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星野 潔さん

店頭のフェアとブログで山や自然の魅力を発信。

星野 潔さん。白馬にて

書泉グランデ2階には山岳・自然関係の新刊はもちろん、出版社に在庫の少ない希少本も並んでいます

東京・神保町にある書店、書泉グランデのホームページには「山担 星野のひとりごと」というコラムが掲載されています。執筆者は同書店で自然書籍を担当する星野潔さん。今回は星野さんに山と本の話をお伺いしました。

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週刊ヤマケイ(以下Y):書泉グランデさんといえば、6階が鉄道、5階がミリタリーやクルマ、地下1階がスポーツやアイドルと、ユニークなフロア構成が評判です。星野さんは2階の「自然を楽しむ・数理科学・地球科学・語学・旅行」フロアのご担当と聞いておりますが、具体的なお仕事の内容を教えてください。

星野(以下H):商品の仕入れや棚入れ、メンテナンスやフェアの企画などをしています。フェアはこの3月1日から「オオカミ本」とか「一度は行ってみたい世界の秘境・世界の絶景」、「渓流釣り、」「グロテスクな動物・植物と美しい動物・植物」などを展開しています。

Y:面白そうな切り口のフェアですね。

H:いつも「次はどんなフェアをやろうかな……」と考えています(笑)。ちょっと他の書店さんではないような、変わった切り口で。フェアの中身も、出版社の押し付けではなく、オリジナルな本を並べて、お客様を引き付けたいですね。そこは私がこだわっているところです。

Y:ブログ「山担 星野のひとりごと」はもう連載20回を超えましたね。

H:書店に山の専門家がいる、ということをアピールするように会社から言われて始めたのですが、お客様から「読んでますよ」と声をかけていただくとうれしいですね。かつての山行記録から抜き出して、毎月1日と15日、月2回更新しています。3月15日更新分は蔵王です。本当は樹氷のことを書きたかったのですが、5月の話になってしまいました(笑)。

Y:ところで星野さんがいま注目している作品や作家さんはどんな方ですか?

H:いま注目しているのは笹本稜平さん。講談社文庫の『駐在刑事』は警察小説でもあり、山岳小説でもある、とても面白い作品です。奥多摩の駐在さんが主人公ですが、山に登った人でないと描けないようなリアリティがあります。それから映画『春を背負って』の原作も書いていますね。山の描写も上手だし、専門用語も間違えずにきちんと書いている。この人は、第二の新田次郎さんになるのではないでしょうか。好きな作家さんは熊谷達也さん。串田孫一さんや畦地梅太郎さん、山口耀久さんら、アルプ世代の作家も大好きです。

Y:書泉グランデさんの2階に行くと、いろんな作家さんの作品や面白い本に出会えそうですね。今日はありがとうございました。

(聞き手=佐々木 惣・『週刊ヤマケイ』編集部)

20143/13~3/26

3
13 北アルプス・黒部横断、立山温泉~平~針ノ木峠(窪田他吉郎、喜多要、佐伯宗作、佐伯和一、佐伯三九郎、志鷹三三、志鷹新次郎。スキーによるものとしては本記録が初めて。最も初期の積雪期黒部横断記録。1923年・大正12年3/13~3/17)
ギャラリー/清水哲朗写真展「BURGED」
モンゴル取材をライフワークとする写真家・清水哲朗さんの個展が東京・神田小川町のオリンパスギャラリー東京で3月19日まで開催されます。大阪でも3月27日から4月2日にかけて開催。詳細は下記URLより。
http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/140313_shimizu/
14 谷川連峰、一ノ倉沢、衝立岩正面壁・左フェース古門ルートを積雪期初登(志小田清光、滝口康博。2月25日に下部4P目まで登り、ロープをフィクスしたうえで完登。通算第3登。1996年・平成8年)
15 加藤文太郎、北アルプス・槍ヶ岳から北穂高岳を経て前穂高岳登頂。積雪期単独初縦走(槍の肩を出たのが3/15、その日は涸沢岳と北穂高岳間のコルでビバーク、翌日、奥穂、前穂を越して上高地に下っていると思われる。全行程は10日間。槍・穂高の積雪期初縦走がなされた翌シーズンの山行である。1933年・昭和8年3/15~3/16)
机上講座/読図ワークショップ 高低図を作る
こぐま自然クラブの無料机上講座。毎月読図の練習問題をやって地形図に慣れる企画です。15:30~、要予約。場所は東京・池袋のルノアール・マイスペースMS&BB池袋西武横店3号室。詳細は下記URLにて。
http://members3.jcom.home.ne.jp/yohtu/PR/201403.html
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日は2月8日に放映され好評だった「西穂高岳」のアンコール放映。海洋冒険家・白石康次郎さんが厳冬期の西穂高岳に挑みます。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
16 北アルプス・黒部横断、岩小屋沢岳~白竜峡~黒部別山・中尾根本稜~八ツ峰1峰・滝ノ谷下部氷瀑~袖ノ稜~剱岳(服部文祥、吉田和司、松田好弘。黒部別山・中尾根本稜は3月19日~20日で登攀。積雪期初登。滝ノ谷下部氷瀑~袖ノ稜は吹雪のなかを3月22日~25日に登攀。2002年・平成14年3/16~3/26)
ショップ/モンベル和歌山店オープン
和歌山県初出店となる「モンベル和歌山店」がイオンモール和歌山にオープン。南海本線「和歌山大学前駅」直結の好立地で、3000円以上購入のモンベルクラブ会員にはオープニングキャンペーンでプレゼントも。詳細は下記URLにて。
http://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=678512
17 ネパールのメラ・ピーク西峰(約6100m)西壁初登頂(近藤国彦、清田美和子。アルパインスタイルで登攀。難しさはアイガーやマッターホルン北壁以上という。1985年・昭和60年3/11~3/17)
18 南アルプス・甲斐駒ヶ岳、南坊主岩東壁・同志会ルート(積雪期第2登)~同壁・NoProblem(積雪期第2登)(山野井泰史、斉藤直。両ルートとも積雪期初登はアメリカンエイドによる登攀だったが、本記録では壁全体が氷雪に覆われ、大部分のピッチがピオレトラクションによる登攀となった。1989年・平成1年3/12~3/18))
机上講座/山を楽に歩くには
無名山塾の無料机上講座。山をバテないで歩き岩場を安全に通過する方法をお話しします。19:00~、要予約。場所は東京・大塚の無名山塾ミーティングルームにて。詳細は下記URLより。
http://www.sanjc.com/ensoku/ensoku_menu_3.html
19 グランド・ジョラス北壁中央クーロワール初登攀(神田泰夫、加藤保男、中野融、宮崎秀夫、斉藤和英。1972年・昭和47年3/19~3/29)
20 山野井泰史、谷川連峰、一ノ倉沢6ルンゼ・左俣、積雪期単独初登(1995年・平成7年)
21 チベット・スーカンリ(四光峰)初登頂(奥田尚志、武部秀夫ほか。バルン氷河から四光峰の西面内院に入り、西稜に取り付く。6800mにC2を出し、南西稜との合流点ピークまでルート工作。2回失敗に終わった3回目、3月21日に奥田ら2名が登頂。22日に武部ら4名が登頂。1989年・平成元年)
22 北アルプス、黒部横断、鹿島槍ヶ岳~牛首尾根下降~黒部川十字峡~黒部別山トサカ尾根・東北支稜~八ツ峰5峰北面・菱ノ稜~剱岳(和田城志、梶山正、宮坂仁。2つの困難な稜の積雪期初登を組み込んだ黒部横断。1993年・平成5年3/15~3/22)
23 利尻山、仙法志稜・第2稜、積雪期単独初登(服部徹。1961年3月14日の積雪期初登以来、38年目の単独の記録と思われる。1999年・平成11年3/19~3/23)
24 北アルプス、唐松岳~白馬岳積雪期初縦走(堀田弥一、奥平昌英、横川藤一。3月24日、八方尾根から頂稜の唐松小屋に入る。25日7:15発、猿倉に18:30着。天狗の登りの途中で明大隊とすれ違っており、同じタイミングで明大隊は白馬岳~唐松岳の積雪期初縦走に成功している。1930年・昭和5年3/24~3/25)
25 越後三山、八海山~中ノ岳~駒ヶ岳、積雪期初縦走(川上晃良、五十嵐喜一郎、岡村一郎。1931年3月28日から4月2日に八海山から中ノ岳~灰ノ又山への縦走はなされているが、いわゆる越後三山の積雪期縦走は本記録が初めてであろう。1951年・昭和26年3/25~4/6)
ギャラリー/日本山岳会東海支部第14回東海岳人写真展
公益社団法人日本山岳会の東海支部、支部友会員による写真展「山と自然のパフォーマンス」が名古屋・栄の名古屋市民ギャラリー栄7階にて開催。皇太子殿下の特別出品もあります。3月30日まで。
http://jactokai.sakura.ne.jp/shibuhp/modules/pico01/index.php/content0016.html
26 北アルプス、乗鞍岳に積雪期信州側から初登頂(東条義人、永田弘、高橋昴。早大のガイドレス登山による先駆的登山。スキー使用。1922年・大正11年)

※参考文献『目で見る日本登山史』(山と溪谷社・刊)

宮城県・高山~光山

牡鹿半島第2の標高を持つ光山で陽だまりハイキングを楽しむ。

高山から眺めた光山(写真=曽根田 卓)

光山からは大海原に浮かぶ江島列島が望める(写真=曽根田 卓)

3月9日、晴れ

宮城県の三陸海岸南端に位置する牡鹿半島は、東日本大震災における津波で甚大な被害を受けた地域のひとつです。リアス式海岸の入江の奥に点在する各漁港は、津波によるライフラインの破壊や民家の消失により、長い間住民の孤立状態が続きました。

それ以降、牡鹿半島に足を運ぶことはなかったのですが、震災から3年の月日が経ち、アプローチの車道整備も進んだことを確認して、牡鹿半島第2の標高を持つ光山(標高445m)に登ってみました。

光山の山名の由来は、光沢の源頭にある山と言う単純な命名からきているそうです。この山の周辺は古代から砂金採掘が行なわれていて、光沢の上流域に鮎川金山跡の遺跡も現存しています。こぼれた砂金であたりが輝き、光山と呼ばれたとする説は意外と的を得た説とも言えます。

今回歩いたのは半島東側の泊浜の北側から高山に登り、そこから尾根通しに光山を往復するルートで、登山道は存在しておりません。

高山の山頂には飯綱大明神の石碑が背を向けて二対祀られており、泊浜と谷川浜各々の信仰の場となっていて、ここまでは林道を奥に進み、不確かながら参拝道もあります。高山から光山までは車道が整備されていない時代には、近隣の住民が光山を越えて鮎川に買い出しに行く生活道であったそうですが、現在は微かに道形が残るのみです。ただし、半島全域に生息するニホンジカの食害により、雑木林の林床にはほとんどヤブがなく、林の中をどこでも歩けるような状態になっていました。

その稜線は時折展望が開けて、西側には仙台湾と奥羽脊梁山脈、東側には太平洋の濃紺の大海原が見渡せます。

たどり着いた光山は樹林に囲まれて展望皆無ですが、東側の伐採地まで少し下ると、金華山や江島(江の島)列島が眼前に展開して、半島の山ならではの素晴らしい景色が堪能できました。

この山を目指す場合には地図読みができ、ヤブ山に慣れている方の同行が望ましいでしょう。

(文=曽根田 卓)

宮城山形県境・雁戸山

コースを変えて再び雁戸山へ、宮城県側から登りました。

雁戸山山頂から南へ続く蔵王連峰の稜線(写真=福井美津江)

歩いてきた尾根を振り返る(写真=福井美津江)

3月9日、晴れ

2月26日の雁戸山山行について、先週の週刊ヤマケイ3月6日配信号でレポートさせていただきましたが、今回は笹雁新道登山口より入山しました。途中から夏道を外れ、尾根を目指します。週末に増した積雪のため先頭ラッセルはたいへんですが、そんなにひどい雪質ではありません。

尾根に出ると眺めが抜群です。爽やかな青空と真っ白な雪面や霧氷を眺めながら、ニセ雁戸山へ。目の前に現われた雁戸山の姿に気持ちを引き締め、ワカンジキからアイゼンにチェンジして、いざ北東斜面を登ります。

楽しみにしていた頂上からの眺めは素晴らしく、新たに雪化粧した蔵王連峰の稜線やポコポコしたあたりの山々が見渡せました。

下山はセントメリースキー場ゲレンデへ。山頂までおよそ5時間のロングコースです。貴重な青空の下、山頂からの景色を早く観たくて体力の配分を考えずに張り切って進んでしまったので、下山はとてもくたびれました。

なおセントメリースキー場の上部ゲレンデ(プラネットコース)は、雪崩の危険があるためリフト運行を終了しております。

(文=福井美津江)

裏磐梯・猫魔ヶ岳~雄国沼

適度な登高感とすぐれた展望のミニ縦走を楽しむ。

猫魔ヶ岳山頂からの磐梯山は整って秀麗な姿を見せる(写真=石丸哲也)

雄国沼の雪原を横断する。中央が猫魔ヶ岳、右が猫石のピーク(写真=石丸哲也)

3月9日、曇りのち晴れ

『駅から山登り 関東55コース』を脱稿し、山にも「週刊ヤマケイ」にも復帰です。第1弾はヤマケイ登山教室で裏磐梯のスノーシューから。1泊2日の日程で、1日目は銅(あか)沼からイエローフォールのショートコース、2日目がこの猫魔ヶ岳です。1日目は曇って雪が舞う天候、2日目も朝は晴れ間が出ていたものの、予報では日本海にある気圧の谷が進んできて、昼から崩れるということで、やや不安を抱いてスタートしました。

裏磐梯猫魔スキー場の第1Aトリプルリフトのトップ、1349mのピークに着くと、磐梯山は山頂を雲に隠していますが、ほかは視界が広がり、昨日までの風雪でブナの低木林が白いサンゴのように樹氷を付けています。さらに新雪が30cmほど積もっていて、スノーシューには絶好のコンディション。トレースのない雪面が続く広い尾根を別パーティと前後して進みます。

スタートから50分ほどの10時30分、猫魔ヶ岳(1404m)の山頂に着きました。山頂は狭いですが、それだけに展望が素晴らしく、しかも、磐梯山にかかる雲が広がるどころか、徐々に晴れて、全容を見せてくれました。下山は猫石を経て雄国沼へのコースをとりましたが、ブナ林の斜面にはまったくトレースがなく貸し切り状態。青空も広がる一方で、見上げるブナの樹氷の白と青のコントラストが美しかったです。

氷結し、雪原と化した雄国沼を渡り、休憩舎からは雄子(おし)沢の夏道沿いに歩きます。これまで見られなかったトチノキやシオジなど谷沿いに特徴的な木々や冬芽、ブナの大木に寄生したヤドリギがよく見えるなど冬の山ならではの自然を見ながら下り、国道459号に出たところで迎えのバスに乗りました。

このコースはリフトを利用しながらも、猫魔ヶ岳まで適度な登高感があり、前後の尾根や山頂は展望に優れて、ミニ縦走の楽しみもあります。さらにブナ林の下り、雄国沼の雪原、沢沿いの下りと変化に富んでいるうえ、首都圏近くのエリアと比べて登山者が少なく、静かな山を心おもむくままに歩けて、下山後は温泉も待っている素敵なところです。天候にも雪の状態にも恵まれ、その魅力を満喫できた一日でした。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

栃木県・星野の里と谷倉山

セツブンソウに出会う里山散策。

セツブンソウの貴重な群落。かつてはこの斜面をおおいつくすほどであったという(写真=奥谷 晶)

フクジュソウのあざやかな黄色がまぶしいほどだ(写真=奥谷 晶)

3月9日、快晴・微風、気温3度前後

この日、もともとはセツブンソウと出会いに四阿屋山に行く予定でしたが、雪のため開花が遅れているときいて、星野の里に向かいました。この自生地は、三峰山の北側の裾野に位置しています。いちおう観光スポットとなっていますが、のどかな里山の雰囲気を色濃く残しているのがうれしいところです。枯葉に紛れてほとんどめだちませんが、ここではスプリングエフェメラル(春の妖精)たちが群れをなし、雪融けの山の斜面で陽の光を浴びて踊っているようにも見えました。

カタクリの群生地があると聞いていたので、星野遺跡のほうへ向かいます。途中、フクジュソウが開花をはじめていました。めざすはキャンプ場近くの斜面ですが、ここはまだ少し日にちがかかりそうです。

時間もあるので、キャンプ場から登山道らしき踏み跡をたどってみました。2万5千分の1地図にも表記はありませんが、東から北へぐるりと続く稜線につながる樹林帯の尾根をたどっているようです。途中で下りてきたふたり組のハイカーに尋ねると、栃木百名山のひとつ「谷倉山(やぐらさん、標高599m)」だとか。ふたり組は星野遺跡地層たんけん館近くの林道の終点から登ってきたそうで、雪のため倒木が多く、やや難儀したようです。

急登を終えると493メートル峰にでて、残雪が現われ始めましたが、登山道にはほとんど残っていません。トレースは薄くて迷いやすいのですが、要所に赤テープがあるのでしっかり確認しながら進みます。

気持ちよい林の中の尾根道が続き、最後の急登を経て電波塔のある頂上へ出ました。展望はありませんが、あとで調べたところ、ここから北の尾根を少し行くと展望のあるところに出られるようです。

登山口より往復で約2時間。手頃なエクササイズで、いい汗をかきました。

(文=奥谷 晶)

北八ヶ岳・蓼科山

日帰り可能な2500mの雪山。

人気ルートなので、降雪の直後でないかぎり、頂上までしっかりしたトレースが続きます(写真=松浦寿治)

頂上エリアにある山名案内板。さえぎる物なく、360度の大展望が楽しめる(写真=松浦寿治)

3月4日、快晴

超早朝に東京を出発し、中央道・諏訪ICから茅野市街、ビーナスラインを経由して蓼科山登山口駐車場に着きました。ここまで4時間、ロングドライブでした。

2月は雪が多く、さらに3月1~2日も雪が降りましたが、ビーナスラインは除雪され、しかも路面は乾いていました。さらに登山口駐車場も土が出るほどに除雪されていました。

女神茶屋からのコースは平日でも2ケタの登山者が通過しますので、降雪の直後でないかぎりトレースが期待できます。そのトレースは下りも使われるので、均すように平らに踏み固められている可能性が高いでしょう。10本爪以上アイゼンを持って行くのが正解です。

登りは3時間30分で頂上に着きました。蓼科山山頂ではさえぎるものがないので、文字通り360度の大展望が広がっていました。頂上の景色を満喫して、往路をたどり2時間で登山口駐車場に戻りました。

(文=松浦寿治/登山教室Timtam代表・山岳ガイド)

八ヶ岳・硫黄岳、天狗岳

天候に恵まれ、とても満足度の高い2日間。

夏沢峠から硫黄岳への登り(写真=中村重明)

天狗岳より根石岳、箕冠山、硫黄岳、横岳、赤岳を望む(写真=中村重明)

3月8日~9日、8日曇りのち晴れ、9日晴れ

夏沢鉱泉をベースに、硫黄岳と天狗岳に登りました。

初日はまずマイカーで唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐まで(チェーンも携行したものの、この日はスタッドレスタイヤで問題ありませんでした)。そこで宿泊者送迎用の雪上車に乗り換え、30分強で夏沢鉱泉に到着です。

夏沢鉱泉から夏沢峠を経て硫黄岳に至るコースは、この日の夏沢鉱泉からの登山者も赤岳鉱泉から硫黄岳を経ての下山者も、それぞれ10名程度とそう多くはありませんでしたが、しっかりしたトレースがついていました。夏沢鉱泉~夏沢峠はスノーシュー、わかん、10~12本爪アイゼンのいずれでも可、夏沢峠から上は10~12本爪アイゼンが必須といった状況でした。

登り始めは曇り空だったのですが、森林限界を超えたあたりで青空が広がり、マイナス20℃近い気温に。加えて風もかなり強めの厳しい条件ながら、硫黄岳山頂からは真っ白に雪をかぶった赤岳、横岳、天狗岳などの素晴らしい展望を楽しむことができました。下山後は夏沢鉱泉で風呂と食事を楽しみました。

翌日は夏沢鉱泉~オーレン小屋~箕冠山~天狗岳の行程を往復しました。

こちらのルートも、昨日歩いた硫黄岳へのルート同様にトレースがしっかりついており、わかんやスノーシューは不要でした。ただし根石山荘~天狗岳間は10~12本爪アイゼンとピッケルが必須でした。

気温や風は前日同様でしたが、天候は昨日よりもずっと良く、遠くの展望もききました。南北の八ヶ岳の峰々のみならず、南ア、中ア、北ア、浅間山、奥秩父の山々の360度の景観を堪能しました。

昼前に夏沢鉱泉へ戻り、雪上車でマイカー駐車地点まで送ってもらい帰途につきましたが、天候に恵まれ、とても満足度の高い2日間でした。

(文=中村重明)

高尾山

登山道の状況は刻々と変化しています。

南面(左)と北面(右)の登山道(写真=三好和貴)

タチツボスミレ(左)とハナネコノメ(右)(写真=三好和貴)

3月8日、晴れ

高尾山周辺の登山道の状況を確認するため、稲荷山コース、3号路、4号路、小仏城山、日影沢林道を巡視してきました。

稲荷山コースや3号路など、高尾山の南面は所々に雪が残るものの、地面が見える場所が多くなってきました。一方、4号路、日影沢林道などの北面では、まだまだ多くの雪が残っています。いずれにしても気温の低い日などは、依然、凍結が見られるのでアイゼンが欠かせません。また、高尾山から小仏城山までの尾根道は、雪とぬかるみのミックス状態です。裾の汚れ防止にスパッツの着用をおすすめします。

現在、道の状況は刻々と変化しています。また、気象条件によっても大きく左右されます。登山の際には、装備の確認はもちろんですが、コースや天気予報などの情報収集を行ない、入念に登山計画を立てるようにしてください。

この日の道中、タチツボスミレ、ハナネコノメが顔をのぞかせていました。まだ大雪の影響が冷めやらぬ高尾山ですが、着実に季節は移ろいを見せています。

(文=三好和貴/東京都レンジャー 高尾地区)

丹沢・焼山

冬晴れの北丹沢にて。

標高約800mの登山道の様子(写真=三瓶雄士郎)

ノウサギが休んだ痕(写真=三瓶雄士郎)

3月4日、晴れ

相模原市緑区の西野々から焼山(1059.6m)を目指しました。

林道の登山口に着くと、2月14日に降った大雪の残りでしょうか、ザラメ状の雪が約10~30cm積もっていました。予定では簡易アイゼンを着けて、行ける所までと思っていましたが、12本爪アイゼンに切り替えます。

雪の表面は凍っていて、上に乗ると踏み抜き、とても歩きにくかったです。深いところでは50cm以上沈むことがありました。踏み跡は僕らより先に登った登山客ひとり分のみ。焼山から先に踏み跡はありません。

山頂を目指し尾根沿いを歩いていると、木々の隙間から宮ヶ瀬ビジターセンターがある宮ヶ瀬湖畔園地や東丹沢の仏果山、高取山を望むことができました。

足元を見ると、雪の上に動物たちの痕跡があります。登山道脇でノウサギが休んだ痕や、道を横切ったニホンリスやタヌキの足跡など、動物たちが厳しい冬でも暮らしているのだと実感しました。

時間が経つにつれ雪質は悪くなり、予定していた時間を過ぎてしまったので、午後12時30分、標高約850m付近で引き返すことにしました。

丹沢ではまだ雪が多く残っていて、トレースがついていない登山道もあります。時間がたつにつれて雪質が悪くなり、通常のコースタイムの倍以上になってしまうこともありますので、積雪時の丹沢へお越しになる場合は、十分に余裕のある登山計画をお願いいたします。

(文=三瓶雄士郎/神奈川県立宮ヶ瀬ビジターセンター)

滋賀県・伊吹山

この時期にしては積雪の少ない滋賀県の最高峰。

六合目避難小屋より伊吹山南斜面を望む(写真=鈴木さとし)

伊吹山山頂近くより琵琶湖方面の展望(写真=鈴木さとし)

3月6日、晴れ

冬型の気圧配置になり、伊吹山は朝夕小雪の舞う寒い1日になりました。

白銀の雪山を期待して12本爪のアイゼンとピッケルを用意して行きましたが、米原から見上げる伊吹山の山容は変わらず立派ですが、雪はほとんどついておらず冬ルート上の雪もまばらでした。地元の方に伺ったところ、4月下旬ぐらいの積雪状況とのことです。

気を持ち直して0合目から登り始めます。登山道上の雪は6合目あたりから上にまばらに残すのみでした。この時期は咲き乱れるお花もなく、ついコースアウトして歩きたくなりますが、深い雪の上でもない限りは植物や土壌を傷めるかもしれません。登山道上を歩くことが大切です。

(文=鈴木さとし/登山ガイド)

奈良県・大天井ヶ岳

蒼天から降り注ぐ陽光に白く輝く霧氷。

霧氷の森の終点は青空の待つまばゆいばかりの頂上でした(写真=山口敬二)

このうえない贅沢な時間を満喫する(写真=山口敬二)

3月9日、晴れ

とりわけ冬は美しい雪景色を見せてくれるという大峰奥駆道の秀峰、大天井ヶ岳(1439m)。この日は快晴の休日にもかかわらず、入山していたのは私たちふたりだけでした。期せずして、終日その贅沢な美景を独占することとなりました。

3月ともなると麓の雪融けは進み、登山口となる五番関トンネル手前の林道まで車を乗り入れられました。登山口から五番関までは30分ほどの登りですが、ここで奥駆道と合流することになります。ここから女人結界門をくぐれば山上ヶ岳への行場道ですが、今回は吉野方面への奥駆道を逆行することになります。

大所山や山上ヶ岳の白い頂を遠望するプロムナードを楽しみながら歩くと、高度が上がるにつれみるみる霧氷の白い世界に包容されるようになりました。一変する景観に有頂天で居ると、やがて行く手に真っ青な空が待ち構えているのが見えます。

蒼天から降り注ぐ光に白い世界がいっそう輝きを放ち、頂上広場はまばゆいばかりです! たっぷり時間をかけて食事をとりながら、至福の時を過ごしました。

この日は頂上往復のみで危険箇所も皆無。アイゼンを付けることもなく、コースタイムの倍の時間をかけて大天井ヶ岳の雪景色を堪能しました。

(文=山口敬二)

鳥取岡山県境・岡山森林公園~人形仙~旧人形峠

大山を遠望しながら、地吹雪の稜線を進みました。

遠くの大山がはっきり見えているのに、この稜線は地吹雪です(写真=舩越 仁)

人形仙からの急斜面。スリップしないよう、慎重に下る(写真=舩越 仁)

3月4日、晴れ

この日は、岡山県鏡野町泉源から冬季閉鎖中の森林公園に向かいました。4日前に下って来たときと同じ道です。森林公園内に2ヶ所ある雪で固まった丸太橋を回避し、安全のために沢を渡渉しました。

3時間を要して県境稜線に辿り着くと、風が強く雪煙が舞い上がっています。耐風姿勢で留まる程ではありませんが、息を継ぐのが苦しい時もあります。それでも晴れているので、大山やそれに連座して見える蒜山がとても近くに見えます。冷えた空気が澄んでいるからなのでしょう。

今日の県境稜線はこれまでになく、なだらかでした。その上、強風が追い風となり、案外楽に人形仙に着きました。ここから北斜面の下りは雪崩危険箇所です。急なササ原斜面にはたくさんのデブリが見えます。昨日からの冷え込みで、薄雪の下はゴリゴリのクラスト、デブリも凍りついています。一歩一歩慎重に、なおかつ機敏に下りました。

本日の県境終着点である古道人形峠には、母子地蔵が鎮座しています。幼子を抱いたお地蔵様に安全に下山出来たお礼をして、鳥取県三朝町木地山の国道179号線へ向けて谷道を下山しました。朝デポしておいた車から100mほどの所でした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

福岡県・英彦山

霧氷はなくとも快晴の雪山を満喫。

雪の中から顔をのぞかせるセリバオウレン(写真=五十嵐 賢)

北岳山頂から南岳(左)と中岳(右)を望む。山頂には英彦山神宮の上宮が鎮座している(写真=五十嵐 賢)

3月7日、快晴

三寒四温の早春の季節、山仲間から「3日の英彦山の霧氷が素晴らしかったよ」という連絡をもらい、5人で快晴の7日に英彦山に出かけました。まず山麓で、雪の中から顔をのぞかせているセリバオウレンにごあいさつ。

今回は豊前坊から北岳~中岳を目指しました。期待している霧氷はあるのかないのかを気にかけながら急坂を登って行くと、下山してきた知り合いから「霧氷はなし」という残念な報告。しかし北岳に着くと、霧氷はなくても素晴らしい快晴が待っていました。

登山口ではマイナス1度の気温が北岳山頂はプラス8度。暖かい陽だまりでお昼にしました。中岳へ続くブナ林の稜線歩きは私のお気に入りのコースで、サクサクと残雪を踏んで快適に歩きました。中岳のマンサクは咲き始めていますが、数日前の強風で痛めつけられているのが残念です。

下山は石段の多い正面コースではなく北西尾根コース、シャクナゲの花芽を確認して下山しました。なお3月中はアイゼン必携です。

(文=五十嵐 賢/日本山岳会会員、環境省自然公園指導員)

佐賀・御船山、犬山岳

梅の香りと展望を楽しみました。

御船山梅林から山頂の岩峰を仰ぎ見る(写真=池田浩伸)

展望抜群の犬山城からの眺め(写真=池田浩伸)

3月10日、晴れ

御船山へ梅林から登りました。梅の香りを楽しみながら、梅林奥の鳥居をくぐって登山道へ。急坂ですが、30分ほど山頂に着きます。大岩のある山頂からは、武雄の町や八幡岳、天山、多良岳などの展望を楽しみました。

下山してから、車で30分ほどの距離にある犬山岳へ移動。犬山岳は、車で山頂まで行くこともできるし、歌垣公園の駐車場から登ることもできます。

山頂の犬山城展望台からは、白石平野や有明海、そして周辺の山々などの素晴らしい展望が広がっています。これからはサクラやツツジが見頃を迎えるでしょう。

どちらも低山ながら、抜群の展望が楽しめる山です。犬山岳は公園として整備されていて、ファミリーにおすすめです。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

北海道・ホロホロ山西尾根

樹氷を求めて。

ホロホロ山のルート。暖気で雪が落ちて樹氷は見られない(写真=蓮井美津夫)

ホロホロ山西尾根の登山ルートから見た徳舜瞥山(写真=蓮井美津夫)

3月2日、曇り時々晴れ

数日間暖気が続いた後に寒気が戻った中で、樹氷が美しいホロホロ山西尾根に向かいました。時折、陽が射す空模様でしたが、日曜にもかかわらず他に登山者はなく、静かな雪山歩きとなりました。

ルートには数日前のものと思われるトレースがうっすらと残っており、さらに、暖気で融けた雪の表面が固まっていたため、スノーシューでの歩きも快調です。予定していた以上に早いペースで進むことが出来ましたが、肝心の樹氷は暖気の影響でその姿を見ることは叶いませんでした。

ホロホロ山と連なる徳舜瞥山の特徴ある姿が見えました。

(蓮井美津夫/北海道/55歳/よく行く山:道央の山、大雪山)

吾妻連峰・西大巓、西吾妻山

山スキーに行ってきました。

西大巓より西吾妻山方面(写真=遠藤正彦)

西吾妻途中から西大巓を望む。女性テレマーカーのシュプールが綺麗に見えます(写真=遠藤正彦)

3月4日、晴れ

昨年より始めた山スキーで、友人と西大巓と西吾妻山を登り滑ってきました。

この日は朝から青空が広がり、グランデコ第3クワッドリフトトップからのシール登高は汗だくです。西大巓にせピーク付近で女性のテレマーカーにあっさり抜かれ、年齢を痛感しました。

西大巓ピークに近づいた時、その女性が東斜面をカッコ良く滑り降りて行きました。素晴らしい! 私たちは西大巓ピークより西吾妻山を目指して滑り降りる途中、西吾妻避難小屋で昼食を取り西吾妻山のピークへ。西吾妻山から二十日平を目指して滑り降りましたが、20回くらいは転んだでしょうか。雪ダルマのようになりながら、グランデコスキー場に着きました。晴天に恵まれモンスターにも会えた、絶好の山スキー日和でした。

(遠藤正彦/福島県/53歳/よく行く山:福島県の山)

山梨県・高畑山、倉岳山

残雪ハイキングを楽しみました。

高畑山頂でミニ雪だるまを作りました(写真=山口 岳)

沢は雪渓のようになっていました(写真=山口 岳)

3月9日、曇り時々晴れ

雪山経験と装備が十分でない僕は、冬は岩場、人工壁、講習ばかりです。いい加減、山歩きに飢えてきたので、仕事仲間を誘ってまだ雪の残る山へ出かけました。

鳥沢駅から高畑山は北側の尾根を登ります。積雪は10~40cm。トレースには迷いが見られました。

高畑山から倉岳山は東西に伸びる尾根を歩きます。北側の斜面を見下ろすと白銀の森。南側の斜面を見下ろすとすっかり雪は融け、木々の蕾が膨らんでいました。

立野峠からは北斜面の沢に沿って下ります。積雪は10cm~1m。温度が上がって柔らかくなった雪に足がはまり、度々転んでしまいます。柔らかい雪面に飛び込んだり、駆け降りたり、滑り降りたり。カラカラと笑い転げながら梁川駅に向かいました。

(山口 岳/神奈川県/37歳/よく行く山:丹沢、奥多摩)

丹沢・大山

雪は多いものの、春の訪れを感じます。

イタツミ尾根から望む雪の丹沢・大山(写真=内海直親)

早春の青空と“小”エビの尻尾(写真=内海直親)

3月4日、曇りのち晴れ

先日の大雪で、ヤビツ峠行きのバスは運休。この日はずっと手前の蓑毛バス停から峠に上がり、大山山頂を目指しました。

2週間前には雪ですっぽり隠されていたらしい野外のテーブルやベンチも、ようやく顔をのぞかせていました。つい数日前、少しだけ降った雪にビブラムの刻印を押しながら、先人のつけたトレースを追います。高度1000mを超える辺りから、エビの尻尾が梢を飾るようになり、折からの日差しと春風に誘われ、パラパラ舞い落ちてきます。

「雪、多いですね」などと言葉を交わしながらすれ違う方々は皆、雪遊びを満喫した子供のような顔をしておられました(失礼!)。吹く風にも刺々しさはなく、もうすぐ春です。

(内海直親/神奈川県/70歳/よく行く山:丹沢)

丹沢・大山

霧氷が全山を覆っていました。

丹沢大山山頂付近の雪景色(写真=谷上俊三)

丹沢大山山頂からの展望。左から三ノ塔、塔ノ岳、丹沢山(写真=谷上俊三)

3月4日、晴れ

2月14日から15日にかけて降った記録的な大雪は、神奈川県丹沢山塊でもいまだに1m近い雪を残しています。

快晴に恵まれたこの日、丹沢大山へ登ってきました。前夜の湿気と冷え込みで全山を霧氷が覆い、すばらしい景色が広がっていました。

毎年1回はこのような霧氷が見られる大山ですが、今年の霧氷は今までにないほど美しく飾られていました。

山頂付近ではまだ40~60cmの積雪があり、吹溜りでは1m近くもあります。里では梅の花が満開で春の訪れを感じるようになりましたが、山の上はまだまだ冬の装いです。雪融けの後、春の花々が次々と咲きだすのが待ち遠しいです。

(谷上俊三/神奈川県/73歳/よく行く山:丹沢大山、陣馬山ほか)

湯河原・幕岩

岩登りのトレーニングに行きました。

一枝に紅と白の2色が咲いている珍しい梅(写真=畠山茂信)

悟空スラブ最上部(5.7)を登る(写真=畠山茂信)

2月26日、晴れ

幕岩は湯河原梅園の中にあり、この日は梅祭りの最中で五分咲きの梅が楽しめました。

トレーニング場所は山頂近くの悟空スラブ。指導をお願いしたガイドの方がダブルロープでリードを取り、私ともうひとりが続きます。スラブの下部から登ったので4ピッチ。岩稜縦走を想定して登山靴を使用しました。登るだけでなく、ビレイと懸垂下降もおさらいしました。

難度は上部で5.7。下から見上げると簡単そうに見えましたが、取り付くとそれなりの難しさがあります。

この日は晴れていて、真鶴半島と相模湾の景色も楽しめました。帰りに途中の短い岩場で遊びましたが、難度が高く登山靴では苦労しました。

(畠山茂信/東京都/56歳/よく行く山:北アルプス)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

「みんな集まれ!なすかし雪遊び隊2014」参加者募集中

小学生のみなさん、栃木県の那須で雪遊びを体験しませんか。

展望台めざしてスノーシューでスイスイ?(2013年の活動より)

スノードームは暖かくて、楽しいよ!(2013年の活動より)

次世代育成にも取り組んでいる日本山岳遺産基金は、日本山岳協会が実施している普及活動も応援しています。この3月に栃木県、那須で行われる活動を紹介します。

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日本を代表する火の山那須。残雪と青空が輝き、木々の芽吹きも見られる春に雪遊びを計画しました。経験豊富な日山協のシニアがご案内。「那須甲子青少年自然の家」にみんな集まれ!

【日時】2014年3月26日(水)~27日(木)(1泊2日)

【ところ】福島県西白河郡西郷村「国立那須甲子青少年自然の家」)26日11時集合

【内容】残雪でかまくら作り、そり遊び、雪上ゲーム、植物の芽吹きの観察、お楽しみ会、那須甲子高原・青少年自然の家散策など(登山は行ないません)。

※靴は自然の家で借りることができます。防寒服はご用意ください。必要な装備につきましては申込み受付後、受付確認票、健康確認票とともにお送りします。

【募集】小学生(小1から小4)20名(先着順)

【参加費】こども3,500円(保険料、宿泊食事1泊4食代等)

※現地までの交通費は各自ご負担下さい。送迎バス(東京発)利用は往復6,000円。

東日本大震災被災者の方は、送迎バスは無料です。

【申込み・問合せ】(公社)日本山岳協会事務局

〒150-8050東京都渋谷区神南1-1-1

TEL03-3481-2396/FAX03-3481-2395

【主催】(公社)日本山岳協会ジュニア・普及委員会 栃木県山岳連盟

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山の装備はどんどん軽量化の時代。でも遭難対策は必要最低限の装備です。

軽い負担で、万一の補償が欲しい…そんなあなたにお勧めなのが、jRO(ジロー)の山岳遭難対策制度。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円。次年度以降会費は2000円+事後分担金(750円~1700円の見込み)です。いざというときに、備えましょう。

「穂高・涸沢Movie & Talk Session」が今年も開催

北アルプス穂高・涸沢からやってきた、山の映画とトークイベント。

今年で3回目となる「穂高・涸沢Movie & Talk Session」。写真は昨年6月、博多会場にて映像作品上映後のトーク風景。左から穂高岳山荘の宮田八郎さん、同じく穂高岳山荘の今田恵さん、涸沢ヒュッテの山口孝さん(右端は進行役の小社・川崎)

日本の屋根といわれる北アルプス。雄大な自然の織りなす厳しさとその美しさを映像と山小屋の人たちのトークで楽しむ「穂高・涸沢Movie & Talk Session」。今年も6月に各地で開催されます。夏山シーズンを前に、より北アルプスを楽しく、安全に登山していただければとの思いがこめられたイベントです。

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6月4日(水)大阪/大阪市中央公会堂

6月5日(木)東京/豊島公会堂

6月6日(金)松本/中央公民館Mウィング

6月11日(水)飛騨/高山市民文化会館

入場無料

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映像作品は現在未定ですが、決まり次第、週刊ヤマケイでもお伝えしていきます。どうぞお楽しみに!

「てれまくり2015」速報レポート

3月8日~9日に長野県・栂池高原スキー場で開催。

全国から集まったテレマーカーで会場は大賑わい。メーカーブースには新商品を試乗しようと順番待ちの列ができていた(写真=横尾絢子)

3月8日(土)~9日(日)、長野県・栂池高原スキー場で、テレマーク・アルパインツーリング(AT)スキーの一大祭典である「てれまくり」が開催された。

「てれまくり」は、テレマーク・ATスキーの来シーズンニューモデルの試乗会を中心に、さまざまなミニイベントが実施される。バックカントリー(BC)スキー関連のほとんどのメーカーが参加するなど規模も大きい。

第8回を迎える今年は、「てれまくRe Born」をテーマに、新しい楽しみ方を提案しようと今までにないイベントが多く企画された。地元の方々の協力もあり、参加者は700人を超えて過去最大の賑わいとなった。

2014-15年シーズンモデルの試乗会・展示会会場では60ブランド以上の商品が展示され、各メーカーブースには参加者が絶え間なく訪れていた。

イベントも10種類以上が開催されるなか、初めて実施されるイベントはとくに人気を博していた。目玉イベントの「アルプスビッグマウンテンチャレンジ」は、白馬乗鞍岳の大斜面を滑る(※当日は気象条件等により山頂までは行かず)という本格的なBCツアー。2日間で40人以上の申し込みがあるなど大盛況だった。そのほかにも、アップヒルとダウンヒルを組み合わせた「フリークロスチャンピオンシップス(NORD-DX)」、最新ATギアを使って山岳レーステクニックを学ぶ「ATスティープテック」など、普段はできない体験に参加者たちは熱い盛り上がりを見せていた。

(横尾絢子/『山と溪谷』編集部)

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。