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大雪山・愛別岳

登山者のほとんどいない、静かな山へ。

永山岳山頂から、愛別岳(左)と登山道となる稜線を望む(写真=谷水 亨)

安足間岳から、比布岳の稜線と愛別岳(右)(写真=谷水 亨)

8月24日、晴れ、登山道明瞭

大雪山の最北端の玄関口は愛山渓温泉になり、ここには沼ノ平湿原や永山岳の登山口があります。春には大雪山特有の花が咲き、秋にはチングルマやウラシマツツジの草紅葉が楽しめます。今回はその山域の奥座敷である愛別岳に登りました。

登山口から沢筋の樹林帯を登り、涸れ沢のササヤブを抜けると、沼ノ平の小沼群が見渡せる開けた稜線に出ます。その後、永山岳、安足間岳等の2000m級の山を越え、比布岳の出前の分岐に来ると愛別岳(2112m)の雄姿が見えました。

この分岐から愛別岳への登山道はガレ場のため、不明瞭で一切整備されていません。とても滑りやすいので注意が必要です。また、縦走路からも外れるため登山者もほとんどいません。

愛別岳頂上で素晴らしい眺望を楽しみ、下りは分岐まで戻って安足間岳から当麻乗越をたどり、沼ノ平ルートを下りました。湿原はまだ色づいてはいなかったのですが、大満足の風景を楽しみました。全行程17km、総時間6時間50分、総標高差約1360mでした。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

南蔵王縦走

大きな山塊の稜線を歩きたくて。

早朝の静かな稜線。南屏風岳(右)、不忘山(左)(写真=福井美津江)

可憐なイワショウブ(写真=福井美津江)

8月20日、曇りのち晴れ

蔵王エコーライントップの南蔵王登山口から蔵王連峰南端である不忘山までを往復しました。メイン縦走路の中で不忘山は5つ目のピークになります。

夏の間に茂った草やササが登山道をやや狭くしています。朝露対策のためスパッツを付けていたので、水滴が足に浸みずに済みました。

歩き始めてすぐに蕾のリンドウやイワショウブが目につき、さらに涼しい風に吹かれ、夏の終わりと秋のはじまりを実感。持参する水は盛夏に比べて少なくなりましたが、温かな飲み物が美味しい季節になりました。

(文=福井美津江)

北アルプス・唐松岳、不帰ノ嶮

必ず無事に帰ろう、不帰ノ嶮。

唐松岳の山頂にて不帰ノ嶮への出発準備(写真=川﨑拓兵)

不帰1峰の頭から振り返ると、通ってきた岩場がよく見えます(写真=川﨑拓兵)

8月12日、曇り

今回はゲストとともに不帰ノ嶮(かえらずのけん)に行きました。唐松岳から白馬三山の間に位置する不帰ノ嶮は難所のひとつ。八方尾根の八方池までは観光地の様相を呈していますが、その先の唐松岳は登山者のエリア。さらにその先は、岩稜歩きの緊張するエリアです。

岩稜では歩行する技術はもちろん、混雑した際にどうすれ違うか、どう追い越すか、どう追い越してもらうか、も考えなければなりません。余裕のある計画のもとで行動し、他の登山者との交流を楽しみつつ、声を掛け合いながら安全にこなしましょう。狭い場所でもあるので、「上り優先」ではなく「安全優先」でいきましょう。

また、必ずヘルメットは着装しましょう。落石のみならず、滑落した際にも頭を保護してくれます。落石を起こさない歩行技術も、もちろん必要です。技術と装備の十分な準備をして、岩稜歩きを楽しみましょう。

この日は不帰ノ嶮を抜けて天狗山荘に宿泊。翌日以降の天気が思わしくなかったので、鑓温泉経由で下山となりました。

(文=川﨑拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

北アルプス・水晶岳~針ノ木古道~船窪小屋周回(前編)

ブナ立尾根を登り、裏銀座から読売新道を巡りました。

2日目早朝、正面の野口五郎岳から3時間かけて水晶小屋に着きました(写真=舩越 仁)

たおやかなピークを持つ赤牛岳稜線ですが、見た目とは大違いの岩稜と危険なザレ場には驚かされます(写真=舩越 仁)

8月19日~20日、19日晴れ、20日曇り時々雨

七倉を起点にして周回しました。

ブナ立尾根は下りに2度使ったことがありますが、登るのは今回が初めてです。初日ということもあり、高瀬ダムから4時間35分で登り切れたのは74歳の高齢登山者にとっては上首尾でした。

この日、目指すのは野口五郎小屋です。翌日に歩く水晶岳から赤牛岳の並行稜線を右手に眺めながらの天空漫歩は、登った者にしか味わえない贅沢です。

2日目は薄曇りですが雲は高く、野口五郎岳に立つと槍ヶ岳はいよいよ眼前です。水晶岳にはピストンする人が多く、黒い岩稜帯になると上り下りの譲り合いになります。あくせく歩くより、目の前の雲ノ平や眼下の高天ヶ原温泉でのんびりするのも良いなと感じます。

赤牛岳からの下りはザレ場もあり、注意が必要です。樹林帯に入ってもホッとするわけにはいきません。雨に濡れた木の根も石も、よく滑ります。終盤になる程、木の根越えやクライムダウンが多く疲れ果てました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

北アルプス・水晶岳~針ノ木古道~船窪小屋周回(後編)

念願の針ノ木谷古道へ。

平ノ渡場から30分程で高巻きは終わり、左岸を平坦な河原歩きになります(写真=舩越 仁)

登山靴のままで十分な徒渉です。紐をしっかり結べば水はほとんど入りませんでした(写真=舩越 仁)

8月21日~23日、21日雨、22日雨のち晴れ、23日晴れ

昨年は五色ヶ原経由で針ノ木谷古道へアプローチするも、アクシデントにより平の小屋から黒四ダムへのエスケープを余儀なくされました。

今年こそは、と読売新道を歩いた翌日、奥黒部ヒュッテを出発しました。昨夜から降り続く雨の中、何ヶ所ものハシゴの高巻きに朝からバテそうです。平ノ渡場まで2時間半もかかりました。無理をせず、今日1日は平ノ小屋で停滞することにしました。

翌朝6時の始発で渡り、いよいよ針ノ木谷遡行です。最初だけは丸太橋を渡ります。渓流からあまり離れることなく緩やかに上って行くのですが、右岸での高巻き箇所では高度を上げます。徒渉は10ヶ所ほどありますが、目印がはっきり確認でき、迷うような箇所はありません。

船窪沢出合で針ノ木谷に別れ、フナクボと書かれた尾根に取り付きます。平ノ渡場から歩き始めて丁度4時間でした。ここからの尾根はとても急ですが、安堵感が加わった3時間半のアルバイトで、船窪小屋の温かい鐘の音に迎えられました。やっと念願が叶い、目頭が熱くなりました。

2年前には険しい丸太梯子だった途中の水場登山道が、ステンレスの階段梯子に変っていました。その端に「日本山岳遺産基金 船窪小屋道しるべの会」の小さなステッカーが貼られていました。

余談ですが、もうひとつの発見、途中で採集したマツタケ2本が夕食のご馳走に振舞われました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

北アルプス・前穂高~奥穂高~西穂高周回(1日目)

展望に恵まれた3000m岩稜踏破。

南稜ノ頭に到着。奥穂高岳頂上はもう指呼の間だ。ジャンダルムのピークが姿を現わす(写真=奥谷 晶)

8月19日、晴れのち曇り

上高地より岳沢経由で、前穂高~奥穂高~西穂高岳周回コースに行ってきました。

初日は岳沢小屋から重太郎新道を経て紀美子平へ。前穂高岳頂上までピストンした後、吊尾根を奥穂高岳へ向かいます。前夜は車中泊のため睡眠不足で、いきなり3000mへ登るのはさすがに足が重く感じましたが、水分とエネルギー補給に注意したおかげか、目標のタイムをクリアすることが出来ました。

若い頃、逆のコースでジャンダルムを越えて以来、奥穂高岳登頂は30年ぶりとなります。天候は下り坂なれど、大パノラマを堪能することが出来ました。

(文=奥谷 晶)

北アルプス・前穂高~奥穂高~西穂高周回(2日目)

雨の逆層スラブの試練のあとに大展望のパノラマが待っていた。

ジャンダルムへ向かう先行パーティー。ピークにも登山者が見える(写真=奥谷 晶)

雨に濡れた逆層スラブの長いクサリ場。クサリも濡れて滑りやすく、危険な状態(写真=奥谷 晶)

8月20日、曇りのち雨

朝、雨が降り出していれば即下山と決めていましたが、薄曇りなので出発。すでに数名の登山者がジャンダルムに向かうのが見えます。

いつ崩れてもおかしくないような岩が積み上がっただけの鋭いリッジが続くウマノセやロバの耳を慎重に通過して、ジャンダルムの基部へ向かいます。ジャンダルムの直登ルートでは、ハーケンにセルフビレイをとって安全を期します。天狗のコルへの下りは浮き石が特に多く、先行パーティーとの距離を十分にとる必要があります。

天狗のコルで、ついに雨が降り出しました。雨具を装着して垂壁のクサリ場を直上します。天狗の頭までは迷いやすいところです。マーキングを忠実にたどる方が確実です。マーキングのないところでも手がかりは豊富なので進めそうに思えますが、浮き石の巣のようなところですぐに行き詰まり、進退際まる恐れがあります。実際、西穂から来たがルートに迷って夕暮れになり、ビバークしたという登山者と出会いました。マーキングした石が岩崩れで流されているようなところもあり、ルートファインディング能力が試されています。

天狗の頭からは、逆層スラブの長い下降が続きます。雨に濡れて足元も手元も滑りやすくなっています。ここではクサリにセルフビレイをとりながら下降しました。

間ノ岳から西穂高岳までも、いくつもの岩峰を登下降しなければなりません。具体的な注意点としては

・滑りやすい外傾したステップは踏まない

・一見、持ちやすそうに見える岩のホールドも、岩がはがれる方向には絶対に加重しない

など、一挙手一投即に細心の注意が必要です。雑な動作は文字通り致命傷になる危険地帯です。このルートは注意力と集中力を長時間維持する気力・体力が必要とされる場所なのです。

西穂高岳に到着すると雨があがり、青空も垣間見え、視界が一気に開けました。疑似好天とも思われますが、天の絶妙な恵みに感謝しつつ、西穂高岳からのクサリ場の下降も注意しながら、再び降り出した雨の中を西穂山荘へと下りました。若くて血気盛んなころには「怖いもの知らず」で見えなかった危険要素に自覚的に対処し、万全を期すことが多少なりともできたのかどうかを自問しながら。

なお、この山行では電波発信機「ヒトココ子機」を携行しました。電波の通りのよい稜線では非常に有効と思われます。

(文=奥谷 晶)

北アルプス・徳本峠越えと霞沢岳

クラシックルートの素晴らしさを再確認。

穂高夕景(写真=原 誠一)

明神岳岩峰群(写真=原 誠一)

8月22日~23日、22日曇り時々雨のち晴れ、23日晴れのち曇り

山登りを始めた三十数年前から憧れていた「徳本(とくごう)峠越え」というクラシックルートと、穂高岳前衛峰の「霞沢岳」を登るという、一粒で二度美味しい登山計画を立てました。クラブの例会にて同行者を募集しましたが、この時期の山案内人たちは超繁忙期であり、誰も企画に乗ってくれず、単独行となりました。

朝4時に南信州の自宅を出発。6時15分、島々の奥の駐車場から歩き始めます。里山は既に秋の気配でした。渓流沿いの路傍にはツリガネソウ、ボタンヅル、キンミズヒキ、アキノキリンソウなどが咲いていました。また、標高1200mを越えた辺りからトリカブトの群生とも出会えました。途中で小雨となりましたが、雨具を着るまでもなく徳本峠に着きました。

期待していた穂高連峰は雲の中でしたが、徳本小屋で美味しいうどんを食べ、ツェルトを設営しているうちに、西の空の雲が切れ始めたので、急いで「展望台」へ駆け上がると、絶妙な雲の切れ間から明神岳の峰々が浮かび上がりました。まさに、シャモニー針峰群を彷彿とさせるシルエットでした。

なお、夕食後の日没時にも、穂高連峰の夕景が堪能できました。

翌日は霞沢岳です。徳本峠から往復した上で、夕立ち前に上高地まで下山するため、朝3時発のヘッドライト登山となりました。

ところが、お天気だったのはジャンクションピークとK1間の最低鞍部まで。いつの間にか上高地方面からガスが湧き上がり、K1を登り切った頃には、ほとんどホワイトアウトとなっていました。霞沢岳本峰に辿り着いても雲の中でした。

この日、徳本峠から霞沢岳を目指した登山者は、約25名程でしたが、そのうち、本峰まで往復できた人数はその半分。残りのメンバーはK1で断念したようです。

徳本峠から霞沢岳までの往復は、アップダウンと急峻なガレ場と岩場が続くハードなコースです。また、コースタイムは7~8時間となっていますが、健脚者以外は9~10時間くらいかかります。今後、霞沢岳を目指される方は、「一に体力、二に早起き」を心掛けて頂きたいと思います。

(文=原 誠一/アルプスネイチャークラブ ・登山ガイド)

霧ヶ峰・八島ヶ原湿原

湿原はすでに秋の風情です。

霧雨のなかのマツムシソウ(写真=中村重明)

ときおり青空がのぞいた、八島ヶ原湿原(写真=中村重明)

8月23日、霧雨のち曇り、一時晴れ

八島ヶ原湿原から、物見石、蝶々深山、車山を時計回りで周回する行程を歩いてきました。

歩き始めは霧雨で雨具を着たものの、幸い徐々に天候は好転。ときおり青空ものぞく天気となりました。

八島ヶ原湿原はすでに秋の風情で、ススキや茶色になったシシウドなどが目立ちましたが、アキノキリンソウ、ワレモコウ、トリカブト、マツムシソウなども豊富に咲いており、とても素敵な景観でした。

(文=中村重明)

奥多摩・棒ノ折山

沢の楽しさに触れられる山歩き。

白谷沢核心部のゴルジュを登る(写真=石丸哲也)

明るく開け、広々としている棒ノ折山山頂(写真=石丸哲也)

8月23日、曇り

棒ノ折山は行政的には埼玉県と東京都、山域では奥武蔵と奥多摩の境をなす尾根上にある山です。双方に複数の登山道がありますが、最も人気が高いのが埼玉側の白谷沢コースです。関東ふれあいの道に指定されている一般登山道ですが、跳び石で沢の流れを渡ったり、滝の側壁の岩場を登るところがあったり、両岸の岩壁が狭まったゴルジュを歩くなど、沢登りの楽しさに触れられることが人気の理由です。涼しい沢のなかを歩けることは、盛夏や残暑の時期にうれしい点です。

今回はビギナー向けのトレッキング教室に同行したのですが、20人ほどの参加者達は口々に「こんな楽しいコースだとは思わなかった」「東京の近くにこんな素敵なところがあるなんて」と喜んでいました。沢歩きが終わると、棒ノ折山山頂までは山腹から尾根の登りが続きます。当日は飯能で33度の真夏日だったそうで、たっぷり汗をかきました。下山は白谷沢の東側に続く滝ノ平尾根にとり、そこからスタート地点に戻ったところに「さわらびの湯」があります。ウッディな日帰り温泉館で汗を流して帰宅できました。

棒ノ折山の山頂は、奥日光や谷川連峰まで望める展望のよさでも知られています。当日は曇りのうえ、靄っていて、奥日光はおろか、間近の奥武蔵もぼんやり見える程度でしたが、参加者の皆さんは口々に、晴天率が高くて遠望もきく秋から初冬にまた登りたい、とおっしゃっていました。

季節が変われば紅葉や冬枯れで山も別の表情を見せてくれます。棒ノ折山に限らず、こうして再訪の楽しみをふくらませてくれることも山の魅力です。

花はあまり多くはなかったですが、この時期の近郊の山でおなじみのタマアジサイ、ミズヒキ、キツネノボタン、ヤマホトトギスなどが見られました。。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

奥秩父・小川山

屋根岩2峰セレクションと3峰レモンを繋げて登る。

烏帽子岩左岸線から見る屋根岩(写真=金丸勝実)

屋根岩2峰セレクション最終ピッチの登攀(写真=金丸勝実)

8月16日、曇り時々晴れ

お盆前後になると秋雨前線が見え隠れし始め、季節の移り変わりが感じられるようになります。この日、クライミングのベースとなる廻り目平は、クライマーだけでなく、家族連れなどで賑わっていました。白樺林にはマルバダケブキが群生し、ハイキングにもいいところです。

さて今回は、前日にアルパインクライミング色の濃い烏帽子岩左岸線(18ピッチ)をやり、この日は屋根岩2峰セレクションと3峰レモンを繋げて登ることにしました。ふたつを繋げると合計11ピッチになるため、充実したルートになります。

屋根岩2峰セレクションのハイライトはなんといっても最終ピッチのY字クラックの左ルート(5.9)でしょう。高度感のあるクライミングが楽しめます。終了点からの展望も良く休憩にも最適です。

2峰の懸垂下降後、3峰レモンに取り付きます。このルートのハイライトは3ピッチ目の弓状クラック(5.9)でしょう。ハンドサイズで登攀が始まり、途中からワイドクラックになるので、変化のある登攀が楽しめました。

北アルプスの岩稜に比べるとアプローチが格段に短くなるので、その分、登攀に集中できるのが小川山のいいところだと思います。

(文=金丸勝実/『三重県の山』著者)

※編集部注:自然の岩場でのクライミングは常に危険が伴います。クライミング初心者だけで安易に取り付くことのないよう、注意してください。

山形秋田県境・鳥海山

登山口清掃企画に参加しました。

飛沫をあげる二の滝の心地よい響きは暑さを忘れさせてくれた(写真=長山昌子)

遊歩道清掃後のゴミ袋。一の滝鳥居の前にて(写真=長山昌子)

8月23日、曇りのち晴れ

鳥海山には登山口が6ヶ所ありますが、その清掃企画に参加しました。18人が6班に分かれて、担当の登山口に向かいます。私は渓谷沿いに遊歩道のある二の滝口の担当でした。

一の滝駐車場から赤い鳥居を潜り、鬱蒼としたブナ林の中、整備された遊歩道を進みます。お盆を過ぎると、山は喧噪から逃れて人影も疎らになって静かでした。20年くらい前と比べると山のゴミは少なくなり、マナーも良くなってきていますが、灌木の陰などにゴミが目につきました。

ゴミを拾いながら一の滝を右に送り、しばらく行くと大きい杉の陰から二条の水飛沫を上げる二の滝が姿を現わします。渓谷の傍にはミソガワソウ、チョウジギク、ミズヒキ、ホツツジなどが、ゆく夏を惜しむように咲いていました。

山を綺麗にするということは、自分の心も清やかになるものと感じました。

(長山昌子/山形県/よく行く山:鳥海山、東北の山)

朝日連峰・大朝日岳

朝日鉱泉を起点に、ぐるり一周。

小国、山頂から祝瓶山方面(写真=竹下千恵)

山頂から鳥原山コース。遠くに月山を望む(写真=竹下千恵)

8月16日、晴れ

8月15日は左沢(あてらざわ)町の花火大会で、山形からの電車は混雑していました。

朝日鉱泉ナチュラリストの家に前泊して、16日は日の出とともに出発し中ツル尾根を登り、大朝日岳から鳥原山コースを下り、朝日鉱泉に戻りました。

登りでは2ヶ所に水場があり、下りでは山頂下の銀玉水がとても冷たく、水量も豊富です。登山道は整備されており、道標も明確です。距離にして18km、累積標高差約1700mのロングルートです。稜線の山小屋で1泊してゆっくり登るのもよいでしょう。

山頂付近の稜線では晴天の直射日光に汗を流しつつ、祝瓶山方向の残雪を超えてくる冷たい風で体を冷ましました。山頂からは月山、八幡平など360度の展望を満喫できました。

(竹下千恵/神奈川県/よく行く山:北アルプス、南アルプス、海外高所)

飯豊連峰・飯豊本山

急登を越えて、たどりついた山頂。

山頂にて。日本百名山完登を達成しました(写真=村田圭真)

8月4日~6日、晴れ

今回の登山口、山形県の大日杉小屋に朝早く到着し、東北アルプスと言われる飯豊山を目指します。

スタート直後のザンゲ坂を始め、なかなかきつい急登が地蔵岳まで続きます。熱中症を防ぐため、水をがぶ飲みしながら登りました。

地蔵岳からは緩やかに登っていく右手にちらちら飯豊本山を見ながら歩きます。目洗い清水付近では飯豊本山を眺めるのにいい開けた場所がありますが、日陰がありません。その先の御坪付近でやっとダケカンバの木立のもとに日陰を見つけ、やっとゆっくり休むことが出来ました。

その後もまた急坂が続きましたが、先ほどとは違って、すぐ緩やかな坂になります。やがて雪渓の沢に出て、水浴び。周りにはハクサンコザクラやチングルマの群落があり、ここまでの苦労が報われた感じがしました。まもなく稜線に達し、切合小屋に到着しました。

翌日も天候は晴れ。一山越えると、やっと飯豊本山が姿を現わします。いったん下り、このルートの危険箇所、御秘所を越えて本山をめざします。400mくらい登ると傾斜が緩やかになり、水場を過ぎて本山小屋に到着しました。ここからほぼ水平な道をたどり、飯豊本山山頂です。

本山小屋に隣接する飯豊山神社へお参りして、この日は本山小屋に泊まります。頂上近くの水場は、水量豊富で冷たく美味しかったです。

(村田圭真/埼玉県/49歳/よく行く山:秩父、群馬、新潟の山)

北アルプス・剱岳北方稜線

念願のバリエーションルートへ。

池ノ谷乗越から見た小窓ノ王(写真=原 哲郎)

仙人池に映る剣岳の岩峰群(写真=原 哲郎)

8月19日、晴れ時々曇り

念願であった剱岳北方稜線。このルートを知り尽した方の同行を得て、今回の計画は実現しました。

核心部を歩く19日は、まずまずの好天。午前8時前後、剱岳の山頂は大勢の登山者でにぎわいを見せています。その先に歩を進めたのは我々を含めて3パーティほど。

最初のポイント、長次郎ノ頭のトラバースを慎重にこなし、池ノ谷乗越の手前にさしかかると、八ッ峰をはじめとする剣岳の岩峰群が圧倒的な迫力で迫ります。ぐずぐずの池ノ谷ガリーを降り切って、三ノ窓に達するとようやくひと息つけました。

小窓ノ王を越えて小窓雪渓に至る斜面は踏み跡が明瞭でなく、ガスがかかるとかなり危ないでしょう。小窓近くの斜面から最近起きたと思われる大規模な岩崩れの跡があり、その一部は登山道を覆い、さらに雪渓の上部にまで達していました。

仙人池ヒュッテに着いたのは、剣山荘を発って12時間後のことでした。

翌朝、仙人池からの剣岳の岩峰群の眺めに心癒され、小屋をあとにしました。

なお例年に比べ残雪が多く、ヘルメットとアイゼンは必携です。

(原 哲郎/長野県/67歳/よく行く山:長野、群馬、山梨の山)

※編集部注:北方稜線は一般登山道ではなく、上級者向けのバリエーションルートです。岩登りの基本技術、ルートファインディングなどの総合的な判断力、体力が必要ですので、これらに不安がある初級者、中級者は安易に立ち入らないようにしてください。

北アルプス・唐松岳

小学生の孫と八方尾根から登りました。

八方池にて(写真=炭田秀昭)

妙高連峰とご来光(写真=炭田秀昭)

8月8日~9日、晴れ

八方尾根から唐松岳へ、小学生の孫と、その同級生を連れて行ってきました。

シーズン真っ最中で、大勢の登山者で混雑していましたが、下界の暑さを忘れる、爽やかな稜線歩きができました。

2日間とも晴天で、自分たちが住んでいる妙高連峰からの御来光には、子供たちも感激していました。

(炭田秀昭/新潟県/68歳/よく行く山:北アルプス)

北アルプス・常念岳~燕岳

表銀座方面、ゆっくりテント縦走ひとり旅。

大天井岳を望む(写真=山田芳生)

蛙岩付近の縦走路にて(写真=山田芳生)

8月6日~9日、晴れ

一の沢から中房温泉まで、通常であれば2泊のところを3泊かけてゆっくり縦走を楽しみました。道はとても良く整備されていて、特に一の沢の胸突き八丁にかかるところは、ほとんど恐怖を感じないほどの丈夫なステップが設置されていました。感謝です。

個人的には常念岳が一番好きな山ですが、今回大天井岳にテントを張ってみて、穂高・槍をテントの中からずっと見ることができたことなどから、大天井岳も大好きな山になりました。テン場の平坦度やトイレの設備なども最高です。

ただ、大天井岳付近や中房温泉の林道など数ヶ所で、サルが群れを成して移動していました。子ザルなど見た目にはかわいいのですが、南アルプスの鹿害と同様に、北アルプスでも動植物生態系のバランスが崩れるのではないかという危機感を感じました。絶対にエサを与えてはいけないし、山では当たり前のことながら、残飯も出してはなりません。

今回、3泊とも晴天が続き、穂高・槍をさまざまな角度から眺めることができ、最高の縦走となりました。燕山荘の赤沼オーナーも、「晴天がこれだけ続くことは非常にまれで、日ごろの行ないの良い方がいっぱいおられます」と笑いながらおっしゃっていました。

(山田芳生/兵庫県/61歳/よく行く山:六甲山、長野県の山)

北アルプス・北穂高岳~前穂高岳

2年前、雨のため断念したコースへ再び。

北穂高岳山頂にて、槍ヶ岳(写真=石川和重)

前穂高岳山頂にて、奥穂高岳から槍ヶ岳の稜線を望む(写真=石川和重)

8月10日~12日、晴れ

上高地から涸沢を経て、北穂高岳から前穂高岳まで縦走しました。

1日目は上高地から入山し、涸沢小屋で1泊して翌日に備えます。

2日目は北穂高岳から涸沢岳を経て、穂高岳山荘へ。今回は晴天に恵まれ、北穂高岳からは白馬三山まで望めました。穂高岳山荘までの縦走路ではクサリ場の渋滞もなく、高度感を感じつつ、順調に歩くことができました。

3日目は奥穂高岳から吊尾根、前穂高岳、岳沢を経て上高地へ。風が少し強く、雲も多かったのですが、槍ヶ岳や富士山も良く見えました。奥穂高岳の山頂からはジャンダルムの山頂に立つ登山者が見え、驚くと同時に羨望を覚えました。

体力的に疲れましたが、所々で咲いていたイワギキョウに励まされ、無事に上高地へ下山しました。

(石川和重/埼玉県/45歳/よく行く山:北アルプス)

南アルプス・荒川三山、赤石岳(前編)

南アルプス4泊5日縦走の旅。

千枚小屋前から望む、暁の富士山(写真=伊東明美)

荒川東岳から中岳へ向かう稜線(写真=伊東明美)

8月9日~11日、晴れ

9日、静岡駅からしずてつジャストラインと東海フォレストが運行するバスを乗り継ぎ、登山口の椹島(さわらじま)に前泊。ロッジは個室で、風呂は石鹸シャンプー使用可、トイレはウォシュレットです。宿舎は簡素ですが、隣接するログハウスのカフェ棟がお洒落です。

荒川三山&赤石岳の縦走ルートは、山中2泊で計画されることも多いようですが、1日1往復のしずてつバスに接続する東海フォレストのバスは椹島午後1時発であること、この山行の実現まで30年かかり、このエリアにはゆったり滞在したいという気持ちから、山中3泊・反時計周りで計画しました。

10日は千枚小屋まで。地図上では一見なだらかそうなコースですが、椹島との標高差は1500m。終始樹林帯のせいか、意外に疲れます。

清水平の冷たい水でリフレッシュし、緑鮮やかな駒鳥池から1時間、ミヤマダケブキやトリカブトの花畑が現れると千枚小屋に到着。これほど広いお花畑に囲まれた小屋を、私は他に知りません。夜は天の川も見られました。

11日、払暁の刻、昨日は見えなかった富士山が現われました。いよいよ待望の稜線漫歩です。千枚岳と丸山の間はガレた岩場で要注意ですが、花がたくさん咲いています。山頂の標識が「荒川東岳」となっていますが、ここに来てなぜか「悪沢岳」と呼びたくなったのは、私が見かけたオリジナルTシャツの影響でしょうか。

文句なしの美しい稜線を堪能しながら荒川中岳、荒川前岳と3000m峰を3つ踏み、お花畑を通って荒川小屋へ。ここの水場は湧水です。冷たい濡れタオルで体を拭き「これであと3日大丈夫だ」と言っている男性もいました。

(伊東明美/東京都/よく行く山:関東甲信越、日本百名山)

南アルプス・荒川三山、赤石岳(後編)

南アルプス4泊5日縦走の旅。

赤石岳からの下り。左奥は仙丈、中央奥に間ノ岳、右に悪沢岳(写真=伊東明美)

8月12日~13日、12日晴れ、13日雨のち晴れ

8月12日。宇宙を感じさせるご来光のひと時は、山で朝を迎える醍醐味のひとつです。荒川小屋も、いながらにして富士山が拝める場所でした。

朝方少し重たかった上空の雲は次第に消え、大聖寺平から上の稜線で長野側の広闊な展望が開けました。中央アルプスの千畳敷カールや、北アルプスは穂高から槍の穂先まで確認でき、見ているうちに涙が滲みました。

赤石岳3120mの頂では360度展望のブレイクをたっぷり1時間。

赤石小屋への下りでは、山肌に広がる花の絨毯にまた心が躍りました。

最終日、いよいよ下山です。予報では1日雨でしたが朝の雨は途中で止み、椹島に着く頃は夏らしい日差しが復活しました。シャワー後のビールの味は語るまでもありません。

8月9日の入山から5日に及ぶ山行は久しぶりでしたが、おかげさまで心身に余裕を持った至福の山タイムを過ごすことができました。花の美しさは想像以上。小屋はどこもきれいですし、好立地にある避難小屋も含めたプランで再訪したい山域です。

(伊東明美/東京都/よく行く山:関東甲信越、日本百名山)

北陸・白山

夏と秋の花が同居する、百花繚乱の景色。

御前峰から見た大汝峰と紺屋ヶ池(写真=川畑和夫)

左から時計まわりにクロユリ、イワギキョウ、ミヤマダイモンジソウ、ハクサンフウロ、シモツケソウ(写真=川畑和夫)

8月19日~20日、19日曇り時々晴れ、20日曇り時々小雨

8月も下旬なので、花はそれほど期待せず出かけましたが、その予想は嬉しい方向に外れ、夏と秋の花が同居してまさに百花繚乱でした。

甚之助避難小屋までは、数は少ないもののミヤマシャジン、ソバナ、センジュガンピ、キツリフネ等が、十二曲りの斜面にはミヤマシシウド、アマニュウの大群落の中にハクサントリカブト、シモツケソウ、ヤマハハコなどが。室堂周辺にはハクサンフウロ、イワギキョウ、シナノオトギリ、ミヤマキンポウゲ、コバイケイソウ、オンタデなどが至る所に群落を作っている中に、クロユリが数多く咲き残っていました。

砂防新道を登って、観光新道を下りましたが、下りの馬の立髪付近にはタカネマツムシソウが数多く咲いており、秋の気配も感じられました。

(川畑和夫/大阪府/66歳/よく行く山:六甲、比良、生駒、北アルプスなど)

ピレネー山脈・ビニュマール

登頂できなかったものの、素晴らしさを堪能。

ゴーブ湖からのビニュマール(写真=野水敏勝)

山小屋からのモンテ・ペルディード展望(写真=野水敏勝)

7月29日~30日、晴れ

フランス・スペイン国境に連なるピレネー山脈。2週連続で投稿してきましたが、今回はその最後、秀峰ビニュマール(3298m)です。

ビニュマールは氷河を戴く山で、登るにはピッケルとアイゼンが必携です。初日、約5時間をかけて山小屋(Refuge de Bayssellance 2651m)へ。翌日ペティ・ビニュマール(3032m)へ登る計画でしたが、あいにくの雨で断念しました。

帰路の途中、沢が増水して厳しい徒渉となりましたが、何とか渡ることができました。私たちの後の人は、もしかしたら足止めとなって山小屋に引き返したのではないかと思われるほどでした。

その後も雷が激しくなるものの、収まったところで無事下山することができました。山は安全第一です。人は自然の脅威には逆らうことができない、そんなことをあらためて実感した山行となりました。

それにしても山小屋から展望したピレネーの山々の美しさは、ただただ見惚れるばかりでした。

(野水敏勝/新潟県/65歳/よく行く山:越後の山、北アルプス)

第六回

もうすぐだ 嗚呼もうすぐだ もうすぐだ (ペンネーム:シモP)

【寸評】

「松島や ああ松島や 松島や」を彷彿とさせる一句。息も絶え絶えになりつつ、頂上直下であえぐシモP様の姿に、落涙を禁じ得ません。

【段位】

シモP様には「1000m級」の段位を授与します。

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!

投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

捜索・救助費用に特化(330万円までお支払)、コストパフォーマンス抜群です。

WEB申し込みも可能になりました。

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電子カタログは下記URLよりご参照いただけます。

http://www.maitabi.jp/bus/pdf/

講演会「チベット医が語るラダックの魅力」

8月29日、東京・新宿歴史博物館で開催

インダス川沿いに広がるラダックの風景(撮影=小林尚礼)

インド北部の山岳地帯、ラダックの魅力についてチベット医学の専門家が語る講演会が開催されます。

講師の小川 康さんは、チベット医学界から認定されたチベット医です。ラダックに近いダラムサラでチベット医学大学に入り、10年にわたって修学しました。

ラダックにはチベット系住民が多く暮らしていて、中国チベット自治区よりもチベットの伝統が息づいているといわれます。風土や植生がチベット本土に似て、伝統的なチベット医学が今も暮らしに根づく土地です。

今回は小川さんにチベット医としての体験談とともに、ラダックの魅力を語っていただきます。興味のある方はぜひ参加してみてください。

***

日時:8月29日(土)14:00~16:30

会場:新宿歴史博物館/講堂(新宿区三栄町22)

講師:小川 康さん

会費:1000円(学生500円、留学生無料)

※予約は不要ですが、運営をスムーズに行なうため、参加希望者はあらかじめ主催者に参加人数をお伝えください。

登山番組『実践! にっぽん百名山』

8月29日、30日の放映予定

週刊ヤマケイでもおなじみの山岳ライター、小林千穂さんが29日の放送に登場

女優の村井美樹さんはテント泊で北岳へ。その模様は30日に放映

アニメソングの帝王にして、アニキと慕われる水木一郎さん。実は山が大好き

釈由美子さんの司会で人気の登山番組、NHK BS-1の『実践! にっぽん百名山』。8月29日17:00からは「穂高岳」を、30日13:00からはにっぽん百名山スペシャルでNHK BSプレミアム「夏山を楽しもう」、17:00からはNHK BS-1「木曽駒ヶ岳」の再放送があります。『Rock & Snow』の萩原編集長の解説も必見!

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8月29日(土)17:00~17:30

NHK-BS1『実践! にっぽん百名山』「穂高岳」

人気の穂高岳を解説。ガイドするのは週刊ヤマケイでもおなじみ、山岳ライターの小林千穂さんです。

ゲストはあばれる君。ヤマ塾のテーマは「日常でもすぐできるトレーニング」についてです。

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8月30日(日)13:00~14:30

NHKプレミアム『にっぽん百名山スペシャル』「夏山を楽しもう」(再)

8月11日に放送された番組が、好評につきさっそく再放送です。MCは三宅裕司さんとホラン千秋さん。ゲストは市毛良枝さん、ダニエル・カールさん、『Rock & Snow』の萩原浩司編集長。

3本のロケが紹介されますが、いちばんはじめに登場するのが北岳のテント山行。女優の村井美樹さんが萩原の案内で北岳テント泊山行に挑みます。

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8月30日(日)15:00~15:30

NHKーBS1『実践! にっぽん百名山』「木曽駒ヶ岳」(再)

ゲストは水木一郎さん。アニソンの帝王はなんと、山好きでした! ヤマ塾のテーマは高山病対策です。

報告会「三浦雄一郎が見たネパール震災~国連WFPの支援現場~」

9月1日、「防災の日」に東京・渋谷区で開催。

三浦雄一郎さん(国連WFP協会親善大使)が、4月25日のネパール地震発生から3カ月後の7月下旬に被災地を訪問。視察で見たこと、聞いたこと、感じたことなどをお話しします。

国連WFPは5月末までに約200万人に米などの食糧を届け、支援が第二段階に入った6月以降7月末までに、およそ89万人に食糧や食糧購入のための現金を届けました。先着200名で一般の参加者を募集中です。

***

日時:2015年9月1日(火)15:00~16:45(14:30受付開始)

場所:国連大学 ウ・タント国際会議場

(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル3階)

定員:先着200名

参加費:無料

内容:講演「自然災害における国連WFPの緊急支援」

忍足 謙朗(元国連WFPアジア地域局長/国連WFP協会顧問)

視察映像の上映

トークショー「ネパール大地震から3カ月~復興への道のり~」

三浦 雄一郎 国連WFP協会親善大使

問い合わせ:国連WFP

0120-496-819(9:00~18:00 年中無休)

『「身体」を忘れた日本人』

現代人の自然欠乏による「身体感覚の衰え」を語る

解剖学者・養老孟司氏と作家・冒険家のC・Wニコル氏が、都市生活によって衰えた日本人の身体をテーマに、子どもたちのこと、食べるということ、極地での気づきなどさまざまな問題に切り込んだ対談集。

アレルギーになる子ども、災害時に火をおこすことが出来ない大人たち。便利になりすぎた都市生活によって、あまりに身体を使わない世の中になっていないだろうか。そして自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている――。そんな問題意識から、話は広がっていきます。

https://www.yamakei.co.jp/products/2814640020.html

●著:養老孟司、C・Wニコル/発売日:2015年8月21日/販売価格:1,300円+税/ページ数:208ページ/判型:四六判/ISBN:978-4-635-64002-2

2015年8月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
山登りABC『テーピングで快適登山』 8/7 1,000円+税
『岐阜県警 レスキュー最前線』 8/7 1,600円+税
『山と溪谷 9月号』 8/12 952円+税
『フリークライミング日本100岩場4 東海・関西 増補改訂新版』 8/14 2,200円+税
『秘境・南アルプス深南部 逡巡山行記』(電子書籍) 8/21 1,350円+税
『骨盤メソッド たった10秒で実感! 骨盤でカラダを動かせるようになると、美しい姿で、楽に動ける』 8/28 1,800円+税


ヤマケイ登山教室からのお知らせ

【国内】中西俊明の山岳写真講座「特別編・錦繍の涸沢」3日間

錦繍の涸沢

秋の涸沢は錦繍に彩られた圏谷と穂高連峰の組み合わせが素晴らしく、誰もがそこで一度は撮影したいと願う人気の場所です。この企画は少人数で実施します。写真の初心者も大歓迎です。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=159399

日程 10月8日(木)~10日(土)
集合 上高地ビジターセンター前(13:00)
行程 1日目:上高地ビジターセンター~横尾山荘(泊)
2日目:横尾山荘~涸沢(周辺で撮影)~涸沢ヒュッテ(泊)
3日目:周辺撮影~横尾~上高地【解散】15:00頃(予定)
歩行時間:1日目・約3時間、2日目・約3時間、3日目・約5時間
体力レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です)
難易度 難易度2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない)
参加費 59,000円
最少催行人数 9名(定員10名)
講師 中西俊明(山岳写真家)

【国内】地図読み講座(中級講座)「奥武蔵・高山不動周辺」日帰り

かつて山上集落に住んだ子供たちが歩いた通学路や、古い石碑の残る旧参道をたどります。踏み跡はありますが、道標はなく、地図読みの力が試されるコースです。メンバーで協力しながら目的地を目指します。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=146929

日程 9月27日(日)
集合 西武池袋線・高麗(こま)駅 改札前(8:30)
行程 西吾野駅(240m)~三社峠(350m)~大窪峠(300m)虚空蔵山(619m)~高山不動(580m)~石地蔵から西吾野駅【解散】17:00(予定)
歩行時間:約4時間30分
体力レベル 中級レベル(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差1,000mの登りを4時間以内で歩ける体力が必要です)
難易度 3(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるがあり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部に梯子やクサリ場、それに匹敵する箇所がある)
参加費 8,500円
講師 佐々木 亨(山岳ライター)

【机上講座】山のファーストエイド「3.山での暑熱寒冷障害(熱中症・低体温症など)」

山で起こりがちなトラブルに対処するための事故防止対策、救助要請や応急手当の方法のポイントを学びます。

参考書:『簡単にできる! 山のファーストエイド』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1602

開催日 9月15日(火)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~21:00
定員 35名
受講料 2,000円
講師 悳秀彦(日本山岳協会 遭難対策委員)
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
勝峰富雄
編集スタッフ
佐々木惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。