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武村岳男さん

知性と感性、ヘッドとハートで歩きたい。

最近「歩行スポーツ」という言葉を使い始めた武村岳男さん。トレッキング、ハイキング、ウォーキングといった垣根をなくし、登山と散歩を除いた3種目は、もっと渾然一体としたものでいいはずではないかという。JRの「駅からハイキング、ウォーキング」の立ち上げに参画するなど、長くこの世界を牽引してきた武村岳男さんに聞いた。

(聞き手=久保田賢次 『週刊ヤマケイ』編集長)

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久保田:この夏も、いろいろな場所へ出かけられたと思います。どこが特に思い出に残っていらっしゃいますか。

武村:9月23日に富士山の御中道に行ったのですが、スロープが実に優美でしたね。直線でもないし曲線でもない。眺めているだけでも退屈しません。ちょうど森林限界ですので、道の下が樹林、上は赤茶けた砂礫帯。風雪の影響によるダケカンバの幹の曲がり具合もいいですね。

6月下旬に行った北海道のオンネトーも良かったです。「大きい湖」という意味なのですが、雌阿寒岳と阿寒冨士が湖面に映り、とても印象的でした。

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久保田:武村さんは、どうして、「歩く」という趣味と出会ったのでしょうか。

武村:きっかけは高校3年の夏休みでした。野球少年だったのですが、夏の大会が終わると、もうすることもなく、体が鈍ってしまいます。「山登りでも始めようか」と、燕岳から槍・穂高へと出かけてから、やみつきになりました。

埼玉県西部の川越にあった私の母校は、当時珍しく土、日が休みでしたので、歩いて奥武蔵や外秩父まで行ったりもしました。まだウォーキングという言葉もない時代です。動機が「なにかスポーツがしたい」ということでした。それが「歩行スポーツ」という言葉にもつながったのだと思います。

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久保田:お若いときから、山麓を歩く魅力にも気づかれていた。それが、あの『日本百名山を眺めて歩く』の著書にも結びついたわけですね。

武村:はい。深田久弥さんとは、新聞記者や雑誌編集者時代に十数回歓談する機会に恵まれまして、山に対する考え方を学びました。山を文学、芸術、歴史、科学など多方面からとらえるという点です。

ある時、小海線で九州からいらしたご夫婦と同席になったことがありました。主人は絵画を夫人は俳句を趣味にしていらして、全国紙に載った「松原湖と八ヶ岳」の初冬の写真に魅せられて、旅の人になったとのことでした。「そうか、わざわざ、山を見に来る人がいる」。それがヒントになりました。

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久保田:これから季節、近郊ですと、お勧めのコースはありますか。

武村:私の住まいの千葉県我孫子から近くですと、つくば研究学園都市はどうでしょう。つくばエクスプレスの駅から北へ向かい筑波大学構内へ。紅葉やイチョウ並木がみごとです。外に出ると「日本の道100選」にも選ばれた東(ひがし)大通り。さらにつくば植物園や、筑波宇宙センターなど見学できる施設も沢山あります。みなさんも、お住まいの近くで、ぜひ、いいコースを見つけてみてください。

裏妙義・丁須ノ頭で滑落事故

登るにはクライミングの装備と技術が必須です。

今回の事故は下の人物のあたりで滑落したと思われる(写真=打田鍈一)

11月3日午後、裏妙義・丁須ノ頭で東京都の49歳男性が滑落。奇跡的に足首捻挫で済みました。

丁須ノ頭へ登り始めて数歩で滑落したと思われますが、腕力不足と現場認識の甘さが原因でしょう。丁須ノ頭はクサリが付いているものの、ハング気味で振られやすく、過去には死亡事故が多発しています。

登るにはクライミングの装備と技術が必須で、ハイカーが安易に取付いてはならないところです。

(文=打田鍈一/山歩きライター)

岡山県・蒜山

中高年安全登山指導者講習会「西部地区」にスタッフ参加しました。

岩場に倒れている登山者に対してファーストエイドを行っています(写真=舩越 仁)

紅葉の上蒜山を背景にして、参加者及び講師とスタッフです(写真=舩越 仁)

11月1日~3日、曇り時々晴れ

蒜山休暇村をベースにして3日間の研修会が開かれました。主催は国立登山研修所と日本山岳協会で、主管が岡山県山岳連盟です。

冒頭は中高年登山の現状と課題について最新のお話がありました(北村憲彦講師)。続いて国際山岳医の大城和恵講師による、登山中に倒れている人に遭遇した時のファーストエイド(3S、ABCDE)についての講義と室内実習をしました。初めて聞く言葉や、知識に戸惑いましたが、これと併せて低体温症者への対処についても、翌日の蒜山登山時に4~5名のグループに分かれて実践実習をすることになります。最後に知野亨講師による有痛性痙攣への対処法について、実技を交えながらの講義を受けました。今後の登山に活かしてみたいものです。

翌日は途中で小雨に見舞われる登山になりましたが、中蒜山登山口において真剣な実習が行われました。一度や二度の実習ではモノになりません。更にスキルを高め、繰り返す必要があります。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会会員)

日高山脈・伏見岳

日高の荒々しい稜線に魅了されます。

伏見岳頂上から見える幌尻岳までの稜線(写真=谷水 亨)

山頂を後にして十勝平野に降りていく同行者(写真=谷水 亨)

10月26日、快晴

北海道も代表的な冬型の気圧配置が多くなり、日本海側の山々はすっかり冬景色です。しかし、十勝地方は大雪山や日高山脈が壁になり青空が目立ち、この日も快晴となりました。

厳しい日高の山の中では、比較的登りやすい伏見岳(1792m)ですが、9合目まではほぼ景色を楽しめません。しかし、頂上からは日高山脈の荒々しい稜線と人を寄せ付けない奥深さに魅了されるのです。この日は、ここ数日の天候状態から軽アイゼンと防寒具を装備して、のんびり会話を楽しみながら標高差1050mをひたすら登りました。

登山道は明瞭で、各合目の標識も新調されていました。8合目辺りから雪があったものの、夏靴のままで登ることができました。

頂上では、幌尻岳を始めとするカムイエクウチカウシやエサオマントッタベツなどの名峰や十勝平野をただただ眺めながら、40分も滞在してしまいました。

(文=谷水 亨)

山形県・鳥海山

鳥海ブルーラインは11月4日から冬季閉鎖です。

鳥海湖から見上げた山頂(写真=佐藤 要)

御浜小屋から鳥海湖を見る(写真=佐藤 要)

10月31日~11月1日、31日晴れ、1日曇りのち雨

積雪のため通行止めが続いていた鳥海ブルーラインが通行可能になった31日朝、大平登山口から登りました。

登るにつれて積雪が多くなり、御浜付近で30cmほどです。吹き溜まりになる御浜小屋の入口が開くか心配しましたが、除雪することなく入る事ができました。荷物を置き、軟雪に足を取られながら鳥海湖付近を散策しました。

日没前に雲が厚くなり、小屋に戻ると他に泊まりの登山者はいませんでした。翌日は今にも雨が降り出しそうな曇り空で、明るくなるのを待って下山しました。なお鳥海ブルーラインは11月4日から来春まで冬期閉鎖に入っています。

(文=佐藤 要/「山歩きの雑記帳」編集人)

千葉県・魚見塚

房総の低山からの眺めを楽しむ。

北の星空と鴨川市街(写真=伊藤哲哉)

黎明の鴨川松島(写真=伊藤哲哉)

10月29日、晴れ

千葉県鴨川市の魚見塚を訪れました。魚見塚には展望台があって、晴れていれば夜景、星空、太平洋から昇る朝日を眺めることができます。展望台までの道はよく整備され、暗い夜道でも安心して歩けます。

午前3時ごろ、展望台に向かう途中で野ウサギを見かけました。突然出てきたので驚きましたが、自然が残っていることに安心しました。

展望台からは鴨川市街と星空がよく見えました。西の空には、オリオン座とおおいぬ座が輝いています。東の空が徐々に白くなると、眼下に見える鴨川漁港に、漁船が次々と慌ただしく帰港してくるのがよく見えます。

いよいよ東の空から朝日が昇ると、星たちは少しずつ姿を消して行きます。眼下には、鴨川松島の島々がよく見えます。浅間山を下り、車道沿いに歩みを進め、鴨川漁港に立ち寄りました。魚が荷揚げされ、漁師たちの威勢のよい声が聞こえてきます。鴨川松島の中の弁天島、荒島にわたり、海景を楽しみました。

(文=伊藤哲哉)

奥多摩・篶坂ノ丸~タワ尾根

整備された登山道ではない、バリエーションコースを行きました。

人形山山頂から酉谷山付近の長沢背稜を望む(写真=石丸哲也)

金袋山のミズナラは幹周り6.5m、高さ25m。関東有数の巨木とされている(写真=石丸哲也)

11月3日、晴れのち曇り

前線が駆け抜けた後の晴天と紅葉を狙って出かけてきました。タワ尾根は長沢背稜から日原へ向かって延び、その中ほどに位置するのが篶(すず)坂ノ丸(1456m)です。今回は孫惣谷林道からオロセ尾根を登り、下山はタワ尾根をとりました。どちらも整備された登山道ではない、いわゆるバリエーションコースです。岩場などの危険はないのですが、どちらも尾根が広いうえにトレースが不明瞭であるうえ、一部、急斜面もあって、山慣れた人向きです。

篶坂ノ丸はなだらかで広く、ミズナラやブナの林に覆われていますが、下草がなく、明るくて雰囲気のよいピークです。下山するタワ尾根も広く、なだらかでミズナラなどの林に覆われ、静寂さと山深さがあふれて好ましいコースです。下山途中で通る人形山(1326m)などでは樹間に長沢背稜を眺められ、金袋山(きんたいさん、1176m)直下ではミズナラの巨樹に会えます。今回は途中で単独の人に会っただけで、静かな山を楽しめました。

紅葉は、すでに葉を落とした木、まだ緑の木も入り混じっていますが、全体として金袋山~人形山付近がピークの感じでした。今週末は日原付近もかなり色づいてくると思われます。私は一石山神社へ下りましたが、尾根末端の下降路は急峻で、コースが不明瞭な所もあるので、日没前に余裕をもって下山するよう、行動、計画することをおすすめします。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

※編集部注:今回紹介したルートは整備された登山道ではない、バリエーションルートです。ルートファインディングなどの知識や技術が必要になりますので、初心者・初級者だけで安易に入ることのないよう、注意してください。

高尾山~一丁平

混雑を避けて、快適に高尾山をお楽しみ下さい。

左:一丁平(11:45)、右上:もみじ台(12:10)、右下:高尾山頂(14:00)(写真=甲把 収)

左:4号路下山口(14:15)、右:3号路下山口(14:35)(写真=甲把 収)

11月3日、晴れ

紅葉には少し早く、お花は少ない今の時期ですが、山頂周辺の尾根道ではキッコウハグマの花が楽しめます。一丁平のセンブリは盛りを過ぎました。カケスやヤマガラがドングリを運んでいる姿も目に付きます。

人で賑わうこの時期は、お昼を高尾山頂で過ごす方で溢れ、足の踏み場もない事があります。そのような時お勧めするのが、もみじ台と一丁平です。どちらも高尾山頂からの所要時間がそれぞれ10分、30分と近く、トイレがあり、富士山を望めるのが特徴です。

また、山頂からの下りルートは、つり橋のある4号路と1号路に人が集中しがちです。そのような時には3号路をお勧めします。高尾駅までバスを利用してもかまわないという方には、いろはの森コースで日影バス停まで下るコースがお勧めです。どちらも静かに自然を楽しみながら下山する事ができます。

なお、11月30日までの8時~14時の間は、混雑緩和・事故防止を目的に、6号路(琵琶滝~5号路交点)が登り方向の一方通行となっています。また、同期間中混雑している6号路でのトレイル・ランニングはご遠慮下さい。ご協力よろしくお願い致します。

(文=甲把 収/東京都レンジャー(高尾地区))

富士山周辺・足和田山

冠雪した富士山を見ながらの明るい尾根歩き。

足和田山から紅葉台の間は東海自然歩道にもなっていて、とても歩きやすい登山道です(写真=木元康晴)

紅葉台の展望台から望む、雪をかぶった富士山(写真=木元康晴)

10月30日、晴れ

富士五湖の北側に連なる御坂山塊の山々が、河口湖と西湖の間からまるであふれだすように、富士山の裾野へとせり出している一角があります。その小山脈の最高峰が1355mの足和田山であり、富士山を望む展望地として知られています。今回は西側の紅葉台と結んだ、なだらかな縦走路を歩いてきました。

スタートは富士急行バスの一本木バス停から。北東に伸びる車道を少し歩いた、立木に隠れた防獣ネットのところが登山口になるのですが、あまり目立たないのでしばらく探してしまいました。

歩きはじめてしばらくは急登となる区間もあるものの、段和山との分岐を過ぎると起伏の少ない道が続きます。足和田山頂上は木立に囲まれていますが、展望台に立てば大きな富士山を間近に望めます。さらに稜線を歩いてたどり着いた紅葉台の展望台は、有料(150円)なのですが360度を見渡す絶景であり、西湖を隔てた御坂山塊の全容も一望することができました。

紅葉はこの先、11月中旬くらいまでは美しい色合いが楽しめそうです。すでに葉が落ちているカエデもあったのですが、まだまだ色づき始めのものも少なくありませんでした。

(文=木元康晴/登山ガイド)

南アルプス・千頭星山

山梨百名山として人気の山を歩きました。

千頭星山の下りのフィックスロープ(写真=三上浩文)

大馴鹿峠の様子(写真=三上浩文)

11月3日、晴れ

千頭星山には麓の韮崎から標高1600mの甘利山駐車場まで車を利用して登るのが一般的ですが、今回は小武川からの周回ルートをとりました。

スタートは鳳凰山の登山口のひとつ、青木鉱泉の手前、林道小武川支線から東に入ります。登山道には指導標もしっかりついており、マーキングもされていますが、尾根に出るまではわかりにくい所もあるので要注意です。

三角点のある御所山(1892.7m)からは多少のアップダウンはあるものの、平坦な登山道です。ササ原が広がる明るい尾根で、とても気持ちがいいです。そのまま千頭星山(2138.5m)へ。今度は西に向かい最低鞍部の大馴鹿(おおなじか)峠を目指します。コース中いちばんの難所で、尾根の始まりは崩れていたりしますが、ロープがフィックスされています。痩せ尾根の弱点を右に行ったり左に行ったり、必ずしもピークを踏まないので注意して下さい。マーキングはしっかりされています。

大馴鹿峠はミヤコザサで覆われた気持ちの良い峠で、そのまま西に進むと辻山を経て南御室小屋に登山道は続きます。鹿の多いところで、ササ原には縦横無尽に鹿道がついています。昔は南の芦安村と北の韮崎の青木村との交易のための交通路だったそうです。その古の道は痕跡もありませんが、今度は北に小武川の支流の丸沢を下ります。特段大きな滝もない平凡な沢です。河原歩きのあと、3kmほど林道を歩いて出発点の御所山登山口に戻りました。

(文=三上浩文/登山ガイド)

※編集部注:本文で紹介されている下山コース「小武川の支流の丸沢」は一般登山道ではありません。初心者、初級者だけで安易に入ることのないよう、注意してください。

福井岐阜県境・夜叉ヶ池

戯曲の舞台としても有名な伝説の池へ。

錦繍の山肌に落ちる幽玄の滝(写真=山口敬二)

俯瞰する夜叉ヶ池はどこかしら幻想的(写真=山口敬二)

10月25日、晴れ

岐阜県揖斐川町の池ノ又谷は今、紅葉真っ盛りですが、この揖斐川の上流に棲む龍神(蛇)と夜叉姫の雨乞い伝説で知られる夜叉ヶ池は、泉鏡花の同名の戯曲の舞台としても有名です。

今回はその池を見下ろす夜叉ヶ池山(1206m)まで錦繍のトレッキングに出掛けてきました。ほとんど起伏のない池ノ又谷の山道からは、夜叉壁の絶壁や、夜叉姫が身を清めたという幽玄の滝や谷間を落ちる昇龍の滝、そして最後の登りでは艶やかな山吹色の池ノ又谷の絶景を眼下に収めることができます。

そして伝説の夜叉ヶ池は、池畔を紅葉した木々に彩られ、さざ波が青空を揺らす天上の鏡となり、山の上にひっそりと佇んでいました。さらに夜叉ヶ池山まで登ると池の全貌が眼下に広がりとても綺麗です。見渡せば煉瓦色の山稜が山々をつなぎ、やがてそれは白く霞みながら越前、美濃へと遠く景観を押し広げていました。

(文=山口敬二)

雲仙・普賢岳

紅葉と大展望を楽しむ。

普賢岳から平成新山を見る(写真=池田浩伸)

普賢岳から国見岳と奥に多良山地が見える(写真=池田浩伸)

10月28日、晴れ

仁田峠から普賢岳、国見岳を周回しました。秋晴れの下、海がキラキラと輝いていました。空気が澄んでいて、山頂からの大展望に時間を忘れそうです。紅葉も見頃を迎えています。

台風の影響でしょうか、倒木等のため風穴~霧氷沢分かれの間が通行止めになっています。また、妙見岳も崩壊のために行けなくなっていますので、設置された案内板に従ってください。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

霧島・高千穂峰

山麓の紅葉を眺めながら、天孫降臨の地、高千穂峰を目ざす。

天の逆鉾が立つ、高千穂峰山頂(写真=緒方 優)

皇子原公園から望む高千穂峰(写真=緒方 優)

11月3日、晴れ

宮崎県高原町で行われた第13回霧島登山マラソンに参加してきました。種目は登山マラソン、トレイルラン、5kmの部の3種目です。トレイルランは今回から加えられたもので、皇子原公園から矢岳登山口、高千穂河原、高千穂峰、皇子原公園と19kmを周回します。

第11回、第12回は登山マラソンに参加しましたが、今回は新種目のトレイルランに参加することにしました。男性108名、女性14名がエントリーされていたようです。ちなみに登山マラソンは、男性221名、女性20名で九州外からの参加では、埼玉県、兵庫県、高知県、山口県の方もいらっしゃったようです。

午前7時、トレイルランのスタート。矢岳登山口までは車道を走ります。矢岳登山口から高千穂河原への登山道は傾斜が緩いところが多いので、そこそこ走ることができます。高千穂河原から高千穂峰山頂の区間は歩行区間です。風が強くて、一気に体が冷え切りました。山頂からは旧皇子原ルートを下りました。高千穂峰の山麓や矢岳、竜王山では今週末くらいまでは紅葉を楽しめるでしょう。

大会スタッフ、地元ボランティア、えびの自衛隊、皆様のおかげで今年も楽しませていただきました。感謝申しあげます。

(文=緒方 優/『宮崎県の山』共著者)

南会津・山椒山、長卸山

輝く紅葉に目を奪われました。

輝く光のトンネルを歩く(写真=葉貫正憲)

歓満の滝。郷土の忘れ去られた歴史にちなんだ滝で、落差はやや物足りないが水量は申し分なし(写真=葉貫正憲)

10月27日、晴れのち小雨

仲間3名で、南会津町木賊(とくさ)の里山、山椒山と長卸山へ行ってきました。

今回のコースは、山間の集落、木賊温泉の東西に向かい合ったふたつの山、山椒山と長卸山を8の字に周回します。まず、前山、山椒山、トヤノ山の尾根を一周して出発点に戻りました。予想に反して天候も好転し、差し込む光で輝く紅葉に目を奪われました。紅葉は終わりに近づき、落葉もずいぶん進んで樹間からの景色も思いのほかよく見えました。

午後になって空模様が怪しくなり、雨粒が落ちてきましたが、たいしたことにはならずよかったです。総行程約8km、標高差は登り300m、下り200mで約5時間でした。

登山道は落ち葉が厚く敷きつめられており、滑らないように気をつけて歩きました。

また、山椒山はさいたま市の青少年教育施設内にあり、登山に際しては連絡と許可が必要です。

(葉貫正憲/福島県/67歳/よく行く山:会津百名山)

会津駒ヶ岳

晩秋の山旅を堪能しました。

駒の小屋への登り(写真=藤野浩一)

登山道に広がる草紅葉(写真=藤野浩一)

10月27日、晴れのち雨

檜枝岐から会津駒ヶ岳を往復しました。麓は紅葉の真っ盛りで、同行者が詠んだ「山里の 秋は錦に包まれり 我が人生の秋もかくあれ」が心に染みます。昨夜来の雨で重くなった落ち葉を踏みしめ、整備された道が急登から緩登に変わる頃には、燧ヶ岳の屹立したピークや日光白根の勇姿が望まれますが、営業を終え冬支度に余念のない駒の小屋に着くと、目指す頂上にはガスがかかり、点在する池塘や深い色の草紅葉を愛でながら、のんびり登り詰めました。

下りは雨となり、時折日が射す不安定なお天気で、「百の山 征せる友を祝わんと 紅葉の谷に虹輝けり」となりました。檜枝岐には2泊し「谷わたる 風に吹かれてもみじ葉は 出湯に浸る我が肩に落つ」などとしゃれ込んで、晩秋の山旅を堪能しました。

(藤野浩一/東京都/71歳/よく行く山:巻機山を中心とする上越の山)

谷川連峰・平標山、仙ノ倉山

とても静かな山歩きでした。

仙ノ倉山から、平標山を振り返る。左が平標山。中央奥が苗場山(写真=宮下明美)

仙ノ倉山から万太郎山(左)、谷川岳(左後方)を望む(写真=宮下明美)

10月31日、晴れ

元橋から松手山、平標山経由で仙ノ倉山に登ってきました。雪を迎えにゆくつもりでアイゼンを持参しましたが、雪で凍った所はほとんど無く、出番はありませんでした。

平日ということもあり、出合った登山者は3名のみ。帰りに立ち寄った平標山之家の中からは女性の話し声が聞こえていましたが、とても静かな山歩きを楽しめました。

(宮下明美/新潟県/60歳/よく行く山:上信越、東北、上州の山など)

群馬県・吾妻耶山、大峰山

谷川連峰の南にある山へ、紅葉を探しに。

大峰沼とカラマツの紅葉(写真=佐野博之)

大峰山からの尾根道には鮮やかな紅葉が(写真=佐野博之)

10月31日、曇り

この日は週間天気予報では晴れるはずだったのですが、あいにくのくもり空。しかし有給休暇の申請をしていたので、紅葉を探しに吾妻耶山、大峰山に出かけました。

大峰沼登山口の駐車場から出発です。登山道を30分ほど進むと大峰沼に到着。カラマツの葉はまだ緑色混じりで、見ごろまであと数日ではないでしょうか。休憩もそこそこに吾妻耶山を目指します。標識と踏み跡はしっかりしているので、安心して歩けます。しばらく進むとスキー場のゲレンデに出ました。ゲレンデを登り詰めリフトの最高地点から吾妻耶山の山頂を目指し、20分足らずで到着です。山頂には、大きな石の社が3基鎮座していました。吾妻耶神社の石宮だそうです。山頂の展望台からは、谷川岳が望めました。先日初冠雪がありましたが、雪は残っていないようです。

下山は、大峰山を経由するルートを通りました。尾根歩きの道ですが、赤や黄色のカエデが色鮮やかに残っていて、紅葉を堪能した1日となりました。

(佐野博之/群馬県/52歳/よく行く山:八ヶ岳、北アルプス、群馬県の山)

茨城県・袋田の滝

名瀑鑑賞と周辺のハイキング。

展望台から袋田の滝(写真=加涌由貴)

10月31日、晴れのち曇り

茨城県大子町にある日本三名瀑で有名な袋田の滝周辺をハイキングしました。紅葉のピークには少し早く、人混みはなく落ち着いて散策できました。

歩行コースは上流へ向かい左岸を歩き、トンネル利用料(300円)を払って展望台へ向かいます。そこから見る高さ120m、幅73mの四段に落ちる滝は絶景です。

吊橋を渡って急な鉄筋階段を登り、上流の生瀬滝を眺めて分岐点へ戻り、月居山ハイキングコースを廻り売店脇へ下山しました。距離1.6km、所要時間約80分の散策です。

尾根に出ると奥久慈の山々が一望できました。到着時刻によっては逆周りでもよいと思います。11月からは、夕方に滝のライトアップがされるそうです。

(加涌由貴/埼玉県/54歳/よく行く山:関東甲信越の山&日本百名山)

秩父・武甲山

秩父を象徴する名山を歩く。

西武秩父駅からの武甲山(写真=鴻巣久枝)

表参道途中の不動滝(写真=鴻巣久枝)

10月18日、快晴

横瀬駅からタクシーに乗り、一の鳥居登山口から登山開始しました。今回は表参道から裏参道への縦走です。表参道はよく整備されていて、危険個所もなく、登りやすかったです。ほとんどが杉林でした。

裏参道は表参道とは植生が全く違って、たおやかな雰囲気ながら、登山道には片側が切れ落ちているような箇所や岩場などがあります。

途中から爽やかな渓流に沿って歩くようになり、そこからは特段の危険箇所はありませんでした。下山したところにある橋立堂と橋立鍾乳洞もお勧めです。

(鴻巣久枝/千葉県/よく行く山:茨城県の山)

奥秩父・大菩薩嶺

黄金色に包まれたカラマツ林を歩く。

石丸峠のカラマツ林(写真=加藤尚樹)

10月28日、晴れ

1ヶ月ぶりに大菩薩嶺を歩いてきました。陽が落ちるのが、日に日に早くなっていると感じます。快晴の1日でしたが、稜線上では風が刺すように冷たく感じられました。

今回は大菩薩嶺の唐松尾根を登り、大菩薩峠より一山先の石丸峠まで足を伸ばしました。石丸峠から上日川峠へ下る尾根にあるカラマツ林は西向き斜面となっていて、西日が差し込む夕方は黄金色一色に包まれたトンネルのようです。なお、夕方近くに歩く際は、ヘッドランプを忘れないようにしてください。

また、麓から上日川峠へ至る山肌一面のモミジの紅葉も見事でした。車で林道沿いから楽しむことも出来ますが、裂石の冬季ゲートから歩くのもおすすめです。

(加藤尚樹/静岡県/31歳/よく行く山:北八ヶ岳、丹沢、北アルプス)

信越トレイル・鍋倉山、黒倉山

紅葉独り占めの登山。

鍋倉山頂上より妙高山(左)、火打山(右)を望む(写真=杉本敏宏)

紅葉のアーチをくぐる(写真=杉本敏宏)

10月25日、晴れ

信越トレイルの鍋倉山・黒倉山に行ってきました。いつもは関田峠からばかり登っていました。このコースは高低差がなく楽しい尾根歩きが楽しめます。しかし、たまには違うルートから行ってみようと思い、今回は柄山口から登りました。

柄山は板倉区の久々野集落のさらに奥にあり、登山口はその集落を抜けたさらに先にあります。その登山口には「熊出没・危険注意」という看板が立っていたので、熊除けの鈴を鳴らして登りました。この登山道は朝陽があたらないので、登り始めは肌寒いほどでしたが、折からの好天で、帰路には落ち葉が乾いて、カサカサと心地よい音を立てていました。

両峰を結ぶ稜線以外では、登りも下りも誰ひとり会いませんでした。まさに紅葉独り占めの登山でした。

(杉本敏宏/新潟県/68歳/よく行く山:北アルプス、頸城連山など)

北アルプス・西穂丸山

視界は悪かったのですが、達成感のある山歩きでした。

梓川方面の谷を望む(写真=浅井祥守)

11月1日~2日、曇り時々雨

かつて旅行で来たときにロープウェイ駅から眺めた山々の尾根を歩きました。雪化粧を期待して冬の装備をしてきましたが、気温がかなり高く、雨が雪に変わる気配はありません。ロープウェイを利用し西穂高口駅に着いたころには雨もあがり、西穂山荘に向けて登りました。途中、何度も雨に降られながらも汗だくで山荘に到着した後、西穂丸山山頂へピストンで登り、初日はゆっくり休みました。

翌日、雲は厚いものの雨は上がっていたので焼岳に向かいました。森の中の登山道はぬかるみが多く苦労しました。割谷山の北西側をトラバースするときは、登山道に山側から倒れたササが滑りやすく、慎重に歩きました。

焼岳小屋の前を上がると高木は無く、ササ原の中を進みます。この辺りから岩がゴツゴツとしだし、最後に岩をよじ登ると焼岳北方の頂上です。厚い雲の中で視界はなく残念でしたが、達成感はありました。

帰りは、中の湯へつながる急な長い坂を下りました。途中では時おり雲が晴れたときに、前方眼下に黄葉した山々が見渡せ絶景でした。安房峠に通ずる旧道沿いの中の湯で温泉につかり、釜トンネル入り口前のバス停から家路につきました。

(浅井祥守/東京都/54歳/よく行く山:首都圏から日帰りの低山)

※編集部注:焼岳登山時は火山活動状況について、最新の情報をご確認ください。

長野県・兀岳、夏焼山

赤と黄色の落ち葉が織り成す登山道。

恵那山を望む(写真=太田正孝)

10月24日、晴れ

そろそろ紅葉の見ごろだという話を聞き、山友夫妻と3人で兀岳(はげだけ1636m)と夏焼山(なつやけやま1503m)へ行ってきました。兀岳と夏焼山は以前から一度登ってみたいと思っていた山で、長野県妻籠宿の東側に位置しています。

大平峠県民の森にある山なので、登山道はよく整備されていて歩きやすかったです。足元は赤と黄色の落ち葉が織りなすふかふかのじゅうたんでした。紅葉もきれいでしたが、思った以上に眺望のいい山で、乗鞍岳、恵那山を始め南アルプス方面の展望も開けています。

夏焼山の山頂では今なお噴煙をあげる御嶽山の方角へ、哀悼の意を込めて3人で黙とうをささげました。

(太田正孝/愛知県/74歳/よく行く山:岐阜、長野、三重、静岡の山全般)

福井県・荒島岳

紅葉とススキが見事な山を歩きました。

立派なブナが並ぶ登山道(写真=小椋将二朗)

山頂からは眼下に広がる大野市が見られました

10月30日、晴れ

旧かどはらスキー場から、6時40分に入山届けを提出してスタートです。いきなり急登ですが、ゲレンデだったと思われるところには見事なススキが茂っており、疲れを癒してくれました。40分ほど登るとゲレンデ頂上に着きます。

シャクナゲ平分岐までは、紅葉に染まったブナ林やカエデのトンネルが目を楽しませてくれました。しばらく歩くと周囲が2m以上はあるかという立派なブナが現われます。途中、白山ベンチという見晴らしのいいところで小休止です。ここで10分ほど休憩した後、ヘルメットを装着して、いよいよ「もちがかべ」の急登にかかります。足の置場に気を使いながら小一時間登りきると前荒島に。一旦下り、そこから一気に登って10時過ぎに頂上に着きました。

白山をはじめとした紅葉に染まる山々や、眼下には大野市が見え、360度の絶景を満喫しました。

山頂には1時間ほど滞在し、同じルートで下山しました。

(小椋将二朗/奈良県/50歳/よく行く山:生駒山)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

GO UP みやぎ 金華山震災復興支援宝島プロジェクト

10月18日、19日、登山道整備作業が行われました。

第5回目の整備活動にも沢山の人が参加してくれました

昨年度の日本山岳遺産認定地の宮城県金華山で活動されているFIRST ASCENT JAPAN.のむらかみさんから、レポートをいただきました。

***

10月18日、19日、秋晴れの中、のべ30人近い有志が集まり、金華山の登山道整備を行いました。場所は黄金山神社から山頂に至る、いちばんポピュラーな登山道と、山頂から10分ほど千畳敷方面に下った天柱石までの区間です。

また、イベント終了後の20日、21日には、松枯れの視察、土壌酸性度の調査なども行いました。金華山の美しい自然を、たくさんの人たちに楽しんでもらえるよう、これからも登山道整備や自然環境保護活動を行って参ります。

(文=むらかみみちこ)

※ご注意

東日本大震災の震源地に一番近い島、金華山は、いまだ震災復興途上にあります。アプローチに必要な船や鉄道の運行状況など、最新情報をご確認の上お越しください。

また、金華山の登山道や周遊道には、崩れたままの場所もありますので、通行する際は十分な注意が必要です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

登山のアプローチ手段としてすっかり定着した「登山バス」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、登山口までスムーズにたどりつけることから、人気を集めています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、装備同様、登山の必須アイテムとして、ぜひご利用ください。とっておきの登山イベントバスもあります。

山の知識検定

Q:日本全国各地には○○富士と呼ばれるふるさと富士が存在するが、次のふるさと富士の名称にあてはまる山名を語群から選びなさい。

蝦夷富士/津軽富士/出羽富士/諏訪富士/薩摩富士

(岩木山)(開聞岳)(後方羊蹄山)(蓼科山)(鳥海山)

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:日本全国各地には○○富士と呼ばれるふるさと富士が存在するが、次のふるさと富士の名称にあてはまる山名を語群から選びなさい。

蝦夷富士/津軽富士/出羽富士/諏訪富士/薩摩富士

(岩木山)(開聞岳)(後方羊蹄山)(蓼科山)(鳥海山)

A:

蝦夷富士(後方羊蹄山)

津軽富士(岩木山)

出羽富士(鳥海山)

諏訪富士(蓼科山)

薩摩富士(開聞岳)

何れの山も成層火山で美しいコニーデ型をしている山が多い。後方羊蹄山は括弧書きで蝦夷富士の名称がつけられていた時期もあるが、現在の地形図では羊蹄山となっている。鳥海山は秋田富士とも呼ばれている。

平成25年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『ワンダーフォーゲル12月号』

ビギナーもベテランもみんなで!

今回は雪山大特集。特集のPART1は「I LOVE 雪山ハイキング」。丹沢の日帰り、1泊2日、鈴鹿の日帰り、雲取山の1泊2日という4つのルポにわかりやすいハウツーで、雪山ハイキングの魅力を伝えます。PART2は最新雪山装備ガイド。雪山のグレードに合わせた装備選びと、山のプロたちのアドバイスをご紹介。そしてPART3は「年越しは雪山で」。山小屋で、またはテント泊で、憧れの雪山で過ごす、いつもと違う年末年始の提案です。別冊付録の「山とスキー」をふくめて、1冊丸ごと雪山遊びの特大号です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2814914110.html

●発売日:2014年11月10日/ページ数:208ページ/判型:A4変型判/販売価格:926円+税

2014年10月~11月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『山のお肉のフルコース パッソ・ア・パッソのジビエ料理』 10/10 1,400円+税
『花手帖2015』 10/10 1,400円+税
『野鳥手帖2015』 10/10 1,400円+税
『日本人なら一生に一度は見ておきたい民話と伝承の絶景36』 10/10 1,700円+税
『日本ボルダリングエリア 下』 10/17 2,000円+税
『関西ハイキング2015』 10/18 933円+税
『CLIMBING joy No.13 2014年秋冬号』 10/22 1,000円+税
ヤマケイ新書『モンベル7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏』 10/24 760円+税
ヤマケイ新書『体験的山道具考 プロが伝える使いこなしのコツ』 10/24 800円+税
ヤマケイ新書『山の名作読み歩き 山の文章世界の道しるべ』 10/24 880円+税
山登りABC『雪山入門』 10/24 1,000円+税
山登りABC『はじめよう親子登山』 10/24 1,000円+税
『渡辺一樹が教える いまどきのコブ&急斜面 スキーテクニック DVDブック』 11/7 1,800円+税
『山と溪谷12月号』 11/15 1,048円+税
『ちゃんと歩ける 東海道五十三次 東 江戸日本橋~袋井宿』 11/21 1,500円+税
『ちゃんと歩ける 東海道五十三次 西 袋井宿~京三条大橋』 11/21
1,500円+税
『ちゃんと歩ける中山道六十九次 東 日本橋~藪原』 11/21
1,500円+税
『ちゃんと歩ける中山道六十九次 西 藪原宿~京三条大橋』 11/21
1,500円+税
ヤマケイ新書『狩猟始めました --新しい自然派ハンターの世界へ』 11/21 800円+税
ヤマケイ新書『「体の力」が登山を変える』 11/21 800円+税
ヤマケイ新書『ベニテングタケの話』 11/21 880円+税
ヤマケイ新書『今そこにある山の危険』 11/21 760円+税
『厳選 雪山登山ルート集』 11/22 2,300円+税
山登りABC『もっと登れる 山の食料計画』 11/22 1,000円+税
『ぼくは冒険案内人』 11/22 1,400円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】週末の山登り「大月・岩殿山」日帰り

ヤマケイ登山教室

秋のハイキングに最適な低山です。富士山の展望に優れ、戦国時代の山城跡が残る山頂から、クサリ場もある岩稜を辿って、断崖のスリルが楽しめる稚児落としまで、変化に富むミニ縦走を楽しみます。織田と武田の戦いをめぐる“ミニ歴史の山旅”でもあります。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=105257

日程 11月16日(日)
集合 JR中央本線 大月駅改札前(9:00)
行程 大月駅(358m)~岩殿山(634m)~稚児落とし~浅利~大月駅【解散】15:00 (予定)
歩行時間:約3時間30分
登山レベル 初級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です。)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する個所がある)
参加費 7,800円
講師 石丸哲也(山岳ライター)

【机上講座】山の写真入門講座「レタッチとプリントワーク」

ヤマケイ登山教室

山岳写真家の中西俊明さんを講師に迎えて開催される、初心者から中級者対象の撮影講座です。机上講座では『山岳写真大全』(山と溪谷社刊)に沿って、四季の作例を紹介しながら撮影技術を分かりやすく解説します。今回は「レタッチとプリントワーク」を学びます。

参考書:『山岳写真大全』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1323

開催日 11月10日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 中西俊明(山岳写真家)
株式会社山と溪谷社
〒102-0075東京都千代田区三番町20番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。