とよた時さん

山のイラスト「ひとり画通信」を発行し続けて900号に。

第1号からきちんと整理されたファイルはもう10冊目になった
「富士山笑研究ひとり画展」で展示される作品のひとつ

かれこれ30年になろうか。毎月毎月、私の仕事場の机に葉書サイズの封書が届けられる。「今月はどこの山にお出かけになったのかな」、「どんな伝説が描かれているのだろうか」。そんな楽しみをプレゼントし続けてくれるお便りも、今回いただいた「北信越・雨飾山」で905号目。そんな素敵な通信の送り主、とよた時さんに聞いた。

週刊ヤマケイ(以下Y):900号以上も、ほんとうにありがとうございます。どうして、この通信を始めようと思われたのでしょうか。

とよた(以下T):20代の初めに、勤め先の先輩に丹沢の沢登りに誘ってもらったのが山との出会いです。その後、山にはいろんな伝説があることを知り、山名の言われに興味を持ったり、そこにお地蔵さんがあれば調べたり。漫画風のイラストにして、知人や山岳会の仲間に送ったのが最初です。文字通り「ひとり画っ点」。ひとり勝手に徘徊し、山、花、峠の伝説や歴史を「ひとり合点」して描いたイラスト通信でした。

ある人が「切手を送るから、毎号送ってくれ」とほめてくれたことが、続けるきっかけとなりました。1971年に創刊、74年にテーマを「山」にして、83年から番号を付記し始めて、やっと900号を超えました。毎月1枚から3枚を封筒に入れて、みなさんに送っています。

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Y:毎回、綺麗なイラストと、丹念に調べられた山の伝説が記されていて、すばらしいですね。でも、毎月って大変ですよね。今は、何通ぐらい送られているのですか。

T:100号か200号のころ『山と溪谷』に紹介してもらったことがあって、そのころは北海道から九州まで、300人のかたに送っていました。パソコンもなかった時代でしたので、描いた絵を葉書にコピーし、一枚一枚彩色して。

それはもう、毎月、年賀状を出しているような感じです。住所も紙を切って糊で貼り付けて。でも、おおぜいの人に見て読んでいただくのは、うれしいですね。山で知り合った妻も、発送を手伝ってくれました。今は高齢になられて、お亡くなりになった人もあり、やや落ち着いて、50人ぐらいのかたがたに送っています。

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Y:直にとよたさんの作品を見たいというかたもいらっしゃると思いますが、近々、個展などの機会はあるのでしょうか。

T:年明けの1月20日から2月16日まで、千葉県市川市の「つぎはし」という話飲茶屋で、「富士山笑研究ひとり画展」と題した展示を行ないます。この辺りは「万葉集」に関連した遺跡も多いところで、3、40分も足をのばせば、『野菊の墓』の記念碑や、矢切の渡し、寅さん記念館、柴又帝釈天などもあります。お近くのかたは、散歩がてらぜひお寄りください。また、ご希望のかたには、毎月発行している「ひとり画通信」のはがき版を、80円切手40枚で毎月1点から数点、1年間お届けもできますので。

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Y:900号を超えると、次の1000号はいつなのかな、なんて楽しみにしてしまいますが、いかがでしょうか。

T:そうですね。私ももう75歳ですが、あと5年後、80歳のときには1000にしたいですね。1000号記念の集いは、自分の生前葬として、みなさんと語り合いたい、なんて冗談も言ってます。

確かに年をとると、描いていても決断力がなくなり、手の動きも遅くなってしまいます。でも、山に登らなければ描けないので、トレーニングは欠かしません。30㎏の荷物を背負って、近くの神社の76段の階段を上り下りしています。

(聞き手=久保田賢次・『週刊ヤマケイ』編集長)

【アンケートのお願い】『山と溪谷3月号』で「心理的要因による遭難」を考えます

油断、不注意、慢心などなど……。遭難したきっかけを心理的要因から探るため、今回アンケートを実施します。遭難を防ぐため、ぜひご協力ください。

警察庁が発表した平成24年中の山岳遭難の統計を見ると、要因として「道迷い」「滑落」「転倒」「病気」「疲労」などが挙げられています。

では、それぞれの要因に陥った「きっかけ」はなんだったのでしょうか。

考え事をしながら歩いていたら分岐を見逃し、気付いたときには道に迷っていた。

危険な岩場を通過した途端に気が抜けて、浮き石を踏んで滑落してしまった。

周囲の人にいい格好を見せたくてペースを上げすぎてバテてしまった。

これらは、きっかけが心理的なものにある「心理的要因による遭難」といえるでしょう。

「遭難」とまではいかなくても油断から来る道間違いや、注意力不足による転倒などの経験はありませんか?

山と溪谷3月号では、そんな「心理的要因による遭難」を考えます。

ぜひ、みなさんの体験を教えてください。下記URLをクリックしてアンケートへのご協力をお願いします。

https://www.yamakei-online.com/secure/yk_201312.php

(神谷浩之/『山と溪谷』編集部)

※編集部注:アンケートの回答にはヤマケイオンラインへの会員登録が必要です。

読者の皆さんから寄せられた「雪にまつわる遭難・危険体験」談

雪の八ヶ岳を登っていたとき、右足を踏みぬきました。ピッケルで脚のまわりを拡げて脱出しようとしましたが、思いのほか雪が硬く足が抜けません。晴天で時間的には余裕がありましたが、単独行だったので焦りました。踏みぬいてから30分ぐらい経ったころ、通りがかりの登山者に助けていただきました。

(岐阜県・64歳・男性)

下が沢になっている残雪の登山道で、雪を踏み抜いて転倒。なかなか起き上がれず、このまま遭難するかと思った。

(奈良県・46歳・女性)

4月上旬の富士大弛沢9合目付近から、ふとした気持ちのゆるみからか、アイゼンがふわりと雪面から外れ、はっと思った瞬間一気に滑落した。約300メートル下で奇跡的に止まりましたが、制動はまったく効かず、ものすごい勢いで何度も回転したまま滑り落ちたが、全身打撲と左足の骨折だけですみ、県警のヘリにピックアップしていただき、命はとりとめることができました。

(新潟県・53歳・男性)

針ノ木雪渓をシリセードで下りようとしたが、ピッケルの制御が回転して滑落。スピードが出ていなかったので、登山者につかまって止まることができた。

(東京都・64歳・男性)

アイゼンを着けずに雪渓を歩き、パーティのひとりが10メートルほど下の平らな所まで滑落した(特に怪我はなかった)。

(石川県・39歳・男性)

冬山を始めて2年目、2月下旬に初めて厳冬期の西穂独標へ行った時のこと。4月上旬の残雪期に登ったときは独標まではまったく怖くなかった。しかしこのときはかちかちの氷の上にふわふわの乾雪。ピッケルやアイゼンの爪が差さらない。後ろを振り返ったらガケに見える。初めて怖いと思った。クサリ場からたった1メートルしか離れていないが、恐怖に震えた。そのまま体育座りで5分。天候は快晴、風は5メートルほど。迷った。進むべきか、下りるべきか。でも下りるのも怖い。たった1メートル進むのにおよそ1分かけてクサリ場まで戻りました。今年は1月に登りましたが、天候だけでなく雪の状態も大事だと考えさせられた。

(長野県・40歳・男性)

浅間山外輪山を歩いていたときのこと。賽の河原分岐からJバンドへのとっかかりが雪と林でわからず、完全にルートを外れてしまった。結果的にかなり内側をまわってしまっており、蛇骨岳の急登を直登。ルートを外れることの怖さを知った。

(東京都・30歳・男性)

厳冬期の山スキー時、1年前に滑降した同じ沢を山頂から滑降していくも、積雪が少なく1年前と状況がまったく異なっていた。沢割れが無数にあり、両岸は切り立った谷のため、尾根に逃げられない状況の中、滑降してきた急斜面はスキーでのハイクアップが不能なほど。ツボ足ラッセルを嫌って、だましだまし滑降を続けてしまった。沢割れが酷くなったところでスキーを脱ぎ、アイゼン・ピッケルで何とか下降。無事下山できた。

(兵庫県・36歳・男性)

新潟の苗場山をバックカントリースキーのために登っていた際、小規模な雪崩にあいました。幅10メートル、長さ30メートル程度でしたが、足をすくわれ転倒、5メートルほど流されました。幸い雪崩の端にいたためすぐに流れからはずれ、大事には至りませんでしたが、恐い体験でした。

(兵庫県・36歳・男性)

積雪期の滋賀県、比良山系の武奈ヶ岳に登った時のこと。予想外に雪が多く、途中で戻る予定でしたが、後続のグループがきて山頂まで行くと言うことで、ラッセル泥棒でついていくことに。しかし、そのグループはテント泊だった。わたしは日帰り予定で体力も限界近く、おまけに降雪とガスのためにトレースが消え、必死の思いで下山したことがあります。その時、家族の顔が幻覚のように出てきました。

(京都府・55歳・男性)

来年の号では皆さんから寄せられた「危ない登山者像」についてご紹介していきます。

宮城県・蕃山

仙台市中心部近くの里山です。

さまざまな表情の羅漢様が並ぶ大梅寺(写真=福井美津江)
蕃山の頂上手前から見える太白山(写真=福井美津江)

12月21日、くもり

不安定な天気が続き、雪の山へはなかなか行けませんでしたので、蕃山(ばんざん・356m)を歩いてみました。登山口まで仙台市中心部より車でわずか10分程度、登山道もわかりやすく、なおかつ山の風情はしっかり味わえるところです。

大梅寺登山口より入山し、蕃山頂上、西風蕃山(ならいばんざん)を通り、萱ヶ崎山まで往復。登山口のある大梅寺の羅漢様にもご挨拶をしました。

前日、仙台市内は雨でしたが、蕃山北西側には積雪があり、カモシカらしき足跡を見つけることができました。

西風蕃山から萱ヶ崎山までは登山用の赤布のほか、伐採用と思われる、違う目印も多く付けられているので注意が必要です。

(文=福井美津江)

福島県・安達太良山

山頂は断念するも、温泉つき山小屋に満足した山行。

勢至平にて(写真=中村重明)
くろがね小屋から下山開始直後のラッセル(写真=中村重明)

12月22日~23日、22日雪、23日曇り

本誌12月12日配信(通巻65号)でも紹介されていた、安達太良山のくろがね小屋に行ってきました。

ゴンドラリフト「あだたらエクスプレス」が利用できると比較的楽に安達太良山山頂に立てるのですが、2013~2014スノーシーズンは運行休止とのことで、あだたら高原スキー場駐車場(奥岳登山口)からくろがね小屋経由で山頂を目指しました。

初日(3連休の中日)、くろがね小屋までは前日の登山者や当日の小屋からの下山者でしっかり踏み固められたトレースを、アイゼンを着けて快調にたどりました。小屋で休憩した後、わかんに履き替えて山頂を目指します。ところが、小屋までとする登山者がかなり多いのでしょうか、小屋の先のトレースは急に不明瞭となりました。数十メートル間隔で立てられた竹竿を頼りにしながら、地吹雪で消えかけたトレースを何とかたどりますが、1歩トレースの横を踏むと膝上くらいまで足が潜ってしまううえ、雪と地吹雪で次の竹竿がギリギリ確認できる程度の視界のため、昨年同時期に歩いたときよりも大幅に遅いペースです。それでも峰ノ辻までは問題なく着いたのですが、その先はトレースも竹竿もまったく確認できません。斜面を横切って山頂を直接目指すルートは避けて牛ノ背分岐を目指すルートを歩き始めたのですが、ヒザから腰くらいのラッセルになってしまい、時間的にとても山頂に着けそうにないと思われたため、10分ほど進んだところで引き返すことにしました。

くろがね小屋に戻った後は、名物の温泉で体を温め、持参の食材で夕食を自炊。満員で大にぎわいの小屋で楽しい一時を過ごしました。

翌日は、風は相変わらず強いものの天候は曇り。視界は前日よりかなり良好で、夜間の地吹雪でトレースは消えているものの、山頂往復は可能なコンディションと思われました。ただし、2日目は小屋から下山する計画としていたため、7時過ぎに下り始めました。

意外なことに我々が下山1組目で、前日はアイゼンで快適に歩いたルートをわかんを着けてヒザから腰くらいのラッセルをしながらの下山となり、一晩でこれほどコンディションが大きく変わったことに驚かされました。

勢至平まで無雪期コースタイム(30分)の倍を要しましたが、その先は吹き溜まりもそれほどではなく、また徐々に当日の登山者も登ってきたため、中盤以降は快適に歩くことができました。

昨年同時期に同じく奥岳登山口からくろがね小屋泊で安達太良山を目指したときは、初日と2日目の2回にわたって山頂を踏めましたが、今回は山頂を踏めず仕舞い。それでもメンバー一同、とても満足した2日間でした。

(文=中村重明)

八ヶ岳・赤岳鉱泉~硫黄岳

初心にかえって雪山に挑む。

硫黄岳山頂直下より八ヶ岳主脈稜線を望む(写真=奥谷 晶)
赤岳鉱泉より望む横岳の岩峰群(写真=奥谷 晶)

12月22日~23日、22日曇り時々晴れ、時々小雪、23日晴れ

本格的な冬山登山へのカムバックです。思えば、初めての雪山登山が八ヶ岳でした。そのときは赤岳鉱泉から赤岳に登頂しましたが、今回は8月末に登った時とは逆の、行者小屋から地蔵尾根をへて、12月21日から冬季営業を始めた赤岳天望荘に泊まり、赤岳登頂後、横岳から硫黄岳に縦走することをめざしました。

まず第一の誤算は、美濃戸まで車で行くつもりが、すでに美濃戸口の駐車場もほぼ満杯で、やむなく美濃戸口から歩き始めたことです。出発の準備でも手間取ります。冬靴もいまひとつ、しっくりきません。それでも歩くことについては、南沢の左岸にわたる河原のところまでは順調で、夏時間と同様のペースで進んでいました。このルートのために用意したチェーンアイゼンが有効で、林道の滑りやすい圧雪路も、沢筋の凍結箇所も確実にグリップして、無駄な体力の消耗を確実に防いでくれました(最初の雪山登山では慣れないプラブーツで、凍った林道ですってんころりを繰り返し、絶望的な気持ちになったことも思い出されます)。

ところが次第に右太ももに変調が起き始め、いわゆる「つった」状態になり、けいれんが起きるようになってきたのです。どうやら、汗をあまりかかないように水分と塩分を控えめにしてきたことがアダとなったようです。休み休み、マッサージしながら進み、ようやく行者小屋にたどりつきましたが、ここでさらに1時間以上のビハインドです。

もともと汗かき体質なので、アンダーウェアもミドルウェアもアウターシェルまで、透湿性を重視した素材のものを選んでいました。行動中はすごく快適だったのですが、停滞が多くなるとやはり急速に熱が奪われます。とにかく温かい飲み物とエネルギー補給が緊急に不可欠です。ここで焦ったあまり、行動食をとりだすためにインナーの手袋から素手を出してしまうという禁じ手を犯してしまいました。低体温症が始まると手足の末端への血流が悪くなり、凍傷に真っ先にかかりやすくなります。指先があっというまに感覚を失いました。

22日は幸い風はなかったのですが、気温はマイナス15度です。行者小屋(休業中)ですでにこの状態では、強風(前日の天気予報では風速14メートル)が予想される稜線に登るのはリスクが多すぎると判断して、地蔵尾根から赤岳天望荘へ向かうのはあきらめ、行動できる余力があるうちにと、急遽赤岳鉱泉に下ることにしました。冬季に営業している小屋がいくつもあるのが、八ヶ岳のすばらしいところですね。ザックの中には、最低限ビバークできる装備は持っていましたが、体力を消耗してからでは遅すぎます。特に冬季では。ひとつ小さな歯車が狂うと、想定外のことが連鎖的につながって致命傷になるというのが冬山の厳しいところです。

赤岳鉱泉は、アイスクライミングのパーティやツアーのお客さんなどでほぼ満室でした。

23日は晴れ。赤岳鉱泉で一泊して足の調子も回復し、アイゼンのよく効く締まった雪を踏んで樹林帯の中のトレールを上り、赤岩ノ頭をへて硫黄岳に登頂を果たすことができました。硫黄岳頂上はやはり強風が吹き荒れ、10分もとどまることはできません。それでも360度の大展望を満喫できました。使い捨てカイロをカメラの袋に入れておいたので、無事作動させられたことはひとつの収穫です。

それでも解決しなければいけない、いろいろな課題を実感できたことが最大の収穫と言えるでしょう。雪山登山への復帰の第一歩となりました。

(文=奥谷 晶)

八ヶ岳・赤岳

真っ白に新雪をまとった赤岳へ。

赤岳天望荘付近から山頂を仰ぎ見る。吹き付ける寒風に八ヶ岳の冬を実感(写真=久保田賢次)
赤岳鉱泉のアイスキャンディも大人気だ

12月21日~22日、曇りのち晴れ

八ヶ岳の赤岳に登ってきました。茅野駅からタクシーで美濃戸口の八ヶ岳山荘へ、コーヒーをいただきながら身支度を整えさせてもらい、美濃戸、柳川北沢コースを経て赤岳鉱泉へ。早めに入山された方々のトレースのおかげで、快適にたどることができましたが、降り続いた雪で、吹き溜まりの積雪は1mを超えるところも。

通年営業の赤岳鉱泉は、さすがに三連休とあってたくさんの人でにぎわっていました。今年の冬は事故が多いとのお話や、この日、中山乗越付近では雪崩が発生したという情報もうかがいました。

暖かい部屋とおいしい食事で鋭気を養っての2日目は、行者小屋を経て、地蔵尾根から赤岳をめざします。曇りがちでしたが、白く輝く大同心など横岳西壁も見え始め、登高意欲がわいてきます。ルートは手すりの付けられた階段や、クサリで整備されていますが、転滑落は許されない地形ですので、一歩一歩を確かめながら慎重に。

2時間ほどで地蔵ノ頭に到着。この冬は2月22日まで連続営業するという赤岳天望荘を経て、主稜線を赤岳へ。雪が飛ばされて氷化した場所はアイゼンを丁寧に効かせて登ります。強い冬型の影響で、めまぐるしく変わる天候でしたが、山頂では幸いにもお日様が顔を出してくれ、富士山の雄姿も望めました。

下山は文三郎道へ。立場川源頭を巻いてのトラバースは、念のため補助ロープも出して慎重に下り、行者小屋を経て柳川南沢コースへと周回しました。

(文=久保田賢次/『週刊ヤマケイ』編集部)

奥多摩・七ツ石山

鴨沢から雪に覆われた七ツ石山へ。

七ツ石山山頂から石尾根を望む。雲取山方面は完全に曇り(写真=辻野 聡)
七ツ石小屋の周辺もすっかり雪で覆われている(写真=辻野 聡)

12月23日、曇り時々晴れ

東京の奥多摩エリアは18~20日に降雪があり、偵察を兼ねて、連休2日目の月曜日に鴨沢から七ツ石山に行ってきました。天気予報は晴れだったのですが、冬型が緩んだせいか、雲が出るのが早く、時々太陽がのぞく程度。昨日だったら晴れていたのですが。

小袖乗越の先の登山道の取りつきでいきなり雪道になりますが、雪があるのは最初だけで(今は融けているかもしれません)、その先、しばらくは雪がなくなります。ところどころ雪が残っていますが、アイゼンを付けるほどではありません。本格的な雪道になるのは標高1000m付近、水場があるあたりを過ぎてからです。積雪量が多くなるのは、ブナ坂の手前。七ツ石小屋周辺では30cmぐらい、七ツ石山山頂で40cmぐらいの積雪がありました。

七ツ石山に向かう登山道にはトレースが付いていました。雲取山へ向かう石尾根も同様です。七ツ石山、雲取山へ行かれる方は6本爪以上のアイゼンは必携。雲取山山頂では50cmほどの積雪があるそうです。ローカットの靴にスパッツ、アイゼンなしの人を見かけましたが、雲取山方面へ行かれる方はしっかりとした冬の装備が必要です。

七ツ石小屋では、現在バイオトイレを建設中。年内完成のはずが、諸事情により遅れており、1月中に完成予定だそうです。

奥多摩湖周辺の道路に雪はありませんが、朝晩は凍結している箇所があり、クルマで行かれる方は、念のため冬タイヤの用意をして行ったほうがいいでしょう。

(文=辻野 聡/山岳ライター)

東京都・滝山丘陵

ダイヤモンド富士を静かに眺められる穴場

北側が開けた滝山城跡(写真=石丸哲也)
小宮公園から夕映えの富士山(写真=石丸哲也)

12月21日、快晴

冬至の前後は高尾山山頂などで、富士山の山頂に夕日が沈むダイヤモンド富士が楽しみなとき。感動的な瞬間を眺められますが、それだけに人気で、高尾山山頂は大にぎわいとなります。

八王子駅北側にある小宮公園はダイヤモンド富士を眺められ、混雑を避けられる穴場です。全体に雑木林が茂る丘陵ですが、ここだけではハイキングとしても物足りないので、JR五日市線の東秋留駅からスタートして、滝山丘陵から小宮公園へ向かいました。

当日は快晴、無風で日だまりハイキングに絶好の日和。滝山丘陵は標高200m前後で雪や凍結の心配もほとんどなく、東秋留駅から八王子駅までのコースタイムは3時間ほどで、のんびりと歩けます。

東秋留駅から南下し、秋川に出合ったら南岸を少し歩いてから滝山城跡へ登ります。一帯は都立滝山丘陵自然公園として歩道や案内板が整備されていますが、東秋留駅からハイキングコース入口までは指導標が少ないので要注意です。

滝山城は戦国時代、関東を治めた小田原の北条家のもので、城郭の地形も残され、歴史的にも貴重です。また、城跡の北側は開けていて、多摩川を隔てて奥多摩などの展望が開けます。

滝山城跡からは、なだらかな尾根道ののんびりハイキングです。いったん国道16号に下り、中央自動車道をくぐると小宮公園に入ります。富士山方面は雲に覆われていましたが、日没が近づくにつれ、雲がとれてきました。富士山に張りついた雲は最後まで晴れませんでしたが、日没後、雲の縁がネオンのように輝き、ダイヤモンド富士とはまた違う美しさで感動的でした。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

高尾・陣場山~高尾山

残雪の陣場山にて。

陣場山頂とノウサギの足跡(写真=田邉 綾)
ぬかるみの様子(写真=田邉 綾)

12月22日、晴れ

例年より早い降雪に見舞われた東京。街では雪が溶けた後でも、山ではまだ残っている所があります。

快晴に恵まれたこの日、陣場山山頂には5cmほど雪が残っていました。一部凍結も見られます。そして何より、ぬかるみます。陣場山付近、景信山付近、そして小仏城山~高尾山にかけては特にぬかるみがひどく、靴を汚さずに歩くことは不可能です。これから春にかけて、登山道は凍結とぬかるみを繰り返します。安全・快適に、そしてマナーを守って山を楽しむためにアイゼンやスパッツ、ストックなどを携行しましょう。

ぬかるみをこらえてでも行きたくなる冬の山の魅力のひとつは、やはり眺望でしょうか。この日も遠く南アルプスの山々が望めました。さらに個人的には、冬鳥の姿や雪の上に残った動物の足跡を観察できるというのも、冬ならではの楽しみではないかと思います。

シモバシラと並ぶ高尾山の冬の名物、ダイヤモンド富士。日暮れまで雲のかからなかったこの日は、山頂に1000人近い人が詰めかけました。もみじ台では、その瞬間をカメラに収めようとする人々が、植生保護のロープ柵の中に踏み込む光景が多く見られました。その都度、声をかけて登山道から出ないようにお願いしています。こうした声かけを辛抱強く続けることで理解者が増え、利用者全体のマナーが向上していくことを私たちは願っています。

(文=田邉 綾/東京都レンジャー 高尾地区)

高尾・景信山~高尾山

ヤマケイ登山教室でダイヤモンド富士と首都圏の夜景を楽しむ

くっきりと見えたダイヤモンド富士(写真=石丸哲也)
ツアーリーダーが作ってくれたクリスマス気分あふれるシチュー(写真=石丸哲也)

12月22日、快晴

この日はヤマケイ登山教室「週末の山登りベスト」の企画でダイヤモンド富士を見るべく、高尾山に行きました。

前日の滝山丘陵以上に晴れ上がり、ダイヤモンド富士への期待も膨らみます。

景信山への登山コースは、ややマイナーな小下沢から。尾根に出て、小仏からの登山道と合流すると登山者が増えます。この先、景信山山頂直下までシモバシラが自生しているのですが、思ったより冷えこみが弱く、氷の花は見られませんでした。

景信山山頂は展望が楽しみですが、この日は遠くまでくっきりと見え、筑波山や奥日光、東京スカイツリー、そして富士山などがくっきりと見えました。景信山山頂は混みあっていたので、小仏城山まで歩いて、山頂南側の日当たりがよい草地でランチタイム。ツアーリーダーの杉村直子さんが『始める!スノーシュー』でも紹介したクリスマス気分あふれるシチューを作ってくれました。

ゆっくり休憩した後は高尾山へ。混雑を避け、手前のモミジ台で見ることにし、早めに着いて場所を確保。日没を待つ間に、紙粘土を使って、クリスマスのアクセサリーになるスノーマンを作りました。

そしてダイヤモンド富士。この日は文字通り雲ひとつなく、最高の条件で楽しめました。下山は高尾山山頂から稲荷山尾根へ。ほとんどの登山者が1号路を下るので、稲荷山尾根は静かで、夕暮れの山道の風情を楽しめました。そして稲荷山の展望台に着くと、今日最後のお楽しみである首都圏の夜景が開けます。平凡な表現ですが宝石を散りばめたようにきらびやかで、スカイツリーも眺められました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

三浦半島・鎌倉アルプス

富士山を見ながらのんびり歩いた古都の山道。

勝上嶽展望から見た富士山。左手には箱根の山並みが延びています(写真=木元康晴)
コースのあちこちで目にする四角い穴は、かつての武士や僧侶の墓(写真=木元康晴)

12月21日、晴れ

年末間近の晴れ渡った日に、鎌倉アルプスを歩いてきました。

北鎌倉駅から車道を歩いて建長寺に向かい、拝観料300円を支払って境内へ。裏手を一段上がった半僧坊を過ぎた先からが登山道です。

途中、追いかけっこをして遊ぶタイワンリスを眺めながら歩く稜線は、思いのほかアップダウンが多くて険しく、ここがかつての鎌倉幕府を守る天然の障壁だったということも納得。コースはほぼ樹林の中ですが、最高地点の大平山や点在する展望ポイントでは、富士山や相模湾を見渡すことができました。

昼食をとった大平山直下の茶屋のおばさんによると、紅葉がピークの頃は登山道が渋滞したが、今はかなり静かになった、とのこと。これからの時期は、自分のペースで歩くことができそうです。我々ものんびりと歩いて、瑞泉寺近くの登山口に下山。鎌倉宮、鶴岡八幡宮と寺社を参拝しながら、鎌倉駅に向かいました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

中央アルプス・富士見台

青空の下に日本の屋根を見渡す絶景のスノーシューフィールドへ。

この日のルートチェックメンバー、久保田ガイド(左)&原ガイド(右)(写真=原 誠一/アルプスネイチャークラブ所属登山ガイド)
見上げれば青空に霧氷(写真=原 誠一/アルプスネイチャークラブ所属登山ガイド)

12月22日、晴れ

信州でも南へ下ると太平洋側気候に支配され、冬は毎日抜けるような青空が続きます。

中央アルプスの最南端にある富士見台高原は、西には濃尾平野が続き、若狭湾から吹く風をさえぎる山々はなく、シベリアから張り出した寒気は、この地に日本海の湿り気を送り届けて、良質な乾いた雪を降らせます。

その富士見台高原にあるのが「ヘブンスそのはら」スキー場。スキーヤーズオンリーのゲレンデに立てば、中央アルプス、南アルプスがはるか地平線まで、日本の屋根がズラリ並ぶ絶景。ここは「偉大な山々を目の前に、雲ひとつない青空の下で、パウダースノー!」という最高のシチュエーションが日常的に味わえる、奇跡のスポットなのです。

立ち上げ2年目の地元のガイドクラブ「アルプスネイチャークラブ」では、冬はこのスキー場にベースキャンプを構えて、スノーシューツアーを行なっています。

この日は今シーズンのオープン2日目。若手とベテランのコンビで、ルートチェックを兼ね、富士見台に向けて出発しました。

スタートはスキー場のリフト最上部の展望台(1602m)。にぎやかになってきたスキー場を足速に過ぎ、静かな樹氷の森に入りました。林道は積雪50cm。12月としてはいい感じです。約2時間歩いて、中央アルプス主稜線の馬ノ背に出ると、冬の偏西風が手荒にお出迎え。地球の脈動のようなこの風は、歩いて火照った身体に心地良く感じられました。

そこから富士見台へは20分。頂上付近は旧牧場の緩やかな丘。もうひと降り雪が来て、一面に生えているササの頭が埋まれば、テレマークスキーが楽しめる季節となります。

本来なら、富士見台の頂上(1739m)からは、日本百名山のうち23座が眺められるはずですが、残念ながら今日はホワイトアウト。絶景はお預けになりましたが、南信州に冬を連れてくる烈風に会うことができました。さぁ、楽しい季節が始まります。

今回のルート:「ヘブンスそのはら」のゴンドラ、リフトを乗り継いで展望台(1602m)へ。林道、登山道を歩き、富士見台(1739m)までの歩行時間は往復約5時間です。

(文=久保田雄大/アルプスネイチャークラブ所属登山ガイド)

岡山県・泉山

県域ではメジャーな山へ、健脚向きのBコースを登りました。

大岩通過、もがきながら雪との格闘です(写真=舩越 仁)
泉山南峰(井水山)にて懸命に足を蹴上げるセブンティーズ(写真=舩越 仁)

12月20日、雪

早朝から発令された暴風雪波浪警報のため、予定していた県境稜線山行を取り止め、代わりに中国山地の内陸部に位置する泉山に登ることにしました。

何かの時に避難小屋があるのは心強いものです。登山コースはいくつもありますが、最短コースが鏡野町養野の泉嵓神社からのBコースです。全体的には樹林細尾根の直登で、急勾配が3ヶ所ほどあり、ノーアイゼンでは気を抜けないステップが続きます。大岩の立ちはだかる場所も数ヶ所あります。主稜線に近付くにつれて雪が深くなり、杉木立はモンスターになり始めていました。

津山高校山小屋に入る前にはよく見えていた中央峰方向が、昼食後には風雪で視界がさえぎられてしまいました。時間と天候悪化を考慮し、泉山頂上に向かうのは早々にあきらめ、カンジキを付けてもっとも安全な井水山経由(Aコース)で下山しました。

この日は1周約6kmを5時間半の行程でした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

広島県・鷹ノ巣山

初冬の山陽で展望の良い山を歩く。

登山口近くにひっそりと立つ、県央の地を示すモニュメント(写真=木元康晴)
叶木山から見た鷹ノ巣山(写真=木元康晴)

12月16日、晴れ時々曇り

12月も半ば、いよいよ本格的な冬に突入です。中国地方では山陽側の晴天率が高くなり、ハイキングには最適な時期です。今回も青空を期待して、広島の山へ足を運びました。

福富町から林道を進んだ、鷹ノ巣山の標識がある空き地に車を停めて、登山スタート。歩き始めてすぐに、「県央の地」を示すモニュメントが立っています。その先、林道が右に折れる箇所から登山道に入り、ひと登りで久芳峠へ。まずはそこから、東に向かって叶木山をピストン。露岩の上の頂上から南西方向を見ると、どっしりとした鷹ノ巣山の姿がありました。

戻って西へ向かい、人工林の中の急坂を登り切ると、刈り払いがされて明るい鷹ノ巣山の頂上です。山頂の展望台からは、意外な近さで瀬戸内海も望むことができました。

下山は東面にわずかに残る、ブナの保護林の脇を通って林道へ。途中にはうっすらと雪が積もる箇所もあり、足運びに気を使いつつ下りました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

福岡県・二丈岳

紅葉が終わり、ヤブツバキが咲き始めました。

咲き始めたヤブツバキ(写真=池田浩伸)
唐津湾を見下ろす山頂にて(写真=池田浩伸)

12月17日、曇りのち雨

今回は二丈渓谷から二丈岳を往復しました。

ゆらりんこ橋を渡ると、遊歩道入口に植えられたスイセンのつぼみが大きくふくらんでいました。道には黄色の落ち葉が広がり、わずかに残ったムラサキシキブの実が秋の終わりを教えてくれているようでした。

水の音を楽しみながら、渓谷沿いの道を登って行きます。明神の滝は、モミジの紅葉がきれいな場所ですがいまはすっかり葉を落とし、冬から春にかけて赤い花をつけるヤブツバキの花が咲き始めていました。

加茂神社からしばらく林道を歩いて、登山道へ入ります。道のわきでヒヨドリジョウゴの赤い実を見つけました。冬の森には赤い色が多いようです。

急坂を登って山頂に着くと、眼下に玄界灘の大きな海が広がっています。曇り空でしたが見事な展望を楽しむことができました。

山頂近くの樹にはヤマガラ、コゲラ、マヒワなどたくさんの野鳥が集まっていて、かわいいさえずりを聞くこともできました。

気温も下がり、風も冷たくなっています。低山といえどもしっかりとした防寒対策で山を楽しみましょう。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

八ヶ岳・硫黄岳、赤岳

美濃戸口から赤岳鉱泉を経て硫黄岳・赤岳へ

赤岩の頭付近から硫黄岳山頂部を望む(写真=長野浩一)
赤岳文三郎尾根から阿弥陀岳方面を望む(写真=長野浩一)

12月21日~23日、曇りのち晴れ

ツアーに参加し、念願であった雪の硫黄岳・赤岳に登頂しました。

初日は美濃戸口から赤岳鉱泉まで。赤岳鉱泉は三連休で混みあっていましたが、人数分の布団が用意され快適に休むことができました。

2日目は朝8時に赤岳鉱泉を出発し、赤岩ノ頭を経由して硫黄岳に登頂しました。

登り始めは薄曇りでしたが、登るにつれ天気が好転し、赤岩ノ頭から稜線に出るころには青空が広がりました。稜線から山頂までは風はあるものの、「冬の八ヶ岳」で想定されるような強い風はなく、写真を撮影する余裕もある状態でした。

山頂部からは雪をかぶった爆裂火口の全景が見渡せ、硫黄岳のダイナミックな景観とともに北アルプスや秩父方面など360度の大パノラマがひろがっていました。

3日目は朝7時出発で、行者小屋・地蔵尾根経由で赤岳山頂へ。地蔵尾根の樹林帯を出た付近からは、ガイドさんにショートロープで確保していただきながら進みました。ハシゴ部はほとんどが雪に埋まった状態で、柵にアイゼンの爪がからまるようなことはありませんでした。地蔵ノ頭から赤岳天望荘までの登山道では佐久側へのスリップに注意が必要です。天望荘への荷揚げヘリが青空の中を飛来するのを眺めながら、山頂まで最後のひと登り。この日も風はあるものの、身体がとられるほどではなく、ショートロープで確保されている安心感もあり、不安なく歩を進めます。

赤岳山頂からは南アルプス方面、富士山の美しい姿を眺めることができました。

帰路は文三郎尾根を下山しました。文三郎尾根上部は傾斜がきつく狭いので、すれ違い時の譲り合いが必要です。文三郎尾根の階段もほぼ雪に埋まった状態でした。この日は凍結箇所はなく、アイゼンはよく雪に差さる状態でした。

美濃戸口まではスタッドレスタイヤなど冬支度をした乗用車の進入が可能ですが、その上の美濃戸までは4WD車などに限られますので、車利用時にはご注意ください。

(都築香純/兵庫県/39歳/よく行く山:六甲山、八ヶ岳、北アルプス南部)

長野県・入笠山

南アルプス前衛の山頂から眺望を楽しむ

山頂からの秀麗富士と鳳凰三山(写真=伊藤 孝)
白銀の入笠湿原(写真=伊藤 孝)

12月22日、晴れのち曇り

今年の登り納めということで、山頂からの眺望に定評のある入笠山に行って来ました。

この週には関東地方平野部でも初雪が舞いましたが、寒波の襲来で登山口の沢入からしっかり雪がついていました。積雪は30cm程度ですが、入笠湿原までは勾配がそれほどきつくないためアイゼンなしでも登れます。

約1時間で入笠湿原に到着しました。白銀に覆われた湿原は多くのスノーシューを付けた人たちでにぎわっていました。

そこから傾斜がちょっと急になりますので、軽アイゼンを付けて山頂を目指します。30分程度で山頂に到着すると、富士山から南アルプスにいたる絶景が待っていました。残念ながら北アルプスや中央アルプス、八ヶ岳方面は雲がかかっていたので展望は得られませんでしたが、噂に違わぬ眺望の良い山です。

山頂では曇ってきて風もあり、寒い思いをしましたが、今シーズン初めての雪を踏みしめての楽しい山歩きとなりました。次回は湿原散策でも楽しみたいと思いました。

(伊藤 孝/神奈川県/55歳/よく行く山:北アルプス、八ヶ岳、丹沢)

広島県・弥山

宮島の名山に新しい展望台が完成

弥山山頂に完成した新・展望台。2階は売店が入る予定で、この日はまだ立ち入り禁止でした(写真=高木秀生)

12月15日、晴れ

新しい展望台が完成した安芸の宮島・弥山に博打尾コースから登り、四宮コースで下山してきました。

推奨されたコースではありませんが、整備された階段の多い紅葉谷、大聖院、大元の3コースとはひと味違ったハイキングが楽しめ、観光客のいない、ひっそりとした尾根道の山行が楽しめました。

新展望台の2階部分はまだ立ち入り禁止ですが、1階のトイレと屋上はオープンしています。売店が入る2階部分の完成が待たれます。

宮島桟橋から博打尾コースで頂上まで2時間20分、下山は四宮コースで宮島桟橋まで1時間でした。

(高木秀生/広島県/63歳/よく行く山:広島県弥山、鳥取県大山)

熊本県・白髪岳

本格的な冬の到来を感じる山行。

三池神社付近の尾根を歩くと次第に展望が開け、霧氷と太陽がまぶしかった(写真=松本辰彦)
白髪岳山頂から市房山を望む(写真=松本辰彦)

12月22日、晴れ

白髪岳(しらがだけ・1416.7m)に登ってきました。白髪岳という名前の由来は、冬季になると山頂一帯が樹氷や霧氷に覆われて老人の髪に似ていることから生まれたそうです。熊本県人吉市や宮崎県えびの市・小林市からこの風景が見られるようになると、本格的な冬の到来を感じられます。

毎年この時期に仲間と登りますが、今年の白髪岳では霧氷はもちろんのこと、積雪による素晴らしい造形美を見ることができました。

(松本辰彦/宮崎県/60歳/よく行く山:霧島連山、くじゅうほか)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

【蘇れ日本列島】

2013年度日本山岳遺産認定地、大台ヶ原大杉谷の魅力を紹介

日本を代表する渓谷美を有する大杉谷の魅力を伝える講演会が開催されます(写真提供=大杉谷登山センター)

2014年1月19日(日)、東京日本橋の「三重テラス」で、大杉谷登山道内の山小屋、「桃の木山の家」スタッフの木村純子さんによる講座が開催されます。

大杉谷は2004年の豪雨による崩壊で通行不能となっていましたが、2014年に10年ぶりに全線開通を迎える予定です。

エピソードを交えながら、女子目線で秘境大杉谷が紹介されます。時間は11時~、14時~の2回。各定員30名で、講座開始30分前から受付開始です。

山の装備はどんどん軽量化の時代。でも遭難対策は必要最低限の装備です。

軽い負担で、万一の補償が欲しい…そんなあなたにお勧めなのが、jRO(ジロー)の山岳遭難対策制度。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円。次年度以降会費は2000円+事後分担金(750円~1700円の見込み)です。いざというときに、備えましょう。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

登山のアプローチ手段としてすっかり定着した「登山バス」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、登山口までスムーズにたどりつけることから、人気を集めています。

毎日企画サービス(毎日新聞旅行)では北アルプスと八ヶ岳へ冬山(お正月)登山バスを運行しています。山小屋での宿泊とセットになったお得な商品もあるので、年末年始の山行に役立ててみてはいかがでしょうか?

冬の志賀高原を舞台にしたTV特番

1月4日(土)21:00~、『日本の名峰・絶景探訪』2時間特別企画

ウィンターリゾートとして知られる志賀高原ですが、今回はゲレンデの外にそびえる雪山に挑みます(C) BS-TBS
左から大雲芳樹さん、片岡安祐美さん、三浦豪太さん(C) BS-TBS

日本に連なる山々の絶景と山を愛する者の挑戦の姿を臨場感ある映像で紹介してきたBS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』の2時間特別企画が、1月4日に放映されます。

今回の舞台は志賀高原。スキー場として知られる志賀高原ですが、ゲレンデの外には雄大な自然が広がっています。その中を歩くのは三浦豪太さんと、野球クラブ「茨城ゴールデンゴールズ」監督兼選手の片岡安祐美さん。

2014年、球団設立10周年のを迎える茨城ゴールデンゴールズの選手兼監督の片岡さんがこれまでの自分を見つめ直し、新たな自分を発見したいと志賀高原を訪れます。片岡さんを支えるのは三浦豪太さんと山岳ガイドの大雲芳樹さん。

雪上訓練の様子からお届けする雪山ドキュメンタリー。ぜひご覧ください。


山の知識検定

Q:最近、冬山以外でも低体温症による大量遭難が多発している。下記の低体温症についての記述で誤っているものを選びなさい。

1:体幹部体温35℃以下が低体温症とされるが、軽症でも症状は急速に悪化し無関心状態に陥る。36.5℃から始まる前兆の症状である身体の震えで自覚する。

2:低体温症の発症原因は、身体の濡れと風に吹かれることから始まる。濡れる前や風に吹かれる前に、手早く防寒ウェアやアウターウェアを着用する。

3:低体温症にかかった患者の回復には、全身マッサージが効果的である。ツェルトなどに収容したら、周りの人がこすって温める。

4:予防にはこまめに栄養摂取することがよい。ポケットにチョコレートやアメ、ドライフルーツなどをしのばせて、ちょこちょこ口にする。

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて


山の知識検定

Q:最近、冬山以外でも低体温症による大量遭難が多発している。下記の低体温症についての記述で誤っているものを選びなさい。

1:体幹部体温35℃以下が低体温症とされるが、軽症でも症状は急速に悪化し無関心状態に陥る。36.5℃から始まる前兆の症状である身体の震えで自覚する。

2:低体温症の発症原因は、身体の濡れと風に吹かれることから始まる。濡れる前や風に吹かれる前に、手早く防寒ウェアやアウターウェアを着用する。

3:低体温症にかかった患者の回復には、全身マッサージが効果的である。ツェルトなどに収容したら、周りの人がこすって温める。

4:予防にはこまめに栄養摂取することがよい。ポケットにチョコレートやアメ、ドライフルーツなどをしのばせて、ちょこちょこ口にする。

【正解】3

低体温症に陥った人の回復にマッサージは逆効果である。マッサージは、体表の冷えた血液が体幹部に回り、一挙に症状を悪化させる危険がある。また、アルコールやコーヒーなども、血管を拡張させて熱を奪ったり、利尿作用により脱水症状を起こすおそれがあるので与えてはならない。

低体温症の症状は寒さの自覚から始まり、震え、思考力低下、歩行困難、意識混濁、転倒へと続く。たとえ十分な食料や装備を準備していても、思考力の低下によって着たり食べたりすることができなくなるといわれている。

濡れないこと、吹かれないこと、絶えずカロリーを補給することなど、震えがくる前に予防することが肝心である。

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『梅里雪山』kindle版

1月5日まで400円で購入可能!

1991年、中国・雲南省にある梅里雪山(メイリーシュエシャン)で京都大学学士山岳会と中国登山協会による合同隊の隊員17人が雪崩に飲み込まれ、消息を絶つという、海外登山の遭難史上、最悪の事故が起きました。当時、学生だった著者は、先輩たちや友人の遺体捜索隊に加わり、梅里雪山へ。それが縁で長年にわたって麓の村に通いつづけ、村人たちと生活をともにしながら遺体の捜索を続けます。本書は15年にわたるその過程を写真とともに構成したノンフィクションです。単なる遭難ものではありません。捜索を通じて著者の小林さんが住民と絆を育んでいく過程に、多くの人が心を引き寄せられることでしょう。アマゾンでkindle版が1月5日までセールを開催しております。本書のほか『山と溪谷』のkindle版バックナンバーもお求めやすい価格になっておりますので、この機会にぜひどうぞ。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B009VZHTKE/

●著者:小林尚礼/発売日:2010年11月1日(ヤマケイ文庫の発売日)/紙の本のページ数:368ページ/販売価格:Kindle版・通常800円のところ、2014年1月5日までは400円

2013年12月~2014年1月の新刊
商品名 発売日 販売価格(税込)
『ROCK & SNOW 062 冬号 2013』 12/6 1,400円
『怖いもの知らずの女たち』増補文庫版 12/13 1,050円
『山と溪谷 2014年1月号』 12/14 1,200円
『知られざる富士山』 12/20 1,260円
『山溪ハンディ図鑑 7 新版 日本の野鳥』 12/20 4,410円
『ヤマケイ文庫 たった一人の生還-「たか号」漂流二十七日間の闘い』 12/20 924円
『走りが変わるロードバイクの本』 12/24 1,260円
『自転車人No.034 2014 WINTER』 1/15 1,200円
ヤマケイ文庫『定本 日本の秘境』 1/17 998円
『新版 草木染』 1/24 1,680円
新ヤマケイポケットガイド 8 『海水魚 改訂版』 1/24 1,260円
ヤマケイ文庫『K2に憑かれた男たち』 1/24 1,050円
ヤマケイ文庫『北極圏1万2000キロ』 1/24 1,050円
『ときめくコケ図鑑』 1/24 1,680円


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】山の天気ハイキング「上信・高峰高原~黒斑山」2日間(好展望のホテル泊)

ヤマケイ登山教室

冬でも晴天率が高い高峰高原で、冬の気象を学びます。中部山岳や八ヶ岳、関東山地など山による天気の違い、机上講座で学んだ雲の発生や風の影響などを理解しながら歩きます。標高2,000mを超えるパウダースノーの感触も楽しめます。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=104750

日程 1月18日(土)~19日(日)
集合 新宿西口スバルビル前(7:00)
行程 1日目:新宿(バス)車坂峠(1,973m)~高峰山(2,092m)~高峰高原【ホテル泊】
2日目:~車坂峠~トーミの頭~黒斑山(2,404m)~車坂峠(バス)新宿【解散】20:00~22:00(予定)
歩行時間:1日目約3時間、2日目約3時間30分
登山レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です。)
難易度 難易度3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるがあり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にある)
参加費 43,000円
講師 猪熊隆之(山岳気象予報士)

【海外】冬のスイス・アルプスを満喫! スノー・ハイキング7日間

登山電車やロープウェイを使い、白銀のアルプスの山懐へ。

スノーシューをはいて白銀の世界へ
天候に恵まれればナイト・ハイキングも

スイスの2大山岳リゾート、ツェルマットとグリンデルワルトに滞在し、雪をかぶってひときわ美しくそびえるアルプスの名峰を満喫。冬だからこそ出会える景色を眺めながら、スノーシューやスノートレイルのハイキングを楽しみます。2月11日出発のツアーは、天候に恵まれれば、日程5日目の夜に幻想的な満月のナイト・ハイキングができるかも。

出発日~帰国日 旅行代金(東京発着)
1月12日(日)~18日(土) 352,000円
2月11日(火)~17日(月) 368,000円
3月12日(水)~18日(火) 368,000円

【机上講習会】山の天気ハイキング・山岳気象大全(後期)「山域別の気象」

ヤマケイ登山教室

山の天気はめまぐるしく変わります。気象の変化は、時として登山者に激しく襲いかかったり、またある時には幻想的な光景を作りだしたりもします。机上講座では、気象変化のメカニズムや季節ごとの典型パターンなどを体系的に学びます。今回は山域別の気象を学びます。

参考書『山岳気象大全』(山と溪谷社刊)

昼の部

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1197

夜の部

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1155

開催日 1月14日(火)
会場 昼の部:アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
夜の部:特設説明会場(1階)
時間 昼の部:15:00~16:30/夜の部:19:00~20:30
定員 昼の部:45名/夜の部:70名
受講料 各1,000円
講師 猪熊隆之(山岳気象予報士)

201312/26?20141/8

12
26 インドネシア・スマトラ島沖地震発生。地震の規模はM9.1。大津波が発生し、多くの犠牲者が出た(2004年・平成16年)
27 工藤英一さんが日高山脈の芽室岳から大雪山・旭岳までの縦走に出発。翌年1月22日に縦走成功。ノンデポ、ノンサポートで1ヶ月分の食糧、燃料をかついで入山した(1982年・昭和57年)
28 高木英二らの東京商科大学山岳部と、細野の案内人である丸山静男、横川藤一が北アルプス・白馬岳に厳冬期初登頂(1928年・昭和3年)
登山者専用バス/「毎日あるぺん号」年末年始運行開始
毎日企画サービスが運行する、年末年始の登山に便利な東京発・夜行バス。北アルプス(燕岳・上高地・新穂高)、八ヶ岳(美濃戸口)へ12月28日、29日、30日、1月1日、1月2日で運行。秋葉原駅前22時10分、竹橋(毎日新聞社前)22時30分、京王八王子駅前24時発。詳細は下記URLにて。
http://www.maitabi.jp/bus/pdf/
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日は「雪舞い踊る白銀の岩峰 木曽駒ヶ岳」を放映。俳優・深水元基さんがマイナス10℃を超える寒さのなか、千畳敷から木曽駒をめざします。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
29 博物学者・南方熊楠、没す(1941年・昭和16年、享年74歳)
30 日本初の地下鉄が東京・浅草駅~上野駅間で開業(1927年・昭和2年)
31 中村譲次と橋本文彦が北アルプス・前穂高岳屏風岩の2ルンゼ登攀。屏風岩全体における積雪期初登で、雪崩をかいくぐってなされた、昭和初期の代表的な氷雪ルートの記録である(1932年・昭和7年)
1
1 元旦
2 第六高等学校OBの清田清、池田滋、堀龍雄が1月2日から3日にかけて槍ヶ岳・北鎌尾根を積雪期初踏破、積雪期初下降(1933年・昭和8年)
3 加藤文太郎、八ヶ岳の夏沢鉱泉~硫黄岳~赤岳を往復し、積雪期単独初縦走に成功。この山行が加藤文太郎にとって初めての本格的冬季登山(1929年・昭和4年)/加藤文太郎、吉田登美久が槍ヶ岳肩ノ小屋を出発し、北鎌尾根に向かい消息を絶つ(1936年・昭和11年)
ギャラリー/山岳写真の会「白い峰」写真展
山岳写真家・白籏史朗さんが会長を務める山岳写真の会「白い峰」の写真展が東京・六本木の富士フイルムフォトサロンで開催されます。1月9日まで。入館無料。
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/s12/140103012.html
4 小説家・山田風太郎、兵庫県養父郡に生まれる(1922年・大正11年)
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日は2時間スペシャル。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
5 横浜山岳会の中山政雄、鶴井定雄、杉田昭雄、内藤八郎、佐藤忠茂らが日高山脈、ペテガリ岳・西尾根からカムイエクウチカウシ山の往復に出発。1月28日に縦走成功。極地法で社会人山岳会が成した過去最大級の縦走(1956年・昭和31年)
ツアー/新宿発着・バスで行く谷川岳山麓スノーシューハイク
モンベル長瀞店主催のバスツアー。料金はモンベルクラブ会員12,000円、一般13,500円。スノーシュー・ストックレンタル料3,000円。7:00にモンベル新宿南口店前集合し、20:00解散予定。1月26日、2月16日にも同内容のツアーあり。詳細は下記にて。
http://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=S10P02
6 早稲田大学山岳部の舟田三郎、麻生武治、小笠原勇八により、槍ヶ岳厳冬期初登頂(1924年・大正13年。積雪期初登頂は1922年3月30日の慶応・学習院隊)/松濤明、有元克己が北鎌尾根の千丈沢・五ノ沢下降中に遭難。松濤の手記がこの6日付が最後となり、のちに『風雪のビヴァーク』として知られるようになる(1949年・昭和24年)
7 オーストリアの登山家ハインリッヒ・ハラー、没す。享年93歳(2006年・平成18年)
ヤマケイ登山教室/山のファーストエイド
雨具やストッキング、ロールマットなど山の装備を利用した固定法と、サムスプリントなど専用グッズを利用した固定練習を行ないます。講師は日本山岳協会遭難対策委員の悳 秀彦さん。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。19:00~21:00。受講料4500円(サムスプリント代含む)。詳細は下記にて。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1134
8 元号が昭和から平成に(1989年)


株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
協力
アルパインツアーサービス株式会社
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。