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根岸遙子さん

憧れの古民家に移り住むことから、映画の出演へ。

妙高に魅せられた根岸遙子さん(赤倉温泉・香嶽楼にて)

宣伝のメインスチールになった妙高の麓での1シーン

昨年秋、全編妙高ロケを敢行し、演技経験のまったくない人を含む7人の女性たちによって演じられた映画『滝を見にいく』が話題を呼びました。この作品は第27回東京国際映画祭スプラッシュ部門の審査員特別賞を受賞し、2014年ハワイ国際映画祭Spotlight on Japanにも正式出品されました。

根岸さんは、その映画のメインキャスト7人のうちのひとりで、数年前に神奈川から妙高の地へ移住された方です。妙高市役所で「地域サポート人」としての仕事に就かれ、それがきっかけで映画に出演されました。妙高へ移り住むことにより、生活が変わり、自然に寄り添いながら、ご自身を見直すというきっかけになったそうです。

(聞き手=山と溪谷社 企画開発部 伊東真知子)

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伊東:妙高は山だけにとどまらず、私も子供のころからスキーや温泉などで大変ご縁のあるところです。広島でお生まれになり、神奈川に長いこと住んでいたとうかがいましたが、妙高へ移られたのは、どのようなことからでしたか。

根岸:以前から古民家検索が楽しみで、妙高市の物件を見にいき、気に入った古民家に出会い購入しました。築130年は経っていると聞きましたが、以前の所有者が何度も改築されていて、「これなら住める!」と。大がかりなリフォームをする必要もなく、隣家との距離は離れているけれど、見える場所にあるちょうどいい距離感と、お隣の住民の方がとても気さくで良かったことで決めました。60歳というタイミングで、人生のリセットをしたくなったという感じでしょうか。

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伊東:妙高で「地域サポート人」というお仕事をしていらっしゃいますが、どのようなことをされているのですか。

根岸:地域サポート人(集落支援員)というのは、高齢化率50%以上の地域(妙高市では中山間地4地区)でアンケートや聞き取り調査をして、地区が抱える悩みや要望など課題をまとめ「地区振興計画」を作成し、3年間を目標に地域の皆さんと一緒に取り組むという仕事です。高齢化率90%を超えている集落については、月1回の割合で、お話を聞いたりしながら巡回をしています。

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伊東:どの地域でも、過疎化と高齢化についての問題がありますよね。妙高に移り住んだことで、生活や心境の変化はありましたか。

根岸:若い頃は海の傍で暮らすことが最高に幸せだと思っていましたが、年を重ねるうちに山へのあこがれが強くなっていました。心地よい風や澄んだ空気、草の匂い、どこでも聞こえる水の流れている音、山野草など、癒されるものは数限りなく身の回りにあります。自然に寄り添って暮らすことは、自由でのんびり気ままで楽なようですが、現実はとてもハードで、強くたくましい体と前向きな精神力が不可欠だと思います。

さらに、映画『滝を見にいく』に、たまたまご縁があって出演しました。これまでとは全く違う世界に接し、人生が大きく変わりました。

今では、毎年、田植えや稲刈りをする仲間と過ごす時間を楽しんでいます。色んな意味で「こんな生き方をしていてもいいんだな」という自信になりました。何が起こるかわからないけれど、人生のリセットは大事だなと思いますね。

※編集部より:『滝を見にいく』のDVDとブルーレイが6月10日(水)より発売されます。ぜひご覧ください。

岩手県・片羽山(雄岳)

北上山地有数の素晴らしい展望が広がる山頂。

山頂から遠野三山の一座、六角牛山を眺める(写真=曽根田 卓)

ユネスコ世界文化遺産の登録をほぼ確実にした橋野高炉跡(写真=曽根田 卓)

5月24日、晴れ

岩手県遠野市と釜石市の境、笛吹峠の東に位置する山が片羽山です。遠野市からは六角牛山に隠れて見えず、登る人も稀で、静かな山旅が楽しめます。

登山口までの林道は少し荒れていますが、登山道はよく整備され、各合目の表示も完備されていて登り易い山です。

五合目付近のダケカンバの林は特に趣があって、その白い木肌に思わず立ち止まり見入ってしまうでしょう。

最後は岩を踏む急登となりますが、樹木が矮生化し、シャクナゲが姿を現すと、ガンコウランが敷き詰められた全方位の展望を誇る山頂に着きます。北には北上山地の雄:早池峰山の残雪模様が望め、六角牛山、五葉山など北上山地の峰々が一望できます。さらに東にはリアス式海岸の複雑な海岸線まで望めました。

なお、登山口の近くの青ノ木には安政時代に作られた我が国最古の洋式高炉跡:橋野高炉跡があります。今年5月5日に国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告を受けて、この『明治日本の産業革命遺産』には関わる遺跡はユネスコ世界文化遺産登録をほぼ確実にしました。

石積が残る3基の高炉跡や鉄鉱石の採掘場などが手軽に見学でき、インフォーメーションセンターではその歴史を学ぶこともできます。片羽山の登山とセットで見学すれば、より思い出深い山旅になるでしょう。

(文=曽根田 卓)

北アルプス・徳沢

徳沢にニリンソウの群生を求めて。

上高地から徳沢までに出会った色とりどりの花々(写真=伊藤哲哉)

ニリンソウのお花畑。ハルニレの大木と小さな花の群生が印象的だ(写真=伊藤哲哉)

5月22日、晴れ時々曇り

この時期の上高地、明神、徳沢では新緑が目に眩しく、また春を待ちわびた可憐な花々を目にすることができます。

大正池でバスを降り、寒さを感じたので、上着を羽織って出発しました。インフォメーションセンターで聞いたところ、この日の最低気温は零下だったそうです。大正池から上高地までは、目に眩しい萌木色の新緑が印象的です。ゆっくりと新緑を眺めながら歩くと、気分がとても晴れやかになります。

上高地から徳沢までは、山野草を探しながらの散策です。まるで宝探しのようで、花を見つけたときは達成感があります。タチツボスミレ、シロバナエンレイソウ、ヤマエンゴサク、サンカヨウ、オオカメノキ、エゾムラサキ、オオバキスミレのほか、滅多に見ることができない、花びらが緑色のニリンソウも見つけることができました。また、ラショウモンカズラ、コミヤマカタバミ、ツバメオモトも見かけました。

徳沢では、楽しみにしていたニリンソウのお花畑に出会うことができました。ニリンソウが咲き乱れ、その美しさにすっかり魅了されます。

登山をするときの上高地、徳沢は、足早に通過する場所ですが、春を感じることができる素敵な場所であることをあらためて感じました。

(文=伊藤哲哉/『改訂新版 千葉県の山』共著者)

日光・高山

花が咲き、鳥の囀る登山道。

左上から時計回りにシャクナゲ、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)、スミレ、リンドウ、トウゴクミツバツツジ(写真=中村重明)

高山山頂より、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)と日光白根山(写真=中村重明)

5月23日、晴れ

日光・中禅寺湖畔の竜頭の滝(1300m)から高山(1668m)に登り、中禅寺湖畔の熊窪に下りて、湖畔をスタート地点まで戻る、反時計回りのコースを歩きました。

展望に関しては、男体山、戦場ヶ原、日光白根山、中禅寺湖等が所々で樹林越しに覗けるだけでしたが、行程ではトウゴクミツバツツジ、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)、ヤマツツジの他、シャクナゲも各所に沢山咲いており、更に地面にもスミレやリンドウその他が各所に咲いていて、とても綺麗でした。また鳥の囀りに加え、セミの鳴き声も響いて、とても気持ち良くなる行程でした。

(文=中村重明)

尾瀬・尾瀬ヶ原

いよいよ尾瀬のシーズン開幕です。

尾瀬ヶ原から至仏山(2228m)を望む(写真=山田典一)

咲き始めたミズバショウ(写真=山田典一)

5月25日、晴れ

今シーズン最初の尾瀬ヶ原散策に行ってきました。最初は下りでブナやダケカンバの新緑の中を歩いていると時々小鳥たちのさえずりが聞こえ、心が弾みます。山ノ鼻手前のテンマ沢田代は、融けたばかりの雪の中にミズバショウが咲き始め、思わず歓声が上がりました。

尾瀬ヶ原に出ると雪解けの時期にしか見られない「アカシボ」が赤褐色に雪を染めています。牛首手前で地塘に映る「逆さ燧」を見ているとき、大きな地震がありました。

5月下旬からいよいよ尾瀬のシーズン幕開けですが、今年も湿原や沢山の花々を楽しめそうです。

鳩待峠と山ノ鼻間は所々残雪があり、慎重を要しましたが、アイゼンの必要はありません。

(文=山田典一/水上山岳会)

赤城・荒山

ヤマツツジとトウゴクミツバツツジが見頃でした。

白い花が緑に映えるコメツツジ(写真=中村重明)

ツツジのトンネルをくぐって進む(写真=中村重明)

5月24日、晴れ

赤城山中腹の姫百合駐車場から、ツツジが見頃の荒山を訪ねました。

ちょうど1年前に歩いた時はツツジの最盛期には少し早かったのですが、今年は開花が昨年よりも1~2週間早めのようで、丁度見頃でした。

眩しいほどの一面の新緑の中に、橙色のヤマツツジを中心に、紫色のトウゴクミツバツツジや白色のコメツツジがそこかしこに咲いており、とても素晴らしい景観で、多くのハイカーで賑わっていました。

(文=中村重明)

妙義山塊・表妙義

星穴岳のむすび穴へ。

むすび穴(写真=畠山茂信)

途中の岩場(写真=畠山茂信)

5月20日、曇り

『山と溪谷5月号』に記事が掲載されている、星穴岳に開いているむすび穴を訪れました。

朝は稜線にかかるほどの低い雲に覆われ、その後も高曇りでしたが、日に照らされない分暑くはなく、快適に歩けました。

中之嶽神社のご神体である轟岩を回り込み、沢の左岸に沿って踏み跡に入ります。途中テープの目印はありますが踏み跡はかなり薄く、2度ルートを外しました。また歩く人が少ないためかなり歩き難く、ポールがあると助かるでしょう。

途中に人の手によるものと思われる石垣や炭焼窯の跡などがあり、かつての生活の痕跡が偲ばれ、楽しい道でもありました。

岩場は最後の段階で現われます。そこを越えると目の前にぽっかりとむすび穴が開いています。大きさは石門巡りの第一石門程度ですが、簡単に訪れる事の出来ない点が貴重です。

なお、このルートは一般登山道ではなく完全なバリエーションルートなので、上級者・経験者の同行無しでは決して踏み入らないで下さい。

(文=畠山茂信)

奥秩父・瑞牆山

カンマンボロンから山頂へ。

岩壁に刻まれたカンマンボロン(大日如来を意味する梵語)(写真=大津洋介)

みずがき自然公園からの瑞牆山の全容(写真=大津洋介)

5月24日、晴れ

カンマンボロンとは大日如来を意味する梵語で、それが瑞牆山の洞ノ岩の岩壁に刻まれています。瑞牆山の山頂へ、静かなカンマンボロンから辿り不動滝へ下山しました。

みずがき山自然公園の雨鳥川を渡るみずがき大橋付近から遊歩道を歩き出しました。新緑の広葉樹林の天鳥川右岸の踏み跡を忠実に辿り、急斜面や岩場を通過し、洞ヶ岩の基部に到着しました。頭上にはオーバーハングが迫り、ちょっと上の岩の狭い隙間を抜けると小さなテラスに出ました。右側の岩壁にカンマンボロンの文字が、人間が彫ったのか侵食されたのかよくわかりませんが、岩に深く刻まれていました。後を振り返ると、茅ヶ岳の奥に南アルプスの仙丈ヶ岳が大きく見えているのが印象的でした。

踏み跡は岩峰郡の基部を巻きながら高度を上げます。途中のアズマシャクナゲの群落では、咲き始めた赤い花が印象的でした。急登にも飽きてきた頃、大ヤスリ岩の基部を回り込んで、瑞牆山荘からの登山道に出ます。

午後の誰もいない静かな山頂を楽しみ、不動滝への登山道を下山しました。ここでもアズマシャクナゲの花に歓声を上げ、雄大な不動滝を楽しんでみずがき自然公園に下山しました。

5月の新緑の中、静かな百名山を楽しむことができた1日でした。

なお、このルートは一般的な登山コースではありません。初心者だけのパーティーでの入山は控えてください。また、カンマンボロンへの下山は岩場、急斜面の下りとなるため進入禁止です。

(文=大津洋介/無名山塾・こぐま自然クラブ)

奥多摩・多摩川海沢

水遊びにはちょっと早い? 否!

深い釜の先には滝がチラリと見えます(写真=川崎拓兵)

気合を入れて泳いで登って思い切り沢遊び(写真=川崎拓兵)

5月24日、曇りのち晴れ

天気予報は雨でしたが、奥多摩の海沢中流域にて沢遊びをしてきました。この沢は小粒ながらも綺麗なゴルジュが発達し、釜が深めで、泳いで釜や滝を突破する愉しみがある沢です。

空は曇り模様からどんどん晴れて、水遊びには最適な一日になりました。しかし水は冷たく、腰まで浸かると思わず悲鳴が上がります。それでも一度水に浸かってしまえば慣れますので、あとはどんどん水遊び。泳いで、小滝も登って、思い切り楽しみました。そして身体が冷え切ったところで遡行終了。ここは嫌になったらすぐ上を走る車道に出られるので、途中で切り上げることも可能です。

注意点としては、遊びとはいえハーネス着用でロープワークを駆使しての沢登りなので、必ず経験者と行きましょう。

残雪期が終わり、早くも夏を先取りしてきた沢登りでした。

(文=川崎拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

大菩薩連嶺・滝子山

険しい尾根から富士山を望む明るい頂上へ。

滝子山から南側の展望。残念ながら富士山の山頂部は雲の中でした(写真=木元康晴)

東稜上部の急斜面を登る(写真=木元康晴)

5月21日、晴れ

夏山登山のためのトレーニングとして、アップダウンの多い長めのコースを歩こうと、大菩薩連嶺南端の滝子山に向かいました。たどったコースは、一般登山道ではない東稜。指導標などは特にない、ハイグレード・ハイキングコースです。

JR中央本線の初狩駅から藤沢集落の子神社に向かい、境内奥の道を登って、まずは殿平というピークへ。ここまでは特に難しいことはないのですが、道の途中にマムシが横たわっていたため、刺激を与えないようにそーっと通過する、緊張した場面がありました。

その先は踏み跡のうすい道を北へ向かい、急斜面を登って鞍吾山の西峰へ。ここからがいよいよ、滝子山東稜のはじまりです。

しばらくはなだらかな道を歩き、高圧鉄塔をくぐった先の、御正人ノタル付近が核心部。風化した砂の急斜面を下ったり、右に左にと岩場をかわしながら登る場面が続きます。

1590.3mの三角点が設置された地点で、一般道に合流。そこから100mあまり進んで、滝子山の頂上に立ちました。山頂部のヤマツツジはつぼみが膨らみきっていて、開花は間近な様子でした。

(文=木元康晴/登山ガイド)

北丹沢・大室山

神奈川県境の山を歩く。

峰山(570m)から望む大室山、加入道山、富士山(写真=藤野浩一)

大室山先で箱根大涌谷の煙や富士山が(写真=藤野浩一)

5月21日~22日、21日晴れ、22日薄曇り

神奈川県境に沿う山々を歩く企画の一端で大室山に登りました。

明け方に雷雨のあった初日はカラリと晴れ、JR中央線藤野駅からやまなみ温泉の少し先までタクシーで行き、峰山に登ります。標高570mながら頂上からは明日行く大室山や加入堂山、そして雲をたなびかせた富士山の姿が見渡せるのは、さすが地元の名山です。

このあたりの県境尾根は、ヤブがひどく歩行困難な場所が多いため一部しか歩けず、綱子から入道丸平野峠を経て月夜野まで、里山をのんびり歩き、東野の旅館に泊まりました。

翌朝は薄曇りながら好天が期待されます。宿の車で長者舎まで送って貰い、鐘撞山(標高900m)へ。「胸突き八丁」ならぬ「かねつき八丁」の急登をこなすと展望が開け、これからの登りルートが見えました。

樹林を通して丹沢主稜の蛭ヶ岳や桧洞丸が見える頃には傾斜も緩くなり、大室山(1587m)に着きます。昨日から誰にも遇わずに裏丹沢を歩いて来ましたが、ここからはメジャーなルートとなり、箱根・大涌谷や富士山を遠望しながら、トウゴクミツバツツジの咲く中、加入道山まで縦走し、西丹沢自然教室に下り、バスで小田急新松田駅に向かいました。

(文=藤野浩一)

北丹沢・加入道山

稜線はまさに緑の洪水といったところ。

トウゴクミツバツツジが咲く大室山の尾根を行く(写真=白井源三)

キレット、破風口上部から加入道山の稜線を展望(写真=白井源三)

5月17日、晴れ

相模原市緑区青根から神ノ川林道に入り、最奥のヒュッテに前泊して犬越路を目指しました。

日陰沢沿いの登山路は豪雨でたびたび崩壊しましたが、沢を渡る個所には鉄製の橋、急斜面には立派な階段が敷設されて登りやすいルートになっています。とはいえ、犬越路から山頂まで550mの高度差は丹沢でも屈指のものでしょう。

朝霧の彼方に、早々とシロヤシオが現われました。登山路にはシロヤシオの白とトウゴクミツバツツジの赤紫の花が散っています。今年の開花は早いのでしょうか。トウゴクミツバツツジが多い大室山の中腹は満開の木とツボミの木が点在して、初夏の若葉と共に目に優しく映りました。稜線に出ると、マルバダケブキ、バイケイソウ、トリカブトが群落となり、ブナやカエデの落葉樹と合わさり、まさに緑の洪水といったところでした。

展望のきかない大室山頂上をピストンして破風口と呼ばれるキレットまで、なだらかな稜線を下っていきます。途中、樹林帯が切れて加入道山へ延びる稜線が見渡せました。涼風が渡る破風口を通過します。登り返して前大室へ出て、緩やかな稜線を行くと避難小屋のある加入道山へ到着です。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

丹沢・塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~檜洞丸

日帰りでは味わえない、ダイナミックな縦走路。

檜洞丸直下の青ヶ岳山荘前で休憩。蛭ヶ岳(左)から丹沢山、塔ノ岳へ続く稜線を振り返る(写真=石丸哲也)

新緑に映えるシロヤシオとトウゴクミツバツツジのコラボはこの時期楢では。ツツジ新道の上部で(写真=石丸哲也)

5月21日~22日、21日晴れ、22日曇りのち晴れ

21日はヤビツ峠から表尾根を登り、塔ノ岳を経て丹沢山のみやま山荘に宿泊。22日は蛭ヶ岳、檜洞丸を越え、ツツジ新道を西丹沢自然教室へ下山の1泊行程で丹沢の主稜線を歩いてきました。日帰りの丹沢登山では知り得ないダイナミックなコースで、ツツジを楽しめる縦走路です。稜線にはブナやミズナラ、カエデ類などの新緑が萌え、様々なツツジの花が咲く初夏は、丹沢が最も美しく、快適に歩ける時期といえるでしょう。

今年はツツジが不作の予想で、特にツツジ新道のシロヤシオはちょっと残念でしたが、丹沢山から蛭ヶ岳にかけてはそこそこ咲いていましたし、ピンクのトウゴクミツバツツジはツツジ新道でも目立ちました。今週末、シロヤシオはピークを過ぎると思いますが、トウゴクミツバツツジはまだツボミがあり、今月いっぱいは楽しめそうです。ほかにもヤマツツジ、ウツギ、マルバウツギ、ガクウツギ、ツクバネウツギ、シロカネソウ、クワガタソウなど色々な花が迎えてくれます。

天気予報では21日が晴れ、22日が曇り一時雨でしたが、22日も朝は曇っていたものの富士山がよく見え、昼から青空がのぞいて、2日間、富士山を眺めて歩けました。登りでは汗ばむ陽気でしたが、新緑の林を吹き抜ける風がさわやかで、心まで緑の風に洗われるようでした。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

西丹沢・湯船山、不老山

新緑の山を歩いてサンショウバラの花に出会う。

サンショウバラの花と富士山を望む(写真=原田征史)

新緑にミツバツツジの花が彩りを添える(写真=原田征史)

5月24日、晴れ

JR御殿場線、駿河小山駅広場から明神峠行きバスに乗車(土日祝日のみ運行)。終点の明神峠で下車すれば、三国山、山中湖方面の稜線歩きが出来ると共に湯船山・不老山方面の山歩きを楽しめる、貴重なバス便です。

この日は山仲間と共に、新緑が美しい湯船山に向かいました。大きな送電鉄塔の側を通り、緩やかな起伏の稜線の道を歩きます。新緑の中に赤いミツバツツジ花を見つけました。湯船山は、道標で知るわずかな高みです。やがて植林地の中を歩き「富士山トレイル」の標識に従うと、尾根道はいったん下りとなって、再び上り返します。しばらく上り下りが続きました。

やがて動物除けの金網柵の側にピンクの花びらが落ちているので周囲を見上げると、葉に特徴のあるサンショウバラの木々が登山道沿いにありました。さらに進むと、見晴らしの良いサンショウバラの丘では、沢山の大輪の花にめぐり合うことが出来ました。花は一部盛りを過ぎていますが、枝にはつぼみも点在しており、この週末まで見ることが出来るかも知れません。世附峠のサンショウバラの花も見頃でした。

不老山山頂まで登り、下山は長い尾根道を歩いて駿河小山駅に戻りました。

(文=原田征史/小田原山岳会員、『神奈川県の山』著者)

三重県・鬼ガ牙、臼杵山

石水渓谷を基点に岩峰鬼ガ牙から臼杵山を周回。

県境稜線の船石からの展望。中央は西尾根のピーク「長坂の頭」、奧が鬼ケ牙(写真=金丸勝実)

県境稜線に咲くチゴユリ(写真=金丸勝実)

5月9日、晴れ

鈴鹿南部に位置する鬼ガ牙は、標高こそ500mに満たない低山ながらも存在感のある岩峰です。登山口の石水渓谷から1時間ほどで山頂を踏めるのですが、それだけでは物足りないので、山頂から県境まで続く西尾根を登り、臼杵山を経由して周回しました。『三重県の山』でも紹介しているコースで、今回はルートの点検も兼ねて、新緑と春の花を求めて入山しました。

鬼ガ牙西尾根はアップダウンのあるロングルートですが、よく歩かれているようで踏み跡もしっかりとしていました。花はヤマツツジが咲き始め、目の覚めるような赤色の花が新緑に映えていました。足下ではチゴユリの花が見頃を迎えていました。

県境稜線の船石に乗って展望を楽しみ、予定通り臼杵山を経由して下山しました。

(文=金丸勝実/『三重県の山』著者)

台高山脈・池木屋山

美しいブナ林の逍遥に心躍らせる。

慎重に高滝の高巻を下降してくると、その落差に圧倒されます(写真=山口敬二)

5月23日、曇りのち時々晴れ

三重県と奈良県の県境を走る台高山脈の名峰、池木屋山(1396m)に登ってきました。今回は宮ノ谷からではなく、逆の霧降山経由の周回コースを取りました。全体のコースタイムはほぼ同じでもこちらの方が展望もよく、池木屋山へは楽に早く登頂できます。

霧降山からは台高山脈の明神平や桧塚方面、迷岳方面が一望です。残念ながら毎年山を彩るシャクナゲは今年は裏年になるらしく、一株も見ることはできませんでした。それでも霧降山からの稜線では、ヤマツツジや僅かにシロヤシオを見ることができました。また青空平から霧降山、池木屋山にかけての美しいブナ林の逍遙に心躍らせます。

出発から3時間半ほどで頂上を踏むと、池木屋山からは大台ヶ原方面の展望を楽しみながらお昼にしました。

午後からは宮ノ谷へと下降していきます。奥の出合まではかなりの急斜面で、痩せた尾根もあり注意が必要です。そして奥の出合からは核心の宮ノ谷の滝巡りとなります。ドッサリ滝、猫滝、高滝と林間に美景が続きますが、フィックスロープの張られた岩場や崩れやすい急斜面のザレ場も有ります。足元への注意が散漫にならないよう、慎重に下りる必要があります。

緑のなかのガクウツギの白が印象的でしたが、新緑の木々のなかで一直線に落ちる高滝の大きな瀑布(落差60m)には圧倒されます。この高滝を過ぎるとひと安心です。あとは宮ノ谷の渓谷の崖に這わせた鉄製の長い遊歩道やハシゴを辿りながら駐車場に戻り、8時間にわたるバラエティに富んだ楽しい山行を終えました。

(文=山口敬二)

岡山県・富栄山~乗幸山

数年前にネマガリダケを切り開き、登山道が整備された乗幸山へ縦走。

富栄山から大山を望める恵まれた日和になりました(写真=舩越 仁)

ネマガリダケの切り株に足を取られながら、乗幸山(右上)を目指します(写真=舩越 仁)

5月21日、晴れ

富栄山への登山道が切り開かれたのが10年ほど前でした。ネマガリダケの切り株で歩き難かった登山道も、今やとても歩き易くなっています。その富栄山から更に先のブナの森を経て、乗幸山までJ字の縦走路が繋がりました。積雪期には大展望の稜線になりますが、この日は背丈以上のネマガリダケに視界を遮られています。それでも前の晩から寒気が入り込んだ上に真っ青な空の下、爽やかでとても気持ち良いトレッキングになりました。

新しく切り開かれた区間は、まだ残株や竹節が散らばっていて歩き難い箇所もありますが、足元にはスズコが沢山顔を出していました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

宮崎県・五葉岳

ブナの森と展望の稜線歩き。

存在感のあるブナの巨木(撮影=池田浩伸)

大展望の五葉岳山頂(撮影=池田浩伸)

5月19日、快晴

お化粧山登山口からお化粧山、鹿納の野、お姫山を経て五葉岳に登り、大吹登山口からお化粧山登山口に戻りました。

この日は前夜の土砂降りの雨があがり、きれいな青空が広がっていました。歩き始めの急登では、汗が滝のように落ちてきましたが、稜線のブナの森を渡る風は、ひんやりと冷たく心地よいものでした。

鹿納山まで足を伸ばすには時間が足りず、ヒカゲツツジやアケボノツツジがわずかに残る稜線を鹿納の野までを往復しました。ブナの三差路から五葉岳までは、新緑と青空と周囲の山々の展望を楽しみながらのんびりと歩きます。

カッコウやホトトギスなど、野鳥の声もたくさん聞くことができて楽しい1日となりました。

なお、登山口までの林道は水切り溝が深いので、普通車は慎重な運転が必要です。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

霧島・高千穂峰

ミヤマキリシマを眺めながら山頂へ。

左端には二子石、下方には御池と小池(写真=緒方 優)

二子石方面から見上げた高千穂峰山頂(写真=緒方 優)

5月25日、晴れ

高千穂峰への登山ルートとしていちばん利用されているのは、鹿児島県側の高千穂河原からの登山道ですが、宮崎県側からは4つのルートがあります。高崎川支流の高千穂川第五ダム登山口からの天孫降臨ルート、霧島東神社登山口からのルート、小池登山口ルート、夢ヶ丘登山口からのルート(別名・御池小ルート)です。天孫降臨ルートや夢ヶ丘ルートは約2時間半ほどで登れますが、霧島東神社ルートや小池ルートは約4時間かかる長いルートです。今回は天孫降臨ルートで登りました。

宮崎県側の他の3ルートと合流すると、ミヤマキリシマの群生地です。花を眺めながら、急登を山頂へ。山頂にかけてもけっこう咲いていて、この週末が見頃となるでしょう。

下りは二子石へ寄り道しましたが、近辺の山腹のミヤマキリシマは満開でした。

(文=緒方 優/『宮崎県の山』共著者)

福島県・大滝根山

シロヤシオの代わりにサラサドウダンを楽しむ。

見事なサラサドウダンの大樹(写真=本田康雄)

5月25日、晴れ

福島県の中通りといわき地方を分断する形の阿武隈山系において代表格の大滝根山は「花の百名山」のひとつに挙げられています。今回は山登り同好の3名と、シロヤシオ探勝をメインに登行約6km、標高差500mの周回コースに向かいました。

しかしながら各地の山々で花の開花、見頃が2週間前後早いという情報に違わず、大滝根山においてもシロヤシオは盛りを過ぎており、山頂神社の周囲が唯一見頃でした。シロヤシオは残念な結果でしたが、代わりに山頂直下付近からサラサドウダンが見事に咲きほこり、大木の樹姿と相まって十分堪能できました。今回はシロヤシオ目当てということで一般的なコースと異なり登山者があまり入らないルートであった為、下山時の大半は背丈ほどの薮こぎにはかなり閉口させられましたが。

原発事故直後からしばらく放射能が高線量の為入山が避けられていましたが、再び登山道も整備され「花の百名山」の復活を願っています。

(本田康雄/福島県/67歳/よく行く山:福島県および近隣県の山)

福島県西会津町~新潟県阿賀町

イザベラ・バードの歩いた道。

越後街道を会津に入ってすぐに見える飯豊連峰。その神々しさに、鳥居をたてて遥拝したといういわれのある鳥井峠からの眺望(写真=葉貫正憲)

5月17日、晴れ

イギリスの女性旅行作家、イザベラ・バードが歩いた道をたどる企画で、福島県境の西会津町から新潟県阿賀町八ツ田までの約10kmを歩くイベントに参加してきました。

参加者は八ツ田に集合し、主催者の用意した車で西会津町上野尻へ移動。そこから廃道になった旧国道や越後街道だった踏み跡を探しながら歩きました。

ガイドT氏の名調子を伺いながら、戦国時代から明治初期に渡るエピソードをいきつもどりつし、それぞれの史跡のかつての姿を想像しながらのウォーキングとなりました。総勢30名、総行程は5時間でした。

(葉貫正憲/福島県/68歳/よく行く山:会津百名山)

新潟県・巻機山、牛ヶ岳

新緑のブナ林と残雪歩きを楽しみました。

牛ヶ岳から越後三山を望む。左から八海山、越後駒ケ岳、中ノ岳(写真=宮下明美)

残雪のブナ林(写真=宮下明美)

5月20日、晴れ、午後になり曇り一時雨

登り始めから下山までの午後1時頃までは晴天に恵まれ、気持のよい山歩きを楽しめました。特に新緑のブナ林と残雪歩きは楽しかったです。ただし、毛虫もたくさんぶら下がっていましたが……。

頂上付近はやっと雪が消えたところで、高山植物が楽しめるのはこれからです。

(宮下明美/新潟県/よく行く山:上信越、東北、上州の山など)

北丹沢・加入道山

静かな山を楽しみました。

山頂手前の稜線に咲くミツバツツジ(写真=八木茂良)

5月16日、小雨のち曇り

参加している「山の会」の例会で加入道山に登りました。コースは山梨県の道志の湯駐車場から加入道山の往復です。生憎の天気で蒸し暑く、出発時は小雨でしたが、暫くして雨はあがって曇り空となりました。新緑がガスに包まれ幻想的でしたが、周りの展望はありません。

登山道での注意箇所は、山頂と白石峠を結ぶ稜線に出る少し手前で、ザレ場をトラバースするので注意が必要です。下山時、このザレ場から雲をかぶった富士山の展望がありました。山頂は木立に囲まれ、展望はありません。

花はミツバツツジが新緑に映え、ギンランとヤマシャクヤクを一輪ずつ見ることが出来ました。又、道志の湯の近くに、国土地理院の94型電子基準点が設置されていました。

(八木茂良/静岡県/68歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

岐阜石川県境・白山

室堂付近でテレマークスキーを楽しみました。

御前峰頂上から室堂平(写真=小椋将二朗)

5月23日~24日、晴れ

朝6時30分、市ノ瀬駐車場をスタート。ゲートがまだ開いていないので12kgを越えるスキーのバックパックをかつぎ、別当出合まで1時間30分かけて歩きます。本格的な登山道はここからです。

途中から雪が出てきたので、スキーを履きハイクアップ。甚之助小屋を経て、南竜山荘に14時30分に到着しました。荷物を下ろし、南側斜面をハイクアップして滑走し、この日は南竜山荘に泊まります。

翌日は南斜面から室堂平へ、しばらく西斜面の滑走を楽しみました。その後、縦溝とボコボコのスプーンカットに苦しみながら、18時30分に下山しました。

(小椋将二朗/奈良県/51歳/よく行く山:生駒山)

長野県・雁田山

小布施にある雁田山に登ってきました。

左から飯縄山、高妻山(雪がある山)、黒姫山、焼山(奥の雪山)、妙高山(写真=杉本敏宏)

5月14日、晴れ

小布施の東にある標高759mの雁田山に登ってきました。標高は低いのですが要塞のような山で、急登を越えると起伏のある緩やかな岩山が続いています。すべり山登山口から登り、一周して千僧坊から岩松院に下りてきました。

いきなりの急登ですが、一の岩、次の二の岩からの展望が素晴らしいです。小布施の街の上に妙高山や焼山、黒姫山、飯縄山そして北アルプスの峰々まで遠望できました。

雁田山からは展望園地、無名峰、千僧坊とピークが連なり、途中に物見岩、姥石などの巨岩があります。千僧坊から一気に下り、東屋の大城、石垣が残る小城を経て岩松院に出ます。ここには福島正則の墓があります。

(杉本敏宏/新潟県/68歳/よく行く山:北アルプス、頸城連山など)

鈴鹿・竜ヶ岳、静ヶ岳、銚子岳

花と鈴鹿の山並みを愛でながら歩く。

県境三叉路から竜ヶ岳に登り返す(写真=太田正孝)

竜ヶ岳への道から静ヶ岳(左手前)と銚子岳(右奥の御池岳の手前に見える山)を望む(写真=太田正孝)

5月21日、晴れ

三重県の山友さんからお誘いがあり、鈴鹿の竜ヶ岳(1100m)・静ヶ岳(1089m)・銚子岳(1019m)へ行ってきました。静ヶ岳と銚子岳は初めてで、竜ヶ岳は昭和38年に登って以来52年ぶりの再訪です。

竜ヶ岳山頂はササ原で、山標と方位盤、三角点以外何もなく、昔と変わらない360度の大展望が広がっていました。一方、静ヶ岳と銚子岳の山頂は、それぞれ南側と北側の眺望がひっそりと開けています。

石榑(いしぐれ)峠からピストン縦走するこのコースは指導標があり、ルートもはっきりしています。縦走路沿いに咲くシロヤシオやヤマツツジ、イワカガミなどの花を愛で、鈴鹿の山を北から南まで眺めながら春の1日を楽しんでくることができました。

(太田正孝/愛知県/75歳/よく行く山:岐阜、長野、三重、静岡の山全般)

京都府・竜ヶ岳

愛宕山の北、気持ちのいい登山道を歩く。

愛宕山表参道(写真=川畑和夫)

5月20日、晴れ

竜ヶ岳は愛宕山の北に位置し、地味ですが、京都市街からよく見える山です。

JR保津峡駅からつつじ尾根、表参道を経て、愛宕山神社の階段下を右へ進み、愛宕山三角点への道を右に分け左に僅かで竜ヶ岳の登山口です。ここからは灌木帯となり、新緑の中にヤマツツジが咲く気持ちの良い登山道が続きます。

921mの山頂からは南東に京都市街が、西に地蔵山が望まれます。

愛宕山に戻り、清滝へ下山後、清滝川沿いの京都トレイルを落合まで歩き車道を1km歩いて保津峡駅へ戻りました。

2万5000図ではつつじ尾根の取付きは水尾川に架かる橋を渡って左になっていますが、現在は右に行ってすぐの所です。道標はありません。歩く人は少ないのですが、しっかりした登山道です。

(川畑和夫/大阪府/66歳/よく行く山:六甲、比良、生駒、北アルプスなど)

大阪奈良県境・金剛山

アクティブシニア、金剛山にあり。

左:小雨降る森の中で光を放つ千早神社/右:山頂まで続く階段の登山道(写真=伊東明美)

5月16日、曇り時々小雨

大阪府の最高峰・金剛山の麓には、鎌倉倒幕の武士、楠木正成を祀る千早神社があります。参拝しようと千早城址への道をとると、思わず立ち止まる急峻な石段で始まります。森閑とする中、神社は“なにごとのおはしますかは知らねども……”という雰囲気を放っていました。

千早本道に合流すると、今度は丸太の階段が緩急延々と山頂まで続きます。時折小雨が降るこの日、行き交う人は登山者というより近所に散歩に来ているような人が目立ちましたが、山頂広場に着いて納得。そこには、登頂回数別に名札がかかる大きな掲示板があります。

どうやら100回、200回はビギナーで、1000回に達して一人前のようです。その後は500回単位となり、最高はなんと1万回超! 1年365日登っても27年以上かかる計算です。

「やっと2600回を超えた」と言う男性に年齢を聞くと76歳とのこと。足取りも軽く、あっという間に見えなくなってしまいました。アクティブシニア、金剛山にあり。おみそれ致しました。

(伊藤明美/東京都/よく行く山:関東甲信越の山と日本百名山)

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」応募要項

週刊ヤマケイの表紙は創刊以来、山岳フォトグラファーの菊池哲男さんの作品で構成してまいりましたが、4月から読者の皆さんの作品で構成しております。ぜひあなたの力作をお送りください。

また読者の皆さんの登山レポートも募集しています。写真とレポートにあなたのプロフィールを添えて、週刊ヤマケイ編集部までお送りください。ハイキングからクライミングまで、山行形態は問いません。あなたの投稿をお待ちしています。

【表紙写真について】

【読者の登山レポートについて】

文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。

投稿先メールアドレス
weekly@yamakei.co.jp
※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」とお書きください。

誰にも起こりうる遭難事故の捜索・救助費用に備える保険! 無理のない日程、万全の装備とともに、これからは「レスキュー費用保険」が登山・アウトドア活動の必需品です。

日本費用補償少額短期保険の「レスキュー費用保険」は登山やアウトドアスポーツなど日本国内での野外活動(海での活動を除く)中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用について保険金をお支払する保険です。補償内容は捜索・救助費用保険金として300万円です(免責3万円)。

年間保険料は5000円。保険期間は1年間で、払込日の翌日午前0時から補償開始です。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

初年度入会金・会費は4000円(税別)次年度以降会費は2000円(税別)+事後分担金(700円~1700円の見込み)です。

いざというときに備えましょう。

登山口へのアプローチとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。電車やバスを乗り継ぐ面倒もなく、日本アルプス各地や八ヶ岳などの主な登山口に早朝に到着することから、利用者が増え続けています。

日本山岳遺産基金賛助会員である(株)毎日企画サービスでは、今期も登山者専用バス「毎日あるぺん号」を企画実施いたします。登山にかかる日数・コストの軽減をお考えの方は、登山装備の必須アイテムとして、ぜひご活用ください。なお、各地の開山イベントなどに合わせた、とっておきのバスプランや日本山岳遺産認定地ツアーもご用意いたしました。

電子カタログは下記URLよりご参照いただけます。

http://www.maitabi.jp/bus/pdf/

登山番組『実践! にっぽん百名山』放送日変更のお知らせ

新しい放送日は土曜日の17時

釈由美子さんの司会でおなじみの『実践! にっぽん百名山』。解説は『ROCK&SNOW』の萩原編集長

釈由美子さんの司会で人気の登山番組、NHK BS-1の『実践! にっぽん百名山』は、今年から放送日を変更してお送りしています。新しい放送時間は、土曜日の17時から17時30分。再放送は火曜日の14時から14時30分になりますのでご注意ください。

今週5月30日(土)にご紹介する山は「日光白根山」。ゲストに俳優の神保悟志さんを迎え、初夏の日光白根山の魅力をお伝えするとともに、スタジオのセットを使って残雪期の登山に必須の技術「キックステップ」を学びます。

釈さんの登山経験も、今年に入ってから残雪の穂高や燕岳に登るなど、ますます本格的に。3年目を迎えた当番組とともに成長しながら、日本の山の魅力と、楽しく安全に登るためのテクニックを、萩原浩司(山と溪谷社)の解説でお伝えしています。どうぞお楽しみに。

http://www4.nhk.or.jp/j-100yama/

また、この番組の司会をつとめる釈由美子さんが、解説者である萩原編集長に山の疑問100題をぶつけて解決するのが、ヤマケイ新書の『山の常識 釈問百答』。昨年12月の発売以来、すでに3刷となって好評発売中です。「山と岳の違いはなあに?」「どうしてヤッホーと言うの?」など、番組の雰囲気そのままに、釈さんならではのユニークな質問に対して萩原編集長がやさしく答えています。初心者だけでなく、上級者にとっても「へぇ~」な疑問・解答が盛りだくさん。読みやすい山の蘊蓄本として、どうぞお役立てください。

https://www.yamakei.co.jp/products/2814510140.html

登山道作り体験しませんか?

6月6日(土)東京都檜原村にて林業体験イベント開催!

歩きやすくするには道をならす作業が必要です(写真提供=森のライフスタイル研究所)

日本山岳耐久レース、通称ハセツネCUPをご存知でしょうか。奥多摩の山々を巡るトレイルランニング、日本最大の大会です。山と溪谷社が運営するトレイルランニングのウェブサイト「マウンテンスポーツネットワーク(MtSN)」では、このハセツネCUPの舞台となる東京都檜原村にて、登山道作りを体験できるイベントを開催します。

普段何気なく歩いている登山道は、どのようにして作られているのでしょう。今回のイベントでは、そんな登山道を作る体験ができるものとなっています。ヤブを切り、落ち葉を払い、道をならす。時には木材を使って階段を作る、なんてこともあるかもしれません。東京都檜原村にて、林業をされている「東京チェンソーズ」スタッフから、登山ではない山の楽しみ方を教わりましょう!

***

日時:6月6日(土)8:30、檜原村「払沢園」駐車場集合(JR武蔵五日市駅より西東京バス「払沢の滝入り口」下車)

※お昼にはお弁当が出ます。

終了:15:00「払沢園」

参加料:5000円(講師料、昼食代、イベント保険代含む)

定員:50名(先着順)

服装・持ち物:動きやすい服装、運動靴、軍手、タオル、飲み物

主催:マウンテンスポーツネットワーク(MtSN)/山と溪谷社

協力:(株)東京チェンソーズ

※事前予約が必要です。下記イベント詳細ページよりお申込みください。

山の知識検定

Q:山行計画の作成で登山道の状況を調べる手段として、最も信頼できる情報が得られるものはどれか。

1.現地の山小屋や地元市町村へ問い合わせする。

2.登山地図やガイドブックを調べる。

3.以前に登山した友人の話を聞く。

4.インターネットで公開されている山行記録を見る。

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

解答・解説は次項にて

山の知識検定

Q:山行計画の作成で登山道の状況を調べる手段として、最も信頼できる情報が得られるものはどれか。

1.現地の山小屋や地元市町村へ問い合わせする。

2.登山地図やガイドブックを調べる。

3.以前に登山した友人の話を聞く。

4.インターネットで公開されている山行記録を見る。

A:1

何れの選択肢も誤りとは言えないが、最新情報を得るには、現地の機関に問い合わせをするのがベストである。ガイドブックや登山地図も信頼度は高いが、情報が古くなっている可能性もあるので確認が必要。インターネットのブログなどで公開されている山行記録の中には、主観的な記述や事実誤認などにより正確性に欠けているものもあり、鵜呑みにするのは危険であり、参考程度にとどめることが大切である。同様に友人の話であっても、古い情報の可能性は排除できない。

平成26年度「山の知識検定ブロンズコース」試験問題より

出題:社団法人日本山岳検定協会(山の知識検定)

http://yama-kentei.org/

ヤマケイ新書『日本の森列伝』

自然と人が織りなす物語

海を渡った謎のブナ林、離島に育まれた神秘の森、豪雪地帯の巨大スギ群、汽水域に生きるマングローブ林などなど。独特の景観を呈し、森林生態系の奥深さを見せてくれる12の森を訪ねた筆者による、森と人との関わりの歴史を紐解くルポ。暮らしから森の姿が消えつつある今だからこそ、読んでおきたい一冊です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815510260.html

●著者:米倉久邦/発売日:2015年5月15日/ページ数:352ページ/判型:新書判/販売価格:880円+税/ISBN:978-4-635-51026-4

【担当編集者より】

海底に沈む太古の森――なんだかわくわくする響きですよね。

富山湾の海底に、約2000年前の森が沈んでいることをご存知でしょうか。

湾東部の町・魚津で、新港の建設が始まったのは1930年のこと。

砂浜を掘り下げると、砂の中からおびただしい数の巨木の根が出土しました。

2000年以上も前、富山平野に広がっていた、巨大スギの森です。

発掘された樹根は、魚津埋没林博物館で見ることができますが、いま、富山平野にはスギの天然林はありません。かつての森はどんな姿をしていたのでしょうか?

それを想像させてくれる森が、魚津市の山中に残されています。近年まで知る人ぞ知る存在だった、異形の巨大スギ「洞杉」の大群落です。このスギたちは、海底に沈む太古の森の姿をいまに留めているといわれています。

字数の都合でこれ以上詳しくは書けませんが、どうでしょう、訪ねてみたくなりませんか。

地球規模の自然史、そして、人間の歴史。魚津洞杉を初めとして、日本各地の森はどれも、知る人ぞ知る歴史を秘めています。

本書では、独特の個性を持つ12の森をご紹介します。知れば知るほど深い日本の森、見る目が変わること請け合いの一冊です。

(藤盛瑶子/自然図書出版部)

ヤマケイ登山教室からのお知らせ

【国内】湯ったり名山トレッキング「すずらん峠から黒岳南稜」日帰り

黒岳からの富士

温泉文化に恵まれた国だからこそ、山歩きと温泉をセットで楽しみませんか? 今回の企画では御坂山塊の主峰・黒岳へ北面側から登り、富士展望の南面へと縦断します。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=146917

日程 6月20日(土)
集合 新宿西口スバルビル前(7:00)
行程 新宿(バス)すずらん畑(1340m)~すずらん峠(1620m)~黒岳(1793m)~黒岳南陵~風呂・天水(880m)(バス)新宿【解散】20:00~22:00(予定)
歩行時間:約4時間
体力レベル 2(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です。)
難易度 難易度2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない。)
参加費 15,800円
講師 平田謙一(山岳ガイド)

【机上講習会】菊池哲男の山岳写真塾「2.夏山とお花畑」

週刊ヤマケイの表紙を創刊から2年半にわたって表紙を担当された山岳フォトグラファー・菊池哲男さんの写真講座です。この講座では、机上講座と実地での撮影を通じて、撮影技術の向上を実践的に目指します。季節ごとにテーマのある撮影地を厳選し、撮影技術だけでなく、その季節の撮影地で必要となる登山の装備や知識についてもレクチャーします。

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1630

開催日 6月2日(火)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 35名
受講料 2,000円
講師 菊池哲男(山岳写真家)

【机上講習会】遭難事例から学ぼう?山で死んではいけない?「3.活火山に登る際の対策」

増え続ける山の事故を未然に防ぐために、私たちに何ができるのかを一緒に考えてみませんか。この講座では、過去の遭難事故の実情を見据えながら、生死を分けるポイントを検証していきます。今回は活火山をテーマにします。

参考書:ヤマケイ新書『もう道に迷わない』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1605

開催日 6月8日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 35名
受講料 2,000円
講師 野村仁(山岳ライター)
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
勝峰富雄
編集スタッフ
佐々木惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。