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6/25北アルプス・北穂沢

またしても悲しい事故が起きてしまいました。

6/26北穂沢から長野県警ヘリ「やまびこ2号」に収容される遭難者と長野県警山岳救助隊員(写真=渡辺幸雄)

何度となく週刊ヤマケイで遭難事故の様子をお送りしていますが、またしても悲しい事故が先週起きてしまいました。6月25日北穂高岳・北穂沢上部において2名の滑落死亡事故が発生してしまいました。今後の山岳遭難事故防止のための啓発の意を込めて、レポートをお送りいたします。

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僕はこの2週間ほど北穂高小屋に詰めていたのですが、25日は朝から空にはレンズ雲が出ており、前日(24日)に続き雷が来そうな気配でした。

この季節は夏山シーズン前のいちばん登山者の少ない時期ですが、珍しくこの日は5人の方が北穂沢を登っておりました。午前中は梅雨時としてはまずまずの天気ではありましたが、前日同様12時頃から1時間ほど雷が鳴り響き、ヒョウが降る不安定な空模様になりました。

目撃者からの情報で、事故はその前後に起きたものと考えられます。事故発生当時の気象のことを書きましたが、それが滑落に結びついたかどうかは、亡くなられた遭難者に聞いてみるしかありません。

捜索活動が開始されたのは夕刻近くになってから。事故を目撃された2名の登山者がそのショックからか涸沢までの下山に時間がかかり、遭難の状況が長野県警に入ったのが18時頃になってしまったためです。ほぼ同時刻に徳沢にいた遭難者の山仲間から北穂高岳に登った2名が戻らないと救助要請がありました。

日没近い時間からの捜索活動は、行動が夜間に渡る可能性もあるため、危険度が高くなります。現場の確認だけでもとの県警からの要請で、北穂高小屋から民間の救助隊員として2名が出動しました。北穂沢上部中央にあるインゼルと呼ばれる岩の基部で倒れている遭難者を発見。近くにいって心肺停止を確認をしました。日没過ぎのためその日の救助は断念せざるを得ませんでした。

翌26日早朝に再び現場へ赴き、ヘリから長野県警の救助隊員2名が降下し、写真のようにヘリで搬送されていきました。

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現場で確認したのですが、おひとりは前爪が無い古い10本爪のアイゼンで、とてもこの季節の北穂沢を登下降出来るような物ではありませんでした。もうおひとりは12本爪でしたが、爪先はかなり使い込まれていました。

自分が登る山がこの季節はどんな状況なのか、充分調べて装備は万全にしてください。また、目的の山に登る技術があるかどうかの判断も忘れずに。山の事故は下りで多く発生していますので、下山するまで慎重に行動してください。

この時期はGW同様に北穂沢がルートなのですが、GWとは比べものにならないほど雪が固く締まっています。夏に近づくのだから歩きやすくなるだろう、と考えるのは大間違いです。一度滑り出したら、よほどのベテランでも止めることは難しいほどの状況です。

さらに登山者が少ないため、事故の発生が気づかれないことも多いのです。今回は目撃者や山仲間が居たため、比較的早く救助要請が出ましたが、これまでも遭難されても救助捜索要請が出たのは下山予定を過ぎた後。ご家族や職場の同僚からというケースも多くあります。それでも登山届けを出されていれば捜索範囲も分かりますが、無ければ広い山の何処を探せというのでしょうか? 単独行であればなおさらです。

6月27日に涸沢から北穂高岳への登山ルートは南稜ルートの夏道に変更になりました。しかしながら、まだまだ前爪のある12本爪などのアイゼンやピッケルは必携です。例年、夏山装備で歩けるようになるのは7月半ば過ぎになります。それ以前に登山計画を立てる方は、現地山小屋で登山道のルート状況の確認をしてください。また涸沢など沢筋は雪が遅くまで残りますので、サングラスもしばらくはお忘れなく。

この度の事故でお亡くなりになられた登山者、並びにご家族、関係者の皆様に対しまして、心よりお悔やみ申し上げます。

(文=渡辺幸雄/山岳カメラマン)

6/29白馬大雪渓

登山中に天候の急変に出会いました。

11時20分頃、葱平より大雪渓。大雪渓の方にもガスが下りてきています(写真=奥谷 晶)

7月1日、積乱雲の変化を撮影したもの。左上は午前6時過ぎ、天狗の頭付近で撮影したもので、上空は雲ひとつない快晴でしたが、すでに日本海側に積乱雲の列が現われ、3、4時間後に不帰ノ險を越えて唐松岳に到着した頃にはすっかりガスのなかでした(写真=奥谷 晶)

6月29日の天気予報は「前夜からの雨も朝方には上がり、曇りがちではあるが回復に向かう」とされていました。当日朝も、猿倉に到着したときには陽も差し、青空も時折のぞいていました。通り雨のような小雨がぱらつきますが、すぐにやみます。天候回復は間違いないと確信をしていました。

そのため白馬尻でアイゼンをつける際、「暑くなりそうだ」と、出発時に念のために着ていた雨具の下は脱いでしまいました。これが失敗でした。

大雪渓の末端に近づくにつれ、天候は徐々に怪しくなります。陽が差すことも無くなり、ガスは次第に濃くなっていきます。ただでさえ、落石の危険がある大雪渓の真ん中では立ち止まることも許されません。葱平につく頃には、雨は次第に本降りとなり、風も強くなってきました。

ここで始めて「やばい」ことを自覚します。すでに下半身はかなり濡れていましたが、とにかくレインウエアを着込みます。このときいちばん怖いのが体温の低下です。取り出せる行動食やエネルギー補強剤、水分を十分にとり、「震え」などの低体温症の危険サインが無いことを確認し、全力モードの態勢を作ります。

小雪渓に出る頃には雨は次第に激しくなり、視界は数十mになっていました。先行者のトレースは見えません。GPSで頂上小屋への方向を確認し、小雪渓をダイレクトに登ることにしました。傾斜は30度ぐらいでしょうか。幸い、ブルーアイスの固い箇所を避ければ、アイゼンはよくききます。

さらにスピードを上げようと前爪を使って行こうとした瞬間、左の太ももがつってしまい、斜面のど真ん中で釘付け状態です。さすがに冷や汗がでました。

やむなくフラット歩行に切り替え、ジグザグに登り、ようやく小雪渓上部をトラバースするトレースを見つけることが出来ました。しばらく岩稜を交えながら進み、ガスの中から避難小屋が現われたときはほっとしました。

避難小屋はきれいに整備されており、しばらく休んでいく誘惑にもかられましたが、身体が濡れてる以上、長い休憩は禁物です。装備を調え、再び出発。視界のない中を進みます。途中、下山してくる方にも出会い、山頂小屋の階段下ではじめて小屋を視認して、危機を脱したことを確信しました。

その日の山頂小屋に泊まり客はひとりで、乾燥室ですべての濡れたものを乾かすことができ、明日からの行程に備えられました。

天候急変の原因は、上空の寒気の進入による局所的な大雨で、この日の午後、白馬村には、大雨・洪水注意報が出され、山頂では夜中激しい雨と風が続きました。

この天候は30日、1日も続きました。写真左上は7月1日午前6時すぎ、天狗の頭付近で撮影したものですが、上空は雲ひとつ無い快晴でしたが、すでに日本海側に積乱雲の列が現われ始め、刻々と発達していく様子が見えます。3、4時間後、不帰ノ險を越えて唐松岳に到着した頃にはすっかりガスのなかでした。このとき、雨はまだ降っていませんが、局地的な天候の急変は、快晴からわずか数時間で起きるものであることを肝に銘じておく必要があります。

(文=奥谷 晶)

原田寿雄さん、櫛田琢也さん、高木裕さん、遠井謙策さん、加藤明さん、伊藤勇二さん

「山の知識検定」でゴールド・シルバーコースに合格されたみなさん。

座談会に参加されたみなさん。後列右から原田、加藤、伊藤、遠井、司会の小林(ヤマケン)、若村(同)。前列右から櫛田、高木、中島(ヤマケン)の各氏(写真=本間渡)

「学びて、いやます山の楽しみ」。こんな呼びかけのもと、平成23年度から実施されている「山の知識検定(ヤマケン)」。『週刊ヤマケイ』でも過去の問題を連載しています。4回目となるこの秋の検定からは、山岳関係各社に加え、文部科学省の後援も得ての開催となります。6月14日、ゴールド・シルバーコースの合格者96人のうち、6人の方々が東京四谷に集まっての座談会が行われました。

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小林明仁(日本山岳検定協会):みなさんは、日ごろ、どのように登山を楽しんでいらっしゃいますか。まずは自己紹介からお願いいたします。

原田寿雄:新潟県長岡市から参りました。51歳で、山の経験は30歳からです。転勤で高崎に移ってから「群馬百名山」を中心に登り始めまして、半分ぐらい回りました。新潟は冬場は雪ですので、高崎は山に登るには幸運な場所でした。

櫛田琢也:東京狛江市から来ました。今年43歳ですので本日の最年少でしょうか。高校生のころ山に登っていましたが、子育てが一段落してから再開しました。登山歴はトータルで10年、やり直してから3、4年ぐらいです。夏は北アルプス槍・穂高や南アルプス、冬は八ヶ岳などに登っています。

高木裕:山歴は40年で、山走り歴は20年です。日本山岳耐久レース長谷川カップは昨年で17回完走しています。ウルトラマラソンにもはまっていまして、最近では野辺山100km、いわて銀河100㎞、奥秩父の分水嶺トレイル、川の道520㎞なども完走しています。

遠井謙策:64歳の会社員ですが、まもなく10月で退職です。白馬に会社の保養所があり、ゴンドラで八方池に上がり「すごい!綺麗だな」と感心したのがきっかけです。日本山岳検定協会の人が中学の同級生で、その人に山の会を紹介してもらって、昨年あたりからは、年20回ぐらい会行事に参加しています。

加藤明:62歳です。ピッケルに魅力を感じて高校山岳部に入りました。夏の合宿で室堂~薬師岳~槍ヶ岳~上高地と縦走しましたが、インターハイでの競技化になじめず、1年で辞めてしまいました。10年前、中越地震の時にボランティアに行き、購入したザックやシュラフを見ていたら、また登りたくなりまして、今は、天気をにらみながら出かけています。

伊藤勇二:長野県大町市から参りました。54歳です。中学の集団登山で燕岳に登り山に魅せられ、高校時代も北アルプスに登っていました。大学で一度、大町を離れましたが、地元へ就職してから再開しました。山の本も好きで、置ききれなくて一部屋増築したくらいです。自宅の目の前が有明山でして、平成9年の「有明山頂で太鼓を演奏する会」の一連の活動を事務局長として携わったことが印象に残っています。

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小林:長く山をやられてきたかたが多いですね。山の知識検定は4年前に手探りで始めたわけですが、みなさんが知ったきっかけはなんですか。受験されてみていかがでしたか。

原田:地元のスポーツ店でパンフレットをみて、「面白そうだから受けてみよう」と。ブロンズが一番刺激的で楽しかったです。本のタイトルとか山の歌の歌詞とか、出題も幅広く新鮮でした、次のシルバーも、「どんな問題が出るのだろう」と期待して受けて、その流れでゴールドにいたりました。

櫛田:山をやり直したのが4年前で、登山雑誌も買ったりと、関心を持った時期が重なりました。単独行が多いので「知識が豊かなほうがいい」と思いまして。お酒の銘柄とか、当時、新しくできた富士山駅の名前などの出題もありました。回を重ねるごとに、知識も深まり、幅も広がりました。

高木:夕刊紙の紹介記事を見て、「まだ間に合う」とぎりぎりで応募しました。ブロンズは受験まで時間がなく「今の知識のままでいいかな」と。トレイルの大会にはずれて日程が空いていましたし。シルバーのときは、ある程度準備しました。ゴールドが山頂だとすれば、「そこをめざすしかない」と、その日は大会の予定を入れませんでした。

遠井:知人から薦められて受験したのですが、「わかっていそうで、わかっていないことがある」ということに気づきました。非常に簡単な問題と、「こんなの、わかる訳ない」というものがあり、自分の知識のアンバランスもわかりました。花の名前などもだいぶ勉強しました。「自己を知る」という意味でも、ありがたい検定ですね。

加藤:定年で暇になったので。なにかしようと思っていたときに『山と溪谷』で知りました。ブロンズは楽しい思い出しかありません。意外な問題もありましたし。間違ってしまった問題も、その後、勉強し直しました。地図のハイマツの記号も知らなかったのですが、「間違えちゃうと、覚えちゃう」ということで、有意義でしたね。

伊藤:私も登山用具店のリーフレットで見ました。知識には多少自信がありましたが、力を試してみたいということで受けました。ブロンズの時はかなり勉強して臨みましたが、シルバー、ゴールドはあまり勉強しなかったので、ぎりぎりの合格だと思います。地元の中学生を爺ヶ岳に引率するボランティアもしていますが、雑学も含め知識はじゃまになりませんし必要だと思います。

(まとめ=久保田賢次・『週刊ヤマケイ』編集部)

※この秋の「山の知識検定」は11月9日(日)に東京、大阪の2会場で開催されます。また、この座談会の詳細は月刊誌『『山と溪谷』10月号で掲載の予定です。

鳥取県・大山

縦走路は進入禁止です。

大山の縦走路では今年の3月に3人が死亡する事故が発生しました。5月には4人が遭難し、無事に救助されましたが、いずれも登山届は未提出でした。

鳥取県警察が用意している所定の登山届には「縦走路は危険な状態です。縦走はやめましょう」と太字で書かれております。

従来は縦走路については「縦走不能です」という看板とロープで柵をしていましたが、このような事故が相次ぐため、「縦走路への進入禁止」となりました。

県山協、警察、消防署、地元のガイドの方々などが協力して連携をとりながら、遭難を減らすべく努力されています。

皆さんのご理解とご協力をお願いします。

20147/3~7/9

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3 加賀藩奉行、芦峅村の案内人、絵師、従者など60余名が北アルプス・黒部横断(1648年・慶安1年旧暦7/3~7/12、新暦8/21~8/30。ザラ峠~平~針ノ木峠を往復)
ヘルマン・ブールがナンガ・パルバート初登頂(1953年・昭和28年)
講演会/沢登りの地平線~成瀬陽一の実践
東京都山岳連盟・海外委員会主催の「第31回海外の山を知ろう!」講演会が東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターセンター棟513会議室で開催。講師は渓谷探検家の成瀬陽一さん。参加費は500円。予約不要。19:00~21:00.詳細は下記にて。
http://www.togakuren.com/koshu/index/2011-kaigai002/
4 探検家・地理学者ジョージ・エベレスト、ウェールズに生まれる(1790年)
5 西丸震哉、西堀岳夫が尾瀬・沼尻川源流の湿原踏査(1957年・昭和32年7/3~7/5。1955年8/3~8/9の大白沢山周辺の湿原踏査に続く西丸らによる踏査行。西丸はこれら一連の踏査で未踏査の湿原を数多く命名、発表している)
ガッシャブルムI峰初登頂(P・K・シェーニング、A・J・カウフマン、1958年・昭和33年)
TV/BS-TBS『日本の名峰・絶景探訪』
名峰や日本の原風景を、臨場感あふれる映像で紹介する紀行ドキュメント番組。この日の放映は「花に酔い山を歌う くじゅう連山」。女優の西尾まりさんが高みを目指すだけではない、新たな山の楽しみを見つけます。出演は。21:00~21:54
http://www.bs-tbs.co.jp/meihou/
6 播隆上人、槍ヶ岳から笠ヶ岳を縦走(1834年・天保5年旧暦7/6、新暦8/10。槍から西鎌尾根を縦走、双六池、抜戸岳を経て、笠ヶ岳に夕刻5時ごろ到着)
イベント/谷川岳山開き・安全祈願祭
夜行列車の到着を待って、早朝4時30分から行ないます。土合霊園地にて。なお、この日はロープウェイは朝5時から運行。また10時から14時には一ノ倉沢で野点が実施されます。
http://tanigawadake.com/index.html
7 台高山脈・嘉茂助ノ頭、銚子川・岩井谷遡行(1963年・昭和38年7/7~7/8。中庄谷直、古川正男、堀川直行。台高山脈随一の険谷といわれる岩井谷の遡行記録。これ以降、まもなく中庄谷は「大阪わらじの会」を創立)
ガッシャブルムII峰初登頂(F・モラベック、S・ラルヒ、H・ヴィレンパルト、1956年・昭和31年)
ヤマケイ登山教室/山岳気象大全
山岳気象予報士の猪熊隆之さんによる机上講座。今回のテーマは「高層天気図の見方」です。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。15:00~16:30と19:00~20:30の2回。参加費は各2000円。詳細、申し込みは下記にて。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1299(昼の部)
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1300(夜の部)
8 岩崎元郎、矢口陽一が頸城山地・雨飾山、横川流域前沢奥壁正面スラブ・右ルートを初登(1972年・昭和47年)
ヤマケイ登山教室/子どもと楽しむ山歩き
子どもと一緒に歩くときのリスクとその対処法を学びます。今回のテーマは「実践方式でチェックするプランニングの極意」です。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。19:00~20:30。参加費は2000円。詳細、申し込みは下記にて。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1340
9 北アルプス・槍ヶ岳、北鎌尾根初踏破、初下降(1920年・大正9年。土橋荘三、熊井博人、寺島今朝一、小林喜作、浅川茂利。坊主ノ岩小屋を出発、頂上より独標まで下降。天上沢に下り、奥貧乏沢出合付近で22時半に露営)
北アルプス・剱岳、源次郎尾根、末端より初登(1925年・大正14年。今西錦司、渡辺漸、佐伯政吉。7/6に平蔵谷から上半を登り、長次郎谷をスキー滑降。7/9、平蔵谷出合下手から取り付き、2峰の下りは懸垂で降りている)
ヤマケイ登山教室/地図読み講座・上達編
地形図とコンパスの活用法を身につける講座です。プレート付きのコンパスを必ず持参のこと。講師は『学べる!山歩きの地図読み』など多くの著書をもつ山岳ライターの佐々木亨さん。会場は東京・西新橋のアルパインツアーサービス本社特設説明会場。19:00~20:30。参加費は2000円。詳細、申し込みは下記にて。
http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1310

※参考文献『目で見る日本登山史』(山と溪谷社・刊)

知床・硫黄山

気温の変化に注意。ヒグマ対策もお忘れなく。

知床岬方面を望む。右奥には国後島の姿も(写真=伊藤典子)

可憐に佇むシレトコスミレ(写真=伊藤典子)

6月26日、快晴

6月21日から通行可能になった、硫黄山へ行ってきました。この日は気温が高く、風はありません。また、日差しの遮らない箇所が長いため、暑さが体に染みる夏らしい1日でした。つい4日ほど前は気温9度の寒い日が続いていたのですが……。気温の変化に要注意です。

この時期は大沢には雪が詰まり、滝も出ていないので、沢の通過が容易です。中途半端に融けていると、踏み抜きに注意が必要です。この日はまだたっぷり残っていました。

道中では、広い範囲にササが被っている箇所などで登山道の見失いに注意です。また、途中新鮮なヒグマの糞も大量に確認しました。ヒグマ対策もお忘れなく。

お楽しみはこの時期に美しく咲くシレトコスミレです。見ごろは7月上旬までですが、雪解けの遅いところでは、探せば8月まで確認できます。

硫黄山は、時期によってはマイカー規制や登山口の使用期間も決まっています。事前申請の書類もありますので、情報収集をお忘れなく。

(文=伊藤典子/山岳ガイド)

大雪山・化雲岳

大雪山の美しい高山植物を堪能しました。

トムラウシ山北斜面より、北沼とヒサゴ沼までの縦走路と表大雪山を眺める同行者(写真=谷水 亨)

化雲岳頂上から「森林生態系保護地域」に指定されている忠別川源流部と旭岳(写真=谷水 亨)

6月25日、晴れ、残雪あり

先週号でご紹介したトムラウシ山から更に北方面に足を進め、ヒサゴ沼避難小屋に泊まりました。

今日は、化雲平のお花畑や此処からの朝陽を見るため日の出前から小屋を飛び出し、化雲岳を目指します。沼からの大雪渓を30分ほど登ると、化雲平の台地にたどり着きます。ここで朝陽を見て、更に進み化雲平の木道でホソバウルップソウとエゾコザクラの群生を堪能しました!

化雲岳山頂からは雄大な360度の大パノラマと山域の奥深さを味わうと、後は昨日登ってきた道を帰るだけです。

奇岩と雑木、高山植物が織り成す「日本庭園」の天沼は残雪に隠れていましたが、その他の登山道にはイワウメ、ミヤマキンバイ、エゾハクサンイチゲ、エゾオヤマノエンドウ、チングルマが咲き乱れ、満足の登山となりました。

途中のロックガーデンと呼ばれる地帯はマーキングも消えかかっており、悪天候の時は道迷いをする恐れがあります。天候と地図読み技術と経験を十分考慮されて、無理せず登られると良いでしょう。

(文=谷水 亨)

新潟長野県境・雨飾山

信越国境の名山を縦走。

雨飾山北峰から最高点の南峰へ向かう(写真=渡辺幸雄)

6月29日、曇り時々霧、一時雷雨

梅雨のさなかではありますが、アルパインツアーサービスの「雨飾山縦走」に同行しました。

天気予報は霧一時晴れ、と梅雨時にしては山歩きが楽しめそうな予報。前日のうちに糸魚川側の雨飾温泉に泊まり、都忘れの湯で明日への英気を養いました。

糸魚川側の道は小谷側と比べ登山者も多くなく、静かな山歩きが楽しめます。5時に雨飾温泉を出発。急な斜面を登り、尾根道に出ると斜度も緩んできます。中の池ではモリアオガエルの卵と鳴き声も聞こえました。足元に目を向けるとアカモノやコイワカガミ、サンカヨウ、カタクリなどの花々も咲き誇っています。森を歩いているときササがガサガサと音をたてました。クマがどうやら上部にあがっていった模様で一瞬緊張しましたが、接触することなく行き違いできました。

雪は糸魚川側は上部で10mのトラバースが2箇所、沢筋の直登で50mくらい未だ残っています。心配な方はピッケルがあると心強く、カッティングしてステップを刻みながらいくといいでしょう。

笹平から山頂を往復。残念ながら周辺の峰々は雲に覆われ見られませんでしたが、梅雨時としては上々でした。小谷側からの登山者もいましたが、人数は少なめでゆっくり山頂を堪能し、お弁当を食べて10時に下山を開始しました。

荒菅沢へ下る途中で雷が鳴り響き、雨になりました。すれ違った登山者も15名ほどありましたが、雷はやりすごせたでしょうか。逆の立場ならどうしたか、ちょっと考えさせられました。やはり山では早出早着が鉄則ですね。

ブナ平に到着する頃には雨もほぼやみ、濡れた登山道をスリップに注意して下ります。木道に出たら湿原の植生を楽しみながら登山口へ。小谷側は「1/11」というように看板があり、ペースが掴みやすいのが嬉しいです。

帰りも小谷温泉で山の汗を流し、バスで帰路に着きました。

今回のような縦走は、マイカー登山では車の回収を考えると厳しい面があります。バスを利用したツアーならではの山旅が楽しめました。

(文=渡辺幸雄/山岳カメラマン)

富士山・精進口

富士山麓の森と対話するネイチャートレイル。

精進口一合目から二合目へ。二合目付近ではブナの大樹が見られる(写真右)(写真=佐々木 亨)

三合目から富士スバルライン五合目へ。三合五勺では地衣植物のサルオガセをまとった天然カラマツ(写真右上)が深山の雰囲気を醸し出している(写真=佐々木 亨)

6月28日、雨、ときどき止む

ヤマケイ登山教室「山麓から登る富士山」に参加された皆さんと、精進口の一合目から五合目まで、樹海につつまれた道を歩いてきました。天気は「あいにくの雨」というより「梅雨らしい空模様」、霧雨にけむる新緑の森に癒される富士山麓トレッキングを楽しめました。

精進口は、大正12年(1923年)に開通した富士山で最も新しい登山道です。富士山麓の豊かな森を歩くコースで、二合目には「やまなしの森林100選」に指定されたブナ林、三合五勺には天然カラマツ林があり、見どころとなっています。

また二合目にはトロッコ軌道の遺構、三合目には富士スバルライン建設以前のバスターミナル跡地などもあって、ノスタルジックな雰囲気も味わえます。

コース中には、随所に標識がありますが、三合目のバスターミナル跡地では、御庭・奥庭方面への林道に進まないよう注意してください。さらに三合五勺付近では、涸れ沢に架かる橋が崩落し、南側を50mほど迂回する箇所があります。ここでは標識やロープにしたがって進んでください。

(文=佐々木 亨/『山麓から登る 世界文化遺産 富士山』著者)

高尾・日影沢~小仏城山~高尾山

雨の日に活躍するモノ。

ウツボグサ(左)とオカトラノオ(右)(写真=甲把 収)

登山道の荒廃を抑える横断側溝。上流側を流れる雨水が茶色く濁っており、登山道の表土が削られていることが分かります(写真=甲把 収)

6月27日、曇りのち雨

梅雨空の続く高尾山では、花もちょっと一休み。地面にはテイカカズラやマタタビの白い花が落ちてはいますが、全体的には見られる花が少ない時期です。そうした中、小仏城山周辺では、紫色のウツボグサ(シソ科)や白いオカトラノオ(サクラソウ科)の花が目を楽しませてくれました。

花とは逆に、勢いを取り戻しているのは野鳥の囀りです。クロツグミやオオルリの美声の他、「オー、オアオー、オアオー……」という鳥の声とは思えないアオバトの鳴き声も聞かれました。

夕方ザッと降り出した雨の中、大活躍していたのが横断側溝です。雨水が集まって地面を削る力が大きくなる前に細かく谷側へと誘導し、登山道の荒廃を抑える施設です。写真では、横断側溝の前後での雨水流量の違いがはっきりと確認できます。横断側溝の上流側を流れる雨水は茶色く濁っており、登山道の表土が削られている事を示します。東京都では、工事でしっかりとした横断側溝を設置したり、レンジャーとボランティアで間伐材を利用した簡易な横断側溝を設置するなどして、登山道を整備しています。皆様も雨の中を歩く事があれば、その活躍ぶりに注目していただけると嬉しいです。

(文=甲把 収/東京都レンジャー(高尾地区))

西丹沢・マスキ嵐沢【沢登り】

白い花崗岩で出来た、明るくきれいな沢です。

大滝は右から登れますが、今回は水線通しに登りました(写真=松浦寿治)

踏み跡を辿り、源頭部をツメます。登山道に出る手前の急斜面には残置ロープがありました(写真=松浦寿治)

6月28日、雨

小田急線新松田駅より西丹沢行のバスに乗り大滝橋で下車、畦ヶ丸に向かう登山道を歩き40分でマスキ嵐沢出合に着きます。「マスキ嵐沢」と書かれた道標があり、わかりやすいです。

ここには小滝がたくさんあります。10m程度の大滝も2つあります。いずれの滝もさほど苦労せずに登れますが、本日は雨が降っていて滑りやすく、ロープやお助け紐を出して慎重に登りました。

ヤブ漕ぎなく、権現山の肩の登山道(廃道)に出ます。その登山道を使って西丹沢バス停に下山する方法と、地図読みをして踏み跡を辿り二軒避難小屋経由で大滝橋バス停に下山する方法があります。本日は後者で下山しました。

最近は、表丹沢より西丹沢の方がヒルの密度が薄いので人気上昇中です。中でもマスキ嵐沢は難しくなくて(1級)、交通の便が良く、ヤブ漕ぎがないなど、初心者向きの沢、講習会向きの沢として人気があります。

(文=松浦寿治/登山教室Timtam代表、山岳ガイド)

※編集部注:沢登りには専用の装備や技術が必要です。初心者、初級者だけで安易に入渓することのないよう、注意してください。

鎌倉・極楽寺~大仏坂

花と古都の風情を楽しんだ1日。

由比ヶ浜、材木座方面の海岸を見通せる成就院参道(写真=石丸哲也)

御霊神社と長谷寺のアジサイ。右下は光則寺のウサギゴケ(写真=石丸哲也)

6月29日、曇りのち晴れ

アジサイの花にも古都にも惹かれるので、毎年2~3回はおとずれる6月の鎌倉。この日は朝まで降っていた雨の雫を宿す花に会いたくて、明月院と並ぶ鎌倉のアジサイの名所、長谷寺を中心に散策、写真を撮ってきました。

長谷寺は、週末の昼間にはアジサイが植えられた眺望散策路に入場するまで1~2時間待ちが普通です。この日は朝まで雨が残っていたので、行楽の人たちの出足は遅いかなとも思いつつ、江ノ電の極楽寺駅に8時30分着。参道のアジサイと海岸を一緒に眺められる成就院、本堂裏手にアジサイ散策路がある御霊神社に寄って、9時に長谷寺に到着しました。眺望散策路はすでに入場待ちの列ができていましたが、10分ほどで入場できました。

ゆっくり長谷寺で花をめでた後は北側の光則寺へ。こぢんまりしていますが、静かで鎌倉らしい風情があふれ、アジサイのほかにも花の多い寺院です。さらに高徳院(大仏)に詣でてから大仏坂のハイキングコースへ。湿度が高い日でしたが、緑陰の尾根道は海風が吹き抜けてさわやかでした。

源氏山公園から源氏山に登り、寿福寺か化粧(けわい)坂経由で鎌倉駅、浄智寺経由で北鎌倉駅へ出るコースが一般的ですが、今回は源氏山には寄らず、銭洗弁天に下りて、下道で鎌倉駅へ出ました。ただ歩くだけなら5kmあまり、1時間30分ほどの超ショートコースですが、鎌倉駅に着いたのは16時過ぎ。歩くことより、花と古都の風情を楽しんだ1日でした。

アジサイは全体にまだ見ごろですが、すでにピークは過ぎかけている印象です。今週末はまだ十分に楽しめそうですが、その後はだんだん花が少なくなっていくと思います。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

箱根・鷹ノ巣山、浅間山

アジサイの花と新緑の湯坂道、鎌倉古道を歩く。

アジサイが咲き始めていました(写真=原田征史)

緑の湯坂道をいく(写真=原田征史)

6月27日、曇り

梅雨の季節でも歩ける箱根の山。観光客で賑わう箱根湯本駅から「あじさい電車」に乗って小涌谷駅で下車し、駅前のバス停から10分程で湯坂道入口に到着します。鎌倉古道と書かれた小道を入ると、湯坂山を通る緩やかな尾根道は途中までアジサイが植えられ、今が見ごろです。

きれいに刈り払われた浅間山の斜面は休憩ポイント、歩き始めて50分で到着です。ここからは、湯本まで新緑の小道を約1時間50分ほどゆっくり歩いて国道1号線に下山。湯本駅で温泉に入るのも良し、賑やかなお土産物屋さんに寄り道も良しのハイキングでした。

(文=原田征史/小田原山岳会員、『神奈川県の山』著者)

中央沿線・平ッ沢【沢登り】

大滝の登攀は簡単そうですが、支点がなくてあなどれません。

2段10mの大滝です。水量多く見事です。右の水の流れていない凹角から登りました(写真=松浦寿治)

スラブ滝の上はナメ床でした。ナメ床が終わった所で左(右岸)に登山道が見えて来ました(写真=松浦寿治)

6月24日、曇りのち雷雨

中央線笹子駅をスタートし、滝子山ずみ沢コース登山口まで1時間歩きました。登山道に入ってすぐに大鹿川を渡り、そこから入渓しました。

大鹿川を40分ほど遡ると、右から平ッ沢が流入してきます。この平ッ沢を40分ほど遡ると、ずみ沢コース登山道が横切ります。登山道が横切る手前に5mの滝があります。右の登山道に出て滝を巻くことも出来ますが、登ってしまいました(ボルダリング7級程度)。

この冬の大雪で倒れた木が、至る所で沢筋を封鎖していました。単調な歩きと倒木越えを少々して、登山道が横切った地点から1時間で、2段10mの大滝に着きます。

この大滝は、ロープを出した方が無難です。水流のない右の壁(左岸)を登り、滝上の樹木でビレイします(中間支点はありません)。滝の上はナメになっていて、右岸に渡渉します。滑りやすいのでロープを出して慎重に行動しましょう。

大滝のあたりから、沢床が白い花崗岩になって沢が明るく感じられます。さらに60分ほど遡ると、フィナーレの3mスラブ滝とナメ床になります。ナメ床が終わった所で終了。すぐ上に見えている右岸の登山道に上がりました(登山道は3mほどすぐ上)。

登山道はナメ滝の右岸に上下に2本ありますが、下の登山道は荒れているので、上の登山道を下った方が無難です。下り1時間強で登山口に戻りました。

(文=松浦寿治/登山教室Timtam代表、山岳ガイド)

※編集部注:沢登りには専用の装備や技術が必要です。初心者、初級者だけで安易に入渓することのないよう、注意してください。

赤穂・宝珠山

播磨灘を眺める低山ハイクを楽しみました。

眼下の坂越湾、浮かぶ生島は自然の防波堤です(写真=舩越 仁)

約2.5kmの快適な尾根ハイキングコース。ヤマモモの木が目立ちます(写真=舩越 仁)

6月27日、曇り

兵庫県赤穂市坂越(さこし)の海辺公園の無料駐車場を出発し、大避(おおさけ)神社参拝を済ませ、その参道から史跡を探訪しながら登り始めました。

この神社の秋大祭は大阪の天神祭、安芸の宮島祭と並び瀬戸内の三大祭とのことです。ジグザグ道を登ると眼下に坂越湾を見下ろすようになり、稜線に出るとすぐに宝珠山頂上に着きます。少し引き返して、尾根を東方に辿ります。

尾根は200m前後のなだらかで歩き易い稜線です。所々播磨灘の視界が開けるのですが、曇っていて家島諸島は見えません。標高点の無い地形図上250mピークの分岐を小島方向に向かいます。送電鉄塔2つを通過し、小島港に下山しました。

ゆっくり歩きで周回4時間程の行程なので余裕時間たっぷり、往時瀬戸内の要衝港として栄えた坂越の古い町並を散策しました。赤穂藩の茶屋だった旧坂越浦会所や、郷土館、元銀行の町並み館を興味深く見学できました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

岡山県・泉山

ササユリに会いに今年も訪れました。

反射板峰の南斜面にて(写真=舩越 仁)

福ヶ乢のササユリ(写真=舩越 仁)

6月24日、晴れ

泉山は津山市の北、鏡野町にどっしりとした山塊を構え、この地域では那岐山と共に登山者に親しまれている山です。この日はその北端の笠菅峠から登り始め、泉山本峰、中央峰、井水山(南峰)を経て福ヶ乢(ふくがたわ)へ至る主稜線を縦走しました。私達同様、梅雨の晴れ間をぬって訪れたササユリ目当ての何組もの登山者に出会いました。

その清楚なササユリですが、昨年同時期の稜線にはこぼれんばかりに咲いていたのに今年は未だ殆どが蕾でした。1週間程遅れているようです。でも、点々と並んでいる硬い蕾も又可愛いものです。そして少し下ったササ原の中には、パッチリ開いて私達を待ってくれているのもありました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

愛媛県・高月山

白い花が咲き誇っていました。

ブナ林をバックに咲くバイケイソウ(写真=西田六助)

白い花が印象的なヤマボウシ(写真=西田六助)

6月25日、曇り

四国西南域の南予(なんよ)と呼ばれる宇和島市の東側背後には「鬼ヶ城山系」があり、高知県四万十市の境界に聳えています。最高は標高1227.5mの高月山をはじめ、1000m以上の山々を二十数座数えることができます。この山系では春は花々、夏場は沢歩き、秋は風情、冬には積雪と四季折々に楽しむことができます。ちなみに四国で最大規模と言われているシャクナゲは5月上旬に、下旬にはオンツツジのオンパレードが見られ、全山が花で覆いつくされます。

6月に入ると、ヤマボウシ、ガマズミ、ガクウツギなどの白い花が咲き競い、ヤマアジサイも見られ、花の多いことでも知られています。

この日は梅雨の合間を縫って、ヤマボウシとバイケイソウの開花状況を観察するために尻割山から高月山に出かけました。

梅雨空で展望はききませんでしたが、素晴らしい花々に迎えられました。ただバイケイソウは少しくたびれかかっており、遅かったでしょうか。もう少し早ければ、との思いがしました。しかし、ブナ林の近くでは十分に楽しませてもらい、新たなヤマボウシの木の発見もありました。

(文=西田六助/『愛媛県の山』共著者)

奥雲仙・九千部岳

ヤマギボウシ咲き乱れる見事な山肌。

山道のあちこちで見るシモツケの赤い花(写真=山野辺捷雄)

岩峰九千部岳の周りに咲き乱れるヤマボウシの花(写真=山野辺捷雄)

6月24日、晴れ(霧)

雲仙といえど、ここ奥雲仙は普段は観光客も少なく、九千部岳、吾妻岳、鳥甲山への登山者がほとんどです。しかしこの時期ともなれば、九千部岳を取り巻く全山で咲き乱れるヤマボウシの花を見るために多くの人が来られます。

今回は九千部火口原でもある田代原の牛の放牧場から登ることにしました。前日が雨のため、山頂付近はまだ霧がかかっているようです。途中の山道脇の林下には赤いシモツケの花、可憐なサワアジサイの花が多く見られ、これからの開花を待つコバギボウシがたくさんの蕾をつけていました。上を見上げればヤマボウシの木々には上向きにびっしりと咲く真っ白な花を見ることが出来ます。これを山頂から見れば、名前の由来でもあるたくさんの真っ白な帽子のようです。またもうひとつの由来でもある、白い衣をまとった山法師のようでもあり、見事な景観です。

(文=山野辺捷雄/『長崎県の山』共著者)

福島県・猫魔ヶ岳

猫石、古城ヶ峰、雄国沼をたどる。

湿原のワタスゲ。これまでに見た中では最大の広さでした(写真=葉貫正憲)

まだ咲き始めのニッコウキスゲ。これから徐々ににぎやかになってくると思われます(写真=葉貫正憲)

6月23日、晴れ

仲間5名で、磐梯山の西方、猫魔ヶ岳やまびこ探勝路を歩いてきました。

八方台から猫魔ヶ岳、猫石と進み、雄国沼の南側コースから予てより目をつけていた古城ヶ峰の踏み跡らしきところを上ってみました。明瞭な踏み跡で、なんとか山頂までたどりつけるかと思った矢先、猛烈なネマガリタケのヤブに突入。なんとか1250mピークまではたどりつきましたが、これ以上は無理と判断し下山しました。

それから雄国沼まで林道をゆっくりと歩き、湿原の木道から花めぐりをしました。今年は、主役であるニッコウキスゲやコバイケイソウはやや花が少ないようでしたが、脇役であるワタスゲやタテヤマリンドウは、これまでにないにぎやかさでした。

「あと10日もすれば湿原の彩りも華やかなものになるでしょう」とパトロールしていた自然公園の指導員さんから伺いました。

今回は車が2台あったので、縦走という形をとれたのがよかったです。8時25分にスタートし、下山は14時35分でした。

(葉貫正憲/福島県/67歳/よく行く山:会津百名山)

山梨長野県境・飯盛山

鈴木みきさんがおすすめの山へ。

ニッコウキスゲはこれからが盛りでしょう(写真=都築香純)

「ご飯を盛ったような」山頂(写真=都築香純)

6月22日、雨

6月20日から21日にかけてリゾナーレ八ヶ岳で開催されたアドベンチャーレースの体験イベント「Jump in 八ヶ岳ガールズキャンプ」に参加した翌日、野辺山・平沢峠から飯盛山に登ってきました。

コミックエッセイストの鈴木みきさんが自著『鈴木みきの山の足あと』(山と溪谷社・刊)でこの山を紹介されていて、ぜひ一度出かけてみたいと思っていた山でした。

当日はあいにくの雨。宿泊先の清泉寮の食堂の窓からは飯盛山方面が望めますが、山頂付近はガスに包まれていました。

飯盛山登山口の平沢峠には小海線を挟んで八ヶ岳の大展望が広がる駐車場がありますが、八ヶ岳方面もガスの中です。駐車場で身支度を整えて登山開始。平沢山の山頂(1643m)はまいて、飯盛山山頂に1時間ほどで到着です。樹林帯との境界にある牧柵を越えて稜線に出ると、風がぐっと強くなりました。山頂標で記念撮影をしたあと、来た道を戻りました。

トレイルにはレンゲツツジやウツギの花が見られ、これから盛りになるニッコウキスゲやトラノオ、ナルコユリの花が咲き始めていました。

山頂からは360度の大展望、とのことでしたが、今回は残念ながらかないませんでした。また、お天気がいい時にぜひ再訪してみたいと思います。

(都築香純/兵庫県/よく行く山:六甲山、北アルプス南部、八ヶ岳)

山梨県・岩殿山

緊急避難のトレーニングを兼ねて。

岩壁のトラバース(写真=畠山茂信)

稚児落しの絶壁(写真=畠山茂信)

6月22日、雨

岩殿山は秀麗富嶽十二景で有名ですが、生憎の雨で富士山は望めませんでした。それでも、この雨は今回の目的である緊急避難のトレーニングには良かったかと思います。岩殿山の山頂でツエルトビバークやレスキューシートの使い方、ロープワークの練習を行ないました。

帰路は、折角なので、その昔に修験道の修業の場となっていた岩場を巡り、最後に稚児落しの絶壁を回って下山しました。そこで雨の中、クサリ場通過の練習をしている方に出会いました。帰りは旧五百円札に描かれた富士山で有名な雁ヶ腹摺山の登山口にある金山鉱泉で汗を流して帰りました。

(畠山茂信/東京都/57歳/よく行く山:北アルプス全域)

三浦半島・鷹取山【クライミング】

岩登りトレーニングに行きました。

この左のラインを登りました(写真=畠山茂信)

苦戦したラインです(写真=畠山茂信)

6月17日、晴れ

今回は、夏の西穂高岳から奥穂高岳への縦走とジャンダルム登攀に向けたトレーニングです。実は前日にもコの字ボルダ―でトラバースの練習を行なっていたので、2日連続の鷹取山・岩トレです。

まず親不知フランケと南面フランケの間のカンテを2ライン登りました。この日は火曜日ですが、親不知フランケでは我々以外に5ラインが登られていました。次に南面フランケに移動し、2ライン登りましたが、ここは苦戦を強いられ、2度ほどフォール。まだまだです。

楽しかったですが、砂岩で指紋をすり減らし、もっと練習しなければと思った1日でした。

(畠山茂信/東京都/57歳/よく行く山:北アルプス全域)

※編集部注:鷹取山の岩場を利用する際には、鷹取山安全登山協議会への届け出が必要です。

島根県・三瓶山

周回縦走に行ってきました。

西の原から望む男三瓶山(左)、子三瓶山(右)(写真=高木秀生)

男三瓶山から女三瓶山に向かう縦走路から見た孫三瓶山(左)子三瓶山(右)(写真=高木秀生)

6月28日、曇りのち雨

西の原から取り付き、時計回りに男三瓶山(さんべさん)から、兜山、女三瓶山、大平山、孫三瓶山、子三瓶山と回り、扇谷分岐から西の原へもどりました。

この日は、朝から曇っており、展望はあまり望めませんでしたが、それでもたくさんのグループが縦走しておられました。反時計回りのグループとは2回お会いして挨拶できました。

縦走コースは整備されており、道迷い危険個所もありませんでした。最後に下山ルートとした扇谷分岐から営林小屋へのルートは一部笹の刈り具合が浅く、藪こぎ状態になっていたり、刈られた笹の上を歩くため、足を滑らせる個所がありました。

次回は、日本海も望める快晴の日に再度訪れたいと思いました。下山後は、ぬるい源泉かけ流しの温泉「国民宿舎さんべ荘」で汗を流し、特産の三瓶そばを「木の香」さんでいただいて帰路につきました。この日のコースタイムは、7:50スタート、13:00下山の5時間10分でした。

(高木秀生/広島県/64歳/よく行く山:広島県弥山、鳥取県大山)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

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このたび、7月6日(日)未明に山開き神事が開催される谷川岳に向けて、前夜発の夜行バスプラン受付を開始しました。

谷川岳山開きバスは、5日(土)夜に、東京・秋葉原、竹橋、新宿を出発し、翌6日(日)午前3時30分に、谷川岳の麓・土合に到着します。帰りのバスは、谷川岳ベースプラザ前を15時に出発し、約1時間、立ち寄り温泉施設に立ち寄ったあと、東京・新宿に向けて出発します。

料金は、大人往復で1万円(往路のみ、復路のみの設定もあり)。詳しくは下記URLをご参照ください。

http://www.maitabi.jp/bus/pdf/tanigawadake.php

「Run like the wind~風となって駆ける~」

トレイルランナーの鏑木毅さんが、新しいメディア・プロジェクトを始動。

新しいプロジェクトへの思いを語る鏑木さん

6月24日(火)、東京神田のici club神田、EARTH PLAZAで、鏑木毅メディア・プロジェクト「Run like the wind~風となって駆ける~」の制作発表記者会見が行なわれた。

トレイルランニングのなかでも、100マイルという超長距離の分野で活躍する鏑木さん。今年出場する「ハードロック100」(7月にアメリカ、コロラド州で開催)、「グラン・レイド・レユニオン」(10月、インド洋に浮かぶレユニオン島で開催)の、二つの大きなレースの模様を、自らの企画と友人でもあるカメラマンらの撮影により、来春、映像作品として公開する予定だ。

「山を走ることが、単純に面白くてしかたがない」、「とことんボロボロになることが楽しい」と、18年間走ることにとり付かれてきたが、綱渡りの競技人生であったという。

仕事との両立、資金面の苦労、左足の故障。ピンチを乗り越えてこられたのも友人、仲間、家族の支えがあったからこそ。

46歳となる今年、30、40代でこの世を去っていった仲間たちや、自身の前回のレユニオンでのアクシデントのことなどを思うと「人生は無限じゃない」と実感。手作りの動画を通じて、レースだけでなく、日常も含めた素の自分をさらけだしたいと思いを語った。

このプロジェクトはICI石井スポーツ、ゴールドウイン、ジーオーエヌ、日本ゴアの各社が特別協賛しているが、個人の方々からの募金もクラウドファンディングによって募る予定だ。

(文=『週刊ヤマケイ』編集部 久保田賢次)

『ときめくチョウ図鑑』刊行記念・今森光彦さんトークショー

7月16日(水)東京・八重洲ブックセンターにて開催。

左:生物学的な知識はもちろん、文化としてのチョウを楽しむ提案もある斬新なビジュアルブック『ときめくチョウ図鑑』(1,600円+税)/右:著者の今森光彦さん。写真集『里山物語』(新潮社)、『湖辺』(世界文化社)をはじめ、昆虫の写真集、エッセイ、絵本など著書多数。

世界には20,000種のチョウが棲み、そのうち日本では270種が見られます。南北に長い日本列島は、北海道から亜熱帯気候の沖縄まで、バラエティ豊かなチョウが棲息しやすい環境にあるからです。自然写真家の第一人者である著者が、憧れであり、美意識の芽生えるきっかけとなった日本に棲むチョウについて、その魅力を存分に語るトークショーです。チョウの採集の仕方や標本づくり、写真の撮り方などなど、今森光彦のチョウワールドをお楽しみください。

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日時:7月16日(水)18:30~(開場18:00)

会場:八重洲ブックセンター本店 8F ギャラリー

参加費無料

定員:80名(申込先着順)

申込方法:八重洲ブックセンター本店1階のサービスカウンターにてお申込みください。電話による申込も可(TEL:03-3281-8201)

詳細は下記URLにて。

http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/4116/

岳都・松本 山岳フォーラム実行委員会で自然に親しむ、ガイドトレッキングツアーを初開催

7月25日~27日蝶ヶ岳、7月30日~31日美ヶ原の2コースで参加者募集

蝶ヶ岳からは雄大な北アルプスの眺望を満喫できる

岳都・松本 山岳フォーラム2014では、次世代に山の恵みと楽しみを伝え、安全な登山を実践する『ガイドトレッキングツアー』を初開催します。申し込みはWEBより7月7日までとなっていますので、希望者はお急ぎください!

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「北アルプスの大展望 蝶ヶ岳ガイド登山」

開催日:7月25日(金)~27日(日)2泊3日

定員:親子(小学校高学年の子どもと保護者)10組20名程度、女性の初~中級者10名程度

宿泊先:徳沢ロッヂ/蝶ヶ岳ヒュッテ

参加費:小学生3,000円、大人(保護者および女性) 6,000円

※宿泊費と集合場所(上高地バスターミナル)までの交通費、7月26、27日の昼食の弁当は参加者負担。

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「ネイチャーガイドトレッキング美ヶ原」

開催日:7月30日(水)~31日(木)1泊2日

定員:親子(小学生と保護者)15組30名程度

宿泊先:美ヶ原高原ホテル 山本小屋

参加費:小学生2,000円、大人(保護者)4,000円

※宿泊費と集合場所(松本駅)までの交通費、7月31日の昼食の弁当は参加者負担。

・・・

申込は下記WEBサイトより。

http://www.sangaku.net/

問合せ先

岳都・松本 山岳フォーラム実行委員会事務局

イベント事業担当 株式会社ナガタビ

TEL :0263-87-3047 (平日9時~17時)

メール:other@sangaku.net

大雪山の避難小屋、野営指定地の利用状況調査始まる

インターネットを利用した調査にご協力ください。

大雪山国立公園には8つの避難小屋、12の野営指定地がありますが、今後の管理とあり方を検討するために、環境省北海道地方環境事務所、北海道大学大学院農学研究院が、大雪山を登山される方々に協力を求めています。

・・・

山行の際、以下の場所に宿泊または通過された場合、避難小屋は人数、野営地はテント数を記録してください。

【避難小屋】黒岳石室、旭岳石室(姿見)、白雲岳、忠別岳、ヒサゴ沼、美瑛富士、十勝岳、上ホロカメットク

【野営地】黒岳、裏旭、白雲岳、忠別岳、ヒサゴ沼、沼ノ原大沼、沼ノ原分岐、五色の水場、トムラウシ北沼、トムラウシ南沼、三川台、扇沼山、双子沼、美瑛富士、上ホロカメットク、ブヨ沼、小天狗のコル

記録された結果を、以下のインターネットサイトにアクセスし、ご投稿下さい。

http://urx.nu/8G20

調査結果は、大雪山の管理に生かされ、協力された方にも報告されます。また、現地での意識調査も予定されています。

・・・

調査実施・連絡先

北海道大学大学院農学研究院 准教授 愛甲哲也

〒060-8589 札幌市北区北9条西9丁目

電話・ファクス 011-706-2452

メール tetsu@res.agr.hokudai.ac.jp。

山の知識検定

Q:天気予報がなかった昔の人々は、動物の様子などを観察して、天気を予測していた。動物が登場する雨にまつわることわざは、「カエルが鳴くと雨」、「ネコが顔を洗うと雨」など多数ある。それでは「○○が低く飛ぶと雨」の○○にあてはまる動物の名前を選びなさい。

ツバメ

ライチョウ

トンビ

タカ

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:天気予報がなかった昔の人々は、動物の様子などを観察して、天気を予測していた。動物が登場する雨にまつわることわざは、「カエルが鳴くと雨」、「ネコが顔を洗うと雨」など多数ある。それでは「○○が低く飛ぶと雨」の○○にあてはまる動物の名前を選びなさい。

ツバメ

ライチョウ

トンビ

タカ

A:ツバメ

ツバメは空中を飛びながら、エサになる小さな昆虫を捕まえる性質がある。雨の前には、空気中の水蒸気量が増えてくるため、昆虫の羽に水分がつき、体重が増えて高く飛べなくなる。そのため、この虫を狙うツバメも低く飛ぶことになる。このように立派な科学的根拠があることわざなのである。同じ理由で「ハチが低く飛ぶと雷雨」と言われることもある。

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『ワンダーフォーゲル8月号』

テントで歩こう、日本アルプス

展望、露天風呂、芝生、沢のほとりなどなど。日本アルプスの有名無名、人気の場所から穴場まで、日本アルプスにある全テント場の完全ガイドです。張数、幕営料、開設期間はもちろん、水場の有無、トイレ設備などのデータや、実際に泊まったことのあるカメラマン、ライター、山岳ガイドのリアルなコメント付きです。ルポでは稜線のテント場、草原のテント場、森のテント場など、特に編集部がおすすめの場所について案内します。日本アルプスのテント泊登山にぜひ役立ててください。

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『ときめくチョウ図鑑』 6/20 1,600円+税
『ときめく小鳥図鑑』 6/20 1,600円+税
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『山と溪谷8月号』 7/15 1,048円+税
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皇太子殿下が富士登山されたルートにちなんでその名がつけられた「プリンスルート」を行きます。平日で混雑を避け、時間にゆとりを持って行動できます。参加者同士で励まし合い、登頂の感激をみんなで共有しましょう。

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日程 8月7日(木)~8日(金)
集合 新宿西口スバルビル前(7:00)
行程 1日目:新宿=バス=富士宮口新五合目(2453m)~新六合目~宝永山(2693m)~御殿場口七合目~砂走館(3120m)泊
2日目:~御殿場口頂上~お鉢めぐり~大砂走り~御殿場口新五合目(1441m)=(バス)=新宿【解散】19:00~21:00(予定)
歩行時間:1日目約4時間30分、2日目約7時間30分
登山レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する箇所がある)
参加費 29,800円
講師 佐々木亨(山岳ライター)

【海外】「最高級ロッジでめぐるエベレスト展望ヘリコプター・トレッキング」9日間

エベレストを望みながらシャンボチェの丘を行く

ナムチェ宿泊のロッジ

シェルパ族の伝統的家屋をモチーフにした最高級ロッジに泊まりながらエベレスト街道をトレッキング。シェルパの里ナムチェを目指します。帰りはヘリコプターで天上の絶景地に建つロッジに飛び、ヒマラヤの大展望を楽しみながらの朝食を満喫します。

ヒマラヤの峰々を望む贅沢なトレッキングは忘れられない旅の思い出になることでしょう。今年限りの創業45周年記念特別企画です。

http://www.alpine-tour.com/tourinfo/details.php?keyno=418

出発日~帰国日 旅行代金(東京・大阪・名古屋・福岡発着)
10月24日(金)~11月1日(土) 428,000円
11月14日(金)~22日(土) 428,000円

【机上講座】遭難事例から学ぼう~山で死んではいけない~「ケーススタディ・その3」

ヤマケイ登山教室

山の事故を未然に防ぐために、私たちになにができるのかを、いっしょに考えてみませんか。この講座では、過去の遭難事例を紐解きながら、遭難事故の実情を見据え、生死を分けるポイントを検証していきます。参考書:『転倒・滑落しない歩行技術』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1336

開催日 7月10日(木)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 野村仁(山岳ライター)
株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。