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「山の日」が決まりました。8月11日が国民の祝日となり、2016年(平成28年)からの施行です。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨に思いを馳せるとともに、長い間、制定のために力を尽くされてきた方々にも感謝いたします。

「山」は日ごろから自然の恩恵を享受している私たち登山者だけのものではなく、もっともっと懐が深く、大きく神聖な世界です。しかし、山の慈悲深さと怖さと素晴らしさを、身をもって知っている私たちだからこそ、できることもあると思うのです。

今から6年前、「山の日」制定を求める最初の声をあげたのは、演歌の名曲を世に送り出してきた栃木県出身の作曲家、船村徹さんであったとうかがいました。数多くの海の歌を生んできた経験から、「海を育む山も大切に。山海の友情を厚くしよう」として、決定を心待ちにしていらしたそうです。

私的な話で恐縮ですが、「山」という言葉から、私が一番に思い浮かべるのは、その船村さんが、駆け出しのころにコンビを組んでいた私の郷里・茨城の先輩、高野公男さんが作詞した「別れの一本杉」に描かれた里山風景です。高野さんは、この歌が世に出た翌年の1956年に、結核のため26歳で他界されてしまいましたが。

海と山とのつながり、身近な里山、聳え立つ高山。「山の日」制定が、山を想い、山を考え、山を敬う機会につながればと願います。同時に「山を読む」、「山を知る」という行為の喜び、楽しみも、登山者に与えられた特権だと信じています。山の歴史のなかには、文学が成り立ってきました。

今週の『週刊ヤマケイ』でも、今、話題の書『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』の著者、伊藤正一さんをお招きしての講演会(6月15日、東京、八重洲ブックセンターにて)の案内を掲載しておりますが、「山の日」を、広く山の文化や歴史に親しむ機会としても、よいのではないでしょうか。

(『週刊ヤマケイ』編集長 久保田賢次)

関口泰衛さん

飢餓のない世界をめざして。

山や森を歩き自然に触れるのが趣味

チャリティウォーク参加者が、次々と横浜みなとみらい地区、臨港パークをスタート(5月18日)

「給食がエベレストに向かわせた。」というタイトルとともに、17歳でエベレスト登頂を果たしたネパール人女性、ニムドマ・シェルパさんが語りかけるACジャパンのキャンペーン。登山愛好家なら関心を持ってご覧になった人も多いのでは。

「食べられるから、学べる。学べるから、夢がふくらむ。」とのコピーも記されている。世界およそ60カ国で、2000万人以上の子どもたちに学校給食を届けているのが国連WFPだ。登山、自然好きでもある国連WFP協会事務局長の関口泰衛さんに、5月18日に横浜で行われたチャリティウォークの折にお話を聞いた。

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週刊ヤマケイ(以下Y):途上国の子どもたちを応援する「WFPウォーク・ザ・ワールド」は今年で9回目ですね。沢山の人たちが10㎞、5㎞の各コースに出発されましたが、今回は何人ぐらいの方々が参加されましたか。

関口(以下S):3800人以上の方々が歩いていらっしゃいます。これまでで最高の人数ですね。参加費の一部が学校給食への募金になるわけですが、勤務先などのグループ単位で歩かれたり、たまたまいらして申し込みされた方も。朝早くから沢山のボランティアのみなさんも運営に協力してくれました。臨港パークから海を見ながらスタートする素晴らしい景観。途中には赤レンガ倉庫や歴史博物館もありますし、港の見える丘公園などの緑も素晴らしいです。天候にも恵まれましたので、みなさん楽しんで歩いていただけると思います。

・・・

Y:関口さんは今回のようなウォーキングはもちろん、山登りもお好きとうかがいましたが。

S:はい、風景写真が好きで、30代から20年以上続けています。とくに絵の具をぱっと広げたような紅葉や、新緑が大好きで、時間があれば裏磐梯や奥会津、那須高原などに通っています。八ヶ岳や蓼科にもよく出かけました。九州のくじゅうや由布岳もいいですね。山に行けないときは、住まいが東京の根津ですので、緑の多い上野公園や東大の本郷キャンパスを歩いています。

・・・

Y:『週刊ヤマケイ』の読者の方々も、支援について関心が高い人も多いと思います。

S:1ヶ月前、ミャンマーの難民キャンプに行きましたが、サポートを受けなければならない人は、まだまだ沢山いることを実感しました。日本で暮らしていると、食べたいものは食べられますし、食べ残してしまったりもする。

世界では1日1度の食事も満足に食べることができず、空腹状態で学校に通う子どもが6600万人います。学校に通えてすらいない子どもも。自然を愛する人や、山が好きな人なら、食べることや水などの大切さも実感されていらっしゃると思います。ぜひ、ご支援をお願いできればありがたいです。

(聞き手=久保田賢次・『週刊ヤマケイ』編集長)

20145/29~6/4

5
29 谷川連峰・鷹ノ巣沢、A沢初登・単独初登(馬渡務。鷹ノ巣沢全体の初登か? 1932年・昭和7年)
30 海谷山塊・旗振山、南壁陣幕状フェース・春一人旅ルート初登、単独初登(日高照雄。日高は同年9月21日に旗振山東壁中央壁にも「秋一人旅ルート」を単独で拓いている。1980年・昭和55年)
TV/NHK-BS『実践!にっぽん百名山』
有名山岳の登山コースや自然の魅力について伝える山岳専門情報番組。この日の放映は日光を代表する名峰「男体山」。司会は釈由美子さん。コメンテーターとして『Rock&Snow』編集長でもある山と溪谷社の萩原も出演。男体山を登るために欠かせないガレ場の歩きかたと、ガレ場よりもさらに細かな石や砂が広がる“ザレ場”の歩き方をスタジオでわかりやすく解説します。17:00~17:25。
http://www4.nhk.or.jp/j-100yama/
31 戸隠連峰・西岳、P4稜初登(藤原八十八、田中英二、風間毅、宮尾登、古畠俊彦。4つの岩壁帯を擁する東面でもっとも急峻なリッジ。1970年・昭和45年5/30~5/31)
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日の放映は「春芽吹く残雪の峰 奥穂高岳」。元ノルディック複合日本代表の荻原次晴さんが穂高をめざします。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
6
1 御坂山塊・三ツ峠山、屏風岩登攀(沼井鐵太郎、大塚泰亮、岩永信雄ほか。英国山岳会証明書付きのロープを使い、ルートは判然としないが種々の試み、研究をした。沼井はこのときはゴム底のズック靴を履いていた。ピトンは持っていったようだが未使用。1924年・大正13年)
開山祭/第60回八ヶ岳開山祭
正午より北八ヶ岳(北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅前広場付近)と南八ヶ岳(行者小屋)で、それぞれ登山者安全を祈願する神事が執り行われ、本格的な登山シーズンの幕開けを迎えます。開山祭の神事に参加した方には「開山祭記念バッヂ」が配布されます。
http://www.tateshinakougen.gr.jp/yatu/event/kaizansai.html
2 北アルプス・赤沢山、赤沢右俣初登(加納巌、辰巳勇三。1930年8月9日以来の赤沢山の記録。原題は「南壁正面ルンゼ」だが、現在の「赤沢右俣」か。1961年・昭和36年)
3 山野井泰史、北アルプス・前穂高岳、屏風岩東壁・スペースマウンテン~マニアック単独初登(6/3スペースマウンテンを3Pフィックス。6/4同ルートとマニアックを完登した。スペースマウンテンは単独第2登であろう。1990年・平成2年)
机上講座/ヤマケイ登山教室「山のファーストエイド」
登山者に必要と思われる事故防止対策、救助要請、応急手当、緊急避難などを体系的に学ぶ机上講座。この日は「高山病と熱中症」について学びます。講師は日本山岳協会遭難対策委員の悳(いさお)秀彦さん。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。19:00~21:00。受講料は2,000円。詳細は下記URLにて。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1326
4 谷川連峰・一ノ倉沢、6ルンゼ・右俣(初登・単独初登)~烏帽子岩頂上(単独初登)(山口清秀。一ノ倉沢の初期開拓における最も技術程度の高い冒険的な登攀。ザックの引き上げは行なったものの、ピトンもハンマーも持たず、まったくのフリーソロである。1933年・昭和8年)
イベント/穂高涸沢Movie&Talk Session@大阪
穂高・涸沢に位置する山小屋の主人らによる「安全登山」「レスキューの実際」「初心者と涸沢・穂高」などをテーマとした、なかなか普段は聞けない山トークと、圧倒的な映像を堪能できるイベント。6/4大阪、6/5東京、6/6松本、6/11飛騨にて開催され、各会場とも入場無料。4日は大阪市中央公会堂・大集会室にて、18:30開場、19:00開演、20:30終了予定。詳細は下記URLにて。
http://www.hodaka3190.com/hkmts/

※参考文献『目で見る日本登山史』(山と溪谷社・刊)

北海道・ピパイロ岳

好天の下、日高山脈の展望の山に登る。

伏見岳山頂からこの日の目的地を眺める(写真=谷水 亨)

ピパイロ岳山頂からみた北日高山脈と十勝連峰(写真=谷水 亨)

5月23日、晴れ

登山口までの林道が開いたので、早速日高山脈の伏美岳を経由してピパイロ岳(1916m)に仲間と3人で登ってきました。

日高の山らしく伏美岳頂上までは9割が樹林帯、7合目あたりから登山道は雪に埋もれており、残雪をツボ足で直登しました。

伏美岳山頂からは日高山脈の奥深くまで一望、遠くには十勝連峰までくっきりと見渡すことが出来ました。多くの登山者はここで帰りますが、私達はこの先のピパイロ岳に向かいます。稜線の残雪を利用して250m下ってアップダウンを繰り返しながら370mの登り返しののち、ようやくピパイロ岳の頂上にたどり着きました。ここからは百名山の幌尻岳が間近に見えます。結局、累積標高差1700mを10時間弱で下山しましたが、朝晩の冷え込みがまだまだ残る季節です。しばらくはアイゼンを用意したほうが良いでしょう。

また、この伏美岳以降の山域は登山者が少なく登山道も不明瞭なところもありますので、十分気を付けて登る事をお勧めします。

(文=谷水 亨)

群馬県・荒山

赤城山の最南端に位置するツツジの山へ。

ふれあいの十字路から荒山高原に向かう登山道では、ヤマツツジがまだ蕾でした(写真=中村重明)

荒山高原にて、トウゴクミツバツツジ越しに荒山を望む(写真=中村重明)

5月25日、晴れ

ツツジの名所の荒山(赤城山南端)に登ってきました。『新・分県登山ガイド 改訂版 群馬県の山』では「5月上旬からのアカヤシオ、下旬からの橙色のヤマツツジ(中略)と次々に咲く」と紹介されているところで、姫百合駐車場から休憩込みで往復3時間強の行程です。

この日は、ヤマツツジとトウゴクミツバツツジはまだ蕾の木が多く、見頃はこれからと思われますが、開花している木もかなりあり、見応え充分でした。また山頂付近では数本、アカヤシオやシロヤシオも咲いていました。橙、紅紫、ピンク、白と色とりどりの花に加え、新緑もとても美しく、とても素晴らしい行程でした。

(文=中村重明)

奥多摩・槇寄山~土俵岳

笹尾根の登山道を巡視してきました。

日原峠にひっそりと立つ、地蔵一尊(写真=皆川由己)

左:お正月に羽子板で突くツクバネに似た実ができるツクバネソウ/右:源頼光らが羅生門で討った鬼の腕になぞらえたラショウモンカズラ(写真=皆川由己)

5月25日、薄曇り

天気は薄曇りでしたが、時に日が出て涼風が吹き、気持ち良い初夏と言っても問題ない1日でした。

さて、我が奥多摩サポートレンジャー会の笹尾根巡視は、数馬の湯(09:15)から仲の平を経て、西原峠、槇寄山から笛吹峠、丸山、土俵岳、日原峠を人里休暇村(15:50)へ下山する、老人にとっては若干長いコースとなりました。

笹尾根は、植林帯も多く見られますが、広葉樹林が広範囲に広がり、素晴らしい環境を作り出しています。

今回の巡視目的は、登山道の状況、指導標の現状、支障木・倒木の把握と処理という課題で歩きました。他に日原峠下の「飲料水」のチェックも行いました。

丸山直下の巻道との交差点にある「笛吹バス停」という簡易矢羽は、その方向には登山道が不鮮明ですので、笛吹峠まで行って下山した方が安全と思われます。

また、日原峠下、峠から5分ほどの「飲料水」とある簡易矢羽ですが、完全な湧水とは言えず、若干野ざらしの部分もあるので、水質検査の要ありです。

更に日原峠からの下山路で、人里休暇村・下和田バス停までは太い倒木があり、道幅も狭いので一般的とは言えません。要注意です!

(文=皆川由己/奥多摩サポートレンジャー会・会長)

南高尾・高尾山~小仏城山~大垂水峠~草戸山

イナモリソウが見頃です。

イナモリソウ(写真=甲把 収)

撮影のため踏み荒らされた植生(写真=甲把 収)

5月25日、晴れ

淡いピンクの花が人気のイナモリソウが見頃です。ぜひともカメラに収めたい気持ちはわかりますが、足元の植生にも配慮したいものです。残念ながら5号路では、イナモリソウを撮影するために植生が踏み荒らされた場所が目立っていました。イナモリソウを撮影するのであれば、1号路のふる滝の近くや6号路の大山橋より山頂側ではすぐ足元に咲いているので踏み込まなくても良く、ついでに付近でスギの枝に着生するランの仲間セッコクも楽しめるのでおススメです。

小仏城山から大垂水峠にかけての尾根道では、登山者はほとんど見かけず、代わりに多くのトレイルランナーとすれ違いました。登山者が少ないコースを選択しているだけあって、マナーが良いランナーが多く、登山者とすれ違うかなり前から歩行し、すれ違ってから走り出していました。本気で登山者と共存する意気込みが伝わり好感が持てました。

その他ウツギの仲間の白い花やオカタツナミソウの青紫の花が目立ち、ホトトギスやアオバトの鳴き声が楽しめました。

(文=甲把 収/東京都レンジャー(高尾地区))

高尾山

ヤマケイ登山教室・春の集中講座が開催されました。

地図読み講習では山岳ライターの佐々木亨さん(前列右端)を講師に迎え、地形図とコンパスの基本について、実地講習が行なわれました(写真=佐々木 惣)

ネイチャーウォッチング講習では、週刊ヤマケイでもおなじみの山岳ライター、石丸哲也さん(右)が植物観察の楽しさを伝えてくれました(写真=佐々木 惣)

5月25日、晴れ

「ヤマケイ登山教室・集中講座」は地図読み、セルフレスキュー、ネイチャーウォッチングの3つの講習を1度に受講できる、お得な講習会。昨年からスタートし、今回は第3回目となります。

今回の参加者総数は40名。20名ずつの2班に分かれ、私は午前中は地図読み、お昼にセルフレスキュー、午後にネイチャーウォッチングの講習を受けるB班の担当になりました。

地図読み講座ではコンパスの操作に、セルフレスキュー講座では三角巾の使い方に参加者の皆さんは戸惑いつつも、とても真剣なまなざしで受講されていました。これらの講座では覚えることがたくさんあったのですが、ネイチャーウォッチング講座ではリラックスして山の自然を楽しんでいた姿もまた印象に残りました。

夫婦で参加された岩松陽さんと史織さんは「週刊ヤマケイの記事を読んでこの講習会に参加しました。ゴールデンウィークに屋久島へ行くために山をはじめたばかりですが、高尾山はこんなに面白いところなんですね。地図読みも本ではわかりにくかったのですが、今日はとてもよくわかりました。これからステップアップしていきたいです」と語ってくれました。

(文=佐々木 惣/週刊ヤマケイ編集部)

丹沢・セドの沢左俣【沢登り】

案内板があって迷わずに入渓出来ます。登攀的な滝もふたつあります。

セドの沢左俣大滝を登る。取付きの一歩と出口で少し苦労します(写真=松浦寿治)

セドの沢中間の10m滝です。右から越えます(写真=松浦寿治)

5月20日、晴れ

早朝にマイカーで東京を出発し、電車で来たメンバーと渋沢駅で合流しました。戸川林道を戸沢出合まで歩くことを考えると、マイカー利用が便利です。四輪駆動者でなくても大丈夫です。

戸沢出合に駐車して沢装備を整え、まずは水無川本谷を遡行します。水無川本谷F1を越えた所でセド沢が右から流入して来ます。セドの沢と案内板があるのでわかりやすいです。

セドの沢に入って小さな滝をふたつ越えると、すぐに二俣です。右俣にも左俣にも案内板がついています。左俣大滝10mと中間の滝10mの登攀は楽しかったです。どちらも要所要所に残置ハーケンがありました。終了点は残置ハーケンでなく、大きな岩や樹木を用いて作りました。

中間の滝を越えた所で黄色いテープが沢を横切り、書策新道と出会います。今回はここで遡行を打ち切り、書策新道を下りました。書策新道は廃道ですが、道の崩れた所には新しいロープが張られていて、慎重に歩けばそれほど困難ではありません。西丹沢の小川谷の下降路よりは簡単です。新道を歩き90分で戸沢出合に戻りました。

(文=松浦寿治/登山教室Timtam代表、山岳ガイド)

※編集部注:沢登りは専用の装備と技術が必要です。登山初心者、初級者だけで安易に入渓することのないよう、注意してください。

箱根・明神ヶ岳

金時山を背にしながら、なだらかな尾根を歩く。

矢倉沢峠を過ぎて振り返れば金時山がまじかに見える(写真=原田征史)

新緑の中、ツツジの花が鮮やかに咲いている(写真=原田征史)

5月25日、晴れ

箱根湯本からバスに乗り、仙石バス停で下車しました。多くの登山客が金時山に向かいますが、矢倉沢峠から金時山を背に明神ヶ岳に向かいます。

登山道の両側にハコネ竹が密集しているところを過ぎると再び眺めが良くなり、新緑の樹林の間から神山、大涌谷を眺めながら歩きました。緩やかな起伏の尾根道は歩きやすく、火打石岳を過ぎ、登り始めて約3時間で多くの登山者が休憩している明神ヶ岳山頂です。山頂では、土砂止めの工事が行なわれています。ひと休み後、宮城野に下山。日帰り温泉で汗を流すのも楽しみです。

(文=原田征史/小田原山岳会員、『神奈川県の山』著者)

鳥取県・三鈷峰

ブナの新緑と展望の尾根歩き。

三鈷峰から伯耆大山の堂々とした山容を見る(写真=池田浩伸)

上宝珠越付近から見られるサンカヨウ(写真=池田浩伸)

5月19日、晴れ

南光河原駐車場~大神山神社奥宮~下宝珠越~上宝珠越~三鈷峰~象ケ鼻~砂滑り~大神山神社奥宮を周回しました。

石畳の参道から大神山神社に参拝し、登山道へ入ります。杉やブナの古木が多い道は緑が濃く、ミツバツツジの赤が風に揺れていました。

下宝珠越の急坂に汗しながらも、ミツバツツジの美しさを楽しんでいるうちに尾根に上がります。尾根にはさわやかな風が流れ、足元にはイワカガミの可憐な花が咲いていました。樹間からは雪が残った大山北壁が見えています。深く刻まれた谷からは、時折、土煙とともに崩落の音が響いていましたが、1万年前の姿を次第に失いつつあるようです。中宝珠越からは崩落箇所や岩場の通過もあり、注意が必要です。

上宝珠越付近から、広い葉の上に小さな蕾をつけた植物が現われました。名前を思い出せまいまま登って、稜線に近づくと白く清楚な花が咲いているのを見て、サンカヨウであることを思い出しました。来月中旬には一帯はシモツケやクガイソウのお花畑になります。

三鈷峰山頂は西側が崩れかけていて、慎重に登りました。周りの山々と長い海岸線は見飽きることのない展望です。

ユートピア避難小屋を過ぎ、象ケ鼻まで行き砂滑りを下って登山口に戻りました。砂滑りへは、残置ロープがある崖から谷を埋め尽くす砂礫に降ります。足を置くと砂礫の中に足が埋まり、ザラザラと崩れ落ちながら下っていきます。周囲からの落石の危険もあり、判断が難しい場所です。通常は宝珠尾根を戻るのが安全です。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

岡山県・龍ノ口山

所属会の女性たちが夏山に向けたトレーニングを開始。

この時期でも、段原岩道では汗が噴き出ます(写真=舩越 仁)

かさね岩にて(写真=舩越 仁)

5月23日、晴れ

この山は岡山市街地の外れにある256mの低山ですが、四方八方からのコースがあり、愛好者の多い山です。全体的にはハイキングに適した南側と、岩道トレッキング向きの北側に分かれます。今回のトレーニングは北側です。

段原の石鳥居をくぐり、岩道を龍ノ口八幡宮へ登りました。そして五差路から牟佐参道を下り、地蔵尾根をかさね岩へ登り返します。この尾根はピークが3つもある結構タフなコースです。最後に七曲りを経て眺望の開けた頂上に到着し、昼食となりました。幼稚園児の団体も居ましたが、賑やかさでは負けません。

この山の維持、管理などは我々の所属会も加入している「龍ノ口グリーンシャワーの森を守る会」のボランティア活動によって行われています。現在、ボランティア募集中です。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

四国山地・石鎚山

アケボノツツジが点々と咲く四国最高峰。

北壁下のトラバース道には不安定な残雪が点在。要注意です(写真=木元康晴)

優しい色合いのアケボノツツジ。ベンチ1から上部で咲いていました(写真=木元康晴)

5月21日、雨のち晴れ

四国最高峰の石鎚山に行ってきました。前日に石鎚スカイラインを通過して土小屋に宿泊し、そこから山頂を目指すコースです。

予定では土小屋を早朝に出発し、展望の良い「ベンチ1」から朝日に染まる石鎚山を見上げようと思っていたのですが、翌朝の天候は激しい雨。出発時刻を大幅に遅らせ、雨が小降りになるのを待って歩き始めました。

なだらかな尾根を歩いて「ベンチ3」より北壁下部のトラバース道へ。成就コースに合流してからは、二ノ鎖を登りました。今回は足並みが揃っていたのですが、濡れたクサリ場は危険です。力量によっては、巻き道を行くという判断も必要でしょう。

続く三ノ鎖は工事中のため登れず、ここは巻き道を通って弥山の頂上へ。頂上山荘で一息ついた後は、岩場を伝って最高地点の天狗岳にも足を運びました。

その後土小屋へ向けての下山の途中で、天候は急速に回復。尾根上に点々と咲いたアケボノツツジが、目を楽しませてくれました。

なお北壁下のトラバース道では、所々に残雪を渡る箇所があります。アイゼンを使うほどではありませんが、スリップ、残雪の崩落、上部からの落石には十分な注意が必要な状況です。

(文=木元康晴/登山ガイド)

四国山地・剣山

剣山の見どころをもれなく回る周回コース。

剣山の山名の由来とも言われるお塔岩。大剣神社の御神体です(写真=木元康晴)

次郎笈の頂上に立つ、ご一緒した松戸山の会の皆さん。右背後は剣山です(写真=木元康晴)

5月22日、晴れ

四国第2の高峰である、剣山に行ってきました。登山口の見ノ越から西島の間は、登山リフトを利用。歩いても大した距離ではないのですが、多少なりとも時間を短縮したい場合には便利です。

西島からはまず、鳥居を潜って大剣神社へ。そこから右へ急な道を下り、御神水に立ち寄ってから次郎笈を目指します。次郎笈は笹原の美しい展望の良いピークで、かつては太郎笈とも呼ばれた剣山と並ぶ、兄弟峰です。

続けて引き返すように進んで剣山の頂上に立ち、頂上ヒュッテで昼食をとった後、刀掛経由で西島に戻りました。

変則的ではありますが、最短コースからあっけなく登ってしまいがちな剣山も、このコースをたどると充実します。さらに時間のとれる方ならば、剣山から一ノ森を目指し、行場を回って西島に戻ると、より一層変化に富んだ山歩きが楽しめるでしょう。

(文=木元康晴/登山ガイド)

愛媛県・三本杭

オンツツジの花が咲き乱れる山を歩きました。

三本杭山頂から。小屋が森山腹を望む(写真=西田六助)

見事に咲き誇る朱赤色のオンツツジ(写真=西田六助)

5月25日、晴れ

今年は例年になく3週間前のシャクナゲも見事で、10日ほど前に行った時にツツジは蕾であり、この日は続けて見ることができると、楽しみで心ときめいていました。

今回は市のイベントで山を案内することになっておりましたので、山頂近くの鹿のコル(1000m)に集結です。早速にオンツツジの花の出迎えを受け、大久保山、八面山、吊尾根、串が森、三本杭と歩きました。稜線上の広範囲で花が咲き乱れ、特に小屋が森・横の森は山腹から山頂にかけて見事です。その中に純白のハイノキ、ガクウツギなどの可憐な花がアクセントを添えていました。

(文=西田六助/日本山岳協会参与、愛媛県山岳連盟顧問)

四国・四万十川支流目黒川、滑床渓谷【沢登り】

ナメの続く沢を堪能。

千畳敷のナメ滝(写真=大津洋介)

沢を登ってシャクナゲの斜面をいく(写真=大津洋介)

5月17日、晴れ

今年初めての沢登りで、清流四万十川支流目黒川源流域のナメが延々続く滑床渓谷を登ってきました。高知からレンタカーで愛媛県松野町の滑床キャンプ場に入り、翌日の沢登りに備えます。

沢には万年橋から入りましたが、雪輪の滝までは2日前の雨の影響か水量が多くて越えられない滝や巨岩帯があります。両岸に続く遊歩道を巻くなどして、猿ヶ淵から本格的に沢の中を歩き始めました。

ここからは千畳敷と呼ばれ、傾斜の緩いナメ滝が延々続く沢登りとなります。周りは落葉広葉樹の深緑が美しく、所々に常緑樹のツバキの花が咲いて南の沢の雰囲気がありました。

沢登り用シューズのフリクションをきかせて、各自快適に自由に沢の中を登ります。釜を持つナメ滝もありますが、問題なく越えて順調に進み、奥千畳に入りました。ここも快適なナメ滝歩きで、水しぶきを時々浴びながら遡りました。

右岸からナメの続く二ノ俣を過ぎると、ナメ滝も傾斜が増してフリクションもあまり効かなくなり、スリップに注意して登ります。奥の二ノ俣を左にとり水流の少なくなったナメを登り右岸の尾根に取付き、シャクナゲの咲く斜面を標高差約100m登ると、鬼ヶ城山を巻く登山道に出て終了しました。下山は八面山を越え、熊のコルから滑床渓谷に約4時間で下りました。

沢登りとしては難しくありませんが、初心者は必ず経験者と入渓してください。装備は、今回使わなかったですが8mm・30mロープ、スリング・カラビナ類は持って行った方が良いでしょう。

(文=大津洋介/無名山塾・こぐま自然クラブ)

※編集部注:沢登りは専用の装備と技術が必要です。登山初心者、初級者だけで安易に入渓することのないよう、注意してください。

雲仙岳・国見岳、普賢岳

ミヤマキリシマは今がいちばん見頃でしょう。

国見岳中腹斜面より普賢岳の山頂を望む(写真=山野辺捷雄)

いまだ一面溶岩肌の平成新山も、少しづつ緑が確認出来るようになってきた(写真=山野辺捷雄)

5月23日、晴れ

仁田峠から雲仙岳山頂にかけてミヤマキリシマの開花状況が八分ほどという情報に期待してマイカーで雲仙に向かいました。

仁田峠は結構な車と人の数です。ミヤマキリシマも仁田峠付近はほぼ満開状態。妙見岳、国見岳へ登るに従って蕾の割合も増えてはきますが、今がいちばん綺麗な頃でしょう。妙見岳から国見岳への稜線もツツジのトンネルを満喫できました。国見岳の斜面は取り付きから山頂までピンクの絨毯を敷き詰めたようで、登頂意欲をそそります。

普賢岳山頂から平成新山を見れば、そのガレキの斜面がうっすらと緑の草で覆われだしているのがわかりました。

(文=山野辺捷雄/『長崎県の山』共著者)

霧島山群・竜王山~矢岳

4年ぶりに出会えたミヤマキリシマ、ヤマツツジを愛でる。

淡い色合いのミヤマキリシマ(写真=五十嵐 賢)

枝越しに高千穂峰を望む(写真=五十嵐 賢)

5月24日、快晴

霧島山群の竜王山~矢岳は平成23年1月に噴火した新燃岳の真東、約4kmに位置します。この噴火以来入山が規制されていましたが、25年4月に半径1km以内の入山規制へと緩和されたため登山が可能になりました。噴火前には、ほとんど毎年5月のヤマツツジの頃と9月のミカエリソウの頃には歩いていた山域です。

新緑の美しい山麓ですが、アカマツはほとんど枯れていて、ところどころに噴石が転がっています。次第にミヤマキリシマの群落に入り、淡いピンクや濃いピンクが目につきますが、枯れた枝も多く見られ、まだ噴火前の状態には戻っていないようです。それでも枯れ枝の根元からはたくさんの新しい葉が見られ、やはりミヤマキリシマは火山地帯を好む植物だと実感できました。

快晴の空の下、台地上の草原から高千穂峰をバックに色鮮やかなミヤマキリシマを堪能して山麓へ戻り、ひと登りで竜王山へ。竜王山から矢岳の稜線は枝ぶりのいいヤマツツジが多いのですが、やはり噴火の影響でしょうか、花付はいまひとつです。そして花期も遅れているようです。しかし、この山特有の枝ぶりがよく色合いも鮮やかなヤマツツジに4年ぶりに出会えた感動はひとしおでした。

なお、この山域は標識が極端に少なく、山麓は迷いやすいので経験者の同行が望ましいです。また雨で水量が増すと、火山特有の崩れやすい地質のため渡渉は大変危険ですから、そのときは登山を中止して引き返しましょう。

(文=五十嵐 賢/日本山岳会会員、環境省自然公園指導員)

北アルプス・燕岳

残雪の燕岳日帰り登山。

イルカ岩と槍ヶ岳(写真=遅澤茂樹)

燕山荘から燕岳を望む(写真=遅澤茂樹)

5月24日、晴れ

中房温泉から出発しました。新緑とウグイスの鳴き声が爽やかです。

登り始めると、このコースは北アルプス三大急登と呼ばれるだけあると納得の辛さです。第一ベンチ、第二ベンチと標高が上がるにつれ季節は冬へ戻り、雪融け水で足下はぬかるみ、雪も現われてきました。雪はかなり融けているので、どこからアイゼンをつけるか悩みましたが、今回は合戦小屋でアイゼンを装着しました。

山頂へ向かう途中、夏毛になったライチョウがハイマツの陰から応援してくれました。合戦尾根を辿り、間近に見えてきた槍ヶ岳に心を奪われ、山頂からは360度広がる残雪の山々の美しさに疲れも癒されました。

(遅澤惠子/山梨県/よく行く山:山梨周辺の山)

山形福島県境・豪士山

ニリンソウの大群落に出会いました。

ニリンソウの絨毯。緑と白の清純さが見る者をホッとさせてくれます(写真=葉貫正憲)

5月20日、晴れ時々曇り

この日は仲間5名で山形県高畠町の花の山「豪士山」へいってきました。豪士山は奥羽本線置賜駅の東方約10kmほどのところにあります。本宮キャンプ場をめざし、車を走らせキャンプ場の先が登山口です。花の沢コースから豪士峠へ、山頂からはひかば越え(峠)へ、そして本沢コースを周回しました。

登山口のスタートからヤマツツジの歓迎を受け、急勾配の道も気持ちよく進むことができました。また、道中たくさんの種類の花を目にし、新しいものを見つけるたびに立ち止まってカメラに収めました。山頂についた頃には、薄曇りになりましたが、四方遮るもののない眺望は、米沢盆地の広大な春の風景と北方左回りに蔵王の山嶺、月山、朝日連峰、飯豊連峰、そして西吾妻山から家形山にいたる稜線を見渡すことができました。福島県境は目立った高山はありませんが、山また山の静寂で、米沢側とは対照的です。

帰路はひかば越えを経由し本沢コースを下りました。急斜面の沢を下りていくと、雪渓が現われたので、山際の細枝をつかみながらゆっくりと下りました。標高800mあたりからニリンソウの大群落が次々に現われ、特に急な斜面にびっしりと咲いたニリンソウは見事でした。雪の消えたところにはイワウチワやシラネアオイがあちこちに見られ、まさに花に酔った山歩きとなりました。

本沢はまだ雪が多く残っており、登山道も不明瞭のところもあり、注意が必要です。往路2時間20分、復路はちょうど2時間でした。

(葉貫正憲/福島県/67歳/よく行く山:会津百名山)

群馬県・吾妻耶山、大峰山

春の花を楽しんだ1日。

左上から時計回りにオオカメノキ、ミヤマエンレイソウ、キクザキイチゲ、コヨウラクツツジ(写真=吉原裕子)

5月17日、小雨のち曇り時々晴れ

水上温泉の西にある吾妻耶山から大峰山を経由して大峰沼に出ました。

大沼越ではなく東寄りのルートを下りました。この日、関東一円は晴れの予報でしたが、水上ICまで来ると雨で、ザックカバーを忘れたことに気がつきました。幸い天気は回復しましたが、尾根では冷たい風が吹き早春の雰囲気でした。

沢筋や大峰沼の陰に多少雪が残っている以外は、歩きやすい道です。

吾妻耶山頂からの谷川岳はぼんやり見える程度で残念でしたが、春の花を楽しめた1日でした。

(吉原裕子/神奈川県/よく行く山:東京近郊の山、北アルプス)

群馬栃木県境・後袈裟丸山

目の覚めるようなアカヤシオ。

鮮やかなアカヤシオとミネザクラ(写真=山田典一)

5月22日、曇り、強風

この時期に毎年登っている後袈裟丸山へ、今年は登山仲間14人で行ってきました。寒気が入って来ていたために風が強く、スパッツとレインウエアを着用しての登山です。

登り始めから急登ですが、鮮やかなヤマツツジとミツバツツジが迎えてくれ、疲れた身体を癒してくれます。5合目付近からはアカヤシオが見え始め、8合目付近になると満開状態で、あまりの素晴らしさに目を奪われました。

この花の山へは毎年来ていますが、今回の目の覚めるようなアカヤシオは初めてです。思い出に残る山行となりました。

(山田典一/群馬県/65歳/よく行く山:上信越の山)

山梨県・滝子山

破線ルートを歩きました。

コイワカガミの群生(写真=畠山茂信)

5月24日、晴れ

中央本線笹子駅から寂ショウ尾根を滝子山に登り、大谷ヶ丸を経て米背負峠から大蔵沢林道に下りました。

ヤマツツジが見頃で、途中コイワカガミの群生もありました。頂上近くからは富士山が大きく望まれ、まだ雪を被った白根三山も綺麗に見えます。

滝子山までは尾根を外さず直登すれば迷いませんが、頂上近くの岩場が注意箇所です。大谷ヶ丸までの道は明確です。米背負峠からは沢沿いに下りますが、道は踏み分け程度で所々不明瞭なため、十分な注意が必要です。

このルートは上級者向けの破線ルートとなっており、初級者だけでは危険です。全行程も8時間余りと長く、必ず十分な経験者の同行が必要と思われます。

(畠山茂信/東京都/57歳/よく行く山:北アルプス全域)

三重県・釈迦ヶ岳、鎌ヶ岳

鈴鹿の山へシロヤシオを求めて。

釈迦ヶ岳のシロヤシオ(写真=八木茂良)

5月18日~19日、晴れ

初日は釈迦ヶ岳を朝明駐車場~庵座の滝~最高点~山頂(三角点)~羽鳥峰~駐車場の周回をしました。シロヤシオはアカヤシオほどの派手さはないのですが、登山道を多くの花が飾っていました。最高点への直下の岩場は急登で、注意が必要です。

翌日は鎌ヶ岳をスカイライン新駐車場~三岳寺~馬の背尾根~鎌ヶ岳~長石尾根~駐車場と歩きました。馬の背尾根では、シロヤシオ、シャクナゲ、ヤマツツジなどがみごとに咲き誇っていました。写真を撮るのが忙しく、なかなか歩が進みません。なお、山頂直下の長石尾根は登山道が荒れていました。

2日とも天候に恵まれ、快適な山歩きが出来ました。

(八木茂良/静岡県/67歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

高野山町石道

世界遺産、紀伊半島の祈りの道を歩く。

壇上伽藍根本大塔。青空に映えるその朱色の美しさは見る者を圧倒する(写真=鎌田 勝)

5月17日、晴れ

今回は、弘法大師による高野山開創以来の参詣道である高野山町石道を、九度山町の慈尊院から高野山上、「壇上伽藍根本大塔」まで180基の石柱を辿る山行です。距離にして約22km、標高差720m、行程約6時間30分。

週末にも拘わらず「大門」までの登山道で出会った人は10人程度でした。時間はゆっくりと流れ、その静謐な佇まいに、訪ねる者は悠久の歴史に思いを馳せます。

山内ではシャクナゲが見頃でした。また「天野の里」では田植えの準備の最中でこれからの季節、水田を渡る心地よい風が参詣者を優しく迎えてくれることでしょう。

(鎌田 勝/和歌山県/59歳/よく行く山:大峰山系)

福岡県・三郡山

涼を求めて宝満川源流を歩く。

宝満川源流の名所・末広の滝を登る(写真=長谷川守克)

5月24日、晴れ時々曇り

最近の暑さで少々バテ気味でした。そこで涼を求めて、裏宝満に位置する宝満川源流から三郡山地の最高峰・三郡山を歩いてきました。

源流コースはなかなか楽しい道です。大きくはありませんが多くの滝が現われ、綺麗な渓流を眺め、涼味を味わいながら山頂をめざす事が出来ました。ただし、道中は分岐が多く、先をめざすには道標の確認が必要であると感じました。

なお、楽しみにしていた三郡山山頂からの展望は、PM2.5の影響か、まったく得られず残念でした。また、復路の天の泉コースは特に取り立てて記載する事もない道でした。

(長谷川守克/福岡県/65歳/よく行く山:九州全域)

祖母山系・親父山、黒岳、障子岳

絶景を堪能する山行。

障子岳から祖母山方面(写真=本部文秋)

5月24日、晴れ

親父山登山口から祖母山系の親父山、黒岳、障子岳を歩いてきました。

登山道を進むと、小鳥たちのさえずりが迎えてくれました。ツツドリ、カッコウ、ホトトギスと託卵三兄弟の鳴き声も聞かれ、まさに初夏です。

黒岳へは親父山から西へ進みます。その稜線からは九重連山が、山頂からは阿蘇山・根子岳の特徴ある姿を楽しみました。

そして黒岳へ引き返し、障子岳へ向かいます。山頂から少し東の展望岩で眺望を楽しみます。祖母山から障子岩、古祖母山から傾山、そして大崩山系の山々が素晴らしい眺めでした。天候に恵まれ、絶景を堪能した山行となりました。

(本部文秋/宮崎県/58歳/よく行く山:みやざき百山)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

【蘇れ日本列島】英彦山にバイオトイレが完成

5月25日の山開きにあわせて利用開始

念願のバイオトイレが完成。大切に使用してください

カッコウの鳴き声がこだまする新緑の英彦山。5月25日の山開きに先立つ19日にバイオトイレ施設が完成しました。

中岳の山頂広場にある休憩所を一部改装し、男女共用、2基のトイレを設置したもの。設置者である福岡県の呼びかけで、関係者24名が現地に参集しました。

県による概況説明、施工業者であるアイテックシステム(株)による構造、特徴、仕組みや、清掃時、保守上の注意点などの説明の後、施設を見学しました。耳を傾けるのは、完成後の保守、清掃の主体である筑豊山の会ほか6つの協力団体の面々です。

その後、英彦山神宮の神官によって、上宮の拝殿と完成したトイレの前でお祓いがありました。地権者である英彦山神宮の理解と協力なしでは実現不可能だっただけに、感謝の気持ちいっぱいでお祓いを受けました。

計画は平成23年4月、英彦山からほど近い福智山の山小屋(荒宿荘)の管理と、小屋の裏にあるトイレの清掃のボランティア活動を続けている太田哲哉氏(筑豊山の会前会長)の呼びかけに応じて6人でスタート。福岡県勤労者山岳連盟会長、山のトイレ・環境を考える福岡協議会会長、日本山岳会北九州支部長、地元添田町観光ガイドボランティア、環境省自然公園指導員などの人たちです。互いに面識のある人は少ない中でのスタートでしたが、会を重ねるごとに信頼感も増していったのは、英彦山に対する熱い思いを共有していたからでしょう。

2回目の会合には英彦山神宮、地元区長、観光協会、英彦山青年の家なども参加され、その後6人が所属する組織や、日本野鳥の会筑豊など、賛同が予想される団体への呼びかけで組織の輪を広げ、「英彦山の環境・トイレを考える連絡協議会」と名付け、会長に荒木辰彦氏(福岡県山岳連盟会長)に就任してもらいました。

そして添田町、町議会、英彦山神宮への請願、陳情や、福智山のバイオトイレ見学会、添田町に対しての賛同団体、管理協力団体名簿の提出、建設場所の提案と、いくつものハードルをありましたが、平成24年11月に、英彦山神宮より「建設に賛同する」旨の回答をいただきました。

完成後の保守、清掃に関しては筑豊山の会(会長、加藤博史氏)を中心に、6団体が週2回の清掃を実施します。カップめんの容器やタオルの投げ込み、食事の残り物の廃棄は故障の原因になります。無臭で最新のトイレですが1200mの高所です。登山者の協力なしでは快適な施設を維持できません。皆さんに大切に清潔に使用していただきたいものです。

(文=五十嵐賢/環境省自然公園指導員、英彦山の環境・トイレを考える連絡協議会副会長)

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

登山のアプローチ手段としてすっかり定着した「登山バス」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、登山口までスムーズにたどりつけることから、人気を集めています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、装備同様、登山の必須アイテムとして、ぜひご利用ください。とっておきの登山イベントバスもあります。

6月から八ヶ岳感謝月間スタート

6月1日~30日、山小屋宿泊者全員に手ぬぐいをプレゼント

鈴木ともこさんのデザインによる「60周年記念オリジナル手ぬぐい」

今年、八ヶ岳の開山祭は60周年を迎えます。そこで八ヶ岳の山小屋では、「八ヶ岳感謝月間」として6月1日(日)~6月30日(月)に山小屋に宿泊した方全員に、マンガ家・鈴木ともこさんのデザインによ る「60周年記念オリジナル手ぬぐい」を配布します。カラーは、八ヶ岳の自然をモチーフにした薄群青色、山吹色、青磁色、茜色、苔色の全5色。ぜひ一度、手にしてみてください。

6月1日に開催される開山祭では、ヤマケイオンラインが八ヶ岳の各山小屋が加盟する「八ヶ岳観光協会」とコラボしてデザインを公募した「開山祭記念バッヂ」も配布されます。開山祭は正午より、南八ヶ岳の行者小屋前と、北八ヶ岳の北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅前の2か所で神事が執り行われる予定です。詳細は下記URLをご参照ください。

http://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=2440

『薮岩魂 ハイグレード・ハイキングの世界』の著者、打田鍈一さんの机上講座、受講者募集

6月11日(水)、東京・飯田橋にて

週刊ヤマケイでもおなじみの低山専門・山歩きライターの打田鍈一さん。今回の机上講座のテーマはずばり「ハイグレード・ハイキングの世界」です。

マウンティンゴリラ登山学校では6月11日に机上講座を開催します。講師は週刊ヤマケイにも上州の山の情報を精力的に寄せていただいている、山歩きライターの打田鍈一さん。

道なき山稜に読図と動物的勘を駆使して歩く、ハイグレード・ハイキングの魅力とノウハウをお話しします。参加費は無料です。

『定本 黒部の山賊』出版記念。伊藤正一さんの講演会を開催します

6月15日(日)、東京・八重洲ブックセンターにて

伊藤正一(いとう・しょういち)大正12(1923)年、長野県松本市生まれ。8歳のとき木曾御嶽へ登って以来、北アルプスをくまなく歩いて現在にいたる。昭和21(1946)年、三俣蓮華小屋(現在の三俣山荘)、水晶小屋を譲り受け、「山賊」たちの協力を得て、湯俣山荘、雲ノ平山荘を次々と建設し、昭和31(1956)年には北アルプス最後の楽園「雲ノ平」への最短ルート、伊藤新道(現在、一般登山道としては使われていない)を独力で完成させた。

『定本 黒部の山賊』(山と溪谷社・刊)

終戦後間もない昭和21年、北アルプスの最奥部・黒部原流域の山小屋、三俣山荘の経営をすることになった伊藤正一さん。山小屋まで登るとそこは「山賊」たちの住処と化していました。その後山賊たちと打ちとけ、仲間として共に山荘建て直しに尽力します。

伊藤さんと遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話を思う存分話していただきます。

また、本書にも記された山のバケモノ、山岳遭難、山小屋暮らしのあれこれなど「嘘か真か」と疑ってみたくなるほどの貴重なホントの話を語っていただきます。

「天晴れ!ニッポン山風景」写真展開催

6月27日(金)から7月16日(水)まで、東京・六本木にて

人はなぜ山にたかぶり、あるいは癒されるのか……。山岳写真家や自然写真家が捉えた素晴らしい山風景の写真展が東京・六本木の東京ミッドタウン、フジフイルムスクエアで開催されます。最高画質の銀塩プリントで大きく引き伸ばされた圧巻の山風景65点を堪能してください。

なお、6月29日(日)には週刊ヤマケイの表紙写真を撮影している山岳フォトグラファー・菊池哲男さんや風景写真家の小松ひとみさんらのトークショーも開催されます。こちらもどうぞお楽しみに。

山の知識検定

Q:行動中に仲間がひとりだけ遅れはじめた。あなたがリーダーの立場としてふさわしいと思われる対応を次のなかから選びなさい。

1.ゆっくり歩いてくるように指示して、先に行く

2.付き添いの者ひとりをつけて、ほかの者は先行する

3.全員が遅れている人のペースに合わせて歩く

4.ある程度まで先行し、途中で待つ

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:行動中に仲間がひとりだけ遅れはじめた。あなたがリーダーの立場としてふさわしいと思われる対応を次のなかから選びなさい。

1.ゆっくり歩いてくるように指示して、先に行く

2.付き添いの者ひとりをつけて、ほかの者は先行する

3.全員が遅れている人のペースに合わせて歩く

4.ある程度まで先行し、途中で待つ

A:3

登山中にパーティとしての機能を発揮させるには、メンバー全員がまとまっている必要がある。行動中にパーティが分裂すると、さまざまなアクシデントを招くことになってしまう。遅れる人が出た場合は、ほかのメンバーは決して先行せず、全員がその人のペースに合わせて歩くようにしよう。ただし、お互いの姿が確認できる範囲内での先行ならば問題ない。

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『富士山ブック2014』

絶対に登頂できる!

『富士山ブック2014』では正確で詳細なコースガイド情報、登山口までの交通情報や宿泊する山小屋情報など、富士登山に必要なすべてのデータを、最新情報にアップデートしています。さらに、富士山を快適に楽しく登るための、アイディアやノウハウもたっぷり。富士山デビューの登山者はもちろん、いつもとは違った楽しみ方も検討したいリピーター登山者にもきっと楽しんでもらえるはずです。「絶対、登頂」は当たり前。「楽しんで登頂」のノウハウをお届けする1冊です。

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担当編集者より:『富士山ブック』は、夏の富士登山のガイドブックとして、もっとも歴史があり、登山者の方に信頼されているビジュアル誌です。ルート情報や交通情報、山小屋宿泊情報は、富士登山に絶対必要な情報は、関係各所に協力いただき、毎年最新版に更新しております。また週刊ヤマケイの読者の方は、富士登山は経験済みという方も多いかもしれませんが、そんな方にもおすすめです。吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートと、富士山は登るルートによって、まったく異なる表情が楽しめる山でもあります。『富士山ブック』はすべてのルートの詳細情報と、魅力が紹介されているので、一度登ったルートとは違うルートでの富士登山を計画されてはいかがでしょうか? また、2014年版は、「0合目からの富士登山」というさらにディープな(かつ魅力的な)登り方を提案しています。ぜひお手にとっていただき、この夏の富士登山の計画に参考にしてほしいです!(雑誌編集部/アウトドア出版グループ 下中順平)

●発売日:2014年5月26日/ページ数:120ページ/判型:A4変形判/販売価格:本体926円+税/ISBN:978-4-635-92415-3

なお、小社では英語による富士登山のガイドブック『Mt.Fuji Climbing Guide』(電子書籍)を発売中です。

http://www.yamakei.co.jp/products/2813961520.html

2014年5月~6月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『ワンダーフォーゲル6月号』 5/10 926円+税
『山と溪谷6月号』 5/15 1,048円+税
『かえる かえる かえる!』 5/23 1,600円+税
『大雪山 わが心の山』 5/23 3,800円+税
『日本森林インストラクター協会選定 日本の森100』 5/23 1,980円+税
『アルプス交番からのメッセージ』 5/23 1,600円+税
『富士山ブック2014』 5/26 926円+税
『夏山JOY2014 ワンダーフォーゲル 7月号増刊』 6/5 1,111円+税
『ROCK & SNOW 2014 夏号 No.64』 6/6 1,333円+税
『山と溪谷2014年7月号』 6/13 1,048円+税
『かんたん!きれい!失敗しらず!育てて楽しむ手のひら園芸』 6/20 1,500円+税
『新装版・野外毒本』 6/20 1,900円+税
『ときめくチョウ図鑑』 6/20 1,600円+税
『ときめく小鳥図鑑』 6/20 1,600円+税
ヤマケイ文庫『くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを』 6/20 980円+税
『裏千家 DVD茶道教室』 6/20 2,200円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】女子・中級登山講座「スリルある岩峰を辿る周回コース‐西上州・立岩」日帰り(女性限定)

ヤマケイ登山教室

4月女子・中級登山講座第1回目実践講座 塔の岳山頂にて

ガレ場、クサリ場、痩せ尾根が連なる周回コースで、それら危険個所の通過法を学びます。このコースは近年、登山ルートが整備されました。50歳台までの女性で、登山経験が3年以上ある方を対象とした女性向け中級登山講座です(7日の「御坂・十二ヶ岳」は満員になりました)。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=114309

日程 6月8日(日)
集合 新宿西口スバルビル前(7:00)
行程 新宿(バス)錦ヶ滝(770m)~東峰~西立岩 (1265m)~威怒牟幾不動~線ヶ滝(バス)新宿【解散】20:00~22:00(予定)
登山レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です。)
難易度 4(往復、周回、縦走コース。登山道はやや明瞭を欠く部分があり、緩急が大きく、幅員も小さく、一部に梯子やクサリ場、それに匹敵する箇所がある。転滑落の危険個所が多い。)
参加費 16,800円
講師 阿波徹(山岳ガイド)
装備 ヘルメット、クライミングハーネス、ソウンスリング(60㎝×2本、120m×2本)、安全環つきカラビナ2枚(HMS型・スクリューロック式)(装備のレンタルはありませんのでご持参ください。)

【海外】花のカムチャッカ半島ハイライトとアバチャ山登頂4日間

ツアーリーダーのお勧めポイント

高山植物が多く咲くアバチャ山麓

こんにちは。アルパインツアーサービスの寺井信之です。本日は4日間で行ける花咲くカムチャッカ半島のご紹介です!

夏季限定の直行便で東京から約3時間30分と近く、旅行期間は4日間と短いため、「海外登山にチャレンジしたいけど仕事が忙しくて」という方に特におすすめです。

登頂を目指す山は富士山のように美しいコニーデ型の独立峰アバチャ山(2,741m)です。すぐ近くに聳える美しい三角錐のカリャーク山を眺めながら、約10時間の日帰りで登頂します。アバチャ山麓はこの時期、高山植物のベストシーズンを迎えます。一面のお花畑に囲まれたハイキングはこのエリアならではです。

また、港町が近く近郊で獲れるイクラとサーモンは絶品です。日本から同行のツアーリーダーがいくら丼を作りますので、ぜひご堪能ください。下山後は温泉に宿泊し疲れを癒していただけるのもポイントです。

ご参加の体力目安としては、夏の富士山に登れる方であれば大丈夫です。ぜひ今年の夏は海外登山にチャレンジしてみませんか。

http://www.alpine-tour.com/tourinfo/details.php?keyno=409

出発日~帰国日 旅行代金
7月13日(日)~7月16日(水) ¥248,000(東京発着)

【机上講座】山岳スキルアップ講座「山歩きの方法」

ヤマケイ登山教室

山の現場で役立つ知識や技術を集中的に学習します。今回は「山歩きの方法」。山岳スキルアップ講座の実践講座に参加される方は、できるだけ各机上講座に参加してください。参考書:『講座 登山基礎』日本山岳ガイド協会刊

※学生割引:学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1313

開催日 6月4日(水)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 武川俊二(山岳ガイド)
株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

©2014 All rights reserved. Yama-Kei Publishers Co., Ltd.

本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。