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大下桃子さん

スキー写真を通して、輝く雪の世界の魅力を伝え続けたい。

撮影中の大下桃子さん
立山、スキーヤー宮野由紀子さん(2013年11月撮影)

アルペンスキー、フリースタイル、基礎スキー、バックカントリーと、さまざまなスキーシーンで撮影を続けている大下桃子さん。この1月から東京、札幌、大阪と3会場を巡回し、「Dream in the Snow-スキーに魅せられた彼女たち-」という写真展を開催中だ。冬の寒さを感じながら、宝石のように輝く雪の世界を滑る魅力を、一人でも多くの人に伝えたいという、大下さんに聞いた。

週刊ヤマケイ(以下Y):大下さんがスキー写真の撮影を始められて、今年で25年になるそうですね。今回はその節目の写真展でもあるのですか。

大下(以下O):1989年、川端絵美選手がアメリカ、ベイルでの世界選手権で、日本人最高位の5位に入った時の写真が最初ですから、もう25年前ですね。

記憶にないほど幼いころから、両親にスキーに連れていってもらい、高校2年でアルペン競技スキーを始め、気がついたらスキー写真と出会っていました。今年はソチオリンピックの年でもありますし、ぜひ、スキーを盛り上げたいという思いもありまして。

***

Y:そのころと比べると、スキーを取り巻く状況も、だいぶ変わりましたね。最近はまた、スキーが流行る兆しも出てきているようですが。

O:当時は女性のスキーカメラマンはいなかったので、「女の人には無理だ」なんて言われました。でも、スキーブームでしたし、色々な人と出会い、色々な体験をさせてもらいました。

しかし、だんだんスキー業界の元気がなくなって、写真を発表する場所も、プレーヤーが知られる機会も減ってきてしまった。

最近は色々なスポーツで女性が活躍しています。冬だけでなく夏も雪を求めて滑っている彼女たちの写真を見ながら、「スキーに行こう」と思ってもらえたらうれしいです。

***

Y:大下さんの写真を拝見していると、レースシーンでの迫力あるものはもちろん、大自然のなかで滑る姿にも魅力を感じます。月山や八方尾根、立山などで撮影された作品も多いですね。

O:そうですね。レースだと選手が中心ですが、自然をテーマにしたものは、切り取った風景の中にうまく入って来てもらう。レースシーンでは「探していく」、自然のなかでは、滑り手といっしょに「絵を作っていく」とでも言いましょうか。

冒頭にお見せした立山の写真のスキーヤーは宮野由紀子さん。全日本技術選や国体でも活躍した人ですが、山好きのご両親に連れられて群馬、奥利根で山スキーをなさっていたと聞きます。大病をされましたが、「自然の持つ力と、そこに融合できるスキーの計り知れない魅力に感銘」したことを伝えるべく、引退後も活動していらっしゃいます。

写真をご覧いただき、ひとりでも多くの人に、スキーに興味を持ってもらえたらと思います。

(聞き手=久保田賢次・『週刊ヤマケイ』編集長)

20142/6~2/19

2
6 札幌冬季五輪、70m級ジャンプで笠谷幸生、金野昭次、青地清二の「日の丸飛行隊」がメダルを独占(1972年・昭和47年)
7 大峰山脈・山上ヶ岳に冬季初登頂(三好賢照ほか17名による宗教登山。早朝下市を出発し、たいまつをかざしつつ23:05ごろ吉野に着。1910年・明治43年)
8 大雪山系・石狩岳に積雪期初登頂(小森五作、和辻広樹、井田清、西川桜、野中保次郎、伊藤秀五郎ほか。“石狩岳の登頂は、北海道スキー登山の開拓期に終止符を打ったのである”と記録されている。1928年・昭和3年2/5~2/10)
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日の放映は「西穂高岳」。厳冬期の西穂に海洋冒険家・白石康次郎が挑みます。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
9 八ヶ岳・夏沢鉱泉をベースに、硫黄岳積雪期初登頂(青木勝、大賀道丙。1922年・大正11年2/9~2/11)
10 加藤文太郎、北アルプス・槍ヶ岳~双六岳~笠ヶ岳を往復。積雪期初縦走、積雪期単独初縦走(10日6時に槍ヶ岳の肩発、20時笠ヶ岳着。11日1時抜戸岳北側のコル、7時樅沢岳、14時20分槍ヶ岳の肩着。10日朝には槍ヶ岳頂上の往復もしていて、それを加えると35時間近い連続行動である。1932年・昭和7年2/10~2/11)
11火・祝 加藤文太郎、北アルプス・鹿島槍ヶ岳、西俣から南峰を積雪期単独初登頂(鹿島から往復20時間で登下降した。1931年・昭和6年)
実践講座/公認山岳ガイドが指導する雪山登山技術実践講習会 危急時対策 谷川岳
モンベルと山岳ガイドグループ・イエティとのコラボレーションイベント。冬山での緊急ビバークの対策法を、雪深い谷川岳でツェルトやスコップを使いシェルターを作って学びます。事前に練習をしておけば、意外と快適に一夜を明かすことができるのです。日帰りでもしっかりしたビバーク技術を学べます。料金はモンベルクラブ会員17,500円(税込)、一般19,000円(税込)。現地集合、現地解散。詳細・申し込みは下記URLより。
http://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=Q10T03
12 植村直己、兵庫県城崎郡に生まれる(1941年・昭和16年)
机上講座/読図・ヤブ山の歩き方
歩きにすと倶楽部による、無料の机上講座。読図のポイントや、道が明瞭でないヤブ山の歩き方を解説します。会場は東京・神田小川町のアウトドアプラザ。できれば予約のこと。詳細は下記URLにて。
http://www.alkinistclub.com/
13 南アルプス、北岳、野呂川流域荒川出合・1ルンゼ積雪期初登(鮎沢清次、松熊朝夫、小林亘、富士居孝明。ミックス壁を含む総登攀距離450m、12Pの長大な氷瀑ルート。1983年・昭和58年)
ギャラリー/フォトクラブ大峰25周年記念写真展「渓峰静謐」世界遺産紀伊山地の四季
創設以来、大峰・台高山脈を中心に活動を行なってきたフォトクラブ大峰。会員たちによる紀伊山地の魅力を表現した写真展が大阪市のオリンパスプラザ大阪で開催。2月13日~19日。日曜休館。入場料無料。
http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/140213_ohmine/
14 滋賀県伊吹山で積雪1182cmに達する。観測史上の積雪世界記録(1927年・昭和2年)
15 北アルプス、有明山、中房川深沢・右俣を積雪期初登(松岡正久、百瀬尚幸。スクリューピトンを多用した氷瀑登攀。1970年・昭和45年)
新田次郎、没す。享年67歳(1980年・昭和55年)
イベント/日本山岳協会主催・第52回海外登山技術研究会
登山者の安全と登山文化の発展をめざして開催される研究会。15日は今年度に海外で活動した登山隊の方々の報告、16日は高所順応に的を絞った研究会。会場は東京の国立オリンピック記念青少年総合センター・センター棟。費用は単日参加2000円、通日参加1万円(宿泊・朝食込)。詳細は下記URLより。
http://www.jma-sangaku.or.jp/cominfo/
16 厳冬期の富士山に初登頂(野中至。6:30太郎坊発、御殿場口登山道を使って12:55頂上。15:30に太郎坊帰着。自ら工夫して10本の特殊な釘を打った靴とツルハシを使って登った。厳冬期単独初登頂でもある。1895年・明治28年)
17 日高山脈、楽古岳~幌尻岳の縦走に出発し成功(柴田修一、皆藤正博、平野興一ら。10名がサポートにあたったが、前半15日間はノンサポート。日高山脈の約8割を踏破している、画期的な積雪期縦走の記録。1958年・昭和33年2/17~3/23)
北アルプス、前穂高岳、屏風岩東壁・緑ルートから前穂、槍、烏帽子を経て鹿島槍ヶ岳北壁・正面尾根への縦走に出発し成功(青木敏、森田勝。未曽有の長期にわたる山行が、緑山岳会創立25周年を記念して行なわれた。2/23屏風岩取りつき、3/3北穂高岳、3/6槍ヶ岳、3/30鹿島槍ヶ岳北壁完登。1965年・昭和40年2/17~4/8)
18 八ヶ岳、立場川蟇滝沢・右俣を積雪期初登(川上晃良、松濤明。かなり忠実に氷瀑を直登。1940年・昭和15年2/18~2/20)
19 谷川連峰、一ノ倉沢・2ルンゼ積雪期単独初登(星野則雄。1933年12月28日に初登されたルート。1982年・昭和57年)


北海道・南ペトウトル山

然別湖の湖畔にそびえる山へ。

行程の3割程がヒザ上ラッセルで辛く、「登りたい」という気持ちだけで登る(写真=谷水 亨)
頂上から然別湖と天望山(中央)、白雲山(右)の向こうに十勝平野が広がるのが見える(写真=谷水 亨)

2月3日、晴れ。トレース無し

東大雪の南端に位置する南ペトウトル(1345m)に登って来ました。登山届けを確認すると年明けからふたりしか登っておらず、然別湖畔の登山口から早速ヒザ上のラッセル開始です。

もちろんトレースは全くありませんが、15分程で稜線に出ると、後はその上をひたすら頂上まで登るだけです。途中、倒木地帯があって視界が開け、素晴らしい風景が見られますが、常に木々の間からは景色を楽しめます。結局、登りに約4時間(夏は約2時間)かかりましたが、全行程ひとりラッセルでヒザ上が3割、ヒザが5割、足元20cmが2割という積雪に、何度も何度も撤退を考えました。

でも「辛い時に何が出来るか!」。いまこそ自分の真価が問われているのだと思い、頂上は見ず、目の前の雪に沈む1歩に集中し登りきりました。

頂上からは然別湖とそのまわりを囲む天望山、白雲山、東西ヌプカウシヌプリ、遠くは雌阿寒岳、ウペペサンケ山、そして十勝平野が見られ、素晴らしい眺望の感激と達成感に包まれながら下山しました。下山途中の何ヵ所か、深いトレースが消えかかっているところもありましたが1時間ほどで下りてきました。

(文=谷水 亨)

宮城県・不忘山

花の名山として有名な不忘山の冬の姿。

標高1200m付近の雪原から不忘山の山頂を望む(写真=曽根田 卓)
山頂直下から眺めた南屏風岳東面(写真=曽根田 卓)

2月1日、晴れのち曇り

蔵王連峰最南端の不忘山は、アプローチの良さから積雪期でも入山者の多い山です。しかし夏場は高山植物が咲き誇る風衝地帯の山頂付近は、冬場には強風吹きすさぶ荒々しい山に変化します。この日は平野部では穏やかに晴れた天気でしたので、穏やかな雪山を求めて不忘山を目指しました。

今回歩いたコースは、みやぎ蔵王白石スキー場のゲレンデトップから直線的に山頂を目指し、帰路は東尾根を忠実に辿ってスキー場に下るものです。天気に誘われて、この日の入山者は30名弱もいたと思われます。しかし、登り始めて山頂が見渡せる雪原に出ると風が強くなり、途中で東尾根に合流すると時折耐風姿勢を取るほどの強風が襲ってきました。雪質はクラストしており、山頂直下のヤセ尾根の北斜面は権現沢まで凍った滑り台状になっていました。カンジキやスノーシューで登降する場合には確実な歩行が求められます。

山頂からの眺めは正に絶景で、南屏風岳の東壁が真冬ならではの迫力ある姿を見せていました。

(文=曽根田 卓)

山形県・熊野岳

ロープウェイを利用して樹氷鑑賞ができます。

熊野岳山頂にて。後ろには凍りついた蔵王山神社(写真=福井美津江)
地蔵山から熊野岳へ(写真=福井美津江)

2月3日、晴れのちくもり

20年ぶりに開催された「仙人集会」に参加し、その時に知り合えた山の大先輩のみなさまと山形蔵王へご一緒させていただきました。

山形蔵王温泉スキー場のロープウェイを利用して頂上駅へ。登山やスキーは行なわない樹氷鑑賞のみのお客様もたくさん乗っていました。

地蔵山を越えて熊野岳へ向かいます。先週あたりから冬としては高めの気温が続き樹氷は融けぎみでしたが、写真を撮ったり、さまざまな形を鑑賞したり、じゅうぶん楽しむことができました。

時折雲が消え、青空を背景に北蔵王の山々や吾妻連峰、飯豊連峰も見渡せます。その後ガスに包まれ遠望はきかなくなりましたが、蔵王最高峰熊野岳へ登頂することができました。

(文=福井美津江)

上州・武尊山

強風にめげず登頂。日帰りの本格的雪山。

鋭く天を突く剣ヶ峰を越え、沖武尊に向かう(写真=打田鍈一)
ヤッタヤッタ! 本格的雪山は初めてのふたり。沖武尊にて(写真=打田鍈一)

1月29日、晴れ。強風

川場スキー場からリフトを利用し沖武尊へ往復するコースは『ヤマケイ入門&ガイド 雪山登山』に書きましたが、久しぶりに再訪しました。

出発時から風が激しく、極めて痩せた雪稜の剣ヶ峰山を越えるのは吹き飛ばされる危険を感じましたが、わかんをアイゼンに履き替えてだいぶ安定し、無事これを越えて沖武尊に登頂できました。

山頂は360度の大展望ですが、強風は展望を楽しませてくれず、早々に下山しました。

『雪山登山』のおかげでしょうか、強風にかき消されてはいるものの、トレースはかなり多く、以前来た時よりルートがわかりやすく、トレースを外さなければもぐることも少なく、登りやすくなったなと感じました。

前回には間に合わなかったリフトにも乗れました。原則的にリフト券は始めに往復購入なのですが、間に合わない可能性もあるので今回は往路だけ買い、下山時にリフト係員に頼むとすぐにOK。リフトを下りると料金支払いのお迎えが待っていて、リフト券売り場へと連行、ではなくご案内されました。

リフト終点から登りはわかん・アイゼンの脱着、小休止を含め3時間50分、下りは同じく2時間15分。下りでは風が止んだのでゆっくり休憩を楽しみました。今回の雪の状態では結果論ですが、始めからアイゼンを着用したほうが良かったと思いました。

(文=打田鍈一/山歩きライター)

西上州・赤久縄山

氷瀑見物を楽しんだ帰路、氷結林道でコケました。

氷結した早滝。青白さが美しい(写真=打田鍈一)
赤久縄山(左上)を目指して雑木林の山腹道を行く(写真=打田鍈一)

2月1日、晴れ

西上州の赤久縄山は一等三角点の秀峰で、御荷鉾スーパー林道から容易に登れます。しかしそれではつまらないので、中腹の栗木平を起点とした周回コースをたどりました。

行きには氷結した早滝を見物。アイスクライミングの対象にはならない形態の氷瀑で、しかも上部は結氷していませんでしたが、凍った滝を初めて見る妻はその美しさに見とれていました。登山道は雪があったりなかったりですが、凍結しているのでアイゼンを使います。

帰りは初めてのコース、安取峠を経由し林道を登山口へ戻ったのですが、その途中でのこと。舗装林道はところどころに名残り雪が凍結しており、地肌を選んで下りました。しかし、とうとう滑って転倒。ヒザをひねってしまいました。一度外したアイゼンを再び着ければ良かったのですが、平らで広いことから危険意識が薄れ、不精したことが悔やまれます。しばらく大人しくしていなければなりません。

(文=打田鍈一/山歩きライター)

高尾・景信山

登山道の複線化が目立ちます。

横断側溝で雨水を分散して谷側に誘導する作業。2月3日撮影(写真=甲把 収)
2月4日に降った雪。凍結箇所に注意してください。2月5日撮影(写真=田邉 綾)

2月3日、晴れ

山頂からの眺望が良く人気の景信山。小仏峠を経由せずに尾根道を登るルートは、平日にも関わらず多くの方が利用されていました。このルートで問題となっているのが、登山道の複線化です。

「踏み固められた登山道が雨で削られ、歩き難くなる」→「滑りやすく、段差が出来た本来の登山道を避けて新しく道ができる」

このような場所があちこちで見られます。この日はボランティアと共に、雨水を分散し、登山道を削る力を弱めるための横断側溝を設置しました。地主さんの協力を得て、現地の間伐材を使用し、メンテナンスの楽な凸型とする事ができました。

登山道の荒廃を抑え、植生を回復させるための最初の一歩です。これ以上新しく道ができないよう、ご理解とご協力をお願い致します。

【追記】

2月4日に降った雪は、高尾山山頂で15cmほど積もりました。各コース上には凍結している箇所があり、通行には注意が必要です。登山の際は登山靴を履き、ストックやアイゼンを携行して下さい。

(文=甲把 収/東京都レンジャー高尾地区)

御坂山塊・三ツ峠山

四季楽園に泊まって富士山の展望を満喫。

開運山頂上からの、日没間近の富士山(写真=木元康晴)
四季楽園の近くでは、カモシカが歩きまわっていました(写真=木元康晴)

1月27日~28日、快晴

富士山を展望する山として人気の高い、三ツ峠山に行ってきました。

甲府駅を10時30分に出る富士山駅行きのバスに乗って、三ツ峠入口バス停で下車(所要52分、運賃1,160円)。そこから車道を1時間あまり歩いて、裏登山口へ。マイカーならばここまで入ることもできますが、途中の路面は凍結箇所もあったので、冬用タイヤは必須でしょう。

裏登山道は作業車両が行き来するため、路面の雪は固まって滑りやすく、6本爪アイゼンを使用。のんびり歩いて、宿泊先である四季楽園に向かいました。三ツ峠山最高峰である開運山には、四季楽園到着後すぐと、日没時、さらに翌朝の日の出時と、計3回も登頂。目の前にそびえる富士山や、遠くに連なる南アルプスの展望を満喫しました。

下山は府戸尾根をたどって河口湖駅へ。歩きやすい尾根道ですが凍結箇所は多くて、市街地に近い天上山までは6本爪アイゼンを使用して歩きました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

六甲・摩耶山

港町神戸を見下ろす展望台の山に登りました。

摩耶山の掬星台からは大阪湾が一望。遠く生駒山系まで望めます(写真=山口敬二)
青空を走る六甲のスカイラインがきもちいい(写真=山口敬二)

2月1日、晴れのち時々曇り

春先を思わせるような陽気の中、山の仲間たち18名と神戸随一の展望の山・摩耶山へ登りました。沿線からのルートはいくつかありますが、今回選んだのは阪急六甲からの山寺尾根ルートです。駅から登山口まで30分、そこから摩耶山の展望台まではゆっくり歩いても1時間半ほどです。途中尾根のところどころからは六甲の山並みを仰ぎ見たり、神戸の町並みを俯瞰しながらのんびり歩くことができます。

そしてたどり着くのが摩耶山の展望台となる掬星台(きくせいだい)です。夜ともなれば日本三大夜景のひとつに数えられる神戸の100万ドル(今や1000万ドルに昇格したらしい)の夜景が一望です。

「手を伸ばせば星も掬(すく)えるほどの美しい夜景」という神戸らしいロマンチックな命名は、昼間ここに立つだけでも容易にそれが想像できます。眼下に展開するみなと神戸と大阪湾の絶景を堪能すると、展望広場ではにぎやかな山食披露パーティーの開催となりました。

摩耶山は、比叡山や高野山と並び古来から山岳信仰の場としても栄えたところで、弘法大師が天上寺に釈迦の生母・摩耶夫人像を祭ったところから付いた山名だそうです。皆で三角点を踏むと昭和51年に焼失したその天上寺の史跡公園を経て、寺に参る山道であった青谷道を王子公園駅へと下りました。

(文=山口敬二)

鳥取岡山県境・仏ヶ山

3度目の正直でやっと三冠王の山、仏ヶ山を乗り越えることが出来ました。

三冠王の仏ヶ山頂上にてセルフタイマーで記念撮影(写真=舩越 仁)
県境峠(県道115号線)に辿り着き、安堵ではしゃぐ山好き達(写真=舩越 仁)

1月28日、曇り

週刊ヤマケイの1月23日配信号(通巻71号)に「三冠王の山、仏ヶ山を目指しましたが、深雪のため道半ばでエスケープ下山しました」と寄稿しましたが、中途で下山することになった浅井越に向かって、再度谷筋を登りました。

1月21日にも再登を試みたのですが、このときも新雪で諦め、この日が3度目の正直となったのです。

積雪は約1m。夜間の冷え込みがきいて楽勝と思いきや、モナカ状態です。とはいえ、カンジキは必要ですがこれまでにないくらい歩き易く、前回下りに1時間30分要した県境線へ、登り1時間15分で着きました。

ここからが私達の本来の仕事になります。今日の中央分水嶺踏破距離はたったの4.2kmですが、県境到達と県境下山の2.8kmが加わり計8時間のアルバイトでした。これから3月に向けて県境は更に奥深くなって行きます。

ともかく雪の状態はまずまずのこの日、途中の高松山を筆頭に20以上のピークを越えて、中央分水嶺、県境、一等三角点本点の仏ヶ山743.5mの縦走を終えました。

ちなみに、この仏ヶ山は無雪期には南側の登山口から30分で登れる山なのです。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

※三冠王の山とは山頂が「日本中央分水嶺(太平洋に注ぐ川と日本海に注ぐ川の分水嶺)の線上にあること」、「一等三角点(基点or本点)があること」、「都道府県境に位置すること」の3点を兼ね備えた山を称しました。

鳥取岡山県境・上蒜山~中蒜山

新雪と雪崩リスクを避けて縦走しました。

上蒜山三角点峰です。後方の真っ白な大山方向から直登して来ました(写真=舩越 仁)
上蒜山を下り中蒜山へ、せり上がったリッジを行く(写真=舩越 仁)

1月31日、晴れ

上蒜山(かみひるぜん)への登りは中央分水嶺踏破が目的の為、一般登山道ではなく、週刊ヤマケイ1月16日配信号(通巻70号)に寄稿した蛇(おろ)ヶ乢から登らねばなりません。その時には下りで2時間20分を要しましたが、本日は登り1時間45分で蛇ヶ乢に到着しました。積雪は相変わらず約1mですが、モナカ状とはいえ表面がクラスト気味なのでずいぶん歩き易くなっています。

最初緩斜面だった県境線は、40分もすると急登になりました。高度820m地点でカンジキからアイゼンに履き替えてジグザグに登ります。高度を上げるにつれ、木立の間から白銀の大山が見え始めます。上蒜山三角点峰から大山を眺望して小休止。ここまで5時間かかりました。一般冬道の、ちょうど倍の時間を要したことになります。

眼前に近づいた中蒜山へはいったん大きく下ります。このリッジ下りはいつもながら肝を冷やす難所が数ヶ所ありますが、天空歩きを楽しめる稜線です。右手の南斜面は全層の雪が落ちるべくは落ち、ササ原がむき出しになっている箇所もあちこちにありました。我々が通るリッジの雪庇は何度も落ちて、その度に残る締まった雪稜が上へ上へとせり上がっています。

中蒜山に到着して上蒜山を振り返ると、下降して来た稜線が手に取るようにわかります。本日の蒜山は私達のほかには誰もいません。全山貸し切りとは豪勢な気分です。雪稜を下蒜山方向に少し下ると下山分岐ですが、あるはずの標識は雪の下です。見当をつけ、下山用に雪庇の一部を切り落として安全地帯までひとりずつ間隔を空けて慎重に下りました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

福岡県・岩石山

冬枯れの森で鳥のさえずりと展望を楽しみました。

天狗岩からの展望(写真=池田浩伸)
登山道に咲いていたサザンカ(写真=池田浩伸)

1月29日、曇り

岩石山(がんじゃくさん)へ、添田公園を起点として時計回りに、三・二・一ノ滝から山頂、奥の院と周回しました。

添田神社の大きな山門を正面に見る駐車場に車を停めました。平日ですが登山者の姿が目につきます。駐車場から見ると、日の丸がたなびいている場所が山頂です。白山宮の前の車道を歩くと、庭には赤いサザンカが満開でした。寺の角に登山口の標識が立っています。民家の玄関先を抜け照葉樹の中を登っていきます。

山頂までは、人面石や三・二・一ノ滝、大きな岩の間を潜る針の耳などが続きます。急坂から展望が良い天狗岩に着くと山頂はすぐです。山頂には展望台があります。

北東へ伸びた気持ちのいい尾根道を進むと、展望抜群の国見岩があります。ここには、獅子岩・梵字岩などがあり、その総称を国見岩といい、案内板があります。北には、どっしりとした福智山や香春岳の後ろに貫山。南には英彦山と3つのピークを持つ鷹ノ巣山などがみえます。冷たい風も忘れてしまうほど素晴らしい景色です。

そこから広葉樹の落ち葉のじゅうたんを踏んで山頂へ戻りました。展望台から南へ下る道では、岩が風化して歩きにくい場所もありますが、ステップが切られ階段などの整備もされています。

本丸跡を過ぎると、足元の岩に何やら不思議な穴がたくさん開いていました。これは柱穴(はしらあな)といって、城郭を守る柵の柱の穴だそうです。穴の数を数えながら下るとすぐに奥の院です。奥の院は西側の展望が開け、広場にテーブルやベンチがあり、休憩ポイントにいい場所です。葉が落ちた木々の枝先には、たくさんの野鳥の姿を見ることができました。

添田公園は桜の名所でも知られています。春にもう一度訪れたい場所です。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

北海道・紋別岳

眼下に広がる支笏湖を眺めながら登りました。

ルート途中から見た支笏湖と恵庭岳(写真=蓮井美津夫)
支笏湖と樽前山(左側)、風不死岳(右側)を望む(写真=蓮井美津夫)

1月29日、曇り

北海道の空の玄関、新千歳空港から車で約40分の距離にある支笏湖。その湖畔に近い登山口から紋別岳に向かいました。平日で誰もいないだろうと予想していた登山口の駐車スペースにはすでに数台の車がありました。

頂上にある電波塔の管理用道路を使えば夏場は1時間半ほどで登れますが、冬は雪に埋もれています。場所によっては吹き溜まりも出来ていて、予定より登り時間がオーバー気味に。この日はときおり薄日がさす空模様で、樽前山や恵庭岳など周囲の山々は若干雲に隠れていましたが、先行者のトレースに助けられ、無理なく登ることが出来ました。

(蓮井美津夫/北海道/55歳/よく行く山:道央の山、大雪山)

裏磐梯・イエローフォール

スノーシューとクロカンスキーの雪歩き。

前日の降雪で、イエローフォールは全体の半分以上が雪でおおわれていました。雪が融けると色は少しずつ薄まっていくようです(写真=葉貫正憲)
奥の白い部分が銅沼(あかぬま)。銅沼から緩やかに上っていきます(写真=葉貫正憲)

1月27日、小雪

裏磐梯の氷瀑「イエローフォール」へ行ってきました。スタートは桧原湖の南3kmにある裏磐梯スキー場で、リフトを乗り継いで山頂駅の上からスノーシューにはきかえます。

ここから平坦な林の中を15分ほど進むと銅沼(あかぬま)です。凍結した沼の上をさらに南へ進むと磐梯山の火口原です。ここまでの高度差は約100mで、クロカンスキーでも楽に行けます。イエローフォールは早すぎると氷瀑が十分に育っていなかったり、遅いと色が薄くなってクリーム色になったりします。今回は色と大きさは十分でしたが、前日の降雪で色のついた部分にうっすらと雪が被っておりました。

広々とした火口原を歩くと、荒涼とした噴火跡を垣間見ることができます。この日はあいにくの雪模様で、遠望はまったくありませんが、誰も歩いていない真っ白な平原を歩くのは最高の気分です。

今回はクロカンスキーのふたりと一緒だったので往路40分、復路25分でした。スノーシューだけのグループなら往復1時間40分くらいで、景色を楽しみながら歩けると思います。

帰りもリフトで下りたのでちょっと物足りなくなり、ゲレンデスキーも楽しみました。入浴は裏磐梯休暇村のこがねの湯で温まってから帰路につきました。

(葉貫正憲/福島県/66歳/よく行く山:会津百名山)

日光・雲竜渓谷

この時期にしか見られない場所へ、山仲間3人と行きました

氷瀑を見上げる登山者たち(写真=山田典一)

1月29日、晴れ

この日は快晴無風の絶好のコンディションであったので、平日にもかかわらず大勢の登山者でにぎわっていました。駐車場から約2時間林道を歩くと渓谷に到着します。そこでアイゼンとヘルメットを装着して渓谷に入って行くと、ギリシャ神殿のような氷瀑が待っていました。毎年訪れているという地元の人に聞くと、今年の氷瀑は例年に比べると小さいとのことですが、初めて見た私には十分の大きさです。

雪と氷で不安定な足元や頭上に注意し、ブルーアイスの見事な氷瀑を堪能することができました。

一歩間違えると川に落ちたり、崖から滑落して命取りになります。アイゼンとヘルメットを装着し、慎重に歩くことをおすすめします。

(山田典一/群馬県/65歳/よく行く山:上信越の山)

※編集部注:雲竜渓谷では先日も遭難事故が発生しました。初心者、初級者だけで安易に入ることのないよう注意してください。

日光・雲竜渓谷

『山と溪谷2011年2月号』の表紙になった場所へ。

巨大氷柱を心行くまで鑑賞しました(写真=長山 敦)

2月1日、晴れ

駐車場には深夜2時に到着し、朝7時に出発しました。その頃には、すでに駐車場から下の方へ路肩駐車が連なっている状態です。

例年なら駐車場から雪道になっているのですが、日陰に凍結箇所はあるものの、道には雪がありません。雲竜渓谷の表札がある所でアイゼンを装着しました。そして9:30に友知らずの大氷柱群に到着。今年は昨年より細いです。これではアイスクライミングはできないだろうと思いました。

その後、滝壺へ向かいます。こちらの氷瀑も今年はボリュームがない感じですが、大勢の登山者が鑑賞を楽しんでいました。しかし、至る所で崩落の音が聞こえます。注意してください。

(長山 敦/千葉県/41歳/よく行く山:富士山・通算69回登頂)

※編集部注:雲竜渓谷では先日も遭難事故が発生しました。初心者、初級者だけで安易に入ることのないよう注意してください。

奥秩父・甲武信ヶ岳

深雪に痺れた山行となりました。

木賊山手前のラッセル(写真=高野健一)

1月25日、薄曇り。微風

西沢渓谷へ向う途中に甲武信ヶ岳への登山口がふたつあります。

ひとつは昔からある近丸新道、もうひとつは甲武信小屋のご主人が作った徳ちゃん新道です。今回、往路は徳ちゃん新道、復路は近丸新道を選択しました。

午前7時、「道の駅みとみ」を出発。西沢渓谷入口にも無料の駐車場がありますが、入退路が急勾配のうえ凍結しているので、出られなくなる可能性があるため、道の駅を利用しました。

しばらくは舗装された林道を歩きますが、凍結しているので転倒に注意です。程なく、立派なトイレが現われ、登山ポストもそこにあります。

近丸新道登山口を通過し、西沢山荘が見えるとその手前に徳ちゃん新道登山口があります。登山道は樹林帯の中にあるので積雪量は少なく、ツボ足で登れました。徳ちゃん新道と近丸新道の分岐点に近づくと、いっきに積雪量が増えたので、分岐点で軽アイゼンを装着します。

そこから先は標高が上がるに連れて積雪量も増え、木賊山山頂手前では股下まで埋まるほどの積雪があり、カンジキを持ってこなかったことを後悔しました。先頭を交代しながらラッセルして道を作ります。

木賊山と甲武信ヶ岳のコルにある甲武信小屋にザックをデポさせていただき、甲武信岳山頂を目指します。甲武信小屋から山頂までは400mとの表示でしたが、ラッセルを強いられたので20分かかりました。山頂は薄曇りでしたが、八ヶ岳から、南ア、北アまで見えました。

甲武信小屋に戻り、暖かい食事をとって長い下りに備えます。下りは軽アイゼンでは心細いので12本爪を装着しました。

近丸新道への分岐点まで、トレースのありがたみを噛み締めながら下ります。近丸新道は南斜面のためか積雪量はさほど多くありませんが、融けた雪が凍結している箇所が多いのと、シャクナゲがトンネル状に登山道を覆っているので、足元と頭上の両方に注意を払う必要があります。また、沢を徒渉するポイントが数ヶ所ありますが、目印がわかりにくいので、積雪でトレースが無くなっている時は道迷いにも注意です。

さらに崩落個所も多く、滑落したら止められないような斜面もあるので、アイゼンワークに自信の無い人は、徳ちゃん新道を使った方が無難です。

午後4時半、スタートから9時間半で道の駅に戻りました。積雪時にこのコースの日帰りは結構ハードでしたが、これぞ雪山という感じで久々に痺れる山行となりました。

(高野健一/神奈川県/45歳/よく行く山=富士山、北アルプス)

静岡県・竜頭山

天竜杉の美林の中を歩きました。

山頂部にある展望台から。南アルプス深南部の山々から富士山までのパノラマを満喫しました(写真=太田正孝)

1月31日、快晴

竜頭山(りゅうとうざん・1352m)は天竜スーパー林道を利用すれば山頂直下まで行ける山です。しかしスーパー林道は12月中旬~翌年3月末までは雪のため冬季閉鎖になっています。登るならこの時期だということで山友さんを誘って3人で行ってきました。

新・分県登山ガイド『改訂版 静岡県の山』には平和(ひらわ)からの一般コースが紹介されていますが、私たちは杣小屋コースをとりました。

天竜杉の美林の中、よく整備された登山道を登ります。標高100mごとに指道標が設置されていて、道迷いの心配はありません。簡単な山だと思っていたのですが、標高差1200m、12kmの行程はけっこうきつい山です。

それでも山頂の眺望がよかったので疲れは吹っ飛びました。南アルプス南部の山々から富士山までのパノラマを楽しみました。

(太田正孝/愛知県/74歳/よく行く山:岐阜、三重、長野、静岡の山)

宮崎県・韓国岳

好天の下、霧島山系の最高峰を歩く。

時折顔を出す青空の下、韓国岳山頂で寛ぐ登山者(写真=長谷川守克)
山頂より噴煙を上げる新燃岳・高千穂峰を望むが、PM2.5の影響で霞んでいた(写真=長谷川守克)

2月1日、曇り時々晴れ

今冬はまだ霧氷を見ていないので、霧氷鑑賞目的で日本百名山でもある霧島山系の最高峰の韓国岳を歩いてきました。

ここ数日の暖かさのため霧氷を目にすることは出来ず、その上、登山道には残雪もなく、さらにはPM2.5の影響で展望も得られず、少々気の抜けた山歩きにはなってしまいましたが、時折顔を出す青空の下を快適に歩いてきました。

霧氷鑑賞は、次回の寒波襲来時に再度訪れようと思っています。道中では霧氷目当ての多くの登山者と出逢い、山談義に興じました。

(長谷川守克/福岡県/65歳/よく行く山:九州全域)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山の装備はどんどん軽量化の時代。でも遭難対策は必要最低限の装備です。

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捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円。次年度以降会費は2000円+事後分担金(750円~1700円の見込み)です。いざというときに、備えましょう。

日本山岳協会主催・第52回海外登山技術研究会のおしらせ

2月15日(土)~16日(日)東京・国立オリンピック記念青少年総合センターにて

海外登山に関心を持ち、参加を希望する方を対象とした、海外登山、高所順応に関する研究会が開催されます

(公社)日本山岳協会では、登山者の安全と登山文化の発展をめざして、海外登山技術研究会を以下の要領で開催いたします。

1日目は今年度に海外で活動した遠征隊の方々に、その報告を行なっていただきます。2日目は海外登山に限らず国内でも3000m峰では事故例もある、高所順応に的を絞った研究会になります。それぞれ当日会場に来ていただければ参加可能(単日2000円)です。宿泊込みの通日参加(1万円)もありますので、ご希望の方は日本山岳協会のHPより別途お申し込みください。

「仙人集会」、20年ぶりに開かれる

宮城県栗駒山麓に、全国から岳人が集合。

講演する成瀬陽一さん(右)と、木下徳彦さん(左)

2月1日、2日、宮城県栗原市の新湯温泉くりこま荘を会場に、20年ぶりの「仙人集会」が開かれた。

この集いは1975年、同じ宮城県、鬼首温泉で第1回目が行なわれてから、全国の登山家が一堂に会して毎年開かれ、渓谷登攀の議論などでも話題を呼んだ。

今回は岩崎元郎さん(無名山塾)、茂木完治さん(海外溯行同人、日本山岳会関西支部)らの呼びかけのもと、早川輝雄さん(海外溯行同人、東北山岳写真家集団)らが幹事の労をとっての開催となった。

もともと「1000人が集って意見をぶつけあったら」と発案されたものだが、さすがにその数は難しく、「仙人」という呼称で続いてきた。

会場には北は宮城、山形から、西は京都、大阪、南は鹿児島・屋久島など、全国各地から約40人が集合。

記念集会は成瀬陽一さん(海外溯行同人、充血海綿体)が、「沢登りの未来~世界における沢登りの可能性~」と題して、ハワイ・カウアイ島、台湾・豊坪渓、オーストラリア・タスマニア島、インド洋のレユニオン島などでの実践を報告。続いて木下徳彦さん(海外遡行同人、チーム84)が、「台湾の山・渓の特徴」のテーマで話をした。

久々に顔を合わせる方々も多く、リアルなつきあいのなかで、夜更けから朝方まで、「沢登りの過去、現在、未来」を語り合った。

(久保田賢次/『週刊ヤマケイ』編集部)


山の知識検定

Q:日本各地に「駒ヶ岳」の名称のある山は多いが、次のうち最も標高が高い山を選びなさい。

会津駒ヶ岳

越後駒ヶ岳

木曽駒ヶ岳

甲斐駒ヶ岳

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて


山の知識検定

Q:日本各地に「駒ヶ岳」の名称のある山は多いが、次のうち最も標高が高い山を選びなさい。

会津駒ヶ岳

越後駒ヶ岳

木曽駒ヶ岳

甲斐駒ヶ岳

【正解】甲斐駒ヶ岳

会津駒ヶ岳は2133m、越後駒ヶ岳は2003m、木曽駒ヶ岳は2956mで、最も標高が高いのは甲斐駒ヶ岳の2967m。

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『山と溪谷3月号』

山で遭難しないために

今回の特集は「遭難を起こさないための“心技体”」。山で遭難しないために必要なものは、まず「心」。経験などに裏づけされた精神的な強さが求められます。そして「技術」。正しい歩き方を身につけるだけで転倒・滑落が減ります。そして「体力」。疲労しにくい身体を作れば安全に歩き続けられます。この「心技体」をわかりやすく解説した特集です。第2特集は「列島・花の名山カレンダー」。フクジュソウ、カタクリ、モモ、ヒトリシズカなど2月から5月にかけて山の花を見られる名山をガイドします。

http://www.yamakei.co.jp/products/2813900947.html

●発売日:2014年2月15日/ページ数:216ページ/判型:A4変形判/販売価格:1,000円(税込)

2014年1月~2月の新刊
商品名 発売日 販売価格(税込)
『ワンダーフォーゲル 2014年2月号』 1/10 1,000円
『自転車人No.034 2014 WINTER』 1/15 1,200円
ヤマケイ文庫『定本 日本の秘境』 1/17 998円
『新版 草木染』 1/24 1,680円
新ヤマケイポケットガイド 8 『海水魚 改訂版』 1/24 1,260円
ヤマケイ文庫『北極圏1万2000キロ』 1/24 1,050円
『ときめくコケ図鑑』 1/24 1,680円
『日本ロングトレイルガイドブック』 2/7 2,415円
『拾って探そう 落ち葉とドングリ・松ぼっくり』 2/7 2,310円
ワンゲルガイドブックス10『春夏秋冬ハイキング』 2/21 2,100円
『新版 東海自転車散歩 愛知・三重・岐阜南部・静岡西部』 2/21 1,890円
『不思議な薬草箱 魔女・グリム・伝説・聖書』 2/21 1,575円
DVDブック『甲野善紀 甲野陽紀 驚くほど日常生活を楽にする 武術&身体術 「カラダの技の活かし方」』 2/21 1,890円
『コウノトリの翼~エコロジストのまなざし~』 2/22 1,470円
『インドア・ボルダリング練習帖』 2/22 1,680円
ヤマケイ文庫『「槍・穂高」名峰誕生のミステリー 地質探偵ハラヤマ出動』 2/22 1,050円
ヤマケイ文庫『縄文人になる!縄文式生活技術教本』 2/22 840円
『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』 2/22 1,260円


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】レディース・トレッキング(中級レベル)「スノーシューとクロスカントリースキー、雪崩ビーコン体験/頸城・妙高高原」2日間

ヤマケイ登山教室

日本有数の豪雪地帯である妙高高原で、元・ノルディックスキー全日本代表・ノルディックウォーキングマスターインストラクターの服部正秋氏による指導でクロスカントリースキーを体験したり、雪崩ビーコンの使用方法を学び、積雪層の観察をしながら、スノーシューで坪岳を目指します。用具は無料レンタルがありますが、ストックは各自ご持参ください。

ご希望の方には、ミラーレスカメラ「Nikon1」や一眼レフカメラ「Nikon D600」の無料貸し出しがあります。ご予約時にお知らせください。

カメラ取扱無料机上講座:2/20(木)19:00~20:00山と溪谷社会議室にて。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=104670

日程 3月1日(土)~2日(日)
集合 新宿西口スバルビル前 (7:00)
行程 1日目:新宿(バス)妙高高原 スノーシューとクロスカントリスキー体験(旅館泊)
2日目:(バス)青少年自然の家(550m)~坪岳(754m)~青少年自然の家(バス)新宿【解散】20:00?22:00(予定)
歩行時間:1日目約3時間、2日目:約4時間
登山レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です。)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員が小さく、転滑落の危険箇所が部分的にある。)
参加費 45,000円
講師 菅野由起子(登山ガイド)
協力 国際自然環境アウトドア専門学校(i-nac)

【海外】春のアルプス・フラワー・ハイキング8日間

知られざる春のアルプスの魅力に迫る旅

陽光まぶしい春のスイス・アルプス
足の踏み場も無いほどに咲くクロッカス

アルプスの山麓や中腹に雪融けの季節が訪れる5月中旬は、牧草地に広がるタンポポやキンポウゲのお花畑と、残雪の美しい山々とのコントラストが素晴らしく、スイスを代表する風景のひとつが見られます。標高の高い場所では、春の訪れを告げるクロッカスの花が斜面に群生する風景は圧巻です。この季節にはほかにもたくさんの種類の花が一斉に咲き、訪れた人々の目を楽しませてくれます。

出発日~帰国日 旅行代金(東京発着)
5月18日(日)~25日(日) 446,000円
5月25日(日)~6月1日(日) 458,000円

【机上講座】山の天気ハイキング・山岳気象大全(後期)「山の天気サイトの利用法」

ヤマケイ登山教室

山の天気はめまぐるしく変わります。気象の変化は、時として登山者に激しく襲いかかったり、またある時には幻想的な光景を作りだしたりもします。机上講座では、気象変化のメカニズムや季節ごとの典型パターンなどを体系的に学びます。

今回は山の天気サイトの利用法を学びます。参考書『山岳気象大全』(山と溪谷社刊)

昼の部

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1199

夜の部

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1157

開催日 3月3日(月)
会場 昼の部:アルパインツアーサービス本社特設説明会場(3階)
夜の部:アルパインツアーサービス本社イベントスペース(1階)
時間 昼の部:15:00~16:30/夜の部:19:00~20:30
定員 昼の部:45名/夜の部:70名
受講料 各1,000円
講師 猪熊隆之(山岳気象予報士)
株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。