を開始。約4時間の楽しい周回コース歩きでした。

(長谷川守克/福岡県/65歳/よく行く山:九州全域)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」とお書きください。

山の装備はどんどん軽量化の時代。でも遭難対策は必要最低限の装備です。

軽い負担で、万一の補償が欲しい…そんなあなたにお勧めなのが、jRO(ジロー)の山岳遭難対策制度。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円。次年度以降会費は2000円+事後分担金(750円~1700円の見込み)です。いざというときに、備えましょう。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

登山のアプローチ手段としてすっかり定着した「登山バス」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、登山口までスムーズにたどりつけることから、人気を集めています。

毎日企画サービス(毎日新聞旅行)では北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳など人気山岳エリアへ登山バスを運行しています。山小屋での宿泊とセットになったお得な商品もあるので、この秋の山行に役立ててみてはいかがでしょうか? お正月の登山バスもあります。

岳都・松本「山岳フォーラム」2013

11月16日(土)、17日(日)松本市で開催

昨年開催された「山岳フォーラム」での小・中・高生による山のスタイルショーのワンシーン。今年も17日のオープニングプログラムとして開催されます

“山や自然の魅力、楽しく安全な登山を松本から発信”をコンセプトに開催される岳都・松本「山岳フォーラム」。昨年までは1日だけの開催でしたが、今年は11月16日(土)、17日(日)の2日にわたっての開催となります。

16日は「山の文化祭&セミナー」と題して、ドキュメンタリー映画『小屋番』の上映や、週刊ヤマケイでもおなじみ山岳ライター加藤芳樹さんによる朗読劇『山の声』上演など魅力的なプログラムが目白押し。特に注目は『山と溪谷』で連載中のマンガ『でこでこてっぺん』の作者ゲキさんによる「コワイ! クサイ! クマが出る!? でこでこ流山の楽しみ方」と題した講演会。でこでこファンは必見です。

翌17日は「山岳フォーラム」として岩崎元郎さんの講演やパネルディスカッションなど盛りだくさんの内容になっています。

このほか「山の博覧会」では週刊ヤマケイにも記事を寄せていただいている山岳カメラマン渡辺幸雄さんの作品も展示されています。このほか畦地梅太郎の山岳絵画展や昭和7年の北アルプス記録映像、そして「でこでこてっぺん作品展」など、この機会に見ておきたいものばかり。

岳都の雰囲気を2日間たっぷりと味わいながら、お気に入りのプログラムに参加してみてはいかがでしょうか?

ヤマケイ登山教室・秋の集中講座

11月23日(祝・土)御岳山で開催

5月に開催された「ヤマケイ登山教室・春の集中講座」のワンシーン。好評につき、秋も開催することになりました!

ヤマケイ登山教室の特別企画として「地図読み」「山のファーストエイド」「五感と知識で山を楽しむ」の3つの講座を1日で受講できる企画が、11月23日に東京の御岳山で開催されます。

参加者はA班とB班に分かれ、午前中にA班はロックガーデン周辺でネイチャーウォッチング、B班は大塚山周辺で地図読み実地講習。昼ごろに御岳山周辺で全員集合し、昼食後にファーストエイドの実地講習。そして午後はA班とB班で講師と講習内容を交代し、それぞれ実地講習をする、というものです。


山の知識検定

Q:日本二百名山、山梨百名山、静岡百山にも選ばれている、白根南嶺の一峰である「笊ヶ岳」の読み方を次のなかから選びなさい。

1:おいずるがたけ

2:こもだけ

3:ざるがたけ

4:そうがだけ

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて


山の知識検定

Q:日本二百名山、山梨百名山、静岡百山にも選ばれている、白根南嶺の一峰である「笊ヶ岳」の読み方を次のなかから選びなさい。

1:おいずるがたけ

2:こもだけ

3:ざるがたけ

4:そうがだけ

【正解】3

山頂は大笊、小笊の2峰があり、ハイマツに覆われているが、小笊の先端には富士山が浮かび上がり、西面からは大井川を挟んで赤石岳、荒川岳、聖岳が一望できる。山名はザルを伏せたような山容から名づけられたとされる。

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

「山の知識・ミニ検定」

社団法人日本山岳検定協会は、より多くの人に山の知識検定にチャレンジしてもらおうと、10月末日までインターネットでできる検定を開始しました。ホームページの画面から申し込み、2100円を振り込むとパスワードが送られてきます。解答時間の60分以内にチェックボックスに答えをいれていくと、自動的に点数と合格証が発行される、というもの。模擬テストのつもりで、トライしてみてはいかがでしょうか?

詳細は山の知識検定HPにて。

http://yama-kentei.org/

『CLIMBING joy №11 2013年秋冬号』

これからのクライマーのためのクライミングマガジン

クライミング初心者、初級者のためのクライミングマガジン『CLIMBING joy』。今回の特集はいま若い世代を中心に爆発的なブームを見せている「ボルダリング入門」。ボルダリングを始めたい、ステップアップを図りたい、そんな人のための丸ごと一冊ボルダリング特集です。ボルダリングの世界を理解するためのQ&A、ムーブ解説、初・中級車からできるトレーニング、失敗しないシューズの選び方など、丸ごと一冊の保存版特集です。

http://www.yamakei.co.jp/products/2813924010.html

●発売日:2013年10月22日/販売価格:1,000円(税込)/ページ数:88ページ/判型:A4変形判

2013年10月から11月の新刊
商品名 発売日 販売価格(税込)
『山と溪谷 11月号』 10/15 1,000円
『自転車人No.033 2013 AUTUMN』 10/15 1,200円
『プリザービング 四季の保存食』 10/18 2,520円
『最新 ヨーロッパの人気世界遺産めぐり』 10/25 2,310円
『自転車ツーリングハンドブック』 10/25 1,365円
DVDブック『渡辺一樹が教える いまどきのスキーテクニック』 10/25 1,890円
『東京近郊 野鳥撮影地ガイド』 11/15 1,470円
『ヤマケイ入門&ガイド バックカントリースキー&スノーボード』 11/22 2,079円


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】レディース・トレッキング中級「晩秋の山歩き 上信・鼻曲山」日帰り

ヤマケイ登山教室

レディース・トレッキング中級は、山の技術や体力、マナーを身につけた中級登山者を目指す女性向けの登山教室です。

特異な山容を持つ鼻曲山(はなまがりやま)の山頂からは、大きく裾野を広げる浅間山の姿が見渡せます。日照時間が短くなる季節の山歩きなので、適切な時間配分と安全管理も学びます。

希望者にはミラーレスカメラ「Nikon1」や一眼レフカメラ「Nikon D7000」の無料貸し出しがあります。予約時にお知らせください。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=104663

日程 11月9日(土)
集合 新宿西口スバルビル前(7:00)
講師 菅野由起子(登山ガイド)
行程 新宿(バス)乙女コース登山口(1180m)~小天狗~鼻曲山(1655m)~二度上峠(バス)新宿【解散】20:00?22:00予定
歩行時間:約4時間30分
登山レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があるが、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する箇所がある。)
参加費 14,800円

【海外】エベレスト街道ゆったりトレッキングとシェルパの里ナムチェ10日間

ゆったり日程で谷口けいさんと行くネパール・エベレスト街道

クムジュン周辺からのアマダブラム(左)とタムセルク(右)
広々としたシャンボチェの丘をいく(中央がエベレスト)

谷口けいさんとネパールへ行きたいという要望が多く寄せられ、ツアーリーダーは谷口けいさんが同行します。

この時期のネパールは天候が安定した乾期にあたり、現地は晴天率も高く、トレッキングのベストシーズンとなります。エベレスト街道のトレッキングは、世界最高峰のエベレスト(8,848m)はもちろん、ローツェ(8,516m)やヌプツェ(7,861m)、アマダブラム(6,812m)などヒマラヤ名峰の展望が楽しめる、一度は訪れたい有名なトレッキングコースです。

出発日~帰国日 旅行代金(東京・大阪・名古屋・福岡発着)
11月29日(金)~12月8日(日) 338,000円

【机上講習会】山の天気ハイキング・山岳気象大全(後期)「四季の山岳気象(夏山)」

ヤマケイ登山教室

この机上講座では、山岳気象の変化のメカニズムや季節ごとの典型パターンなどを体系的に学びます。今回は四季の山岳気象のなかで夏山を学びます。

午後の部と夜の部があります。参考書は『山岳気象大全』(山と溪谷社刊)です。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1194

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1152

開催日 10月28日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 午後の部3階、夜の部1階 特設説明会場
時間 昼の部15:00~16:30・夜の部19:00~20:30
定員 45名
受講料 1,000円
講師 猪熊隆之(山岳気象予報士)

201310/24?11/6

10
24 小説家・北杜夫さん、没す(2011年。享年84歳)
机上講座/「おもしろい山研究会議と雪山入門1」
無名山塾による、雪山に挑戦したい人のための講座。雪山登山のための装備やウェアなどをわかりやすく解説。東京・池袋の豊島区立勤労福祉会館にて、19:00から。予約不要、参加無料。詳細は下記URLにて。
http://www.sanjc-gijutsu.com/site/
25 高山本線が全通し、岐阜~富山がつながる(1934年)
神事/日光男体山閉山祭
5月5日の開山祭から続いた登山シーズンをしめくくる、おごそかな神事。男体山頂へ続く登拝門にかんぬきがかけられる。
26 東京・立川に国営昭和記念公園が開園(1983年)
テレビ番組/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日は9月14日に放映されて好評だった「南アルプスの盟主 北岳(山梨)」のアンコール放映。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
27 読書週間始まる(毎年10月27日から11月9日まで)
イベント/服部文祥さんトーク&スライドショー
モンベルストア長久手店が愛知県3店舗目のモンベルストアとして10月25日にオープン。そのオープニングイベントとして、27日にサバイバル登山家・服部文祥さんのトーク&スライドショーが開催されます。14:00~15:00。参加費無料。詳細は下記URLにて。
http://store.montbell.jp/search/shopinfo/indoor/?shop_no=678508
28 群馬県民の日(1871年10月28日にはじめて群馬県の名称が使われたことにちなんで、1985年に制定。この日は群馬県では休日扱い)
29 トルコ共和国が成立(1923年)
30 アメリカでラジオドラマ『宇宙戦争』が放送され、本物のニュースと勘違いした120万人以上による大パニック発生(1938年)
31 ローマ教皇がガリレオ・ガリレイの破門を解く(1992年)
11
1 東武鉄道創立(1897年)
2 読売新聞創刊(1874年)
3 ベネズエラのサルト・アンヘル(エンジェルフォールズ)初登攀(1984年。木本哲、小林春好、倉岡裕之、TV取材班4名が11月3日に開始し、23日頂上に抜けた)
神事/石鎚神社奥宮頂上社閉門祭
西日本の最高峰、四国の石鎚山頂にある石鎚神社奥宮頂上社の扉を閉じる神事。
http://www.shikoku.ne.jp/ishizuchi/
4 イギリスで科学ジャーナル誌『nature』創刊(1869年)
5 上野動物園でパンダのカンカン、ランラン一般公開(1972年)
ギャラリー/中村みつをさん個展「やさしい山」
イラストレーター中村みつをさんの2年ぶりの個展。東京・恵比寿のギャラリーまぁるにて。11月17日まで、12:00~19:00。
http://galeriemalle.jp/
イベント/第55回山岳映画の夕
アマチュアによる山岳映画の上映会。東京・中野のなかのZERO小ホールにて、18:40~。『早春の足和田山』など7作品を上映。入場無料。
http://nicesacademia.jp/event/index.html
6 日本近代登山の父ウォルター・ウェストン、祖母山に登る(1890年)


株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
協力
アルパインツアーサービス株式会社
プロデューサー
齋藤純一

c2013 All rights reserved. Yama-Kei Publishers Co., Ltd.

本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。