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宮城龍一郎さん

狩猟を趣味として、ツアーリーダーやスキーパトロールとして活躍中。

背後に3000m峰が聳える乗鞍の雪は、時に北海道並みのパウダー

狩猟は獣との知恵比べ。静かに忍び寄る真剣勝負の単独猟が好きです、と語る

ヤマケイ登山教室でいつもツアーリーダーとしてお世話になっている宮城龍一郎さんは、登山ガイドでもありますが、冬季は乗鞍スキー場でスキーパトロールのお仕事もされています。狩猟を趣味とし、365日山とともに過ごしていらっしゃる宮城さんにお話をうかがいました。

(聞き手=伊東真知子『週刊ヤマケイ』編集部)

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伊東:宮城さんは身体が大きく「気は優しくて力もち」。みなさんに「クマさん」と呼ばれていますが、まさにぴったりな愛称ですよね。ヤマケイ登山教室に参加された方々にも、信頼され大変人気ですが、私も仕事でクマさんが一緒だと本当に心強いです。ツアーリーダーになったきっかけと毎回の山行で心がけていることはどのようなことですか。

宮城:せっかくこの地球に生まれたので、あちこち見てみたかったんですよね。本格的な山は大学山岳部からでしたけど、それも移動のテクニックとして、一つの手段を身につけたかったのかな? 仕事も山に関連した職種を色々転々とやってきましたけど、今にして思えばそれも旅の一部のような気がします。

ツアーリーダーとして常に気をつけていることは、私にとっては何十回と登っている山でも、ゲストにとっては、もしかしたら一生に一度きりの大切な一山であるという気持ちを持つことでしょうか。それから確かに山は時に危険がいっぱいですが、注意事項ばかり羅列しても、逆に緊張しちゃうばかりなので、なるべく冗談や自分の山の失敗談なども交えてお伝えするよう心がけています。

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伊東:1年を通して山のツアーや登山教室に同行し、冬はスキー場で勤務されていますが、アウトドアで仕事をする醍醐味ってなんでしょうね?

宮城:どんな山でも同じ表情は二度とないですよね。時に奇跡のようにきれいな瞬間に巡り合うことが、フィールドに出る機会が多ければ多いほどあると思います。もちろん普通の観光旅行や都市、日々の生活の中にもそういうハッとするようなシーンに出会う機会はあるわけですけど、地球という星レベルの存在を感じるには、やはり高い山に登るか、大海に出るかしかないように思います。ちょっと大げさですけど、東京でサラリーマンやっていた時は、そんな醍醐味は感じて生きてなかったなぁ。

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伊東:私の友人のお父様が宮城さんと同じように狩猟をされており、以前「鹿の肉」を頂戴し、大変おいしくいただきましたが、狩猟は趣味で始められたのですか。その楽しさや気をつけていることはどのようなことでしょうか。

宮城:直接のきっかけは、15年ほど前に勤めていた山小屋の御主人が狩猟をやっていまして、誘われたからです。昔から男子たるもの銃くらい扱えなければと思っていましたので。獣の痕跡を追って道無き道を辿ることは、本来の原始的な山登りだったと思います。だから地形を読んで、獣の動きを読んで、快心の射撃ができた時は、何というか狩猟民族のDNAが大喜びしているのを感じます。殺生に関わることはとても責任のある、重い行為であると思っています。だから私にとっては過程が大切であって、必要以上に沢山とるべきではないと思っています。頂いた命はありがたく頂戴して、一家みんなでおいしく食べています。

十勝連峰・富良野岳

バックカントリーを楽しんできました。

森林限界の1400mから風が強くなり寒さも厳しくなる(写真=谷水 亨)

富良野岳北尾根1700m付近から十勝連峰を眺める(写真=谷水 亨)

2月22日~24日、晴れ

吹上温泉白銀荘に宿泊して、富良野岳北尾根、三段山、富良野岳ジャイアント尾根のバックカントリーを楽しんできました。

1日目、富良野岳北尾根からは、頂上も目指そうと1400mの森林限界付近でスキーをデポし、アイゼンを装着しての登山となりました。途中、スキーを担ぎ上げていた外国人3名が1600m付近から三峰山沢に向かって滑走していきましたが、そこは毎年、雪崩や滑落事故のあるところです。気象条件などを読み取れる上級者向きでしょう。私は1700mにあるホコ岩の頂にたどり着きましたが、岩肌の雪付きが悪く、この日は単独であること、ロープの持ち合わせが無いこと、風が強いこと等の条件から、乗り越えるのにリスクが高いと判断し撤退しました。

2日目は、三段山の三段目までスキーで登りましたが、十勝連峰一帯は数十年ぶりの雪の少なさで、この地点でも深雪がなくほぼクラスト状態。頂上からの眺望も楽しめない天候だったので、友人とふたり1500m付近から樹林帯を滑走して楽しんできました。

3日目も富良野岳ジャイアント尾根を滑走しようと友人と登りましたが、この日も風が強く、1350m付近で強風のため断念。他のパーティーが登っていくのを見送りながら、樹林帯を縫って滑走を楽しんできました。

2月24日18時に十勝岳の噴火警戒レベルは1に下がり警報が解除されましたが、十勝岳や前十勝岳に登られる方は十分に警戒して登ってください。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

秋田山形県境・鳥海山

麓から7時間かけて山頂へ至る。

7合目付近から山頂部を望む。右奥方向に8合目の七ツ釜避難小屋がある(写真=吉田 功)

山頂から外輪山越しに月山を望む(写真=吉田 功)

2月21日、快晴

全国的に晴れたこの日、鳥海山へ山スキーで登ってきました。

夏場の登山口まではもちろん除雪されていませんので、はるか麓から登らねばなりません。この日は秋田県由利本荘市鳥海町のホテル・フォレスタ鳥海から山スキーで歩き始めました。登山口までの除雪が完了するゴールデンウィークになれば、全国から登山者やスキー・スノーボーダーが集まる鳥海山ですが、この時期山に入る者は殆どいません。昨年まで4年連続の大雪を体験した身にとっては、今年の雪の量は少なく見えます。

麓からは林道に沿って歩きます。ラッセルも殆ど不要でしたが、薄く積もった新雪の上を歩いているとスキーのシールに雪がべったりと付き、これがとんだ足かせとなってしまいました。出発から4時間半程かかって8合目に到着、ここで昼食・大休止としました。

ここから先は斜度もキツく、所々凍りついた斜面が現れるため、スキーアイゼンを装着しての登高となります。歩き始めてから7時間以上かかった午後3時過ぎ、やっとの思いで山頂に立つ事が出来ました。

山頂からはシールを外したスキーで一気に滑り降ります。何と言ってもこれがこの山行の醍醐味です。1時間あまりの滑走を楽しんだ後、無事下山しました。

(文=吉田 功/本庄山の会)

蔵王連峰・シシナゴ山、立石山

雪山初心者にお勧めのスノーハイキングの山。

シシナゴ山の山頂は、山形自動車道を挟んで対峙する泣面山の展望台である(写真=曽根田 卓)

立石山の南肩から眺めた六方山(右)と川音岳。蔵王連峰の山々は雪雲の中(写真=曽根田 卓)

2月28日、曇りときどき晴れ

仙台市から山形市へ国道286号線を走行していると、川崎町を過ぎた辺りから西側に台形の山容をしたシシナゴ山が見えてきます。シシナゴとは変わった山名ですが、漢字で記載すると鹿蝗山で、かつて鹿がイナゴのように沢山いたことから付けられた名前と言われています。

主に無雪期に軽いハイキングで登られる山ですが、積雪期には林道に車を乗り入れるのは除雪していないため不可能で、麓から林道を延々ラッセルして登らねばなりません。

北にシシナゴ山、南に立石山を分ける林道の峠から登山道に入ります。美しい雑木林の林床は春先にはカタクリが咲き乱れますが、今は雪に足を取られながら赤テープを追って登って行きます。積雪がある場合はカンジキを持参したほうが良いでしょう。

山頂台地に出ると東側の展望が開けた場所があります。麓の野上地区が一望できます。そこから山頂までは僅かの距離で、北側の展望が開け、山形自動車道の北側に泣面山が大きく聳えています。

山慣れたリーダーが同行する場合は、南側に位置する立石山に登っても良いでしょう。

山頂の南肩からは晴れていれば蔵王連峰の峰々が至近距離で眺められます。しかし訪れた日は厚い雪雲がかかっていました。

(文=曽根田 卓)

北アルプス・八方尾根

とても美しかった白馬三山。

モルゲンロートの白馬三山。この場所にいる人しか味わえない最高のご褒美だ(写真=伊藤哲哉)

八方尾根を行く。天気もよく足取りも軽やかである(写真=伊藤哲哉)

2月20日、曇りのち晴れ

厳冬の八方尾根を訪れました。この時期の訪問は初めてです。

午後0時すぎにゴンドラのりばに着きました。天気は曇り。雪を纏った三山を見ることはできないのかと思いながら、ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、八方池山荘に着きました。八方池山荘では、スタッフがいつも暖かく出迎えてくれます。3時ごろまで昼寝をしていました。すると突然、周囲が明るくなってきました。「晴れるかもしれない」。期待を込めて、スノーシューを履いて八方池まで歩き始めました。すると、第一ケルン付近で、三山にかかっていた雲が少しずつ消えていくではありませんか。夢中でシャッターを押し始めると、あっという間に1時間ほど経過していました。とにかく、早朝撮影のために、踏み跡だけは付けておかないとと思い、一路八方池を目指しました。

第三ケルンのあたりで、不帰嶮、天狗の頭や杓子岳から雪煙が上がっているのがよく見えました。このような光景を自分の目で見るのは初めてです。感動のあまり、しばらく呆然としていました。

夜半にも、朝焼けの白馬三山と五竜岳、鹿島槍ヶ岳を撮影するために山荘から出かけました。気温はマイナス12度でしたが、それほど寒く感じません。風があまり吹いていなかったからでしょう。雲ひとつない空には、春から夏の星座が輝いています。早朝には、さそり座が東の空から上がっていました。いよいよ日の出です。だんだん明るくなり、朝陽が白馬三山を照らし始めます。それはとても美しいピンク色でした。

とても晴れやかな気分で、山荘から上がってくる人に「おはようございます。」と挨拶をしました。

(文=伊藤哲哉/『改訂新版 千葉県の山』共著者)

日光・戦場ヶ原

幻想的な雪景色。

小田代歩道を行くと、雪の日本庭園のような趣を見せてくれました(写真=山口敬二)

戦場ヶ原のなかには、静かで広大な森が続きます(写真=山口敬二)

2月14日、雪時々曇り

奥日光、小田代ヶ原・戦場ヶ原は標高約1400mの高地(上高地と同じ標高)に森と湿原が広がっています。2月、厳冬期の奥日光は厳しい寒さとなり、真っ白な世界が辺り一面に広がっていました。今回はスノーシューでそんな世界をゆったりと巡り、幻想的な雪景色を楽しんできました。

コースは三本松→赤沼→小田代歩道→小田代ヶ原展望台→泉門池→光徳入口→三本松で、約9km、3時間でした。

(文=山口敬二)

長野県・根子岳

多くの登山者やスキーヤーで賑わっていました。

1855m付近の霧氷。登山者はスノーシュー、ツボ足(トラーゲン)、XCスキー、シール付き山スキーなど様々なスタイル(写真=中村重明)

下山途中にて。まだまだ多数の登山者達が(写真=中村重明)

2月28日、曇りのち晴れ

信州菅平高原の奧ダボススノーパーク第1トリプルリフト終点から、山スキーで根子岳へ登り、リフト始点まで滑降してきました。

山頂直下(2170m地点)まで雪上車が運行されていて、雪上車終点まで雪面はゲレンデ同様に確り圧雪されていました。従って、雪上車終点まではツボ足ないし軽アイゼンでも問題無く歩けるようなコンディションで、ツボ足(スキーないしスノーボードのトラーゲン)、スノーシュー、XCスキー、シール付き山スキーなど、様々なスタイルで多数の登山者が先行していました。

晴天の予報ながら、登り始めはまだ曇り(ときどき小雪)で気温は低く、視界も今ひとつでしたが、登り始めてしばらくすると青空が広がり始めました。前日までの悪天候下にできたと思われる、霧氷や樹氷の素晴らしい景観が広がります。

既に多くの先行者が休憩中の山頂で四阿山、浅間山、志賀、北アルプスの素晴らしい景観を楽しんだ後、シールを外して山スキーで下山。ゲレンデ下まで約4kmのダウンヒルを楽しみました。

(文=中村重明)

八ヶ岳・硫黄岳、天狗岳

山岳写真同人四季の仲間8人で行きました。

根石岳越の東・西天狗岳。左下に見えるのが根石岳山荘(写真=蛭田満)

根石岳からの下りの樹林帯で(写真=岡孝雄)

2月20日~22日

1日目は茅野市の桜平と唐沢鉱泉分岐から、夏沢鉱泉の送迎用雪上車にて鉱泉まで、そして1泊。

ゆったりした気持ちの良い鉱泉に浸かった後の翌日は快晴。鉱泉前庭から遠望出来る槍・穂が真っ赤に焼けていました。夏沢峠まできれいな踏み跡を快調に進みます。当日は気温が高く無風状態で、撮影目的で入山した私達には、狙っていたシュカブラや岩氷も無く、やや気が緩みます。

以後、三々五々硫黄岳山頂へ撮影しながら向うも、一部は日向ぼっこへ目的転換組も。只、日本晴れのお蔭で、全員が後立から槍・穂までの真っ白な北アルプスの眺めを堪能しました。

夏沢峠へ戻り、稜線沿いに冬期は土曜日だけ営業している根石岳山荘へ向いました。こちらもしっかりした踏み跡があり、難なく山荘に着き、暖かいもてなしを受けます。一部の会員は日没時の斜光を狙い東天狗岳・根石岳へ向いました。翌日の悪天候予報の予兆か、薄雲が出て光が弱くなってしまいましたが、山頂部の素晴らしい岩氷を撮影出来たようです。

夕食の後、夜半から猛烈な西風となり、小屋全体が揺さぶられ続け、翌朝の下山時も油断すると吹き飛ばされそうな烈風となりました。それも樹林帯に入ると嘘のように治まり、重い雪による倒木が所々にありましたが、全体としては快適な雪道でした。再び夏沢鉱泉から雪上車で分岐の駐車場まで送って戴き、帰京しました。

尚、山岳写真同人四季は2月26日から3月10日まで、新宿ヒルトン地下1階のヒルトピアギャラリーで山岳写真展を開催中で、又意欲のある新入会員を募集中です。

(文=松原貴代司/山岳写真同人四季)

高尾山

安全快適な高尾山を目的とした作業にご協力お願いします。

左:ウソが食べたサクラの冬芽/右:ツチグリ(写真=甲把 収)

左:枯れて危険なため伐採したヤマザクラ/右:木道設置中の登山道(写真=甲把 収)

3月2日、晴れ

冷たい雨の日と暖かい日が交互に訪れ、確実に春へと向かっている高尾山。スギの花粉症の方には厳しい季節となりました。

とは言え、動物たちにとっては、まだまだ食べ物が少なくて厳しい季節です。あと少し経てば、子育てのために高い標高の山に移動する野鳥のウソは、サクラの冬芽で命を繋いでいます。ケーブルカー高尾山駅のサクラの下には、食べ残された芽鱗が散乱していました。4号路では、ムササビがアカガシの葉を食べた残りカスが落ちていました。硬くて厚いアカガシの葉は、この時期だけのメニューです。まるでタコの様なユーモラスな形をしたキノコのツチグリも目に付きました。

明治の森高尾国定公園などの自然公園は、自然のありのままの姿を楽しんでいただける場所ではありますが、やはり皆さんに安全に楽しんでいただく事が最優先です。そのために、3月中は自然研究路の道沿いの枯れた木や枝を伐採、剪定する作業を行っています。また、もみじ台から小仏城山にかけての登山道では、ぬかるみ対策として、木道の設置や砕石を敷設する作業を行っています。一時的な通行止め等でご迷惑をおかけする事もありますが、何卒ご理解とご協力をよろしくお願い致します。

(文=甲把 収/東京都レンジャー(高尾地区))

丹沢・丹沢山

山小屋に泊まって美しい霧氷を見ながら歩く。

霧氷が美しかった丹沢山頂上付近(写真=木元康晴)

塔ノ岳より奥では北側斜面のみ雪の上を歩きました(写真=木元康晴)

2月25日~26日、25日曇り、26日曇り時々雪のち雨

丹沢では定番の登山コースである大倉尾根から、塔ノ岳の先の丹沢山までをピストンしてきました。この時期の丹沢は久しぶりなのですが、雪は例年よりも少ないようです。気温も高く、下山時は花立付近から下は雨。ぬかるみになっている箇所も多くて、足元には気を使いました。

なお今回は、丹沢山の頂上に立つみやま山荘に1泊。心遣いの行き届いた小屋であり、快適な一夜を過ごしました。

また丹沢山から塔ノ岳の間は、夜のうちに霧氷が発達したようで、2日目の下山時にはとても美しい、幻想的な景観を楽しむことができました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

神奈川県・峰山

地域住民に生活領域として親しまれてきた山。

大鐘より峰山を仰ぐ。左に登山口、蓮乗院が見える(写真=白井源三)

峰山山頂の展望。檜洞丸、鞍部の犬越路、大室山と富士山(写真=白井源三)

2月21日、晴れ

JR藤野駅から奥牧野行きバスに乗り大鐘で下車。少し戻り、ゴルフ場の橋をくぐり右折して蓮乗院を目指します。

峰山2.3kmの指導標を右に進むと、正面に峰山が望まれ、右手上方にゴルフ場があります。さらに2本目の指導標から林道が切れて登山道となります。ゴルフ場は眼下となります。やがて舟久保からの登山路と合流して鉄の小橋を渡ります。舟久保からのもう一本の登山路を右に分けてヒノキ林を登っていくと、左手に陣馬山方面の稜線が望めます。さらに登りきると、前方にやがてギフチョウが飛来する石砂山が、ゴルフ場の上部に現れました。

左下、大久和から登ってくる登山道と合流して右上に登り、薄暗いヒノキの樹林を詰めていくと、左足元に風神、雷神、雨神の三神の石碑が立っていました。まもなく、前方が開けて峰山の山頂に到着です。

山頂には昨年、地元の牧野元気創生会の有志が新しい祠を建立し、展望台や前方の山の写真説明板、ベンチを新設しました。切り開かれた展望台地から焼山、姫次、檜洞丸、犬越路、正面に大室山、その右には白銀の富士山が頭を出しています。

峰山は古くから燃料の宝庫として、地域住民の生活の領域として親しまれてきた山です。山頂には古峯神社がまつられ、毎年5月3日には山頂で麓の13地域から集まった住民により例大祭が行われています。

低山ながら生活道としても利用されていた4地区からの登山路があり、下山は温泉のある大久和側を降りました。再び大鐘との合流点に戻り、いきなり急坂にさしかかります。雪や凍結の状態ではスリップに注意が必要です。この日は雪が融けていました。

鞍部に出ると左に陣馬山の山並み、正面に石砂山が望まれます。中尾側下山路を左に分けて、明るい杉並木を下っていくと大久和側の登山口に到着。前方には藤野やまなみ温泉があります。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

神奈川県・松田山

冬枯れの道を歩いて、春に出会う。

自然館に近づくとウメとサクラの花が出てきます(写真=原田征史)

菜の花は満開、川津桜も見頃になりました(写真=原田征史)

2月24日、曇り

小田急線新松田駅より寄行きバスに乗車。田代向バス停で下車。少し戻って橋を渡り、左折し直進すると、突き当たりの橋近くに道標があります。地元の方々が整備している「松田山みどりの風自然遊歩道」が今回のコースです。ドッグラン施設の側を歩き、突き当たりがコースの入り口になっています。

コース途中には道標もあり、最明寺史跡公園を目指します。送電線鉄塔の少し先には東屋があり、眺めも良く休憩するのにも良いところです。史跡公園は5月ごろ花でにぎわうところですが、今回は舗装された道を歩いて、自然館を目指します。

動物除けの扉を通り、ミカン畑の側まで来ると足柄平野が広がっていました。道標に導かれて自然館に到着。まさに早咲きの川津桜がピンク色の花びらを開いたところに出会え、疲れも吹き飛びました。2月24日時点で四分咲きです。ここから新松田駅までは歩いても15分ほどです。

(文=原田征史/小田原山岳会員、『神奈川県の山』著者)

湯河原・幕山

様々な色合いのウメが青空に映えていました。

幕山公園から湯河原梅林、山名の由来とされる幕岩、山頂方面を眺める(写真=石丸哲也)

湯河原梅林最高地点から梅林を見下ろす。後ろは城山へ続く尾根(写真=石丸哲也)

2月28日、晴れ

湯河原梅林の咲き具合と写真撮影を兼ねて、幕山へ行ってきました。地元の情報では七分咲きとのことで、全体としてそのような感じでした。

この梅林は実をとるための曽我梅林などと異なり、観賞用に最近整備されたもので、紅白やピンク、中にはピンクと白に咲き分ける品種なども入り交じってあでやかです。山あいに位置すること、園芸種が植えられていることなどから曽我より花が遅く、例年3月上旬頃が見ごろとなる年が多いようです。今年はやや遅れ気味のようで、満開に近い木もありますが、まだツボミのほうが多い木もあり、今週末はさらに咲きそろうように思えました。

小著『駅から山登り 関東55コース』では湯河原駅から歩く行程で紹介していますが、今回は少しでも写真撮影の時間を多くとりたかったので、梅の期間中の臨時バスで幕山公園まで行きました。暖かく、穏やかな日で梅も薫り高く、様々な色合いの花が青空に映えて、幕岩ではクライマーが訓練に興じています。

梅林は昼を過ぎると逆光気味になるので、先にゆっくり梅林の写真を撮り、午後になってから幕山に登りました。山頂に着いたのは夕方近い時刻でしたが、足もとの真鶴半島や初島はもちろん、大島までよく見えました。

湯河原梅林では3月16日まで“梅の宴”と名づけられた梅まつりが開催中で、幕山公園の広場に産直の模擬店が並び、週末などイベントやライトアップも行われます。なお、期間中は入園料200円が必要となります。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

岐阜県・白川郷

馬狩谷でスノーシュー・ハイキング。

トヨタ白川郷自然学校から西に向かうハイクの折り返し地点。白谷の川の手前にて(写真=中村重明)

大窪合掌集落跡の合掌造り家屋の雪下ろし風景(写真=中村重明)

2月21日、晴れ

『スノーシュー・コースプランGUIDE』で紹介されている「白川郷馬狩谷」のコースガイドを参考に、トヨタ白川郷自然学校付近を起点にして、西方向、南西方向、北方向の3つのコースをスノーシューで散策しました。

最初はトヨタ白川郷自然学校の駐車場脇にあるトレースを辿って西方向に散策。トレースは白谷の川の手前で引き返しており、我々もそこで折り返しました。

次に白山スーパー林道の除雪終点からスーパー林道に沿って(しっかりしたトレースを辿って)歩き、20分弱進んだところで進路を南に変更。大窪合掌集落跡を目指して、トレースも道標も目印も無い雪面を進みました。

所々でいろんな方向に伸びるトレースと交差するものの、地図とコンパス頼りに進み、30分強で何とか目的の大窪合掌集落跡に到着。ここからは林道を辿って駐車地点へ戻りました。

最後は北方向に伸びる林道上についたハイカーとスノーモービルのトレースを辿り標高637m地点(卒塔婆峠分岐)まで。そこで引き返して、白川に渡る橋を終えた地点からはスノーモービルのトレースを離れて、トレースも目印も無い雪面を真南方向に向かって20分ほど歩いて駐車地点に戻りました。

3コースとも約30分から1時間強程度で、合計でも正味3時間程度と短めの行程ながら、特に2コース目の中盤と3コース目の後半はトレースも目印も無いところを地図とコンパス頼りに歩く行程で、とても楽しめました。

(文=中村重明)

鈴鹿・入道ヶ岳

ひっそりと春の花を楽しめる山へ。

入道ヶ岳の中腹にひっそりと咲き始めたフクジュソウ(写真=金丸勝実)

奥宮から見る山頂。アセビの山としても知られている。2013年2月23日撮影(写真=金丸勝実)

2月21日、晴れ

寒さが緩み、春の気配が感じられる季節になってきました。年末から楽しんできた雪山山行に少し飽きがきて、春の花が気になり始めた時期です。

南北に連なる鈴鹿山脈にあって、春の花で有名なのは北部に位置する藤原岳ですが、同じ地質を持つ南部の入道ヶ岳でもひっそりと春の花が楽しめることはあまり知られていません。

そろそろフクジュソウが咲き始める頃なので、午後から出かけてみました。あまり時間がなかったので山頂を諦め、井戸谷コースの6合目までピストン。ひっそりと咲くフクジュソウを見ていると、心が華やいできます。

(文=金丸勝実/『三重県の山』著者)

鳥取県・大山

独立峰ならではの開放的な眺め。

厳しい日本海の風雪にさらされる大山の主稜線(写真=山口敬二)

弓浜半島に広がる大海原を望みながら歩く山頂大地(写真=山口敬二)

2月21日、晴れのち曇り

一昨年の12月、吹雪のために撤退した冬の大山へ、同じ仲間たちと再度トライしてきました。しかし一昨年とは大違い。この日は朝から快晴で、私たちのテンションも大いに盛り上がりました。夏道を行くはずでしたが、駐車場からのトレースを辿るうち常行谷を挟んだ隣の尾根に取りついてしまい、予定外のバリエーションルートを登ることになりました。

森を抜け、谷を渡り、尾根を遡る……。私たちは蒼天を仰ぎながら、その充実の時に陶酔しきっていました。白銀の谷は畝り、風は唄う……。眩しく仰ぐ銀嶺に宝珠尾根の木々も踊っているよう。

尾根の988m地点を経て元谷ルートと合流すると、アイゼンを装着してポールをピッケルに持ち換えました。すると僕たちの眼下には、綺麗な弓形をした弓ヶ浜の海岸線が広がっていました。

アイゼンをきしませ1245m地点の五号目夏山登山道と合流すると、あとはひたすらあの空まで登るだけです。六合目の避難小屋はすっかり雪に埋もれているのか、見当たりませんでした。一昨日と比べると信じ難い積雪です。

1600mを越えると、爽やかな春を呼ぶような空気はいつしか頬を刺す冷たい風と変わり、次第にそれは雪を舞い上がらせながら吹き抜ける、厳しい山の息吹へと変わっていきました。

ときどき立ち止まって振り返ると俯瞰する海岸線はくっきりと青い海に弧を描き、素晴らしい景観を見せ続けてくれていました。発達した樹氷に覆い隠された最後の道標を過ぎると、雪稜に続く長い登山者の列に従いました。ほどなくして頂上避難小屋です。

これはすごい。小屋は、まるでゴジラの肌のようにささくれたざらざらの鎧をかぶった白い塊でした。そして避難小屋から200mほどで頂上と思われる地点に達しました。標高1709mは中国地方最高峰です。360度の大展望を欲しいままに、僕たちは登頂の喜びに湧きました。ここ弥山から先、剣ヶ峰に続く痩せた主稜線は峻険で、アルペンムードたっぷり。見るもの誰もを魅了しますが、崩落のため通行禁止です。代わる代わるその白く伸びた主稜線をバックに写真に収まると、私たちはそそくさと登ってきた広い雪稜へと引っ返しました。

下山はこの大山から望む日本海を眼前に、雪煙をあげる斜面を下ります。伯耆富士の広大な裾野が日本海まで広がり、独立峰ならではの開放的な眺めが地球の果てまで続いているかのようです!

1300m辺りまで下ってくると今度は冬枯れのブナ林のなかを、今日一日の山行を思いながら駐車場へと戻りました。

(文=山口敬二)

岡山鳥取県境・萱峠~三国山~辰巳峠

県東部の地味な山域から、昨シーズンの末端を繋ぎに転戦してみました。

こんな尾根が雪中分水嶺歩きの楽しいロケーションです(写真=舩越 仁)

平均年齢を引き下げた特別編成の強力ゆきんこ隊。遠景は大山(写真=舩越 仁)

2月21日、晴れ

前回(2月15日)が辛かったこともあり、この日は広々とした山域、それも1年前のリボン点に向かうことにしました。

今回の山域の一部は、雪山の醍醐味が味わえる人気の恩原高原です。我々ゆきんこ隊が細々と雪中の県境を歩いて3年目、それも終盤が近づいていることに興味を持ち、同行を申し出て下さる方が出て来ました。駐車場で落ち合った初対面の方々は、およそひと回り若くて体力十分の男性2名、女性2名です。今日は合わせて9名の編成になりました。

積雪は2mを超し、放射冷却で気温はマイナス12度の快晴の空の下、我々ロートルは先頭を切ることもなしに250m高度を上げ、県境稜線の萱峠に着きました。1年前に結んでおいた赤リボンにタッチです。

稜線の高度を更に上げると、背後に大山東壁が現れました。澄んだ冷気の中に見える鋭鋒に感激です。本日の強力ゆきんこ隊に、天気も味方してくれました。本日の歩行距離はこれまでの最長を記録し、13.4kmで8時間7分でした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

熊本県・根子岳

展望の岩峰を目指してひたすら登る。

東峰から見る天狗峰と阿蘇高岳(写真=池田浩伸)

阿蘇中岳の噴煙(写真=池田浩伸)

2月24日、晴れ

カガミガウドから釣井尾根を登って東峰に立ち、箱石峠へ下山しました。

釣井尾根を登りながら、西側の尾根の向こうに阿蘇中岳の噴煙が上がっているのが見えました。足元は降灰のせいで、踏み出すごとに足元から火山灰が舞い上がり、ズボンも靴も真っ白です。どこも急峻な根子岳の登山道ですが、この釣井尾根には霜柱がビッシリと付き、滑りだすと止まらないので慎重に登りました。

高度が上がるとどんどん視野が開け、くじゅう連山や由布岳、鶴見岳の山並みと祖母山系が見え始めました。冷え込んだ朝の澄んだ空気に、見飽きることのない景色が広がっていきました。

山頂(東峰)では、360度のパノラマを楽しんで箱石峠へ下山しました。山頂付近は、氷が溶けずに残っているため、下りは更に慎重に足場を選びました。

釣井尾根と箱石峠への分岐からは、深いカヤをかき分けながら泳ぐように下ります。獣道と迷い道が錯綜しているところもあり、初心者の方は釣井尾根の往復が良いでしょう。

工事中の砂防ダムが左に見え始めると、カヤや植林から向けだし防火帯に出ます。歩きやすくなり、車道に出てスタート地点へ戻りました。

この日は北風が吹きつけ、登山道もまだ凍っていました。春の芽吹きの頃に登るのもいいかもしれません。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

宮崎県・尖山

その名のとおり、ひたすら急登の山登り。

登山道の途中に祭られている観音像(写真=緒方 優)

観音滝。落差は20mくらいだが水量はけっこうある(写真=緒方 優)

2月27日、晴れ

美郷町西郷区の尖山(とがりやま)に登ってきました。北側山麓にある観音滝からのルートです。観音滝への案内板にしたがって進み、観音滝への入口の駐車場へ。滝への途中や、その先にも合わせて33体(3体は現在不明)の観音像が祀られています。

観音滝は、水量の少ない今の時期にしてはけっこうな水量で見応えがありました。谷を渡り、大きく巻いて滝の上流へ登ります。滝の落口の先から左側の斜面が山頂へ至る尾根筋で、登山道が続いています。ほとんど展望のない照葉樹林の中を、ひたすら登って山頂へ。

山頂も樹木に囲まれて、残念ながら展望はありません。地形図を見てわかってはいましたが、ひたすらの急登にバテバテでした。

(文=緒方 優/『宮崎県の山』共著者)

新潟県・角田山

波打ち際から始まる豪快なコース。

海岸線から一気に階段を登り、気持ちのよい尾根へ(写真=高野邦夫)

林の中の登山道も爽やかで歩きやすいです(写真=高野邦夫)

2月24日、曇り

海岸から登るコースからは、天気がよければ佐渡島が眼前に見えるはずですが、この日は残念ながら曇天でした。

また、春一番の雪割草に期待しましたが、まだ早かったです。しかしながら、ツバキとマンサクの花が確認できました。

山頂部は一面雪に覆われていましたが、風も無く快適な登山ができました。もうすぐ登山道は雪割草やカタクリなど春の花々が咲き乱れるでしょう。

登りの序盤は階段が続き、息が切れますが、整備された道で展望は最高。本当に気分よく歩くことができます。

中盤は快適な尾根上の林やササの道を歩き、気持ちいいところです。終盤には小さなアップダウンがあります。残雪で滑り易くなっていますが、登山道は山頂まで整備され、多くの方に愛されている山であることが分かります。

隣には弥彦山があります。低山ながら、海抜ゼロメートルから登れるところに大きな魅力があります。

(高野邦夫/新潟県/66歳/よく行く山:頸城山塊、北アルプスなど)

新潟県・坂戸山

カタクリの群生地で有名な山へ。

坂戸山山頂への登り(写真=宮下明美)

山頂より、中央右に大城、右奥に金城山を望む(写真=宮下明美)

2月21日、晴れ

南魚沼市の坂戸山(634m)に登ってきました。晴天の土曜日ということもあり、県外から足を運ばれた方々もいて、賑わっていました。

坂戸山ではカタクリなどの春の山野草や桜並木などが楽しめますが、冬も登山者が途絶える事の無い、市民に愛される山です。

(宮下明美/新潟県/よく行く山:上信越、東北、上州の山など)

谷川岳・西黒尾根

腰上までの積雪をラッセルしながら山頂へ。

深い新雪が阻み、なかなか山頂に近づけない(写真=本間 絢)

トレースを振り返れば絶景が疲れを癒してくれる(写真=本間 絢)

2月11日、晴れ

寒気が緩んで、快晴無風という好天のこの日、谷川岳西黒尾根へ向かいました。

登り始めて約1時間、先行パーティを追い越し、その後はノートレースをふたりでつぼ足ラッセルでした。ヒザ下程度だった新雪も、次第に腰ほどまでの深さとなり、ザンゲ岩への登りは雪をかき分けながら登りました。

腰上ラッセルに疲れ、ふと周囲を見渡すと、おだやかな青空と清々しい雪山の眺望が心を爽快にしてくれました。

ラッセルとクレバスにはまったりもしながら、約5km、標高差1000mを約8時間で山頂へ到達。

下りは天神尾根で天神平スキー場を経由し、田尻沢コースをヘッドランプでの下山となりました。終始安定した天候で、美しい谷川岳を堪能した1日でした。

(本間 絢/埼玉県/よく行く山:群馬近郊、北アルプス)

山梨県・茅ヶ岳、金ヶ岳

展望にすぐれた、甲州の明るい雪山。

茅ヶ岳山頂標示と冠雪した八ヶ岳、右側はこれから向かう金ヶ岳(写真=伊藤 孝)

金ヶ岳山頂からの凛とした霊峰冨士(写真=伊藤 孝)

2月21日、晴れ

八ヶ岳に似ているため、にせ八ヶ岳ともいわれる茅ヶ岳と金ヶ岳に行って来ました。

深田公園から出発すると、すぐに雪が出てきました。登山道は一度林道を横断し、女岩まで緩やかに高度を上げていきます。女岩は落石の危険があるため、ロープが張られていて近づけません。

女岩を通過すると若干の急登になりますが、ストックがあれば山頂までアイゼンを付けずに上がることができました。稜線に出ると富士山、南アルプスは勿論、山頂が白くなった金峰山の五条岩まではっきり見えます。

茅ヶ岳山頂で360度のパノラマを楽しんだ後、北側斜面に入ります。急な登下降があるため、スパッツと前爪のあるアイゼンを付けて金ヶ岳に向かいました。予想通り、明瞭なトレースはあるもののヒザ上までの積雪がありました。

1日を通して穏やかに晴れ上がり、ポカポカ陽気の中で雪山気分を満喫することができました。

(伊藤 孝/神奈川県/56歳/よく行く山:北アルプス、八ヶ岳、丹沢)

六甲・須磨アルプス

変化に富んだ山歩きを楽しむ。

須磨アルプス・馬の背(写真=川畑和夫)

2月28日、晴れ

六甲山の西端に位置する須磨アルプスは、標高300m前後ですが、貫禄のある山容が魅力的な山です。また明石海峡大橋から須磨、神戸方面の眺望が素晴らしく、横尾山の東側には、馬の背と呼ばれる風化した痩尾根もあり、変化に富んだ山歩きが楽しめます。

最近の六甲全山縦走大会は須磨浦公園を起点にしていますが、元々は塩屋が起点で、道標も残っています。この日は塩屋から須磨アルプスを越えて高取山まで足を伸ばした後、神戸電鉄・鵯越駅へ出ました。須磨アルプスは毎朝登山を楽しむ人も多く、この日もハイカーで賑わっていました。なお、塩屋には源平が争った一の谷合戦の供養塔もあります。

(川畑和夫/大阪府/66歳/よく行く山:六甲、比良、生駒、北アルプスなど)

岡山県・蒜山

山の神様に感謝です。

下蒜山山頂付近より中蒜山・上蒜山を望む(写真=高繁 進)

中蒜山山頂(写真=高繁 進)

2月21日、晴れ

蒜山高原の下蒜山より上蒜山へ縦走をしてきました。積雪は2m前後、前日の悪天で新雪は50cm前後です。

下蒜山登山口より入山し、夜明けとともにトレースなしの登山道をワカンで一歩一歩登っていきます。日中に気温は15度近くになり、雪がかなり緩んで稜線には亀裂や雪崩の後が多く見られました。

下蒜山から中蒜山までの登山者は多く見られましたが、中蒜山から上蒜山登山口では登山者の姿はほとんどありません。この登山道の稜線ではかなり雪庇が脆く、歩く振動で3m程崩れ落ちる場面もありました。これからの時期、雪崩や雪庇の崩壊などに注意が必要です。

ともあれ、今回は天気に恵まれ楽しい縦走ができました。山の神様に感謝です。

(高繁 進/福岡県/48歳/よく行く山:くじゅう系山域、阿蘇系山域など)

島根県・三歳社

出雲北山のパワースポットへ。

出雲北山のパワースポット三歳社(写真=高木秀生)

馬ノ背岩稜からの展望(写真=高木秀生)

2月25日、晴れ

島根県出雲北山のパワースポット三歳社(みとせのやしろ)に行ってきました。

大社町下遥堪の阿須伎神社から三歳社参道を進み、途中から馬ノ背(まのせ)コースで高度をかせぎ、弥山頂上の御山神社正参道に出会う個所から少し戻り、三歳社裏参道を通って三歳社に参拝。下山は三歳社参道にそって下山しました。

途中、展望のよい馬ノ背岩稜や馬ノ背(ピーク356m)で出雲平野の眺望を楽しみました。

急登や岩場もありますが、特に危険な所はありません。また、随所に赤テープや案内標識が設置されており、きちんとたどっていけば道迷いの心配もありませんでした。

(高木秀生/広島県/64歳/よく行く山:広島県宮島、鳥取県大山)

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」応募要項

週刊ヤマケイの表紙は創刊以来、山岳フォトグラファーの菊池哲男さんの作品で構成してまいりましたが、4月から読者の皆さんの作品で構成します。ぜひあなたの力作をお送りください。

また読者の皆さんの登山レポートも募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート応募」とお書きください。

日本の山の未来を考える

「第5回 日本山岳遺産サミット」開催される。

本年度の認定地のみなさん。大町高校の高校生らを囲んで

これまでの認定地の方々もまじえての記念撮影

2月28日(土)、東京神田神保町のインプレスグループセミナールームで、「第5回日本山岳遺産サミット」が開かれました。

日本山岳遺産基金では、未来に残したい日本の豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有する山岳地域を「日本山岳遺産」として認定し、環境保全活動や次世代育成活動を行っている団体に助成を行っています。

第1部の2014年度認定地・認定団体の発表では、福島県の吾妻連峰で植生復元に取り組む「吾妻山自然倶楽部」、長野県鍬ノ峰で登山道整備に務める「長野県大町高等学校山岳部」、同じく長野県で徳本峠への登山道を維持している「古道徳本峠道を守る人々」の三団体の方々が報告。

第2部の小泉武栄東京学芸大学名誉教授による「地域の自然、魅力の伝え方」の講演に続き、第3部では、これまでの認定団体、関係者により、「地域の山を守り、活用するための課題とは?」というテーマでのディスカッションが行われました。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

登山口へのアプローチとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、日本アルプス各地や八ヶ岳などの主な登山口に早朝に到着することから、利用者が増え続けています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、登山装備の必須アイテムとして、ぜひご活用ください。各地の開山イベントなどに合わせた、とっておきの登山バスもご用意いたします。

なお、夏期(GW~11月)の毎日あるぺん号・さわやか信州号のスケジュールは3月下旬頃より順次発表させていただきます。

みんなあつまれ! なすかし雪遊び隊2015

3月26日、27日、小学生の雪遊びイベントを1泊2日で開催

スノーシューなども体験できます

日本山岳協会ジュニア・普及委員会と、栃木県山岳連盟の主催で開催されます。

残雪と青空が輝き、木々の芽吹きも見られる春に、那須高原で雪遊びを体験してみませんか。

***

期日:3月27日(金)~28日(土)

場所:国立那須甲子青少年自然の家

内容:かまくら作り、スノーシュー体験、そり遊び、動物の足跡さがし、雪上ゲーム、お楽しみ会など

募集:小学1年生~4年生 20名(先着順)

参加費:1人4,000円(保険料、宿泊食事1泊4食)

申込み先:日本山岳協会事務局

FAX:03-3481-2395

備考:東京からの送迎バス有り(往復1人6,000円)

詳細は下記URLにて。

http://www.jma-sangaku.or.jp/tozan/youth/cat198/

春らんまん。花の宝庫、高尾・日影沢を歩く

4月21日、観察会が開催

春を告げるニリンソウの群落

森林インストラクター東京会の主催で、高尾山での観察会が行われます。ニリンソウ、ヤマルリソウ、スミレなど、春の日影沢は花いっぱいです。春の草花を観察しながら、知られざる植物の力、不思議にふれて、人と植物のつながりや、生活に取り入れ、利用してきたことなどを、あらためて考えてみましょう。

***

日時:4月21日(火)8:00~15:30頃(小雨決行、荒天予想時は中止)

集合:高尾駅北口8:40

解散:ケーブル高尾山駅15:30頃

ルート:日影沢~日影沢林道~一丁平~富士見台園地~薬王院~ケーブル高尾山駅(約7km)

準備品:昼食、飲み物、ハイキングシューズ、雨具、敷物、帽子

募集人員:30人(応募多数時は抽選)

参加費用:1,700円(別途バス代230円)

申込方法:郵便番号、住所、応募者全員の氏名、年齢、性別、電話番号(できれば自宅と携帯)、メールアドレス(お持ちであれば)をご記入の上、お申し込みください。

申込先:

・往復ハガキの場合

〒193-0826東京都八王子市元八王子町2-3313-2 前田方「春らんまん日影沢を歩く」係(返信面に宛名を記入)

・メールの場合

sinnrinn23@gmail.com

締切:4月7日必着

問合せ先: 森林インストラクター東京会

前田満子090-9151-3301(携帯)

山の知識検定

Q:中央分水嶺は、その地に降った水を太平洋側と日本海側に分ける、ただ1本のラインであるが、その上に位置する山を次のなかから選びなさい。

・槍ヶ岳

・赤石岳

・赤岳

・富士山

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:中央分水嶺は、その地に降った水を太平洋側と日本海側に分ける、ただ1本のラインであるが、その上に位置する山を次のなかから選びなさい。

・槍ヶ岳

・赤石岳

・赤岳

・富士山

A:赤岳

赤岳は、直下の千曲川が信濃川となって日本海へ、また、釜無川は富士川と合流して太平洋へと注いでいるので、中央分水嶺上の山ということになる。他の選択肢の山では、槍ヶ岳は直下の高瀬川・梓川ともに日本海へと流れ、赤石岳は大井川、天竜川となって太平洋へと注いでいる。富士山は太平洋寄りの山。

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『ワンダーフォーゲル4月号』

上手な山登りのコツ教えてください!

今回の特集は「山登りの先輩 高橋庄太郎と鈴木みき」。山岳雑誌で名前を見ない号はない、人気の山岳ライター・高橋庄太郎さんと、山のイラスト漫画で次々と著作を重ねる鈴木みきさん。読者から絶大な支持を得るふたりが、ワンゲル読者と共に山行に出かけた時の様子を交え、それぞれの山登りのノウハウや、上達のためのちょっとしたコツを紹介します。

https://www.yamakei.co.jp/products/2814914112.html

●発売日:2015年3月10日/ページ数:176ページ/判型:A4変形判/販売価格:926円+税

2015年2月~3月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『山岳雪崩大全』 2/2 1,980円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 千葉県の山』 2/2 1,900円+税
『くらべてわかる 野鳥』 2/6 1,600円+税
『くらべてわかる 淡水魚』 2/6 1,600円+税
『屋久島ブック2015』 2/13 1,000円+税
『山と溪谷3月号』 2/14 952円+税
ヤマケイ新書『もう道に迷わない-道迷いを防ぐ登山技術-』 2/20 800円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 三重県の山』 2/20 1,900円+税
ヤマケイ新書『山岳遭難の教訓-実例に学ぶ生還の条件-』 2/20 800円+税
『犬の介護に役立つ本』 2/21 1,200円+税
『関西トレイルランニングコースガイド』 2/21 1,800円+税
DVDブック『だれでもできる楊名時太極拳』 2/21 1,800円+税
『絶滅危惧植物図鑑 レッドデータプランツ 増補改訂新版』 3/3 8,800円+税
『新版 誰でもできる自転車メンテナンス』 3/4 1,000円+税
『ROCK&SNOW 067 春号2015』 3/6 1,333円+税
ヤマケイ新書『現代ヒマラヤ登攀史』 3/12 880円+税
『山と溪谷4月号』 3/14 952円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 神奈川県の山』 3/21 1,900円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】湯ったり名山トレッキング「常陸・横根山から都室山」日帰り

ヤマケイ登山教室

茨城県北部、高萩市にあるこれらの低山はこの時期、群生するイワウチワの開花が楽しみです。花貫さくら公園を起点に、2山をつないで縦走します。鵜来来(うらら)の湯・十王は日立にある人気の国民宿舎、鵜の岬に併設する日帰り温泉です。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=146907

日程 4月11日(水)
集合 新宿西口スバルビル前 (7:00)
行程 新宿(バス)花貫さくら公園(130m)~横根山(389m)~沼尻湿原~都室山(450m)~鳥曽根(230m)(バス)新宿【解散】19:00~21:00(予定)
歩行時間:約3時間30分
体力レベル 6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です。
難易度 2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない)
参加費 15,800円
監修 平田謙一(山岳ガイド)

【机上講習会】地図読み講座・入門編「地形図とコンパス活用術」

ヤマケイ登山教室

登山者の必修知識、地形図とコンパスの活用法を身につけるための基礎を学びます。

参考書『学べる! 山歩きの地図読み』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1497

開催日 3月11日(水)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 佐々木 亨(山岳ライター)
持参品 プレート付きのコンパスを必ずご用意ください。
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。