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高垣育さん

『犬の介護に役立つ本』を刊行。

愛犬の空次郎と近所の公園で

『犬の介護に役立つ本』というタイトルの新刊書が、この2月に刊行になりました。執筆者の高垣育さんは、小さいころからご両親と一緒に山歩きを楽しんでいた人。ご自身の愛犬を肺がんで亡くした際に、体調の変化に気付けなかったことに自責の念を覚えたことが執筆の契機になったそうです。

(聞き手=久保田賢次/『週刊ヤマケイ』編集長)

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久保田:山と溪谷社ではふるくから数々の「犬のカレンダー」を発行したり、犬図鑑を出すなど、ご縁の深いジャンルではありますが、高垣さんが山の専門出版社から本を刊行したいと思われたきっかけには、小さいころからの登山経験も影響しているのでしょうか。

高垣:私の登山デビューは、父の背中の背負子に乗っての乗鞍岳だったそうです。中学に上がる頃までは、夏休みのたびに山登りやキャンプなどに連れ出してもらっていました。それ以降は受験などがあって山からは離れた毎日を過ごしていたのですが、大学で薬学部に進学したことをきっかけに、講義の一環で薬草を探しに山に行って自然に親しんだり、薬草園で植物に触れる機会が増えてきました。山と溪谷社の本は山好きの両親の愛読書で、幼いころから身近にあり、もし本を出す機会があったら、ぜひ、と考えていました。

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久保田:この本はデザインも可愛いし、とてもわかりやすく、読みやすい内容ですね。「あとがき」にも、「ワンちゃんと飼い主さんの両方が笑顔になるためのお手伝いをする本です」と記されていますが、どんな点を意識して書かれたのでしょうか。

高垣:介護期間は、少し寂しい言い方になってしまいますが、ワンちゃんと飼い主さんが一緒に過ごせる最期のひとときです。かけがえのない時間を幸せに過ごし、ワンちゃんは「この家のコになれて良かった」、飼い主さんは「うちのコになってくれてありがとう」とお互いに感じられる最期を迎えるために、役に立つ何かをご提案することを強く意識しました。

私は2009年に、生まれて初めて得たパートナーのゴールデンレトリバーを肺がんで亡くしました。体調の異変に気づいて病院に行ったときには、手術をすることができないほど進行しており、「一カ月もたないでしょう」と獣医師から告げられました。

犬の介護についての情報はまだあまりない状況だったのと、情報収集をしている時間の猶予もなかったことから、手探り状態で失敗続きでした。わが家では3人とも働きに出ていたので、帰宅するとワンコが排泄物に汚れたまま横たわっていることが何度もあり、嫌な思いやガマンをたくさんさせてしまいました。

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久保田:「協力してくれたワンちゃんたち」というページを見ましたら、シオン君が編集中の昨年10月に亡くなり、りゅう君も本の完成直後の2月に亡くなってしまったとうかがいました。悲しいお話ですが、彼らの写真を見ていると、愛されているという自信というか、安心感が伝わってきて、温かい気持ちになりますね。最近は家族同様の犬たちと、山や自然のなかでも一緒に過ごしたいと思うかたも増えていますが。

高垣:シオン君とりゅう君には、本の制作にあたって本当にお世話になりました。取材のときに二頭と触れ合ったのですが、たくさんの温かな気持ちを分けてもらいました。飼い主さんから愛情を注がれ、幸せいっぱいに過ごしているから、きっと私にも、あふれる幸せな気持ちをプレゼントしてくれていたのですね。

自然の中へ連れ出し、一緒に過ごすことには、良い効果がたくさんあると思います。さまざまな植物を見たり、匂いをかぐことは脳への良い刺激になりますし、リラックス効果を得ることもできるでしょう。たくさん歩くことは、運動不足解消にもつながるかもしれません。気をつけなければならないのは、公共の場には犬が苦手な方もいるということです。リードは絶対に離さず短く持つ、排泄物は必ず持ち帰るなどのルールを守ることはもちろん、山やキャンプ場などには、独自の決まりがあるかもしれませんから、出発前に情報収集をしておきたいですね。ルールとマナーを守って、ワンちゃんとともに自然と触れ合う時間を楽しんでいきましょう。

十勝連峰・前十勝岳

深い雲に隠れた山頂を目指したものの。

久しぶりに雪を纏ったエゾマツの樹林帯を歩く同行者(写真=谷水 亨)

カバワラ尾根を登るが、その上は雲の中に隠れ真っ白だ(写真=谷水 亨)

3月3日、雪。トレースあり

2月24日18時に十勝岳の噴火警戒レベルが下がり警報が解除されたため、早速友人と前十勝岳のバックカントリースキーに出かけました。

いつものように吹上温泉白銀荘に登山届を提出し、情報を収集すると「昨日からの降雪で60cm~80cmの深雪ですが、上部は風で吹き飛ばされている様子」「前十勝岳方面はガイドと他1名が先ほど出発した」とのことで、そのトレースをたどっていくことにしました。

15分ほどエゾマツの樹林帯を歩きましたが、時折ポールが半分以上埋まり、また深く沈んだトレースに先行者のラッセルの苦労が目に浮かぶものの、期待感は高まり、笑顔になって会話も弾みます。

更に15分ほど進むと「カバワラ尾根」の取付きに到着。眼下には富良野盆地が広がり、いつもながら景色の素晴らしさに感動します。しかし、足下は次第に雪が浅くなり20cmほどの深雪。終いには標高1200m付近で、雪面がクラスト状態になってしまいました。先行のトレースは三段山方面に進路を変え伸びていきますが、私達はそのまま直登します。

さらに登ると1350m付近で深いシュカブラが現れ始め、滑走には不向きの状態となっていました。アイゼンで頂上を目指すか悩みましたが、深い雲に隠れた上部を眺め断念することにしました。

しかし下山するには時間的に早いため、雪洞訓練と称し、風の避けられる沢側に場所を移し2人分の雪洞を作ります。雪洞上部にデポ旗を立て、入り口や室内の大きさ、冷気を逃がす溝掘り、休憩時の注意点や遭難時の対処など、実践さながらの話をしながら作り上げ、休憩を取りました。

雪洞作りから1時間30分ほどたっても天候は一向に回復する様子が見られないため、やむなく滑走して下山しました。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

鳥海山前衛峰・観音森

雪山初心者にお勧めのスノーハイキングの山。

標高が700mを切る低山なのに高山的な山容をした観音森(写真=曽根田 卓)

広い山頂からは御浜付近の西鳥海山エリアが一望できる(写真=曽根田 卓)

3月8日、晴れ時々曇り

鳥海山は広大な裾野を日本海に落としていますが、そのなだらかなスカイラインの中に、鈍角の三角形をした小さな山があることを認識している岳人は少ないと思います。その小山は観音森(標高685m)と呼ばれ、標高742mの爆裂火口跡である猿穴とともに、西鳥海山の寄生火山と位置づけられています。

秋田の日本海沿岸地域が晴れの天気予報でしたので、夏道がなく、積雪期にしか登れないこの山を目指してみました。

山への取り付きは観音森集落の除雪終了地点からです。あまり登山記録のない山ですが、この日は地元の岳人が4組も登っていました。雪に顕著なトレースがついていましたので、迷うことなく楽に登れましたが、小さな枝尾根を拾って登るので、トレースがない場合は確かなルートファインディングが必要です。

たどり着いた山頂付近は、一面の灌木帯になっていて、標高が700mを割る低山とは思えない植生を有しています。日本海に直近の山なので、冬場の猛烈な季節風をまともに受ける影響で、ブナなどの高木が茂らないのでしょう。

山頂からの景色は素晴らしく、西側には青い日本海が広がり、東には西鳥海山エリアの山々が一望できました。

(文=曽根田 卓)

福島県・雄国山

前回登った磐梯山を想い眺めながらの稜線歩き。

14名参加の山行でした(写真=福井美津江)

およそ北西側から望む磐梯山(写真=福井美津江)

3月3日、曇り

雄子沢登山口付近から入山し、天気が悪くなる前に磐梯山や裏磐梯の眺めを堪能しようと1164ピークへ向かいました。雨が降った場合はすぐ引き返すつもりで進みましたが、幸い降られることなく、眺めの良い稜線歩きを経て雄国山へ登頂。

山頂から見える桧原湖も雄国沼も真っ白です。下山は1164ピークの登り返しをせず、雄子沢川へ下りぎみにトラバースし登山口へ戻りました。

「里山を歩く」という登山教室の随行で最後尾を担当したので、踏み固められた雪の上で楽な歩行をさせていただきました。

(文=福井美津江)

福島県・安達太良山

くろがね小屋から山頂を目指して。

あだたらスキー場からくろがね小屋までは約3時間でした(写真=藤野浩一)

風は弱いが、ほとんどホワイトアウトの状態(写真=藤野浩一)

3月8日~9日、霧

くろがね小屋に泊まり、安達太良山に登りました。あだたら高原スキー場から雪の中を3時間ほど登ると、温泉もある人気のくろがね小屋です。

標高1700mの頂上まで約1.5時間の登りコースは赤布があり、トレースもしっかりしているのですが、低気圧の影響で気温が上がりホワイトアウト状態でした。峰の辻と呼ぶ1550m付近の十字路では、下りで勢至平に向かう道に入りやすく、我々も50mほど登り返すことになりました。

全体にスキーやスノーシューよりも軽アイゼンが向いた状態でした。スキー場のゴンドラは運行しておらず、1170m付近のリフト終点から直接登る人もいました。

風が強くてもいいので天気の好い日にまた来たいと思いながら、岳温泉に浸かって帰りました。

(文=藤野浩一)

みなかみ・宝台樹尾根

ヤマケイ登山教室のスノーシュー。

下山途中、雲が消えて谷川岳が現れた(写真=石丸哲也)

左:裏見ノ滝、右上:宝台樹尾根の下り、右下:フクジュソウ(写真=石丸哲也)

3月8日、曇りのち晴れ

ヤマケイ登山教室の日帰り企画としては今期最後のスノーシューでした。アクセスの渋滞で登山開始が遅れてしまうこともあるフィールドですが、今回は日曜日ということもあって行きの関越道は順調、宝台樹スキー場への道も凍結やそれにともなう渋滞もなく、11時過ぎに歩き出すことができました。

通常、第7ペアリフトか第9クワッドリフトで尾根状に出て、尾根を西へ下ってから宝台樹キャンプ場へ下りますが、今回は若干、行程を短縮できる第7ペアリフトを利用しました。そのため、裏見ノ滝を往復でき、予定通りの行程をこなせました。

気温が0度前後で暖かく、春の気配を感じる陽気でした。やや湿雪でしたが、その分、急な斜面を下りやすく、楽しく歩けました。昼過ぎまでは曇りでしたが、裏見ノ滝からの帰り道で青空が広がり始め、谷川岳も姿を見せてくれました。裏見ノ滝の氷柱もまだ見られましたし、途中、トチノキの冬芽、シカの食事痕なども観察できました。そして武尊橋近くの集落内では、雪が消えた所にフクジュソウが顔を出していたりと、シーズンの終わりを飾るに足る、盛りだくさんで充実した一日でした。

なお、今シーズンから宝台樹スキー場のリフトはICカードで乗車し、帰りに精算するシステムとなっています。リフトを利用する場合はキャンプ場からの車道を武尊橋へ下るのではなく、スキー場へ戻るようにすれば精算に好都合です。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

赤城山・小黒檜山、黒檜山

踏み跡のない尾根をとらえて歩く、静かな山。

県道から尾根をとらえて登りはじめました(写真=松浦寿治)

小黒檜山の山頂には電波の反射板がありました(写真=松浦寿治)

3月7日、曇り時々雪

赤城山の主峰の黒檜山の北西に小黒檜山(こくろびさん・1644m)があります。黒檜山より200mほど標高も低くて一般登山道がなく、また赤城外輪山の中では最も雪が多くて県道251号線が冬季は閉鎖されるなどの理由で、冬季には訪れる人をほとんど見ることのない静かな山です。今回は前橋駅から赤城山ビジターセンター行きの直通バスが週末のみ運行されているのでこれを利用しました。

ビジターセンターの中で身支度して10時30分に出発。大沼湖畔道の黒檜山登山口から、閉鎖された県道251号線を約2km歩きます。そこから黒檜山と小黒檜山の鞍部から下る沢を渡る橋を越えて、尾根筋を捉え東に直上。黒檜山と小黒檜山を結ぶ稜線に出ました。稜線まで2時間30分です。

稜線から小黒檜山まで40分で往復しました。小黒檜山には、電波の反射板が設置されているくらいなので眺望が良いと思われますが、今回はガスの中でした。

尾根を南東に進んで、黒檜山に1時間30分で到着。ここまでまったくトレースはありません。ワカンで歩きましたが、雪は締まっていて最大でもクルブシまでしか潜らなかったです。

黒檜山からは踏み固められた一般登山道を、六本爪アイゼンを装着して、1時間で大沼湖畔に着きました。

(文=松浦寿治/登山教室Timtam代表・山岳ガイド)

茨城県・筑波山

女体山山頂付近の岩場は凍結箇所に注意を。

筑波山神社にて(写真=井関純二)

3月8日、雨

梅まつり開催中の筑波山に、柏市豊四季の「居酒屋ともだち」&銀座の「焼肉 銀座コバウ」のメンバー合計7人で歩いてきました。

今回は筑波山神社に車を停め、白雲橋コースで弁慶茶屋跡まで登り、そこから女体山山頂を経由して御幸ヶ原コースで筑波山神社に戻るコースです。女体山の山頂付近の岩場は雪が凍っている箇所もあり、凍結箇所も泥で汚れて分かりにくいので、下る人は特に注意が必要です。

また御幸ヶ原のコマ展望台レストランで食事をとりましたが、ケーブルカーの運休や悪天候の影響か不明ですが、ほとんどの茶屋が閉まっていました。事前に確認を。

なお、居酒屋ともだちさんでは、2015年4月末まで初めて来店された方が「週刊ヤマケイを見た」と言っていただければ、焼酎(眞露)ボトルを1本サービスしていただけるそうです(柏市豊四季167 豊四季駅前郵便局前/日祝休み/20時頃から営業/電話なし)。近隣の方は是非。

(文=井関純二/やまきふ共済会)

山梨県・茅ヶ岳

明るい尾根道をたどって雪の頂上へ。

すっきりした冬の展望を楽しみました(写真=木元康晴)

明るい木立の中を登ります(写真=木元康晴)

3月5日、晴れ

中央本線の韮崎駅の北東にすっきりとした姿を見せる、茅ヶ岳へ行ってきました。

登りは頂上から南に延びる、防火帯として樹林が刈り払われている尾根上の道へ。急な尾根ですが明るくて歩きやすく、ときおり振り返って背後の南アルプスを眺めながら登っていきます。やがて尾根がやせてくると雪も深まり、軽アイゼンを着用。千本桜への分岐を過ぎると、雪に覆われた小広い頂上に到着です。

この時期は周囲の木立に葉がなく、また空気も澄んで展望は最高です。南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、大菩薩連嶺、そして富士山と、360度の山々を見渡すことができました。

下山は女岩コースをたどりましたが、女岩付近は落石多発とのことで、立入禁止でした。

なお今回は韮崎駅からタクシーを利用してアクセス。深田記念公園の駐車場までの片道料金は約3,300円でした。

(文=木元康晴/登山ガイド)

長野県・根子岳

山頂付近の樹氷はまだまだ見ごたえが。

根子岳に向かう大勢の登山者(写真=中村重明)

「スノーキャット」終点から根子岳山頂に向かって登る登山者(写真=中村重明)

3月8日、雪のち曇り

先週も登った根子岳を再訪しました。前回は山スキーでの往復でしたが、今週は山スキーをしないメンバーと一緒で、最初の登りはツボ足、途中の斜度が増した辺りからは6本爪のアイゼンで登りました。

1週間前に比べ、霧氷や樹氷はかなり融けてはいたものの、山頂付近の樹氷はまだまだ見応えがありました。

(文=中村重明)

南アルプス前衛・大平山

鳳凰山の東山麓の前山で地図読み山行。

明治42年建立の馬頭観音(写真=三上浩文)

大平山山頂と三角点(写真=三上浩文)

2月28日、晴れ

大平山(1117m)は南アルプス鳳凰山の東山麓の前山です。今回は地図読み山行で登りました。

国道20号釜無川右岸には、標高1000m台のピークがいくつもあります。登山道が整備された山は荒倉山(1132m)のみで、ほかの山は昔の仕事道が残る里山です。その昔の仕事道と地形図の破線がほぼ一致しているので、地図読みの練習として地形図と実際の地形を見比べるのには、もってこいのエリアです。

登山口は韮崎市清哲町折居の雨宮寺(うきゅうじ)にあります。徳島堰という300年前に造られた農業用水路に沿って北上。隣の集落の入戸野(にっとの)から山道に入ります。集落の分岐には、古い道標の石塔があり、「左青木鉱泉に至る」などと彫られています。鳳凰山の登山口青木鉱泉のことです。昔はここから湯治に行っていたと思わせるもので、出だしからほのぼのとさせられました。

昔の仕事道はとぎれとぎれなので、地形図を見ながらしっかり現在位置の把握をするとともに、地形を見て楽に歩けるルートを探ります。山中の生産物がよほど豊かな場所だったのか、馬頭観音がいくつも出てきました。

尾根に乗ると、ひたすら高みを目指すのみ。大平山は三角点「円明」があるので、しっかり確認してお昼にしました。下山は、枝分かれした南の尾根です。地図読み講習会では、下山がとても難しくなります。ピークからの尾根の始まりがわかりにくいことが原因です。そんな時は、現在地がわかっている地点で、しっかりコンパスで方向を見定めましょう。

枝尾根の三角点「折井」を確認して、宝永年間に建立された山の神に登山の無事を感謝して下山しました。整備された登山道がないということが、逆に登山技術の中でとても大切な読図の実践場所になっています。

(文=三上浩文/登山ガイド)

長野県・大城山

地元で親しまれる山とフクジュソウの里を歩く。

沢底集落のフクジュソウ(写真=三上浩文)

3月3日、曇り

伊那谷の北端の町、辰野町の裏山にあるのが大城山です。林道が山頂直下まで通っているものの、辰野町の憩いの山として親しまれています。

林道わきに、王城山という表記の道標が見つかったら、登山道の始まりです。沢沿いの斜面につけられた、昔の仕事道を利用した登山道を行きます。樹林の中は陽も遮られ薄暗いのですが、神々しいまでのモミの大木は見事です。この道は道幅が1m以上あり、途中で2つの馬頭観音に出会うことなどから、昔の仕事道であったことがしのばれます。平坦な道は尾根の上に出て、東に方向を変えます。電話施設棟を過ぎると大城山山頂に着きました。

大空が近くに感じる草原状の山頂です。左には甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、塩見岳などの南アルプスが、右には、木曽駒ヶ岳や空木岳などの中央アルプスの山々がスカイラインを描いています。

そこから辰野駅の東、日本最古といわれる道祖神のあるフクジュソウの里、沢底集落に移動しました。ここは狭い谷間の集落です。集落の家々の間の土手には、たくさんのフクジュソウが。この日は残念ながら陽が差さなかったので、フクジュソウの開花もいまひとつだったのは残念でした。

入村ふれあいセンターという集会場では、野沢菜とお茶でもてなしていただきました。人気のぼた餅は売り切れでしたが、伝統食の「凍り餅」はありました。切り餅を和紙で包み、稲わらに編み込みながら数珠つなぎにし、水に浸した後に天日干しして乾燥させる保存食です。

(文=三上浩文/登山ガイド)

岡山鳥取県境・黒岩高原

山深い秘境には白い台地が待っていました。

倒木の尾根を登ること約2時間で県境尾根に到達しました(写真=舩越 仁)

真っ白な黒岩高原が見えてきました(写真=舩越 仁)

2月28日、晴れ

前128号掲載と同じ急尾根を2度目の登りです。今日の雪は幾分締まっていて、前回より短時間で県境のリボン点に到着しました。そこから北上して黒岩高原を目指します。

今回を含め残り数区間は、除雪道路から遥かに遠い県境ラインがある深山区域です。一旦県境に乗れば、少しでも距離を伸ばしたい。それには雪が締まる3月で、気温の低い日が最適です。この日は今年初めてのそんな天気です。

折角の黒岩高原を闊歩したい気持ちを抑え、高原を横目に眺めながら県境を更に奥へ進みます。今日の終着点は、鉄条網が覗いているアンテナ跡の三角点広場です。ここで県境を離れて下降、目標はデポ車に通じる林道です。予め設定していた尾根ではありませんが、最後に雪壁を連ねた渓流2ヵ所を渡り、目的の林道に到着しました。

困難な区域が最後に残り、私たちの挑戦も終盤がいよいよハードになってきました。歩行距離は最長となり、15.2kmで9時間23分、累積登高1360mでした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

福岡佐賀県境・雷山

春の気配を感じる登山道から真冬へ逆戻りしたような冷たいガスに包まれた山頂へ。

縦走路のかなたに井原山がガスにかすんでいた(写真=五十嵐 賢)

麓の雷山観音千如寺(写真=五十嵐 賢)

3月6日、曇り、山頂は強風

雷山(らいざん855m)へは、井原山との縦走に便利な佐賀県側からばかり登っていたので、久しぶりに福岡県側、糸島市の雷山観音千如寺から登りました。

このコースは、千如寺の開基清賀上人ゆかりの清賀の滝までは沢沿いの道です。立派な標識だけでなく、山頂まで正確な距離表示もされています。滝からは杉林の斜面を抜けると、シデやアカガシの自然林に入り露出した木の根の尾根道に変わります。山腹を巻いて進むと、周囲は落葉した裸木とはいえ芽吹き直前の白っぽい枝になっているのが分かります。

やがて杉林の中に、石祠のある雷神社の上宮に出ます。しばらくは杉林が続きますが岩の多い急坂に変わるとブナが現れ、突然広場に出るとそこが雷山山頂です。冷たい強風で遠景の井原山もガスに包まれ、次々に登ってきた登山者も、寒さを避けて風の当たらない岩陰か早々に上宮まで下山してお昼にするようです。私は岩陰でカップヌードルと熱い紅茶でお昼にしました。

往復登山では面白くないので下山は林道を歩き、フキノトウを土産に途中のキャンプ場や雷(いかづち)神社に立ち寄り、降り着いた大カエデのある古刹千如寺に参拝して帰りました。

(文=五十嵐 賢/環境省自然公園指導員、日本山岳会会員)

福岡県・貫山

野焼き後の羊群原を歩いてきました。

白・黒のコントラストが見事な羊群原(写真=長谷川守克)

鬼の唐手岩の上より展望を味わう(写真=長谷川守克)

3月7日、曇り

登山口まで自宅から車で30分。四季折々に咲く花々を求めて歩いている、日本三大カルスト台地のひとつである平尾台。主峰は九州百名山にも選定されている貫山(712m)です。今回は週末に野焼きが実施された羊群原を歩き、貫山に登頂してきました。コースは、行動時間は少し長くなりますが、降雨の心配もなさそうなので、自然観察センターを基点にし外回りコースとしました。

羊群原は、野焼きのお陰で普段は草やササに隠れて目にする事のない白色のビクナスが多数姿を現し、野焼き面の黒色とのコントラストが見事で、素晴らしい光景になっていました。

なお、花は全く観る事が出来ませんでしたが、一ヶ月弱もすればオキナグサやホタルカズラなど多くの花が開花し、訪れる登山者の目を楽しませてくれることでしょう。

(文=長谷川守克)

大分宮崎県境・祖母山

渓流美を楽しみながら残雪の山頂へ。

二の滝にて(写真=池田浩伸)

傾山(右奥)から祖母山、大障子岩(左)と続く縦走路(写真=池田浩伸)

2月27日、晴れ

神原登山口から祖母山を往復しました。平日とあって、ほかの登山者の姿はなく静かな山を楽しめました。

冬枯れの木立ちと渓流の美しさを楽しみながら登って行きます。目の前の木の枝から鳥が飛び立ち、木の枝に止まりました。キツツキの仲間のアオゲラです。珍しいのでしばらく観察していましたが、高い枝の日のあたっている場所で、じっとしていました。まるで日向ぼっこをしながら、里から春が上がってくるのを待ちわびているかのようでした。

標高が上がると冷たい北風が当たり、七合目付近からは道が凍りついている箇所もありました。国観峠から山頂までは残雪があり、下山時はアイゼンを付けます。山頂からは、傾山から祖母山、そして大障子岩へと続く雄大な縦走路と大展望を楽しんで、下山しました。。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

宮崎県・トンギリ山、黒峰

霧氷に覆われた稜線をのんびりと。

霧氷のついた樹木の奥に見える祖母山系の山々(写真=緒方 優)

黒峰山頂直下から南方向を望む。中央のとがった山がトンギリ山、左奥は小川岳、右は向坂山(写真=緒方 優)

3月2日、晴れ

五ヶ瀬町のトンギリ山と黒峰に登ってきました。黒峰は宮崎県と熊本県の境にあり、九州の背骨ともいえる九州脊梁山地の北端に位置している山です。霧氷に覆われた稜線をのんびりと歩いてきました。

五ヶ瀬町一の瀬地区から林道を進み、登山口へ。熊本県境の峠へ登り、まずトンギリ山へと南進しました。登山道はトンギリ山の東側山腹をトラバースし、その後北進して山頂へ。休憩後、峠へ戻り黒峰へと北進しました。

最後の登りは宮崎県側は植林地、熊本県側は伐採された草地です。今冬、最後になるかもしれない霧氷に包まれた景色を楽しみながら登りました。この日は晴天で風もほとんど無かったので、気温のわりに寒くはなく快適でした。エビの尻尾が枝から剥がれてパラパラ落ちてくる、そのかすかな音が心地良かったです。

(文=緒方 優/『宮崎県の山』共著者)

北海道・幌平山

天候に恵まれ、登山者も多い1日でした。

幌平山頂上から見た恵庭岳(写真=蓮井美津夫)

幌平山頂上から見た風不死岳、樽前山と支笏湖(写真=蓮井美津夫)

3月8日、快晴

朝から陽射しが眩しく、絶好の山日和。天気に誘われて支笏湖方面に向かいました。当初は支笏湖温泉近くにある紋別岳に登ろうと考えていましたが、札幌の南区から支笏湖へ向かう途中にある幾つかの冬山ルートの登山口周辺に多くの車が溢れているのを見て、紋別岳から幌平山に変更しました。

幌平山には1月28日にも登りましたが、この時は他の登山者もなく、急斜面の新雪に阻まれ、頂上へは立つことが出来ませんでしたが、今回は登山者も多く、無理なく頂上となりました。

頂上からは支笏湖、紋別岳、風不死岳、樽前山、恵庭岳の綺麗な姿を見ることが出来ました。

(蓮井美津夫/北海道/56歳/よく行く山:道央、大雪山)

会津・赤埴山、磐梯山

スノーシューで歩きました。

裏磐梯の眺望。檜原湖は白い平原です(写真=葉貫正憲)

圧倒的な存在感を誇る磐梯山。赤埴山より望む(写真=葉貫正憲)

3月3日、曇り

猪苗代ミネロスキー場のリフトを乗り継いで山頂駅へ。パトロールに登山届けを提出して出発です。ここから赤埴山頂までは標高差200mほど。急な斜面を登っていると後続の登山者に追い越され、そのトレースをたどります。

赤埴山へは約30分で着き、休憩。南側に広がる猪苗代湖の大パノラマは絶景でした。沼の平まで先導者のトレースがついていましたが、先導者は東側の急斜面へ向かったので、私たちは北へ方向転換。櫛ヶ峰分岐をめざします。

しかし、途中から風が強くなり、雪も次第に硬くなってきました。標高1500mあたりで、スノーシューを脱ぎ、アイゼンに履き替えました。そこから上はガリガリの雪面に、エビの尻尾など真冬の様相です。弘法清水には12時ちょうどに到着。すっぽりと雪をかぶった小屋と周辺の景色は、夏とは一変しています。きょうはここまで。幸い、風もやみました。飯豊連峰、西吾妻方面は春霞のなかに白く輝いています。しばらくするとガスが出始めたので、すぐに帰路につきました。

途中沼の平でカモシカに出会い、小休止。再びスノーシューに履き替え、赤埴山を登り返して山頂からの景色を楽しみました。パトロール事務所で下山報告をし、ゲレンデ脇の林の中を転げるように下りました。9時40分にスタート、下山は14時40分でした。

(葉貫正憲/福島県/67歳/よく行く山:会津百名山)

新潟県・放山

久しぶりの快晴に誘われて。

気持ちいい霧氷の林を進む(写真=高野邦夫)

放山への稜線を行く(写真=高野邦夫)

3月6日、快晴

快晴の放山には霧氷の花が咲き、新雪にも感激しました。春はスキーヤーやスノーボーダーが登り、景色を楽しむとあちこちへ滑っていきます。山頂で会ったふたりの女性は、昼食後に糸魚川の笹倉温泉目掛けて颯爽と下って行きました。この山は登山者だけでなく、スキーヤー、スノーボーダーにも人気の山です。

山頂からは360度の展望を楽しむことができ、日本百名山の火打山や、日本海を望むことができます。また、温泉が山の東側と西側にあるので、絶景と下山後の温泉という二重の楽しみがあります。

帰路はパウダースノーの樹林帯を、慎重にシャルマン火打スキー場まで下りました。

(高野邦夫/新潟県/66歳/よく行く山:頸城山塊、北アルプスなど)

群馬県・芳ヶ平

ショップ主催のバックカントリーツアーへ。

渋峠国道最高点から白根山麓の湯釜を望む(写真=小椋将二朗)

3月7日~8日、7日曇り時々晴れ、8日曇り

初日は横手山スキー場リフト2本を乗り継ぎ横手山山頂へ。渋峠方面へ滑り、日本国道最高点(2179m)に着きました。

ここから、雪崩の危険が少ない斜面を選び、芳ヶ平へ向けて滑り降ります。白根山の火山活動が活発化しているせいか、硫黄の臭いがかなりきつかったです。

途中にいい斜面があったので、1度だけ登り返してスキーを楽しんだ後、湿原を渡り芳ヶ平ヒュッテに到着。休憩を挟んで、今度は大平湿原方面へ滑走します。しかし気温が高く、ガスが出ていたので、途中で断念してヒュッテに登り返し、1日を終えました。

翌日もガスが晴れなかったので、ヒュッテ前でビーコン講習会。その後、芳ヶ平湿原を渡り、前日とほぼ同じルートで、渋峠を目指してシールで登ります。途中の斜面で、雪崩の危険を知るため「ショベルコンプレッションテスト」の講習も受講しました。

結局、ガスが晴れなかったのでスキー滑走は諦め、渋峠から横手山スキー場を下り、ツアーを終了しました。

(小椋将二朗/奈良県/50歳/よく行く山:生駒山)

北八ヶ岳・縞枯山

スケッチトレッキングで北八ヶ岳へ。

(スケッチ=江川 誠)

2月16日、晴れ

この日は大荒れをもたらした低気圧は東方海上に去り、その隙間に大陸の高気圧が腕を伸ばしてきた気圧配置でした。その腕は中部山岳に張り出して、好天が予想されます。

予想通りロープウェイの終着駅、坪庭は快晴無風。オオシラビソの大木の中、トレースはしっかりついて、スノーシュー2回目の私も安心して歩けます。

縞枯山荘は一度素通りしましたが、山小屋は絵になると思い直し、ザックから紙と鉛筆を出して描きました。

山頂ではじっくりと腰を落ち着けて、縞枯れを近景に中央アルプス、南八ヶ岳を2枚描きました。登山前にイメージしたのは青春時代に見た縞枯山の写真、その縞模様と青空のもと白く輝く樹氷原の絵です。その絵とは異なりましたが、美しい縞枯山山頂がありました。

帰路は樹氷にまで成長していませんが、下半分が氷雪に固められたオオシラビソを描き、私のスケッチトレッキングは終了しました。あとは自宅での彩色です。

(江川 誠/東京都/63歳/よく行く山:北アルプス)

八ヶ岳・編笠山

富士見高原スキー場よりピストン。

編笠山山頂より、権現岳、赤岳、阿弥陀岳を望む(写真=西脇克幸)

春の空気が漂う甲府盆地、その奥に富士山を望む(写真=西脇克幸)

3月2日、晴れ

八ヶ岳最南端の編笠山に登りました。低気圧通過後の快晴でしたが西風が強く、風は冷たかったです。

富士見高原スキー場の最上部からスタートし、次第に斜度を増していく樹林帯を登ります。積雪は多く、スノーシューを履いて登りました。森林限界直下でアイゼンに履き替えましたが、さらに積雪が多くなり、低い枝をくぐりながらラッセルしつつ登ります。

森林限界を超えると大展望が広がりました。約4時間で到着した山頂からは、八ヶ岳の主な峰々が勢揃いする素晴らしい眺めが楽しめましたが、風が冷たく、早々に下山を開始しました。甲府盆地の向こうに少し春霞のような富士山も望めました。日差しは強く、春の近いことを感じさせます。

気温が上がったようで、下りてきた駐車場はすっかり雪が溶けていました。青年小屋から西岳へ周回する予定でしたが、積雪の多さに思ったより時間がかかり、山頂往復となりました。

(西脇克幸/静岡県/49歳/よく行く山:安倍山系、南アルプス南部)

丹沢・ミツバ岳~権現岳

ミツマタの甘い香りが漂う山を歩きました。

ミツバ岳のミツマタ(写真=木野光一郎)

3月5日、快晴

むかし、小田原にあった造幣局へ納めるためにミツマタを育てたと言われるミツバ岳のミツマタですが、今やすっかり鑑賞対象になり、今月の週末は多くの登山者で賑わうことでしょう。今年もたくさん花が咲き始めているので4月初旬まで楽しめると思います。

ミツバ岳から権現岳への道には標識がなく、たまにリボンと赤丸があるのみ。それより、神奈川県の「水源の森林」と書かれた赤白のポールの方が頼りになりました。二等三角点のある権現岳から丹沢湖への下りは急坂が多く、初心者や大人数のグループには向きません。また、二本杉峠経由で細川橋への道は崩壊地のそばを通る箇所があるので要注意です。

(木野光一郎/神奈川県/78歳/よく行く山:丹沢、中央沿線の山など)

※編集部注:ミツバ岳から権現岳へ向かうルートは一般登山道ではありません。初心者だけで安易に入ることのないよう注意してください。

福井県・荒島岳

絶景広がる展望に大満足の山行。

雲海の中に浮かぶ白山。中荒島岳より(写真=栗原隆一)

快晴となった荒島岳山頂付近(写真=栗原隆一)

3月8日、曇り、山頂付近のみ晴れ

春の到来が待ち遠しい3月初旬、まだまだ雪の残る福井県は荒島岳へと行ってきました。

天気予報は晴れでしたが、ガスで真っ白の中、カドハラスキー場跡をスタート。積雪は50cm程度ながら多くの登山者が入っており、アイゼンなしでトレースを辿ります。

しゃくなげ平に到着するも、真っ白のままで展望がききません。下山してくる方たちの「山頂は晴れているよ」の声を励みに歩を進めます。もちが壁を越え、中荒島岳の直下に来たところで、雲を突き抜けた感じになりました。振り返れば雲海の中に浮かぶ白山連峰、目指す荒島岳方面は快晴。頂上を目指す登山者が続きます。

中荒島岳から望む豪快な荒島岳の姿と、超絶景の展望に大満足な山行となりました。

(栗原隆一/大阪府/45歳/よく行く山:六甲山、白山、北アルプス)

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」応募要項

週刊ヤマケイの表紙は創刊以来、山岳フォトグラファーの菊池哲男さんの作品で構成してまいりましたが、4月から読者の皆さんの作品で構成します。ぜひあなたの力作をお送りください。

また読者の皆さんの登山レポートも募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート応募」とお書きください。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

登山口へのアプローチとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、日本アルプス各地や八ヶ岳などの主な登山口に早朝に到着することから、利用者が増え続けています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、登山装備の必須アイテムとして、ぜひご活用ください。各地の開山イベントなどに合わせた、とっておきの登山バスもご用意いたします。

なお、夏期(GW~11月)の毎日あるぺん号・さわやか信州号のスケジュールは3月下旬頃より順次発表させていただきます。

全国「山の日」フォーラム

3月28日~29日、東京国際フォーラムで開催

2016年より、国民の祝日「山の日」が施行されます。国土の約7割を山が占める日本。8月11日を「山の日」とすることで、改めて「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感樹する」ことを目指そうというものです。

全国「山の日」フォーラムは、大人から子どもまで、楽しみながら「山の日」を認識し、山への親しみと正しい理解を持っていただくためのイベントとして開催されます。

***

期日:3月28日(土)、29日(日)※入場無料

会場:東京国際フォーラム

開催時間:

28日(土)10:00~20:00※出展ブースは17:00まで

29日(日)10:00~18:00※出展ブースは17:00まで

地上広場や屋内ホール(D1、D5)にて、著名人のトークショーやシンポジウムなども開催されます(シンポジウムは要事前予約ですので、全国「山の日」フォーラムホームページの“コンベンションゾーン”をご覧ください)。

イベントの詳細、お申込書のダウンロードは、下記ホームページからご確認頂けます。

http://www.yamanohi.net/forum.php

打田鍈一さんと行く、群馬県上野村の山開き

4月19日、上野村を一望できる高反山へ

高反山は上野村を一望できる登りやすい山。頂上直下に急なところがあります(写真=打田鍈一)

週刊ヤマケイでもおなじみの山歩きライター、打田鍈一さんと行く山開きイベントが群馬県上野村で開催されます。村の魅力をたっぷり味わえる前泊プランもありますので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

***

日時:4月19日(日)9:00森の体験館集合/7:40にJR高崎駅東口1F交番前より無料送迎あり(要予約)

参加費:3500円(お弁当、保険料込み)

定員:80名(申し込み先着順で締切)

コース:3つのレベルにチームを分けます。のんびりチーム(足が弱いけど歩きたい人向き)、登頂チーム(一般向き)、物好きチーム(スリルを求める人向き)がありますので、予約時に選んでください。

***

前泊プラン:4月18日から上野村に泊まるプランもあります。温泉に入ったり、夜は打田鍈一さんを囲んでの懇親会も。前泊プランの参加費は12,000円です(宿泊代、山登り参加費込み)。

やまどうぐレンタル屋、シーズンレンタルを開始

夏山シーズンを通して、登山用具を借りっぱなしにできる新サービス

日本最大級の登山道具宅配レンタルサービス「やまどうぐレンタル屋」は、これまでの1泊2日、2泊3日レンタルに加え、新たに夏山シーズンを通して借りっぱなしにできるシーズンレンタルを開始。

これは4月1日以降であれば、好きな時からレンタルをスタート、10月31日までの好きな日に返却できるもの。何度使っても同一料金で、レンタル中は1度だけ無料でサイズ交換もできます。

また通常レンタルをした人が、「これからも登山を続けたい」と考えた時に、差額を支払えばシーズンレンタルに移行も可能です。

気になる料金は、フルサポート12点セット(雨具、ショートスパッツ、靴、ザック、防寒着、ストック、ヘッドランプ、トレッキングパンツ、着圧タイツ、防滴手袋、帽子、ヒザサポーター・片ヒザ用)が、1泊2日価格は19,800円、シーズンレンタルは36,450円となっています。

ほかにも「ゴア雨具指定セット」や「6点セット」、「3点セット」などもあります。

「友人が山を始めたいと言っているけど、道具を一度に揃えられない」「家族を山に誘いたいけど、道具がない」というお悩みを抱えている方は、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか?

みんなあつまれ! なすかし雪遊び隊2015

3月26日、27日、小学生の雪遊びイベントを1泊2日で開催

スノーシューなども体験できます

日本山岳協会ジュニア・普及委員会と、栃木県山岳連盟の主催で開催されます。

残雪と青空が輝き、木々の芽吹きも見られる春に、那須高原で雪遊びを体験してみませんか。

***

期日:3月27日(金)~28日(土)

場所:国立那須甲子青少年自然の家

内容:かまくら作り、スノーシュー体験、そり遊び、動物の足跡さがし、雪上ゲーム、お楽しみ会など

募集:小学1年生~4年生 20名(先着順)

参加費:1人4,000円(保険料、宿泊食事1泊4食)

申込み先:日本山岳協会事務局

FAX:03-3481-2395

備考:東京からの送迎バス有り(往復1人6,000円)

詳細は下記URLにて。

http://www.jma-sangaku.or.jp/tozan/youth/cat198/

三重県いなべ市フェア

3月20日~22日、東京日本橋で開催

鈴鹿のなかでも花の名山として全国的に有名な藤原岳

春夏秋冬、多彩な表情を見せる鈴鹿の山々。三重県いなべ市には藤原岳、竜ヶ岳など、鈴鹿を代表する名峰がそびえています。

この3月20日~22日の3日間、東京日本橋にある三重テラスで、そんないなべ市の魅力を伝える「いなべ市フェア」が開催。気になるプログラムは「鈴鹿セブンマウンテン」の写真展をはじめ、西日本屈指の人気キャンプ場「青川峡キャンピングパーク」のネイチャークラフト教室やいなべ市在住の人気彫刻家「はしもとみお」によるワークショップなどなど。いなべ市の自然とアウトドアに触れてみませんか? 入場料は無料です(一部ワークショップのみ有料)。

***

日時:3月20日(金)~22日(日)/20日18:00~20:00、21日、22日10:00~17:00

会場:三重テラス

東京都中央区日本橋室町2-4-1 浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」2F

(東京メトロ「三越前駅」直結、JR総武線「新日本橋駅」直結)

山の知識検定

Q:残雪期に見られる雪形の中で、武田家の家紋の『四ツ割菱』模様が浮き出る北アルプスの山を次の中から選びなさい。

・常念岳

・白馬岳

・五竜岳

・蝶ヶ岳

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:残雪期に見られる雪形の中で、武田家の家紋の『四ツ割菱』模様が浮き出る北アルプスの山を次の中から選びなさい。

・常念岳

・白馬岳

・五竜岳

・蝶ヶ岳

A:五竜岳

五竜岳山頂に現われる雪形で、5月中旬まで比較的長い期間見ることができる。

五竜岳は、古く越中側では餓鬼ヶ岳と呼ばれていたことが記されている。一方、信州側ではこの地域が戦国時代に武田氏の版図にあり、「菱型」の雪形が武田家の紋章に通じることから、「ごりょう」と呼び、「ごりゅう」に転訛したという説もある。

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

『山と溪谷4月号』

全登山者共通の心配事、それは……

今回の特集は「登山者の悩み みんなの膝痛解決します!」。昨今、多くの登山者が「膝の痛み」に悩んでいます。そこで今回は膝痛になる前にできる「予防」と、痛めてからでも可能な「対処」の2つの面から悩みを解消していきます。予防の鍵としての体づくり、痛みを防ぐスペシャルギア、レベル別・山での対処法、そしてサプリメントや治療法についても紹介します。第2特集は「登れ、マッターホルン」。アルプスの象徴、マッターホルンを本場ガイドの薫陶を受けながら登ったルポです。

https://www.yamakei.co.jp/products/2814900960.html

●発売日:2015年3月14日/ページ数:208ページ/判型:A4変形判/販売価格:952円+税

2015年2月~3月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『山岳雪崩大全』 2/2 1,980円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 千葉県の山』 2/2 1,900円+税
『くらべてわかる 野鳥』 2/6 1,600円+税
『くらべてわかる 淡水魚』 2/6 1,600円+税
『屋久島ブック2015』 2/13 1,000円+税
『山と溪谷3月号』 2/14 952円+税
ヤマケイ新書『もう道に迷わない-道迷いを防ぐ登山技術-』 2/20 800円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 三重県の山』 2/20 1,900円+税
ヤマケイ新書『山岳遭難の教訓-実例に学ぶ生還の条件-』 2/20 800円+税
『犬の介護に役立つ本』 2/21 1,200円+税
『関西トレイルランニングコースガイド』 2/21 1,800円+税
DVDブック『だれでもできる楊名時太極拳』 2/21 1,800円+税
『絶滅危惧植物図鑑 レッドデータプランツ 増補改訂新版』 3/3 8,800円+税
『新版 誰でもできる自転車メンテナンス』 3/4 1,000円+税
『ROCK&SNOW 067 春号2015』 3/6 1,333円+税
『ワンダーフォーゲル4月号』 3/10 926円+税
ヤマケイ新書『現代ヒマラヤ登攀史』 3/12 880円+税
新・分県登山ガイド『改訂新版 神奈川県の山』 3/21 1,900円+税
『YAMAKEI CREATIVE SELECTION Pioneer Books Homesick』 3/27 3,300円+税
『YAMAKEI CREATIVE SELECTION Pioneer Books 老夫婦だけで歩いたアルプス ハイキング―氷河の地形と自然・人・村―』 3/27 2,700円+税


アルパインツアーサービスからのお知らせ

【国内】山男塾・第六期募集開始!「丹沢・表尾根から塔ノ岳」日帰り

ヤマケイ登山教室


山男塾は、一人前の山男を目指す男子限定の登山教室です。第六期を迎えた2015年度は、必須のスキルを着実に磨けるようにカリキュラムを見直しました。六期生として新しくご参加される方はもちろん、これまでに山男塾を修了した方も復習のために各講座へ参加可能です。

興味のある方は初回4/4(土)のオリエンテーション登山(丹沢・表尾根から塔ノ岳)へご参加ください。初回のオリエンテーション登山には、特別な装備は必要ありません。川名講師といっしょに歩くことで山男塾の雰囲気を感じていただき、スタッフからは六期のカリキュラムや講習内容、今後必要となる装備などをご案内します。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=146960

4月以降の予定

*5/30(土)~5/31(日)講習項目(1)地図読み講習と歩行技術 登山技術基礎講習会2日間

*6/27(土)~6/28(日)講習項目(2)セルフレスキュー講習とリスクマネジメント 登山技術基礎講習会2日間

*7/25(土)~7/26(日)講習項目(3)ロープワーク講習と確保技術基礎 登山技術基礎講習会2日間

*8/8(土)~8/10(月)実践登山(1)森林限界を超える縦走登山 南八ヶ岳縦走3日間

*9/11(金)~9/13(日)実践登山(2)森林限界を超える縦走登山 南アルプス・白根三山縦走3日間

http://bit.ly/18zm7Fu

日程 4月4日(土)
集合 ヤビツ峠バス停前(9:15)
行程 ヤビツ峠(761m)~三ノ塔~塔ノ岳(1491m)~大倉バス停(285m)解散予定19:00
歩行時間:約8時間
登山レベル 4(10~12kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で登れる体力が必要です)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急があり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部にクサリ場やハシゴ、それに匹敵する箇所がある)
参加費 8,000円
講師 川名 匡(山岳ガイド)

【国内】女子・中級登山講座(1)「宇都宮・古賀志山」日帰り/(2)「寂ショウ尾根から滝子山」日帰り

ヤマケイ登山教室

高みを目指す女性のための登山教室。登山経験が3年程度で50代までの中級者が対象です。

この講座では実際の山行と現場での講習を通じて、登山の総合力を磨きます。縦走路、岩稜帯、沢筋など、シリーズを通じて様々なシチュエーションを経験できるよう、コースをセレクトしました。

受講希望の方は、まず4月のオリエンテーション登山(18日または19日)にご参加ください。7月以降のコースへ初参加される方は、登山経歴などをお伺いいたします。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=146944

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=146945

日程 (1)4月18日(土)(2)4月19日(日)
集合 (1)東武日光線・新鹿沼駅改札前(9:10)
(2)JR中央線・笹子駅改札前(8:40)
行程 (1)新鹿沼駅(バス)宇都宮森林公園(220m)~東稜~御岳山~古賀志山(583m)~中尾根~宇都宮森林公園=(バス)=新鹿沼駅【解散】17:00〜19:00(予定)
歩行時間:約5時間
(2)笹子駅(600m)~寂ショウ尾根~滝子山(1620m)~初狩駅(450m)【解散】16:00〜18:00(予定)
歩行時間:約6時間30分
体力レベル (1)3(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です)
(2)4(10~12kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です)
難易度 各4(往復、周回、縦走コース。登山道はやや明瞭を欠く部分があり、緩急が大きく、幅員も小さく、一部にハシゴやクサリ場、それに匹敵する箇所がある。転滑落の危険個所が多い)
参加費 (1)10,800円(2)8,800円
講師 阿波 徹(山岳ガイド)

【机上講習会】山岳気象基礎編(1)「山岳気象の三要素」

ヤマケイ登山教室

山の天気はめまぐるしく変わります。気象の変化は、時として登山者に激しく襲いかかったり、またある時には幻想的な光景を作りだしたりもします。この机上講座では、気象変化のメカニズムや季節ごとの典型パターンなどを体系的に学びます。今回のテーマは「山岳気象の三要素」です。

参考書『山岳気象大全』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1595

開催日 4月6日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)*会場が変更になる可能性があります。
時間 19:00~20:30
定員 45名
受講料 2,000円
講師 猪熊隆之(山岳気象予報士)
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、前田哲、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。