ツイート

今週末の「山のワンポイント天気」

ウェブサイト「山の天気予報」を運営し、メールでの天気予報配信も行なっている株式会社ヤマテンの気象予報士、猪熊隆之さんと河野卓朗さんによる解説です。今週末の山行に役立ててください。

******

八ヶ岳山麓では27日(火)再び大雨となり、濁流と化した川を見ていると、ここが12月下旬の蓼科(長野県茅野市)であることを忘れてしまいそうになります。札幌では12月として数十年ぶりの大雪となっている一方で、ニセコでは雪不足。そして、かつての豪雪地帯、新潟県の妙高~十日町~魚沼地域では積雪がわずか10~20cmです。何十年も毎日、天気を見ていますと、この2、3年の天候の異常に身震いを覚えます。

異常と思えることが、当たり前になることはもっと怖いです。

さて、年末年始の天気が気になる所ですが、今年も飯豊・朝日~月山、鳥海山など東北南部の日本海側では厳しい天候の日が多くなりそうですが、その他の山岳ではこの時期としては比較的穏やかな天気の日が多くなりそうです。太平洋側の山岳では天気が崩れる日が少なく、北アルプスや大山など日本海側の山岳でも青空が広がる日もありそうで、そのような日に登頂したいものです。

ただし、標高の高い山でも雨が降ったり、日射があったりするため、積雪内に弱層が形成されやすい状況ですから、日本雪崩ネットワークの雪崩情報などを活用しつつ、積雪判断は慎重におこないたいですね。

http://www.nadare.jp/avalanche-info/alert/

なお、ヤマテンが提供するサービス「山の天気予報」では、29日の16時頃まで、28日発表時点での年末年始(1月4日まで)の週間天気予報を掲載しています。各山域の予報ページで発表しておりますので、年末年始の登山計画の設定や、気象リスク軽減にお役立ていただければ幸いです。

また、2017年度のヤマテン第1回机上講座が1月9日(日)に東京・浅草でおこなわれます。お申込みは下記URLからお願いします。

http://blog.goo.ne.jp/office-weather/e/2ea7e56bcac99ffbbe7ecdf94764eb69

ヤマケイ登山教室の空見ハイキングは1月21日(土)~22日(日)に三峰山&美ヶ原で、2月7日(火)に入笠山で、2月18日(土)~19日(日)に北信・飯綱山&戸隠高原でおこないます(日程が変更になっております)。講師はヤマテン代表の猪熊です。天気だけでなく、冬山におけるリスク管理なども学ぶことができますので、ぜひご参加ください。登山教室の詳細やお申込みは下記にてご確認ください。

http://alpine-tour.com/japan/2016_10/010ta.html

それでは、年末年始も安全登山で、良いお年をお迎えください。

(文責=猪熊隆之、河野卓朗)

******

「山の天気予報」(月額324円)

コーヒー1杯分のご利用料金で、全国18山域の山頂天気予報や大荒れ情報、予想天気図、ライブカメラ、雨雲レーダー、観天望気講座などが1ヶ月使い放題。メールでの天気予報配信登録もおこなえます。サービスの詳細やご登録方法につきましては、下記URLでご確認ください。

https://i.yamatenki.co.jp/

******

新刊『山の天気にだまされるな!』

ヤマテンの猪熊隆之さんの新刊『山の天気にだまされるな!』が好評です。一般の天気予報だけでは防げない気象リスクについて解説。猪熊さん自身が生徒を連れて登る「お天気ハイキング教室」の具体例などもとりいれて、わかりやすく解説しております。ぜひ一度、手にとってみてください。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815510190.html

山岳遭難防止術

登山ガイドが実体験から遭難防止を考える【連載20】

登山者に多い脚部のトラブル

熱心に登山に取り組んでいる人の中には、山に登ることに起因する、体の悩みを抱えている人も多いと思います。一般的には健康に良いとされる登山ですが、重い荷物を背負って1日に8時間も歩いたりすることは、体には大きな負担です。特に酷使しているのは、体重を支える脚部。実際に、膝や足腰の痛みを口にする登山者は少なくありません。スポーツ選手が同じ動作を繰り返すことで受ける、“使いすぎ症候群”と呼ばれるダメージと同じことが、登山者の脚にも生じているのでしょう。

実は私も、膝などの脚部に痛みを感じることはしばしば。登山ガイドを仕事にして、すでに丸7年以上が経過し、その間の年間山行日数は平均140日前後です。これだけ山に入っていれば、体のトラブルとも無縁、という訳にはいきません。

今年も真夏の繁忙期が過ぎる頃、左膝に痛みを感じるようになって整形外科を受診。関節の軟骨がすり減ったことによる、変形性膝関節症ではないかと思っていたのですが、レントゲンで検査した結果、軟骨は正常とのこと。けっきょく痛みの原因は解らず、

「山に行き過ぎでしょう。休むといいですよ」

と言われて治療は終了。やむなく痛みをごまかしながら、山に向かっていたのです。

山登りをする鍼灸師の方と会ってみないかというお話をいただいたのは、ちょうどそんな時でした。


鍼灸による治療の仕組みを教えていただく

私はこれまで、鍼灸の治療を受けた経験は一度もありません。子どもの頃から注射嫌いで、体に鍼(ハリ)を刺す、ということに抵抗があったからです。お灸の熱さも避けたいものです。さらに鍼を刺して体の不具合が治るということに対する、やや不信めいたイメージも、敬遠していた理由の一つでした。

ところがお目にかかったさとう鍼灸治療院の、佐藤宏之先生によると、

「鍼を刺すのはそれほど痛くありませんよ」

とのこと。治療に使う鍼の先端は丸く、皮膚の表面をわずかに破るだけ。あとは組織を押し広げるようにして、中に入れるからなのだそうです。

そして肝心の鍼を刺したり、お灸をすることで、体の治療ができるということについては、

「鍼や灸で刺激するのは、体の“ツボ”と呼ばれるところ。そこを刺激することによって、対応する体の部位の筋肉を緩めることができるのです」

と、まずはこれまで漠然としか知らなかったツボについての解説が。さらに、

「体の中の悪い部位は、周囲の筋肉が凝り固まっています。その筋肉を緩め、不具合のないリラックスした状態を擬似的に作り出し、体を治癒の状態に誘導していくのが鍼灸の治療法です。直接悪いところを治すのではなく、体が自力で治そうとすることへのお手伝いをしているのですよ」

との説明をいただきました。なるほど、これによりツボと、鍼、灸による治療の仕組みがわかり、鍼灸に対するイメージは一変。古来から伝わり今も続く治療法には、やはり充分な根拠があるということを、今さらながらに知りました。

佐藤先生はご自身が登山をされるので、登山に起因する体のトラブルの見極めが的確です(写真=佐々木 惣)

右が佐藤宏之先生。体の不具合の原因や、効果的な治療方法についてわかりやすく説明していただきました(写真=佐々木 惣)

いよいよ鍼を打つ

ひと通りのお話を伺ったあと、佐藤先生に体を診てもらうことになりました。

診察台に横たわり、全体を目視したあと、脚を曲げたり伸ばしたり。やがて、

「木元さんは左の膝が痛いということですが、一番の問題は右の足首にあるようですね。何か心当たりは?」

との問いかけが。確かに右の足首は、2013年3月に登りにいった鹿島槍ヶ岳で強くひねり、捻挫のような状態になって以来、ずっと違和感を感じていた部位です。佐藤先生はご自身が登山をされるので、悪い箇所の見極めも的確です。

けっきょく日をあらためて、右足首と膝とを重点的に治療することに。そこで初めて鍼を打っていただいたのですが、お話の通りに決して痛くはありませんでした。さらに登山やスポーツでダメージを受けた場合には効果が高いという、マッサージや整体的な処置も組み合わせた治療をしていただきました。

さてその結果は、劇的に治ったということはありませんが、筋肉が緩んだことで足回りの動きはかなり楽に。翌々日に出かけた登山でも、快調に歩くことができて、鍼の効果を実感しました。続けて治療を受けると、さらに不具合の改善が期待できそうです。

もし皆さんの中で、病院に行っても治らないような、膝の痛みや、捻挫をした後のなかなか解消しない違和感などがあるようでしたら、鍼灸による治療も検討してみても良いのではないでしょうか?

(文=木元康晴/登山ガイド)

信州の山岳遭難現場より

島崎三歩の「山岳通信」。

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を配信しています。

12月27日に第53号が配信されました。12月15日に八ヶ岳横岳付近で発生した滑落事故のほかに、昨年末から今年の年始にかけて発生した遭難4件(うち死亡1人)についても紹介されています。また、県警救助隊からのアドバイスも併記されておりますので、この年末年始の山行にぜひお役立てください。

・・・

・12月15日、八ヶ岳の美濃戸口から入山した男性2名パーティが、横岳付近をロープを使用して降下中に滑落。滑落した27歳男性は自力で山小屋に下山し、29歳男性は翌16日、救助隊員が救出しました。

(内容は長野県警察本部の発表時点のものです)

・・・

【昨年の年末年始の山岳遭難発生状況】

・上高地から3人パーティで入山し、霞沢岳登頂後、K2ピーク付近でビバーク。1月1日に上高地に向けて下山中、64歳の男性が心臓疾患により死亡しました。

・1月1日、赤岳鉱泉から美濃戸口に向けて下山中の31歳男性がスリップして転倒し、重傷を負いました。パトロール中の県警・遭対協救助隊員により救助されました。

・・・

なお、下記URLより、「島崎三歩の山岳通信」バックナンバーもご覧いただけます。今後の登山にぜひ役立ててください。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html

(文=週刊ヤマケイ編集部)

十勝連峰・前十勝岳

バックカントリーでの滑走は天候の読みがカギ

エゾマツの深い樹林帯を抜けると、そこは森林限界の世界だ(写真=谷水 亨)

さえぎるものが何ひとつない雪面を登る同行者(写真=谷水 亨)

12月22日、曇りのち雪

先週(三段山)に続いて、吹上温泉白銀荘をベースキャンプとして、今回も十勝連峰のバックカントリースキーを楽しんできました。

白銀荘から見ると三段山へと数多くスキーのトレースが延びていましたが、予想通り十勝岳方面のトレースはなく、一番滑走ができると友達とふたりでにんまりとしました。

いつものようにエゾマツの樹林帯を15分ほどで抜けると、1ヶ所だけつながっていたスノーブリッジの上を慎重にわたります。十勝岳方面はまだ岩がゴロゴロ見えていて、滑走するには危なっかしそうですが、前十勝岳カバワラ尾根は充分に積雪があり、新雪も10cmほどありました。天候も晴天ではありませんが、大雪山や富良野岳も見えます。そこで今回は滑走に加えて、山頂も目指そうと張り切って登ることにしました。

しかし、天候が午後から崩れるとの予報なのでペースをあげたのが間違いでした。友達のペースが思うように上がらず、標高1630m付近で天候が急速に悪化。あと150m、クランポンに履き替えて登るだけの距離を残し撤退しました。

滑走は視界がなくなると危険度が増すので、天候の読みが鍵となります。今回は滑走を待っていたかのように、背後から雲が迫ってきて、滑走終了後はあたり一面が真っ白になりました(その雪は2日間降り続き、北海道全域に雪害をもたらしたのです)。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

北アルプス・八方尾根

展望は得られずじまいでしたが

八方池山荘から八方山ケルンへ(写真=中村重明)

八方ケルンにて(写真=中村重明)

12月24日、雪

白馬八方尾根スキー場の最上部(グラートクワッドリフト終点/八方池山荘前/標高1820m)から、八方池付近(標高2086m)までを往復してきました。

白馬八方尾根スキー場の「リーゼングラートコース」は積雪不足のためゲレンデは閉鎖されていたものの、グラートクワッドリフトは登山者とBCスキーヤー・ボーダー用に運行してくれていました。

ルートには先行者がそこそこおり、トレースもついていたものの、わかんでも所々雪に足が潜る状態で、最低でもわかん、できればスノーシューか山スキーが欲しい状況でした。

時々、雲が切れて日射しがあったものの、結局、唐松岳や五竜岳の展望は残念ながら得られずじまいでしたが、楽しい雪山トレッキングとなりました。

(文=中村重明)

南アルプス前衛・入笠山

マナスル山荘のおもてなしはピカイチです

マナスル山荘からの夕陽(写真=原 誠一)

入笠山山頂(写真=原 誠一)

12月14日~15日、晴れ

入笠山は、関東方面からであれば日帰りでピークハントを楽しめる手軽な山ですが、今回は、冬期も営業している「マナスル山荘本館」にて一泊するプランを立てました。

アプローチは、12月9日からオープンしている富士見パノラマスキー場のロープウエイで、一気に高度を稼ぎます。

「マナスル山荘」は、オーナーの山口さんとスタッフのおもてなしがピカイチの山小屋です。夕食も朝食も豪勢で、見た目も味も楽しめました。

翌日は、スノーシューと12本爪アイゼンは山荘にデポして、軽アイゼンを履いて大阿原湿原まで足をのばし、戻る途中で入笠山に立ち寄りました。山頂は前々日に積もった雪で白銀の世界となっていました。展望は富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳、奥秩父と360度の大パノラマを楽しめました。

(文=原 誠一/アルプスネイチャークラブ ・登山ガイド)

長野県・車山

モルゲンロートに染まる山々

浅間山遠望(写真=太田秀男)

車山神社鳥居と富士山(写真=太田秀男)

12月18日、晴れ

晴天が予想される天気予報を得て、雪山シーズンの足慣らしに近くの車山に向かいました。

午前6時、まだ薄暗いなか、ヘッドランプを頼りに登り始めます。積雪は15cmくらいで、アイゼンもわかんもいらない緩い勾配の登山道を登り、40分くらいで山頂に到着。雪山の足慣らしにはなりませんでした。

先行の若者3人パーティとしばらく待ってご来光を拝し、モルゲンロートに染まる山々を撮影。中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳、富士山、浅間山など名だたる山々の360度パノラマを楽しみ、往路を下山しました。

積雪量が増す年明けに、また登ります。

(文=太田秀男)

長野県・蓼科山

楽しい雪山ハイクとなりました

七合目登山口から将軍平へ向かう途中、標高2010m付近にて(写真=中村重明)

蓼科山山頂から将軍平へ下山する途中、標高2485m付近にて(写真=中村重明)

12月23日、曇り

週刊ヤマケイ12月15日号にて、12月3日に女乃神茶屋登山口から蓼科山を往復したレポートがありましたが、三連休の初日に七合目登山口から蓼科山を往復してきました。

いくつかある蓼科山登山道のなかの最短ルートで、無雪期は多くの登山者が歩くルートのため、この日も多くの登山者がいると思っていました。しっかりしたトレースは付いていたものの、意外にもこの日ルート上で会った登山者は1名のみでした。

最初はツボ足で歩き始めましたが、途中からアイゼンを装着。ただし、わかんやスノーシューは不要でした。

山頂では、晴れていれば見られるはずの南八ヶ岳や北アルプスの展望は得られませんでしたが、楽しい雪山ハイクとなりました。

(文=中村重明)

八ヶ岳・夏沢鉱泉周辺

夏沢鉱泉起点の名峰展望スノートレッキング

根石山荘付近から根石岳と西天狗を望む(写真=都築香純)

箕冠山への登山道の樹間に硫黄岳と阿弥陀岳(写真=都築香純)

12月24日~25日、晴れ

12月25日の高気圧を狙って、24日~25日の日程で八ヶ岳に出かけてきました。

通年営業の夏沢鉱泉の宿泊者には茅野駅から登山口の桜平まで送迎があります。この日は唐沢鉱泉分岐~桜平間の林道に積雪はほぼなく(凍結箇所あり)、夏沢鉱泉名物の雪上車ではなく、ワンボックスカーでの送迎でした。

桜平には今年新設された登山者用の大きな駐車場があり、自家用車で桜平まで入山している登山者もありました。路面状況は今後の天候により大きく変わりますので、随時ご確認ください。桜平~夏沢鉱泉間の林道には一部積雪あり、凍結箇所多数ですので、スノースパイクなどの滑り止めの装着が有効です。

夏沢鉱泉に到着後、硫黄岳登頂を目指して夏沢峠から稜線に向かいましたが、寒気と強風のためケルン手前で引き返しました。夏沢峠では、本沢温泉方面からの登山者と出会いました。下山途中にオーレン小屋付近から振り返ると先ほどまで白いガスの中だった硫黄岳の稜線が青空の中にくっきりと眺められ、もう少しがんばればよかったか、と悔やまれましたが、夏沢鉱泉に向かいました。

夏沢鉱泉は今シーズンにお風呂をリニューアルされ、杉の木の香りが漂っていました。宿泊者は滞在中何度でも、また下山後にも入浴可能です(日帰り入浴もあり)。

翌25日は、オーレン小屋から根石岳方面を目指します。振り返ると硫黄岳と阿弥陀岳が樹間から眺められます。朝からほぼ風もなく、強風の風衝地帯として著名な根石岳山荘付近もこの日は微風。根石岳山荘の向こうには、御嶽山から、乗鞍、槍・穂高の北アルプス連峰が見渡す限り広がっていました。

根石岳から見る西天狗、東天狗には登山者が鈴なりに連なっていました。根石岳で引き返して箕冠山へ。オーレン小屋方面には下りず、夏沢峠方面へのコースを取りました。登山道から左手方面を見ると稲子岳南壁の向こうに浅間山、右手方面には硫黄岳の爆裂火口、と、周囲の名峰を心行くまで眺めつつ夏沢峠に下り、夏沢鉱泉に帰着しました。

いずれの登山道も十分にトレースがあり、明瞭です。箕冠山、夏沢峠までであれば、トレッキングポールとアイゼンでもよいかと思いますがその先の稜線に出る際はピッケル、十分な防寒防風対策が必要です。

夏沢鉱泉~オーレン小屋間の登山道は樹林帯で日射が少ないためか、かなりの凍結箇所がありますので、靴裏全面に爪のある10本爪以上のアイゼンが安心です。

(文=都築香純)

八ヶ岳・赤岳

今年のクリスマスは赤岳で迎えました

薄曇りの太陽の下、山頂へ向かう登山者(写真=川﨑拓兵)

富士山もばっちり見えました(写真=川﨑拓兵)

12月25日、晴れ

前日の赤岳鉱泉小屋では多くの登山者が宿泊し、翌日の登山に向けて備えていました。

翌朝、小屋前の温度計はマイナス5度、比較的暖かい気温のなか、我々は文三郎尾根に向けて歩き出しました。標高2600mあたりまではほぼ無風状態でしたが、山頂付近では冷たい冬の風が吹き、露出している肌は凍えそうでした。そして無事に赤岳に登頂!

その後、地蔵尾根を下ります。少し下るとすぐに暖かくなり、穏やかなコンディションのなかアウターのチャックを下ろしたり、脱いだりする人が多かったです。

冬山は天候によりそのリスクが大きく変わります。常にリスクに備えましょう。

(文=川﨑拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

鹿沼・岩山

市街地に近い岩場の連なる山でトレーニング

様々な形状の岩場が連続します(写真=木元康晴)

頂上から見た日光連山。右から女峰山、男体山、左奥の白い山が白根山(写真=木元康晴)

12月25日、晴れ

岩場の山のトレーニングをしたいという皆さんと一緒に、鹿沼市の岩山に行ってきました。

新鹿沼駅から歩き始め、日吉神社の先から登山道へ。まずはクライミングエリアになっているB峰に向かい、トップロープでビレイをした上で、傾斜の強い岩場を確実に登下降する練習をしました。

A峰の上で昼食をとり、午後は岩山ハイキングコースに向かい三番岩、二番岩を経て、岩山頂上でもある一番岩へ。空気は澄み渡り、日光連山を始めとする周囲の山並みをくっきりと見渡すことができました。

下山は70mの鎖を伝い下る、猿岩へ。ここは下るにつれて傾斜が強まり、滑りやすくもなる難易度の高い鎖場です。同行の皆さんはロープでビレイをし、慎重に通過。あとはゴルフ場脇の歩道をのんびりと歩き、新鹿沼駅に戻りました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

東京都・ひよどり山

ダイヤモンド富士を静かに観測できる穴場

この日は一日、さまざまな形の雲が目を楽しませてくれた。左:昼過ぎ、浅川橋の上から奥多摩方面を望む。右上:ひよどり山の下山中、山塊を思わせる夕映えの雲。右下:農園が広がる台地上で(写真=石丸哲也)

左上から時計回りに日没の瞬間、ロウバイの花、タマネギのみじん切りが薬味の八王子ラーメン、途中で買ったシュトーレン(写真=石丸哲也)

12月23日、晴れ

前号でお伝えしたように、高尾山は12月17日の前後1週間ほどダイヤモンド富士の観望適期となり、多くの人が詰めかける人気スポットです。ひよどり山は高尾山と同じ八王子市内にあり、同時期にダイヤモンド富士が見られるにもかかわらず、空いています。高尾山ほど知られておらず、最高地点でも標高180m弱で宅地化が進んでいる丘陵であることが理由でしょうか。しかし、ゆっくり絶景を眺められるし、JR・京王八王子駅から往復しても2時間足らずなので、年末の慌ただしい時期も無理なく登れます。

山頂部は東西1kmほどにわたって平坦地が広がる台地状で、東側は農園が広がり、西側には住宅地、ひよどり山中学校などがありますが、南面は東京都の小宮公園が広がっています。面積25ヘクタールは東京ドームの50倍あまり。全体にクヌギ、コナラを主とした雑木林で覆われ、園路には木道も整備され、山頂部付近には気持ちのよい芝生の広場もあります。

こうしたエリアなので、決まったルートがあるわけではなく、毎回、地図で見当をつけた道、現地で見つけたおもしろそうな所を探して歩いています。今回は西側から登ることにして、八王子駅を10時過ぎにスタート。かつて織物の街として栄え、多摩地域で唯一だったという花街をしのばせる中町黒塀の通りを歩き、八王子ラーメンで早い昼食をとりました。室町時代の永正元年(1504)、滝山城主の大石定重が創建したという極楽寺に詣で、地形図の稲荷坂から台地上に登ります。

台地上では178mの三角点を探したのですが、水道局の配水場内で確認できず、台地の東部まで足をのばした後、小宮公園を散策しました。葉を落とした雑木は、樹形や幹肌がよく観察でき、枯れたウバユリやギボウシの実の殻、まだ枝に残っているカエデやマユミの実など、この時期ならではの自然ウォッチングができました。植えられたものですが、サザンカやロウバイが咲き始めており、特にロウバイは品のよい香りがうれしかったです。広場の野外卓では、途中で見つけたパン屋で買ったシュトーレンをいただき、ちょっぴりクリスマス気分も味わいました。

ダイヤモンド富士は、富士山にへばりついた雲のため微妙な眺めでした。この日はダイナミックな雲が浮かび、次々に姿を変えて、見ごたえがあり、楽しい一日を過ごせました。

ダイヤモンド富士は、今年の見ごろは終わりですが、観望地を小宮公園の管理事務所に尋ねてみるといいでしょう。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

熊野・舟石

冬期登攀が可能な数少ない岩場へ

第1スラブ3ピッチ目(写真=金丸勝実)

烏帽子岩から見る熊野灘(写真=金丸勝実)

12月18日、晴れ

冬場になると岩が冷たくなり、登攀できる岩壁が限られてきます。熊野の舟石は冬季登攀が可能な数少ない岩場です。黒潮の影響で冬でも暖かく、しかも南向きの岩壁のために日があたると岩が温まります。ここ数年、冬場のマルチピッチルートとして、よく登るようになりました。

さて舟石ですが、標高が500mくらいの所にあり、長さが130mほどの1枚岩でできていて、昔は船の航行の目印となっていたことがその名前からわかります。第1スラブと第3スラブが登攀対象で、何本かのルートが開かれています。第1スラブがいちばん長く、4ピッチで登ることができ、今回も第1スラブを登りました。

全ピッチスラブ状のフェイスでカムは使えず、プロテクションはボルトが頼りです。全体的にボルトの間隔が長いのが特徴で、1ピッチ目の2ピン目をとるまでが緊張します。

スラブフェイスということで登攀自体は単調になりがちですが、背には熊野灘と七里御浜が広がるロケーションで、青空に向かって白い岸壁を上る醍醐味はなかなかほかでは味わえません。

登攀終了後は15分ほどの歩きで烏帽子岩に到着します。展望のいい岩場で、大蛇峰、新鹿海岸、熊野灘、七里御浜が一望できます。

下山後には、熊野名産のミカンや魚を買い、帰路につきました。

(文=金丸勝実/『三重県の山』著者)

※編集部注:外岩でのクライミングにはさまざまなリスクが伴います。クライミング初心者、初級者だけで安易に取り付くことのないよう、注意してください。

宮崎県・親父山

寒さと風に苦戦しながらも感動の山旅

ブナの森は一面、霧氷でおおわれていました(写真=池田浩伸)

やっとたどりついた山頂(写真=池田浩伸)

12月23日、曇り

三尖~黒岳~親父山を縦走しました。この日は冬型の気圧配置で山にはガスがかかり、強い風も吹いていました。薄っすらと雪が積もった状態の登山口から30分も登ると景色は一変、真っ白の世界に変わります。ブナの原生林にはびっしりと霧氷がついていました。台風並みの強風が吹き付ける枝先では「エビのしっぽ」がどんどん発達しているようでした。

黒岳山頂1578m付近では岩も樹木も凍りつき、ロープを使って慎重に進んでいくような厳しい状況でしたが、見事な霧氷のトンネルには寒さも忘れます。歓声をあげながら、元気に雪山を楽しんできました。

(文=池田浩伸/登山ガイド)

宮城県・寒成山

七ヶ宿のマッターホルンと名づけました

寒成山全容。電線がうるさいですね(写真=長山昌子)

山頂から七ヶ宿湖と台形の阿里屋舘山を望む(写真=長山昌子)

12月25日、薄曇り

この日、日本海側は悪天につき太平洋側の寒成山(かんなりさん・622m)に向かいました。

仙台の泉ICで下り、七ヶ宿湖の手前から登山口を探します。林道ゲート前に駐車し、40分くらい林道を歩き、左の登山道に入ります。10分くらい歩いたあたりから山頂までずっと急坂が続き、右側は切れ落ちていたので緊張の連続でした。三角点のある狭い山頂から奥の不忘山は雲の中、七ヶ宿湖の右には阿里屋舘山がどっしりと座っています。気温は2℃。低くなってきた空から細かい雪がパラパラと落ちてきて冬の匂いがしてきました。

帰り道、振りかえって仰ぎ見ながら、「七ヶ宿のマッターホルン」と勝手に名づけました。登山口や登山道上に標識もない不思議な山でしたが、いい山でした。

(長山昌子/山形県/よく行く山:鳥海山、東北の山)

北八ヶ岳・北横岳

雪山デビューの友人を案内してきました

絶景ポイントから南八ヶ岳を望む(写真=増村多賀司)

七ッ池にて(写真=増村多賀司)

12月18日、晴れ

雪山デビューの友人を青空と樹氷の北横岳に案内してきました。

9時始発の北八ヶ岳ロープウェイに乗り、山頂駅を降りるとそこは真っ白な樹氷と青空の世界。坪庭の台地に上がると風が強く、頬に当たる雪が冬山の洗礼を与えてくれました。登山道は雪が積もっていて、凍結はしていません。軽アイゼンがあると楽です。

1時間ほどで山頂に着くと360度の大展望が広がりますが、強風と雪煙で立っているのがやっとでした。友人も、雪山の楽しさと厳しさを実感したようです。

北峰の山頂から少し進んだ絶景ポイントに行ったり、雪原となった七ッ池でランチをしたり、北横岳ヒュッテでコーヒーをいただいたり、と短い距離ですが北八ヶ岳の冬を堪能しました。

(増村多賀司/長野県/52歳/よく行く山:北アルプス、八ヶ岳ほか)

第七十五回

元旦の山で聞きたいシュトラウス(ヒルダ)

おれだって言われてみたい山の神(ブロッケンの妖怪)

なぜ山に? そこに温泉あるからさ(山形山人)

【寸評】

一句目、三週連続のヒルダさん。元旦のテントの中で聞くニューイヤーコンサートは、またひと味違うかもしれません。

二句目、ブロッケンの妖怪さんも正月ネタ、箱根駅伝ですね。お見事!

三句目、山形山人さん。かのマロリーも天国ではひょっとしたら温泉登山を堪能しているかも、と想像が広がる一句です。

【段位】ヒルダさんは「3000m級」に昇級です。ブロッケンの妖怪さんは「マカルー」に昇段。山形山人さんはエベレスト「C4」が目前・・・・・・!

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

なお、ご投稿いただいた方には1000m峰から始まる「山の川柳段位」を授与します。ふるってご応募ください。

『山女日記』

年末年始におすすめの山岳小説【短期連載3】

『山女日記』湊かなえ・著/幻冬舎文庫/650円+税/2016年8月5日発売/384ページ

年末年始、山に行かない(行けない)人は本を読もう!

そんなキャッチコピーで先々週にスタートした短期連載も最終回。今回ご紹介するのは湊かなえさんの『山女日記』です。

本作は8つの短編で構成され、それぞれに主人公が変わる、いわゆる群像劇スタイル。登場するのは結婚に迷ったり、華やかな過去を捨て去れなかったり、夫に離婚を切り出されたりと、誰にも言えない悩みを抱えた女性たち。

そんな悩みも、山では人に話せます。このあたりの描写がとてもうまい! 下界では話せないことでも、山では話すことができるという部分は、女性読者のみならず、男性読者もきっと共感できることでしょう。

また、悩みというものは、人に話すことで解決の糸口が見つかったり、あるいは気が楽になる、というのも多くの人が経験されたことだと思います。その場で悩みが解決されずとも、前を向いて進もうという主人公に寄り添いながら読めるのは、その舞台が山だからに違いありません。

湊かなえさんといえば、松たか子さん主演で映画化された『告白』など、ミステリーのイメージが強いのですが、本作で丁寧につむぎだされる暖かいストーリーは、ミステリーが苦手な方にこそ、おすすめしたいものです。

また、本書の文庫版には単行本には入っていなかった「カラフェスに行こう」が収録されています。カラフェスとは、皆さんご存知、ヤマケイ涸沢フェスティバルのこと。湊さんが実際にカラフェスに来られたときの経験をもとに描かれておりますので、どうぞお見逃しなく!

(文=佐々木 惣/週刊ヤマケイ編集部)

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」「よもやまばなし」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。また新たに「よもやまばなし」も募集します。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!


【よもやまばなし】

山で体験したちょっといい話や不思議な話、使って役立った装備や安全登山のための工夫、昔の登山の思い出などを募集します。お気軽にご投稿ください。こちらの投稿もペンネーム可です。文字数は400字以内でお願いします。


投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」「週刊ヤマケイ・よもやまばなし」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

登山の「まさか」に! レスキュー費用保険で、確かな安心を。

山岳遭難が増えています。無理のない日程、万全の装備、登山届、そして「レスキュー費用保険」。まさかの捜索・救助費用にしっかり備えて、安心登山を楽しみましょう!

登山やアウトドアスポーツなど、日本国内での野外活動中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用に対して保険金をお支払いする保険です。

※海での活動は除きます

保険料、補償、加入方法を見直して、さらに充実!

※平成28年4月20日より

日本アルプス各地や八ヶ岳などの主要な登山口への便利なアクセスとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。

電車・バスなどを乗り継ぐ面倒がなく登山口に到着できることから、夏・秋の登山シーズンにはたくさんの登山者にご利用いただいております。

日本山岳遺産基金賛助会員の(株)毎日企画サービスでは、今期も、厳冬期に雪山登山をご計画の方に向けて、「冬山登山バス」をご用意しました。

登山にかかる日数やコストの軽減をお考えの方は、登山装備のひとつとして、ぜひご活用ください。

なお、冬山登山は到底無理とお考えの方には、山カフェ女子プランをはじめ、安全に、楽に雪道歩きが楽しめるプランもご用意しました。

山小屋とのセット割引など、電子パンフレットでチェックしていただき、無理のないスケジュールで冬の山旅をお楽しみください。

2月25日、「日本山岳遺産サミット」を開催します

特別講演は「山でのクマとの新しいつきあい方」

日本山岳遺産基金では、未来に残したい日本の豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有する山岳地域を「日本山岳遺産」として認定し、環境保全活動や次世代育成活動を行っている団体に対して助成を行なっています。

2月25日(土)に開催する「日本山岳遺産サミット」では、2016年度の日本山岳遺産認定地および認定団体(本年度は美瑛富士・北海道/山のトイレを考える会、嘉穂アルプス・福岡県/嘉穂三山愛会)を発表し、認定団体の方々から活動状況のご報告をいただきます。

また本年は、クマの行動研究の第一人者、東京農業大学教授の山崎晃司先生をお迎えし、今年ニュースをにぎわせたクマをテーマに「山でのクマとの新しいつきあい方」と題した特別講演を行ないます。

開催概要は下記の通りです。参加希望の方は、HPから申し込みフォームに進み必要事項をご入力ください。みなさまのご参加をお待ちしております。

日本山岳遺産基金ニュース

1月29日、山梨県で「乙女高原フォーラム」開催

日本山岳遺産認定地の山梨県・乙女高原のフォーラムが1月29日に開かれます。テーマは「湿地のゆるキャラ!? 谷地坊主(やちぼうず)の不思議」。乙女高原には草の株がこんもり盛り上がり、「露天風呂に多くの人が肩までつかっている」ように見える場所があります。しかも、ただの人ではなく、長い毛がふさふさと伸びたゲゲゲの鬼太郎のよう。これを谷地坊主といいます。口や目を描くと、ゆるキャラみたいです。

今回は谷地坊主を作っているスゲという植物研究の第一人者、勝山輝男さんをゲストに迎えて、谷地坊主の不思議な生い立ちと、それが乙女高原に存在する意義を探っていきたいと思います。

***

日時:2017年1月29日(日)、13:00~15:30

場所:夢わーく山梨3階大集会室(JR中央線山梨市駅から徒歩7分)

主催:山梨市、山梨県、乙女高原ファンクラブ

定員:なし。事前申込み不要

参加費:無料

ゲスト:勝山輝男さん(1955年神奈川県横浜市生まれ。学生時代には山岳部に所属し年間100日以上山に入っていた。現在は神奈川県立生命の星・地球博物館学芸員。専門はカヤツリグサ科スゲ属植物の分類)

(文=植原彰/乙女高原ファンクラブ代表世話人)

『ワンダーフォーゲル』2017年2月号

徹底解説! いちばん知りたい山の2大技術

今回のワンダーフォーゲルの特集は「地図読みとロープワークQ&A123」。多くの登山者が最も知りたい登山技術である「地図読み」と「ロープワーク」。このふたつの技術について、基本中の基本から応用テクニックまで、合計123問のQ&A形式でわかりやすく解説します。第2特集は毎年恒例の新年企画「干支の山特集」。2017年は酉年、ということで、南アルプスの農鳥岳・西農鳥岳、奥多摩の雲取山・酉谷山の取材レポートをはじめ、全国各地の「鳥」「鶏」「酉」が名前につくいい山を編集部が探してきました!

https://www.yamakei.co.jp/products/2816914126.html

発売日:2016年1月10日/販売価格:926円+税/ページ数:146ページ/判型:A4変形判

2016年12月~2017年1月の新刊

商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『山の不思議発見 謎とき登山のススメ』 12/3 780円+税
『南谷真鈴 冒険の書』 12/3 1,200円+税
『ROCK&SNOW 074 冬号』 12/6 1,333円+税
『天空の山旅日記 七十路の一人歩き。日本の屋根を歩く』 12/9 2,700円+税
『ときめく縄文図鑑』 12/9 1,600円+税
ドキュメント『単独行遭難』 12/9 800円+税
『柴犬のひみつ』 12/9 1,200円+税
『山と溪谷』2017年1月号 12/15 1,111円+税
『なごみ猫 BEST SELECTION』 12/15 1,000円+税
『体験的登山技術論 脱初心者のための実践アドバイス』 12/16 780円+税
『ときめく和菓子図鑑』 12/16 1,400円+税
『怪魚ハンター』 12/16 900円+税
『溪語り・山語り 山人たちの生活誌』 12/23 900円+税
分県登山ガイド『宮城県の山』 12/23 1,900円+税
『ワンダーフォーゲル』2017年2月号 1/10 926円+税
『糞土思想が地球を救う 葉っぱのぐそをはじめよう』 1/13 1,400円+税
『山怪 弐』 1/19 1,200円+税
『いまから始める山スキー入門』 1/20 1,900円+税
『ときめく文房具図鑑』 1/20 1,500円+税
『岩と雪 Best Selection』 1/20 2,800円+税
ヤマケイ文庫『生と死のミニャ・コンガ』 1/20 950円+税
ヤマケイ文庫『時代別 京都を歩く』 1/20 880円+税


『山と溪谷』2017年2月号

単独行者らが培ってきた60の知恵や技術、思考

今月の特集は「単独行60の知恵」。自由で創造的な登山をする有効な手段であり、独力で登る充実感を与えてくれる単独行。その実践者に魅力や意義を聞き、単独行者らが培ってきた60の知恵や技術、思考を紹介します。第2特集は「究極のソロ登山者」。トランスジャパンアルプスレースの選手に学ぶ装備と知恵です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2817320080.html

発売日:2017年1月14日/販売価格:952円+税/ページ数:216ページ/判型:A4変形判

主な内容

①単独行 計画と実践

単独行の計画術

装備選び:高橋庄太郎さん、中島英摩さん、伊藤岳彦さん

これで解決!エマージェンシーグッズ

エキスパートの道具選び 冒険家 田中幹也さん

②単独行 実践と危機管理

ひとり歩きの道迷い防止術

単独行 私の行動テクニック

小屋オーナーが見た!こんな単独行者がアブナイ

単独行者たちのヒヤリハット体験

ドキュメント焼石岳の単独行遭難

エキスパートに学ぶ危機管理術

単独登山者の強い味方 最新救助要請システム

単独行 私の楽しみ方 山コーヒー、花、地質、地形、山岳展望、手書き地図、無線、スケッチ, etc.

私が単独行を選ぶ理由

単独行シミュレーションルポ 南アルプス

第二特集:究極のソロ登山者

トランスジャパンアルプスレースの選手に学ぶ装備と知恵

装備:削れる限界ラインを見極める

行動:スピードX継続時間を最大化する

休息:短時間でも安眠すれば回復する

補給:持ち過ぎないギリギリを攻める

ケア:故障の兆候を見逃さない

『葉っぱのぐそをはじめよう』

「糞土思想」が地球を救う

「世紀の奇書!」と各界で絶賛された『くう・ねる・のぐそ』。食べることばかりに関心をもち、排泄物には興味をもたない、表層的エコロジーブームへの強烈なアンチテーゼとして、多くの読者に支持され、いよいよ続編が刊行となりました。

今作は1章「葉っぱのぐそをはじめよう」、2章「お尻で見る葉っぱ図鑑」、3章「糞土思想」の3章から成ります。特に2章の「お尻で見る葉っぱ図鑑」では気持ちよくお尻を拭く葉っぱを大きさ、丈夫さ、質のやわらかさ、尻触りのよさ、しっかり吸着する拭取力など、さまざまな見地から分類。

またノグソへの批判や偏見にさらされてきた経験から「ノグソへの疑問と批判に答える」は、多くの方に読んでいただきたいと思います。

https://www.yamakei.co.jp/products/2816500390.html

著者:井沢正名/発売日:2017年1月13日/販売価格:1,400円+税/ページ数:208ページ/判型:A5変形判/ISBN:978-4-635-50039-5


株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦

©2016 All rights reserved. Yama-Kei Publishers Co., Ltd.

本誌は、できるだけ正確な情報を掲載するよう心がけておりますが、山行時はご自身で現地の最新情報のご確認をお願いいたします。