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穂苅康治さん

あの時代の写真を、ぜひ沢山の人に見て欲しい。

穂苅康治さん。槍ヶ岳を背に

大正池の枯れ木と焼岳(穂苅三寿雄撮影)

この3月4日から5月6日まで、東京目黒区の東京都写真美術館で、「黒部と槍冠松次郎と穂苅三寿雄」と題した写真展が開催されている。穂苅三寿雄さんのお孫さんで、現在、槍ヶ岳山荘などを経営する穂苅康治さんに聞いた。

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週刊ヤマケイ(以下Y):冠松次郎さんと穂苅三寿雄さん。登山史上も重要な活動をなさったお二人の貴重な写真を同時に見られる機会ですね。

穂苅(以下、H):そうですね。穂苅三寿雄は大正時代に北アルプスで2番目に山小屋経営を始め、山岳写真の草分けでもありました。槍ヶ岳を開山した播隆上人の研究でも知られています。私は残念ながら、冠さんとは面識がありませんでしたが、黒部渓谷の地域探査や数々の山岳紀行文でも知られるかたですね。

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Y:穂苅さんにとって、おじいさまにあたる三寿雄さんとの思い出も、沢山おありではないでしょうか。

H:小さいころ、おやじ(穂苅貞雄さん)は、ほとんど山に入っていましたので、三寿雄と一緒に時間を過ごすことが多かったです。山小屋経営や写真からは引退し、家で療養していた頃ですが、色々な話を聞かされ、それが、今の自分にも影響を与えてくれていると思います。

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Y:今回、展示されているお写真を見ていますと、黎明期の北アルプスの迫力、魅力を感じます。原始の美しさといいますか。また雄大な風景とともに、人物が映った写真も多く、その時代をよく伝えてくれていますね。

H:愛用していたカメラなども飾られていますが、写真も今みたいにバシャ、バシャと撮れる時代ではありませんでした。シャッターを切るにも覚悟がいりますし、乾板プレートも重いし、決して安いものではありません。

冒頭にお見せした写真は、焼岳の大噴火で大正池ができた後のものですが、池の樹木の数も今とはまったく比較になりませんし、時の移り変わりを感じさせてくれます。この他にも、当時を伝える貴重な写真が沢山展示されていますので、ぜひご覧ください。

(聞き手=久保田賢次・『週刊ヤマケイ』編集長)

20143/6~3/19

3
6 登山家・加藤保男、埼玉県大宮市に生まれる(1949年・昭和24年)
7 北アルプス・北仙人尾根から剱岳登頂(傘木徳十、福島与一、蛭間猛臣ほか7名。傘木リーダーの下、極地法を駆使して3月25日、福島と蛭間が剱岳登頂。なお北仙人尾根はこのときが積雪期初登。1951年・昭和26年3/7~3/30)
8 北海道・利尻山、南稜に積雪期初登(小松英夫、太田年春、平沢行哉。昭和30年1955年3/8~4/3)
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日の放映は「迫る白銀の大斜面 日光白根山」。女優の春馬ゆかりさんが白銀の日光白根山を登ります。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
イベント/てれまくり2015
長野県・栂池高原スキー場で開催される、日本最大のテレマークスキーイベント。テレマークのほか、アルペンツーリングスキー、歩くスキーなどのヒールフリースキーの新商品試乗会やニューウェア雪上展示会など。たくさんのトップライダーも集まり、大いに盛り上がる2日間です。詳細は下記URLにて。
http://www.telemakuri.com/
9 長谷川恒男、アイガー北壁1938年ルートを冬季単独初登攀(前年のマッターホルンに次ぐ三大北壁ふたつめの冬季単独初登攀。1978年・昭和53年)
イベント/大阪アウトドアフェスティバル2014
大阪市のインテックス大阪で開催される、日本最大級のアウトドア・レジャー総合イベント。3月8日~9日の2日間。入場料は大人1,000円、小学生500円。詳細は下記URLより。
http://www.tv-osaka.co.jp/outdoor/
10 北アルプス・前穂高岳、屏風岩東壁雲稜ルート~前穂高岳東壁Dフェース・都立大ルート~北穂高岳滝谷・クラック尾根~槍ヶ岳に縦走(遠藤由加、長尾妙子。同年秋に予定のチョ・オユー南西壁のトレーニングの一環として行なわれた継続登攀。1994年・平成6年3/2~3/10)
机上講座/ヤマケイ登山教室・山岳スキルアップ講座「雪山発展技術・トレースのない山へ」
登山のスキルを総合的にブラッシュアップする机上講座です。講師は山岳ガイドの武川俊二氏。19:00~21:00、受講料1,000円。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。詳細は下記URLより。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1163
11 北アルプス・薬師岳から黒部五郎岳に縦走(山本保、森鼻英雄、滝山養、津野清也、佐伯宗作、佐伯福松。薬師には3月18日、黒部五郎には19日に登頂。1928年・昭和3年3/11~3/21)
東日本大震災(2011年・平成23年)
机上講座/ヤマケイ登山教室・山のファーストエイド「リフティング、移動・搬送」
日本山岳協会遭難対策委員の悳(いさお)秀彦氏を講師に迎え、山で不測の事態が起きた時に必要な基礎知識とスキルを学びます。19:00~21:00、受講料2,500円(教材費含む)。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。詳細は下記URLより。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1136
12 北アルプス・鹿島槍ヶ岳・信州側トラバースに成功(井上奨、浅野喜雄、小山正衛、細井二郎、永井努。戦時下における、極めて特異なコースからの積雪期鹿島槍登頂。1943年・昭和18年3/12~3/29)
机上講座/ヤマケイ登山教室・地図読み入門「地形図とコンパスの基礎知識」
山岳ライターの佐々木亨氏を講師に迎え、地図読みを学びます。19:00~20:30、受講料1,000円。プレート付きのコンパスを持参のこと。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。詳細は下記URLより。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1160
13 北アルプス・黒部横断、立山温泉~平~針ノ木峠(窪田他吉郎、喜多要、佐伯宗作、佐伯和一、佐伯三九郎、志鷹三三、志鷹新次郎。スキーのよるものとしては本記録が初めて。最も初期の積雪期黒部横断記録。1923年・大正12年3/13~3/17)
ギャラリー/清水哲朗写真展「BURGED」
モンゴル取材をライフワークとする写真家・清水哲朗さんの個展が東京・神田小川町のオリンパスギャラリー東京で3月19日まで開催されます。大阪でも3月27日から4月2日にかけて開催。詳細は下記URLより。
http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/140313_shimizu/
14 谷川連峰、一ノ倉沢、衝立岩正面壁・左フェース古門ルートを積雪期初登(志小田清光、滝口康博。2月25日に下部4P目まで登り、ロープをフィクスしたうえで完登。通算第3登。1996年・平成8年)
15 加藤文太郎、北アルプス・槍ヶ岳から北穂高岳を経て前穂高岳登頂。積雪期単独初縦走(槍の肩を出たのが3/15、その日は涸沢岳と北穂高岳間のコルでビバーク、翌日、奥穂、前穂を越して上高地に下っていると思われる。全行程は10日間。槍・穂高の積雪期初縦走がなされた翌シーズンの山行である。1933年・昭和8年3/15~3/16)
机上講座/読図ワークショップ 高低図を作る
こぐま自然クラブの無料机上講座。毎月読図の練習問題をやって地形図に慣れる企画です。15:30~、要予約。場所は東京・池袋のルノアール・マイスペースMS&BB池袋西武横店3号室。詳細は下記URLにて。
http://members3.jcom.home.ne.jp/yohtu/PR/201403.html
交通/北陸新幹線用新型車両E7系「あさま」デビュー
3/15から長野~東京間で新型車両が運行を開始します。
http://www.jreast-shinkansen.com/e7.index.html
16 北アルプス・黒部横断、岩小屋沢岳~白竜峡~黒部別山・中尾根本稜~八ツ峰1峰・滝ノ谷下部氷瀑~袖ノ稜~剱岳(服部文祥、吉田和司、松田好弘。黒部別山・中尾根本稜は3月19日~20日で登攀。積雪期初登。滝ノ谷下部氷瀑~袖ノ稜は吹雪のなかを3月22日~25日に登攀。2002年・平成14年3/16~3/26)
イベント/谷川岳スノーシューフェスティバル
谷川岳を知り尽くしたガイドが案内するスノーシューハイキングのイベントです。参加費は500円(通常は約1万円。スノーシューレンタル、昼食、豚汁などを含む。)。ただしみなかみ町内宿泊者に限ります(3月7日以降の申し込みは3000円。宿泊者以外の応募は締め切りました)。定員は100名。詳細は下記URLにて。
http://www.tanigawadake-eco.com/event/snowshoe_fes_2014.php
17 ネパールのメラ・ピーク西峰(約6100m)西壁初登頂(近藤国彦、清田美和子。アルパインスタイルで登攀。難しさはアイガーやマッターホルン北壁以上という。1985年・昭和60年3/11~3/17)
18 南アルプス・甲斐駒ヶ岳、南坊主岩東壁・同志会ルート(積雪期第2登)~同壁・NoProblem(積雪期第2登)(山野井泰史、斉藤直。両ルートとも積雪期初登はアメリカンエイドによる登攀だったが、本記録では壁全体が氷雪に覆われ、大部分のピッチがピオレトラクションによる登攀となった。1989年・平成1年3/12~3/18))
机上講座/山を楽に歩くには
無名山塾の無料机上講座。山をバテないで歩き岩場を安全に通過する方法をお話しします。19:00~、要予約。場所は東京・大塚の無名山塾ミーティングルームにて。詳細は下記URLより。
http://www.sanjc.com/ensoku/ensoku_menu_3.html
19 グランド・ジョラス北壁中央クーロワール初登攀(神田泰夫、加藤保男、中野融、宮崎秀夫、斉藤和英。1972年・昭和47年3/19~3/29)


北海道・十勝岳

山頂直下の強風と闘いながら登頂。

十勝岳山頂を眺めながら、最後の急登に挑む同行者(写真=谷水 亨)

一瞬の雲の切れ間から十勝方面の下ホロカメットク山が見えました(写真=谷水 亨)

2月26日、快晴

この日は友人と十勝岳(2077m)を目指しました。十勝岳の登山口である望岳台への道路は冬季閉鎖されているため、吹上温泉・白銀荘から登りますが、今日も快晴・無風の天候の中で心地良い出発となりました。

前の晩に5cm程の降雪があったもののトレースは残っており、1650m付近のグランド火口まで10~20cm程の深雪で、難なくスキーで登ることが出来ました。また、ここからの雪面はクラスト状態でしたが、緩斜面なのでそのまま登りました。やがて風が吹き始め、気温もマイナス24度と冷え込んできましたが、日差しが強く気分は最高潮でした。

1800m付近の最後の急坂ではスキーをデポし、アイゼンに履き替えて登りましたが、頂上だけが雲に隠れ、風も更に強くなり、頂上直下では体が斜めになるほどの強風との闘いになりました。

ちょうど4時間で頂上に立つことが出来ましたが、風速約20m/sの中ではゆっくりも出来ず、時折雲の切れ間から見えるトムラウシ山や東大雪の山々、そして雲海から顔を出した富良野岳の頂を写真に収めて早々に下山しました。

(文=谷水 亨)

山形県・白髪山

黒伏高原スノーパークから冬季限定のコースを辿る。

粟畑付近から見た御所山(船形山)と仙台カゴの岩峰(写真=曽根田 卓)

白髪山から見た柴倉山(右)から白森、黒伏山へと続く山並み(写真=曽根田 卓)

2月26日、晴れ

山形県と宮城県の県境に連なる船形連峰の一座・白髪山(しらひげやま)に登ってきました。ルートは黒伏高原スノーパーク・ジャングルジャングルのゲレンデトップから、水無尾根を辿って白髪山に至る夏道のない冬季限定のルートです。

スキー場のクワッドリフトはスキーをつけていない登山者は乗車できないとの事で、今回は山スキーを利用してリフトに乗車しました(一回券400円)。リフトに乗車すると数分で水無山の山頂に至ります。そこからスキーにシールを貼って、雪庇が続く水無尾根を登りました。

比較的広い雪堤を登っていくので危険個所はあまりありませんが、1245m峰に突き上げる急登の箇所は、遅い時期には雪庇に多くのクラックが出来ていますので注意が必要です。夏道がある粟畑付近に出ると、東側に船形連峰の大観が広がります。

白髪山山頂は広大な雪原が広がるところで、視界がきかないときにはルートを逸してしまう可能性が高いと思われます。山頂の西端からは北西側に連なるゴツゴツした山容の山々が印象的に見えました。特に尖った山容の柴倉山と、東北最大の岩壁を持つ黒伏山に目が奪われるでしょう。

帰路は1245m峰から北側のブナ林に滑り込み、傾斜が緩くなってから柳沢小屋を目指しました。ここはカラマツと杉の植林地が続き、トレースがない場合には林道を探し出すのに苦労します。柳沢小屋からは顕著なトレースが残り、迷うことなくスキー場に戻れました。

(文=曽根田 卓)

宮城山形県境・雁戸山

真冬には厳しい雁戸山ですが、この日は春の穏やかさでした。

雁戸山、北東側斜面を登る(写真=福井美津江)

北側の稜線。快晴無風の山頂でゆっくり景色を眺めることができました(写真=福井美津江)

2月26日、晴れ

雁戸(がんと)山は宮城県と山形県の県境、蔵王連峰の北端に位置する鋭鋒です。

山形の笹谷峠から伸びる尾根は「蟻の戸渡り」といわれるほど狭い急登があり、厳冬期の登頂は天候やさまざまな条件をクリアしないと難しいようです。

この日は宮城県側のセントメリースキー場から雁戸山を目指しました。こちらは夏道がなく、積雪期のみのルートとなります。「蟻の戸渡り」は通りませんが、頂上まで5時間のロングコースでした。雁戸山手前のピークまではスキーを使い、その後はワカンジキです。アイゼンにチェンジした方が好ましい箇所もありました。

2月とは思えないほどの穏やかな天候に恵まれ、青空のもと山頂まで行くことができ感激です。暖かくなってきますと補給する水分量が増えるので、そろそろ水分を多めに持参したほうが良いと思いました。

(文=福井美津江)

群馬県・大幽の洞窟

自然が作り出した不思議な「氷筍」を見に行く。

大幽の洞窟外部(写真=中村重明)

大幽の洞窟内部の氷筍。上からしたたり落ちた雫が凍ってタケノコのようになった(写真=中村重明)

3月1日、曇り(ごく弱い霧雨)

「大幽(おおゆう)の洞窟」へ氷筍を見に行ってきました。宝台樹スキー場の先、武尊山登山口からの往復です。

この日、登山口までの車道はしっかり除雪されていました。登山口でスノーシューを装着。この日の最初の入山者でしたが、前日までのしっかりしたトレースがあったため、ルートを迷うことも、また雪面をあまり踏み抜くこともなく快適に歩くことができました。ただし降雪直後などでトレースがないときは、特に大幽沢分岐から先はルートファインディングが結構難しいと思われます。注意してください。

登山口から1時間で着いた洞窟では、上からしたたり落ちた雫が凍ってタケノコのような形状となった「氷筍」という自然の造形美を楽しみました。

帰りは最初の急斜面は一気に下り、その後はスノーシューで快調に下山。30分ほどで登山口に戻りました。

(文=中村重明)

高尾山6号路

融け始めの雪に注意。

(左)ヤマアカガエルの卵塊/(右)6号路の様子(写真=田邉 綾)

稲荷山休憩舎。雪の重さで屋根の一部が崩壊しているため立ち入り禁止としています(写真=田邉 綾)

3月2日、雨

先週の雨と暖かさの影響からか、清滝の池では今年初めてヤマアカガエルの卵塊が確認されました。3月とは思えないような寒さの中でも自然界は着実に春へ向かって動き出しているようです。

街では残雪はほとんど見られなくなりましたが、高尾山では多い所で50cm以上の雪が残っています。さらに、6号路のような谷の地形では、斜面から雪崩れてきた雪が登山道上に積もり、降雪直後より積雪量が多くなっている部分もあります。また、表面は踏み固められていても内部の雪が融け始めているため、トレース上を歩いていても踏み抜く事があります。特に谷寄りにトレースがついている場所では、足場を慎重に選んで十分注意して歩いて下さい。

なお、稲荷山の展望台にある休憩舎は、雪の重さによって屋根の一部が崩壊しているため、立ち入り禁止としています。皆さまのご理解・ご協力をお願い致します。

(文=田邉 綾/東京都レンジャー 高尾地区)

丹沢・檜洞丸

危険度、難易度が高くなってきました。

大雪の中でのニホンジカ(写真=赤塚淳一)

雪庇は踏み抜かないよう注意してください(写真=赤塚淳一)

2月24日、曇り

西丹沢自然教室からツツジ新道を登り檜洞丸へ登り、犬越路経由で下りてきました。

2度の大雪後、西丹沢の山はまるで東北の山のようになりました。積雪は西丹沢自然教室周辺でも1mほどあり、出発する段階からスノーシューやワカンを付けなくてはいけない日々でした。

何パーティーもツツジ新道を登っては途中で引き返す日々が続きましたが、1週間ほどたつと山頂まで登る人も増えました。

しかし、条件がいいのはそこまででした。雪が多すぎたために稜線を直登することができたので、トレースは登山道を外れています。ところが気温が高くなって雪がどんどんゆるくなると、そのトレースは歩きにくくなってきました。

一方、正しい登山道の上には雪が残っているので、登山道の上を歩くのも大変です。檜洞丸から犬越路の間はやせ尾根が続きます。いまトレースをたどるのは大変危険です。登山道の位置を確認するのも困難な状況になっています。

さらに犬越路から用木沢出合の間では小規模な雪崩が起きており、雪崩の上を通過するのが危険な状況です。

登山前には十分な情報を収集して、その時にあった装備を選択し、安全な計画を立てることをお願いします。

(文=赤塚淳一/西丹沢自然教室)

神奈川県・曽我丘陵

梅の花を見ながら陽だまりハイク。

梅の花が満開です(写真=原田征史)

道標はわかりやすく、たくさん設置されています(写真=原田征史)

2月25日、晴れ

久しぶりに気温も上がり、暖かさに誘われ曽我丘陵を歩いて来ました。

JR御殿場線の上大井駅で下車。駅前広場から富士見塚ハイキングコースの道標を目印に山田集落の小道を歩いて、小高い丘陵地にある農村公園まで約1時間で到着。ここには野菜の直売所やトイレがあります。サクラの季節には子供連れのハイカーにも安心です。「足柄いこいの村」の前を通って少し先に、曽我丘陵を歩く道があります。小田原市のハイキングコースで、案内標識があり安心して歩けます。

JR東海道線の国府津駅まで満開の梅の花を見ながら、時にはミカン畑沿いに歩きます。平日なのに20名ほどのグループハイキングの方や女性ハイカーの方が多く歩いていました。六本松という梅林の見える地点からは、箱根側に下る農道を歩いて行くと有名な曽我梅林に出られます。

六本松からは農道が交差していますが、尾根歩きと同じように下る道を選ばず、国府津駅方面の道標を確認しながら相模湾の光る海をめざして歩きます。春の暖かさを感じながらのんびりと歩いたハイキングでした。

(文=原田征史/小田原山岳会員、『神奈川県の山』著者)

六甲・摩耶山

春を感じた山旅。

摩耶山頂より六甲アイランド方面を望む(写真=鈴木さとし)

近づく春を教えてくれるミツマタのつぼみ(写真=鈴木さとし)

2月28日、曇り時々晴れ

2月28日は暖かい一日になりました。新神戸駅からトゥエンティクロス→桜谷道→摩耶山→上野道の周回ルートです。登山道上に積雪はほとんどなく、アイゼンを使わずに歩けました。

摩耶ロープウェイは運休中で、いつも賑わっている山頂も貸し切り状態でした。ロープウェイ利用を考えている方は、運行開通について要確認です。

まずは新神戸駅をくぐり抜けて、布引の滝群に癒やされます。続いて布引貯水池で布引断層に感心しました。道中にはあちらこちらに芽吹きの始まりが見られ、心もほころびます。このルートは最後まで沢の流れに沿いながら登る、爽やかな印象です。

なお、この日は子連れのイノシシの群れ6頭くらいと遭遇しました。単独で登山する場合は注意が必要でしょう。

(文=鈴木さとし/登山ガイド)

鳥取岡山県境・大谷峠~大谷山~田代峠

快適な雪質と青空の下、雪山の感動を味わいました。

大谷山頂上へ、ひとりひとりが我が道を楽しみます(写真=舩越 仁)

カンジキシュプール(写真=舩越 仁)

2月23日、晴れ

一昨年12月に、広島鳥取岡山県境の三国山から始めた積雪期における中央分水嶺歩きも2シーズン目に入り、この日は累計24日目、分水嶺の踏破距離が100kmを越えました。この雪山好きの高齢者仲間10余名は、ゆきんこ隊と名乗って楽しんでいます。

この朝は岡山県鏡野町若曾から、林道を県境の大谷峠に向かいます。連日の夜間冷え込みのお陰で、雪が良く締まっておりツボ足で歩きます。これは今シーズン初めてのことで、幸先が良さそうです。

県境繋ぎの目印に結んだ赤リボン点からはカンジキを履きました。雪下のネマガリタケにある踏み抜き箇所への備えと、氷結部でのアイゼン代わりです。最近のカンジキは軽くて、なかなかのすぐれモノです。急斜面の登下降や岩も乗り越えなければなりませんが、煩わしいヤブ漕ぎの稜線歩きでも機敏に動けます。

幾つものピークを乗り越えては下り、1山ずつ前進して行きます。その度に新たな感動があるのを今日も実感しました。

青空と雪景色を堪能しながら、気持ち良く下ります。西方には今年歩いて来た蒜山三座から続く稜線がうねり、その奥に微かに大山も見えます。目を東に移すと、ゆきんこ隊が初期に歩いた岡山県内の雪山(恩原高原、三ヶ上山、妹山、花知ヶ山、湯岳、泉山)が迫ります。

田代峠を今日の終着点として赤リボンを結び、鏡野町二軒屋に下山しました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

福岡県・宝満山

春を感じながらの縦走を楽しみました。

カンヒザクラ(写真=池田浩伸)

ストックの先にはキャップをつけましょう(写真=池田浩伸)

3月4日、曇り時々晴れ

竈門神社から宝満山、愛嶽山を縦走しました。

平日でも竃門神社前にはたくさんの登山者の姿があります。鳥居をくぐると、カンヒザクラの花が迎えてくれ、境内の木々のツボミも大きく膨らんでいました。

中宮跡には、ストックのゴムキャップ装着を呼びかける標識が新設されていました。植物へのインパクトを最小限にするためにも守るべきルールだと思います。

山頂の温度計は10度を示し、かなり暖かくなってきましたが、袖振り岩のところでマンサクの花が咲いていた、とあとから登ってきた登山者が話していました。

キャンプセンターまで行き、女道、行者道をたどって愛嶽山(おだけさん)から竈門神社へ戻りました。行者道は急な下りが続きます。雨の日などは注意が必要でしょう。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

霧島山・大浪池

春の到来を感じさせるマンサクの花。

大浪池火口縁のマンサク(写真=緒方 優)

高千穂峰方面から見た韓国岳と新燃岳(2月25日撮影・写真=緒方 優)

3月3日、晴れ

いよいよ3月に入り、春のきざしも感じられる時期になってきました。

この日は霧島山の大浪池に行ってきました。先月末にマンサクが開花し始めたとの情報をいただいていたのと、平年ならそろそろ見頃になる時期ですので。

情報どおりに、見頃になりつつありました。先日降った雨で、2月下旬に降り積もった雪はすっかり融けていましたが、青空や大浪池の湖面に映える黄色のマンサクの花は、春の到来を感じさせてくれました。

2月下旬の気象庁火山予知連絡会の発表では、新燃岳の地下へのマグマの供給が続いているとの事で、引き続き注意は必要です。また、入山規制は継続のようです。

宮崎県南部の日南市南郷町ではヤマザクラが見頃になっているそうで、春はすぐそこまで近づいてきています。

(文=緒方 優/『宮崎県の山』著者)

北海道・樽前山

気が遠くなるような長いアプローチの歩きと氷雪に覆われた斜面。

山頂標識と溶岩ドーム(写真=蓮井美津夫)

ルートから見た樽前山の斜面。奥に見えるのは風不死岳と支笏湖(写真=蓮井美津夫)

2月26日、晴れ

夏山シーズンの週末には登山口の駐車場が溢れる程の登山者が訪れ、初心者でも気軽に登れる樽前山ですが、冬山になると様相は一変します。駐車地点から登山口まで約6.5km、所要時間約2時間の往復ですが、樹木などの遮蔽物が無い登りで、強風吹き荒れる日が多いのです。さらに固い氷雪に覆われる斜面の登りが厳しいので、冬の登山者は極端に少なくなります。

2年前の冬に途中撤退したこの山ですが、北海道全体が高気圧に覆われ、今シーズンいちばんと思われる天気に誘われて向かいました。長いアプローチの歩きをクリアして、天候に恵まれ風も無く、ルートの状態も良好で、初の冬山としての樽前山登頂となりました。特に雪をまとって噴煙を出している山頂部の溶岩ドームが印象的です。

なおこの日は平日のため、自分以外の登山者は1名見かけるだけでした。

(蓮井美津夫/北海道/55歳/よく行く山:道央の山、大雪山)

福島県・三ノ倉山

リフトを使ったスノーシュートレッキング。

三ノ倉山の山頂らしき場所にて。広々としたところでどこが山頂か不明でしたが、赤布などの目印が複数ついていたところを山頂としました(写真=葉貫正憲)

三ノ倉高原から会津盆地を俯瞰しながら下山(写真=葉貫正憲)

3月3日、曇り時々晴れ

喜多方市熱塩加納地区にある三ノ倉山へいってきました。

スタートは会津北部の三ノ倉スキー場のリフト頂上駅より。林道を5~6分歩いて尾根に取りつきました。2日前に地区のイベント「かんじきウォーク」があり、しっかりとしたトレースがついていたので安心しました。尾根は迷うようなところもなく、樹間よりスキー場などもみえましたが、コースのほとんどが樹林の中で眺望がイマイチだったことは残念でした。

高低差は約200m、1時間ちょっとで山頂に到着です。山頂からは北西に鉢伏山の尾根がわずかに望めるだけでした。少しだけ休憩をとり、早々に下山です。途中、林道の分岐から夏場にパラグライダーの練習場となっている三ノ倉高原方面への尾根に向かいました。

こちらは東側がよく開け、スキー場下にある熱塩地区の集落などもよく見えます。ここの尾根は強風にさらされたのか雪庇になっていたので、踏み抜かないように用心して進みます。

三ノ倉高原に着くと視界が開け、南に向かって会津盆地が広がっておりました。あいにくの天候ですっきりとした眺望ではありませんが、初めてみる盆地北部からの景色です。

ここからはスキー場のゲレンデに沿って林間を下りましたが、標高700mから下は雪が軟らかくて歩きにくかったです。復路は約2時間。往復で約3時間の雪歩きでした。

今年の会津は例年に比べ雪が少なく、スキー場までのすべての路面が乾燥していたのでアクセスはスムーズでした。

(葉貫正憲/福島県/66歳/よく行く山:会津百名山)

神奈川県・白山

大雪の後、思案しつつ丹沢前衛の低山へ。

白山から大山方面の展望(写真=伊東明美)

順礼峠へ向かう道(写真=伊東明美)

2月23日、曇り

丹沢大山の前衛である、厚木市の白山ハイキングコースを歩いてきました。

2週連続となった記録的大雪の後で、標高300m以下のこのあたりでもコースの4割ほどに10~15cmくらいの柔らかい雪がありました。

坂東三十三観音のひとつで、源頼朝にゆかりのある飯山観音参拝からスタート。本堂の裏手から少し高度を稼ぐと白山の頂ですが、ここからは意外なほど広い180度の展望が得られます。

この日は高曇りで、すぐ傍の大山から相模湾、横浜方面にランドマークタワー、スカイツリーらしき影も見えました。

白山からは狢(むじな)坂峠、物見峠、順礼峠と緩やかな稜線をたどり、七沢温泉へ下山。つるりとする一浴後のおまけに、この日旅館で催された寄席まで楽しんできてしまいました。

こうした里山歩きでは、主稜線とはまた別の丹沢の魅力を感じられ、コースタイムが短く標高も低いので、特に冬が良いように思っています。

(伊東明美/東京都/よく行く山域:関東、甲信、駿河の山)

愛知県・寧比曽岳

大雪後の雪融け状況を確認しに行きました。

寧比曽岳山頂直下。凍ると歩きにくくなると思います(写真=小野塚 隆)

山頂の様子。雪はほとんど融けていました(写真=小野塚 隆)

3月2日、曇り

大多賀(おおたが)峠から寧比曽岳(ねびそだけ)に登りました。

登山道は、暖かい日が続いたため雪融けが進み、所々雪が残っている程度ですが、気温が下がると凍結しそうな場所があります。念のためチェーンスパイクや軽アイゼンがあると安心でしょう。

この日は名古屋の最高気温予想は13度。大多賀峠の気温は11時と13時で約9度。頂上は12時で7度でした。

雪が無くなった後は、霜があるうちに登った方が滑らずに快適です。ただし大多賀峠の駐車場の除雪が進んでいないため、3台程度しか駐車できません。ここが満車のときは大多賀峠より豊田の市街地方面へ100mほど戻った少し広いスペースに駐車することになります。

(小野塚 隆/愛知県/39歳/よく行く山:北アルプス、南アルプス)

熊本県・仰烏帽子山

春近し、フクジュソウ咲き誇る花園へ。

落石に注意しながら群生地をめざす(写真=長谷川守克)

残雪の中から春の訪れを告げるフクジュソウ(写真=長谷川守克)

2月23日、晴れ時々曇り

今冬いちばんの寒波も過ぎ去り、山では春の訪れを告げる花フクジュソウが開花し始めたとの情報を得ました。そこでさっそく九州で最大の群生地を有する仰烏帽子(のけぼうし)山に行ってきました。九州百名山にも選定されています。

今回は椎葉谷登山口からフクジュソウ群生地をめざし歩を進めましたが、山腹に取り付けられた道は、数年前の豪雨で何個所も流失し寸断されていましたが、先へ先へと進みます。

谷では頭ほどの大きさの落石も数回あり、慎重に先をめざして群生地に到着しました。

冬陽を浴び黄金色に輝く花を眺めながら、至福のひとときを過ごしていると、山友と出会いました。久しぶりの再会を喜んで山談義をした後、下山しました。今回はあまりにも花鑑賞に時間を費やしましたので、山頂には登りませんでした。

なお、登山口までの林道は復旧工事中であったため、途中から歩いて登山口をめざしましたが、3月1日より全面開通とのことで、車で登山口まで行ける予定です。

(長谷川守克/福岡県/65歳/よく行く山:九州全域)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

日本山岳遺産認定地・大台ヶ原大杉谷で「大杉谷地域おこし協力隊」募集中

三重県大台町で人材募集

2013年度の日本山岳遺産に認定された大台ヶ原大杉谷

2013年度の日本山岳遺産認定地「大台ヶ原大杉谷」のある三重県大台町では、地域おこしのための人材を募集している。大杉谷の観光PRを軸に、同地域での観光開発の起業を視野に入れた人材の募集だ。18歳から50歳未満の都市圏在住者を対象。大台町の非常勤職員として1年間雇用される(最大3年間)。応募の締切は3月20日(木)。詳しくは以下の大台町のサイトまで。

山の装備はどんどん軽量化の時代。でも遭難対策は必要最低限の装備です。

軽い負担で、万一の補償が欲しい…そんなあなたにお勧めなのが、jRO(ジロー)の山岳遭難対策制度。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円。次年度以降会費は2000円+事後分担金(750円~1700円の見込み)です。いざというときに、備えましょう。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

第34回日本登山医学会学術集会参加者募集中

5月31日(土)、6月1日(日)開催。

5月31日(土)、6月1日(日)の両日、東京池袋で第34回日本登山医学会学術集会が開かれます。希望者は下記の要領で申し込んでください。

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・メインテーマ:「登山者の安全・安心を支える~ビギナーからトップクライマーまで~」

・会場:自由学園明日館

(池袋駅徒歩5分、東京都豊島区西池袋2-31-3)

・プログラム

5月31日(土)

シンポジウム「安全な登山を支える」

「日本登山医学会が担う役割」(山岳認定医、ファーストエイド、山岳診療所)

「登山者の安全を支える」(ウエア、ツアー、出版地図、栄養(食))

「講演」「80歳エベレスト登頂を支えた挑戦-リスクをいかに減らすか」大城和恵氏

6月1日(日)午後市民公開講座:「安全な登山のために-山の病気とケガ-」野口いづみ氏(日本山岳会理事)

・参加費:市民公開講座=無料、学術集会=7,000円(当日受付も可)

・申し込み、連絡先:夏井正明 natsui@prf.jiyu.ac.jp

モンベル・アルパインスノーポン回収のお知らせ

同社のホームページ上で対応詳細(修理対応、良品への交換、もしくは代金の払い戻し)について発表。

モンベルのスノーシュー、アルパインスノーポン

モンベルのスノーシュー「アルパインスノーポン(#1141134)」において、前爪を固定しているナットの締め付けが適切でなく、前爪が脱落する可能性のある製品が流通していることが同社より発表されました。

モンベルでは販売を一時中止するとともに、販売済みの製品を回収し、対応(修理対応、良品への交換、もしくは代金の払い戻し)について同社のホームページ上で発表しております。

購入された方は下記URLをご確認ください。


山の知識検定

Q:次の4つの作品はいずれも山岳文学として広く知られているが、アイガー北壁を舞台に描かれたものを選びなさい。

白い蜘蛛

アルプス登攀記

キャンプ・シックス

マークスの山

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて


山の知識検定

Q:次の4つの作品はいずれも山岳文学として広く知られているが、アイガー北壁を舞台に描かれたものを選びなさい。

白い蜘蛛

アルプス登攀記

キャンプ・シックス

マークスの山

【正解】白い蜘蛛

アルプス三大北壁のひとつ、アイガー北壁は著者のハインリッヒ・ハラーにより1938年に初登攀され、ルート最上部の氷雪田は、彼によって「白い蜘蛛」と名付けられ小説のタイトルになった。この2年前、アイガー北壁で悲壮な死を遂げたトニー・クルツとアンデル・ヒントシュタイサーの挑戦は『アイガー北壁』のタイトルで映画化され、2010年に日本でも公開された。アルプス登攀記はエドワード・ウィンパーのマッターホルン初登頂のドラマと悲劇を書いたもの。キャンプ・シックスはフランク・スマイスによる英国隊のエベレスト登山を描いている。スマイスは1933年の第4次隊から3回にわたって隊員に選ばれている。マークスの山は高村薫の小説で、直木賞を受賞し、映画化もされている。

平成24年度「山の知識検定シルバーコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『ワンダーフォーゲル4月号』

夏までに、バテない身体を手に入れろ!

日々自宅で、また週末の近郊低山で、この夏までに登山ボディを手に入れるためのメソッドを、ワンダーフォーゲル編集部が提案します。あなたの登山ボディ度をチェックして、さっそくエクササイズに励んでみませんか? ヒザ・コシ・カタを快適にする弱点克服法や疲れ知らずの歩行術、さらにムダな筋肉を使わない岩稜通過法など実践的なノウハウが満載です。

http://www.yamakei.co.jp/products/2813914105.html

●発売日:2014年3月10日/ページ数:208ページ/判型:A4変形判/販売価格:1,000円(税込)

2014年2月~3月の新刊
商品名 発売日 販売価格(税込)
『日本ロングトレイルガイドブック』 2/7 2,415円
『拾って探そう 落ち葉とドングリ・松ぼっくり』 2/7 2,310円
『山と溪谷3月号』 2/15 1,000円
ワンゲルガイドブックス10『春夏秋冬ハイキング』 2/21 2,100円
『新版 東海自転車散歩 愛知・三重・岐阜南部・静岡西部』 2/21 1,890円
『不思議な薬草箱 魔女・グリム・伝説・聖書』 2/21 1,575円
DVDブック『甲野善紀 甲野陽紀 驚くほど日常生活を楽にする 武術&身体術「カラダの技の活かし方」』 2/21 1,890円
『ふるさと富士名鑑』 2/22 2,310円
『コウノトリの翼~エコロジストのまなざし~』 2/22 1,470円
『インドア・ボルダリング練習帖』 2/22 1,680円
ヤマケイ文庫『「槍・穂高」名峰誕生のミステリー 地質探偵ハラヤマ出動』 2/22 1,050円
ヤマケイ文庫『縄文人になる!縄文式生活技術教本』 2/22 840円
『ROCK & SNOW 063 春号 2014』 3/6 1,400円
『山登りABC 山の天気リスクマネジメント』 3/14 1,050円
ヤマケイアルペンガイドNEXT『駅からハイキング 関西』 3/14 1,575円
『山と溪谷4月号』 3/15 1,000円
ヤマケイ文庫『ふたりのアキラ』 3/19 924円
ヤマケイ文庫『ザイルを結ぶとき』 3/19 945円
ヤマケイ文庫『ほんもの探し旅』 3/19 893円
山溪ハンディ図鑑『樹木の葉 実物スキャン画像で見分ける1100種類』 3/22 4,767円
『タープの張り方 火の熾し方 私の道具と野外生活術』 3/22 2,520円
『山登りABC 単独行のTIPS100』 3/22 1,050円
ヤマケイアルペンガイドNEXT『駅から山登り 関東』 3/22 1,890円
山溪ハンディ図鑑『高山に咲く花 増補改訂新版』 3/22 4,410円


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】総合カタログが完成しました

2014年4月から10月の机上・実践講座、ツアーを収録

山を学びたい人のための講座や企画、ツアーが満載のアルパインツアーサービス総合カタログ

「ヤマケイ登山教室」の机上講座や実践講座、アルパインツアーサービスによる「日本の山」ツアーをひと目で見ることができる総合カタログが完成しました。アルパインツアーサービスを利用されたことのある方には3月5日から順次発送されますので、どうぞお楽しみに。

なおカタログをご希望の方は、下記ヤマケイオンラインのページからご請求いただけます。

http://bit.ly/1mTK3t5

株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
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編集スタッフ
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アートディレクター
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SSデザイン
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プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。