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日ごろのご寄稿に感謝申し上げます

みなさま、寒い日が続きますが、お変わりございませんでしょうか。雪山を吹き渡り頬に吹きつける風は、まだまだ厳しいですが、里山では樹々の芽もほころび始め、春の兆しを予感させてくれる季節となりました。

『週刊ヤマケイ』が全国各地の山々の季節の表情を載せて、毎週みなさまにお届けできますことも、情報提供者の皆々様のおかげでございますが、通巻125号を超えた今、創刊当初からお力添えくださっている方々のご寄稿も多くの回数を重ねております。今号の「人と山」では、ちょうど100回目となりました宮城県仙台市の福井美津江さんをご紹介いたしました。

配信登録をいただいている方々も、もうじき4万人となりますが、この電子雑誌を通じて、全国各地の山や自然を愛する皆様がたの交流が、さらに深まることを願っております。

また、この4月からは表紙写真の公募も開始いたしますが、今後も引き続きのご寄稿、ご投稿をよろしくお願いいたします。

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私どものさまざまな活動は、全国各地の山や自然を愛するみなさまに支えられておりますが、そのひとつとして、この『週刊ヤマケイ』にもコーナーを設けております「日本山岳遺産基金」の活動もございます。

全国各地で自然環境の保全や、安全確実な登山の啓発、次世代の育成活動などに取り組んでいらっしゃる方々に支援をさせていただいておりますが、この2月28日(土)には、東京で今年度の認定地の表彰と、小泉武栄東京学芸大学名誉教授による「地域の自然、魅力の伝え方」の講演、創設からの5年間の活動を振り返るという三部構成の催しを予定しております。ただ今、ご来場を受付中ですので、ぜひお越しください。

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/news/info_summit2015.html

『週刊ヤマケイ』編集長 久保田賢次

福井美津江さん

『週刊ヤマケイ』へのご寄稿が100回目となりました。

2014年9月、北アルプス別山乗越にて。ご来光と剱岳が見られて、胸いっぱい感動中

毎週、全国各地のみなさまからの貴重なご寄稿で成り立っている『週刊ヤマケイ』。創刊当初からお送りいただいている、仙台市の福井美津江さんからのご寄稿が、今号でちょうど100回目となりました。地元タウン誌にも「そこに山があるんだもん」という連載を持つ福井さんに聞きました。

(聞き手=久保田賢次 『週刊ヤマケイ』編集長)

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久保田:ほぼ毎週のように、新鮮な山の情報をお寄せいただきまして、ほんとうにありがとうございます。私たち編集部が毎週発行を続けていけますのも、みなさんのおかげですが、福井さんのように頻繁にお送りくださいます方々には、本当に頭が下がります。毎週の山行へのモチベーションは、どんなところから湧いて来るのでしょうか。

福井:こちらこそ、いつもありがとうございます。 とくに目立った実績もない私ですが、「人と山」に取り上げていただき、うれしく思います。日本には四季という美しい一年の流れがあり、春夏秋冬の中でもどんどん表情を変える山の様子を楽しんでおります。次々と咲き変わるお花畑、紅葉の色味の変化、どんどん膨らむ霧氷や樹氷、数日ほどで変化し驚くこともあります。山へ行くたびに出会う素晴らしい景色と、それを写真という作品に残したいという目的が動機となっています。これまで、ひとりで記録していた山歩きを、『週刊ヤマケイ』さんにご掲載いただき、みなさまにご覧いただけるということも、たいへんなモチベーションです。

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久保田:福井さんはもともと、高校の山岳部で山と出会ったとお聞きしました。それからずっと登山をお続けなのでしょうか。お送りいただく写真も印象的ですし、山の作品撮影にも積極的に取り組まれていらっしゃいますよね。

福井:高校卒業後、山歩きをしたのは一度だけです。今思うともったいなかったですね。6年前に田部井淳子さんの番組を拝見しまして、また山を歩いてみたくなりました。同時期に一眼レフカメラを使い始めましたが、さまざまな場所で撮影してみたところ、山での撮影がとても楽しく、すっかり夢中になってしまいました。

山の撮影をするために登山を学びたいと考え、山の会に入会させていただきました。入会後に知ったのですが「仙台山想会」は紀行作家の岡田喜秋先生が創立され、現会長は山岳写真家の東野良さんです。東北山岳写真家集団の方も3名いらっしゃいます。写真以外の芸術分野にも幅広く感性豊かな人たちが多い会なので、いつも刺激をいただけるとても恵まれた環境です。

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久保田:『週刊ヤマケイ』への100回のご寄稿のなかでは、どの山も印象に残っていらっしゃると思いますが、とくに思いで深い山々や、山行の模様がありましたら、お話しくださいませんか。

福井:とくに印象深いのは初冠雪の月山でした。登り始めはガスで見通しがきかなかったのですが、霧氷の美しい山頂近くで青空が広がり心躍りました。蔵王の「お釜」と呼ばれる火口湖の五色沼は、いつの季節も訪れたくなるお気に入りの場所です。写真を撮る目的で山や時期を選ぶことが多いので、たくさんシャッターを押した山は印象深く残りますね。それと、一緒に歩く山仲間との楽しい時間も大好きです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

日光・雲龍渓谷の友知らずで崩落

ヘルメット着用は必須です。

崩落残骸でふさがれた道(写真=長山 敦)

2月7日に雲龍渓谷に行ってきました。今年は降水率と寒気がかみ合わなかったようで、氷柱の育ちもいまひとつという感じでした。

この日も暖かく、滝壺(氷瀑)から下山途中、友知らず(巨大氷柱群集)の手前の道が崩落残骸で塞がれていました。その後も次々と崩落がありました。

氷柱の裏へまわる方々は、このエリアを散策する上でヘルメット着用が必須です。何もかぶっていない方々が多数見られました。ヘルメットを持参していない方は、氷柱の下には近づかない方が安全です。

(文=長山 敦)

蔵王連峰・後烏帽子岳

蔵王連峰を一望できる展望抜群の山。

山頂からは屏風岳の迫力満点の姿が眺められる(写真=曽根田 卓)

樹氷が見ごろを迎えている中央蔵王も一望(写真=曽根田 卓)

2月7日、晴れ

南蔵王の主稜線から東側に離れた位置にある後烏帽子岳(1681m)は、冬場の好天を狙って登れば、屏風の壁と言われる壮絶な東面の風景が眼前に広がります。更に熊野岳を中心にした中央蔵王と、雁戸山の鋭鋒が目立つ北蔵王、そして北に伸びる二口山塊から船形連峰まで、奥羽山脈の峰々のほとんどが見渡せる素晴らしい展望の山です。

みやぎ蔵王えぼしスキー場のゴンドラとリフト一基を乗り継げば、標高1370mのまで労せず達してしまい、後は標高差310m登るだけで山頂に立てるために、冬場でも比較的登山者の多い山です。

雪山の初心者でもスノーシューガイドツアーが行われていますので、それを利用すれば安全確実に雪山を楽しめるでしょう。

(文=曽根田 卓)

南蔵王・杉ヶ峰

山の会のイベント山行で南蔵王へ。

杉ヶ峰の稜線から蔵王最高峰、熊野岳を望む(写真=福井美津江)

1330mにある山小屋は2階の出入り口まで埋まる積雪(写真=福井美津江)

2月7日、晴れ

すみかわスノーパークから45分ほど歩き山小屋へ。1日目は樹氷を楽しみながら杉ヶ峰を目指す山行。2日目は雪山訓練という日程でした。私は1日目のみ参加。分担して背負ってきた食材を小屋へ置いて出発です。朝の強風は徐々におさまり、天気、雪質共に快適な山行となりました。山形側の樹氷原と比べ宮城蔵王の樹氷は少ないものの、木々の霧氷に雪がつき真っ白な花が満開のような美しさです。下山は澄川を滑降。途中から聖山平へ向けて登り返し。スキーはあっという間に下ってしまうので、慎重に方向を確認しながら滑り降りました。

(文=福井美津江)

日光・雲龍渓谷

迫力ある氷の造形美を楽しむ。

圧倒される雲龍瀑。それでも例年より規模は大きくないようだ(写真=奥谷 晶)

友知らずの氷壁。緑がかったブルーアイスが美しい(写真=奥谷 晶)

2月3日、晴れ、気温は朝方マイナス7~8℃

冬型の気圧配置がゆるみ始めたこの日は、ほぼ快晴に恵まれました。平日にもかかわらず、数十名のハイカーが集まっていました。凍結した林道歩きはチェーンスパイクが快適です。

洞門岩から沢沿いのコースをたどりましたが、急傾斜の登高・下降や渡渉が何度かあるので、アイゼンとストックが有効です。この日はアイスクライマーの姿はなく、消防団がアイスクライミングの練習をしていました。

ひととおり写真撮影をしたあとは、アックス2本で久しぶりのアイスクライミングの感触を楽しみました。雲龍瀑前衛滝で、整備されていた支点を利用させていただいて、雪山での懸垂下降(20m×2段)やザイル捌きの練習もでき、満足する一日となりました。

(文=奥谷 晶)

赤城山・地蔵岳

スノーシューでピークに立ちました。

地蔵岳山頂から大沼を隔てて黒桧山、尾瀬方面の山並みを望む(写真=石丸哲也)

左:たくさん見られたウサギの足跡、右上:地蔵岳山頂への最後の登り、右下:小沼を背後に地蔵岳山頂を目指す(写真=石丸哲也)

2月7日、晴れ

今期2回目となるヤマケイ登山教室のスノーシューで地蔵岳(1674m)に登ってきました。スキー場のリフトなどを使わず、登山口から歩いて登り下りする点は前回の八ヶ岳・真教寺尾根と同じですが、今回は尾根の途中までではなくピークに立つコースです。といっても今回の登山口の“日本一小さなスキー場”赤城第3スキー場からの歩行距離は往復約3.3km、標高差300mほど。よほどのラッセルでもない限り、日帰りでも比較的楽に登れます。

八丁峠から山腹の登りに取り付くと急になりますが、樹林が開け、雪原と化した小沼や長七郎山を見下ろせて足取りも軽くなります。最後の急登をこなして山頂に着けば、演出されているかのように北面の視界が一気に開けます。当日は晴天と展望に恵まれ、大沼越しの黒桧山、その右には奥日光の男体山、左には会津駒ヶ岳、尾瀬の燧ヶ岳、至仏山、武尊山、巻機山、谷川岳、苗場山、草津白根山、浅間山と銀嶺が連なって見え、冬山とは思えない暖かさと無風の好条件に、しばし展望を楽しみました。

下山は往路を戻り、小沼に寄ってから下山することも考えたのですが、やや忙しい行程になりそうだったこと、入山者が多く、トレースがしっかり付いていたことから、小沼には寄らないかわりにトレースのない新雪の斜面を下ることにしました。狙い通り、参加されたみなさんには雪の上を自由に歩けるスノーシューイングの楽しさを体験していただけたようで、終始、童心に返ったような笑い声が響いていました。

積雪は平均すると50~80cmほどと思われますが、ややクラストした旧雪の上に10~20cmほどの新雪が積もっていたようです。旧雪を踏み抜き、腿までもぐる所もありましたが、全体には快適に歩けました。山頂直下の急斜面は直登もできますが、左手の樹林をジグザグに登るほうが楽です。特に下りでは、雪山に慣れていない人は樹林を下ると安心です。

帰途、温泉に寄る場合は富士見温泉見晴らしの湯が便利で、入浴料も510円とリーズナブルです。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

霧ヶ峰・八島ヶ原湿原

雪の積もった静かな湿原を周回しました。

八島ヶ原湿原の周回路を、竹竿とトレースに沿って進む(写真=中村重明)

旧御射山社付近にて(写真=中村重明)

2月8日、雪

八島ヶ原湿原を、スノーシューとわかんで散策してきました。高山植物が見頃の夏から初秋には何度か訪れていますが、この時季は初めてです。

積雪期も湿原内は立ち入り禁止となっております。無雪期コース沿いにテープ付きの竹竿が立てられ、日曜日ということもあってかコースにはしっかりしたトレースがついていました。大部分はツボ足でも歩けるくらい踏み固められていましたが、一部はスノーシューないしわかんが有効な箇所もありました。

八島ビジターセンターの除雪済み駐車スペースが5~6台分しかないのが難点ですが、逆にそのような事情もあってか、出会ったハイカーは10名のみ。あいにくの天気で展望は効かなかったものの、静寂な雪景色の中、とてもいい時間を過ごすことが出来ました。

(文=中村重明)

長野県・飯盛山

360度の大展望、雪景色を堪能する。

ウサギの足跡を見る先には山頂がある(写真=川﨑拓兵)

雪だるまが迎えてくれた山頂直下(写真=川﨑拓兵)

1月26日、晴れのち曇り

清里の近くにある飯盛山は、標高1643mの低山ながらその立地により眺望は抜群です。この日も360度の雪景色を見ようと、平沢集落から登りました。

ウサギの足跡の行き先を楽しみながら、1時間ちょっとで山頂へ。八ヶ岳連峰、浅間山、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、富士山、金峰山。ぐるり360度の大展望とバーナーを使った温かいランチを堪能し、緩やかに下山します。

登りと異なる平沢峠へ向かうと、正面に八ヶ岳を見据えながらの尾根歩きです。ここでは、その標高からは想像できない天空散歩を満喫できます。

平沢峠からは通行止めの林道を平沢集落まで歩いて戻ります。東京から日帰り圏内の雪山散歩ですが、天候に注意して、軽アイゼンを必携で行きましょう。

(文=川﨑拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

高尾山(1号路)

冬季は軽アイゼンを携行しましょう。

凍結箇所の様子(写真=田邉 綾)

注意喚起の掲示(写真=田邉 綾)

2月7日、晴れ

2月5日の降雪量は予報より少なかったものの、前回の雪も融けきっていない高尾山の各コース上には残雪・凍結箇所があります。

山道は歩けなくても舗装されている1号路なら大丈夫……と思いきや、山頂の一歩手前に最大の難関があります。傾斜があり、多くの人によって踏み固められた雪が凍結するため、非常に滑りやすく、軽アイゼンなしでは、まともに歩行できません。雪かき作業中、転倒する歩行者を多数見かけました。幸い怪我人はありませんでしたが、途中で怖くて動けなくなってしまう人もいました。下山を迷って立ち往生している人には、比較的凍結の少ない3号路や車両が通行する富士道を案内し、多くの人が引き返していきました。

降雪後は、利用するコースに関わらず、軽アイゼンを携行しましょう。そして必要と感じたらすぐ装着しましょう。また、危険を感じたら無理をせず、引き返したり、コースを変更する事も大切です。

登山道の状況は日々変化しています。適切な装備で安全に山を楽しむために、事前に情報収集をしてからお越しください。

3月13日(予定)までの間、一丁平のトイレが浄化施設改修工事のため、利用出来ません。大変ご不便をおかけして申し訳ありませんが、高尾山頂やもみじ台のトイレ又は小仏城山のトイレをご利用下さい。ご理解とご協力をお願いいたします。

(文=田邉 綾/東京都レンジャー(高尾地区))

神奈川県・鐘ヶ岳

光る相模湾とぽっかり浮かぶ江の島を遠望。

七沢病院の背後にそびえる鐘ヶ岳(右)(写真=白井源三)

22丁目大権現展望台より相模湾と江の島を遠望(写真=白井源三)

2月1日、快晴

鐘ヶ岳は、厚木の奥座敷ともいえる広沢寺温泉の背後に、釜でも伏せたような特異な形をしています。鐘ヶ岳入口のバス停を降りると、前面にその姿が望まれました。登山道には1丁目から30丁目までの石碑が立ち、文久4年などと刻まれていて古くから信仰が篤かったことが偲ばれます。

神社の石段から登山が始まりました。スギ木立にシカ除けの扉があり、そこを開けて通過します。7丁目に登ると、前方に鐘ヶ岳が望まれました。ここから明るい照葉樹林帯で快適に歩が進みます。13丁目には上杉公の内室の墓がひっそりと立っていました。15丁目に地蔵尊が立ち、ここから急な登りとなり、18丁目の台地に着くと、眼下に七沢の病院と厚木の市街が見えました。さらに登りが続き、22丁目に着くと、岩場に石尊大権現の石碑が立つ展望台が、背後に新雪の大山の稜線を従えていました。展望台地からは相模湾が光り、江の島が黒い点となって浮かんでいるのが見えます。26丁目から、いよいよ鐘ヶ岳の名物387段に及ぶ石段の登りが始まります。黙々と歩を運び、標高差約100mを喘ぎ登りきったところに浅間神社が迎えてくれました。

参拝後、右手方面に進むと大展望が広がります。正面に遠く新宿副都心とスカイツリー、右手には横浜ランドマークタワーが霞み、展望を楽しみました。

神社を通り右手を登ると、間もなく鐘ヶ岳頂上です。2体の等身大の石像と三角点が、暗い樹林の中にたたずんでいました。

休憩後、落葉樹林を一気に下ると、ロープが張られたトラバースにさしかかります。左手が開けて、ここからも光る相模湾と江の島が見えます。下りきると狭い台地の山ノ神に到着し、正面にランドマークタワーが遠望出来ました。急坂にクサリが付けられ、スリップに注意しながら下りて行くと、トイレが設置された山ノ神隧道前に出ました。山ノ神背後から下り、隧道を抜けても合流します。後は、閑静な林道を広沢寺温泉からバス停を目指して下りました。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

千葉県・高塚山

新婚さんの登山名所であった高塚山。

奥の院の鳥居と階段。多くの新婚さんたちが一歩ずつ登ったに違いない(写真=伊藤哲哉)

中腹からの眺め。眼下の町並みに手が届きそう(写真=伊藤哲哉)

2月1日、晴れ

房総に春を求め、白間津地区(南房総市千倉町)にある高塚山に登ってきました。近くには、お花畑がたくさんあり、1月中下旬から2月まで観光客で賑わいます。

高塚山には、大正、昭和初期ごろまで、この地区に嫁いできた女性が、振袖を着て、伴侶とともに山頂にある不動明王を祀った奥の院までお参りする習わしがあったようです。同地区の複数のおばあさんに話を聞くと、「新婚の頃はお不動さんのお参りに振袖や着物を着て、登山用の草履を履いてよく登ったものです」と言っていました。この地区の人に愛され、親しくされてきた高塚山ですが、今では過疎化が進み、登山者数も減り、地元の高齢者の方々が昔を思い出しながら登山道の整備をしているようです。

登山道は、階段に付いているコケが滑りやすく、下りは特に注意が必要です。登山口の大聖院から奥の院までは1時間程度で往復できます。伝統を感じながらの登山でした。

(文=伊藤哲哉/『改訂新版 千葉県の山』共著者)

千葉県・房州アルプスから嵯峨山縦走

春の訪れを感じさせる明るい房総の山歩き。

房州アルプスの展望地・地獄のぞき(写真=木元康晴)

スイセンピークから下った斜面ではたくさんのスイセンが咲いていました(写真=木元康晴)

2月1日、曇り時々晴れ

冬の時期でも暖かに歩くことのできる、房総半島の山へ行ってきました。

車で富津市の奥の林道鹿原線に向かい、その先の房州アルプス入口から登山スタート。途中までは重機を使って切り開かれた道であり、やや不自然ではあるものの展望の良い、とても歩きやすい道です。途中の無実山に差しかかるところからは普通の登山道に変わり、頂上を越えて内台集落へ。ここで房州アルプスは終わり、西に延びる林道から釜ノ台の集落を目指します。

釜ノ台からは人家手前の階段に取り付き、急な道を登って嵯峨山の頂上へ。すぐ手前の金平神社からは、東京湾の景色を一望することができました。

続けてヤセ尾根を慎重に進み、スイセンピークから下貫沢出合に下山。登山道の傍らにはスイセンや菜の花が咲いて、早くも春の訪れを感じさせる雰囲気でした。

さて下貫沢出合は、駐車地点からは13kmも離れています。この後は車道を徒歩で3時間近くも歩き、車に戻って帰路につきました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

大阪奈良県境・金剛山

青空をバックにした霧氷の美しさ。

冷え込みが厳しいとこんな氷の彫刻にも出会えます(写真=山口敬二)

金剛山の青い空に霧氷の木々がひときわ映えます(写真=山口敬二)

2月1日、曇り時々晴れ

氷爆と霧氷の綺麗な金剛山のもみじ谷を歩いてきました。奈良県側の水越峠から林道を20分ほども歩くと、林道のカーブのところに「もみじ谷」と書かれた杭が立っています。そこから沢に下りて遡っていくのですが、この時期は特に人気のルートのようで、続々と人が入ってきていました。

うっすら雪に覆われた景観は、いくつか堰堤を越えて遡るうちに白が支配するようになってきました。そして凍てつく沢は、時が止まったかのように氷の鎧で滝を固めています。

氷爆を越えると明るい空が覗きました。見上げると上空の雲がどんどん流され、青空をバックに霧氷の木々が浮かび上がってきました。ハイカーたちから歓声があがります。まるで桜咲く春の空のようでした。

やがて、谷は最後のきつい登りにさしかかってきました。すると流れる雲から、時おり太陽が霧氷の森を明るく照らし出します。こうなると足が進みません。見上げてはため息をつき、白の美景を楽しみました。

山頂部の登山道と合流すると、そこはハイカーたちでいっぱいです。金剛山は季節を問わず、たくさんの老若男女に愛され登り続けられている山なのです。

皆、霧氷の白い森を見上げては歓喜の声を上げて楽しんでいます。子供たちも雪にまみれて大はしゃぎでした。

そんな山頂も午後2時を回ると、途端に静かになります。私たちは水越峠に向けて、のんびりと山道を下りました。一気に下りてしまうのは勿体ないので途中でストーブを出しました。ベンチに腰掛け、眼下に大和三山を望みながら熱いおしるこをすすりました。

(文=山口敬二)

岡山鳥取県境・黒尾峠~那岐山

南北5ルートの登山道を持ち、たおやかで人気の那岐山。

古道黒尾峠、近郷の村人140名余が7日掛りで運び上げたというお地蔵様(写真=舩越 仁)

寒冷前線通過の気配がする那岐山頂に、我々7人パーティの先頭が到着しました。山頂左下は避難小屋です(写真=舩越 仁)

2月8日、雪

前回と同じ旧黒尾峠から西進します。雪はほぼ半分に減っており、若手が加わってくれたこの日は、最後尾についても遅れがちでした。三等三角点奥本を過ぎて暫くすると、古道黒尾峠のお地蔵さまに出会いました。一般の峠地蔵に比べると随分大きなお地蔵さまです。

今回の県境はほぼ全体が登りで、急斜度の約100m登高が2ヶ所ありました。きついけれど、登りきって胸を撫で下ろしました。

やがて樹氷の花咲く、広くて明るい稜線台地に出ました。固く締まったトレースに出会い、今年初めて人の気配のする山に着いた感じです。

しかし、予報通りの第1級寒波を伴う寒冷前線通過は時間の問題です。頂上も風雪が強くなり始め、稜線を黒雲が覆って来ました。頬を打つブリザードを逃れ、下山登山道Cコースに踏み込みやれやれです。この日の歩程はアプローチを含め8.7km、7時間でした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

福岡県・立石山

登山後は漁港でカキに舌鼓。

中央左は日本最大の玄武岩洞で、国の天然記念物となっている芥屋の大門(写真=池田浩伸)

整備されたばかりの登山道(写真=池田浩伸)

2月7日、曇りのち雨

立石山はゆっくり登っても山頂まで1時間という山です。今回は、山に登った後は牡蠣を食べて温泉に入ろうという欲張りプランです。

芥屋海水浴場に車を止めてスタート。登り始めの道と、山頂から東南のピークまでの道が綺麗に整備され、歩きやすくなっていました。

空気が澄んでいれば壱岐の島も見えますが、この日は霞んで見えません。静かな海に航跡を残して、漁船が何艘も漁に出ていくのを眺めていました。

昼過ぎには山を下り、近くの岐志漁港へ。ここには13軒ものカキ小屋が並んで賑わっています。大粒でプリプリの糸島のカキを堪能して帰りました。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

北海道・オコタンペ山

澄みきった空間に浮かぶ絶景。

オコタンペ山から見たオコタンペ湖。左側は支笏湖(写真=蓮井美津夫)

オコタンペ山から恵庭岳を望む(写真=蓮井美津夫)

2月4日、快晴

この日、北海道各地でマイナス20℃やマイナス30℃という今シーズンの最低気温を記録し、札幌でもマイナス10℃近くまで冷え込みました。しかし、空模様は申し分のない青空です。その天気に誘われ、支笏湖近くにあるオコタンペ山へ向かいました。

平日とはいえ何名かの先行者がいたので、新雪の上にはしっかりとしたトレースが刻まれています。そのため、いちばんの難所と思われる急斜面も比較的順調に登ることが出来ました。

稜線や頂上からは、恵庭岳、漁岳、紋別岳など周囲の山々だけでなく、晴れて気温が低かったことから霞もなく、遠くは夕張岳や日高の山々まで見ることが出来ました。

(蓮井美津夫/北海道/56歳/よく行く山:道央、大雪山)

会津・大仏山

深雪に手こずりながら進みました。

稜線に出ると、傾斜はやや緩やかに。それでもこの後に急坂が待っていました(写真=葉貫正憲)

いよいよ山頂、しかし、山頂も深雪に苦戦(写真=葉貫正憲)

2月2日、曇りのち晴れ

いつもの仲間4人で、喜多方市の山「大仏山」へ行ってきました。この山は会津百名山のひとつで、ファミリーハイキングも楽しめる里山です。近年、登山コースが整備され、山開きには大勢の登山者で賑わいますが、冬はほとんど歩かれていないようです。

この日、登山口までの約1.2kmの区間が除雪されず、手前の二軒在家からスタートしました。前日50cmほどの降雪があり、深雪にスノーシューがヒザ下まで沈み、思うように歩くことができません。登山口まで約1時間10分かかり、そこからの登山道にも倒木が多く、また目印の赤テープなども少ないので慎重に進みました。

途中、稜線から山頂までは思ったよりもきつい勾配の林と深雪に苦戦し、登山口から山頂まで2時間30分かかりました。

山頂は白い台地になっていて、西に飯豊連峰、東に高曽根山、南は会津盆地が見渡せました。しかし、山裾から上は雲の中で、それぞれの山頂が確認できなかったのは残念です。山頂で迎えてくれるはずの「大仏さま」も、雪庇になった雪塊に隠れて拝顔することはできませんでした。

山頂で昼食をとり、早々に下山にかかりました。帰りは一本道になった踏み跡を忠実にたどりました。しっかりと踏み固められた帰り道は快適で、汗びっしょりになりながら1時間20分で着きました。総行程は5時間20分と、夏場の2倍以上の時間と疲労を感じる山行でした。

なお、夏場には駐車場が整備されていますが、この季節は駐車場所の確保が課題のように感じます。

(葉貫正憲/福島県/67歳/よく行く山:会津百名山)

福島県・猪苗代湖

天神浜のしぶき氷を見に行きました。

しぶきのついたところはすべて氷。彫刻のような世界です(写真=葉貫正憲)

おだやかな猪苗代湖と磐梯山(写真=葉貫正憲)

2月5日、曇り

国道49号、長瀬川橋の西より約1kmの場所に小平潟天満宮があり、その前に「しぶき氷」見学のための大きな駐車場があります。そこから防風林の中を20分ほど歩くと、突然しぶき氷が出現します。猪苗代湖を渡る強い風によって発生する波が護岸に激しく打ちつけられると、波は頭上高くしぶきとなります。霧状のしぶきは護岸上にあるあらゆるものにつき、どんどん成長して、しぶき氷となります。

ヤナギなどの灌木には見事な氷の花が咲きます。しかし、ここ数日、穏やかな日々が続いたため、しぶき氷はかなり縮小していました。また、護岸などにみられる団子氷などの氷塊はまったく見られませんでした。もう少し気温の低い日が続き、風が強くならないと、期待しているようなしぶき氷は見られないようです。

(葉貫正憲/福島県/67歳/よく行く山:会津百名山)

岐阜県・鳩吹山

木曽川を眼下に望む、好展望の山へ。

山頂の近くから、木曽川、美濃加茂市街地を望む(写真=中川喜久)

西山から鳩吹山を望む。左奥は笠置山、右奥は恵那山(写真=中川喜久)

2月6日、晴れ

以前から一度行ってみたかった、可児市にある鳩吹山(313m)に登ってきました。眼下に木曽川が流れ、坂祝(さかほぎ)、美濃加茂、可児の市街地を間近に望むことのできる好展望地です。

山頂からの景色は限定的ですが、西山(339m)に至る小一時間の遊歩道のあちこちに展望台(っぽい場所)が整備されていて、それぞれの場所から異なった風景が楽しめます。今回は、南方向に名古屋駅前のビル群と、その向こうに伊勢湾、志摩半島まで望むことができました。

ただ、遊歩道とはいえ、約100mのアップダウンに加え、岩場も何箇所かあるので、それなりに注意が必要です。

(中川喜久/岐阜県/53歳/よく行く山:日本アルプス、岐阜市近郊の山)

週刊ヤマケイ「読者の登山レポート」「遭難防止オピニオン」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんの登山レポートを募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

「遭難防止オピニオン」につきましては、文字数400字程度でお願いします。ご自身の遭難体験についてお書きいただくときには、写真をつけていただくとありがたいです。お名前、メールアドレス、年齢、郵便番号と住所、登山歴、よく行く山名・山域も添えてください。「登山レポート」「オピニオン」ともに文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。また、日本山岳遺産基金のファイルに「蘇れ日本列島」というご投稿コーナーも設けました。全国各地の山岳地域で環境保全活動をなさっているかたがたのレポートなども、お待ちしております。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」または「週刊ヤマケイ・遭難防止オピニオン」「週刊ヤマケイ・蘇れ日本列島」とお書きください。

日本の山の未来を考える

第5回 日本山岳遺産サミットを2月28日(土)に開催。

鍬ノ峰で草刈をする高校生たち(長野県大町高校山岳部)

いにしえから続く伝統の道を守る(古道徳本峠道を守る人々)

日本山岳遺産基金では、未来に残したい日本の豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有する山岳地域を「日本山岳遺産」として認定し、環境保全活動や次世代育成活動を行っている団体に対して助成を行っています。

日本山岳遺産サミットでは、基金の一年間の活動をご報告するとともに、2014年度の日本山岳遺産認定地および認定団体を発表し、助成内容をご紹介します。

また、基金の活動5年目となる本年は、自然地理学が専門の小泉武栄先生をお迎えして基調講演を行い、過去の認定地および山岳関係者によるディスカッションを予定しています。みなさまのご参加をお待ちしております。

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日時:2015年2月28日(土) 13:30~17:00(開場13:00)

会場:インプレスグループ セミナールーム

東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング(23階)

(地下鉄神保町駅下車徒歩3分)

主催:日本山岳遺産基金・(株)山と溪谷社

内容:

第1部 2014年度 認定地・認定団体 発表

・吾妻山(吾妻山自然倶楽部)

・鍬ノ峰(長野県大町高等学校山岳部)

・徳本峠(古道徳本峠道を守る人々)

第2部 基調講演「地域の自然、魅力の伝え方」

東京学芸大学名誉教授 小泉武栄氏

第3部 これまでの認定団体・関係者によるディスカッション「地域の山を守り、活用するための課題とは?」

参加費:500円

※参加費は日本山岳遺産基金への寄付としてお預かりし、基金の活動に活用させていただきます。

定員:80名。

※会場の都合で事前の申し込みが必要です。

※未就学児のご入場はご遠慮ください。

申込方法:下記URLの登録フォームより申し込みを行ってください。受付後はメールにて「参加票」を送付いたします。

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/news/info_summit2015.html

申込締切:2015年2月20日(金)

※ 定員に達した場合、締め切り前でも受付を終了させていただきます。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

登山口へのアプローチとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、日本アルプス各地や八ヶ岳などの主な登山口に早朝に到着することから、利用者が増え続けています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、登山装備の必須アイテムとして、ぜひご活用ください。各地の開山イベントなどに合わせた、とっておきの登山バスもご用意いたします。

なお、夏期(GW~11月)の毎日あるぺん号・さわやか信州号のスケジュールは3月下旬頃より順次発表させていただきます。

日本山岳協会・第53回海外登山技術研究会

3月7日~8日、東京・代々木で開催

日本山岳協会では、海外登山の振興、発展および安全を目的として、本研究会を開催します。

今年は、ピオレドールアジアを受賞したチームWASABI隊をはじめ、2014年度に海外で成果を残した登山隊の登山報告のほか、特別講演として、その探検の成果が海外からも高い評価を得ている中村保氏に、中国山岳の探検報告をしていただきます。

また特集は「アルパインスタイル登攀の装備と食料」と題して、近年海外で活躍しているアルパインクライマーの方々から、装備や食料の選択の仕方や使い方、改造・改良案について、これまでの事例を紹介していただきます。

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期日:2015年3月7日(土)~8日(日)

会場:国立オリンピック記念青少年総合センター/センター棟513号室

費用:通日宿泊参加12,000円(宿泊、夕食を兼ねた懇親会、朝食込み)、単日参加2000円/日(ただし学生と10代の若者は500円、20代と30代は1000円)

主な内容:

「アラスカ 4つの登攀」チームWASABI隊/講師:谷口けい氏、和田淳二氏

「K7バダルピーク登攀報告」ギリギリボーイズ隊/講師:長門敬明氏

「ムスタン マンセール峰初登頂報告」JAC学生部女子隊/講師:井上由樹子氏、長谷川恵理氏

「2014年の海外登山を振り返る」/講師:池田常道氏

「中国チベットの山々」中国最新事情/講師:中村 保氏

「アルパインスタイル登攀の装備の実際」/講師:馬目弘仁氏

「アルパインスタイル装備開発と改良」/講師:野中玲樹氏

座談会「アルパインスタイル登攀の装備と食料」

山の知識検定

Q:次の4つの樹木はいずれも早春のころ花をつけ、残雪期の登山者の目を楽しませてくれる。このなかに花弁の色が白色のものがひとつあるが、それはどれか?

ロウバイ/マンサク/サンシュユ/コブシ

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:次の4つの樹木はいずれも早春のころ花をつけ、残雪期の登山者の目を楽しませてくれる。このなかに花弁の色が白色のものがひとつあるが、それはどれか?

ロウバイ/マンサク/サンシュユ/コブシ

A:コブシ

コブシはモクレン科の落葉広葉樹の高木で、早春に他の木々に先がけて純白の花をこずえいっぱいに咲かせる。田植えの目安とすることから別名「田打ち桜」と呼ばれる。他の樹木も早春に咲くが、いずれも花弁の色は黄色である。

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『秩父藪尾根単独行』

YAMAKEI CREATIVE SELECTIONの公募作品第三弾

山と溪谷社は2014年から次世代型少部数出版サービス「YAMAKEI CREATIVE SELECTION」を開始しました。本書はその公募作品の第三弾です。

埼玉県西部の山都・秩父。その周辺に広がる山域は、奥秩父のような標高はなく、一部を除き、訪れる登山者も少ない。笹藪に覆われた渋い尾根や苔むした谷は、東京に近いながらも人影は少なく、この山域を愛する篤志家には魅力溢れる山域です。本書は、秩父周辺の藪山を独り辿った行動と想念の記録です。

なお、本書は電子書籍、およびプリントオンデマンド(POD)のみの販売です。amazonなどでお買い求めください。

http://www.yamakei.co.jp/products/2814886350.html

●著者:坂井勝生/発売日:2015年1月9日/ページ数:238ページ/判型:四六判(POD)/販売価格:1,000円+税(電子)、2,000円+税(POD)

2015年1月~2月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『ワンダーフォーゲル2月号』 1/10 926円+税
『山と溪谷 2月号』 1/15 952円+税
『世界ツル大鑑 15の鳥の物語』 1/23 7,900円+税
『BONSAI 感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽』 1/23 1,500円+税
山登りABC『ちょっとロープワーク』 1/23 1,000円+税
『東海周辺 週末の山登りベスト120』 1/26 2,200円+税
『山岳雪崩大全』 2/2 1,980円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 千葉県の山』 2/2 1,900円+税
『くらべてわかる 野鳥』 2/6 1,600円+税
『くらべてわかる 淡水魚』 2/6 1,600円+税
『屋久島ブック2015』 2/13 1,000円+税
『山と溪谷3月号』 2/14 952円+税
ヤマケイ新書『もう道に迷わない-道迷いを防ぐ登山技術-』 2/20 800円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 三重県の山』 2/20 1,900円+税
ヤマケイ新書『山岳遭難の教訓-実例に学ぶ生還の条件-』 2/20 800円+税
『犬の介護に役立つ本』 2/21 1,200円+税
『関西トレイルランニングコースガイド』 2/21 1,800円+税
DVDブック『だれでもできる楊名時太極拳』 2/21 1,800円+税
『新版 誰でもできる自転車メンテナンス』 2/28 1,000円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】スノーシュー「水上・宝台樹尾根」日帰り

ヤマケイ登山教室

スノーシューは本格的な装備や特別な技術が必要なく、だれでも冬の山を体験できるので、雪山入門に好適です。スキー場のリフトで谷川連峰の眺めが良い尾根に登り、ブナ林を下って夏はキャンプ場となる高原へ。さらに裏見ノ滝の氷瀑を往復します。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=135708

日程 3月8日(日)
集合 JR八王子駅改札前(7:20)
行程 JR八王子駅(バス)宝台樹スキー場(リフト)宝台樹尾根(1400m)~宝台樹キャンプ~裏見ノ滝~青木沢~武尊橋バス停(740m)(バス)JR八王子駅【解散】20:00~22:00(予定)
歩行時間:約4時間30分
登山レベル 初級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です)
難易度 難易度2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない)
参加費 15,800円
監修 石丸哲也(山岳ライター)
装備 スノーシュー(無料レンタルあり)

【机上講習会】山の写真入門講座「花越しに残雪の山を撮る」

ヤマケイ登山教室

初心者から中級者を対象にした撮影講座です。講師である山岳写真家・中西俊明さんの著書『山岳写真大全』に沿って作例を紹介しながら、雪融けの頃、花と残雪の山を写真に収める撮影技術をわかりやすく解説します。

参考書『山岳写真大全』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1504

開催日 3月2日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 中西俊明(山岳写真家)
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。