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涸沢カールでお会いしましょう。

次週「週刊ヤマケイ編集部」は涸沢山域におります。

先週の通巻100号に際しましては、沢山のお祝いメッセージをいただきまして、本当にありがとうございました。

せっかくの夏山シーズンですが、週末ごとに天候が優れず、各地で遭難なども起こってしまっておりますことも、残念なかぎりです。事故に遭われた方々には、お悔やみ申し上げます。

従前からお知らせしておりますように、8月28日から30日(徳沢会場は31日まで)、「ヤマケイ涸沢フェスティバル」が開催されます。

多くの山と溪谷社社員が、現地で皆様方をお待ちしておりますが、私ども『週刊ヤマケイ』のスタッフも、私、久保田賢次が横尾の「登山よろず相談所」で、佐々木惣が「涸沢本部」にて、伊東真知子が「山ヨガ」担当として、それぞれの持ち場におりますので、ぜひお声がけください。日ごろ『週刊ヤマケイ』をお読み下さっているみなさまに、直接お会いできましたら、ありがたいかぎりです。

専用ホームページには、プログラムの詳細、事前エントリーのご案内ほか、さまざまな直前情報を掲載しておりますので、お越しいただけるかたは、ぜひ、ご覧ください。

また、ご参加に便利な関連ツアーもございますが、ツアーのお申し込みは、お電話でしたら25日(月)まで承っております。

ヤマケイ涸沢フェスティバル

http://special.yamakei.co.jp/karasawa/

涸沢フェス関連ツアー

http://special.yamakei.co.jp/karasawa/tour_top.php

ツアーの電話お申し込みは、アルパインツアーサービス株式会社:03-3503-0223(おーふじさん)まで。

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また、『週刊ヤマケイ』にコーナーを常設しております「日本山岳遺産基金」では、8月末日まで、2014年度の日本山岳遺産認定候補地を募集しております。

各地の山や山域を「日本山岳遺産」として認定し、そこで山岳環境の保全活動などを行っている団体さまに、助成金の拠出や、広報面での支援をさせていただくという活動でございますが、詳しくは日本山岳遺産基金のウェブサイトをご覧ください。電話でのお問い合わせは03-6744-1900(担当=湯浅)までお願いいたします。

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/news/info_isanchiboshu2014.html

(『週刊ヤマケイ』編集長 久保田賢次)

長山 敦さん

自宅から166㎞の道のりを歩いて富士山頂へ。

一歩一歩の積み重ねで、ゴールにたどりつけることを実感できた

「自宅から富士山まで歩いて行ってみたい」。この夏、こんな夢を実現したのが千葉県松戸市の長山敦さん。「昔の人はみんな歩いて行きました。電車やバスに乗らずに、自分の足だけで山頂まで登ってみたかった」。7月29日1:15に出発。東海道を経て、箱根の峠を越えて、6日目の8月3日、12:00に剣ヶ峰に辿り着きました。いつもは、車で4時間で御殿場や富士宮の5合目に着いてしまう道を、今回は全て歩き通したのです(聞き手=久保田賢次・『週刊ヤマケイ』編集長)。

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久保田:長山さんは年に何回も富士山に登るほど、この山がお好きですよね。でも、なぜ自宅から歩こうと思ったのでしょうか。

長山:前号のこのコーナーで紹介されていた實川欣伸さんが、以前、日本橋から歩いています。「自分がどこまでできるか、達成できるのか」を試してみたかったんです。やってみないと分からない。やる前から無理と決めつけたくなかったので(笑)。富士山仲間からは、「實川病にかかったらしいよ」と笑い話になっていたようですが……。

三年前から考えていたのですが、やっと今年、1週間の夏休みがとれました。日本橋からでもよかったのですが、どうせやるなら自宅からと、166㎞の道を歩き始めました。

自宅から日本橋まで24km、箱根湯元まで88km、山頂まで54km。基本的には夜に歩き、暑い昼間はコンビニやファストフード店で休憩させてもらい、夕方は銭湯にという繰り返し。平均睡眠時間は3、4時間でした。

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久保田:はるかに遠い頂に向けて一歩一歩。そんな姿を見て道々、応援してくれる人も多かったのではないですか。

長山:宝永山荘の女将さんからプレゼントしていただいた「日本一 富士山頂 3776米」と書かれた幟をつけた、夜は赤く光る誘導棒を点灯させて歩いていました。3日目、大磯の手前の薬局でエアーサロンパスを買ったんですね。そうしたら、お店の人が「どこまで行くの。歩いて、富士山まで? それは大変だねえ」と、ビタミン剤を沢山くれました。facebookで更新していたので、コメントの記載も励みになりました。道程を知り、ドリンクを持って駆けつけてくれた人もいましたし。

箱根でも温泉街の従業員の方から励ましの言葉をいただいたり、道路のコーナーの内側で下を向いて休んでいたら、青年が車を停めて「泊まるところあるんですか」と心配してくれました。

4日目の夜の箱根で「もうバスで帰ろう」と、一度諦めてしまったんです。右足の甲が攣ってしまい激痛が。でも、翌朝、コンビニで味噌汁を飲んだら回復して、また歩き始めることができました。この時、「まだ諦めるのは、早いぞ!」、「本当に諦めるか?」と先人達に問いかけられたような感じがしました。

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久保田:富士山に入れば、お馴染みの山小屋の方々など、声をかけてくれるお知り合いも増えたのではないですか。頂上に着いたときは、どんなお気持ちでしたか。

長山:知り合いの出迎えを受けたり、差し入れもいただいて、ありがたかったです。頂上では「あれ、こんなもんか」という感じでしたが、「はるばる歩いて来たんだよなあ」という感慨はわきました。いつもは、車で富士山麓まで行きますが、だんだん富士山が近づいてきて、徒歩ならではの景色もありました。

富士山は堂々としているところが好きで、年に12回か13回。通算で73回登りました。今年は4回目です。私は實川欣伸さんや佐々木茂良さんのように、1000回以上富士山を登るような達人ではありませんが、こんな凡人でも一歩の積み重ねでゴールに到達できるんだなと、改めて思いました。

また休みがとれればの話ですが、次は甲州街道から目指したいです。東海道は海を見ながらでしたが、今度は山々を眺めながら歩いてみたいですね。

8/16八ヶ岳

上流部に大雨が降ると下流では一気に沢水が増えます。

増水時と渡渉した際の比較写真。左は15時33分撮影、右は16時46分撮影。沢の状態がくらべものにならないほどきれいになっており、水量や川幅も全然違うのがわかるでしょう(写真=渡辺幸雄)

今週は北アルプスでの事故が報道されておりますが、週末に入った八ヶ岳でも、増水で難儀いたしました。増水時、ならびに徒渉した際の比較写真をお送りします。沢の増水における注意喚起としてレポートします。

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8月16日~17日に、アルパインツアーサービス株式会社のツアーで八ヶ岳・赤岳に行ってきました。11時の出発時は曇り空。朝まで降っていたと思われるものの、雨は降っていなかったので、予定通り南沢を経由して行者小屋を目指しました。

いくつかの小さな徒渉がありましたが、「ちょっと水かさが今日は多めだな」という印象しか、まだその時には感じていません。沢の状況も濁っておらず、普段通りきれいな流れでした。

小雨が降ってきたものの、降ったりやんだりで、樹林中ということもあり、雨具なしでしばらくは行動出来ました。

しかし14時23分、急に暗くなってきたので、急いで雨具を着用。その後しっかりと降ってきました。しかも、近くはないものの時折雷鳴も聞こえてきます。

14時50分ころまでは沢もおとなしかったのですが、2150m付近のゴルジュに差し掛かって、徒渉ポイントに行ってみると驚きました。沢が濁流と化し、とても渡る気にはなれない状態になっています。この間、わずか30分ほど。上流部でかなりの量の雨が一気に降り、この南沢に流れ込んできたようです。

今回は女性ばかりのツアー企画で、山岳会などのヤマヤさんの精鋭揃いというわけではありません。無理に渡ることも出来ないので、沢水が絶対に来ない安全な場所に待避。持っていたツエルトをタープのように張り、その下で雨宿りをして雨が止むのを待ちました。その時の濁流の写真が上に掲載した15時33分撮影のものです。

その後、雨足も弱まり、さらに水量が減るのを1時間ほど待つと、水量が目に見えて減っていきました。それでも登山靴が浸かるほどのため、フィックスロープを張り、セルフビレイを取ってツアーリーダーが参加者を背負って対岸に渡しました。

その最後の一人を渡しているのが16時46分の写真です。沢の状態も先ほどと比べものにならないほどきれいになっており、水量や川幅も全然違います。本来はさらに水かさが低いのですが、そこまで下がるにはまだ数時間以上は必要だったでしょう。

上流部に大雨が降ると下流では一気に沢水が増え、止んでしまえば水が引くのもそれほど時間は掛からない。頭では分かっていたことですが、今回体験したことは貴重な経験になりました。

小雨になった後で、上流部分を渡り、高巻きしてきた強者もいましたが、一般登山者ではちょっとリスクも増すように思います。基本は水が引くのを待つことがベストの選択でしょう。まさに「待てば海路の日和あり」ではないでしょうか。

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※この週末には沢の増水による事故が槍ヶ岳などで発生しております。私が執筆担当しております『アルペンガイド 槍・穂高連峰』の中に、まさにその飛騨沢コースのページで、蒲田川右俣に関して「増水して渡れないこともあり、無理な行動をしないように」と注意喚起を行なっております。それだけに今回の遭難事故には大変心を痛めております。

今回私が八ヶ岳で体験したこと、並びに対応したことをここで知っていただくことで、同じ事故が今後発生しないようにと願ってやみません。

(文=渡辺幸雄/山岳カメラマン)

信州の山岳遭難現場より

島崎三歩の「山岳通信」。

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難の代表的な事例を原則的に1週間ごとに登山者や関係者にお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を配信しています。その内容は県内の山岳遭難発生状況、山域別発生状況のほか、主な遭難事故の概要で、登山者にとって遭難を防ぐ意味でも知っておきたい情報ばかりです。


8月15日に配信された最新の第11号で掲載された遭難事故概要を抜粋してご紹介します。

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・8月4日、家族で北アルプス・八方尾根に入山した74歳の男性が、下山中にバランスを崩して転倒、負傷したと、他の登山者を通じて救助要請があり、県警山岳遭難救助隊員が、午後1時5分に遭難者と合流し、背負い搬送で下山して北安曇郡内の診療所に収容しました。男性は左足首を負傷していますが、軽症の模様です。

・8月4日から8泊9日の予定で4人パーティで入山し、6日北アルプス鹿島槍ヶ岳から五竜岳に向けて縦走中、18歳の男性が行方不明になったと同行者から救助要請があり、夏山常駐パトロール隊員、近くの山小屋従業員及び県警ヘリで捜索しましたが発見できず、7日、夏山常駐パトロール隊員及び県警ヘリにより捜索を行ない、午前6時21分、滑落して死亡しているのを発見・収容しました。

・8月6日、10人パーティで北アルプス白岳から下山中の74歳男性が、突然倒れて心肺停止となったと同行者から山荘に救助要請がありました。夏山常駐パトロール隊員により救命処置を行ないましたが蘇生せず、山荘に収容した後、午後4時36分に県警ヘリで救助しましたが、死亡を確認しました。

・8月3日から大学の山岳会7人パーティで入山し、北アルプス・大天井岳から西岳に縦走中の19歳の女性がバランスを崩して滑落。助けようとした19歳の男性も共に約15m滑落したと、山小屋を通じて救助要請があり、北アルプス南部地区遭対協隊員が出動して、午前10時15分に救助しました。ふたりは軽傷の模様です。

(内容は長野県警察本部の発表時点のものです)

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下記URLより、バックナンバーもご覧いただけます。今後の登山にぜひ役立ててください。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html

(文=週刊ヤマケイ編集部)

糠平富士(ウペペサンケ東峰)

十勝の名峰、北海道百名山へ。

糠平富士の稜線からウペペサンケ東峰ピークと然別湖山群(右奥)を眺める同行者(写真=谷水 亨)

赤く染まり始めたウラシマツツジとニペソツ山の勇姿を眺める筆者(写真=谷水 亨)

8月18日、晴れ

本州から訪ねてきた友人に案内を頼まれ、十勝の名峰、北海道百名山のウペペサンケ山に登ってきました。

ウペペサンケはアイヌ語で「雪解け水をどっと押し出してくる山」という意味。約2kmの頂稜部を持つ山頂からは十勝連峰、大雪山、東大雪山群、雌阿寒岳、然別湖山群など360度の大パノラマが見られる山です。

糠平温泉郷から林道に分け入り20分で登山口に到着。1時間ほど樹林帯を登ると、糠平湖が眺められる展望のピークに立つことができます。

その後40分ほど草木帯の中を登ると、そこから1時間30分の間は稜線歩き。ウペペサンケ山の東のピーク、糠平富士に3時間ちょっとで立つことができました。

この先2kmの稜線部を歩くと、本峰や西ピークに行けますが、今回は東ピークの糠平富士の西端に散歩してきただけにとどめました。

(文=谷水 亨)

山形県・山形蔵王

羽のブルーが美しい蝶を撮りに出かけました。

蔵王連峰最高峰の熊野岳を望む(写真=福井美津江)

渡り鳥のように長距離を移動するアサギマダラ(写真=福井美津江)

8月13日、晴れ

蔵王ロープウェイを樹氷高原駅で下り、いろは沼へ向かいワサ小屋跡、地蔵山、樹氷の家を経てドッコ沼へのコースを歩きました。ほとんどが整備された歩きやすい道です。ザンゲ坂を過ぎて樹氷の家へ下る道は、刈り払いされていないところがあります。ヨツバヒヨドリのある斜面で、たくさんのアサギマダラに会うことが出来ました。スカイケーブルを使って下山し、蔵王ロープウェイ駐車場まで温泉街の裏の道を歩いて戻りました。

蔵王温泉スキー場は夏場もロープウェイが運行しており、登山初心者向けから健脚者向けまで、さまざまなトレッキングコースがあります。蔵王地蔵山頂駅周辺には観光の人も多く、軽装で山の風情を楽しんでいらっしゃいました。

(文=福井美津江)

北アルプス・西穂高岳~奥穂高岳

ギリギリで天候悪化に捕まらず。

西穂P1、雨風は弱いですが一面の霧です(写真=畠山茂信)

両側が切れ落ちたリッジが普通にあります(写真=畠山茂信)

8月10日~12日、霧と雨

台風一過の晴天を期待し、上高地から西穂山荘へ登って天候の回復を待ちました。

翌朝は霧。西穂高岳に6時頃着き、雨風が弱いので奥穂高岳までの縦走を決定。ただ午後から天候の悪化が予想されたので、大休止無しで飛ばしました。

岩が濡れているので靴のフリクションを十分に確認しつつ歩きます。奥穂高岳に着いた頃、飛騨側からの風が強まり、間もなく台風並みに。ギリギリでした。あの風でジャンダルムから奥穂までのルートは困難です。そのまま涸沢まで下って一泊し、翌日雨の中をのんびりと上高地に下山しました。久しぶりに来たルートですが、やっぱり面白く好きなコースです。次は天候の良い日に来ます。

(文=畠山茂信)

八ヶ岳・赤岳天狗尾根

無雪期に登っても積雪期に劣らない面白さがあります。

蟹の鋏岩。左から踏み跡に従って巻いて通過します(写真=澤田達也)

天狗の頭から懸垂下降で降りた所。雨の中のロープ操作は体が冷えます。無雪期の森林限界の上の雨の中の行動の時は、買ったばかりの新しい雨具が有効です(写真=澤田達也)

8月13日~14日、13日晴れのち曇り、14日曇りのち雨

1日目:中央本線小淵沢駅からタクシーで美しの森へ。駐車場のすぐ上の林道を南西方向に歩いて行くと、地獄谷へ平成21年と22年に堰堤を作った作業道にそのまま導かれます。

8月10日の台風の後のため、地獄谷は涸れ沢でなく、豊かな水が流れていました。道は時々地獄谷の真上を行くので、今回は4度も靴を脱いでの渡渉になりました。それでも新しく出来た堰堤から2時間ほどで出合小屋に到着しました。この日は出合小屋に泊まります。

2日目:雨の予報でしたが、曇っていたので出発。赤岳沢に入って100mほどの所の赤岳沢右岸にある、天狗尾根取付きを示す赤テープ等の目印の所から取りつきました。

急な登り3時間ほどで森林限界を出ました。まずは蟹の鋏岩ですが、これには登らず、踏み跡に従って巻きました。天気が曇りから雨に変わりました。次に小天狗の岩峰。左側を岩場の弱点(II~III級程度ですが残置支点はありません)を登りました。続いて核心の大天狗の岩峰。一番左側の残置ハーケンが2枚打ってあるIV級(雨で濡れていたのでV級)のラインから上に抜けました。天狗尾根の頭からは20mの懸垂下降(しっかりした支点あり)でした。懸垂下降が終わった所から、踏み跡をたどり30分ほどでキレットから赤岳に向かう一般登山道に出ました。

一般登山道を赤岳方面に向かい、真教寺尾根(上部200mは鎖場の連続)をとらえて、美しの森に下りました。

(文=松浦寿治/登山教室Timtam代表・山岳ガイド)

※編集部注:このルートは登攀技術をもつ登山上級者向けのルートです。初級者、中級者のみで安易に入ることのないよう注意してください。

伊豆ヶ岳~子ノ権現

かなりの暑さでしたが、いい練習に。

伊豆ヶ岳直下、男坂の鎖場(逆層で滑りやすい)(写真=中村重明)

子ノ権現の「鉄のわらじ」(2t)と「めおと下駄」(写真=中村重明)

8月16日、曇り

この8月16日~17日の週末は、涼しい高山に行きたいところでしたが、お盆休みのUターンラッシュで高速道路は大渋滞の予想のため遠出は回避。自宅最寄り駅から電車で短時間で行ける先ということで、西武秩父線の正丸駅から伊豆ヶ岳に登り、子ノ権現を経て吾野駅に降りるハイキングコースを歩きました。

この時期は(行程の最初と終盤の林道部分はいろんな花が咲いていて目を楽しませてくれましたが)登山路上は花もなく、落葉した時期と異なり山頂付近からの展望もなく、いわゆる「ご褒美」はありません。また低山のため気温は高い一方で、ずっと林の中のため涼風も無く、かなりの暑さでした。真夏に登るのには適しているとは言えないコースだったわけですが、それでも伊豆ヶ岳直下の鎖場の登り(※)は楽しめましたし、サウナに入ったかのように大量の汗をかいたのは、それはそれで気持ち良く、いい「訓練登山」になりました。

(※)迂回する登山路(女坂)あり。

(文=中村重明)

奥多摩・高水三山

天候不順なので近場の山へ。

青渭川の小滝と登山中に見た花。左上から時計回りにセンニンソウ、ヤマジノホトトギス、タマアジサイ(咲き始め)、ヘクソカズラ(写真=石丸哲也)

霧が立ちこめて趣深い岩茸石山山頂(写真=石丸哲也)

8月16日、曇りのち雨

先週末も天候不順なので、北アルプスの予定を見送り、近場でサクッと登れる奥多摩の低山へ。

今回はJR青梅線の御嶽駅、軍畑駅から直接登り下りでき、手軽な行程で3つのピークをミニ縦走できて人気の高水三山を選びました。何回も訪れている山ですが、夏はまだ登ったことがない、御嶽駅から惣岳山へ向かう尾根の東側に並行する青渭(あおい)川を探ってみたいということ、沢沿いなので少しは涼しいと思われたこともチョイスした理由です。

青渭川に沿って登り、最奥の民家から山道に入ると、だんだんトレースが不明になってきます。歩きやすいところを選んで登っていくと、新しい足あとを発見。近づいてみるとシカの足あとでした。一部、沢の中を歩いて5mほどの滝を越えたり、ヤブと倒木の沢を避けて斜面に取り付くと、チャートの急な露岩帯があったりで、ちょっとしたバリエーション気分でした。傾斜がゆるんだところで左へトラバースし、「しめつりのご神木」の少し下で登山道に出ました。

惣岳山の直下で霧の中に入り、視界が10~20mほど。岩茸石山へ向かう途中で雨も降ってきました。しかし、霧のおかげで、ありふれた雑木林や植林が幻想的な風情を見せてくれて、涼しく登ることもできました。なお、青渭川のルートはルートファインディングが必要で、足場の悪いところなどもあるので山慣れた人向きです。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

北高尾山稜

初秋の花々が咲き始めました。

初秋の花々。写真まん中から右上へ時計回りに:フクシマシャジン、アキノタムラソウ、ユウガギク、マツカゼソウ、ミゾソバ、ミズヒキ、ツルリンドウ、シラヤマギク(写真=三好和貴)

カラスアゲハの吸水行動(写真=三好和貴)

8月17日、曇り

立秋を過ぎてなお、盛夏の暑さ持ち越しの残暑厳しいここ高尾山周辺。今年も数名、熱中症と思われる症状で体調を崩した登山者と遭遇しています。水分補給と涼しい場所での休憩で症状は回復することがほとんどですが、中には重症化するケースもあるため油断は禁物です。まだまだ夏山の危険に対する備えは疎かにできません。

一方、山の草花に目を転じると確実に季節の移ろいを感じることができます。北高尾山稜周辺では、マツカゼソウやツルリンドウなど、初秋の花々が足元を彩り始めていました。こうした植物を目にするだけで暑さが幾分和らぐ心地にさせてくれます。下りは小下沢林道を歩きました。カラスアゲハのオスの吸水行動が見られた他、ここではミゾソバやヤマキツネノボタンなど、沢沿いに生える植物を楽しむことができました。この日は日曜日でしたが、お盆休みも終わりとあってか人影はまばら。季節の生き物を観察しながらの落ち着いた山歩きができました。

(文=三好和貴/東京都レンジャー(高尾地区))

大分県・くじゅう扇ヶ鼻

秋の花が咲き始めました。

咲き始めたマツムシソウ(写真=池田浩伸)

8月16日

佐賀新聞の講座で読図をしながら、牧ノ戸峠から扇ヶ鼻を往復しました。

今年の夏は連続して台風がきたり、梅雨のように何日も雨が続いたり、スッキリとした晴天がありません。

今日も降ったり止んだりの天気でしたが、地形図とコンパスを使い読図をしながら扇ヶ鼻山頂を目指しました。ガスで視界が悪い状態では、参加者の方も真剣です。気がつくと足元には、背の高いワレモコウや、緑の中に色鮮やかなシモツケソウなどの花が咲いていました。扇ヶ鼻は花が多い山で知られています。山頂付近では早くもマツムシソウが風に揺れていました。山は夏から秋へと季節が変わろうとしています。

遠くで雷が鳴る不安定な天候でしたが、早めの行動で土砂降りの雨にもあわず無事下山しました。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

大雪山・沼ノ原

大小の沼が点在する高層湿原へ。

沼ノ原と石狩連峰(写真=蓮井美津夫)

8月15日、晴れ

平成23年の豪雨による林道崩壊で、通行止めとなっていた沼ノ原登山口につながる層雲峡本流林道が今年開通したことから、標高およそ1400mに大小の沼が点在する沼ノ原に数年ぶりに行って来ました。

早朝に着いた登山口の駐車場には多くの車が駐車し、人気の高さを実感しました。

沼ノ原分岐に着いた時点では、沼ノ原全体に霧がかかり何も見えませんでしたが、その霧も次第に晴れ、石狩連峰や沼ノ原全体を見渡すことが出来ました。

残念ながらトムラウシ山は一瞬だけ姿を現わすのみでした。自分は五色ノ水場近くでの折り返しでしたが、登山者の多くは五色岳を目指す人や縦走目的の人が多いようでした。

(蓮井美津夫/北海道/55歳/よく行く山:道央、大雪山)

北アルプス・薬師岳

雨でものんびりと楽しめた登山。

遅咲きのチングルマの群落(写真=河村洋子)

8月8日~9日、雨

台風11号の接近により、雲ノ平縦走を変更して、折立から薬師岳の往復登山になりました。

樹林帯と草原を繰り返し、太郎平小屋を過ぎ、薬師峠を経て、沢を抜けると、再び、広々とした薬師平となります。草原は木道や石で敷き詰められた道、池塘やケルンなど変化に富んでいます。遅咲きのチングルマの群落や、チングルマの実も多くみられました。薬師岳山荘から薬師岳へは、強い雨と風で、頂上では展望も得られませんでしたが、次の日の早朝、富山湾と市街地の夜景が、きらきらと輝いて見えました。

下山では、始終左手側に槍ヶ岳と穂高連峰、少し手前に黒部五郎岳が望まれ、だだっ広い草原に1人だけしかいない静寂さを感じました。雨で展望が良くなくとも、のんびりとして楽しめる登山でした。

(河村洋子/愛知県/よく行く山:北アルプス、岐阜・長野近郊の山)

尾瀬・尾瀬ヶ原

静かな湿原散策を満喫しました。

逆さ燧と尾瀬の花々(写真=長岡 徹)

8月14日、曇りのち小雨

ちょっと早い秋を感じに、尾瀬ヶ原へ行ってきました。マイカー規制が解除されている日だったため、鳩待峠の駐車場へ車を停めて出発です。

半袖だと少し涼しい感じがしましたが、歩くにはちょうどいい気温でした。登山道は整備されていて特に大きな問題はありませんが、雨が降ったり朝露がおりた後は、石や木道が滑りやすくなっているため要注意です。

尾瀬ヶ原につくと、天気があまり良くなかったせいか、人は少なく静かな尾瀬をゆっくり楽しむことができました。沼地に咲いているヒツジグサを始め、キンコウカなど色々な草花が目を楽しませてくれました。草紅葉の時期にまた訪れてみたいです。

(長岡 徹/埼玉県/35歳/よく行く山:八ヶ岳、白馬など)

群馬県・武尊山

日本百名山ひと筆書きを実践している田中陽希さんに会いに行ってきました。

陽希さんと出会えて(写真=松岡亮)

7月30日、快晴

武尊神社を出発し沢沿いから剣ヶ峰へ。静かで涼しく、木々のダイナミックさが良い道のりでした。一方、稜線に出ると森の緑と空の青がたまりませんでした。更に前武尊へ足を伸ばしてセビオス岳辺りへも。至仏山、燧ヶ岳が目前に広がりました。

山頂では小一時間ほど待つことになりましたが、スタッフ何名かと一緒に登って来た陽希さんは、前日の2座をこなしたせいか、ちょっと疲れている感じでした。緊張しつつもお話することができ、昨年お世話になったことも覚えてくれていて感動でした。

とにかく出会えて良かったです。この先の旅の安全とご自身の健康をお祈りいたします。

(松岡 亮/埼玉県/41歳/よく行く山:奥武蔵、秩父)

栃木県・男体山

日本百名山と中禅寺湖散策。

男体山山頂、太刀の前からの風景(写真=加涌由貴)

8月13日、晴れ

境内の登山者指定駐車場に車を停めました。朝6時、二荒山神社の参拝門が開門し、登拝料500円を納めて、防水ケースに入った御守護を受領し、登山開始です。案内板に導かれて、山頂へは2時間40分で着きました。

山頂は360度展望が開け、見晴らしが良く、眼下には中禅寺湖や戦場ヶ原、目線を上へ向けると夏の青空と周りの山が綺麗でした。

登山口から山頂までは、1210mの高度差があります。ファミリー登山には斜度が辛い山のように感じますが、お盆休みで老若男女、多くの登山者とすれ違い、子供と交わす挨拶は、夏休みを満喫しているとわかる明るい声でした。

7合目辺りから景色が開け始めますが、ガレ場の急登が続き、ここは下山時も注意が必要です。

下山後、中禅寺湖湖畔を散策しながら、男体山対岸のイタリア大使館別荘記念公園まで歩きました。復元された綺麗でモダンな別荘室内は静かです。縁側の椅子に座り、湖畔からの清風を受けて、水面に写る空や山々を眺めると夏の避暑地気分で、時を過ごせました。ここから見る男体山は、富士山のようで形が素晴らしいです。

(加涌由貴/埼玉県/54歳/よく行く山:関東甲信越の山&日本百名山)

志賀高原・志賀山、裏志賀山

展望と湿原を楽しみました。

四十八池湿原からの志賀山(左)と奥志賀山(右)(写真=八木茂良)

花の蜜を吸うアサギマダラ(写真=八木茂良)

8月13日、晴れのち曇り

昨日の大雨とはうって変わり朝から晴れました。硯川から夏山リフトで前山に立ち、志賀山、裏志賀山に登り、急坂を降りて四十八池へ下り、前山に戻る周回コースです。

志賀山を下るときは少しもやのかかった焼額山、寺子屋山、岩菅山などを望むことが出来ました。裏志賀山からはエメラルドグリーンの大沼池が綺麗です。四十八池はハイカーや登山者で賑わっていました。

湿原にはキンコウカやワレモコウ、モウセンゴケなどが咲いていました。帰りの前山ではアサギマダラが乱舞していました。

(八木茂良/静岡県/67歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

南アルプス・北岳

台風を心配しながら。

富士山に感動(写真=広岡正芳)

8月7日~9日

1日目:広河原から御池小屋まで。

2日目:御池小屋から二俣を経て北岳山頂、肩ノ小屋へ。途中の雪渓はザクザクでアイゼンは携行していましたが、危険なので夏道を歩行。八本歯のコルから山頂までの道のりは、たくさんのハシゴに悪戦苦闘し、すばらしいお花畑に癒され、時折降る雨にせかされ、富士山に感動しながら山頂へ到着。記念写真撮影後、肩ノ小屋へ。着いた途端に雨が降り出し間一髪。

3日目の朝は、昨日の雨も上がりご来光は拝めなかったものの、富士山をはじめ、甲斐駒、仙丈、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳も望む事ができました。台風が近づいていたため、小屋にはキャンセル電話が相次いでいたようです。おかげで小屋でも快適に過ごすことができ、生ビールが疲れた身体に浸み込みました。

(広岡正芳/滋賀県/66歳/よく行く山:北アルプス)

木曽・御嶽山

三度目の木曾御嶽山へ行きました。

剣ヶ峰からのご来光。(写真=小椋将二朗)

8月3日、小雨

AM2:00、流星とご来光を拝みに山仲間と田の原登山口を出発。真っ暗な登山道をヘッドライトだけを頼りに、小雨のなか黙々と進みます。残念ながら、ペルセウス座流星群は見えませんでしたが、AM5:07、剣ヶ峰から見事なご来光と雲海を拝めました。ガイドの方も「この美しさは滅多にお目にかかれない」とのこと。ラッキーです。

そのあと、神社祠裏からお鉢めぐり。二の池近くで簡単に朝食を済ませ、三の池の渡り廊下を往復し王滝頂上へ。下山途中、5月にバックカントリースキーをした雪渓を横目に「まだ、スキーできるなぁ…」と考えながら下山しました。

(小椋将二朗/奈良県/50歳/よく行く山:生駒山)

インド・ラダック

雄大な山々と澄みきった青空。

雄大な山々が連なる(写真=柳田雅弘)

トレッキングの様子(写真=柳田雅弘)

7月22日~8月8日

7月22日から8月8日までインドに行ってきました。このうち7月30日から8月5日にかけて、トレッキングをしました。

カラコルムとヒマラヤに挟まれた、ラダック山脈です。雄大な山々、澄みきった青空、きれいな高山植物。テント泊は1日だけで、村落のホームステイを基本にしました。チベットの人々の優しさ、外で走り回る元気な子供たち。昔の日本の家族を見ているようでした。ロバ2頭とガイドが同行してくれ、僕は20リットルパックを背負うだけのトレッキングでした。それでも標高4000~5000mでしたので、心臓が破裂するのではと思うくらいになりました。

このコースのよい所は、ガタガタ道ですが、車道が近くを通っていることで、ギブアップの時には、翌日タクシーに迎えにきてもらえることです。雨はほとんど降らず、6~9月がベストシーズンです。

(柳田雅弘/茨城県/60歳/よく行く山:北アルプス、南アルプス、奥秩父)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

「日本山岳遺産」認定候補地募集中。

助成金総額250万円で、みなさまの活動を支援いたします。

日本山岳遺産基金は山岳環境の保全、次世代の育成、安全確実な登山の普及などを目的に、賛助会員のみなさまのお力添えのもと、2010年より活動を続けております。

各地の山や山域を「日本山岳遺産」として認定し、そこで山岳環境の保全活動などを行っている団体さまに、助成金の拠出や、広報面での支援をさせていただくことも活動の柱としております。

今年も8月末日まで、2014年度の申請を承っておりますので、ぜひご応募ください。これまでに、北は北海道の夕張岳やアポイ岳、東北地方では七時雨山、早池峰山、金華山、山梨県の櫛形山など3エリア、北アルプスの船窪岳、大台ヶ原大杉谷、中国地方の臥龍山、四国の石鎚山、南は九州中央山地五家荘エリアまで、全国13の地域を認定させていただき、活動のお手伝いをしております。

詳しくは日本山岳遺産基金のウェブサイトをご覧ください。

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/isan/

電話でのお問い合わせは03-6744-1900(担当=久保田、湯浅)までお願いいたします。

また『週刊ヤマケイ』には、「蘇れ日本列島」という投稿コーナーもございますので、山岳遺産認定地の関連に限らず、環境保全に関するご意見や呼びかけ、活動の紹介など、広くご投稿をお待ちしております。

(日本山岳遺産基金事務局長 久保田賢次)

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

登山のアプローチ手段としてすっかり定着した「登山バス」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、登山口までスムーズにたどりつけることから、人気を集めています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、装備同様、登山の必須アイテムとして、ぜひご利用ください。とっておきの登山イベントバスもあります。

海外トレッキング説明会。

9月6日と9日、これからシーズンを迎えるニュージーランドとネパール・ヒマラヤを対象とした説明会が開催。

ネパール・ヒマラヤトレッキングを計画している人には耳寄りな情報がたくさん紹介されるイベントです

9月6日、ニュージーランドトレッキングの魅力をたっぷり紹介します

9月6日のイベントでは、モンベル社製品が、来場の方にもれなくプレゼントされます。また、9日の催しでは、エベレストを舞台にしたドキュメンタリー映画の上映も行なわれます。

各回とも入場無料ですが、会場の都合上、事前予約制です。予約、問い合わせは電話またはEメールで下記へ。

アルパインツアーサービス株式会社

TEL:03-3503-1911

E-MAIL:info@alpine-tour.com

山の知識検定

Q:次の文章は、高気圧と低気圧について述べたものである。次のうちから正しいものをひとつ選びなさい。

1.温帯低気圧は、上層に強い寒気を伴った低気圧である。

2.熱帯低気圧の一種である台風は、海面水温が25℃以下の海域でも発生することがある。

3.熱帯低気圧や寒冷低気圧は前線を伴うことがある。

4.高気圧には温暖高気圧と寒冷高気圧があるが、寒冷高気圧は背の低い高気圧であり、温暖高気圧は背の高い高気圧である。

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:次の文章は、高気圧と低気圧について述べたものである。次のうちから正しいものをひとつ選びなさい。

1.温帯低気圧は、上層に強い寒気を伴った低気圧である。

2.熱帯低気圧の一種である台風は、海面水温が25℃以下の海域でも発生することがある。

3.熱帯低気圧や寒冷低気圧は前線を伴うことがある。

4.高気圧には温暖高気圧と寒冷高気圧があるが、寒冷高気圧は背の低い高気圧であり、温暖高気圧は背の高い高気圧である。

A:4

温暖高気圧は、太平洋高気圧(小笠原高気圧)のように、対流圏の上層まで達する背の高い高気圧である。これはハドレー循環と呼ばれる大気の大循環によって、赤道付近で上昇した空気が北緯20度~30度付近で下降することによって発生する高気圧で、地上から上空まで気温が高くなっているのが特徴である。

一方で、寒冷高気圧はシベリア高気圧のように、高くても地上2~3km止まりの背の低い高気圧で、それより上空では高気圧として現われない。地上付近に冷気が溜まることで発生する高気圧で、この高気圧から吹き出す風は非常に冷たい。

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より一部改題

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『剱人 剱に魅せられた男たち』

剱岳に憧れ、愛し、通い続ける男たちのドラマ

厳しくも美しい山、北アルプス・剱岳。そんな剱岳に憧れ、愛し、通い続ける男たち。著者は彼らを「剱人(つるぎびと)」と呼ぶ。『山と溪谷』2011年4月号から12月号まで好評連載された原稿に、『ワンダーフォーゲル』掲載の記事を加えてついに書籍化!

本書に登場する「剱人」たち:佐伯郁夫、佐伯邦夫、高橋敬市、稲葉英樹、佐伯友邦、和田城志、谷口凱夫、多賀谷治、山本宗彦、佐伯成司、佐々木泉ほか――。

https://www.yamakei.co.jp/products/2814120245.html

【担当編集者より】著者の星野秀樹氏自身、カメラマンとして、ガイドブック著者として、登山者として剱岳に関わり続ける、もう一人の「剱人」です。剱岳は、ほかの山にはない「何か」を秘めている、と星野氏は言います。その「何か」に惹かれた男たちは、熱く、孤高で、厳しく、深く、強い想いを持っています。彼ら剱人を通して語られる、山の厳しさと人間の生き様、そして大いなる自然に対する謙虚さ――。単なる「岩と雪の殿堂」ではない剱岳の魅力を、本書から感じてみてください。(神谷浩之/『山と溪谷』編集部)

※本書は電子書籍と、注文のつど印刷するプリントオンデマンド(POD)方式での作品です。電子書籍版はKindleストアなどで、POD版はamazon.co.jpと三省堂書店神保町本店などで購入可能です。

●著者:星野秀樹/発売日:2014年7月18日/ページ数:196ページ/POD版の判型:四六判/小売希望価格:電子書籍版900円+税、POD版1,900円+税

2014年7月~8月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『はじめてのキャンピング』 7/4 1,600円+税
『ワンダーフォーゲル8月号』 7/10 926円+税
『山と溪谷8月号』 7/15 1,048円+税
『自転車人No.036 2014夏号』 7/16 1,143円+税
『人生が変わる! 特選 昆虫料理50』 7/18 1,800円+税
『ヤマケイアルペンガイドNEXT 山麓から登る 世界文化遺産 富士山』 7/18 1,800円+税
『中村成勝写真集 秘景「黒部」黒部渓谷と雲ノ平を取り巻く山々』 7/18 2,500円+税
『中西俊明写真集 白馬岳 彩りの瞬間』 7/18 1,800円+税
『未完成 描きかけの山のスケッチ』 7/18 紙版2,300円+税、デジタル版1,300円+税
『黒部の風 わたしの山小屋物語』 7/18 紙版2,500円+税、デジタル版1,250円+税
『ヘンクツジイさん山に登れば』 7/18 紙版1,200円+税、デジタル版700円+税
『鈴木みきの山の足あと ステップアップ編』 7/25 1,200円+税
『山登りABC 山のおつまみ レシピ100』 7/25 1,000円+税
『山と溪谷 9月号』 8/12 952円+税
『アウトドアで使うためのアクティブ動画カメラ入門』 8/25 1,200円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】レディース・トレッキング「頸城・火打山」2日間

ヤマケイ登山教室

秋の彩りが進む火打山。笹ヶ峰からブナの森を登り、池塘群が広がる高谷池ヒュッテへ。翌日は草紅葉の稜線を辿って火打山を往復。噴煙を上げる焼山の展望にも期待。復路は同じルートで笹ヶ峰へ。下山後は時間により、妙高赤倉温泉に立ち寄ります。まもなく催行決定!

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=114315

日程 9月27日(土)~28日(日)
集合 JR長野駅新幹線改札前(9:00)
行程 1日目:長野駅(バス)笹ヶ峰(1320m)~黒沢~高谷池ヒュッテ(2108m)山小屋泊
2日目:~火打山(2462m)~高谷池ヒュッテ~笹ヶ峰(バス)長野駅【解散】17:00~19:00(予定)
歩行時間:1日目約3時間40分、2日目約5時間10分
登山レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です。)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する箇所がある)
参加費 33,000円
講師 菅野由起子(登山ガイド)

【机上講習会】ニコン×ヤマケイphotoトレッキング「紅葉の山を撮る」

ヤマケイ登山教室

山を赤く美しく彩る紅葉をいかに撮影するか。紅葉の山の魅力を撮影するノウハウを学ぶ机上講習会。講師は週刊ヤマケイの表紙も担当する、山岳フォトグラファー菊池哲男さんです。

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1333

開催日 9月2日(火)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 菊池哲男(山岳フォトグラファー)
株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。