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伊藤忠男さん、明子さん

カンボジアの子どもたちにクライミングを。

有森裕子さんが主宰する国際アンコールワット・ハーフマラソンに出場したときの写真。左から2番目が明子さん、右端が忠男さん

アンコールカップの表彰式。カンボジアクライミング連盟代表理事のウン・シレイディ氏よりカップを受け取る入賞選手たち

2008年2月、カンボジアのシェムリアプで、アンコール・クライマーズ・ネットを立ち上げた伊藤忠男さん、明子さんご夫妻。「カンボジア人によるクライミングの実現をめざしたい」という活動は6年目に入った。活動紹介のため、この10月に東京日比谷公園で開かれたグローバルフェスタに、人工壁を設けて出展したお二人に聞いた。

(聞き手=久保田賢次 『週刊ヤマケイ』編集長)

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久保田:先日の日比谷公園での催しはいかがでしたか。伊藤さんご夫妻がこの活動を始められたきっかけは、どんなことだったのでしょう。

伊藤明子:10月の4日(土)、5日(日)の予定でしたが、台風のため日曜日は午前で中止となってしまいました。それでも104人の方々がクライミングを体験し、私たちの活動を知っていただけました。

もともとは、2006年に私がJICAのシニアボランティアで、シェムリアプ州の教育局に行ったことが、この地域とのご縁です。夫も同じ時期にNGOのIT顧問として赴任、あちらでの生活が始まりました。子どもたちが6年生まで学校に通える率は、日本なら100%ですが、カンボジアではまだ54%しかなく、私の仕事も就学率向上が第一でした。

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久保田:そうしたなかで、クライミングの活動を始めようと思われたのは、どうしてですか。

伊藤忠男:日本でもやっていたクライミングは続けたくて、自然の岩場に通いました。欧米人のクライマーら、だんだん仲間も増えて、そのうち、現地の子どもたちとも一緒に登るようになりました。

最初は孤児院の子どもたちに教えましたが、壁に向かうと、いきなりクライマーの顔つきになるんです。目がぎらぎらして、燃えてくるというか。ほかに遊びがないですからね。彼らに触発されて、この活動は続けて来られました。

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久保田:一口に6年間といっても、ゼロからの立ち上げは、大変だったと思いますが。

伊藤忠男:始めは外の岩に出かけていましたが、危なすぎるんですね。自然環境もワイルドだし、まだまだ地雷や不発弾も沢山埋まっていました。また子どもたちの親御さんは、誰もが人身売買を非常に身近な脅威と感じていましたし、交通事故にあっても保険がありません。ですから、なるべく人工壁を使うのが合理的だと、2010年にクライミングウォールを作りました。

そうしたら、技術もみるみる向上し、コンペティションも開催できるようになったのです。動きの面白さもあるせいか、ステップアップも速いですね。とにかく、今は環境というか医療セキュリティも含めたインフラも整えてあげたいです。子どもたちが、安心してクライミングのできる環境、ですね。

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久保田:パンフレットを拝見しますと、会員さんも常時募集なさっていますが、どんなお手伝いが可能でしょうか。

伊藤明子:アンコール・クライマーズ・ネットは、支援者のみなさんからの会費やご寄付、寄贈品などで運営しています。クライマーのかたには、ぜひ現地でのクライミング指導を手伝ってもらいたいですし、そうでない人も、会員として活動を支えていただければありがたいです。クライミングを通じて、カンボジアの子どもたちに、明るい未来を拓いてあげたいのです。

北アルプス五竜岳の積雪状況

西遠見からは完全に雪で覆われています。

五竜岳の岩場。冬の様相です(写真=畠山茂信)

五竜岳山頂にて。後は剱岳と別山、真砂岳(写真=畠山茂信)

10月17日に遠見尾根から入山しました。台風19号通過後の寒気で稜線は雪雲に覆われ、昼過ぎまで降雪がありました。道は中遠見を過ぎた辺りから雪があり、西遠見からは完全に雪で覆われています。

翌朝、移動性高気圧に広く覆われた快晴の下、五竜岳に向かいましたが、中間部から上の岩場は深い所で膝上まである雪に埋まります。ルートファインディングもさることながら足場を探るのに時間を要し、無雪期の倍近い時間が掛かりました。正直、これ程の積雪とは思っていませんでした。

鹿島槍ヶ岳まで縦走する予定でしたが、明るい内には到底着けないと判断し、計画を変更して唐松岳に向かいました。唐松岳は快晴の土曜日でもあり、沢山の人で賑っていました。

翌日も雲一つ無い快晴。八方尾根を下りましたが、丸山ケルン辺りまで道に雪があります。八方池では冠雪した白馬三山が池に映り、綺麗でした。

(文=畠山茂信)

信州の山岳遭難現場より

島崎三歩の「山岳通信」。

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難の代表的な事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を配信しています。県内の山岳遭難発生状況や主な遭難事故の概要など、登山者にとって遭難を防ぐ意味でも知っておきたい情報ばかりです。

10月17日に配信された最新の第18号で掲載された遭難事故概要を抜粋してご紹介します。

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・10月7日、単独で八ヶ岳に入山した35歳女性が、赤岳に登頂後、下山中に道に迷い行動不能になったと救助要請がありました。茅野警察署山岳遭難救助隊員が出動し、午後4時53分、救助しました。

・10月8日、単独で北アルプス前穂高岳に入山した22歳男性が、岳沢へ下山中に道に迷い、行動不能になったと勤務先を通じて救助要請がありました。午後3時37分、県防災ヘリで救助しました。

・10月10日、単独で北アルプス北穂高南稜を涸沢方面へ下山中の72歳男性が滑落したと、目撃した登山者が山小屋に通報。北アルプス南部地区遭対協隊員および防災ヘリが出動・救助し、午前9時53分に松本市内の病院に収容しましたが、死亡を確認しました。

・10月10日、2人パーティーで北アルプス北穂高岳を下山中の66歳女性が、スリップして左足首を負傷したと、他の登山者が山小屋に通報。北アルプス南部地区遭対協隊員および防災ヘリが出動・救助し、午後2時21分、松本市内の病院に収容しました。

(内容は長野県警察本部の発表時点のものです)

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下記URLより、バックナンバーもご覧いただけます。今後の登山にぜひ役立ててください。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html

(文=週刊ヤマケイ編集部)

妙義山・登山道崩壊続報

表妙義・白雲山の玉石~大のぞきの稜線で崩壊。

崩壊発生直後の現場(妙義山岳救助隊の金井氏撮影)

先週の週刊ヤマケイで「表妙義・白雲山の玉石~大のぞきの稜線で崩壊があり、通行止め」とお知らせしましたが、今週も状況は変わっていません。

上の写真は崩壊発生直後のものですが、崩壊箇所の下は100m以上の絶壁となっているはずです。

10月22日、23日に妙義山登山道の点検が予定されていましたが、悪天候のため中止となりました。復旧の見通しは今のところありません。

(文=打田鍈一/山歩きライター)

山形県・湯ノ沢岳~母狩山

庄内地方摩耶連山の隠れた名山を訪ねる。

湯ノ沢岳東面の紅葉に彩られたスラブを望む(写真=曽根田 卓)

母狩山へと続く縦走路(写真=曽根田 卓)

10月19日、晴れ

山形県鶴岡市の南西側に金峰山から母狩山、湯ノ沢岳、そして摩耶山まで標高1000m足らずの山並みが連なっています。その中の主峰・摩耶山は東北百名山の一座に選定され、多くの登山者が訪れていますが、北側に位置する湯ノ沢岳は地元の岳人以外にはあまり顧みられることのない山です。

今回は車を母狩山の谷定登山口にデポし、湯ノ沢岳から母狩山まで主稜線4kmの縦走を楽しんできました。

湯ノ沢岳の標高は964mしかない低山ですが、日本海に近く、冬の季節風をまともに受ける豪雪地帯にあります。そのために雪崩に磨かれた東面には低山に似合わないスラブが発達しています。

しかし、主稜線の西側は見応えのあるブナの原生林が続き、特に母狩山への縦走路で見る曲がりくねったブナ林はひとつの見どころとなっています。訪れたこの日は金色に輝くブナの黄葉が見事でした。

(文=曽根田 卓)

吾妻連峰・家形山

北側の周回コースで家形山へ。

一切経山と五色沼(写真=福井美津江)

右下に写り込んだ人物により五色沼の大きさがうかがえます(写真=福井美津江)

10月18日、晴れ

神楽新道口に車を駐車しておよそ30分車道を歩き、姥湯温泉手前の登山口より大日岳、兵子を経て家形山へ。

家形山山頂から五色沼を眺め、下山は霧の平を経て神楽新道口へ周回するコースを歩きました。澄んだ青空のおかげで「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼はとても青く美しく輝いており、紅葉は終わっていましたが色鮮やかな素晴らしい景色でした。

登山道は刈り払いされたばかりで歩きやすく、特に下りは砂礫の白浜から見通しが開けた明るいコースでしたので、登ってきた尾根を眺めながらの下山です。霧の平分岐からは紅葉の中を歩きます。

予定時間より早く周回できたので姥湯温泉に立ち寄り、秘湯の露天風呂で体をほぐしました。

(文=福井美津江)

越後・巻機山米子沢【沢登り】

好天と紅葉に恵まれました。

ツバメ岩の岩塔を見上げながら、15mほどの滝を登る(写真=高橋金雄)

ゴルジュ帯を抜けると延々とナメが続く(写真=高橋金雄)

10月12日~13日

米子沢は多くの人が日帰り遡行をされているようですが、我々の体力や素敵な避難小屋もあるということを考慮して、今回は2日の行程としました。

下流部こそゴーロが続きますが、中流域は滝とゴルジュが連続し、見事な紅葉とすっきりした岩、水が鮮やかなコントラストを描き、素晴らしかったです。滝は登りやすいものがほとんどで、ロープもほとんど使いませんでした。ただ1ヶ所、鮮明な踏み跡(以前の救助隊のものらしい)に誘い込まれ、左岸を高巻いてしまいましたが、なんとか修正して沢に戻りました。

その上部の源頭はナメが延々と続き、草紅葉と相まって素晴らしかったです。

その日は避難小屋に1泊し、翌日、井戸尾根を下山しました。

(文=高橋金雄/山岳写真家)

※編集部注:沢登りは専門の知識や用具が必要です。登山初級者、中級者のみで安易に入渓することのないよう注意してください。

北アルプス・下ノ廊下

秋色に染まる黒部峡谷を歩いてきました。

16日、下ノ廊下の歩きだしは川面と同じ高さからですが、徐々に高度感が増していきます(写真=宮久保 悟)

17日、水平歩道にて。これだけの道を作るのにどれほどの苦労があっただろう。当時のダム開発にかけた熱意が伝わります(写真=宮久保 悟)

10月16日~17日、16日晴れ、17日小雨

下ノ廊下をたどる水平歩道は、黒部ダムから欅平に続く黒部峡谷沿いに作られた約30kmの歩道で、ここを通行できるのは、雪渓が融ける9月下旬から雪が降り出す10月下旬までの、わずか1ヶ月間ほどとなっています。

今回は、ロッジくろよんに前泊し、途中阿曽原温泉にテント泊して欅平に抜けるという行程でした。

急峻な岩壁をくり抜くようにして水平に開かれた道は、人ひとりが歩けるほどの幅しかなく、足下には黒部川源流を見下ろし、目線を上に向けると黄色に染まる紅葉を楽しむことができました。ただし、ひとつ間違えると大事故につながるので、気を抜かないことだけは気を付けました。

日本の山とは思えない秘境のルート、しかも秘湯付き。なんとも贅沢な山旅でした。

(文=宮久保 悟)

長野県・乗鞍高原

晩秋の乗鞍高原へ。

冠雪の剣ヶ峰(写真=伊藤哲哉)

乗鞍へ流れる銀河(写真=伊藤哲哉)

10月18日~19日、快晴

2週間ぶりに乗鞍高原を訪れると、さらに秋が深まって、冬の訪れを感じました。目を乗鞍岳の方に向けるとうっすらと雪化粧をした剣ヶ峰が見えます。一ノ瀬園地では、シラカバなどの落葉樹の葉はほとんど落ち、太陽に照らされて輝いている幹や枝が目立ちます。2週間前には青々としていた大カエデも、半分ほど落葉していました。夜は星空がとても美しく、天の川が乗鞍岳の方角に流れていました。

翌朝、観光バスで畳平を目指します。標高が上がるにつれ、次々に見えてくる北アルプスの峰々と眼下の景色に仲間との会話が弾みます。肩の小屋口バス停付近からは、堂々と聳え立つ穂高の峰々と槍ヶ岳がよく見えました。乗鞍の剣ヶ峰に目を向けると、高原から見た様子とは違って、目の前にどっしりと構えた山容がとても印象的です。雪渓では、数名の人がスノーボードをしており、早々と冬のスポーツを楽しんでいる様子でした。

(文=伊藤哲哉)

高尾山

ほんのり秋めく高尾山。

金毘羅台コースにて(写真=三好和貴)

タカオヒゴタイ(写真=三好和貴)

10月20日、晴れ

土日祝日はもちろんですが、平日においても多くの人が訪れるシーズンに入った高尾山。連日、遠足児童や家族連れなどで賑わっています。そんな中でも、例えば金毘羅神社へあがる道(通称金毘羅台コース)などのマイナールートは、人とすれ違う機会が少なく、静かに山歩きを楽しみたい方にはお勧めです。ただしこうした道は自然研究路などのように整備が行き届いた道ではないため、しっかりとした登山用の靴と装備で来られることをお勧めします。

高尾山の紅葉のピークはまだ先ですが、イロハモミジなどをよく見ると、ほんのりと色づき始めているのがわかります。徐々にですが、秋めいてきていることを感じました。道中、タカオヒゴタイが花を付けているのを見つけました。高尾山にゆかりのある植物はいくつかありますが、この植物もそのひとつ。高尾山で最初に発見されたことから名づけられました。しかし皮肉なことに、高尾山では目にする機会が少なくなってしまいました。高尾の名の付いた植物が、高尾山で見られなくなることのないようにしていきたいものです

自然研究路4号路ではスズメバチの巣を確認したため、巣の撤去が完了するまで一部区間(5号路合流部~いろはの森コース分岐)を通行止めにしています。詳しくは高尾ビジターセンターのホームページ等で最新の情報をご確認ください。

(文=三好和貴/東京都レンジャー(高尾地区))

丹沢・大野山

11月1日は大野山フェスティバルが開催。

大野山山頂の草原で桧洞丸、蛭ヶ岳など丹沢主稜線の山なみを眺めて憩う(写真=石丸哲也)

ハロウィンカボチャが迎えてくれた「まきば館」と乳牛、体験で作ったバター(写真=石丸哲也)

10月19日、晴れ

武蔵野市在住で教育委員も務めた、みなみらんぼうさんが同市の小学生たちと自然に親しむハイキングのお手伝いで出かけてきました。参加した小学生は4~6年生の36人。3グループに分かれ、らんぼうさん、丹沢湖ビジターセンターのインタープリター長澤展子さん、私が順番にそれぞれのグループを担当。さらに武蔵野市生涯学習スポーツ課の方と看護師、アルパインツアーのスタッフ3人がサポートして、花や木の実、鳥の名前と自然の中でのつながり、草笛など野遊びの話などをしながら歩きました。

当日はハイキング日和で、紅葉はまだ始まったばかりですが、野菊やアザミの仲間が咲き、ススキの穂が出そろっていました。大野山の山頂一帯は神奈川県の乳牛育成牧場で放牧地の草原が広がり、展望にも恵まれています。山頂に着いたときは富士山が雲に隠れていましたが、丹沢主稜の山なみがくっきりと見えました。山頂の草原で昼食の後、直下の「まきば館」へ。まきば館では、親子・小学生等を対象とした畜産交流教室でバターの手づくり、牛の餌やり体験をした後、車道を大野山登山口へ下りました

大野山では、紅葉が見ごろを迎える11月1日(土)、大野山フェスティバルが開かれ、アルプホルン演奏、牛乳無料配布、地場産品やバーベキューの模擬店で賑わいます。丹沢湖畔には、丹沢の自然や情報が得られる丹沢湖ビジターセンターがあるので、こちらから登り下りするのもおすすめです。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

奥秩父・甲武信ヶ岳

期待を大きく上回る満足度の山行となりました。

毛木平→千曲川水源1710m付近の紅葉(写真=中村重明)

大山2225mより、八ヶ岳(写真=中村重明)

10月18日~19日、晴れ

毛木平から、千曲川源流遊歩道経由で甲武信ヶ岳へ登り、三宝山(埼玉県最高峰)、十文字小屋(泊)経由で毛木平に戻る周回コースを歩いてきました。日帰りも可能なコースながら登山口へのアクセスに時間がかかるので、1泊でプランしたものです。当初は甲武信小屋泊を考えていたものの、この日は布団1枚に2名という混雑状況とのことでしたので、十文字小屋泊に変更しました。

初日は日没時間(17:15)を気にしながらの少々長めの行程となりましたが、千曲川源流遊歩道の期待を上回る素晴らしい景観と、甲武信ヶ岳→十文字小屋間での展望を堪能しつつ、何とか明るい内に小屋に到着。十文字小屋は今回初めての宿泊でしたが、アットホームな雰囲気がとても良く、是非また泊まりたいと思いました。

2日目は初日以上の好天のため、まずは大山を再訪し、昨日は得られなかった八ヶ岳や北ア展望を堪能。その後、十文字小屋に戻ってゆっくり朝食を食べた後、毛木平に下山しました。

行程も山小屋も、期待を大きく上回る満足度で、今度はシャクナゲの咲く6月上旬に、是非また同じコースを歩きたいと思いました。

(文=中村重明)

中央線沿線・滝子山

岩尾根から目指した秀麗富嶽十二景の山。

南稜最上部は岩場が連続。急な部分は左右にかわしながら通過します(写真=木元康晴)

山頂から望む富士山は、雪に覆われた冬の姿になっていました(写真=木元康晴)

10月17日、晴れ

中央本線初狩駅の北側に、3つのピークを連ねてそびえ立つ滝子山。かつては三ツ丸とも呼ばれていたというこの山を、岩場のある南稜コースから登ってきました。

笹子駅から歩き始めて桜公園を通過し、キャンプ場の跡地を横切って林道に出ると、南稜の取付きです。最初は穏やかな尾根筋を歩きますが、鳥獣保護区の看板が立つ先からは、岩場が連続。ホールドの多い岩であり、際立った難しさはないものの慎重に通過します。浜立山へ続く稜線に出たら東に進み、足場が不安定な西峰を越えれば360度の展望が広がる滝子山の頂上へ。大月市が定めた「秀麗富嶽十二景」のひとつであり、三ッ峠山の向こうに大きな富士山を望むことができました。

下山は東峰を経て檜平へ下り、その先の分岐は直進して立河原方面へ。藤沢方面に下る道と異なって、急な下りが続くコースです。人家の並ぶ山麓に降り立ってからは、笹子川沿いの車道を長く歩いて初狩駅へ向かいました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

富士山周辺・高座山、杓子山

秋の花々の饗宴と展望をたのしむ稜線散歩。

リンドウ。今日の主役のように咲き誇っています(写真=奥谷 晶)

左上から時計回りにトリカブト、マムシグサ、リュウノウギク、マツムシソウ(写真=奥谷 晶)

10月18日、晴れ

富士山の雄大な展望で知られる高座山・杓子山を訪れました。あいにく富士山は、終日雲の中。

鳥居地駐車場を出発しましたが、高座山への尾根道はなかなかの登りが続き一汗かきます。ススキの原に出ると気持ちのよい道が続きますが、高座山山頂直下の登りは、粘土質の土で水分を含んで非常に滑りやすくなっています。長々とトラロープが伸びていますが、長すぎて降り始めにしか有効ではありません。

杓子山へは、小さな岩場もある樹林帯の中のアップダウンのある尾根道の登りが続きます。頂上からは富士山、山中湖、富士吉田の町などが一望の下です。この日は、トリカブトやリンドウ、ヤマラッキョウ、リュウノウギクなどが今を盛りと咲き乱れていました。お目当ての開花し始めたムラサキセンブリにも出会うことができ、満足です。富士山はようやく日没間際に姿をみせてくれました。

(文=奥谷 晶)

京都福井県境・青葉山

若狭富士、丹後富士とも呼ばれる秀峰へ。

双耳峰を結ぶ岩稜からは麓の箱庭のような風景が見下ろせます(写真=山口敬二)

岩稜を抜けると明るい緑の森に心踊ります(写真=山口敬二)

10月11日、晴れ時々曇り

見れば見るほどに、そのピラミダルで優美な山容には見惚れてしまう。いつかは登ってみたいと計画を暖めていた青葉山へ、連休を利用して行ってきました。

麓の青少年旅行村に車を停めると、そこに詰めているガイドさんからいろいろなアドバイスがもらえました。最初の展望台まではクマが出没する箇所もあるようで要注意です。

登るにしたがってスギ林(植林のものが多い)からコナラやミズナラの林のなかを歩くようになり、見ると足元にはたくさんの栗のイガが落ちています。敷き詰められた落葉とあいまって秋らしい赤茶色の道が山上へといざなってくれます。ミゾソバ、コウヤボウキ、ゴマナ、ツルリンドウ、アキチョウジ……と秋の花も目を楽しませてくれ、山頂付近でブナの原生林も分布するようになると気分も一段と高揚します。

この自然度の高い森林景観を楽しむうちに東峰(693m)に着きました。青葉山は双耳峰になっており、こちらの東峰の方が西峰より僅かに1mだけ高いので主峰となります。展望はほとんどありませんが、ここでお昼にすることにしました。東峰をあとにするとすぐに色づきかけた痩せた尾根を歩くようになり、やがて展望のよい高度感のある岩場にさしかかりました。青葉山はコニーデ式火山(成層火山)の外輪山の一部だそうで、山のあちこちに大きな溶岩流が見られます。ここの岩稜はほとんどが溶岩流で、大きな岩が折り重なって幾つかの大きな空洞を作っています。ときにはロープに掴まりながらの岩稜も、美しい緑に包まれる道もあり、とても気持ちがいいルートです。

そしてたどり着いた西峰からは若狭湾国定公園の素晴らしい大パノラマや高浜町の民家や田園が箱庭のような景観を見せてくれました。

ピストン山行の下山は往路を辿るだけですが、綺麗なブナ林や俯瞰する高浜町、舞鶴湾まで見渡せる絶景を2度楽しめました。なにより森の緑と黄葉が織り成す明るい風景は、この上ない幸福感をもたらしてくれました。

(文=山口敬二)

岡山鳥取県境・毛無山

例年何度も来ている山なのに今年は初めてです。

ブナの黄葉は色付き始めです(写真=舩越 仁)

毛無山頂上から大山を望む(写真=舩越 仁)

10月17日、晴れ

この山は春にはカタクリの花が咲き誇り、子供から高齢者まで登山の楽しさが味わえる人気の山です。今回は何人もの知人がいる福田ハイキングクラブの例会と聞き、いつもとは逆に白馬山から毛無山(けなしがせん)へのコースを辿りました。途中で出会えるかも知れません。

登り始めの登山道は、杉の枯れ葉が絨毯の様でとても歩き易いです。これは先日の台風の置き土産でしょうか。尾根の傾斜が緩くなると、明るい木漏れ日のブナ林です。まだ緑の多い黄葉初めのブナ林をそよぐ風は、汗ばんだ体にとても心地よく感じます。

頂上では、先に到着したハイキングクラブの皆さんが賑やかに昼食中でした。この会は、いつも頂上で季節の歌を歌うのが恒例の様です。私たちもその輪に加えて頂きました。この日の歌は、ほんのり懐かしい『里の秋』でした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

徳島県・剣山

旧交を温めることができました。

西島から山頂を望む(写真=西田六助)

山頂にて。ガスで視界なし(写真=西田六助)

10月12日、曇り

日本山岳協会主催の全日本登山体育大会が徳島県剣山系で10月11日から13日まで開催され、全国から200名近くの参加者があり、5コースに分かれて実施されました。丁度、台風19号の影響で山行が危ぶまれましたが、曇り空でも大きく崩れることなく予定のコースを歩くことができました。

私は剣山プロムナードコースと言われているCコースに、総勢72名の一員として参加しました。見の越~西島~山頂ヒュッテ~山頂~二の森分岐~西島~見の越のコースで、日ごろ歩き慣れているとはいえこんなに大勢で歩くことはなく、担当の徳島県山岳連盟のお世話になりました。

今回、山頂付近は台風の影響で東寄りの風が非常に強く、女性たちにとっては風に煽られる厳しい行動となりましたが、全員で歩き通せました。二の森分岐から西面の祖谷(いや)谷側に入ると風もなく、薄日すら感じられる中を下山し、剣神社で昼食。丁度、紅葉によい時期であり、楽しみにしていたのですが、今年は急な冷え込みが無かったのか、色の鮮やかさには欠けていました。

年に1度、こうして山仲間が集う行事の機会に、久しく会えなかった方たちに会えて旧交を温めることができました。

(文=西田六助/新・分県登山ガイド『愛媛県の山』共著者)

愛媛県・権現山

鬼ヶ城山系の独立峰へ。

権現山と、後方に拡がる宇和海。円内はキオンの花にとまるアサギマダラ(写真=西田六助)

赤滝山を背に。左方は高知県黒尊谷(写真=西田六助)

10月18日、晴れ

今回は宇和島市の「いやし博継続イベント」として開催している山行で、入山する登山者が殆どいない山域を選定しました。

コースは高知県との県境にある八面山(1160m)より南に向かい、正面に地域の守護山としての権現山から宇和海を眺め、モミや松の枝ぶりのよい自然林に癒されながら道なき道を下ります。スーパー林道付近は森林整備を行なっており、作業道などが新設されて目的とする地点には下ることができませんでした。作業道からスーパー林道へ下り、20分も歩くと高知県境となり、この県境尾根の取りつき(約800m)から赤滝山(1104m)に向かいました。この尾根の岩場や痩せ尾根では緊張感を味わう場面もあります。

頂上付近はブナなどの広葉樹が多く、始まりかけの紅葉を楽しむことができました。また、キオンやアキノキリンソウなど秋の花々が一面に咲き競うお花畑ではチョウが乱舞していて、秋の風情を十分に楽しむことができた山行でした。

(文=西田六助/新・分県登山ガイド『愛媛県の山』共著者)

佐賀長崎県境・経ヶ岳

山頂部は色づき始めました。

ひたすら急登を登る(写真=池田浩伸)

北斜面では鮮やかな紅葉が見られる(写真=池田浩伸)

10月14日、晴れ

黒木~舞岳~経ヶ岳~つげ尾~黒木へ周回しました。舞岳は経ヶ岳から南へ伸びた尾根にある867mの山です。舞岳の山頂付近からは、経ヶ岳の岩峰を間近に見ることができますが、屋久島のモッチョム岳のような木の根が張り出した急登に加えて岩場もあり、どちらかと言えば経験者向きのコースです。マイナーで人も少ないので、注意してください。

今回はこのコースから経ヶ岳を目指しました。台風19号が通過したばかりですが、登山道に倒木や崩壊など異常は見受けられませんでした。

経ヶ岳を下る北側では、アキチョウジの花がまだ残り、頭上には見事な紅葉を見ることができました。

風がとても冷たく感じられました。防寒着もお忘れなく。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

宮崎県・大崩山

リンドウの花が咲き始めていました。

花崗岩の上にへばりついていた、全高10cmにも満たないドウダンツツジ。紅葉して、さらに実までつけていました(写真=緒方 優)

石塚付近では、リンドウの花が満開(写真=緒方 優)

10月19日、霧

この日の天気予報は晴れ。「秋晴れの山日和だな」と期待して登り始めましたが、袖ダキ展望所に上がったら、周りは一面ガスに包まれていました。下ワク塚に上がっても、中ワクも、上ワクも、ガスの中。山頂では時折ガスの切れ間から展望もありましたが、下りもまたもやガスの中。ガスが切れたのは、見返りの塔から下でした。

残念ながら紅葉は、いまひとつ。おそらく夏以降の雨の多さによる日照不足や台風18号、19号による強風の影響かと思われます。リンドウの花も咲き始めていて、今週末から来週末にかけてが見頃になるでしょう。

尚、大崩山荘前の祝子川渡渉地点では流れの位置が変わっています。気を付けて渡渉してください。

(文=緒方 優/『宮崎県の山』共著者)

熊本県・根子岳

紅葉の見ごろを迎えています。

根子岳東峰から色づき始めた天狗岩を見る(写真=池田浩伸)

上色見から見る根子岳(写真=池田浩伸)

10月20日、晴れ

大戸尾根登山口から根子岳東峰を往復しました。

登山口へ向かう上色見付近の車道脇の紅葉も綺麗でした。災害復旧工事が行なわれていて工事車両が通るため、登山者用の駐車場が作られています。

午前中は厚い雲が空を覆っていましたが、昼近くになると秋の空に変わり日差しが暑いほどでした。

山頂からは鞍岳や大観峰など阿蘇外輪山の眺めと、祖母山、傾山など360度の大展望を楽しみました。紅葉は1000m付近から山頂部がそろそろ見頃を迎えています。

登山道に台風の影響はありませんが、滑りやすいので、雨の日は避けたほうがいいでしょう。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

札幌・藻岩山

札幌の展望台へ。

ルートから見た紅葉と札幌市街(写真=蓮井美津夫)

藻岩山山頂を望む(写真=蓮井美津夫)

10月12日、晴れ

札幌近郊の山々が紅葉もピークを迎えたと思える3連休、気軽に登山が出来て人気の高い札幌の展望台、藻岩山に登りました。

登り1時間程の山ですが、天候に恵まれたこの日は、小さな子供から年配の方まで、幅広い年齢の登山者で賑わっていました。

紅葉もここ数年の中では色付きが良く、札幌の街並みと重なり見事な景色でした。

(蓮井美津夫/北海道/56歳/よく行く山:道央、大雪山)

信越県境・風吹大池

風吹大池へ紅葉見物に行ってきました。

風吹大池。右から風吹岳(1888m)、横前倉山(1907m)、岩菅山(1889m)(写真=杉本敏宏)

黄葉に包まれた登山道(写真=杉本敏宏)

10月11日、快晴

白馬岳の北東に派生する尾根の末端近く、信越県境に位置する風吹大池へ、小谷村の土沢から紅葉見物に行ってきました。台風19号が接近しているので天候悪化を懸念していましたが、1日中青空が広がる上天気の中での紅葉見物になりました。

登山道も変化に富んでいましたが、登山口までの車道には待避所が無く、ひやひやしました。上部は5日から6日にかけての嵐でダケカンバがほとんど黄葉を落としていましたが、1500m前後ではこのときが真っ盛りの状態で、全山が赤や黄色に染まっていました。

風吹岳の頂上からは、妙高山から乙妻山・高妻山、戸隠山から西岳までが一望できます。火打山は横前倉山に隠れて見えません。

池を一周する道があり、科鉢池を過ぎると、草紅葉に覆われた風吹天狗原に飛び出ました。西正面に雪倉岳があり、その右に朝日岳がどんとそびえていました。

(杉本敏宏/新潟県/68歳/よく行く山:北アルプス、頸城連山など)

北八ヶ岳・丸山~縞枯山

天候に恵まれ、気持ちよく汗をかきました。

コケの森を歩く(写真=浅井祥守)

縞枯山山頂付近から望む南八ヶ岳(写真=浅井祥守)

10月19日、晴れ

JR小海線八千穂駅から路線バスに乗り白駒池で下車。多くの観光客が向かう白駒池への散策から始めました。紅葉はすでに終っていましたが、あたりはたくさんのコケが青々と自生するまさにコケの森です。白駒荘の脇から高見石、丸山へと続く登山道に入ります。麦草峠に出るまで静かな原生林の中を歩きます。

麦草峠でこれから向かう茶臼山を目の前にしました。予想どおりのなだらかで優しい感じの山なみです。ところが歩き出すと相当な急こう配を直登するルートで、汗だくになりひたすら上りました。

茶臼山と縞枯山の山頂からは眺望はありませんが、近くの展望台からは絶景を楽しみました。遠くに北アルプスから南アルプスまで見渡せる、超ワイドスクリーンです。

縞枯山から雨池峠へはガレ場を一気に下る難路で、膝へのダメージを心配し、慎重に一歩ずつゆっくりと下りました。雨池峠からは静かな木道を歩き、途中から坪庭散策の観光客と合流し、北八ヶ岳ロープウェイで下山しました。天候に恵まれ、気持ちよく汗をかき大自然満喫の北八ヶ岳でした。

湿った土の付いた岩の表面は滑りやすく、ぬかるみもところどころにあるので足元には十分注意してください。

(浅井祥守/東京都/54歳/よく行く山:首都圏から日帰りの低山)

八ヶ岳・赤岳

紅葉の眺めが素晴らしい県界尾根。

赤岳頂上山荘前より、朝日に照らされた赤岳を望む(写真=河村洋子)

10月3日~4日、3日曇り、4日晴れのち曇り

10数年ぶりに赤岳を登りました。今回は美濃戸口バス停から南沢ルートをとり、行者小屋を経て、文三郎尾根から赤岳頂上へ。下りは県界尾根から清里の美し森へのルートです。

この時期は登山口に到着するバスが遅い為、日没までに頂上までたどり着けるか心配でしたが、11時頃から歩き始め、16時前には赤岳頂上山荘に到着できました。長いアプローチを過ぎ、赤岳頂上直下では岩壁をクサリやハシゴを使って登らなくてはなりません。文三郎尾根の最後の登りは、1歩ずつの歩みもゆっくりで、息も荒くなり大変きつかったです。

台風18号の影響による降雨も心配でしたが、早朝に山荘を出発した時は、遠く富士山も望めるほど、展望が開けていました。山荘直下の県界尾根の始めでは、一枚岩で苦労しましたが、懸垂下降の要領で降りると、あとは尾根からの素晴らしい紅葉の眺めと、ふかふかの落ち葉の登山道に魅了されました。

このルートを何回となく往復しているという大先輩に、途中で話を伺うことができ、次回はこの県界尾根ルートから赤岳を登りたいと思いました。

(河村洋子/愛知県/よく行く山:北アルプス、岐阜長野近郊の山)

長野県・入野谷山

新しく開拓されたアルプス展望台の山。

展望台から仙丈ケ岳(写真=松田芳典)

展望台から中央アルプス(写真=松田芳典)

10月11日、快晴

入野谷山(1772m)は長野県伊那市の南アルプス前衛の山で、南、中央アルプスの展望台です。

この山はもともと無名で、4年前に公募で名付けられたという、最近では珍しい山です。この春、登山道が整備され一般に開放されたので行ってみました。

登山口は磁場ゼロのパワースポットで知られる分杭峠です。車で行く場合、麓の駐車場に止めシャトルバスで行きます。

分杭峠から整備された自然林のなかを登って行きます。途中、風の丘、結の桂、希望の泉など新しく名付けられた所を通り1時間30分ほどで山頂へ。ここは展望がないので、その先に30分ほど行くと、絶景の峰と名付けられた展望台に着きます。樹林の間から南アルプスが正面に見え、後ろには中央アルプスが、またこの時は北アルプスも見えました。

帰路は同じ道を戻ります。途中光のテラスと名付けられた展望台(1657m)に寄ってみました。紅葉のトウヒの森を通り、分杭峠に着きました。

(松田芳典/愛知県/61歳/よく行く山:中央アルプス、岐阜の山など)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

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日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、装備同様、登山の必須アイテムとして、ぜひご利用ください。とっておきの登山イベントバスもあります。

ヤマケイ登山教室、2014年度後期講座がスタートしています

11月30日、秋の集中講座in高尾ほか、学びながら体験してみませんか?

2013年の秋の集中講座in御岳山にて。石丸哲也さんの「五感と知識で山を楽しむ」講座より

同じく2013年の秋の集中講座in御岳山にて。佐々木亨さんの「地図読み」講座

机上講座、実践講座の両面から好評をいただいております「ヤマケイ登山教室」の後期講座が、10月からスタートしています。「山の天気」「地図読み」「山岳写真」「ファーストエイド」「遭難事例から学ぼう」ほか、幅広いテーマで、学びながら体験するヤマケイ登山教室に、ぜひお越しください。

ここに開催間近となりました、いくつかの講座をご紹介します。詳細は下記の総合パンフレット等をご覧ください。

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「秋の集中講座in高尾」(実技講座)

11月30日(日)開催。1日で「山の天気」「地図読み」「山のファーストエイド」「五感と知識で山を楽しむ」から、好きなテーマをふたつ選んで学ぶ充実の講座です。

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「遭難事例から学ぼう」(机上講座:日本山岳救助機構協賛)

増え続ける山の事故を防ぐために、私たちに何ができるのかを、一緒に考えてみませんか。過去の遭難事例を紐解きながら、生死を分けるポイントを学んでいきます。講師は『転倒・滑落しない歩行技術』の著者、野村仁さん。次回は11月6日(木)開催。以降、毎月第一木曜日の夜に実施いたします。

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「山男塾」V期(オリエンテーション+雪山実技講座)

一人前の山男を目指す登山教室・「山男塾」がV期を迎え、いよいよ積雪期の講座も始まりました。次回オリエンテーションは11月13日(木)です(山男塾の受講は、49歳以下の男性に限らせていただいておりますので、ご了承ください)。

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この他、「週末の山登り」「湯ったり名山トレッキング」「初級レディストレッキング」「女子中級登山講座」「久しぶりのスキー(妙高)」「日本山岳遺産認定地を訪ねる」「山岳スキルアップ」など多種多様な講座をご用意しております。

(山と溪谷社企画開発部 ヤマケイ登山教室担当 久保田賢次)

山の知識検定

Q:次の山はいずれも日本百名山に選ばれているが、そのなかで双耳峰ではないものを選びなさい。

雨飾山/鹿島槍ヶ岳/谷川岳/トムラウシ山

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:次の山はいずれも日本百名山に選ばれているが、そのなかで双耳峰ではないものを選びなさい。

雨飾山/鹿島槍ヶ岳/谷川岳/トムラウシ山

A:トムラウシ山

雨飾山、鹿島槍ヶ岳はともに南峰と北峰、谷川岳はトマの耳とオキの耳から成る双耳峰である。トムラウシ山は火山で山頂には溶岩ドームがあり、噴火口は一部が崩れてU字形になっている。

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

山登りABC『はじめよう親子登山』

普通の登山と親子登山の違いをわかりやすく解説

山登りの基本的な知識と技術をテーマごとにまとめたポケットマニュアル「山登りABC」シリーズに「親子登山」が加わりました。著者は8000m級の高峰を単独、無酸素で登頂し、登山家としても活躍された、自然体験教室「野外学校FOS」を主宰する戸高雅史さん。山の選び方、道具の揃え方、山での歩き方はもちろん、アクシデントとその対処法についてもくわしく解説しています。

https://www.yamakei.co.jp/products/2814043420.html

●著者:戸高雅史/発売日:2014年10月24日/ページ数:128ページ/判型:新書判/販売価格:1,000円+税

2014年10月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『山のお肉のフルコース パッソ・ア・パッソのジビエ料理』 10/10 1,400円+税
『花手帖2015』 10/10 1,400円+税
『野鳥手帖2015』 10/10 1,400円+税
『日本人なら一生に一度は見ておきたい民話と伝承の絶景36』 10/10 1,700円+税
『山と溪谷11月号』 10/15 952円+税
『日本ボルダリングエリア 下』 10/17 2,000円+税
『関西ハイキング2015』 10/18 933円+税
『CLIMBING joy No.13 2014年秋冬号』 10/22 1,000円+税
ヤマケイ新書『モンベル7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏』 10/24 760円+税
ヤマケイ新書『体験的山道具考 プロが伝える使いこなしのコツ』 10/24 800円+税
ヤマケイ新書『山の名作読み歩き 山の文章世界の道しるべ』 10/24 880円+税
山登りABC『雪山入門』 10/24 1,000円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】レディース・トレッキング初級「荒船山」日帰り

ヤマケイ登山教室

「山登りを始めたけれど、登山技術や体力に不安がある」という女性に向けた、山登りのノウハウを基礎から学ぶ初級クラスです。

群馬と長野の県境に位置する荒船山は、遠くから見てもそれとわかる「荒海を渡る巨大な船」のような姿が特徴的な山です。高さ200mの大岩壁のトモ岩からは、浅間山から妙義山、榛名山などの展望を楽しむことができます。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=134806

日程 11月9日(日)
集合 JR八王子駅改札前(7:30)
行程 JR八王子駅(バス)内山峠(1080m)~トモ岩(1330m)~行塚山(1422m)~三ッ瀬(バス)JR八王子駅【解散】20:00~22:00(予定)
歩行時間 約4時間30分
登山レベル 初級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です。)
難易度 往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所は少ない。
参加費 16,000円
講師 菅野由起子(登山ガイド)

【机上講習会】山のファーストエイド第3回「特殊な怪我の評価と応急手当」

ヤマケイ登山教室

登山者に必要と思われる事故防止対策、救助要請、応急手当、緊急避難の方法などを机上講座と実践講座を通じて、体系的に学びます。身の回りの登山用具の応用や、山に便利な救急グッズを紹介します。この講座では、他で受講機会の多い「一次救命処置」は扱いません。

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料(学生のみ)が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1329

開催日 11月5日(水)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~21:00
定員 45名
受講料 2,000円
講師 悳 秀彦(いさお ひでひこ)(日本山岳協会遭難対策委員)
株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。