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やぎた晴さん

自著『山小町-恋-』を語る。

上高地にて。今回の物語の舞台となる穂高をバックに

『孤高の人』や『氷壁』、最近では『神々の山嶺』など魅力的な山岳小説は数多あります。そんな山岳小説のジャンルに、期待の一作が加わりました。古都の乙女と山を愛する青年が、涸沢、穂高の雄大な自然を背景に、ゆっくりゆっくり恋心を育むストーリー。古き良き時代の香りが全編に漂う『山小町-恋-』を上梓した、やぎた晴さんに聞きました。

(聞き手=佐々木 惣 『週刊ヤマケイ』編集部)

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佐々木:今回の作品『山小町-恋-』は山を舞台にした恋愛小説ですが、この小説を書こうと思ったきっかけを教えてください。

やぎた:山に染まり50周年を迎えるに当たりまして、積み重ねた山への憧憬をまとめて残したいと考えて模索していましたところ、2010年に百座目となる伊吹山を登る前に足慣らしで登った京の愛宕山、試峠を思い出し、奥穂高岳、徳本峠との相似に興味をもちました。

これを題材に山岳紀行小説を起こすにあたり、主人公を、代表的な大和撫子とされます京小町と設定しましたが、紀行のみでは面白味が足りないと考え、美しい自然の中で暖かな恋に芽生えてもらう想定で、恋愛小説仕立てに挑戦してみました。

相手については、民謡の安曇節にある「一夜穂高の山葵となりて、京の小町を泣かせたや」を引用して、頑固ながらも遊び心を秘めた信州人が最適と判断しました。

燃えるほどの恋など覚えもありませんが、執筆を始めると、カツラの大木にハート型の丸みを帯びた葉が次々と茂るように、アイデアが連想ゲームとなって噴出したのです。

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佐々木:今回の舞台は涸沢ですが、なぜ涸沢だったのでしょうか?

やぎた:二人が知り合う場所、きっかけ、その時の情景、などの設定に悩みましたが、どうしても徳本峠、奥穂高岳を踏ませたいと考えますと、必然的に日本では指折りのヨーロッパ・アルプスを彷彿とさせる地であり、二人の出会いの最高潮の舞台が、宇宙船ドックと表現しました涸沢、と決断することに躊躇はありませんでした。

名の知れた上高地から横尾、涸沢への径は、山に不慣れな方でもあまり危険な箇所はなく贅沢に愉しめるコースであるため、容易に実体験が可能でしょう。

ただひとつ、徳本峠から島々谷へ誘うためには、台風にて上高地線のバスを不通にして、エスケープルートとなる鬱蒼とした古道に二人を放り込むことが必要でした。

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佐々木:二人の今後が気になります。次回作以降の展開はどうなりますか?

やぎた:二人はすでに筆者の掌にあります。この運命を左右するのは筆者にほかならない訳ですが、山旅の素晴らしさを縦糸に、二人を繋ぐ見えない絆を横糸に、足踏み機織り機よろしく、物語をカタカタと紡いでいくつもりですので、続編にご期待戴けますと幸いです。

申し訳ありませんが、現時点での詳述は避けたいと思っております。

宮城山形県境・船形連峰、白髪山

視界不良から一気に青空へ。

霧氷の美しい尾根歩き(写真=福井美津江)

下山後、青空を背景にした黒伏山を仰ぎ見る(写真=福井美津江)

1月24日、曇りのち晴れ

黒伏高原スノーパーク・ジャングルジャングルから柳沢林道を少し奥へ進んだところで林道を離れ、柳沢小屋の南側、そして1063ピークを通過。尾根に出て白髪山(しらひげやま)山頂へ。

深雪というほどでもなく、しかも8名でラッセル交代できたので、問題なく進んで行けました。練習を兼ねて細かく地図とコンパスと地形を確認しましたが、地図読みは難しいです。

11時過ぎ、山頂から下山して間もなく周りの山々がうっすら姿を現し、あっという間に青空も広がって、積雪期限定の尾根からの貴重な眺めを楽しむことが出来ました。

(文=福井美津江)

宮城県・船形連峰、黒鼻山

四季折々親しまれている泉ヶ岳の南南西に位置する静かな山。

956m峰手前から眺めた泉ヶ岳(写真=曽根田 卓)

道の無い尾根をスノーシューで自在に歩く(写真=曽根田 卓)

1月25日、曇り

黒鼻山は仙台市民に親しまれている泉ヶ岳の南南西に位置する、標高843mのテーブル状の山容をした山です。山名の由来は尾根末端の鼻の位置にある山で、南面に黒い岩壁を有しているからです。

大正年間には、山頂の広い台地に、周囲2kmに及ぶ土柵を築いて、村内に馬を放牧したと伝えられていますが、度々の熊の出現で放牧場は廃止されたそうです。それ以降、カラマツの植林地として利用され、登山道は長らく廃道となっていました。

しかし近年、泉ヶ岳トレイルランレースで黒鼻山がコースに選定され、藪がかかっていた登山道が整備されました。いまは長い冬の季節を迎え、登山道は全て雪の下に眠っていますが、急坂がない山ですので、積雪期のスノーシューイングを楽しむ山として最高の舞台となっています。

今回は、泉ヶ岳・水神コースの関口から山頂を目指し、山頂から北泉ヶ岳南尾根を956m峰まで縦走して水神に下りました。

手軽に雪山を楽しめるコースですが、地図を読む力を必要としますので、冬山に慣れたリーダーの下で行動する事が望ましいです。

(文=曽根田 卓)

日光・雲竜渓谷

ヤマケイ登山教室「週末の山登り」で氷瀑へ。

雲竜滝下の右岸に広がる燕岩と氷柱群(写真=石丸哲也)

燕岩手前などアイスクライミングの練習場も(写真=石丸哲也)

1月17日、曇り/1月25日、曇り

厳冬期、氷の殿堂と化す雲竜渓谷は比較的手近で、高度な雪山の登山技術も要求されないことから氷瀑ウォッチングに人気が高いところです。

1月17日(土)、25日(日)と2週続けてヤマケイ登山教室「週末の山登り」講師として出かけ、雲竜滝下まで往復してきました。例年、氷が最も発達するのは1月下旬~2月上旬ごろと思われますが、昨年暮れからの冷えこみが厳しかったため、年明け早々には氷瀑、氷柱が発達していました。しかし、15日ごろの陽気で一部、氷柱が落ち、氷瀑も少しやせたようで、17、25日とも例年と大きく変わらない状況でした。

行動時間の大半は林道歩きで、渓谷内も通常トレースがあり、ラッセルの心配はまずありません。渓谷内の徒渉は流れが浅く、飛び石伝いに容易にわたれますが、ダブルストックでバランスを保持しながら渡ると安心です。アイゼンは軽アイゼンで特に支障はありません。気温が上がると氷柱が崩れる可能性もあるので、氷柱の下に近づかないほうが無難です。燕岩の北側には、15日ごろに落ちたと思われる人間の胴体大の氷柱がゴロゴロしていました。

アクセスがマイカーの場合、林道ゲート手前の駐車スペースが狭く、無理に駐めると後続車がUターンできなくなることなどもあります。手前の資材置き場は広く、ここからゲートまで15~20分で歩けます。鉄道利用の場合、JR・東武日光駅からタクシーを利用しますが、林道に入ってくれるタクシー会社が限られていること、駐車の状況によっては資材置き場あたりまでとなることもあるので事前の予約や、行程の余裕に注意して計画しましょう。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

日光・戦場ヶ原

スノーシューで絵画のような光景に出会う。

雪上に残る動物の足跡(写真=伊藤哲哉)

小田代原付近から眺めた男体山(写真=伊藤哲哉)

1月25日、晴れ

日の出前の戦場ヶ原は、静寂そのものでした。夜半から降っている雪も止み、雲も切れて、男体山の方角がだんだん明るくなっていきます。陽が少し高くなり、天候の回復を待ってから、小田代原探勝コースを歩くことにしました。このコースを真冬に歩くのは初めてです。

三本松でコースの状況を確認した後、赤沼で出発の準備をしました。雪の感触を確かめながら歩き出すと、スノーシューから、サクッサクッという軽快で心地よい音が聞こえてきます。

この日はコースにしっかりと踏み跡があり、安心して歩くことができました。石楠花橋をわたり、小田代原展望台まで、冬の森林の中を先に進みます。コースの途中で動物の足跡を見たり、鳴き声を聞きました。動物たちがこの厳しい環境で生き抜いていることを実感できます。

小田代原から光徳入口までは、前景に銀世界の戦場ヶ原、後景に男体山をはじめ奥日光の山々そして青空と、絵画を見ているような光景に出会いました。冬の戦場ヶ原の素晴らしさを体験できました。

(文=伊藤哲哉/『改訂新版 千葉県の山』共著者)

外秩父・宝登山

日だまりに芳香を漂わせるロウバイ。

見ごろを迎えた西ロウバイ園(写真=石丸哲也)

表参道の登りで望む赤城山から男体山の銀嶺と、左から和ロウバイ、ソシン、マンゲツ(写真=石丸哲也)

1月24日、快晴

まだ花の季節には早いこの時期に見ごろとなるロウバイの名所、宝登山に行ってきました。多く歩かれているのは野上駅から長瀞アルプスの尾根をたどり、宝登山山頂直下のロウバイ園で花を楽しんで表参道を長瀞駅へ下山するコースで、小著『関東周辺 週末の山登りベスト120』でもそのようにガイドしています。今回はちょっとひねって、長瀞駅から岩畳を歩いて埼玉県立自然の博物館を見学後、権田山遊歩道を登って不動寺から表参道を登り、長瀞アルプスへ向かいました。途中から神まわりコースを下って、里道を長瀞駅へ戻りました。

ロウバイは全体として見ごろに入り、日だまりに芳香を漂わせて迎えてくれました。早咲きの西園がほぼ満開、遅咲きの東園が四分咲きほどで、まだしばらく楽しめそうです。

ロウバイの種類は3種類。あずき色の花びらが混じる和ロウバイ、すべて黄色のソシン(素心)、花びらが幅広く丸みを帯びたマンゲツ(満月)です。なお、和ロウバイが基本の種類ですが、名前に反して中国原産。漢字は蝋梅または臘梅ですが、梅と同じバラ科ではなくロウバイ科です。

前後しますが、長瀞は、岩畳などが造山運動の跡を示す変成岩で構成されています。地球内部の変動をうかがえることから“地球の窓”とも呼ばれ、日本地質学発祥の地とされ、鉱物好きで“石コ賢さん”の愛称があった宮沢賢治も訪れています。自然の博物館では鉱物や岩石をはじめ、秩父鉄道のSLの名前にもなっている“奇獣”パレオ・パラドキシアの化石の全身骨格、奥秩父や里山の自然を再現したジオラマなどを見学できます。帰りに寄った喫茶店・山草の人気メニュー、ツクシのスープパスタがメニューにありませんでしたが、ツクシがまだ採れないので載せていないとのことで、無事にいただけました。さらに、思いがけず岩手県一の蔵の発泡清酒“鈴音”にもありつけて、満ち足りた思いで帰途につきました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

外秩父・宝登山

長瀞アルプスを初めて歩きました。

宝登山山頂の臘梅園。奧に両神山を望む(写真=中村重明)

長瀞アルプスの野上峠にて(写真=中村重明)

1月24日、晴れ

ここ数年この時季の恒例にしている、宝登山登山(ロウバイ観賞)に行ってきました。

8時半過ぎにロープウェイ山麓駅駐車場に到着し登山開始(※ロープウェイ始発は9:40です)。小一時間で到着した宝登山山頂周辺の臘梅園はちょうど見頃で、黄色の綺麗な花と独特の甘い香り、更に両神山、武甲山、秩父市街等の展望がとても素晴らしく、何度来ても飽きません。

ロウバイ観賞を堪能した後は「長瀞アルプス」へ。気持ちのいい樹林帯のコースをゆっくりと歩き、御嶽山・天狗岳経由で下山。荒川沿いを長瀞に戻り、国指定の名勝・天然記念物の岩畳を観賞して、駐車場に戻りました。全部で5時間弱の行程でした。

臘梅園は毎年訪ねても飽きない素晴らしい所ですが、今回初めて歩いた「長瀞アルプス」もなかなか味わい深く、とてもいい行程でした。

(文=中村重明)

埼玉県・小鹿野アルプス

秩父札所の裏手に連なる岩の山々。

明るい岩山である、釜ノ沢五峰の三ノ峰(写真=木元康晴)

般若山の稜線に囲まれた大きな岩峰・亀ヶ岳を望む(写真=木元康晴)

1月20日、晴れ

関東近辺のご当地アルプスとしては知名度が低めの、小鹿野アルプスに行ってきました。小鹿野アルプスとは、秩父札所32番法性寺の奥ノ院となる般若山と、その南西に隣接する釜ノ沢五峰の総称です。人家に近い里山ではあるのですが、岩場が断続し展望地が点在するその雰囲気は、確かにアルプスを思わせるものがあると言えるでしょう。

今回は釜ノ沢五峰側からスタート。長若山荘の奥の兎岩登山口から急斜面を登って、丸みを帯びた兎岩、小ピークの竜神山を越え、展望の良いあずまやの立つ文殊峠で小休止。その先の5つのピークを通過する区間ではクサリ場も現れ、慎重に進みました。

いったん長若山荘の裏手に下りて、こんどは般若山へ。しかしそういった名前のピークは存在せず、アップダウンを繰り返すうちに般若山の区間は通過します。やがて現れる大きな岩稜が「お船」と呼ばれるもので、その上端には大日如来、下端には岩船観音が祀られる、なかなか見事な景観でした。あとは小道をたどって法性寺の境内に入れば、登山は終了です。

ところで西武秩父駅から法性寺の入口となる小鹿野町の松井田集落まではバスの便はありますが、そこから法性寺への路線バスは、1年前に廃止となっています。今回はその区間、約4kmは歩きましたが、一般にはマイカーを利用したほうが便利でしょう。

(文=木元康晴/登山ガイド)

高尾山(1号路~3号路)

冬でも自然観察が楽しめます。

上:ジャノヒゲの実、下:白く輝く冠毛をもつキジョランの種子(写真=田邉 綾)

上:道のわきをイノシシが掘り返した痕跡、下:ムササビの食痕がのこされたカシの葉(写真=田邉 綾)

1月25日、晴れ

すっかり冷え込む季節になりましたが、南側の日当たりの良い場所は暖かく、冬であることを忘れさせてくれます。特に3号路は常緑の木々が生い茂っているため、緑が目に眩しく、別世界に迷い込んだような気分になります。

花はもちろん、色鮮やかな木の実もほとんど見られないこの時期ですが、足元にコバルトブルーのジャノヒゲの実を見つけました。この実はやや甘く、鳥や獣に人気のようですが、果肉がなく種子を包む薄い皮しか食べられないため、食べ甲斐はなさそうです。白く輝く冠毛をもつキジョランの種子も落ちていました。ガサガサと落ち葉をかき分ける音をたてているのはシロハラです。餌の確保に忙しい鳥たちの警戒心が弱まり、観察しやすくなるのも冬ならではの魅力です。獣には遭遇できませんでしたが、道のわきをイノシシが豪快に掘り返した跡が見られたり、ムササビが食べたカシの葉が落ちていたりと、その存在を証明するものがしっかり残されていました。

高尾山内に積雪はありませんが、景信山や陣馬山方面は雪が残り、場所によっては凍結していて非常に滑りやすくなっています。必ず軽アイゼンを持っていきましょう。今週は雪の予報が出ていますので、事前にビジターセンターのホームページで登山道の状況を確認してからお越し下さい。

(文=田邉 綾/東京都レンジャー(高尾地区))

神奈川県・仏果山

青く輝く宮ヶ瀬湖と新雪が光る蛭ヶ岳を展望。

半原の服部観光牧場から左、仏果山から右に高取山を仰ぐ(写真=白井源三)

仏果山鉄塔から眼下に宮ケ瀬湖、左、大山から右奥に蛭ケ岳が広がる(写真=白井源三)

1月12日、快晴

半原の町から仏果山を見上げると700m程度の山とは思えないくらい急な斜面をもった山に見えます。入山口のふれあいの村を通過すると、どんど焼きを囲む輪が出来ていました。半原から宮ヶ瀬方面へ出る道路の下から、左の階段を登っていきます。ここから登山開始。伐採したミツマタの木を2本持った、地域の年輩が駆け降りて行きました。シカ除けの扉を開閉して通過。この冬、ふと、彼等の越冬を想います。

林道を横切り、正面の急な階段を登っていくと第1鉄塔に出ました。枯れたススキ越しに、遠く都心のビル群とスカイツリー、横浜ランドマークが相模平野を隔てて霞んでいます。

急な登りで小ピークに達すると、前方に仏果山が望まれるようになりました。アセビや雑木の間を抜け2つ目のピークを急登すると、平坦地を経て頂上直下に着き、ひと息つけました。葉の落ちた明るい雑木林を喘ぎ直登して頂上へ。親子連れ一組が休息していましたが、山頂の静寂を破ってトレイルランの一団が駆け抜けていきました。

頂上に立つ10m程の鉄塔に上り、展望台をしばらく独占。大山の下部に相模湾が光り、江の島が霞んでいました。三ノ塔から延びる丹沢山塊は、頂上に新雪が光る蛭ヶ岳を最高点にして、焼山までが冬の陽光を浴びパノラマとなっています。眼下には宮ヶ瀬湖が青く輝き、冬枯れの景色にアクセントを添えます。

その後、半原越えから経ヶ岳への登山路を左に分けて、ロープの張られた急坂を下りました。自然林の稜線から宮ヶ瀬越え分岐を左に分けて登り返すと、仏果山と指呼の間の高取山に飛び出しました。鉄塔の展望台から最後の眺望を楽しんだ後、頂上から宮ケ瀬ダムサイトを経て、ふれあいの村から半原へ下りました。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

山梨県・笹子雁ヶ腹摺山

富士山は見えなかったものの、新たな発見が。

米沢山からお坊山へ残雪の道が続きます(写真=日向俊雄)

お坊山から米沢山の向こうに白峰三山が良く見えました(写真=日向俊雄)

1月24日、晴れ

快晴の予報に誘われて、日帰りで登れる笹子雁ヶ腹摺山に行って来ました。期待に反して富士山だけ雲に隠れて見えませんでしたが、代わりに白峰三山や八ヶ岳が望め、ほっとしました。茅ヶ岳の左裾野の遠くに真っ白な穂高連峰が見えたのは新たな発見でした。

笹子雁ヶ腹摺山からは米沢山、お坊山、大鹿峠を経て景徳院へと下りましたが、頂上で会った5人の登山者は笹子峠や笹子駅方面に向かったようです。他には大鹿峠への下りで2人パーティーにすれ違っただけでした。

週半ばに天気が崩れ、山では雪が多いのではないかと心配しましたが、北側斜面でくるぶしまで潜る程度で、陽だまりでは一部雪も融けており、コースタイム通りに歩けました。

笹子雁ヶ腹摺山から先では雪の急斜面が続いたので、軽アイゼンを着用しました。

(文=日向俊雄)

滋賀県・伊吹山

季節を問わずに登山者を迎える人気の名山。

五合目から頂上を望む。遥かに登山者の列が見える(写真=鈴木さとし)

六合目からは強い傾斜が続く(写真=鈴木さとし)

1月25日、晴れ時々曇り

厳冬期の伊吹山に登ってきました。この日は週末で、近江長岡駅には朝から登山者や山スキーヤーがたくさん集まり賑わいを見せていました。

暖かい天候の1日になり、上野の登山口から登ったのですが、二合目辺りまでは泥が多く、その先は柔らかい雪でした。六合目からは夏道のジグザグがなく、直登となり傾斜が強いので、ピッケルと前爪のあるアイゼンが必要です。

眼下には近江盆地と琵琶湖、南に鈴鹿山脈、北に能郷白山や白山、北アルプスなどが美しく見えました。

(文=鈴木さとし/登山ガイド)

岡山鳥取県境・滑谷~久岳

二度目の右手峠、前回とは逆に西進します。

小枝が行く手をさえぎる稜線を進む(写真=舩越 仁)

今シーズン初めての晴天遠望。前回乗り越えてきた大倉山です(写真=舩越 仁)

1月24日、晴れ

この日、県道は除雪されていますが、峠道はガリガリに凍りついていました。山ではツボ足でも大丈夫かなと踏み込みましたが、やはりモナカ状態ですので、最初からカンジキを装着して稜線を辿りました。

本日の県境稜線は標高700m前後の比較的低山帯ですが、地形図(1:25,000)上のコルは23箇所もある上に煩わしいヤブ漕ぎが続き、視界も乏しく、とても地味な稜線歩きです。ただ、低山故に楽なのは、山陽と山陰を結ぶ旧往来の峠道がアプローチに使えることです。

送電鉄塔下で、やっと視界が開けた場所に出て来ました。昼食を終える頃、後方でカツーンカツーンと大きな音がしていましたが、大きなツララが落ち始めたようです。非常に危険なので、急ぎ退散としました。

今日の県境稜線は右手峠から草野原峠迄の5.6kmと地方道下山1.8kmでした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

九重・大船山

暮雨の滝と九重連山の展望を楽しみました。

暮雨の滝(写真=池田浩伸)

山頂付近から九重連山と坊がつるを望む(写真=池田浩伸)

1月20日、晴れ

吉部登山口から大船山を往復しました。長く伸びた霜柱を踏むとザクザクと音がします。数センチの積雪と凍った部分がありますが、アイゼンを付けるほどではなく慎重に歩きました。暮雨の滝は、轟々という水音と時折頭上を飛ぶ鳥の声だけが聞こえていました。滝のそばまで降りると、何本も下がった大きなツララに妻が歓声をあげます。冬の暮雨の滝は初めて訪れました。

冬枯れの坊がつるには、一張のテントがありました。大船山への登りでは、雪が深くなりアイゼンを付けます。雪が深い分だけ頭上の灌木との間隔が近づき、まるで、木にお辞儀をしているようだと笑いながら何度も腰をかがめて歩きました。

稜線は冷たい風が吹き付け、雪も深く氷も厚くなってきました。キックステップのようにアイゼンをしっかりと効かせながら慎重に登りました。

山頂からの大展望に加え、凍結した暮雨の滝と御池を見る事ができて目的が叶いました。見事な青空と冬ならではの景色を堪能した一日でした。

なお、本コースは距離が長く経験者向きのコースです。早立ちとヘッドランプなどの装備を忘れずに準備しましょう。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

北海道・朝里岳

札幌国際からスキーで歩きました。

スキー場上部より見た朝里岳(写真=蓮井美津夫)

樹林帯のトレース(写真=蓮井美津夫)

1月21日、晴れ

前日の大雪状態から一転し、絶好の山日和に誘われ、札幌国際スキー場から朝里岳を目指して、スキーでの歩きとなりました。平日で登山者が居ないのではと思い、単独ラッセル覚悟で臨みましたが、何名かの先行者がいるようで、そのトレースを使わせてもらっての歩きとなりました。

朝里岳は日本海側から札幌圏などに雲が入り込むルートにあり、街中が晴れていても、朝里岳に来ると雲に覆われていることが多いところです。これまで何度となく頂上を目指しましたが、頂上に至ったのは2回。あとは風雪や視界不良に阻まれ、途中撤退を繰り返していました。

2年振りに訪れた今回は、今までの中で最高の天候でしたが、中間地点を過ぎたあたりで頂上付近が視界不良状態と見えたことから、その時点で折り返しました。それでも景色としては十分に満足するものでした。

下山中、スノーモービルのグループが朝里岳方向に走り去り、新雪に大きな走行跡が残ったことが残念です。

(蓮井美津夫/北海道/56歳/よく行く山:道央、大雪山)

福島県・名倉山

名倉山へクジラ(島)を見に行こう。

雪の中にうっすらと猪苗代湖に佇むクジラ島(翁島)(写真=葉貫正憲)

山頂直下の急坂。左側に雪庇ができつつあります(写真=葉貫正憲)

1月19日、雪

いつもの仲間4人と、猪苗代町の名倉山へクジラ(島)を見にいってきました。どんよりとした雲と降りしきる雪が、まさに墨絵の世界をつくっています。9時過ぎ、猪苗代長浜の駐車場に着いたときも雪が降り続き、新雪が20~30cmほどになっていました。風がなかったので、支度をして出発。往路は、できるだけ平坦な最短ルートで名倉山をめざしました。

降ったばかりの雪を踏みしめ、スノーシューの楽しさを満喫します。思いのほか、歩きやすかったのは、前日の踏み跡がうっすらと残っていたからでした。約45分で山頂に到着。降り続いていた雪も小降りになってきました。「クジラ島(翁島)はなんとか見えそう」と期待しながら、眼下に広がる猪苗代湖を覗きました。が、どうしたことか、クジラ島(翁島)はぼんやりと霞んで、目を凝らさないと確認できないほど。ちょっと残念でした。

しばらくここで休憩の後、帰路へ。時刻は10時30分と、まだ十分時間があるので、少し寄り道をしました。名倉山の鞍部から北の613mのピークを越え、紅葉山展望台をめざします。

途中、踏み跡の見つからないところではヒザ近くまでスノーシューが沈みこみ、汗びっしょりになりました。そのせいか往路の2倍近くの時間がかかり、駐車場に着いたときは、12時を過ぎていました。

今回は2時間30分ほどの雪歩きでした。見晴らしは今一つでしたが、スノーシューの雪歩きとしてはこの上ないコンディションでした。

(葉貫正憲/福島県/67歳/よく行く山:会津百名山)

裏磐梯・イエローフォール

今年の初山行はスノーシューで。

前夜の吹雪で隠れ気味のイエローフォール(写真=本田康雄)

西吾妻山を眺めながら昼食(写真=本田康雄)

1月26日、晴れ、無風

この日の裏磐梯スキー場の積雪は185cmと平年並みでした。ふたつのリフトを乗り継いで、うす曇りながら無風の好条件ということもあり、40分ほどでイエローフォールに到着しました。

平日の月曜日とあってか他のハイカーは皆無、私たちだけの貸し切り状態で、存分に撮影ができました。ただ、前夜に少し吹雪いたようで、半分ほど雪に隠れており、やや物足りなさを感じました。

とはいえ、銅沼を過ぎてからは青空になり眺望が一転し、西吾妻の山並みや蔵王連峰、新潟県境の山々の遠望がとてもきれいでした。

復路はゲレンデ傍の林の中を下山。3時間足らずのトレッキングでしたが、十分満足の初山行でした。

(本田康雄/福島県/67歳/よく行く山:福島県および近隣県の山)

長野県・上高地、乗鞍高原

天気に恵まれたスノーシューハイキング。

上高地・大正池からの穂高連峰(写真=八木茂良)

乗鞍高原・善五郎の滝展望台からの善五郎の滝と乗鞍岳(写真=八木茂良)

1月24日~25日、24日快晴、25日晴れ

愛知スポーツの祭典・スノーフェスティバルに参加して平湯温泉に宿泊、上高地と乗鞍高原にスノーシューハイキングに行ってきました。天気に恵まれ、素晴らしいハイキングになりました。

初日は上高地で、釜トンネル入口~大正池~バスターミナル~河童橋~小梨平キャンプ場までの往復です。快晴の中、真っ白な穂高連峰や焼岳を眺めながら雪の上高地を楽しみました。釜トンネルの中は照明がありませんので、ヘッドランプは欠かせません。

二日目は乗鞍高原で、コースは休暇村~善五郎の滝~展望台~オルガン橋~一ノ瀬園地~観光センターです。展望台からの善五郎の滝と乗鞍岳の展望は最高です。雪が深いときは道標が埋もれている場所があるので注意が必要です。

(八木茂良/静岡県/67歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

編集部注:冬の上高地に入山される方は「上高地冬期入山ルール」に則って行動してください。

山梨県・大菩薩嶺

雪山初級教室に参加しました。

大菩薩峠から親不知ノ頭へ続くトレース(写真=浅井祥守)

雷岩から富士山を望む(写真=浅井祥守)

1月24日~25日、晴れ

丸山峠入口を出発。仙石茶屋を過ぎたところから尾根に登る登山道に入りますが、登山道口の坂道がカチカチに凍結しているので、早速アイゼン装着です。ぬかるみと凍結を繰り返す道を進み、しばらくすると路面は雪と氷になり、アイゼンの効果を実感しました。それでも、アイゼンなしで我々を追い越していくグループもいました。この日は、上日川峠の山小屋でゆっくりと過ごし、夜には満点の星空を楽しみました。

翌日は、大菩薩峠をめざし林道を進みます。峠に上がると雲ひとつない紺碧の空のもと、南アルプスや遠くには乗鞍も望むことができました。ここから尾根にはかなりの積雪があり、ゴロゴロした岩場の上をアイゼンで歩く感触を確かめました。雷岩からは、雲ひとつない富士山を眺めることができました。

雷岩から大菩薩嶺山頂をピストンし、唐松尾根を下ります。岩と雪の急な下り坂では、アイゼンの前ツメを引っかけないように注意して歩きました。いつもはヒザへの負担を気にしての下りですが、雪がクッションになり、とても楽に下山できました。

(浅井祥守/東京都/54歳/よく行く山:首都圏から日帰りの低山)

高尾山

高尾の八十八大師を巡拝しました。

高尾山山頂からの富士展望、シモバシラ、六十九番(観音寺)の大師像(写真=伊東明美)

1月18日、晴れ

弘法大師が四国八十八霊場を開創して1200年という節目で話題になっていますが、高尾山でそのお砂踏み巡礼をしてきました。ケーブルカー清滝駅近くの不動院で「高尾山内八十八大師巡拝案内図」(100円)を入手し、スタート。

小ぶりな大師像(というよりお地蔵様)の土台は苔生し、彫られた寺名が摩滅していたり、頭部が新しくされたように見える像もあるなど、歳月を感じさせてくれます。そこには112年余の歴史があるそうです。大師の多くは薬王院周辺と1号路上で、1ヶ所に8体まとまっている所もあるのですが、琵琶滝と蛇滝で朱印を受け、結願の証として薬王院で弘法大師のお札を授かるまでには、一般的に二度は訪れることになると思います。

参道の賑わいを蔭からそっと見守るように、登山道の裏手に佇む地蔵尊達。赤い毛糸の帽子を目印に探しながら歩いていると、いつもと少し違う高尾山の風景が見えてきます。この日は、富士山とシモバシラの氷の花を拝むことも叶いました。

(伊藤明美/東京都/よく行く山:関東甲信越の山と日本百名山)

静岡県・雨ヶ岳、竜ヶ岳

雪の時期に登りたかった山へ。

雨ヶ岳山頂から見た富士山(写真=太田正孝)

広々とした雨ヶ岳山頂には70cmほどの積雪が(写真=太田正孝)

1月24日、曇り時々晴れ

雨ヶ岳と竜ヶ岳は、雪があるころに登ろうと以前から計画していた山です。今回、友人と4人で根原登山口から端足峠に登り、雨ヶ岳と竜ヶ岳をピストンするコースへ、好天をねらって出かけました。

端足峠までは雪はありません。峠から雨ヶ岳へは、軽アイゼンをつけて登ります。積雪は50~60cmありますが、トレースがあるので問題ありません。しかし、思った以上の急坂に苦労させられました。

山頂では予報に反して雲が多く、時たま晴れる瞬間を待って富士山を撮影する、という状況でした。写真のように富士山は雲をまとい、大沢崩れの荒れ肌を覆い隠しているようです。

竜ヶ岳は残念ながら雲の中。端足峠から往復1時間20分で速登、速降するピークハントだけになってしまったのは残念です。竜ヶ岳は、山頂部以外雪はほとんどありませんでした。

(太田正孝/愛知県/75歳/よく行く山:岐阜、長野、三重、静岡の山全般)

六甲・摩耶山

学校林道を経て天狗道から摩耶山へ。

学校林道から西を望む。左手遠景は須磨アルプス。その向こうは淡路島(写真=川畑和夫)

冬の日差しがいっぱいの学校林道(写真=川畑和夫)

1月24日、晴れ

新神戸駅の東端で新幹線を跨ぐ陸橋を渡って直進すると、右手に一対の灯篭があり、旧摩耶道の小さな案内があります。急な道を登りきって直ぐに左折し、階段を上ると雷声寺の境内に導かれます。登山道は寺の最上部からの急登でスタートします。

落ち着いた道を進むと右から東山尾根道が合流し、直ぐに学校林道を左に分けます。学校林道をしばらく歩くと天狗道に出ます。ここから摩耶山上までは大勢の登山者で賑わっています。

掬星台で昼食を摂り、アゴニー坂を下って穂高湖に寄り道し、杣谷を下って阪急六甲へ出ました。木々はもう芽吹きの準備を始めており、銀色に輝いていました。

(川畑和夫/大阪府/66歳/よく行く山:六甲、比良、生駒、北アルプスなど)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

日本の山の未来を考える

第5回 日本山岳遺産サミットを2月28日(土)に開催。

吾妻山での登山道整備活動(吾妻山自然倶楽部)

鍬ノ峰で草刈をする高校生たち(長野県大町高等学校山岳部)

日本山岳遺産基金では、未来に残したい日本の豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有する山岳地域を「日本山岳遺産」として認定し、環境保全活動や次世代育成活動を行っている団体に対して助成を行っています。

日本山岳遺産サミットでは、基金の一年間の活動をご報告するとともに、2014年度の日本山岳遺産認定地および認定団体を発表し、助成内容をご紹介します。

また、基金の活動5年目となる本年は、自然地理学が専門の小泉武栄先生をお迎えして基調講演を行い、過去の認定地および山岳関係者によるディスカッションを予定しています。みなさまのご参加をお待ちしております。

***

日時:2015年2月28日(土) 13:30~17:00(開場13:00)

会場:インプレスグループ セミナールーム

東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング(23階)

(地下鉄神保町駅下車徒歩3分)

主催:日本山岳遺産基金・(株)山と溪谷社

内容:

第1部 2014年度 認定地・認定団体 発表

・吾妻山(吾妻山自然倶楽部)

・鍬ノ峰(長野県大町高等学校山岳部)

・徳本峠(古道徳本峠道を守る人々)

第2部 基調講演「地方の自然、魅力の伝え方」

東京学芸大学名誉教授 小泉武栄氏

第3部 これまでの認定団体・関係者によるディスカッション「地域の山を守り、活用するための課題とは?」

参加費:500円

※参加費は日本山岳遺産基金への寄付としてお預かりし、基金の活動に活用させていただきます。

定員:80名。

※会場の都合で事前の申し込みが必要です。

※未就学児のご入場はご遠慮ください。

申込方法:下記URLの登録フォームより申し込みを行ってください。受付後はメールにて「参加票」を送付いたします。

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/news/info_summit2015.html

申込締切:2015年2月20日(金)

※ 定員に達した場合、締め切り前でも受付を終了させていただきます。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

登山口へのアプローチとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、日本アルプス各地や八ヶ岳などの主な登山口に早朝に到着することから、利用者が増え続けています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、登山装備の必須アイテムとして、ぜひご活用ください。各地の開山イベントなどに合わせた、とっておきの登山バスもご用意いたします。

なお、夏期(GW~11月)の毎日あるぺん号・さわやか信州号のスケジュールは3月下旬頃より順次発表させていただきます。

日本山岳文化学会講演会

「山と人」シリーズ 第11回“笑い、悲しみ、迷い、悟る”

「山」に関するあらゆる物事を研究対象とする日本山岳文化学会は、現在約300名の会員により運営され、大会(研究発表・シンポジウム等)の開催や『論集』・会誌『山岳文化』発行の他、分科会活動も活発に行っております。

講演会『山と人』は「登山史」「文献」「文学・芸術」の3分科会が共催し、今回で第11回目となります。

今回の講師・斎藤一男氏は、本学会の発起人・初代会長であられると同時に、永年に亘り日本の登山界にて中心的役割を果たしてこられました。現在も精力的に執筆活動等に勤しみ、昨年末には『山、その日この人』(論創社刊)を上梓されました。山からの直接の、あるいは本を通じての語り掛け。今だから話せる時の流れ・裏話……。この度、処女作前後から近作に至るまでの50年に及ぶ著作活動の一端を、お話しいただける事となりました。

なお、会員外で参加を希望される方につきましては、会場のスペース上、先着10名様程度までお受け出来ます。恐れ入りますが1週間前までに上記連絡先までお申し込み下さい。(文=中島智舟)

***

講師:斎藤一男氏(日本山岳文化学会名誉会員)

日時:2015年2月27日(金)18時~

会場:日本勤労者山岳連盟事務所

〒162-0814東京都新宿区新小川町5-24 電話03(3260)6331

JR(中央・総武線各駅停車)・東京メトロ(東西線・有楽町線・南北線)・都営地下鉄(大江戸線)「飯田橋」駅から約550m

参加費:無料

春の里山を健康ハイク

3月20日(金)高尾で開催。

ムラサキケマン

高尾森林ふれあい推進センター森林ふれあい推進事業として、森林インストラクター東京会により実施されます。春の訪れ、植物の芽吹きを五感で味わいながらパウロの里山、滝の沢林道、小下沢林道を歩きます。また、それぞれの草花の違いも観察しましょう。

***

実施日:3月20日(金)小雨決行

集合:JR高尾駅北口8時00分(陣馬高原下行き8時34分バス乗車)

解散:小下沢林道梅園前14時50分(大下バス停 高尾駅北口行き 15時11分バス乗車)

持ち物、その他:昼食、飲み物、雨具、はき慣れたハイキングシューズ、帽子

参加費:1700円

募集人数:30人

申し込み方法:往復はがきに必要事項、返信面の宛名を記入の上、下記申込先にお送りください。

必要事項:参加者全員の氏名、年齢、性別、代表者の郵便番号、住所、電話番号(自宅及び携帯)あればメールアドレス

山の知識検定

Q:北海道の山の名前は、ニセコアンヌプリのように山名の末尾に「ヌプリ」がつけられたものが多いことが特徴のひとつにあげられる。この「ヌプリ」はアイヌ語由来の言葉とされるが、その意味を次のなかから選びなさい。

・岩

・山

・森

・雪

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:北海道の山の名前は、ニセコアンヌプリのように山名の末尾に「ヌプリ」がつけられたものが多いことが特徴のひとつにあげられる。この「ヌプリ」はアイヌ語由来の言葉とされるが、その意味を次のなかから選びなさい。

・岩

・山

・森

・雪

A:山

「ヌプリ」とはアイヌ語で「山」を意味する言葉で、北海道各地に分布している。しかし、多くの山が漢字を当てられたこともあり、「○○ヌプリ」と地図で表記されるものは少なくなってきている。摩周岳は「カムイヌプリ(神の山)」であり、十勝岳は「トウ・カップ・ヌプリ(乳房のように尖った山)」を意味する。

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『東海周辺 週末の山登りベスト120』

名古屋を基点に日帰り可能なエリアから120座を選定

好評「週末の山登り」シリーズに、新たに東海編が加わりました。近年の高速道路の延伸により、山へのアクセスがよくなり、日帰り圏が拡大しています。本書では愛知県、静岡県、長野県の木曽、伊那地区、岐阜県、滋賀県、福井県、山梨県、三重県、奈良県から「展望のよい山」「道標、登山道が整備されている山」「登り甲斐のある山」を120座選定し、見やすい高低図と地図とともに、紹介しています。

https://www.yamakei.co.jp/products/2814014540.html

●編者:西山秀夫/発売日:2015年1月26日/ページ数:256ページ/判型:A5判/販売価格:2,200円+税/ISBN:978-4-635-01454-0

2015年1月~2月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『YAMAKEI CREATIVE SELECTION 秩父薮尾根単独行』 1/9 2,000円+税(POD)
『ワンダーフォーゲル 2月号』 1/10 926円+税
『山と溪谷 2月号』 1/15 952円+税
『世界ツル大鑑 15の鳥の物語』 1/23 7,900円+税
『BONSAI 感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽』 1/23 1,500円+税
山登りABC『ちょっとロープワーク』 1/23 1,000円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 千葉県の山』 2/2 1,900円+税
『山岳雪崩大全』 2/2 1,980円+税
『くらべてわかる 野鳥』 2/6 1,600円+税
『くらべてわかる 淡水魚』 2/6 1,600円+税
『屋久島ブック2015』 2/13 1,000円+税
『山と溪谷3月号』 2/14 952円+税
ヤマケイ新書『もう道に迷わない-道迷いを防ぐ登山技術-』 2/20 800円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 三重県の山』 2/20 1,900円+税
ヤマケイ新書『山岳遭難の教訓-実例に学ぶ生還の条件-』 2/20 800円+税
『犬の介護に役立つ本』 2/21 1,200円+税
『関西トレイルランニングコースガイド』 2/21 1,800円+税
DVDブック『だれでもできる楊名時太極拳』 2/21 1,800円+税
『新版 誰でもできる自転車メンテナンス』 2/28 1,000円+税
ヤマケイ新書『現代ヒマラヤ登攀史』 2月下旬 880円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】女子・中級登山講座「蔵王・刈田岳」2日間

ヤマケイ登山教室

高みを目指す女性のための登山教室。50代までの中級登山者(登山経験3年程度)が対象です。ただピークを目指すだけでなく、各所で講習を行います。

1日目は、すみかわスノーパーク周辺で、雪洞づくりや積雪層の観察など、雪を学ぶ講座を行います。2日目は樹氷原をラッセルして、御釜を抱える刈田岳を目指します。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=97739

日程 2月21日(土)~22日(日)
集合 JR東北新幹線 白石蔵王駅改札前(10:00)
行程 1日目:白石蔵王駅(バス)すみかわスノーパーク(バス)遠刈田温泉[旅館泊]
2日目:(バス)すみかわスノーパーク(1100m)~刈田岳(1758m)~すみかわスノーパーク(バス)白石蔵王駅【解散】17:00~19:00(予定)
歩行時間:約7時間
登山レベル 健脚レベル(10~12kg程度のザックを背負い、連続する標高差1000mの登りを4時間以内で登れる体力が必要です)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する箇所がある)
参加費 42,000円
講師 阿波 徹(山岳ガイド)
装備 山岳用スノーシュー持参

【国内】山の天気ハイキング「戸隠高原と飯縄山スノーシュー」2日間

ヤマケイ登山教室

飯縄山は、日本海側の山岳に属しながらも、妙高・頸城山塊や北アルプスなどが北西にそびえるため、冬季の気象は比較的穏やかです。しかし、冬型が強まると吹雪に見舞われます。今回は冬山の危険や気象遭難を防ぐ方法を学びます。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=134784

日程 2月21日(土)~22日(日)
集合 JR長野駅 新幹線改札前(9:00)
行程 1日目:長野駅(バス)戸隠神社(1215m)~鏡池ハイキング~戸隠神社(バス)戸隠小舎[ロッジ泊]
2日目:(バス)戸隠スキー場(リフト)瑪瑙山(1748m)~飯縄山(1917m)~飯縄西登山口(1228m)(バス)長野駅【解散】16:00~18:00(予定)
歩行時間:約7時間
登山レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する箇所がある)
参加費 39,000円
講師 猪熊隆之(山岳気象予報士)
装備 スノーシュー、軽アイゼン(6本爪以上)

【机上講習会】遭難事例研究5「道迷いを防ぐ登山技術:2万5000分の1地形図の使い方」

ヤマケイ登山教室

この講座では、過去の遭難事例を紐解きながら、遭難事故の実情を見据え、生死を分けるポイントを検証していきます。今回は地形図の使い方を学びます。

参考書:『山で死んではいけない』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1524

開催日 2月5日(木)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 野村 仁
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。