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樋口明雄さん

小説『ハルカの空』で山岳救助犬を描く。

トレラン、マナー違反の登山者など現代的なモチーフが多数登場する小説『ハルカの空』。今回は山岳救助の王道作品を意識したと語る、著者の樋口明雄さん

小説内で高辻四郎として登場する、白根御池小屋ご主人の高妻潤一郎さん(右)と

南アルプス北岳にある白根御池小屋に山岳救助犬がいたら――という設定の山岳小説『天空の犬』。その続編である『ハルカの空』が上梓された。

自ら何度も北岳に登って書きあげたという樋口明雄さんにお話を伺った。

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週刊ヤマケイ:『ハルカの空』は、『天空の犬』の続編であり、「南アルプス山岳救助隊K-9」(以下K-9)シリーズの最新作。山岳救助犬というモチーフはどのようにして出てきたのでしょうか。

樋口:これまで『狼は瞑(ねむ)らない』のような山岳冒険小説や、『ドッグテールズ』のような犬の話を書いてきました。そんななかで、山岳と犬を融合させた新しいジャンルを模索していました。災害救助犬なら東日本大震災で活躍したので、ご存じの方も多いでしょう。山岳救助犬は、海外では当たり前に存在しますが、日本の公的機関にはまだいません。そんな存在しないものを作るのが小説の醍醐味だと思います。

週刊ヤマケイ:K-9シリーズを読むと、山岳救助犬にリアリティが感じられ、実際の現場で活躍してくれそうに思えます。

樋口:一番の障害は、犬を山に連れていくことに対しての抵抗が大きいんです。犬が里の病気を持ち込んでしまうのでは、という検疫の問題があります。もう一つは、日本人には犬嫌いや犬恐怖症の人が多いことです。犬が直接人間を咬んだりしなくても、犬を見てびっくりして滑落する、ということは起こり得ます。こういう小説を読んでいただいて、犬って意外に救助に役立つかもしれないことを感じてもらえればよいと思っています。

・・・

週刊ヤマケイ:トレイルランニング、マナー違反の登山者など、現代的なモチーフが多数登場しますが、これらは樋口さんが実際に見かけた登山者なのでしょうか?

樋口:ほとんどが、取材対象である白根御池小屋ご主人の高妻さんが語ってくださったエピソードです。多忙のピークを過ぎた山小屋で、二人でしみじみ飲みながら話したことが印象に残り、メモを取らなくてもすべて憶えているくらいでした。

週刊ヤマケイ:本作に限らず、北岳を舞台にした作品を多く執筆されていますが、北岳の魅力とは何でしょうか?

樋口:惚れてしまった、ということですね(笑)。男が女に惚れることに理由がないのと同じです(笑)。フィーリングが合ったんだと思います。2002年に初めて北岳に行きました。白根御池小屋にテントを張り3日間のんびり山を歩き、とてもよい印象をもちました。2009年に再訪し、『天空の犬』の舞台をここにしようと決めました。

(聞き手=神谷浩之・山と溪谷編集部/取材日=2014年5月15日)

※このインタビューの詳細は、『山と溪谷』2014年7月号に掲載しています。

20146/12~6/18

6
12 中央アルプス・伊奈川ケサ沢~南駒ヶ岳~空木岳~中田切川小荒井沢下降(1927年・昭和2年6/12~6/16。今西錦司、酒戸彌二郎、山本保。伊奈川から南駒ヶ岳へ達した登山者として初めての記録)
机上講座/ヤマケイ登山教室「遭難事例から学ぼう」
過去の遭難事例を紐解きながら、遭難事故の実情を見据え、生死をわけるポイントを検証していく机上講座。講師は山岳ライターの野村仁さん。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。19:00~20:30。受講料は2,000円です。詳細は下記より。申し込み・問い合わせは電話にて。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1335
13 信濃国守・石川朝臣望足、木曽御嶽に登頂し社殿造営(774年・宝亀5年旧暦13日。御嶽の登拝が盛んになったのは室町中期、さらに一般化したのは1785年以降のようである)
TV/NHK-BS『実践!にっぽん百名山』
有名山岳の登山コースや自然の魅力について伝える山岳専門情報番組。この日の放映は「富士山」。司会は釈由美子さん。コメンテーターとして『Rock&Snow』編集長でもある山と溪谷社の萩原も出演。富士山登山で必要な高山病対策を登山計画の立て方や水分補給のコツなど多角的に解説します。17:00~17:25。
http://www4.nhk.or.jp/j-100yama/
14 北アルプス・笠ヶ岳、穴毛谷二ノ沢右俣奥壁あけぼの壁正面壁DawnWall初登(1986年・昭和61年6/13~6/14。藤原雅一、中嶋正宏、丸藤正晴。正面壁では1984年7月29日藤原らが拓いた「夏休みルート」に次ぐ2本目のルート。フリー主体で一部アメリカンエイド)
イベント/山岳イベント「Mt.FESTA」
好日山荘90周年を記念して東京・池袋のサンシャインシティで山岳イベントが開催されます。アルパインクライマーの花谷泰広さん、イラストレーターの鈴木みきさん、アウトドアコーディネーターの四角友里さんのトークショーのほか、登山学校出張講座、大抽選会なども。15日(日)まで。詳細は下記URLより。
http://www.kojitusanso.jp/90th_event/mt-festa/
映画/『春を背負って』公開
木村大作監督の最新作は北アルプス・立山の山小屋を舞台に繰り広げられる人間物語。6/14から公開です。
http://www.haruseotte.jp/
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日の放映は「薄紅の花まばゆい神話の山 祖母山」。女優の西尾まりさんが深い渓谷を抜けて、山頂を目指します。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
15 南アルプス・甲斐駒ヶ岳開山(1816年・文化13年の旧暦15日)
16 谷川連峰・一ノ倉沢、衝立岩北稜初登(1935年・昭和10年。杉本光作、村上定雄、内田博、岩田武志、山口清秀。主としてブッシュ伝いに登ったが、大部分ザイルを使用、ピトンも1本使用。一ノ倉沢を経て芝倉沢を下降)
机上講座/ヤマケイ登山教室「山岳気象大全」
講師は山岳気象予報士の猪熊隆之さん。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。15:00~16:30と19:00~20:30の2回開催。受講料は2,000円です。詳細は下記より。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1295
17 利尻山、西壁・三眺山正面壁初登(1966年・昭和41年。真家雅彦、劉崇正。西大空沢・左俣を詰めて取り付いている。西壁左端の高差250mの壁)
18 ジョージ・マロリー、イギリスのチェシャー州で生まれる(1886年・明治19年)
公開講座/「百万人の山と自然 安全のための知識と技術」
公益社団法人日本山岳ガイド協会による公開講座。映像や資料を用いて、安全に登山を行なうための知識と心構えをレクチャーします。この日は長野県・松本市のMウィングで開催。詳細は下記にて。
http://www.jfmga.com/kokaikoza.html

※参考文献『目で見る日本登山史』(山と溪谷社・刊)

北海道・ウペペサンケ山

糠平富士を経て、本峰まで登りました。

ウペペサンケ山本峰から。ニペソツ山(右)と遠方には十勝連峰とトムラウシ山が見渡せました(写真=谷水 亨)

キバナシャクナゲやミネズオウの咲き乱れる稜線を楽しむ同行者(写真=谷水 亨)

6月5日、快晴、残雪なし

この時季、十勝平野から北を眺めると白い頂を最後まで残すウペペサンケ山。その東西2kmの頂稜部は絵画の題材にもなるほどの名峰ですが、今年は雪解けが早く、慌てて登って来ました。

一昨年の林道崩落によって登山口が500m程手前に設置され、本来の登山道まで新たな道を進むことになっていました。1時間ほど急な樹林帯を500m登って見晴らしの良い頂で休憩を取り、更に200m程ササ薮、雑木林、ハイマツ帯を登ると、後は稜線歩きとなります。

この日は快晴で、風もほどよくキバナシャクナゲ、ミネズオウ、ミヤマキンバイ等が咲き乱れる稜線をウペペサンケ東ピーク1834.9m(糠平富士)に向けて登りました。

多くの登山者はここで折り返していきますが、私達は更に1.4km先にある最高峰の本峰に向かいました。ウペペサンケ山本峰1848mまでは丁度4時間かかりましたが、ニペソツ山や大雪山系、十勝連峰、トムラウシ山等、同行者とふたりだけで静かなかつ雄大な景色を40分も堪能し下山しました。

(文=谷水 亨)

福島県・赤面山

シロヤシオの続く道を歩くことができました。

赤面山山頂からの展望。左から茶臼岳、朝日岳、尾根が続いているのは前岳(写真=福井美津江)

純白の花が美しいシロヤシオ(写真=福井美津江)

6月3日、曇り

赤面山は那須連峰の最高峰「三本槍岳」の東に「前岳」を挟んであります。

旧白河高原スキー場のゲレンデから登りはじめました。ゲレンデ跡はだいぶ草木が高くなり、登山道のような道ができています。曇り空でしたが蒸し暑く、日差しがあったらさらに大変だったでしょう。何度も休みながら水分を補給して登りました。

下山は那須甲子少年自然の家へ続くコースを堀川登山口へ下山。途中、今回の目的であるシロヤシオの道が続き、やや終わりかけでしたがじゅうぶん楽しませていただきました。

(文=福井美津江)

赤城山・長七郎山~荒山高原、鍋割山

さまざまなツツジに彩られる山へ。

小沼の北側から大沼を隔て武尊山(中央)、至仏山(右)を望む(写真=石丸哲也)

鍋割山の登りで眺める荒山と満開のヤマツツジ。白い花はズミ(写真=石丸哲也)

6月1日、快晴

赤城山は山上湖の大沼を囲む外輪山などのピークの総称。大沼の東にそびえ、最高峰の黒檜山が人気ですが、ほかにも魅力的なコースがたくさんあります。赤城山はさまざまなツツジの名所としても知られていますが、黒檜山よりも標高が低い地蔵岳、中腹に頭をもたげる鍋割山、荒山高原などのほうが多くツツジが群生しています。

今回はツツジをたずねて赤城山ビジターセンターからミニ尾瀬と呼ばれる覚満淵を経て、展望のよい鳥居峠、小沼を経て長七郎山に登りました。下りは関東ふれあいの道つつじの道コースで荒山高原へ下り、鍋割山を往復して箕輪バス停へ下るコースで歩いてきました。

当日は荒山高原、鍋割山付近でヤマツツジが見ごろ。トウゴクミツバツツジが終期、数は少ないですが、シロヤシオも咲いていました。新緑も荒山高原付近が鮮やかで、覚満淵付近は芽吹き始めでした。今週は小沼周辺などのヤマツツジが見ごろで、ツツジの花期の最後を飾るレンゲツツジの開花、新緑も進むと予想されます。

6月1日~29日は「赤城山新緑&ツツジWEEK」として、イベントやスタンプラリーも開催されています。覚満淵周辺、荒山高原などでもレンゲツツジは見られますが、群生がみごとな白樺牧場でバスを降り、地蔵岳を越えて小沼へ出るのもよいでしょう。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

北高尾・夕焼け小焼け~富士見台~駒木野

獣たちの痕跡が見られます。

コアジサイ(写真=田邉 綾)

モミジイチゴとウリノキ(写真=田邉 綾)

6月4日、曇り

人通りの少ない北高尾山稜を歩くと動物の残した痕跡が数多く見られます。この日は高尾山内でも見られるテンに加え、タヌキ、アナグマ、サルの糞を発見する事ができました。これらの糞によく見られる小さな種子はモミジイチゴのもの。人間が食べてもおいしく感じるこの実は、動物たちにも大人気のようです。日中姿を見る事は難しくても、こうした痕跡を見つけると東京の山にも様々な動物が暮らしている事を実感できます。

花弁がカールした可愛らしい花はウリノキです。地面に落ちている事が多く、変わった形をしているため、一際目を引きます。高尾山内ではあまり見られないコアジサイの花も咲いていました。青みがかって見えるのは雄蕊(おしべ)の花糸の部分が青いためで、アジサイのような派手さはないものの、涼やかな雰囲気に癒されます。

これから梅雨の時期に入り、不安定な天気が続きます。雨天時は足元が滑りやすくなったり、視界が悪くなったりと登山におけるリスクが高まります。雨具の携行は勿論のこと、無理のない山行を心がけましょう。

(文=田邉 綾/東京都レンジャー(高尾地区))

西丹沢・不老山

昔の登山道をたどりサンショウバラの丘に。

流されずに残ったコンクリート橋(写真=原田征史)

わずかに咲いていたサンショウバラの花(写真=原田征史)

6月8日、曇り

前日までの大雨が止んだ日曜日、仲間とサンショウバラを見に行って来ました。

丹沢湖から浅瀬の道路終点に車を置いて、川沿いの林道を上流に歩きます。途中まで林道が修復されていました。15分ほど歩くと、以前の豪雨でも流されずに残ったコンクリート橋に到着。橋を渡って、正面にある作業小屋から植林地の急な斜面を登ります。杉の幹に付けられたテープを目印に登ると昔の登山道に出ました。2万5千分の1地形図に出ている登山道です。

目印のテープを頼りに登山道を1時間ほどたどると、不老山に続く稜線に合流出来ました。サンショウバラの咲く丘はすぐ近くですが、残念ながら、ほとんど終わっていました。来年はもっと早く登って来ます。

(文=原田征史/小田原山岳会員、『神奈川県の山』著者)

霧ヶ峰・八島湿原、車山

そこかしこに花が咲く、静かな高原を楽しむ。

八島湿原にて。レンゲツツジが咲いていました(写真=中村重明)

アマドコロ(写真=中村重明)

6月8日、雨、一時曇り

霧ヶ峰の八島湿原と車山を歩いてきました。八島湿原ビジターセンター駐車場から湿原をのんびり周回。そのあと車山肩まで車で移動し、車山乗越、車山山頂、車山肩の時計回りコースを再びのんびりと周回する行程です。

首都圏は一昨日から記録的な降雨で、前日は長時間にわたり中央道の一部が通行止めとなったほどでした。この日も全国的に不安定な天気との予報ながら、長野は昼過ぎまでは曇りとの予報。結果的には歩き始めと行程の最後で雨に降られたものの、総じてとても快適で気持ちのいいハイキングとなりました。

八島湿原は、高山植物の見頃はまだこれからと思われますが、レンゲツツジ、サクラスミレ、アカギキンポウゲ、ワタスゲなどがそこかしこに咲いていて目を楽しませてくれました。また白い花がたわわに咲くコナシの木も随所に咲いていて、とても見応えがありました。

7月後半にニッコウキスゲが見頃になると霧ヶ峰は大混雑しますが、この日は登山客も少なく、静かな山を楽しむことができました。

(文=中村重明)

長野県・小川山屋根岩【クライミング】

屋根岩II峰セレクションルート上部。

屋根岩II峰。頂上の左端のこぶとその隣の中央のこぶの間の樹木の生えたクラックがセレクションルートの上部です(写真=東端利樹)

セレクション4ピッチ目5.7はやさしいけれど上部に支点がないので慎重に登りました(写真=東端利樹)

6月3日、曇り時々にわか雨

廻目平の駐車場からはいくつもの岩峰が見えますが、屋根岩は最も大きく目立つ存在です。屋根岩II峰はその中央、そしてセレクションルートはⅡ峰の中央部分を頂上まで登り、フェース、凹角、岩稜、トラバースと変化に富んで面白く大変人気があるルートです。最高ピッチグレード5.8ですが、ランナウトする所があったり、支点が樹木だったりするので慎重に登ってほしいです。

朝8時30分に廻目平に到着。廻目平からカモシカ遊歩道を屋根岩方面に向かい、二俣を分岐ボルダーと呼ばれる大岩を左に見て進み、ふたつ目のケルンの所から踏み跡を辿って屋根岩方面に向かうとII峰の下に出ます。大きなフェースの一番下の所がセレクションルートの取りつきです。

セレクションルートの1ピッチ目と2ピッチ目は途中の支点と終了点が整備されています。3ピッチ目はIV級あるかないかのやさしい凹角でした。4ピッチ目はスタート地点のテラスから3mほど上に50cm間隔で上下に打たれたボルト2本あるのみで、その上には支点がありませんでした。フェースから凹角に入って慎重に登り、太い樹木にスリングを巻いてピッチを切りました。足下に廻目平の駐車場が見えて、高度感が心地よいです。

にわか雨がポツポツと顔に当たって来たので、今回は5ピッチ目の凹角をそのまま20mほど直上して頂上に出ました。頂上からIII峰方面に歩き、II峰とIII峰の間のコルに懸垂で降りて(クライムダウンも出来ます)、そこから踏み跡を辿って、カモシカ遊歩道に戻りました。廻目平着12時30分、メンバー4人で4時間かりました。

(文=松浦寿治/登山教室Timtam代表、山岳ガイド)

※編集部注:ロープを使ったクライミングルートには初心者、初級者だけで安易に取りつくことのないよう、注意してください。

山梨県・十二ヶ岳

御坂山地には珍しい岩の尾根を縦走。

毛無山から西湖、足和田山を前景に富士山を望む(写真=鈴木さとし)

ハイライトのひとつ、十一ヶ岳~十二ヶ岳間のよく揺れる吊り橋(写真=鈴木さとし)

5月31日、晴れ

河口湖~西湖間の、二百名山ではない毛無山登山口から、毛無山~十二ヶ岳~金山~鬼ヶ岳~雪頭ヶ岳と縦走して西湖西端に下山しました。

毛無山から金山は岩場の連続で、岩場が好きなかたは楽しく通過されるでしょうし、そうでないかたは緊張するところです。ストックをしまい、特に下りに気をつけてください。雨天時は危険ですので無理せずに計画を変更しましょう。

頭の高さにはミツバツツジ、ツクバネウツギ、ヤブウツギが、足元にはミヤマハンショウヅルなどが咲いていてとても印象的でした。

所々には富士山展望の場所があり、ついつい足が止まります。

(文=鈴木さとし/登山ガイド)

南アルプススーパー林道

シナノコザクラとホテイランを探して。

石灰岩の岩壁に咲くシナノコザクラ。今季の見納めかもしれない(写真=奥谷 晶)

道路脇に唯一残っていたホテイランのひと株(写真=奥谷 晶)

6月4日、曇り

中部・関東地方の梅雨入り直前の1日を利用して、シナノコザクラとホテイランを探して、南アルプススーパー林道を歩いてきました。

南アルプス林道バス(伊奈側)は、6月14日までは、戸台口から歌宿までの運行です。シナノコザクラはイワザクラの長野県の固有種で石灰岩質の岩壁に可憐な濃いピンクの花を咲かせます。ホテイランは蘭科の希少植物で、最も美しい野生種の蘭のひとつといわれています。どちらもピークからは2週間ほど過ぎていて、間に合わないかと危惧していましたが、バスの運転手さんの親切な案内で、かろうじて咲き残っていた花たちに出会うことができました(ムシトリスミレ、イカリソウなど)。

また両前翅の先端がオレンジ色のクモマツマキチョウではないかと思われるチョウも目撃できました(写真には撮れず残念)。

さて、スーパー林道は舗装道路なので歩くのに危険はなさそうに思えますが、林道沿いの沢には雪渓が残っているところもあり、落石には注意が必要です。歌宿の先のトンネルを越えたところでは、土砂が道路をふさいでいるところもあり、慎重に通過しました。

戸台口から北沢峠まではフリー乗降区間なので、バス停以外でも手を挙げて止まっていただけるので便利です。

(文=奥谷 晶)

鳥取島根県境・船通山

奥出雲の神話の山に登りました。

眩しいほどの雨上がりの新緑(写真=舩越 仁)

出雲神話の碑が建つ山頂(写真=舩越 仁)

6月7日、曇り

岡山県山岳連盟のパーソナル登山初回は山崎裕晶講師以下総勢17名になりました。子供の水遊び場「わくわくプール」を出発して、反時計回りに鳥上滝コースを登り、亀石コースを下山します。

出発時の霧雨は、鳥上滝辺りであがってくれました。雨具を脱ぐと、汗をかいた体に涼しい谷風がそよぎ、新緑の優しさを感じます。

晴れていれば素晴らしい展望の頂上には鳥居、祠と石柱が立っています。ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトの出雲神話を記念したもので、この物語は今でも中国地方の神楽の主演目です。それ以上に、この広い頂上は近県随一のカタクリ群生地として有名ですが、この日は種子がサヤを被った状態でした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

くじゅう山群・平治岳

天上の花園逍遥。

平治岳より三俣山と眼下の坊がつる(写真=五十嵐 賢)

平治岳の斜面(写真=五十嵐 賢)

6月9日、曇り一時晴れ

今年のミヤマキリシマの咲き具合はどうか? 毎年気になるところですが、いちばん当たり外れの少ないくじゅう山群平治岳(1643m)を目指しました。

くじゅう登山口から爽やかな林を抜けると雨ヶ池に達します。この付近のミヤマキリシマはちょうど見ごろで、鮮やかなピンクや赤紫が咲き競っています。しかし、ここが見ごろということは、さらに300mほど標高の高い平治岳は少し早いのだろうかと、霧に包まれた平治岳に目をやります。40分ほど下った坊がつるまで来ると霧が切れて双耳の平治岳が望まれ、山腹のピンクがくっきりと見えてひと安心しました。ただ、ここからの登山道は難行苦行の連続。天上の花園へは試練のぬかるんだ泥道が続きます。

40分ほどでなんとか泥道が終わり、林を抜けると大戸越、多くの登山者が休憩しています。見上げる平治岳の山腹は鮮やかなピンクに染まっていました。東側が上り、西側が下りの一方通行が南峰まで続きます。花をかき分けて進む楽しさから、歓声がこだまします。写真撮影で渋滞が起こっていますが、下で待つ人の期待はさらに強まります。

南峰に達すると、前方にはシバザクラのように花のじゅうたんに包まれた平治岳が望まれます。ピンクのじゅうたんの中をゆっくり登ると狭い平治岳山頂ですが、西側の斜面がいちばんの見どころ。道が狭いので譲りあって進んだり、岩場の撮影ポイントは独占せず譲り合いたいものです。

(文=五十嵐 賢/環境省自然公園指導員、日本山岳会会員)

佐賀県・天山

麦秋の佐賀平野。

佐賀平野と雲仙岳(写真=池田浩伸)

ササ原が広がる天山の山頂部(写真=池田浩伸)

6月3日、雨のち曇り

七曲峠から天山を往復しました。梅雨入りした翌日で、朝から雨でしたが、午後から曇りという予報を信じて登ります。アザミやスイカズラなど、咲いたばかりの瑞々しい花びらの上で雨のしずくが揺れていました。道にはエゴノキの白い花がたくさん落ちています。そしてヤマボウシも咲きはじめていました。

小雨交じりの天気でも、次々と現れる花を見ながら楽しく歩きます。稜線に出るとミヤマキリシマに変わってヤマツツジが咲き始めていました。

ガスの切れ間から麦秋の佐賀平野と海に浮かんだ雲仙岳が現われたときは、感動の瞬間でした。雨の日のご褒美を貰った気分で下山しました。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

北海道・尻別岳

猛暑のなかでの登山となりました。

急登の登山道から見えた羊蹄山(写真=蓮井美津夫)

急登手前から尻別岳を見上げる(写真=蓮井美津夫)

6月4日、晴れ

6月の北海道とは思えない記録的な暑さが続く中、ニセコに近く、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の展望台として有名な尻別岳に登りました。

8年前に登った時は1時間半程で頂上に立つことが出来ましたが、今回は晴天で風も無く、猛暑の中での登山です。ルートとしては日陰も少なくいちばんの難所、約300m以上続く急登では思うように進めず、予定以上に時間を費やし2時間以上かかっての登りとなりました。

下りでもかなりの時間を要しましたが、尻別岳の頂上からは雲ひとつない青空の下、残雪を纏った羊蹄山が目の前にその雄大な姿を現わしていました。

(蓮井美津夫/北海道/55歳/よく行く山:道央の山、大雪山)

新潟県・飯士山

実に爽やかな山行でした。

飯士山山頂から残雪に輝く巻機山を望む(写真=野水敏勝)

6月1日、快晴

新潟県湯沢町の飯士山に登ってきました。

飯士山は岩原スキー場、舞子高原スキー場の山としても有名ですが、上越国境の山々の好展望台としても見逃せません。当日は仲間の山ガールたちと岩原スキー場からの尾根沿いのコースを2時間弱で登りました。

山頂からの展望は素晴らしく、南に谷川連峰や苗場山。東には巻機山。その北には越後三山が残雪を輝かせていました。上越国境の名山に乾杯!

(野水敏勝/新潟県/64歳/よく行く山:越後の山、北アルプス)

尾瀬沼

福島県側から尾瀬沼にアプローチ、ミズバショウを楽しみました。

尾瀬沼のミズバショウ(写真=浅井祥守)

6月8日、雨

福島県南会津、桧枝岐村の御池駐車場から登山道入口までシャトルバスに乗ります。朝が早いので沼山峠休憩所はまだ開いていませんが、ここで準備を済ませ木道を上ります。しばらく深い森の中を進み、沼山峠を越えると緩やかに下ります。森を抜けて広大な大江湿原に出ると、数多くのミズバショウが迎えてくれました。カッコウの鳴き声だけが遠くに響く静かな湿原で、花を楽しみながら歩きました。

尾瀬沼ビジターセンターで開花状況やルートについての情報を仕入れ、尾瀬ヶ原方面へ向かいます。尾瀬ヶ原の北東端にあたる見晴からは、雲の隙間をついて至仏山を望むことができました。

ここから北に進み、燧ヶ岳のふもとを時計回りに進みました。急なアップダウンでいくつもの沢を越えて進むと、燧ヶ岳の北斜面では湿原がいくつも開けています。ここの湿原は西田代や横田代など「田代」と呼ばれています。最後に御池田代でミズバショウの群生を楽しみ、御池駐車場に戻りました。

少しの標高差がミズバショウの生息に影響しているため、さまざまなミズバショウの様子を楽しむことができました。

なお、雨に濡れた木道は滑りやすく、何度もひやっとしました。ぬかるみや石、根の上など滑りやすいところが多いので、気を抜かないように歩いてください。

(浅井祥守/東京都/53歳/よく行く山:首都圏から日帰りの低山)

栃木県・釈迦ヶ岳

日光や南会津の山を一望に。

稜線に咲くシロヤシオの大木(写真=葉貫正憲)

西方遥か白く輝く会津駒ヶ岳など南会津の山嶺(写真=葉貫正憲)

6月2日、快晴

仲間5名で栃木県矢板市大間々台より釈迦ヶ岳へ行ってきました。

大間々台より見晴らしコースを経由し、八海山神社・剣ヶ峰分岐から山頂までは約2時間40分でした。山頂には一等三角点があり、見晴らし良好です。西方の日光連山(男体山や女蜂山の山嶺)、それに連なる稜線から顔をだした尾瀬の燧ヶ岳は素晴らしかったです。さらに北に目を移すと、真っ白に輝く南会津の会津駒ヶ岳に連なる三岩岳、丸山岳、会津朝日岳など、お目にかかれるとは思わなかった山々が望めます。ただ南東に広がるはずの関東平野に靄がかかっていたのは残念でした。

11時35分に帰路につき、快調に下って剣ヶ峰分岐には約1時間で到着。ところが復路は暑さのせいか、思った以上に時間がかかり2時間15分でした。矢板市最高地点を通過したときの気温が33℃と、とんでもない暑さでした。これからの時期、暑さ対策が重要だと思い知らされました。

(葉貫正憲/福島県/67歳/よく行く山:会津百名山)

埼玉県・観音山

観音院が建つ観音山から牛首峠の周回コース。

秩父札所31番観音院山門(写真=岡田充弘)

5月29日、晴れのち雨

西武秩父駅からバスに乗り、終点の栗尾で下車、バス停から右手に折れる岩殿沢沿いの車道を北西に歩きます。集落を越え、たらちね観音と2軒の茶屋を見送ると、開けたところで道路を挟む両側の斜面にたくさんの地蔵が現われます。14,000体もの水子地蔵が祀られる地蔵寺で、斜面を埋め尽くす地蔵に思わず足を止めました。

観音山トンネルをくぐると、やがて観音院山門前の駐車場に到着します。山門にある仁王像は、石像としては日本一の大きさだそうです。山門から観音堂へ続く石段は296段あり、登りごたえがありました。登りつめると三方を岩の伽藍で囲まれた本堂が現われ、本堂と納経所の間の小道を抜けると、右手に東奥の院と左手に観音山の分岐があります。東奥の院と石仏群はすぐなので、ぜひお参りしたいところです。

分岐に戻り、尾根を直上すると地蔵寺への道に突きあたり、左へ行くとわずかで牛首峠分岐に到着します。分岐は右手の急登を登ります。斜面を登りきると稜線で、そこからわずかで観音山山頂です。

静かな広い山頂で、両神山や城峰山などの展望が得られます。山頂から牛首峠への分岐まで登ってきた道を戻り、山腹の道を進みました。途中西奥の院への分岐も現れますが、西奥の院は崩落の危険があり、通行止めになっています。多少ガレたところもありますが、緩やかな気持ちの良い道です。途中のクサリ場を下りると日尾城跡分岐に着き、城跡はここから50mほど先で、小さな台地に祠が祀られています。戦国時代に武田侵攻に備えた北条方の砦のようですが、山深いこの地で守りを固めていたとは少々驚きました。

牛首峠は大きな岩を断ち割ったようなところで、ここから沢沿いにしばらく下っていくと仁王像のある山門に出ます。この日は雨も降りだしたため、栗尾バス停から秩父駅へ戻りました。

(岡田充弘/埼玉県/43歳/よく行く山:奥武蔵、秩父、上信越)

静岡県・丸盆岳

南アルプス深南部の山に登りました。

バラ谷ノ頭に向かって、踏み跡のない広い尾根を進む(写真=西脇克幸)

黒法師岳の夜明け。大無間山からの日の出(写真=西脇克幸)

6月2日~3日、晴れ

丸盆岳に登るには浜松市の水窪側から入山すると日帰りも可能ですが、営林署への入山届が必要です。今回は大井川側の山犬段から稜線を1日かけて縦走しました。

登山口までの林道は完全に崩壊した所が多く、注意が必要です。『山と溪谷』にも記事が載ったことのある房小山まではよく歩かれた道ですが、その先、最南端2000m地点のバラ谷の頭までは踏み跡のない広い尾根をササを踏み分け進みます。

黒法師岳山頂でビバークし、翌朝、大無間山からの日の出を見て、丸盆岳山頂に立ちました。残雪の聖岳、上河内岳を望み、展望は素晴らしいです。

その後、同じ道を戻りました。千石平から房小山の間はちょうどシロヤシオが満開でした。2日間とも晴天でしたが、それにしても暑い日でした。

(西脇克幸/静岡県/49歳/よく行く山:安倍山系、南アルプス南部)

三重県・大杉谷

美しい渓谷とシャクナゲ、ツツジが咲く山道。

シシ淵とニコニコ滝(写真=添田六郎)

正木峠付近の枯れ木立(写真=添田六郎)

5月29日~31日、晴れ

宮川貯水池の水量が少ないため、バスが第3発電所登山口まで行きました。登山ルートはクサリや吊橋で安全に歩けるようによく整備されています。最初に現われる千尋滝は青空から新緑に落ちる見事な滝で、少し歩くと岩の間をくぐり河原に出るとシシ淵です。奥に見えるニコニコ滝の東屋を通過すると、絶壁がそそり立つ吊橋を渡り、初日の宿泊地・桃ノ木小屋はもうすぐです。

桃ノ木から20分程歩くと、展望東屋がある七ツ釜滝の三段滝は圧巻です。ここから光滝、与八郎滝を過ぎて吊橋を渡ると、水量豊かな堂倉滝がエメラルドグリーンの滝壺に流れ落ちています。

林道に出ると粟谷小屋と堂倉避難小屋があります。避難小屋の横を登って行くとシャクナゲ坂があり、ここから先は見事なシャクナゲの群落が続く中を登り日出ヶ岳に登ります。展望台から霞がかかった弥山や八経ヶ岳を確認して、枯れ木の正木ヶ原へ。大蛇嵓付近のツツジが美しかったです。少し下ると清楚なシロヤシオが咲いていました。

シオカラ谷を通り駐車場へ、今夜の宿泊は大台ヶ原の心・湯治館です。

翌朝4時50分、日出ヶ岳でご来光を見て、西大台の「利用調整地区」立ち入り前にビジターセンターでレクチャーを受講します。そして駐車場から下降する道を行き、七ツ池、開拓分岐、展望台を巡り、緩やかな登りを駐車場まで行くと14時30分発のバスが待っていました。17年ぶりの大杉谷は最高です。

(添田六郎/神奈川県/65歳/よく行く山:丹沢、奥多摩、日本アルプス)

※編集部注:通行不能となっていた大杉谷の登山道は、今年、10年ぶりに全面復旧しましたが、そのための公益社団法人大杉谷登山センターの活動が評価され、2013年度の日本山岳遺産として認定されています。

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/news/repo_summit2013.html

大山山系・烏ヶ山

尾根道から望んだ大山・槍ヶ峰の雄姿に感動。

鳥越峠付近から望む槍ヶ峰(写真=高木秀生)

山陰のマッターホルン、烏ヶ山(写真=高木秀生)

6月2日、曇りのち晴れ

烏ヶ山に登るコースは、鳥越峠から北峰経由で向かうものと、鏡ヶ成あるいは新小屋峠から南峰経由で向かうものがありますが、今回は健康の森駐車場から文珠越分岐、鳥越峠で向かいました。

登山道は昨年ササ刈りが行なわれて快適な道になっていますが、切り立ったリッジが2ヶ所あるので注意が必要です。

烏ヶ山に近付くにつれ、山陰のマッターホルンとも称される切り立った山容には心が躍りました。

今回は往路2時間50分、復路1時間50分でした。

(高木秀生/広島県/64歳/よく行く山:広島県弥山、鳥取県大山)

徳島県・剣山

目まぐるしく変わる天候をついて登りました。

剣山山頂にて(写真=加涌由貴)

6月3日、曇り時々雨

日本百名山のひとつ、四国で2番目に高い剣山(1995m)を登りました。

登り始めは曇りでしたが、途中は青空も見えたり雨が降ったりと、めまぐるしく天候が変わります。山頂の木道ではバランスを崩すほど強く、冷たい南風が吹いていました。

なお展望について、小屋番の方のお話では最近黄砂で見晴らしが悪いけれども、この日は比較的良いとのことでした。

登山コースは見ノ越駐車場~西島~大剣神社~頂上ヒュッテ~山頂の往復で、写真を撮りながら3時間くらいのゆっくり登山でした。数年前に登ったときは台風が接近していたので登山を中止しましたが、今回は良い登山となりました。

(加涌由貴/埼玉県/53歳/よく行く山:関東甲信越の山、日本百名山)

大分県・由布岳

ミヤマキリシマ咲き誇るお鉢周回路を行く。

ミヤマキリシマ越しに、ガスに覆われる西峰を望む(写真=長谷川守克)

ミヤマキリシマを愛でながら、東峰をめざす(写真=長谷川守克)

6月8日、曇り

予報では天気はあまりよくなかったのですが、雨は降らないとの事だったので、ミヤマキリシマ鑑賞目的に由布岳へ登る事にしました。

ただこの時季は花見登山者が多く、道中停滞が予想されるので、登山者が多くないと考えられるコース設定をしました。東登山口からお鉢周回路に合流し、東峰・西峰に登頂した後、お鉢を周回します。

目的のミヤマキリシマは、満開状態で見ごたえのある光景でしたが、残念かな、青空が無いのが少し寂しかったです。しかし、贅沢は言えません。特に剣ヶ峰手前から眺めたピンク色に染まる西峰北端の山腹は見事です。昼食時、妻と来た甲斐があったと語り合いながら至福の一時を過ごしました。

さらには、道中、多くの方々に声を掛けて頂き、山談義に講じて有意義な時間を過ごす事が出来ました。

(長谷川守克/福岡県/65歳/よく行く山:九州全域の山)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

登山のアプローチ手段としてすっかり定着した「登山バス」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、登山口までスムーズにたどりつけることから、人気を集めています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、装備同様、登山の必須アイテムとして、ぜひご利用ください。とっておきの登山イベントバスもあります。

第41回山の自然と文化を語る会が開かれます

6月19日(木)、東京、新橋にて開催

山の日制定を受けて、日本山岳会会長の森武昭さんによる、「『山の日』制定と入山者の責務」と題した講演会が開かれます。

会場:ニュー新ホール(東京都港区新橋2-16-1地下2階)

参加費:非会員1,000円、会員無料

申し込み:下記URLより「第41回山の自然と文化を語る会」と記入し、お申し込み下さい。

http://www.yama-echo.org/ask.html

プログラム:

18:40講演『「山の日」制定と入山者の責務』森武昭さん(神奈川工科大学副学長、日本山岳会会長)

19:20意見交換会“今後の山の利用のあり方”

20:00閉会

山の知識検定

Q:次のツキノワグマの生息域やその生態の説明のうち、誤っているものを選びなさい。

1.関東地方では、東京都以外の6 県すべてにクマが生息している。

2.熊は木登りが上手で、樹上で採食や休息を行う。

3.ツキノワグマの生息分布は、ブナやナラ類の落葉広葉樹林帯の分布と一致している。

4.冬眠は寒いからではなく、餌がないからするのであって、熊はすぐに動ける。

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:次のツキノワグマの生息域やその生態の説明のうち、誤っているものを選びなさい。

1.関東地方では、東京都以外の6 県すべてにクマが生息している。

2.ツキノワグマは木登りが上手で、樹上で採食や休息を行なう。

3.ツキノワグマの生息分布は、ブナやナラ類の落葉広葉樹林帯の分布と一致している。

4.冬眠は寒いからではなく、餌がないからするのであって、ツキノワグマはすぐに動ける。

A:1

ツキノワグマは、関東地方では千葉県をのぞく1都5県に恒常的に生息している。茨城県については、近世に一度姿を消したが最近出没が認められている。樹上の採食の際に、枝を鳥の巣のように折りこむ「クマ棚」がよく知られている。

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『山と溪谷 7月号』

険しくも美しい稜線

今回の特集は「北アルプス憧れの岩稜を歩く」。北アルプスの美しいラインは、岩稜で特徴づけられているといっても過言ではありません。今回の特集は、基本技術をきちんと習得し、この夏、北アルプスのダイナミックな稜線を歩くための企画です。北穂高岳、剱岳・別山尾根、西穂~奥穂縦走のほか、岩稜歩きのキホンもきちんと解説。綴じ込みガイドでは「北アルプス岩稜コレクション」として、槍・穂高、後立山、剱岳の岩稜のガイドを掲載。第2特集は「夏山直前!体のトラブル対策」。膝痛、筋肉痛、足つり、ハンガーノックなど、夏山で起こりがちな体のトラブルについて、その対策方法をわかりやすく解説します。

http://www.yamakei.co.jp/products/2814900951.html

●発売日:2014年6月13日/ページ数:216ページ/判型:A4変形判/販売価格:本体1,048円+税

2014年6月~7月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『夏山JOY2014 ワンダーフォーゲル 7月号増刊』 6/5 1,111円+税
『ROCK & SNOW 2014 夏号 No.64』 6/6 1,333円+税
『トレイルラン2014』 6/19 1,111円+税
『かんたん!きれい!失敗しらず!育てて楽しむ手のひら園芸』 6/20 1,500円+税
『新装版・野外毒本』 6/20 1,900円+税
『ときめくチョウ図鑑』 6/20 1,600円+税
『ときめく小鳥図鑑』 6/20 1,600円+税
ヤマケイ文庫『くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを』 6/20 980円+税
『裏千家 DVD茶道教室』 6/20 2,200円+税
『Hutte vol.12 2014』 6/25 1,000円+税
『はじめてのキャンピング』 7/4 1,600円+税
『新版 日本三百名山登山ガイド 上・中・下』 7/18 各2,300円+税
『人生が変わる! 特選 昆虫料理50』 7/18 1,800円+税
『ヤマケイアルペンガイドNEXT 山麓から登る 世界文化遺産 富士山』 7/18 1,800円+税
『アウトドアで使うためのアクティブ動画カメラ入門』 7/25 1,200円+税
『鈴木みきの山の足あと ステップアップ編』 7/25 1,200円+税
『山登りABC 山のエマージェンシー』 7/25 1,000円+税
『山登りABC 山のおつまみ レシピ100』 7/25 1,000円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】湯ったり名山トレッキング‐初歩から愉しむ山歩き「霧ヶ峰・殿城山から山彦尾根」日帰り

ヤマケイ登山教室

山歩きと温泉をセットで楽しむ今回の講座では、湖面に臨む開放的な湯《白樺湖温泉すずらんの湯》に立ち寄ります(入浴は別料金)。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=113604

日程 6月19日(木)
集合 新宿西口スバルビル前(7:30)
行程 新宿(バス)姫木平登山口(1510m)~殿城山(1800m)~山彦谷南の耳(1838m)~北の耳(1829m)~姫木平登山口(バス)新宿【解散】20:00~22:00(予定)
歩行時間:約4時間
登山レベル 初級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する箇所がある)
参加費 13,800円
講師 平田謙一(山岳ガイド)

【机上講座】山の天気ハイキング・山岳気象大全「第3章‐山岳気象の3要素」

ヤマケイ登山教室

山の天気はめまぐるしく変わります。この机上講座では、気象変化のメカニズムや季節ごとの典型パターンなどを体系的に学びます。今回は山岳気象の3要素「上昇気流」「水蒸気の量」「大気の不安定度」を学びます。参考書:『山岳気象大全』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

昼の部

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1295

夜の部

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1296

開催日 6月16日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 昼の部:15:00~16:30/夜の部:19:00~20:30
定員 各45名
受講料 各2,000円
講師 猪熊隆之(山岳気象予報士)
株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。