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今週末の「山のワンポイント天気」

ウェブサイト「山の天気予報」を運営し、メールでの天気予報配信も行なっている株式会社ヤマテンの気象予報士、渡部 均さんによる「山のワンポイント天気」解説です。今週末の山行に役立ててください。

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今週始めは西日本を中心に強い寒波が襲来し、沖縄本島では観測史上初めての降雪(みぞれ)が観測され、九州では記録的な大雪となり、水道管の凍結などで断水が相次ぐなど被害が拡大しました。台湾では寒波により、多数の死者が出たようです。

一方、スキー場では待望の降雪で、冷え込みも強かったため、積雪状態も良いようです。ただ、バックカントリーやコース外では雪崩事故も起きています。積雪状態が不安定になっているところもあり、注意が必要です。

さて、今週末は真冬とは思えない、菜種梅雨のような気圧配置となりそうです。金曜日から土曜日にかけて東北南部から西の地域で天気が大きく崩れ、太平洋側の山岳では雨脚が強まるところがある見込みです。気温が高く、西日本の山岳では一部を除いて雨となり、融雪により沢が増水したり、落石や土砂崩落に注意が必要です。

山陰地方の山岳や中部山岳中・南部、関東地方の山岳では湿った大雪となる恐れがあります。なお、低気圧の進路や寒気の南下の具合によって予想が変わる可能性があります。最新の気象情報にご注意ください。

気象予報士 渡部 均

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日高・日高峠国境線

十勝平野を眺めながら、一気にバックカントリーを滑る。

日高山脈国境線の頂稜部から十勝平野を眺める(写真=谷水 亨)

頂稜部から東大雪山の峰々やウペペサンケ山、ニペソツ山が見わたせる(写真=谷水 亨)

1月22日、快晴

今回は、日高峠国境線から十勝平野の麓まで降りるコースを楽しむため、友人と先週号に引続き日勝峠に車を走らせました。

全国的に日本海側が大荒れの天候ですが、太平洋側の十勝はこの時期晴天に恵まれる日が多いのですが、その天候の境が日高山脈なのです。

まず、十勝側の旧日勝スキー場入口(駐車スペースは5~6台)に車をデポし、もう1台で日高峠を越え三国の沢覆道出口除雪スペースに駐車。ここから労山熊見山(ろうざんくまみやま・1327m)に登りいったん滑走を楽しむ。

そして国境線に向かって登り返して、頂稜部をそのまま南下します。右手は曇り、左手は快晴という天候の切れ間の真下を歩きます。そして雪尻を越える場所を探しながら歩き、旧日勝スキー場に繋がる尾根に取り付きました。ここから十勝平野を眺めながら、標高差700m、滑走距離約3.5kmを一気に滑り、無事に下山しました。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

福島県・信夫山

福島市の真ん中に聳える福島市民憩いの山を歩く。

信夫山西端の烏ヶ崎展望台から見下ろした福島市中心地(写真=曽根田 卓)

信夫山東端の立石から眺めた羽山(右)と熊野山(写真=曽根田 卓)

1月23日、曇り

福島市に東北山岳写真集団・福島が主宰する写真展を見に行きましたが、その帰りに今までなかなか登る機会がなかった信夫山(しのぶやま)を歩いてきました。

信夫山は福島市の中心部にまるで島のように浮かんでいる山です。市街地の真ん中に位置していますので、毎日登る方も多く、福島市民憩いの里山とも言えます。山頂部は西から東へ羽山、羽黒山、熊野山の三つの山からなり、それぞれのピークに湯殿、月山、羽黒の三つの神社が祀られています。春は桜の名所として有名だそうですが、冬枯れの今の時期でも、縦走気分で山の端から端まで歩くのは楽しいものです。

今回は麓の護国神社に車を停めて、西から東へ史蹟や神社巡りをしてきました。

全部で5ヶ所ある展望台からは、福島市街地を眼下に望む大展望が満喫できて、この山がうつくしま百名山(福島百名山)に選ばれた理由がわかりました。晴れている時には西に吾妻連峰や安達太良山が市街地の背後にそびえているでしょう。しかし、山自体は公園化されていて、車道を歩くことも多く、山全体のコース内容をネットで調べ把握してから歩いたほうが見どころを逃さずに歩けると思います。

現在は第一展望台周辺で土木工事が行われていて、一部立ち入り禁止の場所もありますので注意してください。

(文=曽根田 卓)

茨城県・八溝山

茨城県の最高峰に登りました。

頂上付近は膝下くらいの積雪量でした(写真=鈴木さとし)

1月19日、晴れ

強い冬型の気圧配置になり、当初予定していた山を変更して、日本三百名山のひとつ、八溝山(やみぞさん)へ向かいました。

当日は道路の積雪・凍結状況が悪く、なんとかアクセスできた感じでした。

茨城県大子町から八溝嶺神社旧参道を登り、日輪寺を経由して下りる周回コースです。

積雪量は足首くらいから始まって、頂上付近はヒザ下くらいの深さでした。積雪期でも登山道は比較的わかりやすかったです。

今回はツボ足+ストック2本で登りましたが、アイゼンやワカンを持参した方が無難に思います。

(文=鈴木さとし/登山ガイド)

日光・雲竜渓谷

今年の結氷はやはり遅いようです。

雲竜渓谷のツララ(写真=川﨑拓兵)

水流の横を氷が崩落しないよう静かに登ります(写真=川﨑拓兵)

1月13日、曇り時々晴れ

例年ならばもっと歩きやすいはずの長い林道歩きのあとで沢に下りると、水がしぶきをあげて流れ、かわいいツララや岩に張り付いたベルグラが歓迎してくれました。飛び石伝いに遡行し雲竜瀑へ。やはりまだまだです。

1段目は氷がカマクラのような状態で、中央の水が流れている横から穴を開けないよう静かに登りました。2段目は完全に滝があらわになっている横を半分ドライで、優しく優しく登りました。

雲竜瀑の麓で写真を撮影した直後に、日あたりのよい滝上部の氷がゴゴゴと音をたてて崩落してきました。間一髪で難を逃れましたが、まだまだ結氷が緩く日中の気温で氷瀑も解けてくる始末です。ここを登るのは、まだまだ時期尚早だと感じました。

なお、雲竜渓谷では水流がまだまだ氷や雪で隠されていませんので、うっすら付いている氷や岩で滑らないように気をつけましょう。またツララや氷瀑から氷が落ちてくる場合がありますので、見学のみで行く場合でもヘルメットを被ったほうがよいでしょう。

滝を登るにはアイスクライミング技術が必要です。

(文=川﨑拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

群馬県・武尊山

雪景色とスノーシュー歩きを楽しみました。

武尊山山頂直下にて(写真=中村重明)

1975mピーク北側先より、剣ヶ峰山方向。雪庇が発達中(写真=中村重明)

1月23日、曇り

川場スキー場のゲレンデトップ(クリスタルエクスプレス終点)から武尊山(ほたかやま)を往復しました。12本爪アイゼン、わかん、スノーシュー、ピッケル、ストックを携行しましたが、スノーシュー+ストックで登り始め、結果的にこの日は、帰路の剣ヶ峰山登り返しでいったんスノーシューを外した以外は、ずっとスノーシュー+ストックでした。

すでに先行者のトレースがあり、それをたどって歩き始めましたが、途中で先頭集団に合流。その先、一部の区間ではトップになり、トレースがないルートをラッセルです。スノーシューを着けていても10~30cm足が沈み、急傾斜部分や所々の踏み抜きに結構体力を消耗しました。また東側斜面の雪庇はまだ出来かけで、この日はそれほど神経質になる必要は無かったものの注意しながら、予定よりも時間を要して進みます。そして、引き返しのリミットと考えていた13:30よりも前の13:00に山頂に到着しました。

天候は予報通り下り坂で、風もかなり強くなってきたため、写真撮影後早々に下山を開始し、しばらく下って風が弱まったところで遅めの昼食休憩をとります。昼食後は帰路を急ぎ、15:30前にリフトトップに帰着することができました。

なんとか天候が持ち、視界はまずまずでルート判断にあまり迷うことがなく、きれいな雪景色とそこそこハードなスノーシュー歩きを楽しめ、充実の山行となりました。

(文=中村重明)

奥高尾・陣馬山~高尾山

期せずして日の入りと月の出を眺められました。

陣馬山山頂付近の草原は雪原と化して、雪山気分を味わえた(写真=石丸哲也)

上は高尾山山頂の日没、下は高尾山駅展望台で見た月の出(写真=石丸哲也)

1月24日、快晴

このところ、天気や山の状況、体調などを考えて、当日の朝、行き先を決める日帰りハイキングが続いています。24日は、18日の積雪がまだ残っていることから、制作をお手伝いした『大きな地図で見やすいガイド 高尾・奥多摩』『ヤマケイアルペンガイドNEXT 雪の近郊低山案内 関東版』の再踏査などを兼ねて陣馬山へ行くことに。神奈川県の藤野駅側のコースも捨てがたかったのですが、雪がより多く残っているであろう、北東面の東京都側、陣馬高原下からのコースを選びました。

陣馬山だけに登るか、景信山まで行くか、と考えながら高尾駅9時30分発の臨時急行バスに乗車し、陣馬高原下には10時05分着。車道は除雪されていましたが、新コースの登山道に入ると一面の雪でした。すでに多くの人が歩いたようですが、雪面はサクサクとして、アイゼンなしでもスリップしない、いい感じです。一方、適度に雪が締まって、アイゼンの爪もよくきいて、アイゼン歩行の練習にもよさそうでした。当日は全行程にわたって、ほぼ同様のコンディションでした。

陣馬山山頂も一部、風で雪が飛ばされたところなどを除いて雪原。積雪は平均30cmほどでした。奥多摩や首都圏方面は晴れて、大岳山、筑波山、東京スカイツリーなどがよく見えましたが、富士山は雲に隠れていました。冬期も原則として週末営業の清水茶屋で具だくさんの陣馬そばをいただいたり、写真を撮ったりして、ゆっくり過ごしましたが、時間の余裕があるので、景信山に向かって、12時15分、下山を開始しました。途中で富士山の雲がだんだんとれてきたので、夕方の展望に期待がもてます。登山者、トレイルランナーが少なく、のんびりと山を楽しめることもあって、高尾山までの奥高尾縦走路を歩くことにしました。

途中、景信山で友人たちのグループに会ったりして、予定よりペースが遅れ、高尾山山頂には16時30分着。富士山もきれいに見えてきたので、日没を眺めてから下山することにしました。年末のダイヤモンド富士より、夕日がだいぶ西に寄っていますが、やはり富士山とのコラボは素敵です。日没後の夕映えも楽しんで、17時00分、下山開始。高尾山とはいえ、雪の夜道は避けたかったので1号路を下山。薬王院からは除雪され、凍結などの不安なく下れました。月齢を確かめずに来たのですが、ケーブルカー高尾山駅の展望台に着くと、夜景の上に赤い満月が昇っており、期せずして日の入りと月の出を眺められました。私はもともと高尾山口駅まで歩いて下るつもりでしたが、高尾山ケーブルカーの終発は2月まで平日17時15分、土休日17時30分なので、日没を見た後のケーブルカー利用はタイトです。

当日、積雪は景信山付近で平均20cm前後、高尾山付近では10cm前後で、ところどころ地面が出ていました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

※編集部注:初心者、初級者は日没後の行動は控えてください。早めの下山をお願いします。

丹沢・塔ノ岳

ダイヤモンドの海のような夜の相模平野。

初冬の冷気で澄み切った相模平野は、煌めく夜景となる(写真=白井源三)

もやに霞むご来光をモノクロモードに変えて撮影してみた(写真=白井源三)

12月27日~28日、晴れ

2015年の忘年山行は丹沢山塊の最人気の山、塔ノ岳へ。ヤビツ峠から展望に優れる表尾根を登りました。

二ノ塔に出ると相模湾が光り、大山がどっしりと迎えます。三ノ塔に着くと、暖冬の年末でガスが湧き塔ノ岳の稜線は厚い雲に隠れてしまいました。丹沢山塊の往時は修験の山。黙々と行者岳、新大日から塔ノ岳を目指します。夕焼けの富士を期待したのですが、雲に隠れたまま日没を迎えました。夕食後、尊仏山荘から氷点下の山頂に出ると、相模平野がダイヤモンドの海となっていました。

強風の一夜のうちに山頂を覆っていた霧が晴れ、翌朝は霧氷の贈り物が。一年の山行の無事に感謝しながら大倉へ下山しました。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

神奈川県・曽我丘陵

梅と菜の花を見ながら陽だまりハイキング。

箱根山と富士山を背景に、梅が満開です(写真=原田征史)

農村公園の菜の花畑(写真=原田征史)

1月24日、晴れ

JR御殿場線・上大井駅より「富士塚ハイキングコース」の道標を見ながら市街地を離れ、のどかな農道を歩いて「いこいの村あしがら」に向かいます。ミカン畑や菜の花畑を見ながら、のんびりと歩きました。

農村公園に着くと、トイレやベンチもあったので休憩とします。舗装された農道を進むと満開の梅も見られ、温かい陽だまりの斜面で相模湾を眺めながら弁当を楽しみます。

途中から小田原市の「国府津・曽我丘陵ウオーキングコース」の道標を見ながらJR東海道線・国府津駅まで歩きました。

(文=原田征史/小田原山岳会員、『神奈川県の山』共著者)

神奈川県・湯河原幕岩

海を見渡す暖かな岩場でクライミング。

日当たりの良い茅ヶ崎ロックのショートルートを登る(写真=木元康晴)

悟空スラブは展望抜群。左には真鶴半島、右には伊豆大島も見渡せました(写真=木元康晴)

1月20日、晴れ

関東近辺にある冬に登りやすい岩場の中でも、特に人気の高い、湯河原幕岩に行ってきました。ここには複数のエリアがありますが、今回はまず茅ヶ崎ロックへ向かいました。強い寒気が日本の上空に入り込んだ日だったにもかかわらず、岩場には日が当たり、風も吹き込まずにとても暖かでした。

午前中にショートルートを数本登った後は、茅ヶ崎ロックを離れて上部エリアへ移動。悟空スラブという100mほどの岩場で、マルチピッチクライミングの練習をしました。空気は澄み渡り、眼下には太平洋の海原も広がって、爽快に登ることができました。

ところで岩場の下に広がる湯河原梅林の梅は、まだ咲き始め。きれいな花を咲かせている木もありましたが、本格的な見ごろを迎えるのは、やはり2月に入ってからでしょう。登山口となる幕山公園では、梅まつりの準備が着々と進められていました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

北八ヶ岳・北横岳

霧氷に包まれた銀世界。

夜更けのヒュッテ。山荘に静かな時間が訪れている(写真=伊藤哲哉)

北横岳山頂付近にて。遠くに南アルプスの山々が見える(写真=伊藤哲哉)

1月16日~17日、晴れ

北八ヶ岳に近づくと、極端に雪が少ないことがわかりました。しかし、北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅付近は真っ白です。あらかじめ北横岳ヒュッテのご主人から、霧氷がきれいと聞いていたので楽しみにしていました。

山頂駅を降りると真っ白な雪とまぶしい陽光が出迎えてくれました。低い枝には、霧氷が残っていますが、陽の当たる高い枝の霧氷は溶けてしまったようです。登山道に雪はあまり残っていません。アイゼンをつけて歩き始めます。

坪庭から北横岳ヒュッテに向かう途中、多くの登山者とすれ違いました。空気はとても冷たく、寒さを感じましたが気分は最高です。歩くたびに登山靴が雪に食い込むキュッキュという音を聞きながら登ります。標高が上がると霧氷はきれいに残っていました。

坪庭から1時間ほどで北横岳ヒュッテに着きます。山頂では樹氷を見ましたが、例年に比べあまり成長していません。夕方には、真っ赤な夕陽が御嶽山の南側に沈んでいきます。

夜半すぎから星空の撮影を始めました。山荘の屋根の上にはオリオン座やおおいぬ座が見えます。明け方、再び山頂に向かいました。風が強く、気温もマイナス18℃でした。星がきれいに輝いています。西に茅野と諏訪の街灯り、東に佐久の街灯りが見え、人工的な光の広がりに安堵を感じました。

八ヶ岳の東側にさそり座と金星が昇ってくると徐々に明るくなってきました。日の出を拝んだ後、満足感を味わいながら山荘に戻りました。

(文=伊藤哲哉/『改訂新版 千葉県の山』共著者)

北アルプス・安房山

標高2000mより上はいい雪でした。

シール登行中の景色。登るにつれて雪が増えて景色もよくなります(写真=川﨑拓兵)

安房山山頂の中継所前にて。雪はフカフカ。ここからドロップオフ!(写真=川﨑拓兵)

1月15日、曇り時々晴れ

前々夜からやっと雪も降り始め、遅々としながらも積雪が見込めるようになりました。いずれ降り積もることを願いつつ、今シーズンの初滑りです。

中の湯に宿泊してからの安房山へ出発。安房山は乗鞍の北端に位置し、標高は2219mです。山頂には立派な建造物、安房山中継所があります。標高2000mを越えると雪の状態がよくなり、積雪量も増えました。

山頂からドロップオフ。西側の小船と呼ばれる凹地へ滑ります。出だしは少し重めのパウダーでしたが、下りるに従いササや沢水が顔を出し、岩角も顔を出します。新しい板が心配になりますが、回避しながら小船に降りたあとは、北東面の沢形を登り返してコルまで上がり、中の湯まで滑降しました。

上の雪はよかったのですが、2000m以下ではまだまだでしょう。もっと雪が積もって風がおさまれば絶好のバックカントリースキーフィールドになることでしょう。

なお、バックカントリースキー(または山スキー)はルートのない山を地形や地図を読んで分け入り、積雪状況や雪崩リスクを評価しながら滑降するという登山形態です。スキー場の横の未圧雪区域を滑るサイドカントリースキーとは異なりますので、必ず熟練者と行動しましょう。

(文=川﨑拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

中央アルプス・蛇峠山

スノーシューハイクで新雪と霧氷を満喫。

馬の背(1457m)を通過中(写真=原 誠一)

蛇峠山山頂にて(写真=原 誠一)

1月25日、曇り時々吹雪

ちょっと吹雪の中、中央アルプス最南端の蛇峠山(じゃとうげやま・1664m)に、登ってきました。この山は『日本百名山』の著者・深田久弥氏が最後に登頂した山だそうです(終焉の地として名高い茅ヶ岳は、登頂前だったとのことです)。

なお、この蛇峠山は阿智村セブンサミットの一座でもあります。

あいにくの悪天候で、視界はほとんどありませんでしたが、新雪のラッセルと美しい霧氷に大満足のスノーシューハイクでした。

(文=原 誠一/アルプスネイチャークラブ ・登山ガイド)

比良山系・武奈ヶ岳

待望の雪が降り積もりました。

武奈ヶ岳の西南稜にて、純白の雪稜歩き(写真=山口敬二)

頂上直下を行く登山者たち(写真=山口敬二)

1月23日、晴れのち曇り

比良山系では冬でも絶大な人気がある武奈ヶ岳(1214m)。この暖冬に雪の無いまま年が明けていましたが、本格的な寒気の訪れとともに待望の雪が降り積もり、満を持しての雪山登山となりました。

ルートはもっともポピュラーな坊村からの山頂ピストンですが、登山口となる明王院奥からも雪はしっかりあり、快適な登行が楽しめました。この日は曇天予報でしたが、樹林帯を抜けて尾根に出る頃から陽がさしはじめ、霧氷の森の奥には青空さえのぞくようになりました。

そして御殿山からは青空の下に京都北山や、目指す武奈ヶ岳の眩しい絶景が広がりました! ここでアイゼンを履き、ポールをピッケルに持ち換えて武奈ヶ岳まで気持ちのいい稜線歩きです。この日は風もほとんどなく、武奈ヶ岳の頂上ではゆっくりお湯を沸かしてのランチとなりました。

アイゼンは必携ですが、スノーシューがあれば深雪のスノーハイクが楽しめるでしょう。

(文=山口敬二)

岡山鳥取県境・那岐山

寒波到来でやっと本格的な雪山になりました。

那岐三角点峰、雪は強い北西風に飛ばされてしまいます(写真=舩越 仁)

那岐山山頂を後にし、樹氷帯に向けて下山します(写真=舩越 仁)

1月22日、曇り

第1駐車場出発が10時を過ぎる遅いスタートとなりました。おかげで先人たちのしっかりしたトレースをたどらせていただき、感謝です。今回も岡山県側のCコースを登ります。岡山側は冬の北風に対しては風裏になり、吹き溜まりはあるものの、稜線近くまでは比較的穏やかに登れます。

眼下に津山平野が広がる標高1000mの大神岩にたどり着くと、ひと息入れます。残すはあと250mです。ここからは少しアップダウンしながら、さらにブナ林を登ります。樹林帯を抜けた途端、極寒の正面風を受け始めました。この日は薄いガスに覆われ遠望は無く、低い小枝の樹氷が風に煽られています。那岐三角点峰は早々に通過し、避難小屋に入り少し遅い昼食としました。

帰路は最高点の那岐山山頂を乗り越え、明るい樹氷トンネルのAコースを下ります。そして5合目からBコースへ移る周回ルートをとりました。

(文=舩越 仁/日山協自然保護指導員、みつがしわ山の会)

福岡県・大坂山~障子ヶ岳

里山もつなげて歩けば楽しさ倍増。

障子ヶ岳山頂より眺めた大坂山からの稜線(写真=長谷川守克)

1月16日、晴れ時々曇り

冬枯れの稜線を歩きたくなったので、いつも自宅から眺めている、大坂山と障子ヶ岳へ行ってきました。コースは大坂山作業道終点地から大坂山に登頂後、稜線を進み障子ヶ岳をめざし登頂、その後、上野登山口に下山します。

好天の下、ボチボチと歩を進めると大坂山に到着。居合わせた方と山情報の交換後、障子ヶ岳をめざしました。山頂より九州自然歩道を呉登山口方向にしばらく進むと障子ヶ岳への取り付き点があります。ここで九州自然歩道とは分かれ、少々荒れ気味の灌木帯の中へ突入し、踏み跡らしきものを確認しつつ先を目指します。道周辺には大地に根を下ろす山桜の大木が見られ、花咲く頃に訪れたいと思いました。

幾多のピークを越え先をめざすと巨石が現れはじめます。その巨石の上には四等三角点「基準点名:仲哀」があります。岩上からの展望は素晴らしく、今来た稜線、これから進む稜線を眺めながら“だいぶ歩いてきたが、障子ヶ岳まではまだまだ遠いなぁ”と独り言。一休憩後、多少のアップダウンを繰り返し先をめざすと障子ヶ岳に到着です。山頂で冬陽を受けながら昼食をとった後、上野登山口に下山しました。

なお道中、特に危険な箇所はありませんが、わかりにくい所があるので、地図と踏み跡及び道標を確認しながら歩けば問題はないと思います。

(文=長谷川守克)

佐賀長崎県境・経ヶ岳

佐賀県最高峰の山へ。

中山越から経ヶ岳への直登コース(写真=池田浩伸)

山頂から萱瀬ダムと郡岳を望む(写真=池田浩伸)

1月20日、晴れ

中山キャンプ場から中山越を経て経ヶ岳に登り、平谷越、タワラギ山、中山越を経て中山キャンプ場に戻る周回コースで歩きました。

中山キャンプ場手前の急坂は、冬用タイヤを履いていても登れなかったので、通行の邪魔にならない広い場所に駐車しました。キャンプ場から中山越までは踏み跡もなく、ふかふかの雪の感触を楽しみました。

中山越からは、新雪を踏んだ一本の足あとが経ヶ岳方向から金泉寺方向へと向かっています。ちょっとがっかりしながら、経ヶ岳の直登を登って山頂につくと、そこは春のひだまりのような暖かさ。稜線の霧氷と雪をかぶった多良山地の展望を楽しみました。

下山は、平谷越へ鎖場を慎重に下り、北の稜線上のタワラギ山まで足を伸ばしました。雪の上には小動物の足あとがあるだけです。雪の重みでお辞儀をしている木々をかき分けて進んでいると、まるで雪の迷宮に迷いこんだようでした。真っ白な雪を思う存分楽しんだ一日となりました。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

北海道・蓬莱山

青空の下、白銀の世界を歩きました。

ルート途中にて。走行跡はスノーモービル(写真=蓮井美津夫)

森のかなたに羊蹄山を望む(写真=蓮井美津夫)

1月24日、晴れ

この日は低気圧に覆われて曇りか雪という予報でしたが、朝から青空が広がってきたので、中山峠から蓬莱山に向かいました。

日曜日ということでスノーモービル数十台が爆音をたてながら山深く入って行きます。先行者のトレースを使わせてもらいながら、蓬莱山に到着、スノーボードを背負ったグループや単独の男性スキーヤーなど、様々な人たちと行き交いました。際立つ青空の下、周囲の山々が輝いて見えました。

(蓮井美津夫/北海道/57歳/よく行く山:道央、大雪山)

福島県・安達太良山

「ほんとの空」を見ることができました。

山頂標から山頂までは小さな岩峰を登ります。鎖は凍結していますので、心配な方は山頂標までが安全です(写真=都築香純)

読図とナビゲーション、および冬山装備について、山岳ガイドさんからの講義を受けました(写真=都築香純)

1月23日~24日、曇りのち晴れ時々雪

石井スポーツ登山学校の企画で安達太良山に登ってきました。郡山駅に集合し、岳温泉の奥にある「あだたら高原スキー場」を目指します。震災前までは安達太良山8合目付近へのロープウェイ「あだたらエクスプレス」が通年運行していたようですが現在は冬期運休中ですので、くろがね小屋利用の一泊二日の行程が一般的です。

「あだたら渓谷」方面の登山道を、くろがね小屋方面に進みます。くろがね小屋までの樹林帯では、潜るようなところもありますのでスノーシューが有効でした。勢至平を過ぎるとくろがね小屋が見えてきます。勢至平からくろがね小屋までのトラバース箇所では雪面が不安定なところがありましたので、注意して進みました。

当初のプランでは2日目に登頂の予定でしたが、天候悪化が予測されたため小屋で荷物を整理して、その日のうちに安達太良山頂に向かいます。峰の辻でスノーシュー・ストックからアイゼン・ピッケルに替えて山頂を目指しました。随所にみられる発達した「エビのしっぽ」の様子から強風地帯であることがしのばれましたがこの時間帯は微風で、幸運でした。頂上の祠にはみかんがお供えされており、凍てつく氷雪の中で橙色が目に鮮やかでした。登頂後、アイゼンのまま小屋まで下山し一泊しました。

「くろがね小屋」は通年営業、源泉かけ流しの温泉のある山小屋、雪景色の中での温泉と温かい空間でくつろぎました。3月まで土曜日は満室が続いているという人気のほどがよくわかる、すてきな小屋でした。

翌朝は山岳ガイドさんから、読図とナビゲーションの仕組み、冬山装備について講義があり、出発前には小屋の前でビーコンサーチとアイゼン歩行の実地練習がありました。講義中に作成したナビゲーションシートを参照してコンパスで進路を確認しながら下山します。

途中、ピットを掘って弱層の観察と雪崩の仕組み、雪崩地形についての説明があり、大変勉強になりました。

登山口であるスキー場にはお昼前に到着、駐車場わきにある先月オープンしたばかりの日帰り温泉「奥岳の湯」で汗を流しました。露天風呂からは青い空に白い峰が見渡せました。

高村光太郎の「智恵子抄」に「ほんとの空」と謳われた「阿多多羅の山の上の空」を見たいという念願がかないました。

(都築香純/兵庫県/よく行く山:六甲山、八ヶ岳、北アルプス南部)

中央アルプス・千畳敷カール

雪上技術講習会に参加しました。

朝の千畳敷カール(写真=森田晋司)

終盤の訓練風景(写真=森田晋司)

1月16日、晴れ

技術講習会には以前にも一度参加したことがありますが、今回は厳冬期の初心者向け雪上技術講習会に初めて参加しました。

菅の台で装備点検を行い、始発の駒ヶ岳ロープウェイで千畳敷カールへ入り、ビーコンチェックから講習がスタート。例年に比べて少ない積雪ですが、カールの中ではツボ足で腰まで潜ってしまう所もありました。ガイド・講師の松尾さんから雪上での基本行動を中心に、最終のロープウェイまでたっぷりと実技講習をしていただきました。

この日はずっと晴天でしたが、休憩中の冷たい風には冬山を実感しました。

(森田晋司/愛知県/44歳/よく行く山:北アルプス、中央アルプス)

大菩薩連嶺・大菩薩嶺

積雪前の大菩薩にて。

雷岩から富士山と大菩薩湖(写真=神田 博)

この日、積雪はほとんどありませんでした(写真=神田 博)

1月17日、晴れ

裂石ゲート前に駐車して、丸川峠~大菩薩嶺~大菩薩峠~上日川峠~裂石ゲート前駐車場と、周回してきました。

積雪を期待して軽アイゼンを持参しましたが、全行程を通して、ほぼ積雪なく、軽アイゼンを使うことはありません。ルートは良く整備されていて、とても歩きやすい登山道でした。

天候は雲ひとつない快晴に恵まれ、雷岩から大菩薩峠までの稜線では、大菩薩湖と富士山が正面にドーンと現れ、その右手には左から順番に聖岳、赤石岳、荒川岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳と、はっきりくっきり、見事なほどの大展望を楽しむことができました。

(神田 博/埼玉県/53歳/よく行く山:関東近県の山)

静岡県・八高山

富士山が展望できる里山に登りました。

馬王平からの八高山(写真=八木茂良)

八高山から望む富士山(写真=八木茂良)

1月21日、晴れ

週初めからの強風も収まって登山日和となったこの日、島田市の富士山が展望できる八高山に登りました。コースは、大井川鉄道の福用駅~白光神社里社~五輪段~馬王平~八高山山頂~馬王平~五輪段~尾入~福用駅です。

白光神社里社からいきなりの急登ですが、一汗かくと傾斜が緩んだ樹林帯を歩きます。尾入との分岐・五輪段に出ると、ここから稜線歩きになります。15分ほど歩くといったん林道に出て、しばらく歩くと馬王平に着きます。ここで正面に八高山が現れます。北東側が開けていて、雪を抱いた富士山が望めました。馬王平から40分ほど登ると白光神社に着き、10分ほどで山頂です。山頂からは北東に富士山、北側に聖岳を望むことができます。

登山道は道標も整備され、特に危険な箇所はありません。

(八木茂良/静岡県/68歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

福井県・野坂岳

新雪の山を歩きました。

ブナ林の登り(写真=秋田 誠)

1月3日、晴れ

新雪の山を歩きたいと思い、福井嶺南の野坂岳(913m)を訪ねました。この山は標高こそ1000mに達しませんが、日本海を渡る季節風が直接山稜に吹きつけるので、冬は天候次第で厳しい山になります。

登山口までは、よほどの降雪でもない限り車で入ることができます。沢沿いに登ると、やがて道は沢を離れて尾根の背を辿ります。今回はこのあたりから雪道になりました。敦賀の街並みが眼下に広がり、穏やかに凪いだ日本海が陽の光に煌めいていました。気持ちの良いブナ林の三ノ越を過ぎると、ひと登りで頂上小屋の前に飛び出します。穏やかな山頂で360度の展望をゆっくり楽しみました。

(秋田 誠/滋賀県/66歳/よく行く山:滋賀県の山、南北アルプス)

金剛山地・金剛山

氷瀑めぐりの山歩き。

左から時計回りに二の滝、一の滝、氷のオブジェ(一の滝下部)(写真=川畑和夫)

葛木神社北側の着雪林(写真=川畑和夫)

1月23日、曇りのち小雪

登山口バス停から10分ほどの車止めを右に行くとすぐにツツジ尾谷の入口です。沢沿いの道を緩やかに登っていくと腰折滝に着きます。二段の比較的大きな滝ですが、標高が低いせいかまだ凍っていません。

ここから30分ほどのところにある一の滝はかなり凍っており、周囲には水しぶきが凍ってできた氷のオブジェが出来ています。

一の滝からすぐに二の滝です。滝の両端は氷瀑になっていますが、中央部は水量が多いせいか水が落ちています。

滝を見た後はタカハタ谷道から山頂の広場へ出て、葛木神社北側の枝に着雪した林などを周回してからカトラ谷を下降して登山口へ戻りました。カトラ谷の滝は凍っていませんでしたが、周囲に幻想的な氷の景色が多く見られました。

(川畑和夫/大阪府/67歳/よく行く山:六甲、比良、生駒、北アルプスなど)

福岡県・求菩提山

年に数回しか見られない景色。

五窟コースの断崖に垂れ下がったみごとなツララ(写真=松本高志)

山頂の国玉神社上宮の雪景色。霧氷が綺麗でした(写真=松本高志)

1月20日、曇りのち晴れ

九州にも今年最初の寒波が到来し、平地でも積雪が見られました。今回は求菩提山(くぼてさん)にツララを期待して行きました。

求菩提山はかつての修験道の史跡が多く残っており、山の中腹には修験の名残の五窟が急峻な崖の下に点在しています。そして寒波が到来した時には、その断崖に滴り落ちる水が凍結し、大小のツララが壁面を覆います。その景色が見られる、年に数回のチャンスです。

今回のコースは行者帰り登山口から五窟コースを巡り、胎蔵界護摩場跡を経て上宮山頂へ。下りは鬼の鐙の石段から中宮を経て行者帰りに戻る周回です。

誰も歩いていない雪を踏みしめながら登ります。そして五窟への分岐を過ぎると、目の前にみごとなツララが崖から垂れ下がってました。自然の造形美に感動しながらも、あまり崖に近づくと危険なので注意して通り過ぎます。

上宮山頂は積雪10cm程度でした。取り巻く木々についた雪景色が綺麗です。当日は他の登山者にはまったく会わず、バージンスノー歩きと年に数回のみごとなツララを見ることができ満足でした。

(松本高志/福岡県/58歳/よく行く山:九州、中国地方の山)

ネパール・グレートヒマラヤトレイル

村から村へ、ネパール東部25日間のトレッキング。

サルパ湖とこれから登るシリチョ丘。標高差700m近い(写真=大久保かがり)

カタ(白い布)が捧げられたシリチョ山頂から、サガルマータなどクーンブの山群を望む(写真=大久保かがり)

12月30日、晴れ

歩き始めて14日目。朝7時、サルパ湖でプジャ(お祈り)をしてから、シリチョ山頂を目指しました。気温はマイナス5℃。3800mを越えると風が強くなり、耳が冷たくなってきました。時折風にあおられて手をつきます。傾斜はきつく、遥か頭上に山頂にあると思われる白い布がはためいています。最後は岩を手でつかみながら登り、湖畔から約2時間半、カタ(白い布)が捧げられた山頂(3930m)に到着しました。

山頂奥にはお供え物やタルチョが掲げられています。北西方面にサガルマータ(ネパール語でエベレストのこと)、マカルーなど、クーンブの高く尖った山群を望みます。また北東、薄い雲海の先に望んだカンチェンジュンガは真っ白く、少し雲がかかっていました。

サルパ湖まで下り、テントを撤収してサナム村まで移動して宿泊。翌日は雷雨で、振り返ったシリチョ方面は真っ白な雪雲の中でした。

(大久保かがり/東京都/よく行く山:北アルプス)

第二十七回

子の(登山)靴を毎年買い換え苦笑い(木戸誠子)

手袋が風に飛ばされ地獄見る(メダカGG)

どんな日も地図で楽しむ山登り(登り窯)

ようやくのお山はまだまだヤブスキー(山形山人)

公園の浅雪蹴立てるスノーシュー(にいしばG)

ぶるっとなお山も吾も丸くなる(乙女心)

ヒマラヤの女神憧れググる旅(千葉信代)

ビバークはしたくないけど美白したい(ペケマルコ)

【寸評】

一句目、初登場の木戸誠子さん。苦笑いしつつも、子どもの成長を見守るお母さんの、愛情あふれるまなざしに花マル進呈です。

二句目、メダカGGさん。冬山での実体験とのこと。予備のグローブの必要性を多くの人にアピールする一句です。

三句目、リハビリ中の登り窯さん。地図を広げるとそれだけでわくわくしますよね。登山の広がりを伝えてくれる一句です。

四句目、山形山人さん。そろそろヤブスキーも終わり、チャイコフスキーのように華麗に滑れる季節が到来、でしょうか。

五句目、にいしばGさん。こちらも少雪を嘆く一句。やるせない感じが「浅雪」の二文字に込められています。

六句目、乙女心さんは寒さを笑いに変えてくれる、川柳らしい一句。

七句目、千葉信代さん。ぜひヒマラヤの高峰で一句詠んでいただきたい!

八句目、ペケマルコさん。メールを開いた瞬間、思わず「うまい!」と唸りました。先週、ビバークしていただいた効果がさっそく出ましたね。これからも期待しております。

【段位】

木戸誠子さんには「1000m級」、メダカGGさんは「3000m級」、登り窯さんは「5000m級」、山形山人さんとにいしばGさんは「7000m級」、乙女心さんは8000m峰「ガッシャブルムII峰」、千葉信代さんは8000m峰「ナンガ・バルバット」、ペケマルコさんは8000m峰「マカルー」を授与します。

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」「よもやまばなし」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。また新たに「よもやまばなし」も募集します。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!


【よもやまばなし】

山で体験したちょっといい話や不思議な話、使って役立った装備や安全登山のための工夫、昔の登山の思い出などを募集します。お気軽にご投稿ください。こちらの投稿もペンネーム可です。文字数は400字以内でお願いします。


投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」「週刊ヤマケイ・よもやまばなし」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

山で大切なのは自救力。jRO(ジロー)は山岳遭難対策制度TMで、山を愛する方々の自救力アップをサポートします。

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文豪がつむぐ山の怪。

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【書籍版】編者:東 雅夫/発売日:2016年1月22日/販売価格:900円+税/判型:四六判/ページ数:208ページ/ISBN:978-4-635-32006-1

【電子書籍版】編者:東 雅夫/発売日:2016年1月22日/販売基準価格:720円+税

2016年1月~2月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『ワンダーフォーゲル2月号』 1/9 926円+税
『山と溪谷2月号』 1/15 952円+税
ヤマケイ新書『刃物と日本人 ナイフが育む生きる力』 1/22 800円+税
『新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち』 1/22 1,200円+税
『文豪山怪奇譚 山の怪談名作選』 1/22 900円+税
ヤマケイ文庫『教えてゲッチョ先生! 昆虫のハテナ』 1/22 880円+税
『花の名前、品種、花色でみつける切り花図鑑』 2/5 3,000円+税
『仏像再興 仏像修復をめぐる日々』 2/5 1,800円+税
ヤマケイ文庫『教えてゲッチョ先生! 雑木林のフシギ』 2/5 880円+税
『ALONE ON THE WALL 単独登攀者、アレックス・オノルドの軌跡』 2/18 2,500円+税
ヤマケイ新書『鳥ってすごい!』 2/19 900円+税
『死ぬまで元気に生きるための七つの習慣』 2/19 1,300円+税
『ときめく猫図鑑』 2/19 1,600円+税
『日本の火山 国内30の火山活動を検証する』 2/19 1,600円+税
『くらべてわかる 哺乳類』 2/19 1,600円+税
ヤマケイ文庫『新編 越後三面山人記』 2/19 950円+税
『源流テンカラ』 2/19 2,400円+税
入門&ガイド『トレイルランニング』 2/19 1,980円+税
ヤマケイ新書『山の神さま・仏さま』 2/19 800円+税
大きな地図で見やすいガイド『丹沢・箱根・富士五湖周辺』 2/20 1,600円+税
分県登山ガイド『奈良県の山』 2/20 1,900円+税
分県登山ガイド『埼玉県の山』 2/20 1,900円+税


『新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち』

黒部の山賊のひとりが語りつくす、山のこと。

2014年に刊行された『定本 黒部の山賊』(伊藤正一・著、山と溪谷社刊)の人気登場人物、人気登場人物・鬼窪善一郎氏が語る、幻の書が、新編として山と溪谷社より刊行されます。ボッカ、ガイド、遭難救助、イワナ釣り、猟師、カモシカ猟、炭焼き……。知られざる「黒部の山賊」その人が語る失われゆく山の民の生活賦。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815320060.html

【書籍版】鬼窪 善一郎・文 白日社編集部・編/発売日:2016年1月22日/販売価格:1200円+税/判型:四六判/ページ数:248ページ/ISBN:978-4-635-32007-8

【電子書籍版】鬼窪 善一郎・文 白日社編集部・編/発売日:2016年1月22日/販売基準価格:960円+税

ヤマケイ文庫『教えてゲッチョ先生! 昆虫のハテナ』

素朴な疑問に納得の名解答!

里山にある自由な校風の中高一貫校で教える理科教員のゲッチョ先生。理科準備室には次々と生徒たちが訪れ「これナニ?」「こんなの拾った!」とさまざまな生き物を持ち込みます。そして、いざ解説しようとすると、「わかったつもり」になっていたことに気づく。実は身近に見られる昆虫たちだって、よく考えると知らないことや面白い秘密がいっぱい。そんな教員と生徒たちとの楽しいやりとりを交えつつ、ゲッチョ先生が昆虫の世界を解説します。著者本人によるイラストも秀逸。2002年に刊行され、好評を博した『教えてゲッチョ先生!昆虫の?が!になる本 (Outdoor 21 Books)』を一部加筆・訂正し、再編集した文庫版です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815047920.html

【書籍版】著者:盛口 満/発売日:2016年1月22日/販売価格:880円+税/判型:文庫判/ページ数:352ページ/ISBN:978-4-635-04793-7

【電子書籍版】著者:盛口 満/発売日:2016年1月22日/販売基準価格:704円+税

ヤマケイ新書『刃物と日本人』

ナイフが育む生きる力。

日常から遠ざけられつつある「刃物」と人間の関係。そもそもの刃物の起源から、銃刀法の現在、教育現場での刃物、3.11震災の極限状態での刃物の役割など、「刃物」と人間の本質的な関係を振り返る、現場からの証言を集めました。先端技術によって便利になった代償に、根源的な「生きる力」を失いつつある現代。その象徴としての刃物と人間の関係を再考する一冊です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815510350.html

【書籍版】NPO法人日本エコツーリズムセンター・編/発売日:2016年1月22日/販売価格:800円+税/判型:新書判/ページ数:200ページ/ISBN:978-4-635-51035-6

【電子書籍版】NPO法人日本エコツーリズムセンター・編/発売日:2016年1月22日/販売基準価格:640円+税

ヤマケイ登山教室からのお知らせ

【国内】北八ヶ岳スノーフェス「北横岳ヒュッテ泊の北横岳」

「白銀の世界」「輝く霧氷」「フカフカの新雪」。初めて雪山に登ろうと考えている方、標高2000mで開催される「北八ヶ岳スノーフェス」が2月20日(土)~21日(日)の2日間、長野県・ピラタス蓼科スノーリゾート(北八ヶ岳ロープウェイ)にて開催されます。

雪山初心者のために、北横岳ヒュッテに泊まって、雪山の歩き方、登り方、北横岳山頂から夕日や朝日を眺めるという企画があります。安全のための正しい知識と技術を、雪の上で楽しみながら学べるチャンスです。ぜひご参加ください。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=170615

その他に日帰りやスノーシューのツアーもあります。

http://www.yamakei.co.jp/tozan/

日程 2月20日(土)~21日(日)
集合 ピラタス蓼科山麓駅(10:30)
行程 1日目ピラタス蓼科山麓駅=(ロープウェイ)=山頂駅(2237m)~北横岳(2480m)~北横岳ヒュッテ(2400m)(泊)
2日目:早朝、北横岳往復~山頂駅=(ロープウェイ)=山麓駅
【解散】昼ごろ(その後スノーフェスをお楽しみください)
歩行時間:1日目・約1時間30分、2日目・約2時間
体力レベル 2(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です)
難易度 難易度2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない)
参加費 30,000円
最少催行人数 12名(定員15名)
同行スタッフ 伊東真知子(山と溪谷社)とアルパインツアーサービス
装備品 6本爪以上のアイゼン、ストック

【国内】菊池哲男の山岳写真塾「樹氷の八甲田」3日間

週刊ヤマケイの表紙を2年間担当し、『山と溪谷』の表紙も担当、写真集も数多く出版した山岳写真家の菊池哲男氏による講座です。日本有数の豪雪地であり、季節風とあいまってオオシラビソ(アオモリトドマツ)の樹氷が発達したビッグ・モンスターは、日本最大級の威容を見せます。その八甲田のモンスターと雪の世界を撮影し、温泉を楽しむ講座です。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=164895

日程 3月4日(金)~6日(日)
集合 JR 新青森駅 新幹線改札前(11:30)
行程 1日目新青森駅=(車)=酸ヶ湯温泉(旅館泊)
2日目:酸ヶ湯温泉=(車)=八甲田山麓=(ロープウェイ)=山頂公園(1310m)周辺で撮影=(ロープウェイ)=八甲田山麓=(車)=酸ヶ湯温泉
3日目:酸ヶ湯温泉=(車)=八甲田山麓=(ロープウェイ)=山頂公園(1310m)周辺で撮影=(ロープウェイ)=八甲田山麓=(車)=酸ヶ湯温泉=(車)=新青森駅【解散】16:00~18:00(予定)
歩行時間:1日目・約1時間、2日目・約2時間、3日目・約2時間(撮影時間を除く)
体力レベル 2(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です。)
難易度 3(往復、周囲、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるがあり、幅員が小さい箇所がある。転滑落の危険個所が部分的にあり、一部に梯子やクサリ場、それに匹敵する個所がある。)
参加費 82,000円
最少催行人数 12名(定員16名)
講師 菊池哲男(山岳フォトグラファー)
装備品 スノーシューはレンタルのご用意があります。

【机上講座】体験的山道具考「冬山に登るための装備」

知れば山登りがもっと楽しくなる、登山者のための失敗しない山道具の選び方を本音で解説します。カモシカスポーツの店長として30年以上の経歴を持ち、山岳界でご意見番として活躍する講師が、実体験をもとに本音で楽しく話します。今回は、山で泊まる際に必要な装備をどのように用意するか、さらにどう使うかを話します。

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=1859

開催日 2月3日(水)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 35名
受講料 2,000円
講師 笹原芳樹(カモシカスポーツ山の店・本店、東京都山岳連盟海外委員、日本山岳協会国際部常任委員、日本ヒマラヤ協会会員、日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト会員ほか)
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
勝峰富雄
編集スタッフ
佐々木惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦、塚原宏和
プロデューサー
齋藤純一

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。