米木 稔さん

幕末の北方探検家・松浦武四郎を今に伝えたい。

北海道と三重の連携に取り組んでいる米木稔さん
松浦武四郎の肖像写真(三重県松坂市、松浦武四郎記念館)

松浦武四郎(まつうらたけしろう)という人をご存知ですか。幕末に蝦夷地(北海道)を6回に渡って探査し、アイヌ民族との交流も深めた人で、北海道の名づけ親でもあります。

その松浦武四郎を現代に伝えたいと、活動を続ける米木稔さん。2月には、東京で「武四郎な3日間」という催しも開催予定です。

週刊ヤマケイ(以下K):米木さんが松浦武四郎のことを詳しくお伝えしたいと思われたきっかけはなんですか。どんな人だったのでしょうか。

米木(以下Y):幼いころから、武四郎については耳にしていました。三重生まれで幕末から明治にかけて活躍した武四郎は、生涯にわたり全国を歩き続けた。探検家、作家、出版者、古物収集家……。たぐいまれなる知識欲と冒険心で、さまざまな顔を持つ。知れば知るほど、非常に興味深い人物です。さまざまな価値観を受け入れる広い心、常に先を切り開く力が大きな魅力、そして不屈の精神を多くの人に伝えたいと思いました。

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K:「登山」との関連では、松浦武四郎は三重県松阪の出身で、大台ケ原とのご縁も深いとうかがいましたが、そのあたりを教えてください。

Y:武四郎は70歳で3回大台ケ原に登っています。翌年この世を去りますが、遺骨は大台ケ原に埋めるようにとの遺言通り、名古屋谷の丘に分骨され今も祀られています。武四郎が生涯をささげた北海道の景色に似ていると、この山を大変愛していたようです。

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K:沢山の魅力を持った方だったのですね。昨年は「たけしろうカンパニー」という会社もできて、北海道と三重、地域と地域が繋がっての活動も始まっているとうかがいました。

Y:実は私たちはこれまでにも、北海道中小企業家同友会として、武四郎を橋渡し役として北海道と三重の連携に取り組んできました。スイーツやカクテルといった新商品が誕生しました。今後武四郎を架け橋にさらなる地域間連携をめざし、武四郎をより多くの人に知ってもらうための情報発信やイベントの企画・運営をしています。

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K:2月7日から東京、日本橋で開催される「武四郎な3日間」も楽しみですね。企画内容も盛りだくさんのようですが、来場されるかたに、どんな点を見てもらいたいですか。

Y:武四郎にスポットを当てた3日間です。正直、知名度が低い武四郎をひとりでも多くの人に知っていただきたい。パネル展示のほか、3日間多彩なゲストが武四郎を深掘りします。2日目は、武四郎が釧路を探査した際に案内役目を務めたアイヌ民族の末裔、千家さん親子が講師を務めます。ムックリの演奏体験もあります。事前申し込みが必要なので、ふるってご参加ください。

(聞き手=久保田賢次・『週刊ヤマケイ』編集長)

ヤブこぎによる激しい体力の消耗。

数年前の8月、日高山脈にある標高1500mほどの山を目指しました。この山の登山口は峠を抜ける国道のすぐわきに登山口があり、登りやすい山と考えていました。

登山口には十分な広さの駐車スペースがあり、国道を通過する車も多かったので、何の不安も無く登山口を出発。初めは低いササに覆われた登山道でしたが、登るにつれてササは背丈を増していきました。ルートはササに隠れ、次第にササをかき分けながら足元のルートを確認して登る状態です。そんなヤブこぎの登りが1時間以上続き、途中で戻ることも考えましたが何とか登り切りました。

予定時間より1時間以上超過して頂上にたどり着きましたが、これまでに経験したことがない長時間のヤブこぎは体力の消耗が激しく、ルートを間違える危険性が高いことを実感しました(このルートは、その後に登山道のササ狩りが行なわれ、ルートが確保されたことを知りました)。

(蓮井美津夫/北海道/55歳/登山歴10年)

北海道・雌阿寒岳

針葉樹林帯を抜けて、風雪吹きすさぶ山頂へ。

八合目までは晴れていて絶景を楽しめました(写真=谷水 亨)
神秘の湖オンネトーを眺めながら下山する著者

1月12日、晴れのち曇り、積雪30~50cm

アイヌ語でマチネシリ(女の山)と呼ばれる雌阿寒岳(1499m)に野中温泉コースから登りました。オンネトーコースは登山口まで車両通行止となっており、冬季はここだけが唯一の登山口となります。

朝6:30、気温マイナス18℃の中、アイゼンを装着し三合目まで樹林帯を登ります。トレースはしっかりとついていましたが、四合目あたりからトレースが無くなりました。何度か道迷いをして雪を被ったハイマツの上を踏み抜いたり、腰まで埋まったりしながら、やっとの思いで八合目まで登りきることができました。

ここからは大きな岩があるガレ場なので、積雪で登山道の痕跡すらありません。経験と記憶を頼りに登りましたが、残念ながらここから天候が悪化。風速も20m/sほどあり、まつ毛も眉毛も真っ白に凍りつくほどの寒さです! 天候の回復を待てずに頂上では5分ほどで下りましたが、下山後は野中温泉(日帰入浴料350円)で冷えた体を癒して帰宅しました。

(文=谷水 亨)

宮城県・泉ヶ岳

手軽に雪山が楽しめる仙台市のシンボル的な山。

泉ヶ岳山頂付近から眺めた船形連峰(写真=曽根田 卓)
兎平より振り返った泉ヶ岳(写真=曽根田 卓)

1月7日、曇りのち晴れ

標高1172mの泉ヶ岳は船形連峰の前衛に位置する山です。同時に仙台市民憩いの山としても親しまれています。周辺にはふたつのスキー場があり、車のアプローチが楽なため、厳冬期でも多くの登山者が登っています。

今回は一番人気の高い水神コースを経て山頂に至り、北泉ヶ岳への鞍部付近から道のないヒザ川源流域を下りました。

泉ヶ岳の山頂は平坦で樹林に囲まれているために展望は得られませんが、頂稜北東側の展望地からは船形連峰の大観が広がります。

帰路は兎平に寄り道して泉ヶ岳スキー場の脇を下りました。泉ヶ岳が均整の取れた姿で望めます。4時間強の行動時間で手軽に雪山が楽しめる泉ヶ岳は、冬場に必ず足を運ぶ山ともなっています。

【注意点】人気の山ですので厳冬期でもトレースが付いていて、ラッセルはないことが多い山です。しかし大岩から山頂までの道は氷化している場所もあるので、アイゼンは必携です。昨年末には遭難死亡事故も発生していますので、雪山初心者向けの山とはいえ、装備は万全を期した方が良いでしょう。

(文=曽根田 卓)

宮城県・刈田岳

青空のもと、最高の樹氷鑑賞ができました。

目の前に広がる樹氷いっぱいの刈田峠(写真=福井美津江)
刈田嶺神社の鳥居も真っ白に凍りついています(写真=福井美津江)

1月7日、曇りのち晴れ

前回(1月4日)視界不良のため途中下山した刈田岳へ、再度行ってみました。

前日は風速20mもあったとのことで、吹き溜まりの雪を掻く除雪車が往来しています。除雪時、雪煙がたつと辺りが見えにくくなり危険なので、除雪車に近寄らないように、とお声掛けいただきました。そして、「気をつけていってらっしゃい」と。

藪の隠れた中央コースに入り、エコーライン、ハイラインと進み、立派な樹氷に喜ぶも空はまだ真っ白です。

ところが12時少し前あたりから青い空が時々出現。あっという間に雲が途切れて、安定した青空に。目の前に広がる南蔵王の景色に驚喜し、遠く飯豊連峰や吾妻連峰も見渡せ、刈田岳にも登頂することが出来ました。

(文=福井美津江)

八ヶ岳・北横岳

山頂付近の強風には注意を。

北横岳ヒュッテから北横岳への登り(写真=中村重明)
坪庭にて。奥に縞枯山、南八ヶ岳、南アルプスを望む(写真=中村重明)

1月11日、曇り、山頂付近はガス

昨年登山を始め、雪山は今回が初めてというメンバー2名を含む4人パーティで北横岳に行きました。

北八ヶ岳ロープウェイを利用し、山頂駅から歩き始めます。トレースがしっかり付いているのでスノーシューやわかんは不要でした。急斜面の登りや下りではむしろ着けない方が歩きやすい状況です。アイゼン(6本爪、ないし10~12本爪)とストックで歩きました。

天候は、坪庭・山頂間の半ばあたりまでは曇りで視界もあったのですが、その上はガスと小雪で、蓼科山までも見えない状態。気温はマイナス15℃前後で、山頂付近の吹きさらしではフェイスマスクを着けていても顔が痛いほどでした。山頂を踏んだ後は早々に下山し、縞枯山荘に立ち寄ってゆっくり昼食休憩をとりました。

北アルプスなどの遠望は得られなかったものの、きれいな雪景色と雪山歩きを楽しむことができました。

(文=中村重明)

南アルプス・鳳凰三山

荘厳な南アルプスの秀峰の展望を満喫。

未明に南御室小屋のテントサイトを出発。樹林帯の急斜面を抜け、やっとのことで砂払岳からのご来光に間に合った(写真=久保田賢次)
薬師岳から観音岳をめざす。風が強い主稜線は雪も飛ばされている(写真=久保田賢次)

1月11日~13日、連日晴れ

南アルプス北部の秀峰や、富士山の大展望が素晴らしい鳳凰三山を歩いてきました。韮崎駅からタクシーで夜叉神峠登山口へ。さすがに三連休の初日。駐車場は全国あちこちのナンバーの車でいっぱいでした。

新たな降雪もありましたが、正月休みに入山した人たちに踏み固められたトレースや、先行したパーティの踏み跡にも助けられ、夜叉神峠、杖立峠、苺平と快適に辿ることができました。

この連休も南御室小屋だけは営業しており(現在はお休みです)、大小20張近くのテントも。今年最大級の寒波の襲来とあって、さすがに冷え込んでいましたが、天候に恵まれ、稜線は風が強いものの、お天道様の光を浴びての行動中は暖かでした。

ただ、山小屋も閉まるこれからの時期は、入山者も減り、人のトレースもあてにできません。ワカンなどの装備も必要になりますし、ルートファインディングにも注意がいります。

夜叉神峠登山口まで自家用車でアプローチする人が多いため、南御室小屋付近から、薬師岳、観音岳を往復する人がほとんどで、地蔵岳も含めて縦走する人は少なめでした。

(文=久保田賢次/『週刊ヤマケイ』編集部)

高尾山

混雑を避けて初日の出を見るコースどりとは。

高尾山山頂から眺めた早朝の富士山(写真=石丸哲也)
初日の写真を使った年賀状

1月1日、快晴

元旦の予報が晴れだったので、山で初日を迎えることにしました。アクセスの電車やバス、ケーブルカーが大晦日や元旦未明から運行されている山には奥多摩の御岳山、丹沢の大山などもありますが、今回は腰を痛めていたことなどから、高尾山へ。高尾山山頂は激しい混雑が予想されたので、1号路の金比羅台で初日を拝んでから山頂へ向かう計画で出かけました。

日の出の予想時刻は6時50分ごろ。高尾山口駅から金比羅台までは20分ほどで登れるので、新宿駅4時55分発、高尾山口駅6時11分着の京王線各駅停車を利用。ケーブルカー清滝駅に掲げられた「迎春」の賀詞や干支の馬の絵を見てから1号路(表参道)を登ります。登るうちに薄明るくなり、東側の地平線が赤みを帯びてきました。金比羅台には6時30分過ぎに到着。すでに30~40人ほどの人たちがいましたが、初日を拝むのには支障なく、横浜方面から昇る初日を写真に収めることができました。

すっかり明るくなった1号路を薬王院に詣でて高尾山頂に登るつもりでしたが、混雑のため薬王院境内で通行規制がされており、本堂を迂回する富士道も進入禁止とのこと。浄心門までもどり、4号路から登って山頂に着くと、意外に空いています。少しもやがかかっていましたが、富士山もゆっくり眺められました。ゆっくり朝食をとって、もみじ台へシモバシラの氷華を見に行きました。その後、山頂へ戻ると、思いがけず昨年のヤマケイ登山教室に参加されたMさんと再会するうれしいハプニングもあるなど、よい歩き初めとなりました。

日だまりの稲荷山尾根を下って早めに帰宅し、年賀状をつくりました。「馬」や「駒」の名前がつけられた山はたくさんありますが、北・中央・南アルプスからそれぞれ1山ずつ、白馬岳、木曽駒ヶ岳、甲斐駒ヶ岳に撮ったばかりの初日の写真をあしらって年賀状が完成しました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

高尾・高尾山~一丁平

菰(こも)敷き活動とシモバシラ対策。

菰敷きの様子(写真=田邉 綾)
「踏み込み禁止」看板(写真=田邉 綾)

1月11日、晴れ

私たちレンジャーをサポートして下さるボランティア団体が「サポートレンジャー」です。その皆さんとの共同活動として毎年恒例となっているもののひとつが、菰敷き作業です。昨年度からパークボランティアの方々の協力も加わり、この日は総勢25名の参加者と共に作業を行ないました。高尾山から一丁平にかけてのぬかるんだ登山道に、自然に還る素材の菰を計400枚敷きつめ、竹で作った杭で地面に固定します。

この作業の目的は、利用者の快適性の向上も勿論ですが、ぬかるみを避けて歩くことによってダメージを受ける周囲の植生の保護を目指すものでもあります。この活動自体は定着しつつありますが、その意図まで理解してもらうには、まだ周知が足りていないと感じています。

同様のことが、シモバシラの氷の花の見られる場所でも起こっています。この日もロープ柵のない場所で撮影による踏み込みの跡が複数確認されたため、「踏み込み禁止」の小さな看板を設置しました。このような措置によってある程度、踏み込みを抑制することは可能ですが、本当の意味での理解や協力を得るには、自然への影響を丁寧に説明する必要があります。巡視の際に現場で出会った人に対してそういったお話をしていますが、より多くの方に効果的にマナーを普及するため、今後、掲示物の作成等に力を入れていきたいと考えています。

(文=田邉 綾/東京都レンジャー 高尾地区)

丹沢・塔ノ岳

急激に変化する山の天候に注意してください。

塔ノ岳山頂にできた霧氷(写真=柳沢美果子)

1月7日、晴のち曇り、時々小雪

大倉尾根から塔ノ岳(標高1491m)まで行ってきました。

麓は晴れていましたが、標高を上げるに連れて雲がでてきてしまい、晴れていれば360度の大展望を楽しめる塔ノ岳山頂はガスに包まれ強風が吹いていました。山頂の気温はマイナス3℃でしたが、体感温度はもっと寒く感じられました。

山頂を出発する頃には少し晴れ間も見え、木々にできた霧氷を見ることができました。この景色は冬ならではの楽しみです。

登山道上の積雪は花立から上にあります。踏み固められて凍結しているので、軽アイゼンなどの滑り止めの装着が必要です。

急な天候の変化にも対応できるよう、しっかりした装備で冬の丹沢へお出かけください。

(文=柳沢美果子/神奈川県立秦野ビジターセンター)

滋賀県・三上山

近江富士と呼ばれる端正な山へ。

三上山は主峰の雄山(左)と裏参道側の雌山(右)にわかれる(写真=山口敬二)
表参道の割岩(われいわ)に身を押し込んで抜けると、頂上へと続く岩稜が現われる(写真=山口敬二)

1月12日、晴れのち曇り

名神高速道路の栗東付近で目を引く端正な形をした山が三上山(別名・近江富士)です。気になっていましたが、やっと今回登る機会を得ました。

太古の昔、天照大神の孫が三上山に降臨して以来、神体山として古代信仰の対象となってきたというこの山にいろんな神話や伝説があることを知り、興味深く登れました。

標高こそ432mと低く小1時間ほどで頂上に達してしまいますが、表参道からの展望の良さは抜群です。眼下の近江平野を横切る野洲川の奥には、比叡山や湖南アルプス、音羽山などが一望できます。

下山は岩場の多い表参道とは趣きを異にした裏参道を下りましたが、落ち着いた感じのしっとりした山道でした。三上山の祭祀場となる御上神社を参ってから、帰途につきました。

(文=山口敬二)

鳥取岡山県境・擬宝珠山

本年の初山で完登しました。

朝の快晴。しかしあっという間に雲が山陰側を覆い隠しました。擬宝珠山頂上にて(写真=舩越 仁)
大ナメラ頂上直下です。左手を雪壁に突き入れ、カンジキを蹴り込んで登ります(写真=舩越 仁)

1月6日、晴れのち曇り、雪

擬宝珠(ぎぼし)山から大ナメラを経てアゼチに向かう縦走には、エスケープルートはとれません。新雪のこの時期には余程の条件が整わなければ、途中折り返しの確率が高いと考えていました。昨年末には悪天候のため中止したコースです。

早朝、上蒜山スキー場に車1台をデポします。雲ひとつない快晴の大山南壁が目に飛び込んで来ました。県境を大きく迂回する鏡成スキー場まで、もう1台に乗り合わせて行きます。

昨年12月19日配信の『週刊ヤマケイ66号』に寄稿した見返峠から擬宝珠山へ登ります。歩き始めてすぐにカンジキが必要になりました。朝は晴れ渡っていたのにどこからか嫌な雲が湧いて来て、蒜山高原側は明るく晴れているのに、山陰側の展望はゼロになってしまいました。これから行く大ナメラも雲に隠れてしまいましたが、それに繋がる稜線ははっきりと確認出来ます。

五五郎のコルへ230m下り、大ナメラに向かいます。名前の如くなだらかなのは頂上台地らしく、その西面は本日の核心部でした。圧雪で雪が締まり、歩き易くなるのは2月末以降です。今回は未だその状態ではないのですが、この時期にしては良い方です。

大ナメラ頂上直下の登りは気持ちを萎えさせる雪壁登攀でしたが、時刻は12時半だったので当初の計画通りアゼチに向かいました。分水嶺終着点の蛇(おろ)ヶ乢到着は午後4時前。しかし、そこから林道を取り違え遠回りしてしまいました。地図上距離約12kmをセブンティズ(70代)には過労働の9時間半というアルバイトでした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

山口県・東鳳翩山

360度の好展望を楽しみました。

二ツ堂分岐から雪が多くなりました(写真=池田浩伸)
山頂にはテーブルとベンチがありゆっくり展望を楽しめます(写真=池田浩伸)

12月31日、晴れ

風は冷たいものの暖かな陽射しの大晦日に、山口の東鳳翩(ひがしほうべん)山へ登りました。

コース中ほどまで来ると、わずかに雪が残っていました。登山道は歩きやすく、大晦日だというのに10人以上の登山者とすれ違いました。人気の高い山であることがわかります。

縦走路にでる二ツ堂の分岐点からは、急に雪が多くなりました。凍った箇所もあり、注意しながら登るとすぐに山頂です。

山頂にはテーブルやベンチが設置されており、周囲の山々が一望できます。風が当たらない南側のベンチから、素敵な展望を楽しみました。

二ツ堂コースは山頂までおよそ90分。道も整備され、ファミリーにも最適なコースです。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

福岡県・立石山

海岸線の展望を楽しみ、名物のカキに舌鼓。

海に突き出て、ウミガメのような形をした芥屋の大門(写真=池田浩伸)
冬の名物、糸島のカキ(写真=池田浩伸)

12月29日、晴れときどき雪

芥屋(けや)海水浴場に車を止めて歩き始めると、雪が降り始めました。海を見下ろせるこの山では、青い海の色と白い雪がとても綺麗に感じられます。

ゆっくり登っても1時間ほどで着く山頂からは、美しい芥屋海岸や玄界灘に奇岩がそそり立つ芥屋の大門(おおと)、そして唐津の海の展望を楽しむことができます。芥屋の大門は日本最大の玄武岩洞で、国の天然記念物にも指定されています。

昼前に山を下り、牡蠣小屋が並ぶ岐志漁港で糸島半島名物のカキを堪能して帰りました。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

会津若松・旧滝沢街道

スノーシューの歩き初めに行きました。

舟石にて(写真=葉貫正憲)
白河街道・二本松街道の追分(写真=葉貫正憲)

1月6日、曇りのち小雪

会津若松市の「旧滝沢街道」を飯盛山から強清水まで、往復約9kmを歩いてきました。白虎隊で有名な飯盛山の駐車場に車を置いて、旧滝沢本陣脇を通って旧滝沢街道へ。この季節にはほとんど歩く人はないようです。

登り口でスノーシューを履きましたが、踏み跡はまったくありません。雪は硬くしまっています。約40分で舟石へ。民謡『会津磐梯山』の歌詞に「恋(鯉)の滝川、舟石越えて」とあり、その表示案内板があります。そこから10分ほどで滝沢峠となり、集落・金堀まで50mほど下ります。金堀で県道と合流しますが、すぐ沓掛峠への旧街道へ入ります。

ここからジグザグ道をだらだら上っていくのですが、ショートカットを繰り返してあっという間に金堀滝、そして白河街道・二本松街道の追分に着きました。強清水はもうすぐです。ここまで約2時間でした。

強清水はこの追分(分岐)を二本松街道よりに進んで500mほどのところにあり、会津三大茶屋のひとつです。ここで名物のそばを食べて休憩し、往路を引き返しました。

出発は10時で、戻ってきたのは14時30分ごろですから、休憩をふくめて4時間30分の行程でした。今年もスノーシューでの雪歩きを楽しみたいと思います。

追記:強清水でそばを食べようとしたとき、店員さんがハサミをもってきました。「イカ天のイカをきってください」とのこと。どういうことかおわかりでしょうか? 会津は山国のため、乾燥したニシンや棒タラ、スルメイカなどを水で戻して天ぷらとしておりました。会津の魚はこういうものが主流だった時代があったのです。

(葉貫正憲/福島県/66歳/よく行く山:会津百名山)

群馬県・赤城山

雪の覚満淵から長七郎山、小沼をめぐる。

雪の覚満淵(写真=岡田充弘)
凍結した小沼(写真=岡田充弘)

1月4日、晴れ時々曇り

大沼でのワカサギ釣りの解禁日に、のんびりと覚満淵から長七郎山、小沼の周回を楽しみました。

前橋駅からの直通バスで赤城山ビジターセンターまで行き、まずは雪の覚満淵を歩きます。覚満淵を囲む木道は雪に埋まりきってはいませんが、鳥居峠へ上がるのに積雪が多く、スノーシューを履きました。鳥居峠から小沼分岐までは山腹道のトレースを辿ります。ここは入山者が少ないイメージでしたが、トレースはしっかりとついていました。トレースがあるのでツボ足でもいいとは思いますが、スノーシューかワカンがあると快適でしょう。

小沼分岐から広い道を歩き、稜線に出ます。稜線から桐生方面が見渡せ、皇海山がきれいに見えました。眺めの良い尾根を歩いてほどなく長七郎山頂に到着です。山頂は広くて展望が素晴らしく、目前に地蔵岳がそびえ、前橋市街をはじめ関東平野、上信越国境などをぐるりと見渡すことができました。

山頂直下は若干急坂ですが、すぐに広い雪原に出て、左折して小沼に着きます。湖畔の祠にお参りした後、凍結した沼を横断することができました。小沼はワカサギ釣りでにぎわう大沼と異なり、人も少なく神秘的な雰囲気があります。湖畔でのんびりとお茶を楽しんで暖まりました。

小沼駐車場から家族連れでにぎわう赤城山第三スキー場に下り、ビジターセンターに戻りました。

(岡田充弘/埼玉県/43歳/よく行く山:奥武蔵、秩父、上信越の山)

八ヶ岳・赤岳

快晴の空の下、美しい展望を満喫。

富士山と赤岳(写真=田中克欣)

1月12日、晴れ

地蔵尾根から登り、文三郎尾根を下りました。どちらの尾根も上部でのすれ違いには注意を要しますが、締まった雪質でした。文三郎尾根のメッシュ階段も埋まってはいますが、雪のステップになっており下りやすかったです。

赤岳への稜線は強風ですが、富士山と赤岳のコラボが美しかったです。

山頂直下では一部氷の部分もあります。アイゼンワークをきちんと身につけておきましょう。

(田中克欣/大阪府/53歳/よく行く山:日本アルプス全般)

丹沢・大山

安全祈願に大山へ初歩きに。

富士山の秀麗な姿。その右奥には南アルプスを望む(写真=伊藤 孝)

1月4日、晴れときどき曇り

年末年始にふやけた体にカツを入れるため、イタツミ尾根から大山に家族で登ってきました。

登山道わきには昨年降ったであろう雪が残っている場所もありましたが、この日は山頂までアイゼンなしで問題はなかったです。

当日は天候にも恵まれ、登っている時は汗ばむほどでした。山頂からは富士山、南アルプスをはじめ、横浜のランドマークタワーやスカイツリーまでよく見わたせます。山頂は若い人からお年寄りまで、多くの登山者でにぎわっていました。安全祈願をして下山の途につきましたが、今年も安全第一で多くの山に行きたいと思います。

(伊藤 孝/神奈川県/55歳/よく行く山:北アルプス、八ヶ岳、丹沢)

箱根・丸岳

頂上からの景色は、さながら箱根の鳥瞰図。

丸岳山頂からの大パノラマ図(写真=伊東明美)
雪の乙女峠からの富士山展望(写真=伊東明美)

1月11日、晴れ

箱根のふじみ茶屋から乙女峠を経て丸岳に登り、湖尻まで歩いてきました。

登山道の積雪は3~5cm程度。降ったばかりの雪を踏みしめるぎゅっぎゅという靴音も心地よく乙女峠へ。たっぷりと雪を湛えた富士山は輝きもひときわです。

丸岳に向かう途中で軽アイゼンを着けました。冬の澄んだ空気も手伝って、丸岳山頂からの展望は迫力満点。箱根峠~三国~(丸岳)~金時~明神~明星と、芦ノ湖・駒ヶ岳をぐるりと取り囲む箱根独特の地形が鳥瞰図のように眺められます。明星ヶ岳の「大」文字は雪形にくっきりと見え、そして遠くは相模湾から伊豆半島まで見渡すことができました。

丸岳方面は明神ヶ岳や金時山と比べると登山者が少ないようで、静かな山歩きを楽しむにはうってつけです。富士山は随所で見られます。コース上は一部雪が融けて泥濘もありますが、全体的には雪がついているので軽アイゼンがあれば安心だと思います。

(伊東明美/東京都/よく行く山:関東甲信越全般)

比良・武奈ヶ岳

初登りは御殿山経由で武奈ヶ岳へ。

山頂にて(写真=田中克欣)

1月4日、小雨のち雪

登山口・坊村の気温は1度。登山道ではしばらく雪はありませんが、御殿山の手前から雪道になりました。小雨は雪に変わり、御殿山に近づくにつれて積雪量も増えていきます。御殿山から先は風雪混じりの天候に。視界も悪くなりましたが、トレースを忠実に踏みながら山頂に立ちました。

みるみるうちにトレースが消えるので、山頂での長居は無用。写真を撮ってすぐに下山しました。

(田中克欣/大阪府/53歳/よく行く山:日本アルプス全般)

三重県・菰野富士

手軽なハイキングコースですが、滑りやすい箇所には要注意。

見晴らしの良い山頂にて(写真=浅井祥守)

1月2日、曇り

御在所岳の裾野にある湯ノ山温泉の近くにそびえる菰野富士へ行ってきました。

鈴鹿スカイラインの三重県側上り口の手前にある鳥居道駐車場に車を止め、ここから歩きました。時おり小雨の降る寒い日でしたが、森に囲まれた道に鳥のさえずりは心地よく響いていました。ゆっくり歩いても30分ほどで頂上に到着します。

頂上はとても開けており、東は四日市の町、南は遠くに伊勢湾が望め、雪雲で視界は悪かったのですが、西側には鎌ヶ岳や御在所岳のパノラマを楽しめました。

手軽に楽しめるハイキングコースですが、途中は花崗岩が砕けた砂礫が多く、特に下りはとても滑りやすいので注意が必要です。

(浅井祥守/東京都/53歳/よく行く山:首都圏から日帰りの低山)

三重県・経ヶ峰

小学校の校歌にも歌われた故郷の山へ。

経ヶ峰山頂。風力発電の風車が林立する青山高原が奥に広がる(写真=中川喜久)
山頂から伊勢平野を見おろす。奥に津市街地と伊勢湾(写真=中川喜久)

1月2日、晴れ時々曇り、強風

小学校を卒業して早や40年。校歌にも歌われ、物心ついた頃からずっと見ているだけであった故郷の山・経ヶ峰(きょうがみね、819m)に、初登山しました。

8年前に津市と合併したものの、いくつかある登山ルートの案内看板は合併前の旧美里村と旧安濃町と別々のままで、あちこちにある2種類の案内看板を頭の中でつなげないとひとつの山にならない、という不自然な状態が未だに続いているのは何とかしていただきたい、と思うのは私だけではないでしょう。

今回は比較的短時間で登ることができる旧美里村の細野ルートを利用しましたが、登山道の入口、道中とも、道標もしっかり立てられており、登山道そのものも特に問題はありませんでした。

山頂では北は四日市から南は伊勢まで広く伊勢平野を望めますが、対岸の知多半島や条件が良ければ御嶽も見ることができるようです。

(中川喜久/岐阜県/51歳/よく行く山:日本アルプス、岐阜市近郊の山)

福岡県・英彦山

冬の日差しを受けて、雪山歩きを楽しみました。

英彦山系最高峰の南岳から中岳への道(写真=長谷川守克)
北西尾根で最大のブナの木(写真=長谷川守克)

1月4日、曇り時々晴れ

今年もそろそろ始動しなければと思い、山仲間と氷瀑及び霧氷鑑賞を兼ね、英彦山四王寺の滝から北西尾根道を歩いてきました。

氷瀑と霧氷は、年明けからの暖かさで目にすることは出来ませんでしたが、冬の日差しを受け、周辺の綺麗な光景を目にしながら、気分好く雪道を歩き、幸先の良い新年のスタートを切ることが出来ました。

なお中岳山頂広場には、好天に誘われたのか多くの登山者が訪れていました。

(長谷川守克/福岡県/65歳/よく行く山:九州全域)

くじゅう・久住山

牧ノ戸峠から久住山を目指しました。

雪化粧した九重連山(写真=吉田雄治)

1月1日、曇りのち晴れ

牧ノ戸峠へはタイヤチェーンを装着する必要もなく、午前10時ごろに到着。沓掛山付近では曇っていましたが、扇ヶ鼻分岐を過ぎる頃から徐々に晴れてきました。ただ久住別れから山頂までは、体が吹き飛ばされそうなくらい猛烈な風が吹いていました。

12時ごろ、山頂に到着。山頂では幸いなことに晴れ間が広がり、雪をまとった九重の山々を堪能することができました。

(吉田雄治/熊本県/54歳/よく行く山:くじゅう、阿蘇)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山の装備はどんどん軽量化の時代。でも遭難対策は必要最低限の装備です。

軽い負担で、万一の補償が欲しい…そんなあなたにお勧めなのが、jRO(ジロー)の山岳遭難対策制度。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円。次年度以降会費は2000円+事後分担金(750円~1700円の見込み)です。いざというときに、備えましょう。

『ROCK&SNOW』萩原編集長のアウトライアー初登頂報告会開催

2月7日(金)19:00~、東京・市ヶ谷にて

2013年10月11日、初登頂に成功した萩原編集長
ヒマラヤ・アウトライアーの全貌。左の東峰に登頂した

弊社発行のクライミング専門誌『ROCK&SNOW』の編集長であり、山岳・自然図書出版部の部長でもある萩原浩司を隊長とする青山学院大学山岳部が、2013年10月11日、ネパール・ヒマラヤのアウトライアー(現地名:ジャナク・チェリ 7090m)東峰に初登頂いたしました。

これを記念して、萩原編集長による初登頂報告会を下記内容で開催いたします。

当日は豊富な写真と貴重な映像をもとに、登頂の様子からヒマラヤ・トレッキングの現状まで、興味深い話をお届けする予定です。

参加費は無料ですが、下記の通り事前申込をお願いします。多くの方のご参加をお待ちしております。

【山と溪谷社オリジナル限定版】やまつみ穂高岳・販売開始

一枚一枚紙を積むことで、山に登るようにゆっくりとできあがる「やまつみ」の製作プロセスも楽しんで、ぜひ挑戦してください

奥穂高岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳の名峰たちを再現しました。また、奥又白池やひょうたん池も忠実に表現されています
2万5000分の1縮尺のため、山の概要をつかむのには最適なサイズで、夏山登山のイメージトレーニングにぴったりの模型です。とくに、地形図から山の地形を想像できない「地図苦手派」にもおすすめ

「やまつみ」は紙で作る山岳立体模型キットです。等高線に沿って輪切りにされたクラフトの「山」を、下から順番に貼り重ねていくだけの作業で、山の立体模型が作れます。『週刊ヤマケイ』でも2013年9月26日号の巻頭インタビューで紹介していますので、覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。

富士山、大雪山、剱岳・立山、八ヶ岳など多くのシリーズが発売されていますが、今回、山と溪谷社では、このやまつみのオリジナルバーションとして「穂高岳」「剱岳」「槍ヶ岳」の販売を順次開始します。

期間限定、数量限定での販売となっており、2万5000分の1地形図の等高線情報を忠実に原寸表現した迫力の製品で、「やまつみ」史上「最難度」で、メーカーが設定した製作時間の目安は30時間となっています。穂高に登ったことのある人も、ない人も、ぜひチャレンジしてください。


山の知識検定

Q:次のヨーロッパアルプスの山のなかで、初登頂がもっとも遅かった山を選びなさい。

グランド・ジョラス

モンブラン

マッターホルン

アイガー

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて


山の知識検定

Q:次のヨーロッパアルプスの山のなかで、初登頂がもっとも遅かった山を選びなさい。

グランド・ジョラス

モンブラン

マッターホルン

アイガー

【正解】グランド・ジョラス

グランド・ジョラスは、フランスとイタリアの国境にある標高4208mの山で、イギリスのウォーカーによって1868年に初登頂された。それに先立つ1865年、ウィンパーによってウィンパーピークが登頂されているが、最高地点であるウォーカーピークではなかった。

その北壁はヨーロッパ三大北壁のひとつに数えられ、知名度はアイガーやマッターホルンに劣るが難易度では最難関と言われ、日本のクライマー森田勝もこの山で命を落とした。

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『山と溪谷 2月号』

日本に名山あり、名山に名湯あり

今回の特集は「名湯が誘う雪の“日本百名山”」。北は北海道、東北から南は九州まで、山国・ニッポンは温泉大国でもあります。深田久弥が選んだ「百名山」に登り、山麓の名湯に入る。そんな冬の山旅はいかがでしょう? 第2特集は「間違えやすい登山用語辞典2014」。定義が難しいアルピニズム用語や、縦走とトラバース、パーティと登山隊、地図と地形図など似ているまたは似て非なる登山用語、微細なニュアンスで使い分けるガイドブック用語など登山に欠かせない言葉の正しい解釈を説明します。特別グラフには『週刊ヤマケイ』の表紙を撮影する山岳写真家・菊池哲男さんの「光満つる刻 後立山連峰」。モルゲンロートに染まる厳冬の五竜岳と鹿島槍ヶ岳など荘厳なグラフをぜひご覧ください。

http://www.yamakei.co.jp/products/2813900946.html

●発売日:2014年1月15日/ページ数:208ページ/判型:A4変形/販売価格:1000円

2014年1月~2月の新刊
商品名 発売日 販売価格(税込)
『ワンダーフォーゲル 2014年2月号』 1/10 1,000円
『自転車人No.034 2014 WINTER』 1/15 1,200円
ヤマケイ文庫『定本 日本の秘境』 1/17 998円
『新版 草木染』 1/24 1,680円
新ヤマケイポケットガイド 8 『海水魚 改訂版』 1/24 1,260円
ヤマケイ文庫『K2に憑かれた男たち』 1/24 1,050円
ヤマケイ文庫『北極圏1万2000キロ』 1/24 1,050円
『ときめくコケ図鑑』 1/24 1,680円
『日本ロングトレイルガイドブック』 2/7 2,415円
『拾って探そう 落ち葉とドングリ・松ぼっくり』 2/7 2,310円
『新版 東海自転車散歩 愛知・三重・岐阜南部・静岡西部』 2/21 1,890円
『コウノトリの翼~エコロジストのまなざし~』 2/22 1,470円
『インドア・ボルダリング練習帖』 2/22 1,680円
ヤマケイ文庫『「槍・穂高」名峰誕生のミステリー 地質探偵ハラヤマ出動』 2/22 1,050円
ヤマケイ文庫『縄文人になる!縄文式生活技術教本』 2/22 840円
『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』 2/22 1,260円


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】レディース・トレッキング「愛鷹連峰・越前岳」日帰り

ヤマケイ登山教室

レディース・トレッキングは登山の技術や体力、マナーをバランスよく身につけた中級登山者を目指す女性向けの登山教室です。今回は軽アイゼンを使って、愛鷹連峰の最高峰・越前岳を目指します。雪上での歩行技術や冬の山でのウェアリングを学びましょう。

希望者には、ミラーレスカメラ「Nikon1」または一眼レフカメラ「Nikon D600」の無料貸し出しがあります。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=104665

日程 1月25日(土)
集合 新宿西口スバルビル前(7:00)
行程 新宿(バス)愛鷹登山口(700m)~富士見峠~越前岳(1504m)~十里木高原(1504m)(バス)新宿【解散】20:00~22:00(予定)
歩行時間:約4時間40分
登山レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です。)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが幅員の小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にある)
参加費 14,800円
講師 菅野由起子(登山ガイド)

【海外】【山麓乗り入れ】キリマンジャロゆったり登頂とタランギレ国立公園サファリ10日間

カタール航空利用。短期間で効率よくキリマンジャロに挑む

キリマンジャロの頂上稜線を行く
ザ・サドルと呼ばれる砂れき帯を行く

カタール航空を利用してキリマンジャロ空港に直接乗り入れることで、ケニア経由に比べて陸路移動が格段に短く、効率のよい日程で登山に挑むことができるコースです。ホロンボハットに2連泊し、事前の登山など、高所順応を考慮した登山計画になっています。下山後はアフリカ旅行の醍醐味であるサファリ・ドライブも楽しめます。

出発日~帰国日 旅行代金(東京・大坂発着)
2月3日(月)~12日(水) 520,000円
2月19日(水)~28日(金) 520,000円
3月3日(月)~12日(水) 520,000円
3月14日(金)~23日(日) 520,000円

【机上講習会】山のファーストエイド「寒冷障害(低体温症・凍傷)」

ヤマケイ登山教室

気温が低い時期の登山は、寒冷障害(低体温症や凍傷)への警戒が必要です。今回は環境障害への対処、評価と応急手当てについて学びます。その他、救急関連グッズとして加温用ヒートソリューション、保温用救急シートの利用法なども学びます。受講料には教材費が含まれています。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1135

開催日 2月4日(火)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~21:00
定員 45名
受講料 2,500円
講師 悳 秀彦(いさお ひでひこ)(日本山岳協会遭難対策委員)

20141/16~1/29

1
16 南アルプス・甲斐駒ヶ岳、摩利支天東壁・明日にかける橋ルートを初登・積雪期初登。吹雪のなかをワンプッシュで登った(戸田暁人、田中幹也/1988年・昭和63年1/16~1/18)
17 阪神・淡路大震災(1995年)
18 谷川連峰のオキの耳・東尾根で日本初のヘリコプターによる直接的な救助が行なわれる(1967年・昭和42年/機長の判断で直接ザイルを吊り上げ、2名の生存者を救出。なお地上から出動した救助隊は二重遭難で、5名の死者を出している)
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日は昨年12月7日に放映されて好評だった「苗場山」のアンコール放映。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
19 田部井淳子さん、南極最高峰ビンソンマシフに登頂。女性として初の六大陸最高峰登頂(1991年)
20 長谷川恒男、北アルプス・前穂高岳、屏風岩・1ルンゼから北尾根4峰正面壁・北条=新村ルート、前穂高岳東壁右岩稜・古川ルート、北穂高岳滝谷・クラック尾根を経て槍ヶ岳に到達(1975年・昭和50年1/1~1/20)
ヤマケイ登山教室/公開机上講座・スノーシュー入門
スノーシューの仕組み、ウェアなど必要な用具や装備と、冬のネイチャーウォッチングの魅力について解説します。講師は週刊ヤマケイでもおなじみ山岳ライターの石丸哲也さん。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス特設説明会場で、19:00~20:30に開催。受講料は1000円。詳細は下記URLにて。
http://www.alpine-tour.com/japan/2013_10/p15_a.html
21 鑑真が苦難のすえ、来日をはたす(754年・旧暦天平勝宝5年12月10日)
ギャラリー/東京岳人倶楽部OB会第16回山岳作品展
写真、絵画、映像、フラワーアレンジメントなど、自由な形でそれぞれの「山」を表現した作品の展示。東京・後楽園の文京シビックセンター1Fアートサロンにて1月25日まで。詳細は下記URLにて。
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
22 作家・常盤新平、没す(2013年・享年81歳)
23 中央アルプス・宝剣岳、宝剣沢・第3尾根を初登(伊藤洋、石飛進。1972年・昭和47年)
机上講座/「おもしろい山研究会議」と「雪山入門」
無名山塾・登山本科による机上講座。雪洞やラッセルなど、雪山で役立つ技術について解説するとともに、山塾の雰囲気や会員活動の一端もわかります。会場は東京・池袋の豊島区立勤労福祉会館。19:00~。予約不要。詳細は下記URLにて。
http://www.sanjc-gijutsu.com/site/
24 青森歩兵第五連隊が八甲田の雪中行軍に出発。2日後に199名が死亡し、山岳遭難史上世界最大規模の死亡事故となる(1902年・明治35年)
25 八ヶ岳、阿弥陀岳・南陵を積雪期単独初登(松濤明。ひとりで猛烈なラッセルを続け2240m峰でビバーク。翌日、風雪下の阿弥陀岳山頂に立つ。1947年・昭和22年)
26 八ヶ岳、地獄谷・カゲ沢~天狗尾根を積雪期初登(小林充、川上晃良。1941年・昭和16年1/26~1/29)
27 十勝連峰・十勝岳に厳冬期初登頂(伊藤秀五郎、小森五作、藤江永次、佐々木政吉、田口鎮雄。1924年・大正13年)
28 登山家・西堀栄三郎、京都に生まれる(1903年)
ギャラリー/菊池哲男写真展・『新・山の星月夜』と4つのクラブ展・最終日
菊池哲男さんの大パネルによる作品展と、菊池さんが顧問を務める4つのクラブの写真展が1月15日から28日まで東京・新宿のヒルトン東京地下1階のヒルトピアアートスクエアにて開催されます。
http://hilartsq.com/index.html
29 北アルプス・前穂高岳、屏風岩東壁・大スラブルートの積雪期単独初登(高宮正文。1974年3月25日、中谷三次らが積雪期初登したルートの冬季単独登攀。1975年・昭和50年1/29~1/30)


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〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。