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年齢を感じさせない登山体のススメ

60歳を越えても若いころと同じように山を楽しみたい!

桑原弘樹(くわばら・ひろき)15年以上にわたってスポーツサプリメントを企画・開発してきた経験や100人以上のトップアスリートなどに行ってきたコンディショニングの指導実績を持つ。現在は、プロとアマの垣根を越えたコンディショニング方法を伝えるために桑原塾を主宰。セミナーや執筆などを精力的にこなしている。

右・篠原清子(しのはら・きよこ)東京都山岳連盟トレッキング教室講師。登山は25歳のときから始め、登山歴は約40年。登山以外にも遺跡めぐりや旅行なども趣味としている。若い頃に比べて、骨密度が少なくなっているのが悩みのタネ/中・前田恵久(まえだ・えく)東京都山岳連盟沢登り教室講師。登山歴は42年で、尾根歩きのほか、沢登りやクライミング、海外登山も好き。今年になって手術をして1年間山歩きをしなかったことで、体力と筋力の衰えを実感している/左・桑村昌子(くわむら・まさこ)20代後半から登山を始めるが、仕事が多忙なため一時中断。40代半ばで岩、雪、沢をやりたいと思い再開。60代になって山を歩くスピードが落ちてきていることもあって今後の体力低下に不安を感じている

年齢を重ねるにつけ、「昔のようには登れないなぁ」「身体が動きにくくなったかも?」という不安や疑問は誰もがもつものです。そんな体力低下を補うにはどうすればいいのか? コンディショニングのスペシャリストが登山界のさまざまな方々と語り合う、「登山とコンディショニングを考える」企画。隔週3回連載の最終回はベテラン登山家の女性3人をお招きして、お話を伺いました。

「山は逃げない」はウソ!?

桑原:みなさんは若いころから登山をされてきて、今は登山教室の講師をなさるほどキャリアを積まれてきたわけですが、自分の登山について悩みはありますか?

桑村:若いときには、走って登れたような山が、60歳を越えてからだとすごくしんどいことですね。たとえば、剱岳は無雪期なら5~6回行ったことがあるんですが、いつもパッと行ってパッと帰ってきていたんですよ。でも、この前行ったときは、歩いている時間がすごく長く感じました。あと荷物を担げなくなりましたね。若い頃は重い荷物でも簡単に担いで登っていたのに・・・・・・。年をとると、担げない、登れない、時間がかかる。もうイヤになってしまいます。

前田:私は沢登りが好きなのですが、若いころは1日に3本くらい登れていたのが、今は1本しか登れません。よく、「山は逃げない」といいますが、年をとると山は逃げると思いますよ。加齢によって体力や気力がなくなってくると、行きたい山に行けなくなるわけですから。行ける時にガンガン集中して行かないと、山は逃げちゃうんです。

年齢のハンデは情報収集で乗り越える

桑原:そうはいっても、一般的な同年代の人と比べるとみなさんはアクテイブなんじゃないですか? 山仲間の方といっしょにいるとわからないかもしれませんが、山に登ること自体が相当の運動ですし、それを続けているのですから。体力や筋力が衰えていくことに対して何かトレーニングをなさっているんですか?

桑村:本当はトレーニングをしなきゃいけないと思うんですが、なかなかできませんね。

前田:フリークライミングの人は、筋力トレーニングをやっている人が多いんです。でも、アルパインとか尾根歩きの人、いわゆる山ヤさんは、山に行くこと自体がトレーニングだと思っているので、あまり日常的にトレーニングをする人は少ないんですよ。というのも、山を歩くためには手、脚、腰など全身の筋肉をまんべんなく使うのですが、それを全部スポーツジムで鍛えるのは難しい。やっぱり、山に行くのがいちばんだと思いますよ。

桑村:トレーニングも大切なのですが、私の場合はそれに加えて最新の情報に対してアンテナを張ることで、年齢のハンデを乗り越えようと思っています。例えば、ウェアやザックなどの山道具は、軽くて便利なものがどんどん出ています。それらの情報をいち早く知って、自分の山行スタイルに合ったものを選べばラクに歩くことができます。また、食べ物やサプリメントについても、効果的な摂取方法を知ることで体力を維持することができると思うんです。

持久力アップをサポートする方法とは?

桑原:まさに、その通りだと思います。僕は長年食品メーカーでサプリメントの開発にたずさわってきたのですが、桑村さんに今、もっとも旬のサプリメント情報をお伝えしたいと思います(笑)。それが還元型コエンザイムQ10です。人間が口から入れた糖質や脂質などの栄養素は、消化された後に色々な酵素によって分解され、最後は電子伝達系という場所で酸素と結びついてエネルギーになるんです。

篠原:それ、聞いたことあります。

桑原:しかしエネルギーを産み出す最終工程ともいえる電子伝達系は、加齢とともに機能が低下していくんです。その原因はコエンザイムQ10の体内での合成能力が落ちていくからなんです。まさにそれを食い止めるのが還元型コエンザイムQ10なんです。僕はボディビルをやるので、ほぼ毎日トレーニングをしますし、コンテストがあるときはハードな減量をするのですが、この歳(55歳)になって還元型コエンザイムQ10がすごくわかるようになってきたんです。

篠原:私たちも還元型コエンザイムQ10を飲むと、しんどさがなくなるのかしら?

桑原:「なんだか以前(若いころ)と違う」、「踏ん張りがきかない」と感じているなら、お試しの価値アリだと思いますよ。きっと若かったころのように、パッと行ってパッと帰ってくるような登山を楽しめるんじゃないでしょうか(笑)。

桑村:もし、そうだとしたら還元型コエンザイムQ10は、これから私たちの強い味方になりますね。

(文=大関直樹)

コンディショニング&パフォーマンスをサポートする「還元型コエンザイムQ10」

食事から摂取した糖質や脂質といった栄養素をエネルギーに変えてくれる補酵素、それがコエンザイムQ10です。加齢によって体内のコエンザイムQ10の量が減ってくると、登山のような長時間の運動をすると「しんどさ」を感じることが多くなってきます。そこでコエンザイムQ10の体内での合成不足分をサプリメント等で補ってやることで、加齢の影響を最小限に食い止めた状態でのエネルギー生産ができます。若いころの登山のイメージに近づけるかもしれません。

コエンザイムQ10は還元型がおすすめです。体内ではすべてが還元型として使われるため、通常の酸化型のコエンザイムQ10は体内で一度還元型へと変換しなくてはならないからです。この点も加齢によって影響を受けるところなのです。

また、オリンピックトレーニングセンターでトレーニングをしているアスリート100名に「還元型コエンザイムQ10」を1日に300mg、6週間続けて摂取してもらったところ、最大パフォーマンスの伸び率が、未摂取群と比べて向上したという実験結果も報告されています。

登山という運動で「還元型コエンザイムQ10」を併用することによって、登山のパフォーマンスにも期待できそうです。

(文=大関直樹)

今週末の「山のワンポイント天気」

ウェブサイト「山の天気予報」を運営し、メールでの天気予報配信も行なっている株式会社ヤマテンの気象予報士、猪熊隆之さんと河野卓朗さんによる解説です。今週末の山行に役立ててください。

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遅かった冬が一気に近づいてきました。ヤマテン事務所のある八ヶ岳山麓でも昨日、初雪を観測しました。山はまっ白になって冬の装いです。早くスキーでパウダーを滑りたい、とウズウズしている方も多いのではないでしょうか。

(文責:猪熊隆之)

さて、今週末の天気ですが、12日(土)は北海道付近を低気圧が通過する影響で、北日本では天気が崩れるところがありますが、西日本から東日本にかけては高気圧に覆われるでしょう。翌13日(日)は広く高気圧に覆われるため、穏やかな天気となるところが多いですが、高気圧から遠い北海道や九州地方では次第に天気は下り坂となるでしょう。

このため、12日(土)は西日本と東日本の新潟県の山岳を除く山域、13日(日)は午後の北海道や九州を除く山域での登山がおすすめです。

なお、ヤマテンの会員様向けのサービスとして、毎週木曜日の13時ごろに「今週末のおすすめ山域」をメールでお知らせしています。

また、おかげさまで満席の講座が多くなってきましたが、ヤマテン主催講座では11月23日(水・祝)の東京、27日(日)の名古屋に空きがございます。講座の内容や申し込み方法はhttp://yamatenki.co.jp/prof.php#yamatenでご確認ください。

12月2日(金)~3日(土)は石井スポーツ登山学校で広島での机上、実地講座があります。講座の詳細については、下記URLでご確認ください。

机上講座 https://www.ici-sports.com/climbing_school/school/detail.php?id=289

実地講座 https://www.ici-sports.com/climbing_school/school/detail.php?id=357

12月10日(土)~11日(日)には中央アルプスのホテル千畳敷で「絶景の展望台 ホテル千畳敷で学ぶ空と雪の世界」講座を開催します。https://www.chuo-alps.com/(イベントガイドでご確認ください)。講師はいずれも猪熊です。

(文責:河野卓朗)

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「山の天気予報」(月額324円)

コーヒー1杯分のご利用料金で、全国18山域の山頂天気予報や大荒れ情報、予想天気図、ライブカメラ、雨雲レーダー、観天望気講座などが1ヶ月使い放題。メールでの天気予報配信登録もおこなえます。サービスの詳細やご登録方法につきましては、下記URLでご確認ください。

https://i.yamatenki.co.jp/

大雪山・旭岳で登山者が行方不明

北海道の山は本州の山と異なることを認識して行動してください

好天時の風景(写真=谷水 亨)

同じ場所でのホワイトアウト状態。30m先(線で囲った部分の登山者)はうっすらと見えるが、風景はまったく見えない(写真=谷水 亨)

大雪山・旭岳(2291m)で、単独行の登山者が10月23日から行方不明になっています。北海道警察山岳救助隊や自衛隊が延べ130人にわたりヘリコプターで上空からの捜索を尽くしましたが、手がかりはありません。遭難している登山者は仙台市在住の53歳の男性で、大学時代には山岳部に所属しており、登山歴があるそうです。

旭岳ビジターセンターでは10月21日のWEBサイトで「ロープウェイ姿見駅でもすでに積雪1mとなり、一面まっ白な雪原になっています」「もうスノーシューなしでは歩けません。登山道も見えないので自分でしっかりとナビゲーションしないと危険です」「この時期の登山は、このエリアについて経験と知識、技術のあるガイドなどとの入山をおすすめします」と注意喚起と情報を発信していました。

この時期の北海道の山は、気象条件や山の地形・特色など、本州の山とは異なります。

気象条件は想像以上に厳しい

大雪山系では9月の下旬ともなれば初雪が降ります。10月中旬を過ぎれば山頂付近はマイナス気温、日本海側から風が吹けば雪が降る確率は高まり、降雪日数も多くなります。また低い標高から森林限界が始まり、吹きさらしの風を受けながらの登山となります。したがって10月中旬からはすでに厳冬期の冬山装備が必要な時期なのです。

位置が特定できない地形

大雪山山域や十勝連峰は登山口が森林限界のところが多く、出発から頂上付近まで樹木、岩、稜線、渓谷などの特徴的な地形がない大雪原を登らなくてはなりません。したがって悪天候や雲でホワイトアウト状態となると、自分の位置が特定できなくなってしまいます。また、冬期は登山者が極端に少なく、踏み跡どころか自分のトレースさえも10分で消えることが多いので、自分の力量で悪天候のなかでも下山できる装備と技術が必要です。

案内板や小屋が少ない

北海道の山は避難小屋しかなく、夏期でも5~10時間歩かなければ小屋にたどり着けない山域です。登山道は人工的な設備がなく、案内板や標柱も極端に少ないです。ロープなども9月末には撤去されてしまいますので、悪天候時のビバークを想定した準備と技術がなければなりません。

したがって悪天候時は登らない事、天候が崩れかかっている時は早めに下山することが必要ですが、天候のよい時でも、夏期に何度もその山に登り地形やルートの把握しておくことと、危険個所の特定、リスクマネジメントなどの調査と事前準備、下りルートを明確にしておくデポ旗などの準備が必要です。

結論から申し上げますと、10月中旬以降の北海道の山は冬山装備、冬山の知識と技術、夏山時からの準備、撤退できる強い精神を持ちあわせない限り登ってはいけない、といえるでしょう。

技術や経験が未熟な場合は、その山域に熟知したガイドや経験者と登ることが必要です。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

信州の山岳遭難現場より

島崎三歩の「山岳通信」。

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を配信しています。

11月7日に第49号が配信され、10月18日に赤岳で起きた死亡事故など3件の遭難事例が紹介されています。山岳遭難のリスクをリアルに伝えるものですので、今後の山行にぜひ役立ててください。

・・・

・10月18日、八ヶ岳の赤岳山頂に向けて登山中の67歳男性が足を滑らせて滑落、死亡する事故が発生しました。

・10月22日、68歳の男性がキノコ狩りで長野市地蔵峠付近に入山したまま行方不明となりました。警察や消防などの捜索の結果、山林内で発見され、滑落による死亡が確認されました。

・10月17日から八ヶ岳を縦走するために単独で入山した63歳の男性が、下山予定の20日になっても自宅に戻らず、行方不明となっています。

(内容は長野県警察本部の発表時点のものです)

・・・

下記URLより、バックナンバーもご覧いただけます。今後の登山にぜひ役立ててください。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html

(文=週刊ヤマケイ編集部)

石狩山地・三国山

展望はなかったものの、久しぶりの雪山歩きを満喫

分水嶺の稜線と新雪を踏みしめて登る同行者(写真=谷水 亨)

夏期より倍の時間を要しラッセルのすえにたどり着いた頂上(写真=谷水 亨)

10月30日、晴れ

三国山(1541m)は、北海道開拓時代の十勝国、石狩国、北見国の境界にあるためその名前がついたようです。公式な登山道はありませんが、その風景を楽しもうと登る登山者も少なくありません。今回私たち3名は冬山初体験者1名をサポートをしながら登ることにしました。

三国トンネル上川町側出入口わき(1150m)から沢に入ります。出発時から20cmの積雪で、トレースはありませんが、完全に雪で埋まってないため小川の水に浸からないよう足もとを探りながら登りました。沢の二股地点では、必ず地図による現在地確認をメンバーに促し、地図読みの勉強もしながら深雪を楽しみました。

標高1330mの二股から、東西に伸びる稜線に取り付く沢筋に入ると、スノーシューを装着して膝ラッセルで最後の急勾配を登っていきます。稜線に出ると三国山が見えますが、3稜線が交わるピークのさらに奥にあります。この時期の稜線歩きは、まだ小さい雪庇と雪に隠れたハイマツを踏み抜かないように気をつけて歩かなければなりません。そのため、頂上まで3時間かかりました(夏期は1時間30分ほど)。

残念ながら、北見側、上川側の視界がなく、三国(3地方)を見渡すことはできませんでしたが、久しぶりのスノーシューや膝上ラッセル、稜線歩きを楽しむことができました。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

宮城県・後烏帽子岳

紅葉と雪の蔵王へ

屏風岳を背にして灌木帯の急坂を登る(写真=福井美津江)

山頂から見えた雪をかぶった刈田岳(左)と熊野岳(右)(写真=福井美津江)

11月5日、晴れ

七日原から登る秋山沢コースは後烏帽子岳へ続く登山道のなかでも、比較的登山者の少ないコースです。単調な樹林帯が続くことと、山頂直下の急登とそこが藪っぽいということを覚悟していましたが、紅葉は標高800mあたりまでで、そこから上は葉を落とした明るい樹林帯となっておりました。ひどい藪もなく、雪も気にならない程度でした。

山頂下の急登は行程の3分の1ほどの時間を費やします。山頂からは雪をかぶった中央蔵王が見えました。

蔵王エコーラインは冬季閉鎖されています。戻りは往路を下山しました。

(文=福井美津江)

北アルプス・立山

素晴らしい展望を得られた2日間

一ノ越までの登山道付近でライチョウと遭遇(写真=中村重明)

みくりが池温泉より、雄山~浄土山(写真=中村重明)

11月3日~6日、3日ガス、4日曇りのち晴れ、5日快晴、6日ガス

11月に入ってさっそく雪化粧した立山を訪ねました。初日はみくりが池温泉への移動のみ。2日目に雄山を、3日目に別山を往復し、4日目は室堂から帰るのみという3泊4日(正味2日間)の行程です。

天候は、移動日の初日と最終日はガスで視界がなかったものの、メインの2日目、3日目は晴れて素晴らしい展望を得ることができました。

2日目の雄山往復は、降雪直後とあって室堂山荘から先はトレースがなく、ところどころの吹き溜まりではつぼ足で苦労しました。一ノ越までの途中でライチョウ6羽がまとまっている姿を見られたのは幸いでした。一ノ越から雄山山頂まではアイゼンを装着。雪と氷でルートがわかりにくいなか、慎重に往復しました。積雪が少なく条件がよければ、富士ノ折立を経て大走りを雷鳥平に下る周回コースを考えていたのですが、予定を変更し、往路を戻りました。

3日目は別山を往復。新室堂乗越経由のルートを予定していたものの、そちらにはトレースがなさそうな一方、雷鳥沢にしっかりしたトレースが着けられていたため、それをたどらせてもらい、予定より短時間で別山を往復することができました。別山山頂からは剱岳や後立山連峰の素晴らしい展望が得られました。

なお、黒部立山アルペンルートの運行とみくりが池温泉の宿泊はそれぞれ今季については11/30、11/24までとなっています。

(文=中村重明)

北アルプス・ジャンダルム

コブ尾根からダイレクトにめざす

コブを見つめて登攀します(写真=川﨑拓兵)

奥穂を背に、ジャンダルムの山頂にて(写真=川﨑拓兵)

10月31日、曇り時々晴れ

雪が降る前の最後のチャンスと思い、この日はガイド仲間とジャンダルムへ行きました。上高地からワンデイでコブ尾根からのジャンダルム登頂をめざします。

岳沢小屋からはコブ沢を詰めて、途中、右から合わさるルンゼをあげて尾根に取り付きます。風は冬を感じさせる冷たさですが、たまの日差しは暖かく、風がやんだときはトカゲ(日光浴)をしたくなる陽気でした。

コブ尾根のコブを越えるとコブ尾根の頭まであとひと息。頭に出るとジャンダルムまでは3分の距離です。奥穂側から岩を登り、登頂。飛騨側からの風はより厳しく、懸垂下降ですぐに下山にかかります。下りは天狗沢を下降して、無事に下山。小屋あたりまで下りれば寒さも和らぎました。

翌日からは降雪があり、穂高は一気に冬山になりました。

(文=川﨑拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

※編集部注:このルートは上級者向けです。ルートファインディングや岩場での行動に不安のある人は安易に入らないでください。

南アルプス・蝙蝠岳~塩見岳

雪をかぶった岩稜帯の通過に苦労しました

北俣岳直下より雪化粧した塩見岳を望む。まだトレースが刻まれていません(写真=日向俊雄)

塩見岳東峰より蝙蝠岳へ続く稜線と、その上に浮かぶ富士山を望む(写真=日向俊雄)

11月3日~5日、快晴

二軒小屋から蝙蝠尾根経由で塩見岳を登ってきました。標高2300m付近から降雪の跡があり、稜線上はほとんど風で飛ばされていたものの、日陰や吹き溜まりには堅い雪もあり、蝙蝠岳から先は6本爪の軽アイゼンをはいて歩きました。塩見岳の頂上まではダブルストックで行きましたが、帰路はピッケルに持ち替えて樹林帯まで下りました。

2日目、樹林のなかは風もなく穏やかでしたが、稜線に出ると蝙蝠岳周辺は風が強く、休む場所を探すのもたいへんでした。

塩見岳に向かうと、風は収まりましたが、今度は鞍部のハイマツ帯の通過に苦労し、また北俣岳付近から塩見岳にかけてはうっすら雪化粧した岩稜帯の通過に緊張させられ、思った以上に時間がかかってしまいました。

この時期は入山者も少なく、三伏峠から往復した登山者は見かけましたが、蝙蝠岳からのルートは自分以外は誰もおらず、冠雪した頂稜部に新しい踏跡を刻みながら歩くのは気持ちのいいものでした。

山麓は紅葉の最盛期で、畑薙第一ダムから椹島を経て二軒小屋まで往復した送迎バスからの景色も最高でした。

(文=日向俊雄)

南アルプス・伝(転)付峠

素晴らしいハイキングコース

二軒小屋から伝(転)付峠に登る途中で見事なカラマツ林が広がります(写真=日向俊雄)

伝(転)付峠まで登ると、東側にはダケカンバの疎林の向こうに富士山が望めます(写真=日向俊雄)

11月5日、快晴

畑薙第一ダムから二軒小屋までの送迎バスに乗るためには二軒小屋ロッジの宿泊予約をする必要があります。今回はその仕組みを利用して蝙蝠岳~塩見岳を登りましたが、11月5日の最終日は早朝に下山開始すると、午前10時前にはロッジに着いてしまいました。

そこで天気もいいし、時間もたっぷりあるので、昔懐かしい伝(転)付峠に行ってみようと思い立ち、大型ザックをロッジに預け、サブザックに必要装備を詰めて出発しました。所要時間は3~4時間です。

伝(転)付峠への道は二軒小屋自然散策路を経由しており、樹木に掛けられた案内標識が0/13から最後の展望台にある13/13まであり、道も整備されています。スパンの長いジグザグの登山道は、最初は赤や黄の紅葉が見られ、途中から黄葉が見事なカラマツ林となります。最後の峠周辺はクマザサの草原が広がる疎林となって、東には富士山も望め、展望台からは聖岳、赤石岳、悪沢岳などが望め、素晴らしいハイキングコースでした。

(文=日向俊雄)

栃木県・高原山

黄葉に彩られた青白き渓流と滝を訊ねて

黄葉に生える、神秘的な青白き水の流れ(スッカン沢・仁三郎の滝)(写真=奥谷 晶)

日差しを浴びて輝く雄飛の滝と黄葉の木々(写真=奥谷 晶)

11月5日、晴れ

標高1000m付近まで見ごろになってきた紅葉と神秘的な青白い水の流れとのコラボレーションを楽しもうと、高原山(たかはらやま)八方ヶ原(スッカン沢)に行ってきました。

寒気の影響で朝方の気温は2℃まで下がりましたが、日差しが出ると15℃まで上がり、汗ばむほどでした。沢沿いの木々の紅葉もまだすこし早かったようですが、スッカン沢の清流をすがすがしい気分で満喫しました。この美しい流れはカルデラ跡の火山成分を含んでいるので青白く見えます。

なお、雄飛の滝周辺の遊歩道は岩壁の一部崩壊箇所などにより通行止めの区間があり、河原沿いなどに迂回する必要があります。

(文=奥谷 晶)

群馬県・岩櫃山

通行止めが解除されたばかりの密岩通り登山道から登りました

密岩通り登山道の鎖場。今回は岩場ではヘルメットを着用して行動しました(写真=木元康晴)

下に穴が開いた天狗の架け橋を渡る(写真=木元康晴)

11月6日、晴れ

大河ドラマのオープニング映像に登場することで、最近は広く知られるようになった、群馬県の岩櫃(いわびつ)山に行ってきました。

登りは先月21日に通行止めが解除されたばかりの、密岩通り登山道へ。地元の東吾妻町によると、多発している滑落事故を防ぐため、今年の5月から鎖の設置工事を行なったとのことでしたが、今回確かめたところ、主に下部の足元が滑りやすい部分を中心に鎖が追加されていました。

密岩通り登山道は、六合目となる稜線の鞍部の先から岩場が連続します。最初に現れる天狗の架け橋を慎重に渡り、その先の岩場、鎖場を次々と通過。山頂直下に到着したのは11時半ごろでした。しかしその時刻は頂上に登るための鎖場が混雑しており、早めの昼食をとりつつ時間調整をすることに。正午を過ぎた、混雑がなくなってきたころを見計らってすみやかに鎖場を登り、360度開けた頂上で展望を楽しみました。

下山は櫃の口を経て、尾根通り登山道へ。最後は観光客の姿も目立つ岩櫃城址を見学しつつ、平沢登山口へと下りました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

埼玉県・加治丘陵

穏やかな秋の日のヒル・ウォーキング

きのこの家が印象的な「あけぼの子どもの森公園」(写真=石丸哲也)

上:桜山の展望台から都心方面を眺める。下:「山仕事の広場」は広々とした草地で奥武蔵方面の眺めがよく、トイレもあって休憩に最適(写真=石丸哲也)

11月3日、快晴

都心から奥武蔵へ向かう西武池袋線に乗り、玄関口の飯能駅に着く手前で左手になだらかな丘が望まれます。これが加治丘陵で、飯能市と入間市にまたがり、尾根筋を中心に遊歩道が整備されています。小著『駅から山登り 関東55コース(ヤマケイアルペンガイドNEXT)』に収録しているのですが、北麓の「あけぼの子どもの森公園」へ下る道が崩壊で通行止めとなっており、再開の予定も立っていないようです。この本については近々重版が予定されており、この機会に代替コースを設定して改訂できるよう、踏査してきました。

「あけぼの子どもの森公園」は飯能市によって整備され、約70~200万年前に生息していたアケボノゾウの化石が付近で発掘されたことが名前の由来になっています。谷を囲むように、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの「ムーミン童話」の世界をモチーフにした建物が点在し、ミニ・ムーミン谷の趣きがあります。特に、ムーミンの家とも呼ばれる「きのこの家」は中も凝っていて、おとなも子どももムーミンの世界に引き込まれてしまいます。

公園に寄らない場合はガイド記事のとおり、仏子駅から一周すればよいのですが、寄る場合は元加治駅から歩くのがおすすめです。駅を出てすぐの円照寺は武蔵野観音の第22番霊場で江戸末期の不動堂など見ごたえある古刹です。入間川を渡ったら、川沿いの遊歩道をたどると「あけぼの子どもの森公園」北側の阿須運動公園に出ます。ここにはアケボノゾウのレプリカもあり、ムーミンの家などとともにアニメ「ヤマノススメ セカンドシーズン」の第20話の舞台にもなっている「聖地」でもあります。

加治丘陵へは、公園の西にあるカインズホームの南側で、(株)オークソニックの手前で右上へ登る山道に入ります。ちなみに、すぐ手前にある隠れ家的な民家レストランのホットポットは地元の食材を使用し、味も値段も満足できる穴場です。山道に入り、道なりに登って、遊歩道に出たら右へ。「山仕事の広場」に寄って、桜山の展望台を目指します。展望台では、富士山が雲に隠れていましたが、奥武蔵や奥多摩や丹沢、都心方面、眼下の茶畑など360度のパノラマを楽しめました。帰りはガイドの通り、丘陵の南側を歩き、八坂神社から仏子駅に出ました。

山登りというより、ヒル・ウォーキング、フットパスと呼ぶ方が似つかわしいフィールドです。それだけにのんびりと歩いたり、子どもとともに楽しみたいという方にはうってつけです。11月下旬~12月初めごろには「あけぼの子どもの森公園」のアケボノスギ(メタセコイア)が紅葉するのも見逃せません。ただし、きのこの家は11月17日~来年1月中旬まで空調工事が予定され、中に入ることができなくなります。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

奥多摩・三頭山

西側の鶴峠から登りました

大木も見られるブナ原生林の紅葉。標高1300~1400m付近が最も紅葉していた(写真=石丸哲也)

上:三頭山山頂からの富士山。右に三ツ峠、左に鹿留・杓子山も見える。下:三頭山西峰山頂。着いたときは昼食をとる登山者が多かった(写真=石丸哲也)

11月6日、快晴

東京近郊の山も紅葉が見ごろに入り、先週末は標高1300m前後がよさそうに思われたこと、ブナ原生林がみごとなことから、今回は三頭山を選びました。コースは、一般的な都民の森からの回遊ではなく、ちょっとひねって西側の鶴峠から登り、ヌカザス尾根を奥多摩湖へ下ることにしました。鶴峠へは、中央本線上野原駅から朝2本、出ているバスを利用できるのでアクセスに苦労することもありません。富士急山梨バスの「山案内人」長田仁さんが沿線の登山コースの紹介に努めており、当日朝も上野原駅前で登山のパンフレットを配っていました。「山の情報を知りたい方など、気軽に声をかけてくさい」とのことです。

私は今年から『山と溪谷』新年号の付録「山の便利帳」奥多摩登山地図の校閲を担当させていただいていて、次号に鶴峠からのコースを入れたので、その踏査も兼ねています。なお、鶴峠が越える尾根は、大菩薩連嶺の牛ノ寝通りから三頭山へ続いており、私事ですが30年ほど前に縦走した道でもあります。鶴峠~三頭山の山道は登山者が少ないわりにしっかりしており、大半が山腹を巻いているのも特徴的です。一帯は行政的には山梨県ですが、多摩川の水系として東京都の水源林に指定され、その巡視の道でもあるためです。原生林が広がっているのも、水源林として保全されていることが大きな理由です。

ゆるやかに高度を上げる道はブナやミズナラ、カエデ類など大木も混じる落葉広葉樹が茂り、高度を上げるに従って、色づいてきます。前日に引き続き快晴で、ひんやりと、気持ちよく乾いた空気が秋山らしい、すがすがしさを感じさせてくれます。小焼山と神楽入ノ峰の間で尾根道と北面の巻き道が別れますが、今回は道がしっかりしている巻き道をとり、ヌカザス尾根に出て三頭山を往復しました。この日、紅葉が見ごろだったのは1300~1400m付近。これから標高を下げてきますが、今週末から来週も楽しめそうでした。

ほとんど人に会わない貸し切り状態の山道から三頭山山頂に着いたのは午後1時過ぎ。都民の森からの登山者でにぎわっていました。だいぶ霞んではいましたが、新雪を抱いた富士山をはじめ雲取山から石尾根などもよく見えました。下山は予定通り、ヌカザス尾根。奥多摩湖まで標高差約1000m、前半は岩混じりの急下降もあり、気を抜けません。午後の日に、より濃密な色合いを見せる紅葉を愛でながら、ひたすら下り、浮橋を渡って小河内神社バス停に着いたのは日が暮れかけた4時50分。1時間以上、バスがない時間帯ですが、5分ほど歩いた峰谷橋バス停から5時4分発のバスに乗ることができました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

妙高・妙高山

すでに冬の様相です

称名滝と光明滝、水量が少なくなっていました(写真=畠山茂信)

妙高山北峰、寒くて長居はできませんでした(写真=畠山茂信)

11月4日、晴れ

燕温泉から入山しました。二日ほど冬型の天候が続いたので、登山口からすぐ雪です。

小一時間ほどで称名滝・光明滝に到着。上下二段の美しい滝ですが、すでに水量が少なく迫力はありません。ここから本格的な登山道になって積雪も増えます。くるぶしから足首ほどでした。先行者のトレースがあったので楽でしたが、なければルートファインディングに結構な時間を要したと思います。

天狗堂から上の鎖場は滑らないように慎重に登りました。頂上直下の岩場から上は吹きさらしで風が強く、手足がしびれてきます。頂上の気温は手元の温度計でマイナス6℃。晴れて見晴しがよく、すぐ近くに火打山や野尻湖がきれいに見えますが、寒くてとても長居はできず、早々に下山に掛かりました。

北峰から長助池を経由して下りましたが北側斜面なので雪が多く、膝丈以上のところもあります。ただ頂上直下からすぐ樹林帯なので風が遮られ、寒さが弱まったのは助かりました。途中の長助池は初冬の寒々とした風景に変わっています。

下山口手前から落差80mを誇る惣滝に行けますが、今回は時間がないので断念しました。次回はぜひ訪ねたいと思います。

(文=畠山茂信)

木曽路・馬籠峠

紅葉と史跡に癒されながらの古道歩き

そこかしこに石畳が残っていました(写真=原 誠一)

紅葉に見とれながら歩きました(写真=原 誠一)

11月6日、晴れ

各地から紅葉の便りが届いてきたので、紅葉の名所、信州から奥美濃に続く木曽路旧中山道の峠道を訪れました。妻籠宿(つまごじゅく)をスタートし、大妻籠、一石栃番所跡を経て、馬籠峠(まごめとうげ・801m)を越え、馬籠宿に下りました。あざやかな紅葉と古道ならではの史跡、道祖神などに癒されながらの峠道でした。

また時節柄、街道わきの渓流では、産卵期を迎えたイワナの魚影も見られました。

(文=原 誠一/アルプスネイチャークラブ ・登山ガイド)

鈴鹿・御池岳

ゴロ谷からバリエーションで晩秋の御池岳へ

ボタンブチからみるゴロ谷と御池岳中腹の紅葉(写真=金丸勝実)

晩秋の御池岳奥の平(写真=金丸勝実)

11月6日、曇りのち晴れ

鈴鹿山系の紅葉は、山の中腹あたりが見ごろになってきました。これを目当てに、今回は滋賀県側のゴロ谷から御池岳に登ることにしました。

御池岳への登山は、国道306号線からのルートが一般的に使われます。一方、滋賀県側の登山道は、バリエーション的なルートが多く、今回のゴロ谷から直登するルート(第1尾根を登り、第4尾根で下った)は完全なバリエーションルートで、目印類はまったくありません。地形図とコンパスを使い、実際の地形を読んで歩ける技術が求められる、上級者向けのルートです。

さて今年の紅葉ですが、黄色系はシロモジがいい状態で、コシアブラ、タカノツメが少し入ります。一方、赤系統は、よく目につくのがシラキやヤマボウシ、ニシキギ科のコマユミくらいで、肝心のモミジ科はあまりよくありませんでした。

ゴロ谷からは急登が続きますが、山腹には葉を落とし始めたブナ、ケヤキ、ミズナラ、シデなどの明るい落葉広葉樹林が広がり癒されます。山上台地にはオオイタヤメイゲツ林が広がりますが、すでに葉を落としていました。奥の平は、イワヒメワラビなどが枯れ、茶褐色の草原になっていました。草原を散策後、幸助の池に立ち寄り、ボタンブチから展望を楽しみ、第4尾根でゴロ谷へと下りました。

(文=金丸勝実/『三重県の山』著者)

※編集部注:ここで紹介したルートは一般登山道ではありません。ルートファインディングができる上級者向けルートです。

鈴鹿・御在所岳、鎌ヶ岳

初めて歩く山域

一ノ谷新道より御在所岳を望む(写真=平野裕也)

鈴鹿のマッターホルン、鎌ヶ岳を望む。伊勢湾が光っている(写真=平野裕也)

10月28日~29日、晴れ

28日は木枯らし1号の強風が吹くなか、一ノ谷新道を登って御在所岳まで2時間半。けっこうきつい登りでした。武平峠から駐車場に下山します。

29日は風もおさまり絶好の登山日和です。一ノ谷山荘から長石尾根経由鎌ヶ岳へ。徒渉から始まり、また急な登りの連続でしたが、狭い山頂は大にぎわいでした。帰路は武平峠から駐車場に。ちょうど半日の好ルートでした。

初めての山域でしたが、なかなか侮れないな、という印象でした。

(文=平野裕也/森林インストラクター東京会)

奈良県・和佐又山

美しく彩られた山肌

煌めく陽光のなかの和佐又山(写真=山口敬二)

和佐又山の頂上から仰ぐ大普賢岳(写真=山口敬二)

11月3日、晴れ

大峰奥駈道の名峰・大普賢岳(1779m)の登山起点となる和佐又ヒュッテのある和佐又山(1344m)ですが、今回はこの和佐又山をめざして、麓から紅葉を愛でながら周回してきました。

登山口は国道169号線の新伯母峯トンネルを抜けてすぐ右折をした先にあるトイレの前です。道標に従いハイキング道を登って行きます。1時間ほどで東屋につくと、ここから大普賢岳と目指す和佐又山の絶景が大きく広がります。

そして30分も歩くと植林帯を抜け、きれいな紅葉が目を楽しませてくれるようになります。朝の光がキラキラと色づく木々に降り注ぎ、見上げるとその奥の青空の下には錦繍の和佐又山の山肌が光の影に沈んでいます。このハイキング道は歩く人も少ないのか荒廃箇所もあり、枯れ葉に埋まって道が不明瞭な所もありました。

やがて道は大普賢岳への登山者が憩う和佐又のコルへと達します。ここでゆっくり昼食をとったあと、ヒメシャラの多い紅葉の樹林のなかを20分ほど登ると和佐又山の山頂に到着。南方の弥山、八経ヶ岳は雲に隠れて見えませんが、目の前には大普賢岳が大きくそびえ立っていました。

景色を楽しみひと息いれて、和佐又ヒュッテへと下ります。ヒュッテ西側のバンガローの建ち並ぶ先、道標に導かれながら国道169号線に通じるハイキング道を下りていったのですが、岩に苔むす落ち葉の森はとてもいい雰囲気でした。

途中から和佐又谷と合流し大岩が堆積する涸沢を下っていきますが、最後は森閑とした谷間にわき水が流れ、苔と落葉に敷き詰められた癒しの風景に魅了されました。

(文=山口敬二)

鳥取県・大山

初冠雪の翌日に登ってきました

大山頂上にて(写真=舩越 仁)

行者尾根を元谷へ下ります(写真=舩越 仁)

11月3日、曇り

大山は五合目までの山麓がブナの原生林です。紅色ではありませんが、ブナ特有の黄葉はちょうど見ごろです。それに前日の初冠雪直後の祝日なので、とてもたくさんの登山者でにぎわっていました。

ただ残念なのは、六合目から上はガスのなかです。昨日の雪はほとんど残っていませんが、北風のあたる草木は白い樹氷の花を咲かせていました。八合目からの木道では融雪氷が残っている個所もあり、注意が必要でした。

頂上からはすぐに退散し、頂上小屋に入りましたが、2階もいっぱいという大盛況です。

帰路は木道でのすれ違いを避けるため、久しぶりに石室経由で下りました。この天候具合では期待は持てませんが、やはり北壁の紅葉も眺めなくてはなりません。なので五合目で分岐の行者尾根コースを元谷へ下りました。陽がさせばいい写真が撮れるのですが、今回は諦めて大神山神社に下りました。

登山道では先日の鳥取県中部地震の影響は見られませんでしたが、神社参道脇の石垣が崩れている個所と石灯篭が1基倒れていました。

(文=舩越 仁/みつがしわ山の会)

広島島根県境・比婆山

古代の知識を頭に刻みながら歩きました

比婆山御稜の巨石とイチイの老木(写真=西田六助)

烏帽子山の条溝石(じょうこうせき)からの比婆山(写真=西田六助)

11月3日、晴れ

比婆山(ひばさん・1264m)は古事記でいう伊邪那美命(イザナミノミコト)を葬った山であり、古来より信仰の対象となってきたことから興味があり、今回足を運びました。翌日から島根県で全日本登山大会もあり、広島県の山に行ってみたい思いもありました。

比婆山周辺は「ひろしま県民の森」として整備され、管理センターのある登山口付近は紅葉も進み、多くの人でにぎわっています。

スキー場経由や他の道もありましたが、沢沿いに作業道を越原峠(おっぱら越)に向けて歩きます。途中から登山道となり、下山者にもよく出会いました。

峠からは主稜線に取り付き、天然記念物・ブナ純林の看板などを見ながら進みます。御稜には祠の建物があり、「比婆山伝説地」としての看板が立てられていて、「神域の巨石およびイチイの老木は神籬盤境(ヒマガキイワサカイ)として伝承されている。(中略)この御稜は山麓にある熊の神社の奥の院でもある」とあった。周辺は鎖で囲われて中央の巨石にはしめ縄が巻かれていました。

尾根伝いに烏帽子山(1225m)へ。山頂は広く、展望もいい。そのかたわらに条溝石と呼ばれる、人工的に刻んだと思われる巨石がある。説明書きには「幅5~10cm、深さ2~5cmの溝が規則正しく刻まれ、その溝が比婆山に向かっていることがわかる」とあります。

ひと時、周辺の紅葉を楽しみ、古代の知識を頭に刻みながら歩を進め、出雲越えから登山口の管理棟に帰りました。所要時間は約3時間弱でした。

(文=西田六助/分県登山ガイド『愛媛県の山』共著者)

島根県・三瓶山

全日本登山大会にて

女三瓶山を出発して男三瓶山に向かう(写真=西田六助)

男三瓶山近くのススキ原(写真=西田六助)

11月5日、晴れ

「世界遺産と神話の山をたどる」のスローガンのもと、第55回全日本登山大会が島根県三瓶山系・石見銀山で実施され、県外からの参加者158名、役員など約100名で、三瓶山系4コース、石見銀山1コースの計5コースで行われました。私はあまり無理をしないようにと、三瓶山Bコース(女三瓶山・男三瓶山)に参加です。

前日、松江市で開会式などの行事の後、宿舎の国立三瓶青少年交流の家へ移動。正面から男三瓶山が覆いかぶさるように見えていました。

山行当日は絶好の登山日和。あまり寒さは感じられません。朝食後、班ごとに集合して出発し、紅葉した樹林帯の中をゆっくりとしたペースで歩きます。

女三瓶山(953m)山頂には多くのアンテナがあり、南側に回り込むと男・子・孫三瓶山が、左下方に大平山とリフトが見えた。火口であった室の内池が見え、噴火口のお鉢巡りの全容を見ることができます。

そして、男三瓶山へ。犬戻しの難所を過ぎ、ススキ野原の傍らに避難小屋があり、山頂は広く平らでした。西風が強く、ヤッケを取り出して着用。下山は北方の青少年交流の家近くの姫逃池登山口に向かいます。

全員無事下山することができ、いつものことながら、役員の方たちのご苦労がありがたかったです。夜は交流会が行われ、石見神楽があり、須佐之男命(スサノオノミコト)による八岐大蛇退治が催され絶賛を浴びていました。

全日本登山大会は都道府県持ち回りで実施しているが、参加することにより各県での有名な自然や文化に触れることができ、ありがたく思います。

(文=西田六助/分県登山ガイド『愛媛県の山』共著者)

福岡県・貫山

ススキの穂と石灰岩の羊たち

四方台の尾根から小穴、大平山とその向こうに福智山の山並みを望む(写真=松本高志)

ススキが揺れる羊群原と大平山(写真=松本高志)

11月7日、快晴

平尾台の中央部、茶ヶ床園地から貫山へ登りました。朝から抜けるような青空のもと、茶ヶ床から中峠へ向かいます。緑色だった草原はすっかり秋色に変わり、草原を埋めるススキの穂が元気よく風に揺れていました。

中峠から四方台へ向かう尾根に上がると、360度の素晴らしい展望が目の前に広がります。東側には京都平野(みやこへいや)と周防灘の絶景が広がり、西側を見下ろすと口を開けた小穴ドリーネと大平山が迫力ある姿で迫り、その向こうに福智山の長い山並みがよく見渡せました。平尾台のなかで私の大好きな景色のひとつです。

四方台を越えて、広い防火帯の急登を登りきると主峰貫山の山頂に到着です。山頂からは東側の見晴らしがよく、北九州市の街並みと周防灘に浮かぶ北九州空港が見えます。

帰路は四方台から小穴の鞍部へ下り、大平山の羊群原を見ながらススキに囲まれた散策道を茶ヶ床へ戻りました。草原の中に群れる石灰岩の羊たちが、揺れるススキのなかで気持ちよさそうにたたずんでいました。

草原ではリンドウ、シマカンギク、ヤマジノギク、ヤクシソウなどが見られました。

(文=松本高志)

福岡県・犬ヶ岳

稜線の紅葉はピークを迎えています

山頂付近にて。稜線に広がるブナの原生林が広がっています(写真=池田浩伸)

犬ヶ岳から大竿峠へ向かう(写真=池田浩伸)

11月6日、晴れ

犬ヶ岳登山口からウグイス谷コースに入り、犬ヶ岳に登って恐渕コースを周回しました。

ウグイス谷コースでは、頭上の紅葉と緑の苔の美しさに、沢を流れる水音が加わって素晴らしい渓谷美を味わいました。核心部の笈吊岩を登りきって、ほっとして山肌を見ると一帯にはみごとな紅葉が広がっていました。お腹もすいているのですが、景色に見とれて立ち止まることが多く、なかなか山頂にたどり着きません。

山頂付近から帰りの大竿峠への稜線はブナの原生林が広がり、そのなかにモミジの赤やシロモジなどの黄色が美しく混じりあっています。足もとは落ち葉のじゅうたんで、ふかふかとした感触に思わず顔がほころびます。

恐渕では岩に積もった落ち葉に滑らないように注意しながら谷をへつり、クサリ伝いに沢を渡って無事登山口に到着しました。素晴らしい紅葉と、変化に富んだ楽しい山登りでした。

なお、恐渕下の植林は間伐作業が行なわれていて、ところどころで登山道が寸断されていますが踏み跡はしっかりついています。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

福岡県・裏英彦山

紅葉に飾られた英彦山系を歩きました

朝陽を浴びて輝く黄葉に飾られた裏英彦山道を行く(写真=長谷川守克)

鬼の舌をめざし紅葉で色飾られた道を行く(写真=長谷川守克)

11月3日、晴れ

紅葉鑑賞を目的に、裏英彦山を歩いてきました。コースは高住神社を基点にして、裏英彦山道を進み、鹿の角へ、その後、英彦山南岳、中岳、北岳を経て高住神社へ戻る周回としました。

今年はどんな光景に出会えるだろうか、と期待しながらスタート。天候に恵まれ暖かいなか、快調に歩を進めると裏英彦山道に取り付きます。しばらく進むと紅葉が眼に飛び込んできました。期待していた光景です。

朝陽を浴びて輝く鮮やかな黄葉の下を快適に先をめざすと、断崖絶壁の1071mピーク南面岩壁上に到着です。展望を楽しんだ後、鹿の角山頂をめざしました。

山頂でひと休みした後、英彦山南岳をめざし出発します。本コースでいちばんの難所である鬼の舌の岩場を無事登り終え、少し進むと南岳山頂に到着。山頂には、多くの登山者が紅葉を求めて訪れていました。

その後、道周辺の紅葉を眺めながら、中岳、北岳を経て、ゴール地点の高住神社に到着しました。神社境内では護摩焚き神事が行なわれていたのでそれを見物した後、帰路につきました。

(文=長谷川守克)

くじゅう・黒岳(高塚山)

原生林をぬけて展望の頂へ

天狗岩から高塚山の奥に平治岳が見える(写真=池田浩伸)

高塚山から先ほど登った天狗岩を見る(写真=池田浩伸)

10月29日、曇り

男池園地から風穴、天狗岩を経て高塚山の往復です。

男池駐車場から、原生林のなかをソババッケまで進みます。緑が多いなかにも標高の高い箇所では赤や黄色が多いのが見て取れました。

前日の雨で、森はいきいきと輝いています。ソババッケを過ぎると平治岳や黒岳の山肌の紅葉がきれいで、何度も足を止めながら風穴に到着しました。

風穴からの急坂に息があがるものの、休憩するたびに振り返ると大船山の紅葉が広がっていきました。

今回ご案内した皆さんは、黒岳に登るのが初めてで、岩だらけのスリリングな天狗岩からの絶景と、北に位置する高塚山からの大船山、平治岳、三俣山の山肌一面に広がる紅葉を楽しんでいただきました。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

富士山

吉田ルートから積雪前の富士山を歩く

七合目付近から山頂を仰ぐ(写真=大澤秋朋)

剣ヶ峰の荒々しい雄姿(写真=大澤秋朋)

10月22日、晴れのち曇り

この時期、スバルラインは19時~3時が通行止めです。ゲート開通に合わせてマイカーで通過しました。五合目付近の気温は4℃。麓の明かりは雲海でさえぎられ、月と星のみが輝く世界をヘッドランプの明かりを頼りに進みます。

山小屋はすでに冬支度が済み、道標類までもが布でおおわれている状況です。

七合目直下で日の出を迎えると、みごとな雲海が現われました。2000mに満たない山々はすべて沈み、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父のみが浮かんでいました。

八合目あたりからは常に強風が吹き荒れ、頂上付近の気温はマイナス8℃。

日本最高峰から見る周りの山々はすべてが低く、この場所の高さを物語っていました。

なお、数日後には冠雪の知らせがあり、よいタイミングで登れたことに感謝しました。

(大澤秋朋/神奈川県/40歳/よく行く山:丹沢、八ヶ岳、奥秩父)

六甲・鵯越~摩耶山掬星台

六甲全山縦走路を行く

鍋蓋山の手前から全山縦走の起点を望む(写真=山田芳生)

摩耶山掬星台から見た六甲の街並み(写真=山田芳生)

10月31日、晴れのち曇り

10月7日に須磨浦から鵯越(ひよどりごえ)まで歩きましたが、今回は鵯越から摩耶山まで歩いてきました。非常に多くの方が六甲全山縦走を経験されているようですが、いまの私にはとても最初から最後まで通して歩くことは困難と感じました。道や道標はよく整備されていますので、まったく迷うことはありません。

縦走路からは、ところどころで神戸の街並みや遠く大阪湾岸を見渡すことができます。これは神戸市の森林整備事業所が間伐などの森の手入れをされているおかげではないかと思われます。

(山田芳生/兵庫県/62歳/よく行く山:六甲、長野の山)

第六十八回

初雪は大好きなあの山で迎えたい(ブリュー)

カッコいい句で登頂したい、欲が出て(山形山人)

【寸評】

一句目、初投稿ブリューさん。雪山は登ってよし、滑ってよし。楽しいシーズンの到来ですね。

二句目、川柳エベレストを着々と登攀する山形山人さん。おもしろい句ではあるのですが、ペケまるこさんに続いて第二登を達成するにはもう一歩、キレがほしいところです。

【段位】ブリューさんには「1000m」級を授与します。山形山人さんはエベレスト「C3」でビバークです。

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

なお、ご投稿いただいた方には1000m峰から始まる「山の川柳段位」を授与します。ふるってご応募ください。

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」「よもやまばなし」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。また新たに「よもやまばなし」も募集します。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!


【よもやまばなし】

山で体験したちょっといい話や不思議な話、使って役立った装備や安全登山のための工夫、昔の登山の思い出などを募集します。お気軽にご投稿ください。こちらの投稿もペンネーム可です。文字数は400字以内でお願いします。


投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」「週刊ヤマケイ・よもやまばなし」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

登山の「まさか」に! レスキュー費用保険で、確かな安心を。

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※平成28年4月20日より

日本山岳遺産基金ニュース

美しい山を次世代に。みなさまからのご寄付をお願いいたします

山の環境保全や登山道整備の費用の一部に使わせていただきます(徳本峠)

日本山岳遺産基金は、2010年に設立して以来、計18箇所(2016年2月時点)の日本山岳遺産を認定してまいりましたが、個人の方からの寄付もお預かりして、認定地で活動する団体様への助成金の一部としております。

みなさまからのご寄付は、「美しい山を次世代に」つなげていくため、登山道整備や希少植物や樹木の保護、子どもたちに向けた環境教育など、山の環境を守り、次世代に繋げていくための活動に使われます。ぜひ、みなさまのご支援とご寄付をお願いいたします。

下記の振替口座へ、最寄りのゆうちょ銀行の窓口でお振込みください。

〔ゆうちょ銀行 口座記号番号〕00130-8-451049

〔加入者名〕日本山岳遺産基金

山岳写真家・大野崇さんの写真展「Massif du Mont-BlancⅡ Monochrome」

11月17日(木)から、東京・銀座のキヤノンギャラリーほかで開催

ヨーロッパ・アルプスの最高峰、モン・ブラン(4810m)を中心に広がるモン・ブラン山群(写真=大野崇)

アルピニズム発祥の地であるフランスのシャモニ・モン・ブランへ通うこと21年。モン・ブラン山群の迫力と美しさに魅了され、季節を変えて毎年撮影を続けてきた山岳写真家・大野崇さんの写真展が開催されます。

観光客でにぎわうシャモニ谷の風景から、アルピニストのみに許される岩と氷の荘厳な山岳風景まで、光と影を巧みに使って表現したモノクロームの精緻な作品を集めてモン・ブラン山群の魅力を紹介します。この機会に、ぜひ素晴らしい作品に触れてみてはいかがでしょうか。

なお、大野さんの最新写真集『Massif du Mont-Blanc モン・ブラン山群Ⅱ Monochrome』は11月17日に発売となります。こちらもぜひ、一度手にとってみてください。

***

日時/場所:キヤノンギャラリー

銀座:2016年11月17日(木)~11月22日(火)(日祝休館)10:30~18:30 (最終日15:00まで)

福岡:2016年12月15日(木)~12月27日(火)(土日祝休館)10:00~18:00

名古屋: 2017年1月12日(木)~1月25日(火) (日祝休館)10:00~18:00 (最終日15:00まで)

札幌:2017年2月2日(木)~2月14日(火)(土日祝休館)10:00~18:00

※祝祭日のお休みにご注意ください。

※入場無料

『ワンダーフォーゲル』12月号

雪と冬の楽しさを満載

今回の特集は「雪山2年生 雪山初級者が次に挑戦すべきこと」。「雪山で初めてのテント泊にチャレンジしたい」「リーダーになってプランニングから挑戦、雪山入門者を安全に案内したい」「ガイド登山でもっと先の雪山の世界を見てみたい」。リアルなルポで雪山の魅力や楽しみを存分に伝え、実用的なハウツーで徹底的にサポート、雪山初級者・中級者のための特集です。第2特集は「ステップアップ雪山ガイド」。そして別冊付録は「雪山で遊ぼう!~スノーシューハイキング・アイスクライミング・山スキーのススメ」と、1冊丸ごと雪と冬の楽しさを満載した保存版です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2816914125.html

発売日:2016年11月10日/販売価格:926円+税/ページ数:146ページ/判型:A4変形判/別冊付録:「雪山で遊ぼう」

10月~11月の新刊

商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『根本達久写真集 空から見た日本の名峰』 10/4 2,500円+税
『逃げろツチノコ』 10/7 1,200円+税
『新編 山小屋主人の炉端話』 10/14 1,300円+税
『山と溪谷』11月号 10/15 952円+税
『関西ハイキング2017』 10/17 933円+税
『ときめくインコ図鑑』 10/21 880円+税
ヤマケイ文庫『あやしい探検隊 バリ島横恋慕』 10/21 600円+税
『くらべてわかる野鳥 文庫版』 10/21 880円+税
『分県登山ガイド 愛媛県の山』 10/21 1,900円+税
『児玉毅のよくわかるバックカントリースキーテクニック』DVD付 10/28 2,200円+税
『skier2017』 10/31 1,100円+税
『魔女の12ヶ月 自然を尊び、知り尽くした魔女の暮らしと知恵』 11/4 1,300円+税
『本物の学力・人間力がつく最高の子育て 尾木ママ流自然教育論』 11/4 1,200円+税
『ワンダーフォーゲル』12月号 11/10 926円+税
ヤマケイ新書『山岳名著読書ノート 山の世界を広げる名著60冊』 11/11 880円+税
『山と溪谷』12月号 11/15 952円+税
『Massif du Mont-Blanc モン・ブラン山群Ⅱ 大野崇写真集』 11/17 2,800円+税
ドキュメント『雪崩遭難』 11/18 880円+税
ヤマケイ新書『山の天気にだまされるな!』 11/18 800円+税
『山とスキー2017』 11/28 1,300円+税
『分県登山ガイド 群馬県の山』 11/30 1,900円+税


ヤマケイ登山教室からのお知らせ

【国内】山の天気入門「竜ヶ岳」日帰り

気象状況は登山の成否やリスクを大きく左右しますが、難しいと思って、つい勉強を怠りがちです。そこでこの「山の天気入門」では天気を予想することの楽しさを伝えられるように、天気に興味を持ってもらえるような解説を心がけます。見えない空気の「気持ち」を読める登山者を目指して、楽しく歩きます。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=183000

日程 12月6日(土)
集合 新宿西口スバルビル前(6:50)
行程 新宿=(バス)=本栖湖キャンプ場(909m)~石仏~竜ヶ岳(1485m)~端足峠(1260m)=(バス)=新宿【解散】20:00(予定)
歩行時間:約4時間30分
体力レベル 2(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です)
難易度 2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない)
参加費 15,800円
講師・添乗員 猪熊隆之(山岳気象予報士)/アルパインツアーのツアーリーダー

【机上講習会】山の天気入門「冬山の気象入門(入門編)」

『山岳気象大全』(猪熊隆之・著、山と溪谷社・刊)を参考書として、机上で山岳の気象を学びます。

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=2350

開催日 12月5日(月)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~21:00
定員 35名(最少開催人数10名)
受講料 3,000円
講師 猪熊隆之(山岳気象予報士)
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。