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日高山脈・北戸蔦別岳

強風の山頂で日高中央部の絶景を満喫。

山頂から北方面の眺望。右から伏美岳、ピパイロ岳、1967峰など(写真=谷水 亨)

山頂にて強風を避けながら南方の風景を楽しむ同行者。中央が幌尻岳、左は戸蔦別岳)(写真=谷水 亨)

10月10日、曇り時々雨、ヒョウ、快晴

女性パーティから北戸蔦別岳(きたとったべつだけ)から幌尻岳を目指す縦走の相談を受け、この時期の経験値と天気予報から、1泊2日から北戸蔦別岳日帰りを薦めて、私も一緒に登ることになりました。

前日に関係森林管理署に入山届けを提出(FAX)し、暗闇の中ゲートを解錠してチロロ林道を車で走ります。車止めから歩行開始、約3kmの林道を歩くと取水口ダムの登山口から沢伝いに十数回の徒渉をしながら登りました。天気予報は晴れにもかかわらず、雨雲が頭上に現われて、早めに雨具を着ようと羽織った直後に強い雨とヒョウに降られました。継続か、撤退か、メンバーの体調と雲の動きを交互に仰ぎ見ます。結局、続行を判断。

二の沢二股から約1000mの急勾配を登り、稜線直下で防寒着を着てヌカビラ岳の頂に立ちました。いつの間にか空は快晴。しかしここからの稜線では、風速20m/s以上はあろうかと思われる強風に立ち止まることもあり、登山道も雪(10~15cm)に埋もれていました。吹き溜まりの所は膝下まであり、ちょっとしたラッセルを楽しみます。

歩行距離8.6km、標高差1300mを5時間10分で北戸蔦別岳山頂に立ちましたが、強風で立ったままの撮影もできず、山頂標識にしがみついた姿での記念撮影となりました。

風を遮るところで、その絶景を堪能します。北方面には伏美岳、ピパイロ岳、1967峰、チロロ岳等の日高北部を、南方面にはどっしりと鎮座した幌尻岳や戸蔦別岳等の日高中央部、東方面には十勝幌尻岳、エサオマントツタベツ岳など、360度の大パノラマを楽しむことができました。

下りも強風と快晴の中、初めて日高中央部の絶景を楽しんだ女性同行者3人の足取りも軽く満足げです。

雪道、急勾配、徒渉、そして紅葉の林道を歩き、快晴、強風、雨、雹と、様々に変化する状況を楽しんで下山しました。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

北海道・北根室ランチウェイ

北海道らしいロングトレイルでのスルーハイク。

こんな牧場風景の中を歩くのが北根室ランチウェイの特徴です(写真=日向俊雄)

西別岳からは摩周岳と摩周湖の展望が開けます(写真=日向俊雄)

9月26日~28日、26日曇り、27日曇り時々雨、28日晴れのち曇り

北根室ランチウェイは北海道の中標津から摩周湖にかけて、6つのステージから成る71.4kmのロングトレイルです。ランチ(RANCH)とは大牧場のことで、文字通り多くの行程が牧場地帯を歩く、北海道ならではのロングトレイルです。全行程を踏破するスルーハイクと、ステージを分けて歩くセクションハイクがあり、体力や日程に合わせて組み合わせられるのがロングトレイルの魅力でもあります。

今回歩いたのは第1ステージから第6ステージまで2ステージずつを3日間で歩くスルーハイクで、テントは不要でしたが、寝具や炊事道具に加えて食料や水を大型ザックに入れると重たくなり、毎日平均24kmを歩くのは結構大変でした。

この北根室ランチウェイはNHKで紹介されてから、道外から訪れる人が多くなったようで、西別小屋で一緒になった男性2人は共に神奈川県からこのランチウェイだけを目的に来ていました。第5ステージは西別小屋から西別岳に登って摩周湖に抜ける登山コースですが、この2人は普段ハイキングや登山をしている訳ではなく、いろいろな人が興味を持って参加していることがわかりました。

トレイルランも盛んなようで、牧場通過区間では「牛を驚かさないためにランニング禁止」と書かれた注意標識が目立ちました。

ところどころ舗装路や砂利道を歩くのは辛いですが、各ステージ毎に特色があり、広大な牧草地の起伏を抜けて歩くのは気持ち良いものです。

最終日に摩周湖を見ながら歩いて展望台に至り、最後に第6ステージ終点の美留和駅まで歩き終えた後は、爽快感と達成感でいっぱいでした。

(文=日向俊雄)

八甲田連峰・八甲田大岳

西陽を浴びて赤く染まるブナ林。

上毛無岱先より、下毛無岱を望む(写真=中村重明)

登山口(酸ヶ湯公共駐車場)より、夕刻の八甲田大岳(写真=中村重明)

10月10日、晴れ

三連休の初日、八甲田連峰の主峰・大岳に登ってきました。酸ヶ湯温泉から仙人岱(せんにんたい)、大岳、毛無岱(けなしたい)を周回して登山口に戻るポピュラーな周回コースです。

今年は紅葉が例年よりもかなり早めとのことで、もともと楽しみにしていた毛無岱付近の草紅葉はピーク過ぎでしたが、それでもまだまだ見応え十分でした。なにより登山口周辺の紅葉が真っ盛りで、特に下山後、夕刻の西陽を浴びて赤く染まるブナ林の景観は見事でした。

また山頂からは、高田大岳や南八甲田山はもちろん、陸奥湾や岩木山もきれいに望むことができ、とてもいい一日となりました。

(文=中村重明)

山形県・月山、湯殿山周辺

山頂まで登らずとも紅葉が楽しめました。

夏道のない湯殿山(写真=福井美津江)

草紅葉の色も濃くなってきました(写真=福井美津江)

10月10日、晴れ

月山山頂へと続く湯殿山登山口は湯殿山本宮の前からとなります。湯殿山神社までは有料道路(通行時間限定)を通り、駐車場から湯殿山本宮までは徒歩(20分)か、バス(5分)のどちらかで移動です。湯殿山登山口は積雪期になると閉鎖します。

歩き始めて間もなく、足もとが湿って滑りやすい「水月光」を注意しながら登ります。ハシゴ場の続く「金月光」を越えると装束場です。分岐を月山山頂方面へ。今回は月山や姥ヶ岳の山頂へは寄らず、牛首から木道を下山しました。

上部の紅葉は終わっており、下山しながら紅葉に追いつく感じでした。

(文=福井美津江)

安達太良連峰・安達太良山

美しい紅葉と360度の展望。

まさに全山紅葉(写真=山田典一)

9月30日、晴れ

1900年(明治33年)に大噴火した安達太良山(1699.6m)に登ってきました。

ゴンドラリフト「あだたらエクスプレス」に乗り、山頂駅から登山開始。整備された灌木帯の中を山頂に向かいます。赤色や黄色に紅葉した景色を楽しみながら歩きました。

山頂には1時間20分で到着。360度の展望で、会津磐梯山や東西吾妻連峰、福島市内が一望できます。

下山は牛の背、くろがね小屋を経由して帰りましたが、風速20m以上の強風で飛ばされそうになり、身体を斜めにして歩きました。今回は下山ルートが紅葉のハイライトで、錦繍に染まりながら気持ちよく歩いたのでした。

(文=山田典一/水上山岳会)

北アルプス・室堂~剱沢~仙人池~欅平part1

室堂を出発、初日は剱澤小屋泊。

冬毛に変わっていくライチョウ。恥ずかしそうに草陰から顔を出した(写真=伊藤哲哉)

満天の星空。こんな星空をいつまでも見ていたい(写真=伊藤哲哉)

10月2日、曇りのち晴れ

10月2日から6日にかけて、室堂から池ノ平、仙人池を訪れました。

10月2日午前中は室堂にいました。天気は曇りです。この日は剱澤小屋までの行程です。正午前にみくりが池温泉小屋を発つと、エンマ台付近で複数のライチョウが出迎えてくれました。ライチョウたちは、冬毛に衣替えをしているところです。日向ぼっこをしながらゆっくり歩く可愛らしい姿に、しばらく見とれてしまいます。

雷鳥坂を登り始めたころには、天気は快晴になってきました。眼下に見える雷鳥沢キャンプ場は、すっかり秋色に染まっています。剱御前小舎付近ではいつものように風が強く、小屋の蔭に隠れて休憩です。剱沢方面を見ると悠然と佇む剱岳が見えます。剱沢をゆっくり下り16:00ごろ、剱澤小屋に着きました。

剱澤小屋では、暖かく迎えていただきました。剱沢雪渓の現況、トラバースする際の注意点を小屋スタッフの方から教えてもらい、夕食に舌鼓を打った後は満天の星空を心ゆくまで眺めました。平ノ池、仙人池、紅葉、裏剱の峰々といった素晴らしい景色への期待に胸を膨らませながら、早めに就寝しました。

(文=伊藤哲哉/『改訂新版 千葉県の山』共著者)

北アルプス・室堂~剱沢~仙人池~欅平part2

山行を祝福してくれるかのような晴天と紅葉。

剱沢雪渓。広大な雪渓と色とりどりの紅葉の中を下っていく(写真=伊藤哲哉)

紅葉の裏剱。紅葉と剱岳の三ノ窓雪渓が印象的だ(写真=伊藤哲哉)

10月3日~4日、3日快晴、4日曇り時々雨のち晴れ

10月3日早朝、池ノ平小屋に向け剱澤小屋を出発しました。天気は快晴です。剱澤小屋スタッフのアドバイスに従って、雪渓には50mほど下ったところで取り付きます。雪渓の状態はよく、クランポンもよく効き、足取りも軽やかです。周囲の山々は、すっかり秋色に染まり、まるで山行を祝福してくれているかのように思えました。

平蔵谷、長次郎谷の出合いを通過し、南無の滝の手前で夏道に戻りました。真砂沢ロッジ、二股のつり橋を渡り、いよいよ仙人山の急坂です。息苦しさを感じながら1時間ほど登ると、紅葉とともに裏剱の峰々と三ノ窓雪渓がきれいに見えました。雪渓と紅葉のコントラスト、屹立する裏剱の峰々に感動のあまり、しばらく呆然と立ち尽くしていました。仙人山の峠まで来れば、池ノ平小屋までゆっくり歩いて40分程度です。

池ノ平小屋では、初めて五右衛門風呂に入りました。小屋の方が湯加減を調節してくれます。まるで殿様になったような気分でした。しかも眼前には裏剱の峰々のほか、美しい池ノ平山の紅葉があり、贅沢な時間を過ごすことができました。

10月4日未明より、天気が変わり雨または曇っていました。池ノ平小屋を正午に出発し、1時間ほどで仙人池ヒュッテに着きました。ヒュッテの紅葉の多くは、2、3日前の暴風雨により、終わっていました。仙人池ヒュッテでは、富山県在住有名星稜写真家のN氏と、後立山連峰を中心的な活動拠点にしている著名山岳写真家のK氏に会いました。夜半にかけて、お二方と仙人池や裏剱と星の競演の撮影に専念しました。

(文=伊藤哲哉/『改訂新版 千葉県の山』共著者)

北アルプス・室堂~剱沢~仙人池~欅平part3

仙人池から欅平へ。

仙人池に写る星たち。仙人池はまるで鏡のように何でも映してしまう(写真=伊藤哲哉)

盛秋の裏剱。威風堂々たる裏剱の峰々を紅葉たちが引き立てている(写真=伊藤哲哉)

10月5日~6日、晴れ

10月5日、未明より下弦の月明かりの中、仙人池の様子を撮影しました。天気は晴れていましたが気温は零下でした。日の出になると裏剱の峰々が赤く染まってきました。同時に仙人池に写る峰々も赤くなり、とても印象的でした。朝食後、平ノ池に向かいます。途中、霜を装ったチングルマの葉に陽光があたりキラキラと輝いていました。平ノ池では、予めロケハンしていたポイントで裏剱と紅葉の競演を1つずつ撮影していきます。

仙人池ヒュッテを10時過ぎに発った後、予期せぬアクシデントがありました。仙人谷で夏道から滑落し、シュルンドに挟まってしまったのです。何とか自力で脱出できましたが、今年の仙人谷では不安定な雪渓が多く残っており、雪渓ではなく夏道を歩くようアドバイスを受けていました。細い夏道を慎重に歩いていたつもりだったのですが、疲れがたまっていたか、または注意力が散漫であったかなどの原因で、このようなアクシデントに見舞われたのだと思っています。

(文=伊藤哲哉/『改訂新版 千葉県の山』共著者)

北アルプス・蝶ヶ岳

モルゲンロートに染まる槍・穂高。

日没後の穂高にカメラを向けて長めの露光をすると星空の下、穂高の山小屋にも明かりが灯っていた(写真=白井源三)

氷点下になった朝、ご来光を浴びて黄金色に輝く槍穂の稜線(写真=白井源三)

9月28日~30日、晴れ

1日目。今年のお盆に蝶ヶ岳へは雑踏の上高地を避けて一の沢、常念岳経由で登りました。今回は久闊の上高地から入山。梓川周辺の紅葉はまだ早い気配でした。横尾山荘で贅沢な湯船に浸かり、一泊しました。この日はスーパームーンが見られるとのことでしたが、谷間の横尾では諦めて就寝。

2日目。ほとんどの登山者は涸沢へ向かっているようでした。槍ヶ岳へ向かう登山路を右に分けて、標高2625mの稜線を目指します。樹林帯を40分ほど進み、小さなベンチが置かれた槍見台に着くと雲が切れて槍ヶ岳が覗けました。展望後は急登が続きます。奥穂高岳が樹林越しに見えると、切り開かれた斜面のなんちゃって槍見台で再び槍ヶ岳遠望です。

ここから稜線まで長い急登が続きます。森林限界を抜け、ハイマツ帯から振り返ると、秋の高い空に槍が天を突き、穂高までのスカイラインが延びていました。

3日目。タンクの水に氷が張っていた明け方、穂高の上空にはスーパームーンが沈みかけ、槍・穂高は期待通りのモルゲンロートになりました。帰路は長塀尾根から徳沢へ下り、再び上高地へ戻る、のんびり槍・穂高展望山行でした。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

北アルプス・穂高連峰パノラマコース

涸沢カールから岩場をたどる展望コースへ。

涸沢カールのナナカマドがもっとも色鮮やかなタイミングでした(写真=木元康晴)

左手前の北穂高岳から大キレットを経て槍ヶ岳に続く稜線(写真=木元康晴)

10月5日~7日、5日晴れ、6日晴れのち雪、7日快晴

紅葉の穂高連峰の景色を楽しもうと考え、涸沢カールに行ってきました。

初日は上高地から梓川右岸道をのんびり歩いて、明神池の手前にある嘉門次小屋に宿泊。2日目は徳沢、横尾を経て横尾谷方面へ。

本谷橋を渡ると木々の色づきも目立ってきて、秋の空気を感じながら歩きます。特に涸沢カールやや下では、ナナカマドの葉の赤が色鮮やかで印象に残りました。

チェックインした涸沢ヒュッテは予想通りの混雑具合でした。夕食前に外の展望デッキでくつろいでいると、降り出した小雨がすぐに雪に変わり、秋の山の天候変化の激しさを実感します。

翌朝は快晴で、モルゲンロートに染まる山々の展望を満喫。下山はパノラマコースへと向かいました。

前日の雪の残りや凍結箇所もなく、屏風ノコルまでの岩場の区間を慎重に通過。なお、途中でルートミスをして不安定な急斜面で立ち往生しているパーティに遭遇し、登山道まで誘導をしました。やはりこのコースは、岩場やマーキングの乏しい道でのルートファインディングに自信のない方は、避けるべきだと言えるでしょう。

屏風ノコルからは、ひときわ目立つ槍ヶ岳を正面に望む、屏風ノ耳までピストン。その後は明るい南面の樹林の中の道を下って、新村橋経由で上高地に戻りました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

※編集部注:パノラマコースは上級者向けコースです。初中級者のみでの入山は控えてください。

北アルプス・横尾本谷カール

稜線では体感温度零度以下でした。

横尾本谷左俣のカール。中央は南岳(写真=畠山茂信)

屏風ノ耳から見た横尾本谷右俣のカール。奥は槍ヶ岳(写真=畠山茂信)

10月7日~9日、快晴

横尾から本谷の左俣を北穂まで遡りました。途中の北穂大滝は全面結氷していて既に冬の様相です。奥二俣の先でカールに出た途端、南岳から大キレットを経て北穂への稜線とその下に広がるカールが、突然目に飛び込んで来ました。紅葉のピークは過ぎていましたが、それでもなおハイマツの緑と草紅葉が、快晴の青空と絶妙なコントラストで素晴らしい光景を作り出していました。

しばらく紅葉を独り占めにした後はガレ場をA沢のコルまで登り、大キレットを北穂高小屋まで行きました。

翌日は涸沢からパノラマコースで上高地に下山しました。涸沢の紅葉もいつも通りに素晴らしく、屏風ノ耳から見た横尾本谷右俣の景色も、奥に槍ヶ岳が聳え全面を覆った紅葉で大変綺麗でした。

今回は3日間とも昼過ぎまでは雲一つ無い快晴でしたが風は強く、稜線上では体感温度零度を軽く下回っていたと思います。手袋をしていても指先が痺れ、足先にも感覚がありませんでした。

(文=畠山茂信)

※編集部注:このルートは一般登山道ではありません。岩登りの基本技術やルートファインディングを身に着けていない初級者・中級者は安易に入らないようにしてください。

北アルプス・錫杖岳

錦繍の錫杖岳前衛壁で1ルンゼを攀じる。

登攀途中の前衛壁から見る錫杖岳(写真=金丸勝実)

3ピッチ目の登攀、背景は錫杖沢の紅葉(写真=金丸勝実)

10月4日、晴れ

北アルプスの秋が足早に駆け抜けていきます。錦繍の晴天を狙って錫杖岳に出かけました。この時期の錫杖岳はクライマーにとって人気のスポットで、錫杖沢出合や岩小屋をベースにしているクライマーがいました。人気のルートは、やはり前衛壁の「左方カンテ」と「注文の多い料理店」で、順番待ちのため想定以上に時間がかかることがあります。もちろん、錫杖岳の本峰を目指すパーティも幾つかありました。

今回の我々は日帰りで1ルンゼを目指すことにしました。グレード的にはおおむね40m5.9が6ピッチで、懸垂下降も含めると約6時間の登攀時間になります。早朝5時に笠ヶ岳の登山口を出発すると夕方暗くなるまでに下山を完了できる予定です。

さてこの1ルンゼですが、ルンゼと言っても左のすっきりとしたフェイスを登るルートで、しっかりとしピレイポイントが設置されていますが、プロテクションはナチュラルになっています。また、どのピッチも展望が良くて、眼下に錫杖沢の紅葉を、岩壁越しに錫杖岳の本峰を、背後には穂高連峰の山々を見ながらの登攀は実に素晴らしく、この展望はクライマーだけに与えられた特権だと思います。

6ピッチで終了点に到達しますが、前衛壁のピークはもう一段上にあります。この日は時間的にゆとりがあったのでピークまで登ってみたかったのですが、風が出て寒くなってきたので終了点から引き返すことにしました。

(文=金丸勝実/『三重県の山』著者)

※編集部注:自然の岩場でのクライミングは常に危険が伴います。クライミング初心者だけで安易に取り付くことのないよう、注意してください。

高尾周辺・陣場山~高尾山

茶屋の味わいを楽しみながらの山行。

上:草原が広がる陣馬山山頂。下:左からけんちん汁、峠まんじゅう、なめこ汁、冷やしとろろそば(写真=石丸哲也)

左上:陣馬山からの初冠雪の富士山。下:高尾山からの夕暮れの富士山。右:センブリの花(写真=石丸哲也)

10月12日、快晴

高尾山のエリアで定番のコース、奥高尾を縦走してきました。今月16日発売予定の『大きな地図で見やすいガイド 高尾・奥多摩』の見本誌が届いたので、紹介させていただいた茶屋へのご挨拶、写真のストックの補充などの目的で出かけました。

陣馬山では前日、初冠雪した富士山が八合目付近まで雪化粧して迎えてくれました。富士見茶屋で具だくさんのけんちん汁をいただいて、縦走スタート。途中、週末中心に営業している明王峠茶屋では峠まんじゅうを仕入れ、城山茶屋では峰尾豆腐とナメコの風味を活かすためしょう油味としているなめこ汁を賞味、と茶屋グルメ山行の趣きです。

グルメの最後はもみじ台・細田屋の冷やしとろろそば。すりおろしたトロロは、だし汁などを加えられることなく粘りの強さを楽しめる一品です。

富士山は日が昇るにつれて霞み、見えなくなっていましたが、夕暮れ時、シルエットになって姿を現わすことを期待し、高尾山山頂で日没を待ちました。期待通り、富士山が夕空に浮かびあがり、御坂山地に沈む夕陽も見られて、縦走を締めくくることができました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

八ヶ岳・硫黄岳

硫黄岳山頂の日没撮影。

斜光射す硫黄岳山頂(写真=松原貴代司)

硫黄岳山頂から北八ヶ岳方面を望む(写真=松原貴代司)

10月4日~5日

毎年恒例にしている八ヶ岳・硫黄岳山頂での日没時の斜光撮影に、今年は10月4日~5日に仲間とふたりで行ってきました。桜平に車を止め、昼過ぎからのんびりと歩き始め、夏沢峠経由で山頂での日没時の斜光狙いです。山頂の岩つぶてや草むらが強い斜光に際立つ一瞬をアオリカメラで狙うので、山の天気予報を慎重に見極めて出掛けるのですが、この日は予報に反し、山頂に近づくにつれて雲がわき立ち、濃いガスも現われてきました。今回は駄目かなと覚悟しながら、それでも山頂で強風に耐え、最後まで待ち続けます。その気持ちが通じたか、日没寸前にガスが晴れ、2カットだけ撮れました。

同所では日の出時の光も素晴らしいのですが、翌日は日の出前から濃霧でした。ケルンの陰で体を冷たくしながら待ち続けましたが、1時間で断念。下山しました。

なお、この撮影山行では山頂で日没を迎えてから硫黄岳山荘に向かうのですが、山荘では通常の食事時間を過ぎているのに、毎回私たちの到着後に温かい食事をとらせていただいております。とても嬉しいことで、ありがたく思います。

(文=松原貴代司/山岳写真同人四季)

北信・戸隠山、西岳

戸隠山から西岳に周回するハイグレードハイキングに挑む。

蟻の塔渡付近から本院岳と西岳(左)を望む(写真=曽根田 卓)

本院岳から西岳を経て第一峰までの区間は、常に左側が絶壁の縁を歩く(写真=曽根田 卓)

10月10日、晴れのち曇り

遥か神代の昔、高天原から飛来した「天の岩戸」からできたとの伝説を持つ戸隠山は、海底の隆起により現われた凝灰角礫岩からなる峩々たる絶壁が魅力の山です。

戸隠神社奥社から八方睨を経て戸隠山に至り、その後は主稜線を縦走して一不動から戸隠キャンプ場に下るルートが一般的な登山コースですが、上級者向けの破線ルートとなる西岳方面への周回ルートをとる登山者は、100人に1人程度しかいないそうです。

今回は、奥社からスリル満点の蟻の塔渡を通過し八方睨に登った後、反時計回りに本院岳、西岳、第一峰と絶壁の縁を辿り、クサリやロープが限りなく続く第一峰の尾根を下り鏡池に至るルートを歩いてきました。

主稜線上の紅葉は終盤でしたが、中腹の紅葉が最盛期を迎え、黒々とした岩壁に映える紅葉が素晴らしかったです。

ただし、西岳を周回するルートは非常に難易度の高いクサリ場が各所にありますし、刈払いされたばかりのササが登山道を覆い、それを踏むと足元が滑り易いので、一歩一歩足の置き場にも注意を払う必要がありました。

また10月10日以降の土日・祝日は、県道から鏡池間は9:00~16:30までの時間帯に一般車両の通行が規制されておりますので、本社の入口駐車場の利用も考慮に入れる必要があります。

(文=曽根田 卓)

※編集部注:ここで紹介されているコースは上級者向けコースです。初級者、中級者が安易に入らないように注意してください。

岡山県・泉山

山頂稜線では秋色に染まり始めました。

クマザサを刈り取った泉山の文字(写真=舩越 仁)

紅葉し始めの縦走路、シシウドもたくさんの実をつけています(写真=舩越 仁)

10月9日、晴れ

岡山県下の1000m級の山のほとんどは中国山地の県境稜線にあるのですが、この泉山(いずみがせん・1209m)は内陸部にあり、その大きな山塊は鏡野町奥津温泉の真上に横たわっています。

今回は笠菅峠登山口から反射板峰、泉山頂上、中央峰、井水山、福ヶ乢(ふくがたわ)を経て泉嵒(いずみいわ)神社に下山する約10㎞の縦走コースです。

秋の陽射しの下で、たくさんのフデリンドウが開いています。アキノキリンソウの鮮やかな黄色も風に揺れていました。そして何と、泉山一等三角点脇の頂上標識が新調されていました。

この山が登山愛好者に好まれるのは、縦走路からの展望が良いこと。そして主稜線直下に県内の山では珍しく、山小屋(津山高校)があることでしょうか。また親切にも笠菅峠登山口、下山したAコース登山口のどちらにも軽くて真新しい登山杖が備えてありました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

石鎚連峰・石鎚山

見ごろの紅葉目当ての登山者で大にぎわいでした。

岩壁の紅葉(写真=舩越 仁)

弥山頂上は大にぎわいでした(写真=舩越 仁)

10月12日、曇り

今回は岡山から日帰りの石鎚山山行です。瓶ヶ森林道が通行止めとの情報を得て、川内ICから国道494を経て、約3時間半かけて土小屋に到着しました。

雲はまだ高く視界は良いのですが、石鎚山頂部にはガスがかかっています。肌寒く、小雨も降りそうなので最初から上着をつけて歩き始めました。土小屋から頂上への往復は、高度差が500m程の楽なコースなので、家族連れもたくさん見受けられます。西日本では最も早い紅葉が見られる石鎚山は、ちょうど見ごろの連休最終日とあって登山者が連なっていました。

弥山から天狗岳、更に奥の南尖峰まで足を延ばしましたが、残念ながらガスに覆われ天狗岳の絶景も墓場尾根の紅葉も目にすることができませんでした。下山時も、数珠つなぎの列が新築の二の鎖小屋まで続いていました。この分岐で成就社方向と分かれると一気に人波が減りました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

北アルプス・白馬岳~朝日岳~蓮華温泉

北アルプスの北端へ秋を求めて。

蓮華温泉ロッジ前の紅葉(写真=八木茂良)

中ノ原付近からの後立山連峰。鹿島槍ヶ岳から白馬岳方面(写真=八木茂良)

10月4日~7日、4日曇りのち晴れ、5日~7日晴れ

爆弾低気圧が過ぎ去った後、晴天が続く予報が出たので、北アルプスの北端に秋を求めて3泊4日の山歩きに出かけました。コースは栂池自然園~白馬大池~白馬岳~白馬山荘(泊)~雪倉岳~朝日小屋(泊)~朝日岳~蓮華温泉ロッジ(泊)~白馬大池~栂池自然園の周回コースです。

白馬大池から白馬岳への稜線では強風に遭い、寒くて歩きづらかったのですが、全般的には天候に恵まれ、白馬岳からは槍ヶ岳、剱岳、立山連峰、白山の展望を楽しみ、五輪尾根の紅葉や、蓮華温泉の露天風呂も満喫しました。また朝日小屋では、女将さんの心のこもった夕食を頂きました。

なお、登山道に特に危険な所はありませんでした。

(八木茂良/静岡県/68歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

北アルプス・室堂~別山~大日岳

錦色の紅葉と剱岳を観賞しながらの山行。

早朝、剱岳の上空が真っ赤に輝きました。大日小屋前にて(写真=神田 薫)

9月28日~10月1日、晴れ

室堂を起点に雄山から別山、大日岳を縦走し、称名滝に下山しました。

室堂の紅葉は最盛期を過ぎていましたが、弥陀ヶ原では見事な紅葉が広がっていました。今回の登山の楽しみのひとつは、西方から望む剱岳の山容でした。今までは別山から見た剱岳がいちばんだと思っていたのですが、大日岳から見た剱岳は前剱とのバランスもよく、こちらがいちばんだと評価し直しました。

室堂から大日岳までの縦走路で危険箇所はありませんが、大日小屋から称名滝への4時間余りの急坂下りではヒザが震え、足が止まりました。下りが弱い人は途中の大日平小屋で一泊することをおすすめします。

4日間、終始錦色の紅葉と剱岳を鑑賞しながらの至福の山行でした。

(神田 薫/神奈川県/79歳/よく行く山:八ヶ岳)

吾妻連峰・西吾妻山

山はすでに冬へ向かっています。

薄霧のなかセピアに染まる草原(写真=長山昌子)

10月4日、ガス

天元台スキー場のロープウェイとリフトを乗り継ぎ、1800mの北望台に着きました。ガスの中、濡れた岩の急坂を登ります。出発時の気温は10℃。コメツガやオオシラビソの樹々は堂々として、冬に向かう気迫に満ちていました。

山頂方面は濃霧に包まれていましたが、かもしか展望台で樹林を抜けると、長い木道の続く草原に出ます。セピア色に波打つ草紅葉は山の季節の色。梵天岩の周囲には、花崗岩に張り付くクロマメの紅葉がそこかしこに散らばり、霧の中に映えていました。

山頂の気温は7℃でした。体の冷えぬうちに、石垣に囲まれた吾妻神社で昼飯です。夏の花たちはすっかり姿を消し、こげ茶色のコバイケイソウが池塘の近くにスクッと立っていました。

風も、秋の風ではありません。下界より早く、厳しい冬を迎える冷たい風が吹き始めていました。

(長山昌子/山形県/よく行く山:鳥海山、東北の山)

安達太良連峰・安達太良山

沼尻登山口から登りました。

下山時、障子岩方面の紅葉を振り返る(写真=葉貫正憲)

10月5日、

沼尻登山口より沼尻鉱山跡へ向かい、胎内岩を経由して鉄山へ。鉄山山頂より、直下のくろがね小屋周辺の紅葉を楽しみ、牛ノ背分岐へ進みます。ここで昼食をとり、安達太良の本山へは向かわず、船明神山から障子岩を経由して下山しました。

稜線の風は冷たかったのですが、見晴らしがよく吾妻連峰も磐梯山も見渡すことができました。また、山頂部はすでに落葉となっていましたが、稜線から見渡す山々の広葉樹は、見事な紅葉となって広がっておりました。

今回は8時25分にスタートし、14時5分に下山。総行程5時間40分でした。月曜日にもかかわらず大勢の登山者のみなさんと顔を合わせることになり、安達太良山の人気を改めて再認識した次第です。

特に危険なところはありませんが、ガスのあるときには方向を見失いがちです。ルートを見極めて慎重に歩くことが大事です。

(葉貫正憲/福島県/68歳/よく行く山:会津百名山)

裏磐梯・会津磐梯山

紅葉は弘法清水までは楽しめます。

お花畑から頂上を望む(写真=稲又末二)

10月7日、霧のち晴れ

濃霧注意報が出ていましたが、8時ごろには霧が晴れて快適な登山日和となりました。

いちばん人気がある八方台登山口から登りましたが、ツアー客を含めて大勢の登山者でにぎわっていました。

紅葉は弘法清水までは楽しめます。そこから上は落葉したナナカマドの鮮やかな赤い色の実が、疲れた体を癒してくれました。

頂上からは南に猪苗代湖、北には西吾妻連峰と桧原湖が、東には櫛ヶ峰の荒々しい山容が望めました。

(稲又末二/新潟県/77歳/よく行く山:東北、上信越の山、北アルプス)

日光・奥白根山

関東以北の最高峰へ。

奥白根山と五色沼。前白根山から五色山へ向かう途中にて(写真=石川和重)

男体山と中禅寺湖。前白根山への上りで撮影(写真=石川和重)

10月3日、晴れ

菅沼登山口から弥陀ヶ池までは樹林帯を進み、歩き出しから息が切れる上りです。弥陀ヶ池からは陽光を浴び、燧ヶ岳や至仏山を眺めながら奥白根山頂へ向かいます。この日は絶好の登山日和で、奥白根山頂はかなり賑わっていました。

男体山や中禅寺湖を眺めながら軽く食事を取り、奥白根山頂を後にします。避難小屋まで下った後に前白根山へ上り返します。一度下った後の上りはかなり辛いです。しかし、ここまで来ると奥白根山頂の賑わいが嘘のように、登山者はまばらになりました。

前白根山から五色山までの稜線は、左に奥白根山と五色沼を眺めながらのんびりと歩きます。五色山から金精山までの道のりは所々狭い登山道で、GPSで位置を確認しながら進みました。

金精山から金精峠までの下りはロープやハシゴがかけられているところもあり、滑りやすいので慎重に進みます。金精峠から菅沼登山口へは、最初は歩きやすいものの段々心細くなり、疲れもあってゴールが待ち遠しかったです。菅沼登山口近くの道路が見えた時はホッとしました。

(石川和重/埼玉県/45歳/よく行く山:北アルプス)

妙高連峰・火打山

秋から冬へと急ぎ足の火打山へ登りました。

山頂までの道は白くなっています(写真=小椋将ニ朗)

10月8日、曇り時々アラレ

笹ヶ峰駐車場を6:20にスタート。しばらくは色づき始めた広葉樹の木道を進みます。ほどなくして黒沢橋に。ここから十二曲りを経て富士見平まで、紅葉がピークでした。

黒沢岳の山腹をトラバースし、高谷池ヒュッテで荷物をデポさせていただき、天狗の庭へ。とても静かで美しいところです。この先からは急登になります。朝から降っていたアラレと霧氷で登山道は滑りやすくなり、注意が必要です。まもなく軽アイゼンが必要になるかもしれません。

ピークに到着するも、ガスと強風のためすぐに下山です。高谷池ヒュッテで昼食をとり、同じルートで16:00に駐車場に着きました。

(小椋将ニ朗/奈良県/51歳/よく行く山:生駒山)

長野県・乗鞍岳

初めての3000m峰。

御嶽山をバックに、山頂にて(写真=田中雪歩)

山頂から東の方角を望む(写真=田中雪歩)

9月23日、晴れ

夜行バスで平湯温泉へ。この時点(3時20分)ではバス停には私を含め3人ほどでしたが、乗鞍畳平に到着するころ(4時45分)には、ほぼ満席のように感じられました。

歩き始めると、暗闇の中でヘッドライトの小さな光が道のように点々と輝いていて、とても綺麗です。肝心のご来光は厚い雲に覆われ、残念ながら見ることができませんでした。朝から風もほとんどなく、空も晴れわたり、登っていて気持ちよかったです。

県境ゲート付近や肩の小屋周辺はナナカマドやダケカンバなどが色づき紅葉していました。

今まで登ってきた山と違って、高い木が無く、岩や砂利や砂で足もとが不安定で大変な思いもしましたが、貴重な体験ができたと思います。

初めて見た雲海は想像以上に綺麗でした。畳平のお花畑は終わってしまっていたので、次は春から初夏にかけて、花が満開の時に行きたいと思います。

(田中雪歩/東京都/よく行く山:関東近郊の山)

熊本県・積岩山

兄弟で楽しく登りました。

ひと休みしています(写真提供=小林龍聖)

9月26日、曇り

久連子登山口は通行止めで、泉五木トンネル登山口から登り始めました、鷹巣山、蕨野山、岩茸山を通り積岩山山頂に到着です。今日も楽しい山登りでした。

(小林龍聖、琥翔/熊本県/11歳、9歳/登山歴3年)

宮崎大分県境・夏木山

滑りやすい道を注意して進みました。

慎重に進みます(写真提供=小林龍聖)

9月27日、雨のち曇り

前にも夏木山を目指して登りましたが、登っているときに、大雨が降ってきて下山しました。

今日も新道登山口から登ります。1時間くらい登ると槍見台があり、まわりの風景が見わたせます。あけぼの平の所から山頂まで、1時間10分と書いてありました。55分で分岐点につきました。まっすぐ行かずに、曲がって20分くらい行くと山頂です。

下りるときは、岩の方に行こうとしたのですが、朝まで雨が降っていてとても岩が滑りやすくなっていたので登った道を戻りました。今回は弟の琥翔が書きました。

(小林龍聖、琥翔/熊本県/11歳、9歳/登山歴3年)

第十三回

ここはどこ 聞かれて仰天 どこ行くの(ペンネーム:にいしばG)

雄阿寒岳 湯けむりマリモに 誘(いざな)われ(ペンネーム:俳キング)

山赤く 空澄みわたり 胸躍る(ペンネーム:おとめ心)

下り五分 それでも遠い 水場かな(ペンネーム:村上yamada)

軽量化 したのにその分 酒が増え(ペンネーム:ペケマルコ)

【寸評】

一句目。初投稿のにいしばGさん。いまや「登山あるある」の巻頭に出てきてもおかしくないぐらい頻繁にある「ここはどこ、私は誰」の問い。優しく導いてあげましょう。

二句目も初投稿の俳キングさん。「雄阿寒岳の麓、阿寒湖温泉はマリモやアイヌコタンが有名。雄阿寒岳の標高1370mをイザナワと読みました」という解説付き。ありがとうございます。

三句目は2回目の登場となる、おとめ心さん。乙女心と秋の空を象徴するような一句です。

3週連続登場の村上yamadaさん。疲労した肉体にはたかが5分、されど5分。登り返しを考えると、もうダメです。頭で考えるより先に行動することの大切さを教えてくれます。

五句目は常連ペケマルコさん。山と溪谷社社内でも、共同装備チェック時に「焼酎か日本酒か」で侃侃諤諤となります。酒は永遠の課題であることを想起させてくれる一句。ちなみに私は下戸です。

【段位】

にいしばGさん、俳キングさんには「1000m級」、おとめ心さんには「2000m級」、村上yamadaさんには「3000m級」、ペケマルコさんには「5000m級」の段位をそれぞれ授与します。

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!

投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

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『歩いて旅する熊野古道・高野・吉野』 10/23 1,800円+税
ヤマケイ文庫『古道巡礼 山人が越えた径』 10/23 980円+税
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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。