今週末の「山のワンポイント天気」
今号から気象予報士・猪熊隆之さんによる新企画がスタートします。今週末の山行に役立ててください。
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今年は順調に冬の便りが北から南へ、標高の高い所から山麓へと届いてきています。
私の住む、長野県の八ヶ岳山麓でもカエデやドウダンツツジ、サクラの真っ赤な葉や、イチョウの黄葉が美しく、まだ色づき始めたばかりのコナラやカラマツの黄緑色とのコントラストが美しい季節になってきました。それとともに、冷え込みも強まり、26日(月)はマイナス2℃とこの秋初めての冬日となりました。
今週は、さらに季節が歩みを進めそうです。この時期としては強い寒気が居座る日が多く、特に、30日(金)は冬型の気圧配置となって、北日本や日本海側の山岳で吹雪となりそうです。中部山岳には、ヤマテンから「大荒れ情報」が発表されています。
また、11月1日(日)から2日(月)にかけては、太平洋側を低気圧が発達しながら通過する可能性があり、太平洋側の山岳でも冷たい雨となり、標高が高い山では雪となる恐れがあります。まだ、低気圧の進路などは変わる可能性がありますが、最新の気象情報を確認してお出かけください。
気象予報士 猪熊隆之
「山の天気予報」(月額324円)
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