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いつも『週刊ヤマケイ』をご愛顧いただきまして、ありがとうございます。

今週末から五月連休が始まります。みなさま残雪の峰々、新緑の高原、春の花が咲き競う山々などへと、思い思いの計画で、お出かけのことと存じます。

みなさまの山行が、より実り多いものとなりますことを、お祈り申し上げます。

おかげさまで、『週刊ヤマケイ』も創刊2年目を迎え、3万7000人を超える全国各地の方々からご愛読いただき、毎週、沢山のご投稿も寄せられております。

五月連休を迎えるたびに、この『週刊ヤマケイ』を、もっと早く創刊できていれば、という後悔とともに、思い出すことがあります。

ご記憶にも新しいと存じますが、2012年5月、ちょうど創刊準備を始めたころ、福岡県から白馬岳にいらした6人のお医者さまがたのパーティが、天候の急変による吹雪で全員亡くなるという、傷ましい事故が起こってしまいました。

山の今を伝える『週刊ヤマケイ』を、もし、もっと早く創刊し、的確な情報をお伝えできていたら。そして、亡くなられた方々が、このメディアの読者であってくれたら。そんなふうに悔やまれるのです。

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山登りをする人が、互いに道を譲り合いながら、

「こんにちは」と交わす自然なあいさつ。

『週刊ヤマケイ』は、そんな心と心の触れ合いを、

仲立ちできる媒体であり続けることをめざします。

下山する人は、これから登る人に、

「気をつけて行ってらっしゃい」とねぎらいます。

声をかけられた人は、

「お疲れ様でした」と喜びを分かちあう。

山を愛する人、自然が好きな人の心をつなぐ無償の贈り物。

そして、もっともっと、その輪が大きく広がり、

自然を見つめ、大地の息吹を感じるみなさまの思いが、

日本全国、さらには地球規模で深まること。

それが、私たちの願いです。(「創刊にあたって」より抜粋)

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本誌創刊の思いは、このようなものでございました。

おかげさまで、『週刊ヤマケイ』は大きく成長し、みなさんの思いを瞬時に3万7000人の方々と共有することもできるようになりました。ただ、それでは、まだまだ足りません。みなさまのお知り合い、周囲の方々、あまねく、山や自然を愛するすべての人々に、このメディアをお勧めいただけましたら幸いです。

最後に、みなさまのこの五月の山行が、より充実した思いで深いものとなりますことを、いま一度祈念し、ごあいさつとさせていただきます。

(『週刊ヤマケイ』編集長 久保田賢次)

坂本知忠さん、瀬畑雄三さん

奥会津を愛してやまない男たち。

坂本知忠さん(左)と瀬畑雄三さん(右)。叶津番所にて

沢登りや登山の経験が長く、ヨガや瞑想も極めている坂本知忠さんと弊社のキノコや山菜、釣りの分野で著書や取材でお世話になっている瀬畑雄三さんは、奥会津を50年ほど前から訪れては、釣りや登山を楽しんでいます。今回はおふたりにお話を伺いました。

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週刊ヤマケイ(以下Y):只見という町は、福島県の西端、新潟県との県境にあり、越後山脈の山々に囲まれた豪雪地ですが、只見や奥会津の魅力を教えてください。

坂本知忠(以下T.S):この地域の魅力は何と言っても、山や森林、渓谷の美しさですね。積雪は里でも3mほどで、雪によって自然が苛められていますが、それを跳ね返す力がみなぎっており、ブナ林が広がり、木や水が豊富で、雪がたくさん降ることによって育まれた自然の豊かさにあふれています。里と山の稜線の距離感の近さとリズム感、雪がたくさん降ることによる自然は、日本の原風景でもあると思います。

Y:瀬畑さんは、釣りや山菜、キノコに造詣が深く、著書やマスコミへの出演も多いのですが、釣りの魅力はなんでしょうか?

瀬畑雄三(以下Y.S):釣った魚を食べる、食べないは二次的な問題で、自然が育んだきれいな魚を釣ることによって優越感に浸ることができるのが一番ですねぇ。今は放流されている魚の7割は、人間が作った魚です。稚魚放流はほぼ天然に近いけれど、天然の魚とは色も姿も歴然と違う。それを求めて釣り場を探し求め、開拓することが一番の面白さですね。昭和36年から南会津に来ていますが、館岩川の支流、鱒沢川沿いに安ヶ森林道が通じました。栃木と会津とが通じたことによって、それまで山王峠、中山峠とふたつの峠を越えていかなければならなかった会津への道が、安ヶ森峠(当時は有料道路で100円)の出現によって、いきおい会津へ入る機会ができました。この鱒沢がイワナの宝庫で、川面を埋め尽くすほど生息していました。

Y:坂本さんは福島県重要文化財である叶津番所(旧・長谷部家住宅)のオーナーですが、お住まいは千葉なのに、なぜ叶津番所を購入しようと思われたのでしょうか?

T.S:19歳のころに初めて田子倉ダムを訪れて以来、度々奥会津に足を運んでいました。

25年ほど前に190年ほど経っている古民家「叶津番所」が売りに出されており、維持管理にも改修にもお金がかかるため、購入する人がいませんでした。私自身は仕事を変えたり、引っ越ししたりできない立場にいたので、日常のマンネリ化から脱するのに、都会の日常生活とはまったく違うことをやろうと逆刺激として、叶津番所を購入しました。今は会員制の宿泊施設として活用しつつ、古民家建築物の保存に努めています。

Y:坂本さんは「奥会津山岳108霊山巡礼構想」をお考えだと伺いましたが、その内容をお話しください。

T.S:奥会津は首都圏に比較的近い中で、初心者向きからエキスパート向きの山までユニークで魅力的な山をたくさん揃えた他の地域を凌駕する山岳地帯です。地域振興の一環として108座を選定し、人生の秋を迎えた年代に、10年間で108座を登るという目標です。健康を作り、生きがいを持ってもらい、今ある観光資源が目を覚ますことで奥会津が活性化する。奥会津を新しい時代の山岳巡礼場にしていくことがこの構想の骨子です。私自身は108座のうち半分ほど登ったでしょうか。

(聞き手=伊東真知子/『週刊ヤマケイ』編集部)

20144/24~4/30

4
24 日本の植物学の父・牧野富太郎、土佐国に生まれる(文久2年4月24日、新暦1862年5月22日)
25 北アルプス・前穂高岳、屏風岩東壁・雲稜ルート初登(南博人、多久長、石橋保男。東壁全体の初登。連続的にボルトをうって人口登攀がなされた日本最初のルート。ボルト38本、ピトン65本を使用。1959年・昭和34年)
TV/NHK『実践!にっぽん百名山』
有名山岳の登山コースや自然の魅力について伝える山岳専門情報番組。この日の放映は「十勝岳」。お花畑が広がる富良野岳から十勝連峰のりょう線を縦走する模様を放映予定。司会は釈由美子さん。コメンテーターとして『Rock&Snow』編集長でもある山と溪谷社の萩原も出演。緊急時のツェルトの使い方や実際の張り方を解説します。17:00~17:25。
http://www4.nhk.or.jp/j-100yama/
ショップ/モンベル丸井吉祥寺店オープン
東京でも有数の人気エリア、吉祥寺に新しくモンベルストアがグランドオープンします。場所は吉祥寺駅から徒歩約2分の丸井吉祥寺店8階。3000円以上購入のモンベルクラブ会員にはオープニングキャンペーンでプレゼントもあります。詳細は下記URLにて。
http://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=678517
26 飯豊連峰、飯豊本山~蒜場山を単独縦走(町田有恒。宇津山より入山。朝日連峰単独縦走とあわせて、飯豊・朝日両連峰を1本のヤブ尾根でつなげた。1997年・平成9年4/26~5/1)
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日の放映は奥秩父の盟主「金峰山」。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
27 アラスカ、ハンティントン西壁新ルート登頂(横山勝丘、一村文隆。4/27~28にかけてハンティントン西壁右手のランペから南稜を経て登頂。ルート名「志士」。横山、一村はこの後、5月にデナリ・ダイヤモンドを第3登した。2005年・平成17年)
28 北アルプス・不帰、1峰東北壁・大阪薬専ルート初登、残雪期初登(野口栄一、前田光雄。1峰東北壁全体の初登。平島利規の発掘した前田の記録だが、原典不明。ルンゼ左のバットレス状リッジを登る、とあり、白稜会ルートの左方のルートであろうか。1938年・昭和13年)
29 谷川連峰・一ノ倉沢、一ノ沢・二ノ沢中間稜(残雪期初登)~東尾根~一ノ倉岳(登頂後遭難)(福田一雄、山口敏彦。4月29日、風雪下、少なくとも福田は一ノ倉岳まで達したものの降路を誤り、幽ノ沢の滝沢を下降してしまったものとみられる。谷川岳東面における3番目の遭難死亡事故。1935年・昭和10年)
昭和の日
30 阿蘇山・根子岳、天狗峰北壁WAルート初登(上村郁夫、浦田国雄。記録の原題は「根子岳北壁」だが、本記録が天狗峰北壁全体の初登ルートのようである。1960年・昭和35年)
ギャラリー/国立公園でのボランティア活動「パークボランティアの魅力」最終日
十和田八幡平国立公園の岩手山地域でさまざまな活動に取り組むパークボランティアたちの写真展示がこの日で最終日。会場は岩手県の網張ビジターセンター。詳細は下記URLにて。
http://www17.ocn.ne.jp/~amihari/index.html

※参考文献『目で見る日本登山史』(山と溪谷社・刊)

北海道・斜里岳

突然の吹雪に阻まれ、余儀なく撤退。

2時間の樹林帯歩きを抜け、斜里岳東1452峰への稜線にたどり着く(写真=谷水 亨)

写真中央に海別岳、その左に北海道環境保全地域に指定されている以久科海岸が見える(写真=谷水 亨)

4月16日、晴れのち吹雪

この日は日本百名山の斜里岳へ、夏山の登山道とは真逆の方角から登る冬山ルートで挑みましたが、悪天候に阻まれ途中撤退となりました。

まず国道244号線根北峠の駐車スペースに車を停め、スノーシューを履いて出発しました。

快晴の中、なだらかな斜面の樹林帯を1時間30分ほど歩き、南斜里岳までの稜線が見える開けた場所に出たので、休憩をとりました。更に30分ほど樹林帯に入り込み、ようやく森林限界にたどり着くと、左手に南斜里岳や1508峰を、右手には海別岳や流氷が僅かに残った以久科海岸を眺めることが出来ました。

1時間30分ほど素晴らしい風景に囲まれながら1452m峰を目指し稜線を歩いた後、アイゼンに履き替え、いよいよ難所に取りかかります。雪崩の危険性があるトラバースルートを避け、ハイマツにしがみつきながら頂上ルートと格闘すること20分。あと50mというところの岩壁で、突然吹雪になり即決で撤退!後退りするように慎重に下りてきました。

下山途中も猛吹雪に追い付かれ、樹林帯内のトレースも暖気で融けたうえに降雪で消えかけていました。GPSで確認しながら無事に下山してきました。

(文=谷水 亨)

宮城県・蛤山

不忘山を眺めながら残雪の里山歩き。

不忘山(右)、南屏風岳(左)の迫る展望(写真=福井美津江)

イワウチワの花言葉は「春の使者」(写真=福井美津江)

4月18日、晴れのちくもり

蔵王連峰の南端のさらに南(南西)に「蛤山」、北端のさらに北には「ハマグリ山」があります。登りやすくお花の多い「蛤山」は、冬の間登山を休んで春山のスタートはここからという方がいらっしゃるほどです。

お花の見ごろは5月に入ってからのようですが、私はその時期に登ったことがないので来月再訪してみようと思います。4月18日はイワウチワと少しだけカタクリが咲いていました。

なお、最高地点(1014m)と山頂(1010m)とは三角点が違う場所にあります。途中から締まった残雪歩きとなり、大きく雪の塊が崩れている箇所もありました。

(文=福井美津江)

栃木県・鬼怒川河川敷と古賀志山

オキナグサとアカヤシオとの出会いを求めて。

ほかの花々が見向きもしないような荒れ地に好んで群生するオキナグサ。白い毛に包まれ、うつむいて咲く姿はいじらしい(写真=奥谷 晶)

険しい岩稜がつづく古賀志・中尾根の稜線をあでやかに彩るアカヤシオ(写真=奥谷 晶)

4月19日、曇り時々晴れ、風冷たし

関東では希少なオキナグサの群生地を訪れました。広々した鬼怒川河川敷の一角に、見事に密集して咲いていました。白い綿毛の実ができているものもありましたが、まだ多くの花が下向きに開花したばかりのようです。産毛のような白い毛に覆われた姿は独特の雰囲気を醸し出していました。

ここからひと足のばして、約10kmはなれた古賀志山へ。今度は稜線を彩り始めたアカヤシオに会いに行きます。中尾根から登り、東稜へと下るアスレチックなバリエーションコースを選びました。クサリ場やロープ場が連続しますが、基本は3点確保で。クサリはあくまで補助か、セルフビレイのために使います。東稜の連続するクサリ場は、垂直に近く足下が見えないので注意を要します。登りに使った方が無難かもしれません。踏み跡はしっかりしており、ペンキの印もあり、読図ができれば迷うことは少ないでしょう。アカヤシオは中尾根の559mピークの辺りから密集して咲き始めており、これから期待できそうです。

(文=奥谷 晶)

高尾山・金毘羅道~1号路~4号路

新緑が眩しい季節になりました。

左:シロヤブケマン/右:チゴユリ(写真=田邉 綾)

4号路の新緑(写真=田邉 綾)

4月20日、曇り

国道20号から1号路へ繋がる金毘羅道は、自然研究路が整備される前は高尾山の表参道として利用されていました。今では休日でも利用する人はわずかで、静かな山歩きを楽しめるコースのひとつになっています。ヤブサメなどの鳥の囀りがよく聴こえるのも静かな場所ならではです。麓の方ではシロヤブケマンと呼ばれるムラサキケマンの白花品種が咲いていました。チゴユリやシャガ、キランソウなども咲き始めています。

落葉広葉樹の多い4号路ではイヌブナやカエデの新緑が人々の目を楽しませています。

さらにこの日は、モグラの仲間のヒミズがしきりに土や落ち葉をかき分けている姿が見られ、通り過ぎる人の興味を引いていました。雨の後の山では、こういった思いがけない動物との出会いがあります。

今年も混雑緩和、事故防止を目的として、びわ滝から上の6号路は4月26日(土)~5月6日(火・休)の期間中、8:00~14:00の間は「登り一方通行」となります。また、同期間中、混雑している6号路でのトレイルランニングはご遠慮いただいております。ご理解とご協力よろしくお願い致します。

(文=田邉 綾/東京都レンジャー 高尾地区)

山梨県・坪山

上野原にヒカゲツツジ群生をたずねて。

ピンクのミツバツツジを背景に咲くヒカゲツツジとイヌブナの新葉(写真=石丸哲也)

登山道に沿ってミツバツツジが群生する(写真=石丸哲也)

4月19日、曇り

見ごろのヒカゲツツジ群生をたずね、ヤマケイ登山教室・週末の山登りで坪山(1103m)に登ってきました。この山は、大菩薩から奥多摩へ延びる牛ノ寝通りの尾根から南へ派出する支尾根にある目立たない山で、2万5000分の1地形図にも山名が記されていません。しかし、この10年ほどの間にミツバツツジが群生していることが知られ、この時期の週末は登山者が大勢やってきます。

ヒカゲツツジは、ツツジの仲間には珍しい薄黄色の花を咲かせ、自生地はあちこちにありますが、坪山のように登山道沿いに群生しているのは非常に珍しいものです。今年は花付きがよく、花期もちょうど見ごろでした。また、ミツバツツジと同時に見ごろを迎え、黄色とピンクのコラボも美しかったです。どちらも山頂付近はツボミがあったので、今週末も花は残りそうです。トイレがある八ツ田(やつだ)バス停から、群生地が続く西ルートを登り、東へ下って、手打ちそばを賞味できる「びりゅう館」へ下る2時間30分ほどのコースが人気です。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

山梨県・眞原桜並木

残雪の南アルプスと花々を満喫。

眞原の桜と残雪の甲斐駒ヶ岳(写真=中西俊明)

眞原ではスイセンなど春爛漫の光景が撮影できる(写真=中西俊明)

4月15日、晴れ

甲斐駒ヶ岳山麓の眞原桜並木に桜の撮影に行きました。山梨県北杜市には眞原桜並木、清春芸術村など、桜と甲斐駒ヶ岳が撮影できるポイントがあります。1週間前は3分咲、15日は満開の桜に迎えられ残雪輝く甲斐駒ヶ岳、早川尾根と組み合わせて撮影することができました。

周辺には枝垂桜やチューリップが、春爛漫にふさわしい彩りを添えています。その後、新府桃源郷でピンク色の桃畑と富士山、鳳凰三山を組み合わせて、存分に撮影を楽しみました。皆さんも来春、桜と甲斐駒ヶ岳の撮影で訪れて見て下さい。

(文=中西俊明/山岳写真家)

※編集部より:写真を体系的に学んでみようと思う方に、おすすめのヤマケイ登山教室「山の写真入門講座」を紹介します。講師は『山岳写真大全』(山と溪谷社刊)の著者・中西俊明さん。きれいな作例を見ながら撮影の極意を学ぶことができます。次回は5月12日(月)に東京で机上講座(露出の表現法)があります。詳細は次のHPでご覧ください。

沼津・鷲頭山の岩場

初心者から上級者まで楽しめる岩場です。

Ⅲ級の岩場をリードアンドフォローのロープワークをしながら登りました(写真=野口 仁)

クラシックルートには大きなホールドがいっぱいありました(写真=野口 仁)

4月19日、曇り

沼津8番バス乗り場から東海バス「マリンパーク~三津」行に乗って、志下(しげ)公会堂バス停で下車。バス停近くのセブンイレブン志下店とスルガ銀行の間の道を鷲頭山方面に登って行くと山道になり、さらに岩場入口と書かれた小さな案内表示の所から左の道(急登)に入ると岩場に到着します。バス停から岩場まで30分ほどでした。

まずは高さ25m、垂直のメインウォールに圧倒されましたが、メインウォールの左端に傾斜が緩くてホールドがいっぱいあるIV級のルートを見つけてひと安心です。初心者でも登れます。

そこから5mほど右にクラシックルートがあります。クラシックルートは5.8と評価されていますが、IV+級ぐらいです。今回は岩登り3回目くらいの人が挑戦しました。

メインウォールの真ん中にあっていちばん高い所まで続く「中央壁メインルート(5.9)」は岩場を代表するルートのようです。今回は別パーティがずっと取付いていて登れませんでした。

メインウォールを右に見ながら進むと、2分ほどでIII級(階段状)の岩場エリア。高さ15mがあって4本くらいルートが引けます。午後はそのIII級の岩場で過ごしました。

ここはきれいな夕日で有名な岩場ですが、当日は曇りで夕方から雨の予報でしたので、15時に帰路につきました。

(文=松浦寿治/登山教室Timtam代表・山岳ガイド)

伊豆・天城山

素晴らしいアセビの花の山歩き。

アセビとヒメシャガの林を進む。万三郎岳北斜面にて(写真=中村重明)

万三郎岳北斜面のアセビ(写真=中村重明)

4月19日、霧のち曇り

アセビの花が見頃の天城山を歩いてきました。天城高原ゴルフ場手前のハイカー用駐車場から万二郎岳を経て万三郎岳(伊豆最高峰)に登り、北側の斜面を時計回りに登山口に戻る周回コースです。

霧のち曇りの天候のため富士山など遠くの展望は得られなかったものの、行程を通して至る所に咲き乱れているアセビの花の景観が非常に素晴らしく、またヒメシャラやブナの林もきれいで、とてもいいコースでした。

(文=中村重明)

京都府・金比羅山

大原を望む、春の山の岩稜歩き。

Y懸尾根より大原の集落を望む(写真=鈴木さとし)

ヒカゲツツジが満開でした(写真=鈴木さとし)

4月19日、曇り

雨上がりの春の金比羅山に江文神社の奥から森の中の踏跡を登り、見晴らしの良いY懸尾根を下りました。

登山口までの田園風景には春の野の花が、入山してからはミツバツツジやツバキや写真のヒカゲツツジなどが満開でした。

上記のルートは、登りはコケが付いた岩の間を行く神秘的な道で、下りは所々に展望のきく爽やかな岩稜を歩く素晴らしいものですが、上り下りともに読図力が必要です。特にY懸尾根の下りはロープが必要ですので、しっかりした装備を用意してください。

なお、江文神社周辺には駐車場はありません。寂光院方面の有料駐車場をご利用ください。

(文=鈴木さとし/登山ガイド)

※編集部注:上記ルートには初心者、初級者が安易に立ち入らないように注意してください。

京都府・大文字山

いつまで見ていても飽きない京都の絶景。

杉木立の中を縫って行くと、ほどなくして大文字山の尾根道と出あいます(写真=山口敬二)

目の前には、京都市街の絶景が展開していました(写真=山口敬二)

4月19日、晴れ

古都京都の夏の風物詩にもなっている五山の送り火ですが、五山の中でも最も雄大でポピュラーな送り火が焚かれる大文字山(如意ヶ嶽)に山科の毘沙門堂側からのルートで登ってきました。

JR山科駅で仲間と待ち合わせ、琵琶湖の疎水を巡りながら先ずは毘沙門堂へと向かいました。水面に山を映しながら流れる疎水際には黄色い菜の花があふれ、毘沙門堂の境内には八重桜が咲き誇り、ツツジや新緑のカエデも春らしい風景を演出してくれています。

私たちはこの毘沙門堂裏の後山階陵から進路を北にとり、谷筋へと入っていきました。やがて天に向かって一直線に伸びる杉木立のなかを歩くようになると、間もなく大文字山の尾根道と合流します。ここからはたくさんのツツジに目を楽しませてもらいながら頂上(465m)を目指します。到達した頂上からの景色も一等ですが、そこからさらに10分ほど下った大文字の送り火が焚かれる火床から眺める洛中の大展望は特等です!

そして誰もがこの特等席に腰をおろしてお弁当を広げるのですが、本当にいつまで見ていても飽きない絶景です。

帰りは銀閣寺まで下りるとさらに30分ほどかけて吉田山(121m)へと登り、陽春の大文字山を仰ぎ見ました。

(文=山口敬二)

鳥取県・若杉山

背の低いササ原が広がる大展望の山です。

林道を抜けると視界が開け、頂上稜線が顔を見せる(写真=舩越 仁)

向こうは津黒山、ヘリポートのような台地がオキナグサ自生地の中心です(写真=舩越 仁)

4月14日、快晴

若杉山は、積雪期の県境を歩いているとき気になっていた独立峰です。三朝町大谷集落の更に奥、今は人影のない数件の民家の前に車を置き、登り始めました。

所々残雪のある曲りくねった林道を40分程歩くと、ササ原が開けます。まだ白い大山を望みながら、気持ち良い草原の風を受けて視界が開けた頂上に立ちました。なだらかな山でも、終盤は急登です。

この山は、今ではとても貴重になったオキナグサの数少ない自生地です。県や地元をはじめ関係者の方々のご努力と、登山者が入り難い地理的条件にも恵まれたのかもしれません。そう意味では紹介するのも憚られるのですが、山を愛する皆さんには小さな声でお知らせ致します。偶々、元住人と話す機会を得、花を愛する登山者が駐車することを喜んでご承諾下さいました。仮に囲いロープが外れていても、迂闊に登山道からそれないこと。そのオキナグサは今やっと雪の覆いが取れ、株から小さな芽吹きを始めたばかりです。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

鳥取県西部・大倉山

登る人の少ない鳥取県西部の秘峰を目指す。

全般に見どころの乏しい登山道。この滝が唯一とも言えるアクセント(写真=木元康晴)

頂上は明るく開けていましたが、今回はガスがかかって展望はありませんでした(写真=木元康晴)

4月18日、曇り

鳥取県西部の日南町に、独立峰のようにひときわ大きな姿を見せる大倉山。山容がよく目立つ割には登ったという話はあまり聞かず、ガイドブックなどにも取り上げられることは稀です。果たしてどんな山なのかと気になり、様子を調べに行ってみました。

登山口はソーラーパネルの並ぶ、石見東太陽光発電所。そこから長い林道を西へと進んで行きます。分岐は多いのですが、ある程度は標識もあり、迷うことはありませんでした。

やがて小さな滝の前を通過した先で、林道を離れて登山道へ。人工林の中の急斜面を登ってヤブの多い尾根に上がり、あとはそれをたどると二等三角点のある明るい頂上です。今回はガスがかかっていましたが、晴れれば花見山や鬼林山などの展望が楽しめたでしょう。下山は往路を引き返しました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

熊本県・小岱山

コバノミツバツツジが微笑みかける縦走路。

ちょうど見頃のコバノミツバツツジ(写真=五十嵐 賢)

唐渡岩から眼下の有明海を望んだが今日はかすんで見えない(写真=五十嵐 賢)

4月15日、快晴

熊本県北部に、南北に長く低い山並みが続いているのが小岱山(しょうだいさん)です。しかし小岱山は総称であり、個別のピークはありません。この山の西側に主要な登山口があり、今回は玉名市の小岱山ビジターセンターを基点にして南から丸山(392m)、観音岳(473m)、山地の最高峰・筒ヶ岳(501m)をミニ縦走しました。今回の目的は縦走路のコバノミツバツツジを見ることと、有明海越しに雲仙岳の雄姿を眺めることです。

登り始めるとコバノミツバツツジはそこここに咲いていますが、この日は登山口付近が最盛期のようで、山ではまだ少し早い感じです。縦走路に達するとすぐに最初のピーク、展望のいい丸山ですが、快晴にもかかわらず雲仙岳はほとんど見えずじまい。目的のひとつは空振りです。

それでも北に進む縦走路には新緑が輝き、時折コバノミツバツツジが微笑みかけています。そしてこの縦走路は落葉樹と常緑樹の繰り返しで、変化に富んでいます。特にヤブツバキの純林が見事でした。時々現われる長い階段に息を弾ませて歩きます。

2番目のピークの観音岳は大きな広場に石碑や観音堂があって展望も大きいのですが、やはりかすんでいて海岸線がやっと見えるだけ。ほど近い唐渡岩に足を伸ばすと見頃のコバノミツバツツジが咲いており、もうひとつの目的はクリアできました。

縦走路に戻り3番目のピーク、最高峰の筒ヶ岳までは行き帰りとも40分ほど。その後、観音岳からビジターセンターへの道を下りました。よく整備されていて、危険なところはありません。

(文=五十嵐 賢/日本山岳会会員、環境省自然公園指導員)

熊本宮崎県境・白鳥山

バイケイソウが芽吹く山をのんびりと歩く。

山頂にはバイケイソウの芽がたくさん出ていました(写真=池田浩伸)

4月14日、晴れ

御池登山口(ウエノウチ谷)から九州百名山の白鳥山を往復しました。

御池登山口は、熊本県の八代と宮崎県の椎葉村の境の山深い場所にあります。峰越連絡林道の路側に車を停め、葉を落としたブナの樹形を楽しみながら山頂へ向かいました。ウエノウチ谷は石灰岩質の白い岩肌で、その上を透明の水が流れています。倒木についた緑の苔と、光を浴びて輝く水が源頭へ誘っているようです。

谷を上り詰めて広い湿地に出ました。御池という場所で、奥には石灰岩の露岩が見られる場所です。平清経住居跡を過ぎると、ひと登りで白鳥山山頂です。ヤマシャクヤクの多いところですが、この日はマンサクが咲いていました。足元にはバイケイソウの新芽がたくさん出ています。

なお、御池は踏み跡が多く、迷いやすい場所です。地図とコンパスで進路を確認しましょう。

平清経住居跡と山頂との間の分岐に御池登山口と書かれた板があります。矢印の指す方向は巨杉の水場のあるカラ谷を通る道です。御池登山口(ウエノウチ谷)へは戻りません。

間違えないように往路を戻りましょう。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

北海道・知床岳

名前も魅力的な知床岳へ。

知床半島基部方向を望む。山頂手前にはスノーモンスターエリアがあり、奥に見えるは硫黄山(写真=伊藤典子)

知床岳山頂からは知床岬が見えます。まだたっぷり流氷が残っていました(写真=伊藤典子)

4月14日、快晴

知床岳には夏も登山できますが、1泊か2泊かかります。更には強力なヤブ漕ぎが待っています。しかし今の時期であれば、ササとハイマツは雪の下。日帰りで楽しむことができるのです。今回はスノーシューで往復13時間の行程でした。山スキーならば、もっと時間短縮が可能です。

登山開始は、朝日と共に。国後島チャチャ岳から登る朝日に見送られ、海抜0m、海岸線歩きからのスタートです。この日は天気も良く、ゆっくり写真を撮ったり、お茶をしたり、無理のないスピードで楽しみました。

途中、ハイマツの頭が出ている箇所もありましたが、ほとんど踏み抜く箇所もなく、快適に歩けました。これからの雪の状況で、踏み抜きが多くなってくると大変です。注意してください。

知床岳は道路閉鎖や天候の関係で、登山実施が左右されます。入山前に情報収集をすることが重要です。今回は予備日を用意し、天候の悪い13日から登山日和の14日に変更して登りました。

(伊藤典子/北海道/よく行く山:知床周辺の山)

北海道・千尺高地、無意根山

快晴無風の天候に恵まれました。

千尺高地から無意根山山頂を望む(写真=蓮井美津夫)

4月20日、快晴

天候に恵まれたこの日、無意根山(むいねやま)の元山ルートから千尺高地を目指しました。

登山口には10台程の車が駐車し、スノーモービルを積んだ車もあり、多くの人が山に向かっていました。気温は高く、雪は融けだしてはいるものの締まっているので、つぼ足で問題なかったです。夏山ルートより歩き易いとも思われ、約2時間で千尺高地に立ちました。

千尺高地の先には無意根山が目の前にあり、さらに周囲を見渡せば快晴の空と360度の展望が広がり、特に羊蹄山が印象的でした。

千尺高地から無意根山の頂上までは1時間程。滅多に無い快晴無風の山に満足し、下山しました。

(蓮井美津夫/北海道/55歳/よく行く山:道央の山、大雪山)

北アルプス・中遠見山

好天の下、気持ちのいい残雪の山へ。

中遠見から鹿島槍ヶ岳を望む(写真=寺田功一)

同じく中遠見から五竜岳を望む(写真=寺田功一)

4月12日、晴れ

日帰りで中遠見山へ行きました。

朝からとてもよい天気で風もほとんどなく、歩いていると暑いぐらいです。小遠見に荷物をデポして中遠見まで足を伸ばします。中遠見での大パノラマはまさに絶景でした。

天狗の頭から小遠見までの道のりはきっちりとトレースがついており、とても歩きやすかったです。危険な箇所も見当たりませんでした。

小遠見から中遠見までの間では1ヶ所だけトレースの細い箇所がありましたが、問題なく通れました。ただ下山時はかなりザクザクになっており、トレースをはずすと股まで踏み抜いてしまうことが数回ありました。

(寺田功一/埼玉県/45歳/よく行く山・北アルプス、八ヶ岳)

福島県・磐梯山

磐梯ゴールドライン八方台から弘法清水をめざして。

眼下に銅沼、はるか向こうに桧原湖と裏磐梯が見渡せます(写真=葉貫正憲)

4月21日、曇りのち小雨、無風

磐梯ゴールドラインが開通したので、八方台から磐梯山の弘法清水まで偵察にいきました。

軽アイゼンをつけ、今にも雨が降りそうな空なので雨具を着て出発します。中の湯まではゆるやかな登りで、しかもトレースがしっかりとついて歩きやすかったです。中の湯からはやや勾配が急になり、さらに小雨がぱらついてきました。夏道に沿ってトレースがあったので進んでいくと、視界のいいピークに出ました。そこから先はヤブになっています。雨も強くなり、頂上方面はすっぽりとガスに覆われていたので今回はここまで。引き返すことにしました。

標高は1550m、往路の時間は1時間20分、下山までは50分でした。

このルートでは初めての残雪歩きでしたので、次のステップへのいい経験になりました。まだしばらくは雪がしっかりとついておりますが、崩れてくると思わぬ危険が待ち構えている所だということも強く感じました。

(葉貫正憲/福島県/66歳/よく行く山:会津百名山)

谷川岳・天神尾根

小さな「エビのしっぽ」ができていました。

晴れ間が出ると上州の山々がきれいに見えました(写真=大和田淑雄)

トマの耳周辺には小さな「エビのしっぽ」が(写真=大和田淑雄)

4月19日、曇りのち晴れ

前日からの雨も夜半には止みましたが、中腹から上は厚い雲に覆われ、わずかに見える雲の切れ目からはすごい速さで雲が飛んでいきます。天候がやや気になりましたが行けるところまで、と娘とその友達パーティーに混じって登り始めます。

途中で下山してきた方に聞くと、避難小屋から上では雪が降り出したので戻ってきたとのこと。しかし少しずつ天候の回復が感じられたので、そのままピークを目指すことにしました。風は相変わらず北から強く吹いていましたが、アイゼンが気持ちよくきいて快調に標高を稼げました。

熊穴沢避難小屋は既に屋根まで出ていて、春を感じさせてくれます。ピークではより強い風が予想されたので「天狗の腰掛岩」で早めに行動食をとった後、ややクラストしている急登を楽しみ、昼過ぎに1963mのトマの耳に到着。周辺には小さい「エビのしっぽ」が出来ていました。今回はここまでとして下山しました。

途中、急激に天候が回復し始めたものの、最後まで谷川のふたつの耳には雲がかかりピークを望むことは出来ませんでした。しかし上州の山々はきれいに望むことが出来ました。

(大和田淑雄/東京都/65歳/よく行く山:奥多摩、秩父、越後の山)

箱根・金時山

夏に向けての足慣らし。

丸鉢山先の鞍部から望む金時山(写真=黄木克真)

4月12日、晴れ

金時山といえば金太郎。今回は金太郎の生家跡や力水を観光しながらの足慣らしウォーキングです。

丸鉢山までは途中の沢を何本か渡りながら静かな登山路を淡々と登ります。丸鉢山の見晴らし台で、突然雄大な富士山とご対面。晴天ですが、雲の傘がかかってやや霞んでいました。

鞍部に下りると目の前にそびえる金時山まではもう距離もないので急登が想像されましたが、その想像どおりに急な階段やハシゴが連続します。さすが天下の険、侮れません。夏に向けてのいいトレーニングができました。

(黄木克真/東京都/56歳/よく行く山:関東近郊の山、北アルプス)

岐阜県・小津権現山

イワウチワに会いに行ってきました。

陽を浴び咲き始めたイワウチワ(写真=八木茂良)

4月14日、晴れ

5年ぶりに、イワウチワを見るため小津集落から権現山に登りました。

開花情報はあまりなかったものの、花は咲き始めていました。まだ数は少ないのですが、晴天の下、芽吹き前の木々の間からの陽を浴び、淡いピンクの花が綺麗でした。シャクナゲの木も多く、大きく膨らんだつぼみが多く見られました。開けた山頂からは雪をかぶった能郷白山や霞がかかった白山が望めます。下山後は、白山大権現神社に参拝し、帰路につきました。

以前の登山道は麓の白山大権現神社横からでしたが、今は杉谷林道が整備され、登山口まで車で行くことが出来ます。駐車スペースには20台ほど止められそうで、登山口には立派なゲートも立てられていました。

登山道は、一部の掘れたところに枯れ葉が積もって滑りやすいところもありましたが、全般的には問題ありませんでした。

(八木茂良/静岡県/67歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

島根県・船通山

出雲神話とかかわりの深い山。

やっと目を出したばかりのカタクリ(写真=高木秀生)

4月15日、晴れ

カタクリの群生地として有名な島根県奥出雲の船通山に出かけてきました。船通山のカタクリは、頂上一帯に咲き乱れることで知られています。例年5月の連休あたりが見ごろになりますが、今年はまだ情報がなかったので、好天に誘われ調査を兼ねて見てきました。

頂上は日当たりも良く雪はありませんでしたが、登山道には残雪が多く、標高1000mを超えたあたりから頂上直下まではまるで雪山でした。カタクリはまだ冬眠から目覚めた状況でしたが、確かな芽吹きを確認することができました。なお、頂上直下の群生地はロープで区画されています。

コースの状況は、鳥上滝コースの十数ヶ所の渡渉ポイントが雪融け水で増水しており、濡れた岩で滑らないように注意しました。また登山道はぬかるんでいました。

下山ルートは亀石コースを予定していましたので、わくわくプール駐車場から出発しましたが、予想外の積雪により鳥上滝コースの往復にしました。鳥上滝コース往復の場合は、鳥上滝登山口まで車で上がるのがよいでしょう。

(高木秀生/広島県/63歳/よく行く山:広島県弥山、鳥取県大山)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

「東北の高校生の富士登山2014」参加高校生を募集中

7月22日~24日、田部井淳子さんと富士山へ。

田部井淳子さんを囲んで喜びを分かち合う女子グループ(2013年7月)

登山家田部井淳子さんと、山と溪谷社・日本山岳遺産基金の共催による「東北の高校生の富士登山」が、この夏も行われます。

昨夏は福島県を中心に、被災した東北の高校生74人が参加、全員が富士山登頂を果たし、「一生の思い出になった」、「あきらめなくてよかった」、「進路で悩んでいたことが自分なりに解決できた」などの感想が寄せられました。

参加費は1人1000円。費用は山を愛する全国の方々からのご寄付や協賛で成り立っています。

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企画概要

名称:東北の高校生の富士登山 登ろう!日本一の富士山へ

主催:株式会社山と溪谷社・日本山岳遺産基金/田部井淳子

期日:2014年7月22日(火)~24日(木)2泊3日

場所:静岡県 富士宮/御殿場ルート

参加対象:被災した東北の高校生80名

参加費:1000円(富士山保全協力金)

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詳細は「東北の高校生の富士登山」専用サイトをご覧ください。

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/tohoku_fujisan/

電話でのお問い合わせは03-6744-1900山と溪谷社内「東北の高校生の富士登山」事務局(久保田、湯浅、中山)

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

登山のアプローチ手段としてすっかり定着した「登山バス」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、登山口までスムーズにたどりつけることから、人気を集めています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、装備同様、登山の必須アイテムとして、ぜひご利用ください。とっておきの登山イベントバスもあります。

レスキューフィールド講習会参加者募集中。

5月10日、東京都あきる野市にて開催

以前のレスキュー講習の様子

トレイルランナーや、日帰りハイカーのためのレスキュー講座が、東京あきる野市で開催されます。雪山や岩場の講習は受講の機会も多いですが、身軽が身上のトレイルランナーや、日帰りハイカーの緊急時対応も重要なことだとして、トレイルランナーのクラブ主催で開かれるもの。まだ定員まで少し空きがありますので、参加者を募集中です。

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【日時】5月10日(土)9:00 JR五日市駅集合(東京都あきる野市)

【場所】あきる野金比羅広場、または小峰公園

【主催】山たのクラブ

【講師】北島英明(都岳連救助隊長)、川瀬恵一(同救助隊)、佐藤進一(元東京消防庁救命士)、長谷川雄(公認柔道整体師)、佐藤修二(慈恵医大外科医)他

【講習内容】グループ・セルフレスキュー、テーピング、緊急時対応のいろは、他

【参加費】2,500円

【追加募集】10人以内

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「春の花いっぱいの裏高尾ハイク」参加者募集中。

高尾森林ふれあい推進センター森林ふれあい推進事業

5月15日、東京の高尾山で行われる催し(高尾森林ふれあい推進センター森林ふれあい推進事業)の参加者を募集中です。春の日差しを受けながら、緑いっぱいの高尾を歩き、花々や若葉の香りを味わうハイクです。

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日時:5月15日(木)小雨決行

集合:高尾駅北口8:45(9:12発の小仏行きバスに乗車、日影バス停下車)

解散:ケーブル山頂駅15:30頃

ルート:日影沢~日影沢林道~一丁平~富士見台園地~薬王院~ケーブル山頂駅

準備品:昼食、飲み物、ハイキングシューズ、雨具、敷物、帽子

高尾森林ふれあい推進センター協定イベント、実施:森林インストラクター東京会

募集:30名(応募多数時は抽選)

参加費用:1700円(別途バス代)

申込方法:往復はがきに郵便番号、住所、応募者全員の氏名、年齢、性別、電話番号(出来れば自宅と携帯)、メールアドレス(お持ちであれば)をご記入の上お申し込みください

申込先:〒193-0844東京都八王子市高尾町2438-1 高尾森林ふれあい推進センター森林ふれあい推進事業「春の花いっぱいの裏高尾ハイク」係

締切:5月1日必着

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山の知識検定

Q:2万5千分の1地形図(旧図郭)の南北方向の図隔の長さはおよそ37cmである。南端から北端に時速3kmで歩いた時にかかる時間を次のなかから選びなさい。

・約1時間

・約2時間

・約3時間

・約4時間

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:2万5千分の1地形図(旧図郭)の南北方向の図隔の長さはおよそ37cmである。南端から北端に時速3kmで歩いた時にかかる時間を次のなかから選びなさい。

・約1時間

・約2時間

・約3時間

・約4時間

A:約3時間

まず南北方向の実際の長さを求める:250m×37=9250m

次に求めた数字をキロメートルに換算する:9250m÷1000=9.25km

そして時速3kmで割り、時間を求める:9.25km÷3km/h≒3.08時間

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

ヤマケイ文庫『おれたちの頂 復刻版』

山岳漫画の名著がヤマケイ文庫で復刻

まじめで優等生の佐野邦彦とやんちゃながら天才肌の南波恭介。正反対の性格の少年ふたりが、山やクライミングを通じてお互いを信頼し、友情を深め、やがて憧れのヒマラヤへと挑んでゆくストーリー。1983年に週刊少年マガジンに連載され、長らく品切れとなっていましたが、このたびヤマケイ文庫で復刻しました。ピオレドール・クライマーの花谷泰広さんも絶賛する山岳漫画の金字塔です。なお、著者の塀内夏子さんは現在、『山と溪谷』にてエッセイ漫画「なつこの日本百名山奮登記」を連載中。こちらもあわせてご覧ください。

http://www.yamakei.co.jp/products/2814047760.html

●著者:塀内夏子/発売日:2014年4月18日/ページ数:400ページ/判型:文庫判/販売価格:本体1,000円+税/ISBN:978-4-635-04776-0

2014年4月~5月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
電子版『遊歩大全』 4/1 1,760円+税
『山と溪谷 5月号』 4/15 952円+税
『自転車人No.035 2014 春号』 4/15 1,143円+税
『登山用具2014 基礎知識と選び方&2014最新カタログ』 4/23 1,018円+税
『CLIMBING joy №12』 4/23 1,000円+税
『まりこふんの古墳ブック』 4/25 1,500円+税
『日本ボルダリングエリア 上』 4/25 2,000円+税
ヤマケイ文庫『大イワナの滝壺』 4/25 910円+税
ヤマケイ文庫『なんで山登るねん』 4/25 880円+税
『林業男子 いまの森、100年後の森』 5/9 1,500円+税
『かえる かえる かえる!』 5/23 1,600円+税
『大雪山 わが心の山』 5/23 3,800円+税
『日本森林インストラクター協会選定 日本の森100』 5/23 1,980円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】湯ったり名山トレッキング 初歩から愉しむ山歩き「ほったらかし温泉から棚山」日帰り

ヤマケイ登山教室

山歩きと温泉をセットで楽しむ今回の講座では、眺望絶佳の贅沢な入浴ができる「ほったらかし温泉」に行きます(入浴は別料金)。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=113602

日程 5月15日(木)
集合 新宿西口スバルビル前(7:00)
行程 新宿(バス)ほったらかし温泉(685m)~分岐(780m)~山の神コース~棚山(1171m)~重ね石(990m)~ほったらかし温泉(バス)新宿【解散】20:00~22:00(予定)
歩行時間:約4時間
登山レベル 初級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です。)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭、緩急があり、幅員の小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する箇所がある)
参加費 13,800円
講師 平田謙一(山岳ガイド)

【机上講座】山の写真入門講座「露出(絞り・シャッター速度)の表現法」

ヤマケイ登山教室

豪快な五竜岳

初心者から中級者を対象とした撮影講座です。今回の机上講座では露出(絞り・シャッター速度)の表現法を『山岳写真大全』(山と溪谷社刊)に沿って学びます。

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1319

開催日 5月12日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 中西俊明(山岳写真家)
株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。