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妙義山・石門巡り~中間道

極彩色の紅葉に映える石門・奇岩群をめぐる

色づく木々のうえにそびえる金洞山の岩峰群(写真=奥谷 晶)

大砲岩より見下ろす奇岩群と西上州の山なみ(写真=奥谷 晶)

11月18日、晴れ

標高1000mあまりながら急峻・険悪な山容で知られる妙義山ですが、紅葉の時期には、そびえ立つ黒々とした岩峰、奇岩や石門群に、ブナの黄葉、イタヤカエデ、イロハモミジの紅葉が映えて、深山の趣を感じさせます。

この日は早朝から晴れ、中之嶽神社で1℃と冷え込み、紅葉も一段と鮮やかさが際立っていました。

一般道とはいえ、石門巡りでは岩場が続きます。真新しい鎖がしっかり整備されていますが、慎重な行動が求められます。

(文=奥谷 晶)

山梨県・大菩薩嶺~牛ノ寝通り

人気の大菩薩嶺から晩秋を感じる静かな稜線へ

石丸峠から見た小金沢山と富士山(写真=木元康晴)

平らな尾根道が長く続く牛ノ寝(写真=木元康晴)

11月20日~21日、曇り

以前から一度歩いてみたいと思っていた、大菩薩峠の東よりに伸びる牛ノ寝通りに行ってきました。寝そべる牛の背中のような、なだらかな地形が続くことから名付いたという稜線です。

初日は甲斐大和駅からバスに乗って上日川峠に向かい、大勢の登山者でにぎわう大菩薩嶺に登ってから大菩薩峠へ。峠に立つ、とても快適な介山荘で一夜を過ごしました。

翌日は明るくなってすぐに行動開始。霧がかかって幻想的な石丸峠を過ぎ、その先の分岐で小金沢連嶺を離れ、左の牛ノ寝通り方面に進みます。

榧ノ尾(かやのお)山までは標高差500mあまりを一気に下り、その先でいよいよ牛ノ寝の区間へ。確かに広くて平坦な地形が続き、不思議な感覚もする歩いて楽しい尾根道でした。

棚倉の分岐で稜線を離れ、モロクボ平からは小菅の湯に下山。ここで入浴と食事をし、バスで猿橋駅方面へ向かい帰路につきました。

今回は稜線上の紅葉はすでに終わりで、ほんのわずかに色づいた葉っぱを見るくらい。けれども物静かな晩秋の山の雰囲気を味わうことができた、楽しい山旅でした。

(文=木元康晴/登山ガイド)

山梨県・三ツ峠屏風岩

展望のよい、人気の岩場

巨人ルートの登攀(写真=金丸勝実)

屏風岩から見る富士山(写真=金丸勝実)

11月19日~20日、19日雨、20日晴れのち曇り

三ツ峠の屏風岩はクライミングのゲレンデとしての知名度が高く、週末になると初級グループの登攀、セルフレスキューの講習、人工登攀などのパーティでにぎわいます。標高は1700mありますが、岩壁が南面で日当たりがよく、冬場でも岩に触わることができます。

今回もセルフレスキューと人工登攀の練習を目的に三ッ峠に入りましたが、残念ながら初日は終日雨になり、四季楽園管理の屋内ジムでセルフレスキュー講習をしました。セルフレスキューは手順を覚えてもすぐに忘れてしまいがちですが、基本的な原理を習得しておけば、とっさの時に応用ができます。そこでセルフレスキューの基本事項、仮固定、荷重移動、懸垂のコブ通過、登り返し、引き揚げ、カウンターラッペルを確認しました。

2日目は天気予報通り、好天に恵まれました。風もなく穏やかな日和になり、富士山もきれいに見えていて、三ッ峠のロケーションの良さを改めて実感しました。

午前中は2グループに分かれ、ショートルートで人工登攀の基本練習(A1、A2、A3)とマルチルートの逆V字ハングを登りました。逆V字ハングルートは70mを3ピッチで登る人工のルートで、3ピッチ目のハング越えが、高度感、露出感ともに素晴らしく、このルートのハイライトです。午後は全員で、巨人ルート(4ピッチ)を登り、三ッ峠の山頂に抜けました。

山頂は電波施設などの人工物がありますが、とても展望のよいところで、富士山はもとより南アルプスの山々が一望できました。

(文=金丸勝実/『三重県の山』著者)

富士山・五合目~精進湖

6月に歩いたコースを再訪しました

富士スバルライン五合目(2305m)より山頂方向(写真=中村重明)

モミジの落ち葉を踏みしめて歩く(写真=中村重明)

11月20日、晴れ

富士山の富士スバルライン五合目(2305m)から精進口登山道を精進湖畔(約900m)まで下るだけのハイキングを楽しんできました。本年6月頭に歩いて(週刊ヤマケイ2016年6月9日配信通巻195号にレポート掲載)とても気に入り、秋にもぜひ歩いてみたいコースだったため、今回再訪したものです。

前回同様、河口湖駅から路線バスで外国人観光客を中心に大にぎわいの五合目へ行き、そこで富士山山頂方向および八ヶ岳と南アルプスの展望を楽しんだ後、精進口登山道を下りました。

標高を下げるにつれてカラマツからシャクナゲやダケカンバ、そしてブナ、さらにその先はアカマツに各種広葉樹と、樹木の種類がどんどん変わっていく景観を楽しむことができました。また今回はそれに加えて、植生に応じ地面に落ちている落ち葉の種類や色も次々と変わっていくのがとても楽しく感じられました。

(文=中村重明)

大磯・高麗丘陵

さまざまな楽しみ方があるハイキングコース

湘南平の展望台から眺める箱根の山々。左から白銀山、二子山、駒ヶ岳(中央)、神山、明神ヶ岳、金時山(写真=石丸哲也)

長谷川誠子さんと次女。中央の作品は高麗丘陵をモチーフとした「幽明 高麗山」(写真=石丸哲也)

11月20日、晴れ

高麗丘陵は、大磯の海岸に臨む標高200m足らずの里山ですが、小さなピークをいくつも越えるミニミニ縦走の行程がとれたり、相模湾や丹沢、富士山が展望できたり、数々の史跡めぐりや、暖地の海岸性の植生の観察など、楽しみの多いハイキングコースです。

大磯駅にあるギャラリーさざれ石で大磯在住の画家・長谷川誠子さんの個展「日々と永遠」が開かれています。当日は長谷川さんが11時から在廊とのことで、個展にお邪魔し、昼から歩く計画で出かけました。

長谷川さんとは山を通じて知り合い、何度か山にごいっしょする機会があって、そのたびに風景や草木を見る、深い眼差しや鋭い感性に感心しています。今回の作品たちも、心の内面に優しく、ひそやかに感覚の触手を広げるような世界を堪能させてくれました。個展は11月29日(火)まで。詳しくは長谷川さんのホームページを参照してください。

http://tsukamotoseiko.com/

ギャラリーさざれ石から大磯駅へ戻り、東海道本線に沿って東へ向かいます。松並木の面影を残す旧東海道を少し歩き、飛鳥時代に朝鮮半島から移り住んだ高麗人ゆかりの高来神社へ。高麗人たちは、その後、埼玉県の高麗に移住し、日和田山の麓、ヒガンバナ(曼珠沙華)の群生でも知られる巾着田を開いています。

神社から山道で山腹に取り付き、尾根に出た後は高麗山、八俵山、浅間山と小ピークを越えていきます。広々として、千畳敷とも呼ばれる湘南平に着くと、展望台があり、直下まで車で上がれるので、行楽の人でにぎわっています。午後で雲が広がっていたので、富士山の展望はあきらめていましたが、雲の上に顔を出していました。その左には裾野に霞を引いた箱根の山々、相模湾、北は丹沢、東は大磯から平塚市街、江ノ島、南は相模湾のパノラマが広がります。

通常は湘南平から南下して大磯駅へ下りますが、今回は西へ下って、旧三井財閥別荘跡地などを整備した大磯城山公園へ。さらに海岸へ出て、こゆるぎ浜と呼ばれる渚を歩いて大磯駅へ戻りました。

高麗丘陵は暖地の海岸に多く見られるタブノキなどの常緑広葉樹林におおわれていますが、カエデの仲間やハゼなど紅く色づいた木も混じって、秋を感じさせてくれました。紅葉はだいぶ進んでいますが、ピークは今月末ごろと思われます。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

頸城山塊・火打山、妙高山

燕温泉から雪の状態を見ながら

早朝の妙高山。北斜面に雪が残っている(写真=兼岩一毅)

天狗の庭から火打山を望む。朝の間、池塘の表面が凍結していた(写真=兼岩一毅)

11月20日、晴れのち雨

冬に向けた体力づくりのため、頸城(くびき)の盟主・火打山と妙高山を目指しました。

暗いうちに燕温泉を出て、登山道をひたすら登ります。歩き始めて1時間ほどで日の出を見ました。三ッ峰を越えて大倉山の巻き道へ。黒沢池までの間は短いが北斜面のため雪が多く、またトレースもありません。表面が固くなったモナカに苦戦し、体力を消耗しました。

黒沢池、高谷池の両ヒュッテはいずれも営業期間を終え、山はひっそりとしています。天狗ノ池で笹ヶ峰からと思われるパーティに会ったのみの静かな山となりました。

山頂直下は思いのほか雪が多かったのですが、トレースにも助けられ火打山頂に至るも、そのころからガスが湧き、その後強風に。早々に火打を離れ、茶臼山、大倉乗越から外輪山を越えて、カルデラへ。長助池分岐から最後の急登は雪も多く、ところどころ凍結しており、足の置き場に気をつかいます。妙高山頂もやはり視界はなく、天気は悪化傾向。燕登山道は雪もほとんどないため、駆け下りるように帰途につきました。

下山後、デナリや滝谷の初滑降で知られる植木毅氏のご実家である針村屋の温泉で汗を流しましたが、そのころにはバケツをひっくり返したような土砂降りに変わっていました。

なお、この日は気温も高かったことから、アイゼン、ピッケルは必要なかったのですが、今後は冬山装備が必要になると思われます。

(文=兼岩一毅)

京都府・魚谷山

先人たちの志が宿る山

美しい紅葉のなかに佇む北山荘にて(写真=山口敬二)

北山には今西錦司氏のパイオニア精神がいまも息づいているかのよう(写真=山口敬二)

11月13日、晴れ

日本山岳界のパイオニアである今西錦司博士のレリーフを見に、魚谷山(いおだにやま・816m)へ出かけてきました。

京都市内から鴨川を遡り中津川の松尾谷分岐に車を止めると、滝谷峠分岐まで紅葉の林道を小一時間ほど歩きました。沢沿いの道に入って行くと、山道は視界の開けた秋晴れのなかを行くようになり、やがてモミジの艶やかな日溜まりの草むらへと出ました。しかし、肝心のレリーフが見当たりません。

もう少し先かと思い、薄暗い谷間へと分け入っていくと柳谷峠まで来てしまいました。この峠から魚谷山までは15分ほどの登りです。

山頂は展望のない雑木林のなかですが、一帯は落ち葉の敷き詰められた北山らしい趣きのあるたたずまいです。ここから魚谷峠を経て松尾谷へと周回する予定でしたが、目的のレリーフを見つけるべく来た道を戻ることにしました。

先ほどの草むらの分岐まで戻り、もう一方の道を直進していくと立派な山小屋にたどり着きました。「北山荘」です。道中の立て看板によると、この小屋の前身は、かの西堀栄三郎氏らが建てた「北山の小舎」だそうです。「雪山讃歌」の作詞者でも知られる西堀栄三郎氏ですが、「雪山讃歌」に歌われている「煙い小舎」とはこの小屋のことだそうです。ここでコーヒーを入れてひと息つき、再び草むらの分岐まで戻りました。あたりに注意を払いながら来た道を下りていくと、レリーフがありました。往路で見落としていた今西錦司氏のレリーフは、ひっそりと登山路脇の岩に埋め込まれていたのです。

今回は、のちに義兄弟となったふたりの京都一中時代からの登山ゆかりの地に接することにより、京都北山は、日本登山史に偉大な功績を残した先人たちの志しが宿る山であることを実感しました。

(文=山口敬二)

鳥取兵庫県境・氷ノ山

予期せぬ霧氷に感動です

木の根っことぬかるみに足をとられながら登る(写真=舩越 仁)

咲き誇る山桜を思わせる北面(兵庫県側)の霧氷(写真=舩越 仁)

11月16日、曇りのち晴れ

今日は11月例会の登山です。標高900mの登山口付近の紅葉はすでに終盤ですが、ガスに包まれた頂上稜線には白い霧氷らしき木立が見え隠れしています。

鳥取県若桜町の氷ノ山スキー場に隣接するキャンプ場登山口から、落ち葉を踏みしめて登りました。この道は古来の伊勢参詣道で、名残の石畳もわずかに残っています。峠を氷ノ越といい、お地蔵様が鎮座しています。峠からも県境に沿う登りが続き、木の根っこや滑りやすい黒土の悪路に苦労しました。

薄いガス域に入るころ、木立が少し白くなってきました。ハラハラと小さな霧氷片が頭上から落ちてきます。気温も上がってきたようで、霧氷は一気になくなりそうです。でもガスがすうっと流れ去ると、歓声があがりました。霧氷を初めて見た人もいます。融け落ちてしまう前に、間に合ってよかった。

そして頂上に着いたお昼過ぎには、青空がのぞく陽だまりがにぎわいました。

(文=舩越 仁/みつがしわ山の会)

大分県・千灯岳

いまなお山岳仏教文化が息づく山へ

旧千灯寺跡では一対の仁王像が迎えてくれました(写真=松本高志)

落葉で敷き詰められた広々とした千灯岳山頂(写真=松本高志)

11月20日、曇り一時雨

国東半島の中央部に位置する千灯(せんとう)岳に行きました。コースは不動口から旧千灯寺跡、五辻不動尊(不動山)、千灯岳、赤根登山口への周回です。

国東は奈良・平安時代から続く六郷満山といわれる独特な山岳仏教文化が形成された地域で、多くの寺院がいまに引き継がれています。

曇り空のもと、不動口から伊美川を渡り出発です。苔むした石畳を登っていくと立派な石垣の残る旧千灯寺跡に着きます。かつての護摩堂跡には大きなイチョウの木があり、その下で一対の石造の仁王像が迎えてくれました。一枚岩に半肉彫りにされた仁王像で珍しいものです。周辺の紅葉にはまだ早いようでした。

奥の院を過ぎて林道に合流すると雨が降り出しました。不動山は岩稜の山で、濡れると滑りやすいので慎重に登ります。

岩尾根からの展望は抜群です。海に浮かぶ姫島が見えましたが、あいにくの天気でかすんでいました。

その後、運よく雨も止んだので、予定通り千灯岳へ縦走することに。樹林のなか、アップダウンを繰り返して行くと目の前にそびえるピラミダルな千灯岳が姿を現わします。山頂直下からは急な登りになります。濡れた落ち葉で滑りやすい斜面に閉口しながら登ると、千灯岳山頂に到着です。

山頂は木々に囲まれていますが、落ち葉が一面に敷き詰められて、いい雰囲気が漂います。広々としてテーブルやベンチもあり、ゆっくりできました。

下山は南西側の赤根登山口に下り、車道を40分ほど歩くと不動口に着きました。山頂付近の紅葉はもう終わって、下へ降りてきつつありました。山麓の紅葉はこれからです。

(文=松本高志)

大分県・樋桶山

錦繍の世界に浸ってきました

樋桶山山頂直下で錦繍の世界に浸る(写真=長谷川守克)

850mピークをめざし、苔むした岩尾根をゆく(写真=長谷川守克)

11月20日、曇り一時晴れ

今秋も多くの山で紅葉観賞を楽しみましたが、そろそろ終盤を迎えてきました。今秋の締めくくりとして、大分百山にも選定されている樋桶山を歩いてきました。本山には例年訪れますが、その度に素晴らしい光景が出迎えてくれ、今年も期待して出かけることにしました。

コースは道中、紅葉が美しい南登山口から樋桶山山頂を経て四等三角点が設置された850.0mピークまで進み、南登山口へ戻るピストン山行としました。

今年も素晴らしい光景が出迎えてくれるのか、そう期待しつつ歩を進めると、まさに錦繍の世界。みごとな光景を眼にすることができ、自然に感謝しながら至福のひとときを過ごしてきました。

本山には、毎年この時季に訪れていますが、道中誰ひとりともお会いすることがなく、寂しさを感じますが、紅葉鑑賞には穴場的存在の山です。道標も適所に設置され、安心して歩ける道ですので、ぜひ皆さま一度訪れてみてください。きっと満足されることと思います。

なお、樋桶山~850mピーク間は、岩場・ヤセ尾根など、少々危険な個所があるので慎重に行動する必要はあります。

(文=長谷川守克)

宮崎県・大崩山

渓流美を楽しみました

朝陽に染まる岩峰群(写真=池田浩伸)

静かな森と透明な流れ。時が止まっているようでした(写真=池田浩伸)

11月17日、晴れ

紅葉には少し遅いとわかっていましたが、三里河原を歩いてみたくて大崩山へ出かけました。

登山口付近で車中泊して、夜明け前から登山開始。大崩山荘に近づくと、樹間から小積ダキの巨大な岩峰が赤く染まっていくのが見え、しばらく眺めていました。何回見ても感動する景色です。

この日は権七小屋谷まで行って引き返すプランでしたが、景色に見とれてなかなかペースが上がらず、金山谷で時間切れとなり引き返しました。

モミジの紅葉はほとんど終わり、頭上にはヒメシャラの紅葉が広がっていました。三里河原では透明の水面に映る紅葉が美しく、聞こえるのは野鳥のさえずりだけという別世界でした。そこで突然吹いた強い風に、周囲の木からたくさんの枯れ葉が舞い落ち、同行者は「まるでトトロが飛んでいったようだ」と笑っていました。

なお、登山道にはロープ・クサリ・ハシゴなどが設置された危険箇所もあり充分な注意が必要です。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

岩手県・七時雨山

黄金色のカラマツと、白い雪の山肌

七時雨山・北峰(1160m)(写真=長山昌子)

五合目付近からは雪道。先行3~4人の足跡(写真=長山昌子)

11月13日、曇りのち小雨

安代ICから七時雨(ななしぐれ)山登山口への両側は、杉林の間に黄金色のカラマツ林が続いていました。田代平高原から山頂を見あげると、薄っすらと山肌に雪が見えます。

冬期休業に入った七時雨山荘を右に見送り、牧野を歩き三合目から雑木林を登ります。ふり返れば風車の立つ稲庭岳の山容が円やかです。

五合目付近から雪が現われ、急坂を上り詰めると一等三角点のある北峰(1060m)に着きました。南東に姫神岳を望めましたが、眼前の岩手山は厚い雲のなかです。

暗雲がグングン近づき、大粒の霰が降ってきたのですぐ下山開始。裸木が続き、冬に向かう山中はどこか寂しく空気が冷え冷えとしています。麓に降り立つころには細かい氷雨に変わっていました。

(長山昌子/山形県/よく行く山:鳥海山、東北の山)

会津若松・背炙山

悪戦苦闘の下山となりました

山頂より猪苗代湖を望む(写真=葉貫正憲)

ホオノキの葉が敷きつめられたフカフカの登山道(写真=葉貫正憲)

11月14日、晴れ

いつもは東山温泉(市街地)から登りますが、今回は猪苗代湖側の湊地区上馬渡から登りました。市街地よりも標高差が小さいので楽かと思いましたが、そうでもありません。登山口からは沢筋の道で、踏跡がやっとわかる程度、しかも水がしみだしてぬかるんでいます。

40分ほど歩くと尾根道に出て、やっと歩きやすくなりました。稜線に近づくと笹藪となりますが、藪をかき分けて進みます。山頂までは1時間30分ほどでした。

山頂からは猪苗代湖と湊地区の低い山が箱庭のように見えました。この日は晴れていましたが、磐梯山はすそ野だけしか見えません。まだ11時前だったので、岩杉山コースを赤井地区にむけて下りました。

ずいぶん昔に整備されたことを感じさせる、かつてのスキー場やリフトの標示板が残っています。高度を下げるにつれ、またもやぬかるみと藪。50分ほどで田んぼに出ましたが、駐車地点までは約4km。地図に載っていた山の徒歩道をショートカットすることにしました。

途中までは広い作業道でしたが、山のなかに入ると踏跡も見えなくなり、藪に阻まれてしまいました。GPSを確認しながら、杉林などの歩きやすいところを見つけて進み、悪戦苦闘。約1時間でやっと山のなかから抜け出しました。道のないところを進むというのは疲れます。昼食をとらず4時間10分歩きました。見通しのない藪のなかを進むにはGPSがとても役立ちました。

(葉貫正憲/福島県/69歳/よく行く山:会津百名山)

北八ヶ岳・天狗岳、にゅう

2泊3日の北八ヶ岳プチ周遊

天狗の奥庭から素晴らしい北アルプス眺望(写真=伊丹えつ子)

にゅうから白駒池方面を望む(写真=伊丹えつ子)

11月11日~13日、晴れ

前日の雪の情報にドキドキしながら冬装備を完全にして、2泊3日の北八ヶ岳プチ周遊に行ってきました。

1日目は稲子湯温泉から本沢温泉へ。しらびそ小屋あたりから少し積雪がありましたが、問題なく到着。

雪山初心者のため、悪天候時には下山する予定でしたが、2日目は素晴らしい晴天に恵まれました。東天狗に登り、黒百合ヒュッテでランチ。高見石小屋では揚げパン、という女子にはうれしい行程を経て、白駒荘へ。

3日目は、にゅうで富士山を堪能して、しゃくなげ尾根をたどって稲子湯温泉へ下山。素晴らしい天候と景色に恵まれた山行でした。

(伊丹えつ子/石川県/よく行く山:白山、北アルプス)

南八ヶ岳・赤岳

中腹から上は雪山装備が必要です

硫黄岳からの赤岳(写真=森田晋司)

赤岳から文三郎尾根へ(写真=森田晋司)

11月12日~13日、晴れ

息子のリクエストによる八ヶ岳計画ですが、予定が大幅にずれて初冬にやっと行くことができました。

赤岳山荘の駐車場で車中泊し、一日目はまず赤岳鉱泉へ。事前の情報どおり、途中から積雪登山道の凍結が頻繁に見られました。赤岳鉱泉で手続き後、テントを設営し硫黄岳へピストンします。日差しのある登山道は温かいのですが、日陰では5cm程度の積雪があり、山頂では冷たい風が吹いていました。夜から朝にかけては氷点下で、少し厚めのシュラフでも寒さは厳しく、昼間にとけた雪がすべて凍っていました。

翌朝は赤岳鉱泉から営業終了した行者小屋を通り地蔵尾根から赤岳へ登りますが、行者小屋より上は深い積雪に、凍結した階段などがありアイゼンなどの装備を状況判断しながら進みます。稜線に出て赤岳展望荘周辺ではクラストした雪面、凍った岩場、冷たい風に迎えられました。この日は天候に恵まれ、御嶽から乗鞍、南・中央・北アルプス、富士山と、どの景色を見ても飽きることはありません。

帰りは文三郎尾根を下りましたがこちらの方が雪が固く、アイゼンがよくきいて気持ちよく歩けました。

なお、小屋の方の案内にもありましたが、中腹から上は雪山装備でないと相当な危険が伴うと感じました。

(森田晋司/愛知県/45歳/よく行く山:北アルプス、中央アルプス)

奥多摩・大塚山

晩秋の尾根と沢沿いを歩く

黄葉前の丹三郎尾根(写真=梅沢咏三郎)

ズリダシウドンを楽しむ(写真=梅沢咏三郎)

11月9日、晴れ

青梅線古里駅から丹三郎尾根をたどり、大塚山、ロックガーデンをめぐり、御岳ケーブルカーにて御嶽駅に戻りました。

黄葉前の丹三郎尾根のコアジサイ(見ごろは6月中旬)を眺めながら、誰もいない大塚山でズリダシウドンを食します。昔町内会で教わったズリダシウドン(冷凍うどん・醤油・鰹節・長葱・柚子など)は寒い時期に仲間から喜ばれます。今回は「とうがらし梅茶」を持参し、うどんのゆで汁の有効活用と暖を取ることにもなり一石二鳥でした。

大塚山は静寂そのものでしたが、ロックガーデンは人気スポットらしくにぎわっていました。

(梅沢咏三郎/東京都/70歳/よく行く山:奥多摩、上越の山)

丹沢・丹沢山

丹沢三峰で静かな山行を楽しみました

円山木ノ頭直下からの丹沢山(左)と不動ノ峰(右)(写真=大澤秋朋)

見事に結実したマユミの木(みやま山荘前)(写真=大澤秋朋)

11月6日、晴れのち曇り

本間橋(旧丹沢観光センター)より丹沢山へ、秋の丹沢三峰を歩いてきました。丹沢の紅葉はちょうど見ごろです。派手さはありませんが、所々で鮮やかに染まっていました。

この日は、朝の登山口の気温は8℃、日中の山頂の気温は13℃。登りでは汗ばむほどのぽかぽか陽気でした。丹沢三峰は、どの季節でも静かな山行が楽しめます。この日すれ違ったのは4組ほど。本間橋から本間ノ頭では、誰にも会うことはありませんでした。この区間の広葉樹林帯は、ひときわ落ち葉が多くほとんどトレースは見えません。常に山全体を見渡し、わずかに感じ取れるトレースを見定めて慎重に進む必要があります。

下山後にお会いできましたが、登山口にあった他3台の車は、皆さん沢遊びとのことでした。また、さすがにこの時期には、ヤマビルに会うこともありませんでした。

(大澤秋朋/神奈川県/40歳/よく行く山:丹沢、八ヶ岳、奥秩父)

箱根・金時山

立派な雲海まで見える絶景

待っていて2回目に見えた金時山山頂からの富士山(写真=笹原博英)

静岡県側の山と雲海(写真=笹原博英)

11月15日、晴れ

予報の「雨のち晴れ」を信じて小降りになった午前11時前に出発。気温は18℃ほどで汗ばむくらいです。雨は途中で止み、レインウェアを脱いでようやく快適な登山になりました。

山頂には70分ほどで到着。それと同時に富士山が顔を見せてくれました。この時はすぐ雲に隠れてしまいましたが、昼食を取りながら待っていると……今度は立派な雲海まで見える絶景。常連の方に聞くと滅多に見られない景色だったそうです。悪天で期待薄でしたが、こんなこともあるのですね。

麓は紅葉の盛りでしたが、山頂では落葉。雨の後は思ったより落ち葉が滑るので慎重に下山しました。

(笹原博英/東京都/48歳/よく行く山:高尾山、陣場山、奥多摩)

山梨県・岩殿山

稚児落しはルートの取り方で難易度が変わります

上:左側は兜岩/下:丸山公園からの富士山(写真=三笠建次)

上:稚児落しの岩壁/下:兜岩のトラバース道(写真=三笠建次)

11月12日、晴れ

富士山が雪化粧したので近くで見ようと思い、岩殿山へ出かけました。大月駅から歩いていると、途中で正面に兜岩が見えました。笹子川にかかる橋を渡って右に折れ、坂道を登ると岩殿山入口です。

登山道は山頂付近まで舗装されています。ひと登りで丸山公園へ。大月の市街越しに富士山が大きく見えました。公園からはジグザグに登っていきます。岩殿山山頂からは、頂上が見え隠れする富士山が見えました。雲が東から西へ動いています。

山頂で昼食をとり、稚児落しへは鎖場コースをたどります。2ヶ所の鎖場を過ぎ、兜岩の絶壁をトラバースと岩登りで無事通過。しばらく行くと稚児落しの岩壁の最上部で昼食をとっている人たちが見えました。

逆コースだと鎖場が下りになるので、難易度が上がると思います。なお、鎖場を避けた林間コースもあります。

(三笠建次/埼玉県/66歳/よく行く山:自宅から日帰りできる山)

奈良三重県境・高見山

近畿のマッターホルンとも呼ばれる山へ

高見山山頂から北側を望む、兜山・鎧山などの曽爾の山々(写真=八木茂良)

高見山山頂神社で記念写真に収まる参加者(写真=八木茂良)

11月13日、晴れ

浜松市スポーツ祭山岳部門の第70回記念行事に参加して一泊二日の奈良の山旅を楽しみました。初日は山の辺の道を天理市・石上(いそのかみ)神宮から桜井市・大神神社まで神社仏閣や紅葉を見物しながら約12kmをハイキングしました。

二日目は東に移動し奈良県と三重県の県境、高見山に登りました。高見山は冬の季節、霧氷で有名な山です。コースは、高見山登山口~小峠~平野への分岐~高見山山頂~高見峠(大峠)~小峠~高見山登山口です。特に危ない箇所はありませんでした。

小峠から平野への分岐までは急登で、高見山山頂から高見峠まではつづら折れの急な下り坂です。登山道脇の木々は色づき、高見山山頂からは360度の展望が広がり、南には台高山系・大峰山系、北側には曽爾の山々、東側は三峰山などが見渡せます。

(八木茂良/静岡県/69歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

奈良県・鎧岳、兜岳

違った顔を見せるふたつの山

柱状節理の山肌が鎧を思わせる鎧岳(写真=小林昭生)

兜岳に向かう途中で見える鎧岳と草もみじの曽爾高原(写真=小林昭生)

11月17日、晴れ

室生火山群に属する鎧岳と兜岳を歩いてきました。鎧岳は、ひと目でそれとわかる特異な山容をしています。険しそうに見えますが、登山道は平凡です。隣の兜岳は、一見なだらかに見える山の形と相違して、急登あり岩場ありの変化に富んだ山なので、山としてはこちらのほうがおもしろい山といえるでしょう。

林道終点からおよそ15分、鎧岳と兜岳の鞍部にあたる峰坂峠を左に折れて兜岳を目指します。「急斜面注意」の立札どおりの急坂をロープの助けを借りて10分あまり。登り終えるとあとは数回のアップダウンで標高920mの兜岳です。山頂からは180度のパノラマが広がります。左手に倶留尊山と古光山、その向こうに伊勢の鋭鋒局ヶ岳、正面から右手に三峰山、高見山、その奥に大台と大峰の山脈が青く稜線をのばしていました。

峰坂峠に戻り、今度は鎧岳に向かいます。単調な樹林帯の登りが続き、尾根に出ると5分で山頂です。893.9mの標識板のある山頂からは兜岳ほどの眺望は望めません。わずかに草紅葉のようになった曽爾高原が見える程度でした。

帰路はショートカットの下山道をたどって出発点に戻りました。4時間ほどで違った顔をみせるふたつの山が歩けます。手ごろなハイキングの山としておすすめです。

(小林昭生/奈良県/75歳/よく行く山:金剛山系はじめ関西一円の山々)

熊野古道小辺路・果無越え

世界遺産にも登録された巡礼路のひとつへ

風情のある果無集落。古道は民家の軒先を歩きます(写真=鎌田 勝)

十津川の谷を埋めつくす朝霧(写真=鎌田 勝)

11月12日、晴れ

小辺路(こへち)は真言密教の聖地高野山と熊野本宮大社を結ぶ熊野古道のひとつです。今回は十津川温泉、昴の郷に車を置き、果無(はてなし)集落から果無峠を越えて熊野本宮大社へ、復路は十津川村営バスを利用する日帰りの山行です。

果無峠までは早朝の出立のせいかハイカーとも出会わず、聞こえるのは落ち葉を踏む足音と鳥の声のみで静かな山歩きが楽しめました。樹林帯で見晴らしの効かない単調な行程も、道端にたたずむ29体の石仏が道標となり励ましてくれます。この日は2日前の木枯らし1号の寒さもひと息つき、日差しがまぶしいくらいの暖かさでした。

なお、バスは一日数本のみですので、時刻表を事前に確認しておく必要があります。

(鎌田 勝/和歌山県/62歳/よく行く山:大峰山系)

鳥取県・大山

無理せず七合目まで

大山行者道から見た大山北壁(写真=山田芳生)

夏山道7合目あたりで見たエビの尻尾。奥は剣ヶ峰(写真=山田芳生)

11月10日、曇りのち晴れ

同年代の友人と4人で大山に登ってきました。夏山登山口から夏山道を通って六合目避難小屋の少し上、七合目まで登り、下りは行者コースをたどって大神山神社に参拝し、もとの夏山登山口に戻りました。

前日の積雪で三合目からは登山道も回りも雪景色となり、冬山の様相でした。幸いにほぼ無風状態でしたので、寒さはそれほどではありませんでしたが六合目では2℃くらいの温度になっていました。ヤマテンの情報では前日の山頂風速は10mと相当荒れていたようで、そのおかげかエビの尻尾も見ることができました。

また樹氷も美しく、ふもとでのブナの紅葉と上部での雪と氷のきらめきを、思う存分楽しむことができました。

すれ違った登山者からは「頂上までアイゼンなしでも登れますよ」と教えていただきましたが、無理をせず引き返すことにしました。

登山道には雪が10cmほど積もっていましたが、凍っていないので上り下りには特に問題はありませんでした。ただし、登山道に設置された平板が傾斜しているところは滑り台のようになっているので要注意です。

(山田芳生/兵庫県/62歳/よく行く山:六甲、長野の山)

第七十回

結晶に乗れっ!と頑張り底削る(あられちゃん)

紅葉の中、ペットを抱いて登る女(ヒト)(にいしばG)

サンタかよ?熊鈴響かせ初滑り(山形山人)

【寸評】

一句目、あられちゃん。クライミングを詠んだ句はひょっとしたら、この連載で初めてかもしれません。私もスラブは苦手です(笑)

二句目、にいしばGさん。小型犬でしょうか。なんとなくおかしさがにじみ出てくる句ですが、川柳エベレストではもうひとひねり、欲しいところです。

三句目、週末に月山で初滑り予定の山形山人さん。「今の時期はまだ下のほうでは熊鈴をつけていたい」とのこと。山形県のHPでも「今年はクマの目撃が非常に多いです」と注意喚起のページがアップされていました!

http://www.pref.yamagata.jp/ou/kankyoenergy/050011/sizenkankyo/kuma_yamagata_top.html

【段位】あられちゃんは「4000m級」に昇級。にいしばGさんはエベレストB.C.で天候回復待ちです。山形山人さんはエベレスト「C4」が目前・・・・・・!

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

なお、ご投稿いただいた方には1000m峰から始まる「山の川柳段位」を授与します。ふるってご応募ください。

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」「よもやまばなし」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。また新たに「よもやまばなし」も募集します。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!


【よもやまばなし】

山で体験したちょっといい話や不思議な話、使って役立った装備や安全登山のための工夫、昔の登山の思い出などを募集します。お気軽にご投稿ください。こちらの投稿もペンネーム可です。文字数は400字以内でお願いします。


投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」「週刊ヤマケイ・よもやまばなし」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

登山の「まさか」に! レスキュー費用保険で、確かな安心を。

山岳遭難が増えています。無理のない日程、万全の装備、登山届、そして「レスキュー費用保険」。まさかの捜索・救助費用にしっかり備えて、安心登山を楽しみましょう!

登山やアウトドアスポーツなど、日本国内での野外活動中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用に対して保険金をお支払いする保険です。

※海での活動は除きます

保険料、補償、加入方法を見直して、さらに充実!

※平成28年4月20日より

日本山岳遺産基金ニュース

美しい山を次世代に。みなさまからのご寄付をお願いいたします

山の環境保全や登山道整備の費用の一部に使わせていただきます(徳本峠)

日本山岳遺産基金は、2010年に設立して以来、計18箇所(2016年2月時点)の日本山岳遺産を認定してまいりましたが、個人の方からの寄付もお預かりして、認定地で活動する団体様への助成金の一部としております。

みなさまからのご寄付は、「美しい山を次世代に」つなげていくため、登山道整備や希少植物や樹木の保護、子どもたちに向けた環境教育など、山の環境を守り、次世代に繋げていくための活動に使われます。ぜひ、みなさまのご支援とご寄付をお願いいたします。

下記の振替口座へ、最寄りのゆうちょ銀行の窓口でお振込みください。

〔ゆうちょ銀行 口座記号番号〕00130-8-451049

〔加入者名〕日本山岳遺産基金

田部井淳子さんを送る会

12月18日(日)、東京・世田谷の昭和女子大にて

10月に死去した田部井淳子さんとのお別れ会が、12月18日(日)、午後2時30分~4時、昭和女子大・グリーンホール(東京都世田谷区太子堂1-7-57)で開催されます。

一般の方からの献花と記帳を受け付け、故人の生前の活動を紹介するビデオ上映も行なわれます。

平服でご参加ください。

なお、供物香典花などは固くお断りいたします。車でのご来場はご遠慮ください。

連絡先「田部井淳子さんを送る会」

世話人℡:03-3264-6426

東京・有楽町で福島県主催の移住定住相談会開催

11月27日(日)、東京・有楽町の東京交通会館で開催

先週の『週刊ヤマケイ』でもお知らせした福島県主催の移住定住相談会ですが、いよいよ今週の日曜日に開催されます。

実は、福島県は、磐梯山、安達太良山、飯豊山など、6つの百名山に囲まれた山岳県で、登山だけでなく、スキーも楽しめるアウトドア天国なのです。

その福島県では、首都圏在住の登山好き、自然好きの方々に「福島県で叶える自然に近い豊かな暮らし」を提案する移住定住説明会を、11月27日(日)、東京・有楽町の交通会館グリーンルームにて開催します(企画・運営:山と溪谷社)。

説明会では、山岳・アウトドアライターの高橋庄太郎さんに「福島県の山の魅力」を語ってもらうほか、福島県の山に魅せられた移住者による「リアル福島暮らし」のトークセミナー、北塩原村や南会津町などのスタッフによる「移住定住個別相談」コーナーなどを予定しています。

具体的な移住計画を考えている方だけでなく、なんとなく「田舎暮らしもいいかも」と思っている方まで、幅広く楽しめる充実の内容です。

参加は無料ですが、会場の都合で事前申込が必要です。参加希望の方は、下記の申込フォームから。

http://www.yamakei-online.com/yk/form/fukushima_201611.php

***

■福島県 移住定住相談会@有楽町 開催概要

日時: 2016年11月27日(日)13:00~16:00(開場12:30)

会場:東京交通会館3階グリーンルーム

東京都千代田区有楽町2丁目10-1

参加費:無料(要事前申込み)

主催:福島県

共催:NPO法人ふるさと回帰支援センター

企画・運営: 株式会社山と溪谷社

■イベント内容

第1部(13:00~13:40)トークショー

テーマ:福島を取り囲む山々の魅力

出演:高橋庄太郎さん(山岳ライター)

宮城県仙台市出身。福島県の隣、宮城県の高校の山岳部で山歩きを始め、当時はもっぱら東北の山ばかり。現在は全国の山々を登りながら山岳/アウトドア専門誌などで原稿を書き、この1年ほどで福島県内を含む東北の百名山14座すべての取材も行なっています。著書に『テント泊登山の基本』(山と溪谷社)など。

第2部(13:50~14:20)セミナー

テーマ:福島県で田舎暮らしを満喫しています!

山や自然が好きで福島に移住した二人のゲストによるトークセミナー。具体的な「福島暮らし」の楽しさ、そして苦労も含め本音トークで語ります。

出演:埼玉県出身で、只見町の山の奥深さに魅力を感じて、東京の出版社を辞め、今は町の観光協会で働きながら、ぜんまい採りなど山の仕事も修業中の女性。

子どもの頃自然の中で遊んだことが忘れられず、東京から猪苗代町のホテルに就職し、ウェイターから経理までマルチな才能を発揮した後、今はネイチャーガイドとして活躍する男性。

第3部(14:20~14:50)自治体プレゼンテーション

テーマ:福島県への移住、応援します。

福島県や県内自治体の移住定住担当者が、福島の魅力、移住定住の支援プランなどについて説明します。

第4部(15:00~16:00)移住定住個別相談会

福島県内の移住定住担当者と個別に具体的な移住定住の疑問や悩みについて相談ができます。

*個別相談に関しては、事前申し込みの方優先となります。

参加市町村(予定)

二本松市、喜多方市、北塩原村、南会津町、奥会津振興センター、福が満開・福しま暮らし情報センター

※参加市町村は変更となる場合があります。

【申込み方法】

以下の申込フォームからお申し込みください。

http://www.yamakei-online.com/yk/form/fukushima_201611.php

【問い合わせ先】

福島県観光交流課

担当:藤本

電話(直通):024-521-7286

E-mail:ui-turn@pref.fukushima.lg.jp

『山の天気にだまされるな!』

気象情報の落とし穴を知っていますか?

週刊ヤマケイでもおなじみ、山岳気象専門の気象予報士、猪熊隆之さんの最新刊がついに刊行。猪熊さん自身の長年にわたる知見から導き出される「山の天気予報」の基本と裏事情を紹介する一冊。予報会社によって天気予報が違うのはなぜか。天気図から見た気象遭難。低体温症遭難、増水遭難、落雷遭難などを防ぐシミュレーションなどなど、減災や危機管理にも通じる、遭難防止のための必読の書です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815510190.html

著者:猪熊隆之/発売日:2016年11月18日/販売価格:800円+税/ページ数:240ページ/判型:新書判

11月~12月の新刊

商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『魔女の12ヶ月 自然を尊び、知り尽くした魔女の暮らしと知恵』 11/4 1,300円+税
『本物の学力・人間力がつく最高の子育て 尾木ママ流自然教育論』 11/4 1,200円+税
『ワンダーフォーゲル』12月号 11/10 926円+税
ヤマケイ新書『山岳名著読書ノート 山の世界を広げる名著60冊』 11/11 880円+税
『山と溪谷』12月号 11/15 952円+税
『Massif du Mont-Blanc モン・ブラン山群Ⅱ 大野崇写真集』 11/17 2,800円+税
ドキュメント『雪崩遭難』 11/18 880円+税
ヤマケイ新書『山の天気にだまされるな!』 11/18 800円+税
『山とスキー2017』 11/28 1,300円+税
『分県登山ガイド 群馬県の山』 11/30 1,900円+税
『山の不思議発見 謎とき登山のススメ』 12/3 780円+税
『南谷真鈴 冒険の書』 12/3 1,200円+税
『ROCK&SNOW 074 冬号』 12/6 1,333円+税
『ときめく縄文図鑑』 12/9 1,600円+税
ドキュメント『単独行遭難』 12/9 800円+税
『柴犬のひみつ』 12/9 1,200円+税
『なごみ猫 BEST SELECTION』 12/15 1,000円+税
『体験的登山技術論 脱初心者のための実践アドバイス』 12/16 780円+税
『ときめく和菓子図鑑』 12/16 1,400円+税
『怪魚ハンター』 12/16 900円+税
『溪語り・山語り 山人たちの生活誌』 12/23 900円+税
分県登山ガイド『宮城県の山』 12/23 1,900円+税


『Massif du Mont-Blanc モン・ブラン山群Ⅱ 大野崇写真集』

アルプスの山々の魅力を凝縮

ヨーロッパ・アルプスの最高峰、モン・ブランを中心としたアルプスの山々を、20年以上にわたって撮り続けてきたカメラマン・大野崇による写真集。フランス側・イタリア側から見た多彩な表情のモン・ブランや、圧倒的な迫力を見せるグランド・ジョラス北壁などの有名山岳をはじめ、霧のなかに浮かぶ針峰群、斜光にきらめく氷河、漆黒の空へと伸びるナイフリッジ、硬質な輝きを見せる花崗岩の岩肌、等、アルプスの山の魅力をひとつひとつ丁寧に表現。誰もが手軽に写真を撮れるようになった今の時代、撮影者の技術と表現意図が明確に現れるモノクローム写真だからこそ見せることができた、アルプスの山々の魅力を凝縮した写真集です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2816546590.html

著者:大野 崇/発売日:2016年11月17日/販売価格:2,800円+税/ページ数:80ページ/判型:A4変形判

『南谷真鈴 冒険の書』

エベレストとセブンサミッツをめざすまで。そして、これからのこと

日本人最年少でのエベレスト登頂、七大陸最高峰登頂を達成、そして、南極・北極・世界最高峰三極点到達をめざしている19歳の現役女子大学生、南谷真鈴さん。幼少時から海外で生活するなかで山が好きになったという南谷さん。英語、中国語も堪能なトライリンガルの彼女は、今夏、七大陸最高峰を見事に成し遂げ、新たな冒険へのチャレンジをめざしています。南谷さんが、エベレストをめざし、さらに冒険への道を志すことになった思いや彼女の行動力の源泉はどこにあるのか。山での経験・体験談と、そのときの豊富な写真を交えながらお伝えします。英訳付。

https://www.yamakei.co.jp/products/2816340320.html

著者:南谷真鈴/発売日:2016年12月3日/販売価格:1,200円+税/ページ数:192ページ/判型:四六判

ヤマケイ登山教室などからのお知らせ

【国内】地図読み講座(実践・初級編)「奥多摩・白岩の滝から日の出山」日帰り

白岩の滝をはじめ、大小合わせて18の滝が連なるタルクボ沢沿いの遊歩道をたどり、麻生山へと登り、さらに日の出山を目指します。谷から尾根、展望のピークへと変化にとんだ地形を歩きながら、地図読みを実践します。

http://www.yamakei-online.com/tour/detail.php?tour_id=182994

日程 12月10日(土)
集合 JR五日市線・武蔵五日市駅南口(9:10)
行程 武蔵五日市駅=(バス)=白岩滝バス停(350m)~白岩の滝遊歩道入口(400m)~麻生山(794m)~日の出山(902m)~つるつる温泉(370m)【解散】16:30(予定)
※希望者は「つるつる温泉」で入浴(解散後、各自入浴となります)
つるつる温泉から武蔵五日市駅まで路線バス約20分。
歩行時間:約4時間
体力レベル 2(6~8kg程度のザックを背負い、連続する標高差500mの登りを2時間以内で登れる体力が必要です)
難易度 2(往復、周回、縦走コース。登山道は比較的明瞭で、緩急はあるが、幅員もある。転滑落の危険個所が少ない)
参加費 8,000円
講師・添乗員 佐々木 亨(山岳ライター)/アルパインツアーのツアーリーダー

【机上講習会】山のファーストエイド「寒冷障害(低体温症・凍傷)の予防と対策」

山で起こりがちなトラブルに対処するための事故防止対策、救助要請や応急手当の方法のポイントを学びます。また身の回りの登山用具などを応用できる資材と山で有効な救急用品の紹介と比較を行なうなど「できるようになる」ための実習ベースが特徴です。

参考書:『山のファーストエイド』(山と溪谷社刊)

【学生割引】学生証の提示で1グループ3人まで受講料が無料になります。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=2338

開催日 12月6日(火)
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~21:00
定員 35名(最少開催人数10名)
受講料 3,000円
講師 悳 秀彦(日本山岳協会 遭難対策委員)

【アルパインツアーサービス・公開机上講習会】「雪山講習会」

雪の山にもレベルがあり、時期と山により、準備する装備が変わります。持ち物に不備があることは危険にもつながりますので、しっかり準備を整えて雪山に挑戦してください。

http://www.yamakei-online.com/lecture/detail.php?id=2356

開催日・講師 11月24日(木)武川、12月7日(水)中島、12月22日(木)阿波、1月12日(木)武川
会場 アルパインツアーサービス本社 特設説明会場(3階)
時間 19:00~20:30
定員 35名(最少開催人数10名)
受講料 各2,000円(雪山講習会各ツアーにお申込みの方は無料。当日申込加) 
講師 阿波徹(山岳ガイド)、武川俊二(山岳ガイド)、中島政男(国際ガイド)
株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦

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本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。