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今週末の「山のワンポイント天気」

ウェブサイト「山の天気予報」を運営し、メールでの天気予報配信も行なっている株式会社ヤマテンの気象予報士、猪熊隆之さんと河野卓朗さんによる解説です。今週末の山行に役立ててください。

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先週はお天気講座やお天気ツアーで槍ヶ岳、燕岳に行ってきました。彩雲や「天使の梯子」、滝雲、雲海など自然の神秘的な光景が次々と現われ、興奮しっぱなしでした(笑)。

山麓のお天気や週間予報は悪かったのですが、まずまずのお天気に恵まれ、山の天気の難しさを実感するとともに、ヤマテンの予報がまずまず合っていたことにホッとしました。

(文責:猪熊隆之)

さて、今週末の天気ですが、本州南岸付近に秋雨前線が停滞するため、西日本の山岳を中心にぐずついた天気となりそうですが、中部山岳から東北地方の山岳では、大きな天気の崩れはない見込みです。ただし、17日の北海道の山岳では、前線を伴った低気圧が通過するため、風雨が強まる荒れた天気となりそうです。なお、19日以降、秋雨前線や台風の影響を広い範囲で受けそうですが、これらの動きは不確定要素が大きく、最新の天気予報を確認するようにしましょう。

なお、ヤマテンではシルバーウィークの連休の予報を昨日(14日)、発表しております。昨日時点の古いデータとはなりますが、本日(15日)の16時ごろまで天気予報ページでご覧になれますので、登山計画や山中におけるリスクの想定にお役立てください。

(文責:河野卓朗)

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熊本・山犬切

道路崩落につき、関係機関で最新情報を入手してから登山計画を

登山口からおよそ2km手前で道路が完全に崩落していました(写真=池田浩伸)

《山犬切(やまいんぎり)周辺の道路状況》

下益城郡美里町から国道445号を南下して、久連子から泉五木トンネルを目指しましたが、445号線から久連子までの道が通行止めになっています。久連子~椎原林道への迂回ができると案内があったので、椎葉地区から、茶臼山登山口を過ぎて登山口へ向かいました。

岩宇土山登山口を過ぎた先のY字路にも通行止めの看板が出ていて、さらに進むと登山口からおよそ2km手前で完全に道路が崩落していました。

崩落箇所の反対側になる近くまで工事車両が来ていたので、人吉方面からの菊池人吉林道を利用で登山口までは通行できるようです。山犬切や積岩山へは、関係機関に問い合わせのうえ登山計画を立ててください。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

信州の山岳遭難現場より

島崎三歩の「山岳通信」。

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難の代表的な事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を配信しています。

9月12日に第42号が配信され、9月1日から4日にかけて長野県で発生した遭難事例が4件紹介されています。山岳遭難のリスクをリアルに伝えるものですので、今後の山行にぜひ役立ててください。

なお、9月に入ってから北アルプス・穂高のザイテングラートで3人の方が亡くなられる遭難が連続して発生しています。十分に注意してください。

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・9月1日、76歳の男性が苗場山で、景色を見るために山頂付近の木道を歩行中に転倒。右足骨折の重傷を負い、県防災ヘリで救助しました。

・9月2日、68歳の男性が奥穂高岳から涸沢に向けてザイテングラートを下山中に滑落。県警ヘリで収容しましたが、収容先の病院で死亡が確認されました。

・9月3日、72歳の男性が栂池から入山し、天狗原付近を下山中に転倒して滑落。頭部切創などの軽傷を負い、背負い搬送で救助し、防災ヘリで松本市内の病院に収容されました。

・9月4日、49歳の男性が白馬鑓ヶ岳から猿倉に向け絵g算中、クサリ場上部でバランスを崩し、転倒。左足骨折の重傷を負い、背負い搬送後、県警ヘリで北安曇郡内の病院に搬送されました。

(内容は長野県警察本部の発表時点のものです)

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下記URLより、バックナンバーもご覧いただけます。今後の登山にぜひ役立ててください。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html

(文=週刊ヤマケイ編集部)

山形宮城県境・面白山

10月上旬までコスモスのお花畑が楽しめます

面白山山頂から眺めた大東岳(左)と南面白山(写真=曽根田 卓)

面白山高原のコスモスベルグに咲き乱れるキバナコスモス(写真=曽根田 卓)

9月10日、曇り

連続して襲来した台風が遠ざかった後、東北の山は季節が急に秋らしくなってきました。標高1800mを越えた山では草紅葉のたよりも聞こえてきます。夏場は暑いので避けていた標高1500m以下の山にも登れる時期になり、今回は山形と宮城の県境にある二口山塊北端の面白山に登ってきました。

天童高原を起点に長命水~三沢山~面白山~かもしかコース経由長命水で天童高原に戻る、初心者向けのルートです。

いまの時期になると山の花は極端に減ってきますが、そのかわりに道中いろいろなキノコに出会えて、その観察をしているだけで楽しくなります。特に、長命水までの区間で途切れなく生えていた真っ赤なタマゴタケが印象に残りました。

山頂からは晴れていれば360度の素晴らしい景色が楽しめますが、この日は高い山は雲に隠れていて、同じ二口山塊の標高1300m以下の山々だけが見えていました。

帰りはJR仙山線面白山高原駅の南側にあるコスモスベルグに立ち寄りました。コスモスベルグとは、コスモスとベルグ(ドイツ語の山の意味)を合わせたロマンチックな造語で、約7haの花畑一面に8種類のコスモスの花が9月上旬~10月上旬まで咲き揃う場所です。訪れたこの日はキバナコスモスが満開でした。

なお、JR仙山線面白山高原駅を起点に、かもしかコースを直登して面白山に登り、中面白山から長左衛門平を周回するルートもおすすめです。

(文=曽根田 卓)

蔵王・後烏帽子岳

秋空の下、少しずつ山が色づいてきました

展望台からのゲレンデ歩き(写真=福井美津江)

後烏帽子山頂からの屏風岳(写真=福井美津江)

9月10日、晴れ

みやぎ蔵王えぼしスキー場のロープウェイを使用し、1100mの展望台まで上がります。そこからおよそ40分ゲレンデを登り、七合目登山口へ。

樹林帯を進むと、山頂で突然視界が開け、目の前に雄大な屏風岳を眺めることができます。汗ばむ登りで心地よかった風も、山頂での休憩中には寒いほどに。防寒着をはおりながら、秋を感じました。

下山は前烏帽子岳経由です。前烏帽子岳では南側にある大岩から眺望を楽しめます。その後は荒れた急坂もあるので注意が必要です。

(文=福井美津江)

那須連山・茶臼岳、朝日岳

沼原湿原より茶臼岳、朝日岳を周回

岩の稜線を朝日岳山頂めざして登る(写真=奥谷 晶)

真っ赤に色づくオオカメノキの実(写真=奥谷 晶)

9月10日、晴れのち曇り

台風が去った後すぐに秋雨前線が迫ってくるという天候のなか、10日は貴重な晴れの一日となり、秋の風情を求めて那須に行ってきました。

静かな裏那須の登山口、沼原湿原より朝日岳をめざします。沼原湿原ではサワギキョウやトリカブト、茶臼岳から朝日岳への岩稜まじりの登山道にはオヤマリンドウなど青紫系の花が、最後の輝きを見せていました。また低木の樹林帯にはオオカメノキの鮮やかな実がめだち、秋の彩りをひきたたせ、紅葉シーズンの近いことを感じさせていました。

(文=奥谷 晶)

群馬県・嵩山

登山道が複雑にからむ観音霊場の山

小天狗から見下ろした不動岩。鎖がかかり、登ることができます(写真=木元康晴)

岩壁中にひっそりと祀られた、嵩山三十三観音の二十九番(写真=木元康晴)

9月9日、晴れのち曇り

初秋の晴れた日に、以前から興味のあった群馬県の嵩山(たけやま)を登りに行ってきました。

JR吾妻線の中之条駅から車道を1時間ほど歩き、道の駅霊山たけやまの敷地内にある表登山道の入口へ。鳥居をくぐるとすぐ右手に「一番」と記された標識が現われますが、これはこの山の全体に渡って安置されている、嵩山三十三観音石仏の、一番の場所を示したものです。今回はできる限りその観音石仏を訪ねながら歩きましたが、岩壁の高い位置や岩穴の奥に置かれているものもあって、探しだすのは思いのほかたいへんでした。

登山道はまずジグザグの急登を進み、天狗の広場で稜線へ。そこからは左手の周回コースに入って小天狗と不動岩を登り、引き返して岩壁内の穴を通る、胎内くぐりに寄り道。稜線に戻って樹林に囲まれた中天狗と、かつての嵩山城の本丸跡である実城の平を経て、嵩山全体の頂上となる、大天狗の上に立ちました。

そこからは東登山道を下るのが最短コースなのですが、周囲には烏帽子岩や五郎岩、弥勒穴などの派生コースが点在しています。こういった派生コースを探り歩くのはとても楽しく、予想以上に充実した山歩きができました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

奥多摩・麻生山

植林が伐採されて、展望の山に生まれ変わりました

対岸から眺められる白岩滝。よく見える下段だけで高さ15mほどあるという(写真=石丸哲也)

上:麻生山山頂から首都圏方面の展望、下左:ピラミダルな山容を見せる、日の出山直下からの麻生山、下右:麓で咲いていたヒガンバナ(写真=石丸哲也)

9月10日、晴れ

麻生山は、奥多摩でもポピュラーな山域にあるにもかかわらず、知名度は高いとはいえません。御岳山のすぐ東にある日の出山から南へ延び、五日市市街に至る人気コースの金比羅尾根上にあり、800m近い標高で立派な山容を見せています。しかしながら、登山道が西側を巻いているうえ、植林で展望がないため、山頂を踏む人は少数派でした。

昨年秋に上梓した『大きな地図で見やすいガイド 高尾・奥多摩』でも、展望がないため、山頂を巻くプランで紹介しています。しかし、5月5日配信の週刊ヤマケイで佐々木亨さんがレポートされているように、昨年12月に東面の植林が伐採されて、展望の山に生まれ変わりました。前後して整備された白岩滝遊歩道から登れば沢沿いで涼しく、残暑の時期にも向くと考え、踏査を兼ねて登ってきました。

武蔵五日市駅からつるつる温泉行きの西東京バスを終点手前の白岩滝停留所で降り、バス道路から西へ分かれるタルクボ沢沿いの車道に入ります。トイレを過ぎると遊歩道となり、すぐに滝が現われます。バス停から往復だと、この滝を白岩滝と思い、帰ってしまう人が多いそうですが、この先の連瀑帯を白岩滝と称するのだそうで、最大の滝に滝名標が設けられています。白岩滝の先もしばらく沢沿いで涼しく歩けました。やがて植林の斜面を登りきると、林道が通る尾根上に出ます。麻生平と呼ばれる所で、登山道はすぐに西側の斜面を登ります。ここから山頂にかけて伐採され、コナラやカエデ類などの落葉樹を中心に苗木が植えられています。伐採地を巻いていくと麻生山と日の出山の鞍部に出て、尾根道をひと登りで麻生山山頂に出ます。今回は、地形図に記されている山道を登り、ダイレクトに麻生山へ登りました。一部、踏み跡状ですが、特に困難はありません。

山頂は東側の奥武蔵から都心方面が開けて、以前の薄暗く展望のない状態が嘘のようです。ここで昼食をとった後、金比羅尾根を武蔵五日市駅へ下山しました。日の出山へ向かい、つるつる温泉へ下り、汗を流して帰るのもよいプランですが、日の出山はもちろん、つるつる温泉への分岐も麻生山より高いので、麻生山に登った感がスポイルされると考えてのことです。麻生山から南東へ下って金比羅尾根へ出ることもできますが、道が細いうえ足場も悪いので、日の出山との鞍部から金比羅尾根の登山道に入るほうが安全です。このひ、咲いていた花はフシグロセンノウ、ツリフネソウ、オトコエシ、ヤマジノホトトギス、シラヤマギク、ジャコウソウなど。里ではヒガンバナが咲き出していました。

御岳山周辺へ来るのは、この1か月で3回目ですが、その時々、コースで景色や花が異なり、それぞれに楽しめました。

ところで、映画『君の名は。』の予告編で高山の稜線と雲海らしき景色が映っていたので気になり、鑑賞チケットを予約したところ、予約番号が0929。御岳山の標高と同じ数字でした。不思議な偶然があるものです。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

奥多摩・三頭山

秋を探して三頭山へ

滝見橋より、水量が増えて迫力ある三頭ノ大滝(写真=槙田幹夫)

三頭山西峰より、雲取山~鷹ノ巣山方面を望む(写真=槙田幹夫)

9月1日、晴れ

都民の森から三頭ノ大滝を見て三頭山に登りました。三頭ノ大滝は水量が多く、見ごたえ充分。クサボタン、カメバヒキオコシ、ツリフネソウ、タマガワホトトギス、キバナアキギリなど秋の花を楽しみながら、ムシカリ峠を経由して三頭山西峰に登頂しました。山頂からはあいにく富士山は雲に隠れて見えませんでしたが、雲取山~鷹ノ巣山に続く石尾根の山々が展望できました。

下りはササ尾根コースで槇寄山を経由して大平へ。途中、ヤマジノホトトギスやオクモミジハグマの花のほかに、ギンリョウソウモドキの奇妙な花を見つけました。

なお、車道に出る直前の急な下り道は足場が悪く、最後に難儀しました。注意してください。

(文=槙田幹夫/森林インストラクター東京会)

高尾・陣場山~高尾山

貴重な好天の下の山歩き

陣馬山頂上から北方向の山並みを望む。中央奥に大岳山が見える(写真=加涌由貴)

6号路を高尾山に向けて登る登山者。稲荷山ルートとの合流点にて(写真=加涌由貴)

8月11日~12日、晴れのち曇り

台風続きで計画していた登山が流れていましたが、週末の天気予報が晴れとなったので陣馬山から高尾山へ歩いてきました。

JR中央線高尾駅北口から、8:55発の陣馬高原下へ向かうバスに乗る予定でしたが、臨時急行便が出ることになり早く乗車できました。陣馬高原下バス停にはトイレがあります。支度をすませて、9:40ごろに和田峠に向かう舗装林道を歩き、途中の陣馬山登山口から登りました。この日歩いた登山道は特に問題ありませんが、赤土の上は足が滑りました。

明王峠(みょうおうとうげ)、底沢峠を経て景信山(かげのぶやま)まで歩き、少し遅い昼食休憩をとります。その後、小仏峠、城山、一丁平から高尾山で、6号路(琵琶滝の渓流ルート)から清滝へ下り、17:00ぐらいに高尾山口駅に着きました。

このルートは登山者が多く、山頂や峠に茶店が点在しています。茶店で休憩をとりながら、のんびりハイキングが楽しめました。暑さしのぎに城山でかき氷を食べましたが、ふわふわのかき氷で口に優しくおいしかったです。かき氷の販売は10月ごろまでと聞きました。

(文=加涌由貴)

三浦半島・剱崎・毘沙門ハイキングコース

変化に富んだ海岸の絶景を楽しむロングコース

右手の岩礁を伝って進みます(写真=木元康晴)

白い岩肌が印象に残る盗人狩付近の海岸(写真=木元康晴)

9月10日、晴れ

神奈川県の三浦半島南端の海岸を歩く、剱崎・毘沙門ハイキングコースへ行ってきました。ここは登山道ではありませんが、古くから歩かれているハイキングコースです。行程の多くは関東ふれあいの道に指定されており、奥多摩などで見るものと同様の標識が設置されていた箇所もありました。

京急線の三浦海岸駅から畑の中の松輪バス停に向かい、車道を歩いて剱崎の海岸へ。いつも山で見る景色とは違った雄大さに驚きを感じつつ、岩礁帯を進みます。岩礁が広い部分は自由に歩けますし、岸が崖になって海水が間近に迫る部分には、沢沿いの登山道のように道がつけられていて問題なく歩けました。

コースは岩礁帯と、港があって車道を歩く湾の部分とが交互に現われます。

ハイライトと呼べるのは、毘沙門湾を過ぎてからの岩礁帯。盗人狩(ぬすっとがり)と名付けられたゴルジュ状の深い入江を渡り、千畳敷という広大な場所に出る区間で、目まぐるしく変わる地形のダイナミックさが印象に残りました。最後は宮川湾の西端から車道に出て、椿の御所バス停から三崎口駅へ。

行程中は一度もピークに立たないものの、歩行距離は約14kmと歩きごたえがあります。普段の山登りの合間にぜひ歩いてみてほしい、とても魅力的なコースでした。

(文=木元康晴/登山ガイド)

西丹沢・畦ヶ丸

大雨の影響は少なく、緑濃い山は紅葉前の静かなひと時

木橋は滑りやすいので慎重に渡ろう(写真=原田征史)

本棚の滝は、いつ来ても写真を写したくなる(写真=原田征史)

9月11日、曇り

西丹沢自然教室より吊橋を渡って西沢沿いの登山道に入り、大きな堰堤は階段を登って川原に出ます。本棚の滝分岐まで沢を渡る木橋は問題ありませんが、石と枯れ葉で隠れた踏跡は見つけにくいので、周囲の状況を確認しながら歩きましょう。

本棚分岐から斜面に上がって、再び沢に出て、対岸の斜面の登山道に入りました。畦ヶ丸山頂まで、休憩ポイントのテーブルでひと息入れながら登ります。蒸し暑い季節なので登山者は少なかったです。

下山は大滝橋コースを下ります。11月ごろから紅葉が美しい登山道も以前と変わりはありません。一軒屋避難小屋に出て、大滝沢沿い登山道を下り大滝橋バス停に到着しました。

(文=原田征史/小田原山岳会員、『神奈川県の山』共著者)

滋賀県・金勝アルプス

巨岩、奇岩を眺めながら歩く

目前の天狗岩目指して稜線を行く(写真=山口敬二)

天狗岩からは鶏冠山、右に三上山(近江富士)、そして比良山系を遠望する(写真=山口敬二)

9月10日、晴れ時々曇り

朝夕めっきり涼しくなり、低山でも気持ちのいいハイキングが楽しめるようになってきました。そこで今回は、滋賀県の湖南アルプスの一端をなす、豪快な花崗岩で形成された金勝(こんぜ)アルプスを歩いてきました。

麓の駐車場から周回できるコースには風化した巨岩、奇岩が点在し、まるで北アルプスの燕岳を歩いているようです。岩稜に出るまでのシダに覆われた林床ではきれいな沢の流れもあり、ちょっとした沢登りの気分も味わえます。

稜線に出ると随所で展望に恵まれ、なかでも巨大な天狗岩は圧巻です。その上に立つと琵琶湖や比良山系、そして湖南地帯の素晴らしい眺望を一望できます。昼食場所としても最適で、ここでひと休みすると白石峰から竜王山(605m)をピストン(往復30分)してから、重ね岩、国見岩、狛坂磨崖仏(こまさかまがいぶつ)、逆さ観音、オランダ堰堤と景勝、史跡を巡りながら駐車場へと戻りました。

コースタイムで4~5時間、関西でも人気のこのコースは適度な高低差で歩きごたえもあり、よく整備されて、変化に富んだ素晴らしいコースです。

(文=山口敬二)

鳥海山麓・鶴間池

色づきはじめたナナカマド

池の中の島と見上げる外輪(写真=長山昌子)

この景色に白馬を置くと、東山魁夷の絵を髣髴とさせます(写真=長山昌子)

9月4日、晴れ

晩夏の鶴間池を訪れました。下道に入ると、見上げる緑のブナの天井が藍空に映えて美しさを増していました。

ゆっくり、ゆっくり歩を進め、池沢の音を耳にすると景色がぱぁーっと開けて鶴間池に着きます。真緑の外輪山周辺が池に投影され、池のまわりのナナカマドの葉が色づきはじめていました。池から近くにある、昔の炭焼き釜を見学し、比高120mの勘助坂を登ります。

誰もいない、静寂だけのブナ原生林が黄葉の秋を迎える日も間近でしょう。

(長山昌子/山形県/よく行く山:鳥海山、東北の山)

裏磐梯・檜原・細野パノラマ探勝路

裏磐梯に17ある探勝路のひとつへ

野鳥の森展望台より。檜原湖、磐梯山・櫛ヶ峰の上部は雲におおわれていました(写真=葉貫正憲)

稜線ではブナの大木が(写真=葉貫正憲)

9月12日、曇り

天気があまりよくないので、裏磐梯の檜原・細野パノラマ探勝路を歩いてきました。野鳥の森トンネル近くの檜原口がスタートです。

やがて1kmほど進むと展望台分岐です。ここまでは薄暗い樹林のなかで、なにも見るところはありません。ここから野鳥の森展望台までは約500mです。展望台では南側が開け、檜原湖の奥に磐梯山・櫛ヶ峰が広がっていました。残念ながら中腹より上は雲におおわれていました。

この展望台から上は藪で進めないので、引き返してパノラマ探勝路へ。分岐からは、アップダウンする稜線をたどりながら高低差200mを下ります。

ところどころに展望台がつくられていますが、枝が邪魔になって絶景とはいえません。ただ、よく刈り払いされた道は歩きやすく、ブナやミズナラなどの大木も多く見られ、快適な森林浴を楽しめました。

分岐から約2kmで檜原の集落に到着。バスで戻ることができますが、時間が早かったので道路を歩きました。道路脇には林のなかよりも草花が多く見られます。出発から駐車地点まで計3時間でした。

裏磐梯には平坦なコースから高低差の大きいコースまで17の探勝路があり、体力・気力にあわせてバラエティに富んだ道を歩くことができます。

(葉貫正憲/福島県/69歳/よく行く山:会津百名山)

北アルプス・唐松岳、五竜岳

八方尾根から縦走しました

朝日を浴びる五竜岳と鹿島槍ヶ岳。白岳山頂より(写真=神田 薫)

五竜岳で雷鳥の大家族に迎えられました。何羽いるでしょう? 七羽です(写真=神田 薫)

8月31日~9月2日、晴れ

八方尾根を登り、唐松岳から五竜岳に登ったあと、遠見尾根を経てアルプス平に下山しました。台風通過直後だったので登山中の三日間はずっと晴天に恵まれ、快適な登山を満喫しました。

2日目の唐松岳山頂ではご来光を迎えました。空は澄み渡り、遠くに富士山、八ヶ岳、南アルプス、近くには五竜岳、薬師岳、立山、剱岳を望み、至福の時を過ごしました。五竜岳山頂から正面に見る鹿島槍ヶ岳の双耳峰は、緑のドレスをまとった端麗な貴婦人のような美しさでした。

なお、五竜山荘から五竜岳山頂まで、地図やガイドブックには1時間と書かれていますが、私はかなりがんばったのですが1時間30分かかりました。余裕をみて行かれた方がいいと思います。

(神田 薫/神奈川県/80歳/よく行く山:八ヶ岳)

大峰・釈迦ヶ岳

秋の風を感じる、大峰山系へ

整備された、歩きやすい登山道(写真=小椋将ニ朗)

9月9日、晴れ

自宅を車で朝5時に出発。国道168号線から脇道に入ると、この先に登山口があるのか?という落石の道でした。注意しながら進むと、立派な駐車場ときれいなお手洗いがありました。

8時に歩き出し、森の尾根伝いを少し登ると視界が広がります。ここから整備された歩きやすい道を、景色を楽しみながら進みます。

ほどなくすると、そびえたつ釈迦ヶ岳が目の前に現われました。ゆるい登山道を進み、釈迦ヶ岳の麓から30分ほど急登を進むと頂上です。頂上には大きなお釈迦様が立っていました。ゆるい登山道ですので、初心者のかたにもおすすめです。

(小椋将ニ朗/奈良県/52歳/よく行く山:生駒山)

島根県・三瓶山

秋の気配を感じる山行でした

西の原登山口から見た男三瓶山(左)、子三瓶山(右)(写真=串崎道徳)

登山道で咲いていたカワラナデシコ(写真=串崎道徳)

8月27日、曇り

前日午後の暑さから一変、この日の朝の気温は18℃。一気に秋だ! と言いたいところですが、登山口から見上げる三瓶の山々はガスって、上半分は見ることができません。

三瓶山(さんべさん)は室内(むろのうち)という火口原を囲む4つのピークを持ち、一部はガレ場もありますが、おおむね緑に囲まれた山容が美しい山です。これからの季節は、秋の草花と草原に覆われたススキの調和がみごとです。

登山道は周囲からいくつも登路が開かれ、登山者の意図によって設定することもできます。今回は西の原→男三瓶山→女三瓶山→大平山→孫三瓶山→子三瓶山→西の原の周回コースで歩きました。女三瓶山まではガスっていましたが、子三瓶山まで来ると視界が開け、西隣の大江高山の山塊が姿を現わしました。

(串崎道徳/山口県/58歳/よく行く山:山口県や九州の山)

アメリカ・ジョン・ミューア・トレイル

終点マウントホイットニーにて

4418m の山頂から日の出を迎える(写真=大久保かがり)

北側に続く山並み。はるか向こうから22日間歩いてきた(写真=大久保かがり)

8月18日、快晴

7月28日にジョン・ミューア・トレイル南ルート340kmをヨセミテ国立公園からスタート。この日は満月の明かりのもと、終点であるマウント・ホイットニー山頂で朝日を迎えるため2時に出発しました。すでに何組かの先行するヘッドライトが岩肌に光っているのが見えます。

3500mにある最後のキャンプ地ギターレイクは無風で、気温5℃でも暖かく感じるぐらいでした。

高度を上げていき、荷物をデポするジャンクション、トレイルクレストに4時半に到着。山頂で6時の日の出にギリギリ間に合うかどうかというところで、急ぎたかったのですが、ここからは左手が切れ落ちた岩場の道となり、月明かりとはいえ慎重に進みました。

ジャンクションからの約3kmはほとんど休まず、6時15分、朝日が昇った直後にマウントホイットニー山頂4418mに到着。東側の平野の向こうから真っ赤な太陽が昇ってきます。同時に、一晩中私たちを照らしてくれた満月が、西側の山並みに沈んでいきます。その景色のなかで、22日間を前後して歩いてきた人たちとトレイルの達成を喜びあいました。

(大久保かがり/東京都/よく行く山:北アルプス)

ヨーロッパアルプス・オートルート

15日間、Le Haute Route(オートルート)を歩きました。その2

ヨーロッパ小屋のベランダにやってきた鹿たち(写真=深澤 裕)

ヨーロッパ小屋からの展望。ツェルマット方面(写真=深澤 裕)

8月7日~21日

8月7日から21日まで、フランス・シャモニからスイス・ツェルマットまで、オートルート187kmを歩いてきました。先週号で11日と16日のレポートを紹介しました。今回は後半部分です。

8月19日、ザンクト・ニクラウスの村に到着。ここからツェルマットの谷に入ります。南にクラインマッターホルン(3883m)やブライトホルン(4159m)、スイス最高峰のモンテローザ(4554m)が遠望できます。谷の東側にはドーム(4479m)がそびえています。この谷はドイツ語圏となり、あいさつもボンジュールからグーテンタークに変わります。

8月20日は雨に降られました。落石に気をつけながら、ザイルの張ってある岩場の道を約8時間歩き、17時にEurope Hut(ヨーロッパ小屋・2220m)に到着。樹林帯の中にたたずむ素敵な小屋です。私たちは6人部屋に泊まりました。ドミトリーでは12人が泊まれます。6人部屋は4つありました。シャワーは有料です。トイレの使用済みの紙はくず箱に入れるように指示されています。この日はガスが出ていてほとんど展望がありませんでしたが、晴れると、谷の向かい側にワイスホルン(4506m)とマッターホルン(4478m)が展望できるそうです。くつろいでいると、テラスの近くまで野生の鹿が何頭もやって来ました。人を恐れず、悠々と草を食んでいます。

夕食はパン・スープ・メイン・デザートとおいしい料理を満喫。ここのデザートは疲れた体に染みました。宿泊料金は朝食込み、ふたりで158スイスフランでした。

8月21日は最終日です。ここから谷の東側のEuropawegを歩き、ツェルマットの町まで行こうと考えていましたが「途中の道が土砂で流されていて危険だ」という話を聞きました。そこで、谷底に下り、ランダ村からタッシェ村を歩いて、南東方向にそびえるマッターホルンを眺めながら、ツェルマットの町に向かいます。スイスの村はどこの家も窓やベランダに花を飾り、絵に描いたような景色が続きます。気分よくオートルートを完踏できました。

(深澤 裕/東京都/よく行く山:奥多摩)

第六十回

登るより遠くで見たい富士の山(ガンバ)

気をつけて、つるべが落ちて真っ暗闇よ(赤猫)

山サプリ頼らず鍛練しろ友よ(山形山人)

ライチョウに出くわすたびに小休憩(ペケまるこ)

【寸評】

一句目、久しぶりの投稿、ガンバさん。富士山は眺めてよし、登ってまたよし。それだけに混雑するのも致し方ないところでしょうか。

二句目、赤猫さん。「秋の日はつるべ落とし」。つるべもすっかり街中では見なくなりました。

三句目、ビバーク続きで下山を検討中の山形山人さん。サプリをとりながら鍛錬すれば、効果2倍に!?

四句目、ペケまるこさん。エベレスト山頂直下なので登らせたい! 登らせてあげたい!! でも「最高峰登頂」の冠にはもう一歩、踏み込んでほしいところです。

【段位】ガンバさんには「3000m級」を授与します。赤猫さんは8000m峰「シシャパンマ」へ昇段。山形山人さんも、いよいよ「エベレストBC」へ昇段です。ペケまるこさんは、もう少し! がんばってください!

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

なお、ご投稿いただいた方には1000m峰から始まる「山の川柳段位」を授与します。ふるってご応募ください。

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」「よもやまばなし」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。また新たに「よもやまばなし」も募集します。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!


【よもやまばなし】

山で体験したちょっといい話や不思議な話、使って役立った装備や安全登山のための工夫、昔の登山の思い出などを募集します。お気軽にご投稿ください。こちらの投稿もペンネーム可です。文字数は400字以内でお願いします。


投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」「週刊ヤマケイ・よもやまばなし」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

登山の「まさか」に! レスキュー費用保険で、確かな安心を。

山岳遭難が増えています。無理のない日程、万全の装備、登山届、そして「レスキュー費用保険」。まさかの捜索・救助費用にしっかり備えて、安心登山を楽しみましょう!

登山やアウトドアスポーツなど、日本国内での野外活動中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用に対して保険金をお支払いする保険です。

※海での活動は除きます

保険料、補償、加入方法を見直して、さらに充実!

※平成28年4月20日より

日本アルプス各地や八ヶ岳などの主要な登山口への便利なアクセスとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。

電車・バスなどを乗り継ぐ面倒もなく、各地に早朝に到着できることから、利用者が増え続けています。

日本山岳遺産基金賛助会員の(株)毎日企画サービスでは、今期も夏・秋を中心に毎日あるぺん号を企画・実施いたします。

登山にかかる日数やコストの軽減をお考えの方は、登山装備のひとつとして、ぜひご活用ください。

山小屋(95軒)とバスの自由な組み合わせで申し込みができるセットプランもお見逃しなく。

『屋久島ジオガイド』

より深く自然を知るために

屋久島はその生物的特徴を形成しうる基盤として、地形学的、地質学的、気候学的にきわめて特異的でかつ日本列島の縮図のような特徴をもっています。花崗岩の基盤に、速い隆起と侵食・削剥が相互に作用して地形がつくられ、さらに、その地形形成には梅雨前線、台風による大雨が影響しています。7300年前には薩摩半島と屋久島の間で起こった巨大噴火の影響を強く受けました。そのような屋久島全体の「ジオ(地学)」な自然について解説します。

https://www.yamakei.co.jp/products/2816886500.html

編著者:島津 弘/発売日:2016年9月8日/販売価格:1800円+税/ページ数:102ページ/判型:A5判/ISBN:978-4-635-88650-5

8月~9月の新刊
商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『健やかに安らかに』 8/5 1,200円+税
『ときめく貝殻図鑑』 8/5 1,600円+税
『HAPPY MOUNTAIN 山で見つける50の幸せ』 8/10 1,200円+税
『富山県警レスキュー最前線』 8/12 1,600円+税
『山と溪谷』9月号 8/12 952円+税
『ペンギンの楽園』 8/12 1,800円+税
『ときめく微生物図鑑』 8/12 1,600円+税
『日本百霊山』 8/19 880円+税
アルペンガイド『高尾山と中央線沿線の山』 8/25 2,200円+税
『秋山JOY2016』 8/30 926円+税
『ROCK & SNOW 073 秋号』 9/6 1,333円+税
『屋久島ジオガイド』 9/8 1,800円+税
ヤマケイ文庫『あやしい探検隊 アフリカ乱入』 9/9 600円+税
『ワンダーフォーゲル』2016年10月号 9/10 926円+税
『山と溪谷』2016年10月号 9/15 1,018円+税
『クオッカ 世界一幸せな動物』 9/15 1,100円+税
ヤマケイ新書『御嶽山噴火 生還者の証言 事故から2年、復活への兆し』 9/16 880円+税
『マタギ奇談 狩人たちの奇妙な語り』 9/16 1,100円+税
YAMAKEI CREATIVE SELECTION『母がつくった山小屋 黒百合ヒュッテ六十年』 9/16 1,600円+税
ヤマケイ文庫『果てしなき山稜』 9/22 950円+税
ヤマケイ文庫『坂本竜馬を歩く』 9/22 800円+税
『ときめくインコ図鑑』 9/23 1,600円+税
ヤマケイ文庫『山釣り』 9/23 890円+税
ヤマケイ文庫『あやしい探検隊 焚火酔虎伝』 9/23 700円+税
DVDブック『甲野善紀と甲野陽紀の不思議なほど日常生活が楽になる身体の使い方』 9/23 1,800円+税


『クオッカ 世界一幸せな動物』

ほっこり系動物界のニューフェイス、はじめての写真集

オーストラリアに住むカンガルーの仲間、クオッカ。ピカチュウのモデルになったとも言われるほどのかわいらしさから、観光客やネットユーザーなどを中心に世界中で人気が上昇中。葉っぱをたべるクオッカ、ジャンプするクオッカ、木陰で休むクオッカ、子育てするクオッカ、人に近寄るクオッカなど、さまざまなクオッカの姿を収録。こんな顔をしているけど、子育てもバッチリこなしちゃいます。巻末には解説文も掲載。

https://www.yamakei.co.jp/products/2816550140.html

発売日:2016年9月23日/販売価格:1,100円+税/ページ数:64ページ/判型:小B6判/ISBN:978-4-635-55014-7

担当編集者より:“世界一幸せな動物”として、人気になっている動物がいるらしい。なかには、一緒に“自撮り”をして、SNSにアップする人もいるとか。そんな予備知識はいっさいなく、たまたま私は旅行先のオーストラリアでその動物に出会いました。西オーストラリア州のロットネスト島で、自転車を漕いでいたときのこと。大きいネズミのような動物が、私の目の前を横切りました。その動物の動きは遅く、おまけに近づいても逃げません。私が写真を撮っていると、その動物はこちらに顔を向けました。なにかがおかしい……。この動物は笑っている!?

それ以来、彼女(彼?)のことが気になり続けていた私は、本を創ることにしました。この本では、葉っぱをつかんだり、子育てをしたり、といった自然の中で暮らすクオッカがたくさん出てきます。忙しいからオーストラリアに行くのは難しいけれど、この本を開けば、いつでもニッコリ笑顔の“クオッカ”にまた会えます。(舘野太一/自然図書出版部)

株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
勝峰富雄
編集スタッフ
佐々木惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。