ツイート

ごあいさつ

『週刊ヤマケイ』編集長 久保田賢次

まずもって、この度、ネパールの地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。私たち山を愛する者にとって、とてもご縁の深い地で発生してしまった大惨事に、言葉もありません。

***

2012年7月19日、創刊準備号をお届けしまして以来、2年9ヶ月の歳月が流れました。今号を持ちまして、長らくお世話になりました『週刊ヤマケイ』を離れることになります。

皆様のお力添えとご愛顧に、あらためて感謝申し上げます。

4度の準備号、137号の通常号、そして10回の特別号と、合わせて151号のひとつひとつの表紙や内容が、一山一山、瞼に蘇ってまいります。

ご寄稿、ご投稿につきましては、550人の全国各地の皆様のお世話になりました。

次号より電子出版推進室の勝峰富雄が編集長を務め、創刊から皆様にお世話になってまいりました佐々木 惣が今後も続投いたします。

かえりみますれば、創刊に当たっては、このような言葉を記させていただきました。

***

山登りをする人が、互いに道を譲り合いながら、「こんにちは」と交わす自然なあいさつ。

『週刊ヤマケイ』は、そんな心と心の触れ合いを、仲立ちできる媒体であり続けることをめざします。

下山する人は、これから登る人に、「気をつけて行ってらっしゃい」、「頂上はすばらしい景色ですよ」などとねぎらいます。声をかけられた人は「お疲れ様でした」、「よかったですね」と登頂の喜びを分かち合う。

山を愛する人、自然が好きな人の心をつなぐ「無償の贈り物」。情報をご提供いただくかたもボランティア、もちろん配信も無料です。

そして、もっともっとその輪が大きく広がり、自然を見つめ、大地の息吹きを感じるみなさまの思いが、日本全国、さらには地球規模で深まること。それが、私たちの願いです。

***

この願いがどこまで達成できたのか、『週刊ヤマケイ』が登山界にどれだけ貢献できているのかと問われれば、自信はありませんが、4万人を超える方々が、この電子雑誌にご登録いただき、毎週木曜日12:00の配信を、心待ちにしてくださっていることを思いますと、少しはお役にたてたのかも知れないと安堵しております。

今後は本誌でも関連コーナーを設けております「日本山岳遺産基金」や、この4月に創設されました「ヤマケイ登山総合研究所」の仕事に邁進してまいります。

また、毎週、皆様がお届けくださいますお写真や記事を拝見し、「山国ニッポン」には、本当に沢山の豊かな山々や自然があることに、あらためて気づかされました。登山人生40年。大好きな山を職業とすることも許され、せっかくの機会をいただきましたのに、まだまだ、訪れたことのない場所が多々あることにも深く恥じ入ります。

今後も休暇などを活用し、山名辞典などから調べ上げた日本全国2万5000山の峰々の全ての頂から風景を眺めることと、以前、月刊『山と溪谷』編集部を離れます際にも、皆様にお誓い申し上げました、「日本全国ごみ拾い登山」を、生涯の目標として取り組んでまいります。

電子の力で時空を超えてお会いすることが叶いました皆様方とも、いつの日か、どこかの頂で、実際にお会いできますことを夢見て、今後も山に登り続け、山の話題をお伝えしていきたく思っております。

引き続き、『週刊ヤマケイ』をよろしくお願いいたします。そして、皆様の周囲の山好き、自然好きの方々に、ぜひ、このメディアのことをお伝えください。

今、その瞬間、山の現場にいらして、景色を眺め、風を感じ、鳥の囀りを聞き、母なる樹林や可憐な高嶺の花々に感動し、心身の躍動や血潮の高鳴りを実感していらっしゃる皆様方こそが、この『週刊ヤマケイ』の主役です。

皆様からいただけます新鮮な情報こそが、この電子雑誌の生命です。今後もご愛読、ご投稿をよろしくお願いいたします。

皆様、ほんとうにありがとうございました。心より感謝申し上げます。

ネパール地震に対する寄付窓口情報

日本赤十字社、モンベル、ヤフージャパンほか

すでにニュースなどで報道されておりますが、4月25日にカトマンズ付近を震源とするマグニチュード7.8の大きな地震が発生し、多くの犠牲者が出ています。

日本赤十字社は、ネパール赤十字社と国際赤十字・赤新月社連盟が実施する救援活動を支援するため、救援金を受け付けています。

受付期間は7月31日まで。

ゆうちょ銀行・郵便局、銀行振り込みのほか、クレジットカードやコンビニの情報端末、インターネットでの寄付も受け付けています。

詳細は下記URLをご参照ください。

http://www.jrc.or.jp/contribute/help/2015_1/

***

モンベルのアウトドア義援隊も援助金の受け付けを開始しました。今後、カトマンズにあるモンベルストアのスタッフと連絡をとりあい、最適な援助を行なっていく予定とのことです。

銀行振り込みのほか、モンベルクラブのポイント寄付も受け付けております。またモンベルストアの店頭でも近日中に受け付けを開始する予定とのこと(一部店舗を除きます)。

詳細は下記URLをご参照ください。

http://about.montbell.jp/release/disp.php?infomation_id=278

***

またヤフージャパンも募金窓口を開設しました。インターネットからの申し込みのみですが、ユーザーの寄付額と同額をヤフージャパンも寄付する仕組みになっています。つまり1000円寄付すると、2000円が日本赤十字社など支援活動を行なう団体に寄付されます。詳細は下記URLをご覧ください。

http://donation.yahoo.co.jp/detail/1630016/

***

また、日本山岳協会、日本勤労者山岳連盟、日本山岳会等の山岳関係諸団体も、募金の具体的な内容を検討中です。今後、各団体のホームページなどで発表されるリリースをご確認ください。

江川 誠さん

山行の思い出を絵画で表現。

爺ヶ岳方面から鹿島槍ヶ岳、冷池山荘を望む

剱・立山連峰と種池山荘を背に

東京調布市の江川誠さんから『週刊ヤマケイ』にお寄せいただける山行記には、いつも情緒あふれる絵が添えられています。山の思い出を写真に残す人、短歌や俳句に綴る人と、さまざまな方がいらっしゃいますが、今週は江川さんに絵の魅力を聞きました。

(聞き手=久保田賢次/『週刊ヤマケイ』編集長)

--------------------------------

久保田:いつも、情景がほのぼのと表現された絵を添えていただきまして、ありがとうございます。江川さんが山で描かれるきっかけは、どんなことからでしたのですか。私どもとのお付き合いの始まりは、月刊『山と溪谷』に読者紀行文をお寄せいただいてからとうかがいましたが。

江川:本格的に山で描き始めたのは、30年ほど前に石川貞昭さんという方に出会ってからです。氏は会社の重役をしながら、ご家族で山に登り絵を描いて、『山と溪谷』に毎月絵と文を寄稿し、それを1冊の本にした方でした。

私は石川さんに「どうやって、こんなに上手く描けるのですか」とお聞きしたことがあります。氏は「何事も、トライだよ」と答えてくださり、その言葉がきっかけで山に行き、絵を描き始めました。

***

久保田:石川貞昭さんは、私もご挨拶させていただいたことがありましたが、日航機の御巣鷹山の事故で亡くなられた『子連れ山旅日記』(小社刊)の著者の方ですよね。

江川:はい、石川さんとは「山小屋を作ろう会」という異業種交流会でお会いしました。毎月1回、笹子の山の中で、様々な年齢の人々が集まって夜遅くまで語り明かし、翌日早朝から土木・大工作業をするという会でした。

私は氏の話に感銘を受け、お礼状を出したことがあります。そうしたら間髪を置かず、なんと出張先のドイツで書いてくれた手紙が届いたのです。忙しい仕事をしながら、私に手紙を書いてくれたことに、とても感動したことを思い出します。

***

久保田:これから、山で絵を描きたいという人に、アドバイスなどいただけますか。

江川:やはり、まず「トライ!」ですね。そして絵を描くエネルギーは、感動です。山を見て花を見て、美しいと思ったその気持ちを描いてみるのです。上手に描こうとする必要はありません。

ひとつ秘密の方法があります。少し高価な額に入れてみることです。そうすると、自分で描いたとは思えぬほど、上手な絵に見えてきますよ。

道東・雌阿寒岳

暴風吹く中、ツェルトをかぶって朝日を待つ。

雌阿寒岳頂上より雄阿寒岳方面から登る太陽(写真=谷水 亨)

下山後オンネトー湖から見た雌阿寒岳と阿寒富士(写真=谷水 亨)

4月22日、晴れ、トレース無し

雌阿寒岳からの朝日が見たくて、仲間とふたりで出掛けました。夜中の1時30分頃に出発、野中温泉登山口から雪面が固かったのでツボ足で登りましたが、森林限界付近でアイゼンを装着。満点の星空が綺麗でしたが、風が音を立てています。時折、岩場の夏道も顔を出していましたが、ハイマツを避けて残雪を辿りながら登りました。

予想通り9合目から暴風となり、雌阿寒岳特有の砂混じりの風が肌に突き刺さります。そんな中、ツェルトをかぶりながら30分程日の出を待ちましたが、霞がかかっており太陽が出てきません。しかし、更に10分過ぎると霞の影から真っ赤になった太陽が現われ、仲間と歓声を上げて堪能しました。

朝6時に下山しましたので日帰り温泉には入れず、開通したばかりのオンネトー湖野営地までドライブしていると、雌阿寒岳の頂上から太陽が顔を出し、二度も日の出を見ることができました。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

秋田県・羽後朝日岳

夏道のない和賀山塊の秘峰に登る。

沢尻岳と大荒沢岳の鞍部付近から見た羽後朝日岳(右)(写真=曽根田 卓)

羽後朝日岳山頂から志度内畚と、背後に秋田駒ヶ岳(左)、岩手山を望む(写真=曽根田 卓)

4月26日、晴れ

和賀山塊の北端に位置する羽後朝日岳(1376m)は夏道が存在しないため、無雪期に部名垂沢から沢登りで登られている山です。しかし、積雪期には岩手県側の西和賀町貝沢地区より、登山道が沢尻岳から大荒沢岳まで整備されているので、大荒沢岳から羽後朝日岳の約1km強の区間だけ雪を拾えば、技術的には簡単に山頂に立つことが可能です。

但し、大木ヶ原の本来の登山口に至る林道は雪に埋まり、片道約3.2kmの小沢の渡渉を含めた林道歩きが必要です。さらに、夏道のほとんどは残雪で寸断されていますので、ルートを的確に見つける技術が必要になってきます。歩行距離17km、累積標高差1400mと決して楽なコースではありません。また、大荒沢岳から羽後朝日岳の間の雪堤は随所にクラックが入っています。さらに、このところの高温でかなり雪解けが進んでいるため、このルートはGWを過ぎるとヤブが出て、走破するのが難しくなってくると予想できます。

とはいえ、たどり着いた山頂からは、北に秋田駒ヶ岳、岩手山、東に早池峰山、南に根菅岳と和賀岳、西に太平山、そして田沢湖を望む大展望が広がっていて、登った苦労に充分報いてくれることでしょう。

(文=曽根田 卓)

朝日連峰・小朝日岳

朝日連峰を見渡すことができる鋭峰へ。

古寺山から望む小朝日岳。右奥は大朝日岳(写真=佐藤 要)

小朝日岳から大朝日岳を望む。飯豊連峰が左に見えた(写真=佐藤 要)

4月25日~26日、快晴

小朝日岳は標高1647m。主稜線の山々に比べて標高は低いのですが、主稜から離れた所に聳える鋭峰であり、北から南まで連峰の全容を見渡すことが出来る展望台です。それに加えて、鳥海山、月山、蔵王連峰、吾妻連峰、飯豊連峰など360度、山形県内のほとんどの山を眺めることが出来ます。

アプローチの古寺林道の除雪が終わっていないので、25日は古寺集落から歩き始めました。道はまだ1mほどの雪の下。雪解け水で増水した古寺川に沿って歩き、営業前の古寺鉱泉朝陽館の裏手からブナ林に入り、雪の急斜面を登ります。ヒメコマツの大木が立ち並ぶ尾根に上がり、ハナヌキ峰を目指しました。尾根は次第に広くなり、ハナヌキ峰につながる平坦なブナ林の雪上にテントを張りました。

26日、夜明けと共に出発。雪庇の残骸を越えてハナヌキ峰に立ち、目の前に立ちはだかる古寺山の急な尾根を登ります。大きなブナの鞍部から標高差約300mを登り切ると、西に連峰の展望が開け、背後に大きな月山、その左に小さく鳥海山が見えました。小朝日岳まではあとひと息。クラックが複雑に入った雪庇の尾根を慎重に登り、小朝日岳に着きました。しばらく周囲の眺望を楽しんでいたら、霞が取れて大朝日岳の左に飯豊連峰が見えてきました。

(文=佐藤 要/「山歩きの雑記帳」編集人)

宮城県・青麻山

可愛らしいニリンソウの花道が出来上がっていました。

満開のニリンソウ(写真=福井美津江)

静かな山頂でした(写真=福井美津江)

4月27日、晴れ

下別当登山口から歩き始め、杉林を過ぎると登山道わきにニリンソウがたくさん咲いていました。そこにヤマブキの黄色もよく映えます。

次に現われたのはエンレイソウの群生です。山頂でお会いした方に白花もあると聞きましたが、帰りに見つけることはできませんでした。

花が徐々に少なくなり、登山道は息の切れる登りに。時折足を止め、美しい新緑と風に舞う山桜の花びらを楽しみます。

里山とはいえ上部はかなり急ですので、特に下山は滑らないように注意が必要でした。

(文=福井美津江)

北アルプス・剱御前小舎

雪の少なさに驚きました。

雪の少ない剱岳。見ていると、山頂からスキー滑降した3人組が居て驚かされた(写真=松原貴代司)

立山三山。稜線には殆ど雪は無い様だ(写真=松原貴代司)

4月24日~27日、晴れ

山岳写真同人四季の仲間と、剱御前小舎明けを待ち恒例の撮影山行に行って来ました。

4日間とも快晴に恵まれましたが、驚いたことは稜線の積雪が極端に少なく、例年の6月初めの状態の様に感じました。小舎から別山までの稜線には夏道が出ていましたが、別山山頂東側のザラメ状の雪面は見事で、空気の澄みきった26日早朝の撮影は存分に楽しめました。尚、剱御前小舎は、今年は6月1日から6月26日までは一時閉館の予定だそうです。

また、扇沢~室堂~立山間の路線が台湾や中国、タイ等からのお客様で大混雑していました。おそらく、室堂の積雪見物が観光ルートに入れられたものと思われますが、お昼前くらいから夕方までの間、同路線を利用する人は時間的に余裕を持った計画を立てる必要がありそうです。

(文=松原貴代司/山岳写真同人四季)

北アルプス・立山

最高の天気の下、バックカントリーを満喫。

龍王岳方面への登りは一部雪が融けています(写真=川崎拓兵)

御山谷を大岩まで滑降する筆者(写真=杉本充)

4月21日~22日、晴れ

4月半ばを過ぎて、GW目前の時期になると立山黒部アルペンルートが開通します。今年は北陸新幹線が開通し、富山周辺へのアプローチ時間が短縮されました。雪の立山はとても美しく、とにかく一見の価値有りです。

この日は昼ごろ室堂に到着。室堂山荘に向かい、今回のメンバーと合流しました。目前の浄土山にハイクアップして、まずは一本滑ります。上まで登ると室堂の景色がとても良いです。雪質は前日までの雨でいまひとつでした。

2日目は一の越に上がり龍王岳へ。雪が融けてハイマツが顔を出しています。後ろを見ると雄山への登山道はすでに雪がなく、夏道が出ていました。雪解けは早いようです。御山谷は雪質良好で、快適な滑降が楽しめました。天気も良く、半袖で一の越まで登り返し、山崎カール下部までトラバースします。さらにロウソク岩まで登ってから、一気に室堂山荘まで滑降しました。

天候や積雪のコンディションが良ければ最高に楽しめる立山エリアですが、天気が一変し、ホワイトアウトや雪崩のリスクが高まることもあります。十分に注意してください。

(文=川崎拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

八ヶ岳・にゅう

踏み抜きや雪による倒木などに注意してください。

青苔荘~ニュウ分岐にて。踏み抜くと結構潜る(写真=中村重明)

にゅう山頂より、硫黄岳、西天狗岳を望む(写真=中村重明)

4月25日、晴れ

4月23日に冬季通行止めが解除になったばかりの国道299号線(メルヘン街道)で白駒池駐車場までマイカーで行き、そこからにゅうを往復して来ました。

車道は完全に乾いていて、ノーマルタイヤでも問題無い状態でしたが、登山口の道路わきには数十cmの積雪があったので、6本爪アイゼンを装着して歩き始めました。

ルートはかなり踏み固められていて、それほど踏み抜きは多くなかったものの、踏み抜くとヒザ上程度まで、一部では腰近くまで足が潜ってしまいました。携行したワカンを着けるほどではありませんでしたが、ストックは重宝しました。

進行方向には布やテープ、ロープ、道標が随所にあり、トレースもそこそこあるため概ね明瞭でしたが、何ヶ所か進行方向に迷う箇所がありました。また、ルート上には雪による倒木や折れ枝がかなり多く、歩きにくい部分も結構ありました。

見込んでいたよりも苦戦しつつ2時間強かかってにゅうの山頂に到着。少し霞んで富士山までは望めなかったものの、天狗岳や硫黄岳の雄姿、北八ヶ岳の樹林帯などの素晴らしい展望を得ることができました。

(文=中村重明)

西上州・烏帽子岳

ひとつばな(アカヤシオ)と岩稜を楽しめる山。

ひとつばな(アカヤシオ)の花(写真=畠山茂信)

登山口付近のカタクリ(写真=畠山茂信)

4月23日、晴れ

烏帽子岳に行きました。手前の三ッ岩岳登山口は平日ながら多くの登山者で賑っていましたが、反対側の烏帽子岳は人が少なく静かで、まだ五分咲きほどのひとつばなを存分に楽しめました。多分ゴールデンウィーク辺りには満開になるでしょう。

烏帽子岳からシラケ山までは巻道もありますが、今回は尾根伝いに岩稜を行きました。痩せ尾根ですが岩は少なく、さほど難しくはありません。見晴らしは大変良く、360度の展望がずっと楽しめます。

帰路に通ったニリンソウ群生地では、まだ時期は早いものの既に咲いている株があり、思いがけず素敵な花を楽しめました。登山口近くでは数輪のカタクリが咲いていました。

(文=畠山茂信)

外秩父・蓑山~権田山

関東の吉野山とも称される桜の山を歩く。

蓑山・花の森から満開の八重桜越しに登谷山方面を望む(写真=石丸哲也)

不動寺の桜、喫茶店・山草のタラの芽の天ぷら、ヤマツツジ(写真=石丸哲也)

4月25日、晴れ

近郊の低山も新緑が鮮やかになる4月下旬は、サトザクラ系の八重桜の花が見ごろになります。そこで蓑山と長瀞・不動寺の桜を観賞してきました。

蓑山は全山で8000本という桜が植えられ「関東の吉野山」とも称される桜の山。とりわけ山頂直下の「花の森」にはさまざまな八重桜が植えられ、展望にも恵まれています。不動寺は通り抜けと呼ばれる桜が名所になっていて、こちらも八重桜が多く植えられています。

どちらも秩父鉄道の駅が起点となり、不動寺へは長瀞駅、蓑山は親鼻駅、皆野駅、和銅黒谷駅が最寄りです。今回は和銅黒谷駅から蓑山に登り、親鼻駅に下りた後、国道140号を少し歩いて、上長瀞駅の西側から権田山に登って不動寺に出ました。八重桜はどちらも見ごろで、ヤマザクラも咲き残っていました。ほかにもヤマブキ、フデリンドウ、ミツバツチグリなど春の花がたくさん咲いていて、ヤマツツジも咲き始めていました。ヤマツツジは4月末から5月初めくらいが見ごろと思います。

今回は里道でヨモギ、タンポポ、ヒメジョオンなどの野草を摘み、花の森のランチタイムで天ぷらにしていただきました。いずれも雑草なので、山菜採りのように地元に迷惑をかけたり、自然を傷めたりするおそれがなく、春の息吹をいただくことができました。

不動寺から長瀞駅へ向かう宝登山表参道で喫茶店・山草に立ち寄り、ツクシのスープパスタ、タラの芽の天ぷらなど、ここでも春の幸をいただいて帰路に着きました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

秩父・破風山

ヤマツツジの花が満開のご当地アルプスへ。

新緑に包まれた歩きやすい登山道(写真=木元康晴)

破風山頂上のヤマツツジは満開でした(写真=木元康晴)

4月26日、晴れ

地元皆野町がPRに力を注いでいる、秩父盆地の北寄りに位置する破風山に行ってきました。たくさんの登山道がある山ですが、今回目指したのは、東側の大渕登山口からスタートし、西側の大前集落を経由して下山する、「皆野アルプス」として設定されたコースです。

皆野駅からは案内標識を確かめつつ、車道を20分ほど歩いて大渕登山口へ。登山道の出だしは急ですが、尾根に出てからは程よいアップダウンが続き、爽やかな新緑の中を足取り軽やかに歩きました。

コース上に点在する、前原岩稜や鞍掛山などの岩場はいずれも難なく通過。ただし大前山から下るクサリ場は急で長いため、慎重に進みました。

またこの山で人気の高いミツバツツジやヒカゲツツジの花は、すでに散りかけていましたが、ヤマツツジはちょうど満開。もうしばらくは、美しい色合いを楽しむことができそうです。

(文=木元康晴/登山ガイド)

琵琶湖・沖島

淡水湖の離島ハイキングと春を楽しむ。

ホオジロ広場から湖北方面、コナラの新緑が花のようです(写真=大津洋介)

咲き始めたモチツツジ(写真=大津洋介)

4月23日、晴れ

琵琶湖に浮かぶ沖島は我が国でただひとつの湖の有人島です。人口は300名程度、最高峰は標高220.2mの尾山で、島の背骨を縦断するハイキング道があります。近江八幡駅より近江鉄道バスか、あかこんバス(市民バス)で堀切港まで40分、そこから船で15分程度で沖島漁港に到着です。

港からコミュニティセンター横の軒を重ねるような細い道を辿り、ハイキング道に入りました。漁港の家々の屋根と対岸の奥島山、遠く三上山(近江富士)を望みながら、お墓の中の道を登ります。森に入ると急登になりますが、少しの我慢。やがて、平らなお花見広場に到着します。ここにはサクラが植栽され、島の人たちのお花見の場所になっています。

ここからは緩やかな道を落葉広葉樹の新緑やミツバツツジ、咲き始めたヤマツツジ、モチツツジを楽しみながら歩けば、島の真ん中ホオジロ広場です。枝にブランコがかけられており、そこに座ると春霞に霞んだ湖北方面が望めました。

少し歩いて沖島最高地点・尾山に到着。ここは見晴らし広場と呼ばれているところで、湖東方面の展望が広がります。南に続く踏み跡に入ると三角点があり、そのまま踏み跡を南へ下りました。この踏み跡は途中でわからなくなるところがあり、注意が必要です。下りたところは杉谷浜、ここから湖岸の小さな畑や小学校を通り、沖島漁港に帰り着きました。

のんびり歩いて3時間程度のハイキングでしたが、湖の島の自然と春を十分に楽しむことができました。

(文=大津洋介/無名山塾・こぐま自然クラブ)

奈良県・果無山

熊野古道のひとつ、小辺路を歩きました。

果無集落はまるで山上の桃源郷のようなところ(写真=山口敬二)

果無峠からは新緑からこぼれる光の古道を歩く(写真=山口敬二)

4月25日、晴れ

世界文化遺産の熊野古道は熊野三山に通じる参詣道の総称ですが、その古道のひとつ、小辺路(こへち)を果無(はてなし)集落から果無峠を越えて八木尾まで歩いてきました。小辺路はどこまでも連なる山々を連想させるような「果無」という呼称にも象徴される山深い修験の道で、聖地・高野山と熊野本宮大社を結ぶ信仰の道なのです。

バスを下り、杉林の石畳の道を30分ほど登ると「天空の郷」と呼ばれる果無集落にたどり着きます。高台の水田の向こうには、山々を抱くのどかな風景が広がっていました。路傍に順次現れる三十三観音に見守られながら歩く古道は、苔むす石畳の道であったり、木漏れ日溢れる新緑の道だったりと、魅力たっぷりです。

果無集落からは2時間ほどの樹林の登りですが、途中の天水田跡から果無の山々を望んだり、果無観音堂からの登りでは大峰奥駈道の釈迦ヶ岳が望めたりと眺望も楽しめます。

やがて果無山脈東端の果無峠にたどり着きます。ここで荷物をデポして、西に5分ほど上がった果無山(1114m)に登りました。心地よいそよ風を受けてひと息いれると、今度は果無峠から国道168号線の八木尾まで2時間の長い下り道です。

尾根に敷かれた古道に落ちる木漏れ日が美しく、心地よい山歩きが楽しめます。次々に現れる観音石仏にいざなわれるように急坂を下ると、やがて眼下には熊野川が望め、本宮町の町並みも見えてきました。最後は民家の庭先から八木尾のバス停に下り立つと、晴れ渡る青空をバックに十津川村の山々が綺麗な緑を湛えていました。

(文=山口敬二)

鳥取県・久松山~摩尼山

鳥取城址の久松山から縦走しました。

鳥取城本丸跡からの眺望、鳥取砂丘も眼下に小さい(写真=舩越 仁)

摩尼寺奥の院遺跡の巨巌わきを登る(写真=舩越 仁)

4月23日、晴れ

久松山は県庁や文化施設が隣接する鳥取市街地の要です。本丸跡がその頂上で263mもあり、石段の幅も高さも通常以上で、まさに急登の要塞です。市民憩いの山と云うよりはトレーニングの山と云えるでしょう。頂上からは湖山池から鳥取砂丘まで、日本海を背景にする鳥取市街地を見下ろすことが出来ました。

今回は歩き易い中国自然歩道で、摩尼山を目指します。足元には、花も背丈も元気で大きいイカリソウの花が今を盛りと咲いて、新緑も風に揺れていました。一旦谷へ下って、ジグザグに上り返します。摩尼寺奥の院跡の岩窟台地で休憩後、岩を巻くようにして最後の登りです。その後、摩尼寺へ下りました。

このコースは木陰の多い涼しい縦走コースとしてお勧めです。平均年齢71歳が長い隊列でゆっくり歩き、たっぷりの休憩時間を入れて5時間半の行程でした。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

福岡佐賀県境・井原山

ミツバツツジ咲き始めた稜線へ。

渡渉や崖を登る箇所が連続します(写真=池田浩伸)

蕾をふくらませたミツバツツジ(写真=池田浩伸)

4月23日、晴れ

キトク橋から洗谷コースで井原山に登り、井原山自然歩道を周回しました。

今回、2年ぶりに友人を誘って井原山へ登りました。上級者向けと言われる洗谷から井原山へのコースを選びます。滑りやすい岩、高い段差、崖のロープに友人の太ももは悲鳴を上げていました。

谷の中間地点で、岩に腰を下ろし昼食を取りました。肌寒いほどの空気の中を、キラキラと光りながら落ちる水しぶき、新緑と足元に続く白い花、甲高くさえずる野鳥たち。突然、目の前に2頭のアナグマが現れ、目が合うと慌てて急な斜面を登って逃げる姿が滑稽で、友人と大笑いしました。

やっとたどり着いた縦走路で、へなへなと座り込んだ彼の頭上には、コバノミツバツツジの大きく膨らんだ蕾のトンネルが。大型連休には、空が見えないほどの花のトンネルになることを思いながら、山頂へ向かいます。終始笑顔が絶えない旧友との楽しい一日でした。

なお、洗谷コースは、渡渉や崖のロープを登る上級者向けのコースです。初心者のみでの入山や雨天時の行動は避けましょう。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

九州北部・脊振山地縦走

ミツバツツジに癒されて歩いてきました。

縦走路を飾るミツバツツジ(写真=長谷川守克)

井原山山頂から望む脊振山地の夕暮れ(写真=長谷川守克)

4月22日~25日、晴れ

福岡県と佐賀県の間に横たわる脊振山地。その主たる峰々への登頂を目的に、過去細切れで歩いていますが、一度通して歩きたいと思い、テント・食料等を担ぎ歩きに行く事にしました。

情報によると、若者や健脚者は2泊3日で歩き通していますが、私の現在の体力では無理なので、3泊4日で完歩する計画としました。ただ道中、水の確保が難しい区間もあり、重い荷物を担いでの山行となりそうです。

予定コースは、JR福吉駅を出発し、幾多の峰々を越え、JR原田駅までの約80kmの山旅です。山行期間中は予想以上に天候に恵まれ、大汗を掻いての山行で少々疲れましたが、その都度立ち止まり、縦走路周辺に咲く花々を愛で、展望を味わい、先をめざし歩を進めました。心配していた水の確保も、思ったほど困難でなく助かりました。

なお縦走路「九州自然歩道」は、適所に道標が設置されていて安心して歩ける道でした。

(文=長谷川守克)

宮崎県・大崩山

アケボノツツジ咲く岩峰、大崩山へ。

袖ダキ展望所から見上げた下ワク塚岩峰(写真=緒方 優)

小積ダキ西方の登山道から眺めた上ワク塚(左)と中ワク塚(右)の岩峰(写真=緒方 優)

4月27日、晴れ

この日は月曜日でしたが、あれほど多くの登山者がいるとは驚きました。さすがにアケボノツツジが咲くこの時期ならでは、と思ったしだいです。県外からの登山者も多く、大阪からお越しいただいた方達もいらっしゃいました。

山中ではアケボノツツジ、ミツバツツジ、フジツツジ、ヒカゲツツジ、ムシカリなど、この季節ならではの花を存分に楽しめました。アケボノツツジの開花は標高1400m地点あたりまで進んでいます。今週末から5月のゴールデンウイークには、それより高い地点で見ごろになるでしょう。

前日(26日)は高千穂町の三尖・黒岳・親父山・障子岳に登りましたが、こちらも同じような状況でした。

(文=緒方 優/『宮崎県の山』共著者)

北海道・恵庭岳

山の雪解けは進んでいます。

特徴的な頂上部が見える恵庭岳(写真=蓮井美津夫)

残雪の白さが際立つ漁岳(写真=蓮井美津夫)

4月22日、晴れ

例年に比べて早いペースで雪解けが進む山々を見ながら、登ったことのないルートで恵庭岳に向かいました。

先行者のトレースに導かれ、ルート上はツボ足で歩くことが出来ました。標高900mを越え、前方に恵庭岳の特徴ある頂上部も見えてきたころ、時間的には頂上を目指すことも出来たのですが、雪の状態から上部ではアイゼンが必要になるのではないか、と危惧しました。今回はスノーシューしか準備していなかったことから無理をせず、漁岳が見える位置まで登り、そこからの展望を満喫して、下山としました。

(蓮井美津夫/北海道/56歳/よく行く山:道央、大雪山)

栃木県・石裂山

山頂付近ではアカヤシオが満開でした。

クサリやハシゴはしっかりしていました。ハシゴを上った先に奥ノ宮が。アカヤシオは栃木県花です(写真=吉原裕子)

石裂山頂上から男体山方面(写真=吉原裕子)

4月22日、晴れ時々曇り

加蘇山神社から剣ノ峰、石裂山、月山を経て神社に戻る周回コースを歩きました。

昨年は、登山道で大雪による倒木が多かったそうですが、支障なく通ることができました。クサリやハシゴ、そして岩場が続き、変化に富んでいる分、雨天時はリスクが大きいコースです。

沢沿いではハルトラノオ、フタバアオイなど春の花が多く見られました。山頂付近ではアカヤシオが満開でした。例年より早いようです。

(吉原裕子/神奈川県/よく行く山:都内近郊の山、北アルプス)

妙高・鮫ヶ尾城跡

白花のカタクリを見に行ってきました。

ピンクのカタクリの中に白花のカタクリが咲いています(写真=杉本敏宏)

羽化したばかりのギフチョウがカタクリで翅を伸ばしていました(写真=杉本敏宏)

4月18日、晴れ

妙高市にある鮫ヶ尾城跡は、戦国武将上杉謙信が亡くなった後に起きた跡目相続争い「御舘の乱」で敗れた三郎景虎が立て籠もり、自刃した場所です。「観音平・天神堂古墳群」とともに斐太遺跡群として国の史跡に指定されています。

この時期、この付近一帯はカタクリの花で覆い尽くされています。この日は案内所から本丸跡(山頂190m)まで登り、東登城口を下って、斐太神社に参拝してきました。目的は白花のカタクリとギフチョウですが、ユキツバキやキクザキイチゲ、ヤマエンゴサク、オオイワカガミなども咲き誇っていました。

(杉本敏宏/新潟県/68歳/よく行く山:北アルプス、頸城連山など)

鈴鹿・イブネ、クラシ

鈴鹿主脈とは雰囲気の異なる、穏やかな山域。

イブネ北端からクラシ(右端)へ向かう。遠くの山は御池岳など鈴鹿北部の山(写真=太田正孝)

クラシからイブネ山頂部へ戻る、庭園のような道(写真=太田正孝)

4月24日、晴れ

以前からぜひ訪ねてみたいと思っていたイブネ(1160m)、クラシ(1145m)。初めての単独行ではなかなか行きにくい鈴鹿の奥の院ですが、鈴鹿を知り尽くした山友さんの案内で行ってくることができました。

鈴鹿の山は花崗岩質でザレた砂礫の登山道が多いのに対して、イブネ・クラシは苔とまばらな雑木の山で、庭園を思わせる穏やかな表情をしています。鈴鹿主脈の雰囲気とは、大きく違うことを実感しました。

美しい神崎川を遡る行程は、指導標が整備されていて危険なところはありません。ただ、行程が長く迷いやすいところなので、谷筋名や地点名などを事前によく調べ、地図とコンパスあるいはGPSで確認しながら進んだ方がいいでしょう。

(太田正孝/愛知県/75歳/よく行く山:岐阜、長野、三重、静岡の山全般)

六甲山

全山が新緑の海のようです。

新緑に埋まる住吉谷と西お多福山(写真=川畑和夫)

シロバナウンゼンツツジ。七兵衛山にて(写真=川畑和夫)

4月23日、晴れ

阪急・芦屋川からロックガーデン、魚屋道を通って最高峰へ。下山は雨が峠の手前で住吉谷に入り、黒五谷、打越峠、七兵衛山、八幡谷を経て岡本へ出ました。

最高峰までは平日にも関わらず多くの登山者で賑わっていましたが、住吉谷に入ると遇う人はほとんど無く、静かな山歩きを楽しみました。

今は全山が新緑の海のようです。中腹から上はミツバツツジと山桜が咲いていましたが、見ごろは4月27日か28日くらいまででしょう。七兵衛山頂上付近では、シロバナウンゼンツツジの可憐な白い花が多く見られました。

(川畑和夫/大阪府/66歳/よく行く山:六甲、比良、生駒、北アルプスなど)

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」応募要項

週刊ヤマケイの表紙は創刊以来、山岳フォトグラファーの菊池哲男さんの作品で構成してまいりましたが、4月から読者の皆さんの作品で構成しております。ぜひあなたの力作をお送りください。

また読者の皆さんの登山レポートも募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

【表紙写真について】

【読者の登山レポートについて】

文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」とお書きください。

東北の高校生の富士登山 登ろう! 日本一の富士山

今年は7月22日(水)~24日(金)に開催。参加者受付中です。

富士山剣ヶ峰の日本最高所で田部井淳子さんを囲んで(写真=渡辺幸雄)

東日本大震災の被災地の高校生に、日本一の山、富士山に登ることで新たな勇気と元気を得てもらおうという目的で、2012年から毎年行われてきた「東北の高校生の富士登山」(主催=山と溪谷社・日本山岳遺産基金、田部井淳子)が、この夏も開催されます。

全国のみなさまからのご声援、ご寄付にも支えられ、これまで3年間で合計221人全員が富士山の頂に立つことができました。

今まで参加した高校生からは、「頂上に行くのはめちゃくちゃ大変だったけど、たくさんの人に支えられて無事登ることができました。今年の夏の最高の思い出です」「何度もやめたいと思ったけど頂上まで登れてよかった」などの感想が寄せられています。

東北の高校生の皆さん、この夏、富士山に登ってみませんか。あきらめず、一歩一歩登っていけば、夢はかなえられます。それを、ぜひ体感してください。そしてたくさんの仲間をつくって下さい。共に日本一の富士山に登った仲間との絆は一生の宝になると思います。ご応募をお待ちしています。

(文=田部井淳子)

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

登山口へのアプローチとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、日本アルプス各地や八ヶ岳などの主な登山口に早朝に到着することから、利用者が増え続けています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、登山装備の必須アイテムとして、ぜひご活用ください。なお、各地の開山イベントなどに合わせた、とっておきのバスプランや日本山岳遺産認定地ツアーもご用意いたしました。

電子カタログは下記URLよりご参照いただけます。

http://www.maitabi.jp/bus/pdf/

中村みつをさんの作品も展示「東日本大震災被災地支援チャリティー展」

4月28日から5月3日まで、東京・恵比寿で開催

「月に願いを」(中村みつを)

2011年から恵比寿のギャラリーまぁるで開催されている「東日本大震災被災地支援チャリティー展」。4月28日から5回目の展示が開催されています。

多くのイラストレーターやアーティストの作品が展示されており、『山旅の絵本』や『のんびり山に陽はのぼる』などの著作もあるイラストレーターの中村みつをさんの作品「月に願いを」も展示されています。みつをさんのファンはもちろん、イラストに興味のある方はゴールデンウィークに、恵比寿まで足を運んでみてはいかがでしょうか?

売り上げの一部は東日本大震災・津波遺児支援二十歳基金に寄付されます。

***

日時:4月28日(火)~5月3日(日)12:00~19:00(最終日は16:00まで)

会場:GALLERIE Malle(ギャラリーまぁる)

東京都渋谷区恵比寿4-8-3

TEL:03-5475-5054

http://galeriemalle.jp/

信越トレイルクラブがボランティアを募集

トレイルの点検・集中整備、自然環境調査

ボランティアによるトレイル整備の様子

信越トレイルクラブでは、信越トレイルへのアプローチとなる主な峠の冬季通行止め解除にあわせて、トレイルの点検・集中整備、自然環境調査を5月23日から6月28日にかけて行ないます。

点検・整備により、トレイルを安全かつ快適に利用することが出来るよう、ボランティアを募集しています。また自然環境調査は、トレイルの持続的な利用と自然環境保全の両立を図っていくための調査です。こちらもボランティア参加者を募集していますので、興味のある方はぜひお問い合わせを! 日程、作業予定地などの詳細は下記URLをご参照ください。

http://www.s-trail.net/info/event_info/index.htm#p19

小川誠写真展「槍・穂高からチョモランマ登頂」

6月にオリンパスギャラリー東京で開催

50数年に渡り登山を続けている小川誠さんの写真展が、東京新宿のオリンパスギャラリー東京で開催されます。展示作品は槍・穂高・剱を主にした北アルプス全域と、世界最高峰チョモランマに登頂した際の写真、約40点です。

***

会場:東京都新宿区西新宿1-24-1エステック情報ビルB1F オリンパスギャラリー東京

(オリンパスギャラリー東京は現在の神田小川町から、5月9日に西新宿へ移転します)

会期:6月5日(金)から6月10日(水)/木曜日休館

時間:11:00~19:00(最終日15時まで)

入場無料

http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/150605_ogawa/

『老夫婦だけで歩いたアルプスハイキング』

YAMAKEI CREATIVE SELECTION

30年あまり、妻とふたりでアルプスを歩いた森林水文学・砂防学の権威である著者が読み解く、氷河地形の美しさ。本書ではまず氷河急行からアルプスの全体地形を読み、アルプスと日本の山の違い、アルプスハイキングのタイプ分けなどが語られた後、ツェルマット周辺、サン・モリッツ周辺、シャモニ周辺、グリンデルワルト周辺について氷河や地形、歩いたコースを紹介しています。

老夫婦ふたりが歩き通したアルプスの思い出を、著者手書きの美しい地図と共にたどってみませんか?

https://www.yamakei.co.jp/products/2814886370.html

●著者:塚本良則・靖子/発売日:2015年3月27日/ページ数:394ページ/判型:A5判/販売価格:2,700円+税/ISBN:978-4-635-88637-6

『TRAILRUN2015』

MOUNTAIN SPORTS MAGAZINE

マウンテンスポーツマガジン『トレイルラン』の最新号がいよいよ発売! 競技としてのトレイルランだけではなく、山を安全に楽しむためのハウツーやコースガイドなど、トレランの魅力を幅広く紹介。特集は「30km・70km・100kmを走りきる! トレイルランをもっと楽しむためのレース完走プログラム88」。すべてのトレイルランナーに向けて、「レース完走」のための88ポイントを、5人の強者コーチが紹介。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815924270.html

●発売日:2015年4月30日/ページ数:128ページ/判型:A4変形判/販売価格:1,111円+税/ISBN:978-4-635-92429-0

『山怪』

山人が語る不思議な話

著者の田中康弘氏が、交流のある秋田・阿仁のマタギたちや、各地の猟師、山で働き暮らす人々から、実話として聞いた山の奇妙で恐ろしい体験談。話者が自分で経験したこととして語る物語はリアリティにあふれ、とらえどころのない山の裏側の世界を垣間見ることができるでしょう。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815320040.html

●著者:田中康弘/発売日:2015年6月6日/ページ数:256ページ/判型:四六判/販売価格:1,200円+税/ISBN:978-4-635-32004-7

※本書の「ダイジェスト版」、著者による「執筆動機」などをYoutubeの動画でご覧いただけます。

ダイジェスト版

https://www.youtube.com/watch?v=LYG_EwWFtro

執筆動機

https://www.youtube.com/watch?v=_O8y3_NfDf4

ヤマケイ登山教室からのお知らせ

【国内】初級レディース・トレッキング「北信・飯縄山」2日間

たおやかな山容を見せる飯縄山

「北陸新幹線で行く山旅」の第一回目。初日は戸隠神社周辺をのんびりと散策し、翌日に飯縄山をめざします。登りに辿る南登山道には、第一不動明王から始まり13の石仏が祀られています。北信の山々の眺めはもちろん、残雪の北アルプスや八ヶ岳の遠望にも期待大です。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=146937

日程 6月6日(土)~7日(日)
集合 JR長野駅 新幹線改札前(10:00)
行程 1日目:長野駅(車)戸隠神社~戸隠小舎(1200m)泊
2日目:(車)一ノ鳥居(1100m)~登山口~南登山道~飯縄山(1917m)~西登山道~中社(1200m)(車)長野駅【解散】15:00~17:00(予定)
歩行時間:1日目:約2時間 2日目:約4時間40分
体力レベル 3(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です)
難易度 難易度2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない)
参加費 33,000円
講師 菅野由起子(登山ガイド)

【机上講習会】遭難事例から学ぼう?山で死んではいけない?「2.道迷いの事例研究(高山編)」

増え続ける山の事故を未然に防ぐため、何ができるのかを一緒に考えてみませんか。この講座では、過去の遭難事故の実情を見据えながら、生死を分けるポイントを検証していきます。

参考書:ヤマケイ新書『もう道に迷わない』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1604

開催日 5月11日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 35名
受講料 2,000円
講師 野村 仁(山岳ライター)
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣、伊東真知子
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

c2015 All rights reserved. Yama-Kei Publishers Co., Ltd.

本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。