ツイート

今週末の「山のワンポイント天気」

ウェブサイト「山の天気予報」を運営し、メールでの天気予報配信も行なっている株式会社ヤマテンの気象予報士、河野卓朗さんによる解説です。今週末の山行に役立ててください。

******

先日、冬山未経験者とともに、蓼科山に登ってきました。女神茶屋の登山口から、4時間もあれば往復できる、手軽なルートです。上部まで樹林帯となっているため、風の影響をそれほど受けずに山頂直下まで登ることができます。この森林限界から山頂までは比較的すぐですが、この区間は吹きさらしになり、吹き付ける西風を受けながら、岩の表面で発達したエビの尻尾を見ることができます。初心者にとっては夏山とはひと味違う、新鮮な体験だったようです。人気の山ゆえ、自分でラッセルをしてトレースをつける楽しみはありませんが、ハイキング感覚で登れる良い山でした。

さて、今週末の天気ですが、全国的に冬型の気圧配置となり、日本海側や西日本の山岳を中心に、荒れた天気や大雪となるところが多い見込みです。ヤマテンでは、すでに大荒れ情報を一部の山岳に発表しております。

ヤマケイ登山教室の空見ハイキングが、2月18日(土)~19日(日)に北信・飯綱山&戸隠高原で行われます(飯縄山・戸隠高原は日程が変更になっております)。登山教室の詳細やお申込みは下記URLでご確認ください。

http://alpine-tour.com/japan/2016_10/010ta.html

また、3月27日(月)は新潟・角田山での空見ハイキングを予定しています(ハミングツアー企画・実施。近日発表予定)。カタクリや雪割草の大群落が見ごろの時期です。花と雲を愛でながら楽しく歩きましょう! いずれも講師はヤマテン代表の猪熊です。

(文責=河野卓朗)

******

「山の天気予報」(月額324円)

コーヒー1杯分のご利用料金で、全国18山域の山頂天気予報や大荒れ情報、予想天気図、ライブカメラ、雨雲レーダー、観天望気講座などが1ヶ月使い放題。メールでの天気予報配信登録もおこなえます。サービスの詳細やご登録方法につきましては、下記URLでご確認ください。

https://i.yamatenki.co.jp/

******

『山の天気にだまされるな!』

ヤマテンの猪熊隆之さんの著書『山の天気にだまされるな!』が好評です。一般の天気予報だけでは防げない気象リスクについて解説。猪熊さん自身が生徒を連れて登る「お天気ハイキング教室」の具体例などもとりいれて、わかりやすく解説しております。ぜひ一度、手にとってみてください。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815510190.html

山岳遭難防止術

登山ガイドが実体験から遭難防止を考える【連載23】

自分の判断は正しいとは限らない

先日、房総半島の鋸山で、道間違いをした登山者に遭遇しました。

このとき我々が登ったのは、車力道から派生する壁際コース。別名・アドベンチャーコースとも呼ばれる、ヤブや岩場も現われる健脚者向けの内容です。

連続する難所は順調に通過し、北西に延びる踏み跡の薄い支尾根を、赤テープの目印をたどりつつ頂上を目指していると、前方から3人組の女性が下ってきました。見るからに足取りは頼りなく、どう見てもこの先の難所を下るのに、十分な力量があるとは思えませんでした。心配に思って声をかけると、

「私たちは日本寺へ行きたいのです。この道で合っていますよね?」

とのこと。しかし日本寺への道は、頂上から南西に延びる明瞭な登山道です。もしや?と思った通り、この人たちは道間違いをしていたのでした。引き返したほうが良いことをお伝えし、我々と一緒に頂上に戻ることになったのですが、その間にリーダー役の人から壁際コースを下った経緯を聞くと、

「私たちは沢沿いコース(東からのコース)を登って頂上に着いたのです。そして頂上の反対側の道を進めば日本寺に行くはずと思っていました。赤テープも続いているので、この道で合っていると判断したのですが…。」

との返事。しかしその判断は、正しくなかったのです。

山頂からは単に反対方向に進めば良いという思い込みと、赤テープが正しい登山道を示しているという勘違い、さらに歩いている道に違和感を感じつつも行動を見直すという判断ができなかったことが、この3人の方の道間違いの原因だったといえるでしょう。

山では進路だけでなく、所要時間や天候などの判断が常に求められます。その都度、できるだけ多くの選択肢を思い浮かべ、ベストと思えるものを選んで行動していくことになります。

しかしその際に、思い込みや気づくべき事柄の見落としから、選択肢を狭めてしまうことがあります。そして経験不足や疲労感などから、安易な選択肢を選んでしまうこともあり得るでしょう。

結局、自分の判断は常に正しいとは限らず、思いがけない盲点があると考えるべきなのです。歩いていて違和感を感じたならば、必ずその場で立ち止まり、そこまでの自分の判断が正しかったのかどうかの検証が必要です。その際には自分の視点をより客観的にするために、地図を見るのも大切なことです。

なお判断をし、それを検証していく習慣というのは、日々積み重ねていかないと身につかないものです。日頃のハイキングなどでも、リーダー役の人に任せっきりにするのではなく、判断すべきところではメンバー全員がしっかりと考えていくことが、いざというときの安全に結びつきます。

地図を見るのは進路の判断だけでなく、所要時間などさまざまな事柄を判断していくために大切なことです(写真=木元康晴)

最悪の状況も考えて判断しよう

登山での判断で特に難しいのは、進退判断です。思い入れのある山に向かっていて、悪天候の到来や、アクシデントに遭遇したことなどによる時間切れの可能性を予測しても、登頂断念を決断できないという場面はありがちです。

この連載でも、日本百名山を目指す登山ツアーで、悪天候による登頂断念を考えるべき状況でも、それを受け入れてくれないお客様がいるという例を紹介しましたが、自分自身の登山でも、同様の判断を迫られたことは何度もあります。比較的最近の例では、2013年7月に目指したスイスのマッターホルンがそうでした。

このときは中途半端な残雪が多くて条件が悪く、ルートの中間地点に立つソルベイ小屋という避難小屋に到着するまでに要した時間は、標準コースタイムの3倍近く。ここから上を目指しても、登頂が難しいばかりか、危険な状況に追い込まれることも考えられました。けれどもこの登山をするために、時間と費用を費やし、国内でトレーニングも積み重ねてきたのです。本当に諦めるのか……と自問自答しましたが、ここでの時間のロスもまた、危険に結びつきます。残念ながらも登頂断念を決断し、ただちに下山を始めたのでした。

こういった場面で何よりも優先すべきは、安全です。せっかくのチャンスを無駄にしたくない、という思いはあるでしょうが、最悪の状況も考えて、無理な行動は回避したいものです。

(文=木元康晴/登山ガイド)

日高山脈・野塚岳

沢筋のルートは常に雪崩の危険性があります

1220mのコルで休憩。トヨニ岳を眺める(写真=谷水 亨)

山頂よりオムシャヌプリの双耳峰の向こうには太平洋が見えた(写真=谷水 亨)

2月4日、快晴、トレースなし

厳冬期の日高山脈は、北海道のなかでも厳しい自然環境といえるでしょう。日高山脈南部のアポイ岳でも標高50mで高山植物が生息し、標高500mでハイマツ帯になるくらい、常に東西からの海風が吹き荒れるため、本州の2000m級の厳しい自然環境に近いといわれています。今回登った野塚岳(1352m)も頂上から襟裳岬をはさんだ東西の太平洋が見られ、冷たい強風が常に吹いている山です。

しかし、この日は天気予報で風も弱く快晴の予報のため、日高山脈を選びました。野塚岳は国道236号野塚トンネル(十勝側)からのアプローチで、尾根伝いや様々な沢筋から登ります。幸い、駐車場で出会ったスキーヤーと御一緒することになり、経験のないルートから登ることができました。

本峰と西峰との稜線コルにダイレクトで沢筋から目指します。ここは特に左右の沢筋から雪崩が発生し、デブリがいたるところに見られます。しかし今回は雪も安定し、デブリもないことから、野塚岳直登尾根に取り付くことなく、最後まで登り詰めました。終始モナカ状態の30~40cmのラッセルを交代しながら登ります。同行スキーヤーの驚くべき体力に助けられながら、2時間で稜線コルへ到着できました。しばし休憩し、私だけアイゼンに履き替えて頂上を目指します。頂上へは20分で登り、風景を独占。時折吹く強風に耐えながら30分滞在しましたが、稜線コルでは無風になり、昼食をとりながら日光浴を楽しみました。

下りの滑走は急勾配にもかかわらずモナカ状態の雪質がブレーキになり、私にとってはほどよいスピードで下りてこられました。

なお、沢筋のルートは常に雪崩の危険性がありますので、天候、1週間前からの降雪状態、ピットチェック、回りの状況をもとに安全確認することが大切です。尾根ルートも何本もありますので、無理せず冬山を楽しまれることを望みます。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

蔵王連峰・刈田岳

樹氷原を歩く

雪原の向こうは刈田岳(写真=福井美津江)

積雪量が少ないためか今季は木が高く感じる(写真=福井美津江)

2月5日、晴れ

宮城蔵王すみかわスノーパークから歩き始めました。

まずは蔵王エコーライン南側の刈田峠へ立ち寄り。刈田岳や南蔵王の山々を眺めながら樹氷原を歩きました。「樹氷原」といっても、樹氷は少なく、雪が木の枝にのっているだけの状態も多いようです。気持ちのいい雪原を満喫したら北側へ。蔵王エコーラインを横切り、刈田岳へ登ります。

登山者のほか、樹氷観光用雪上車で上がってきた観光客や、スキー・スノーボードの滑降を楽しむ人などさまざまな目的の方々で刈田岳はにぎわっておりました。

刈田岳山頂は風があったので避難小屋で休憩しようとしましたが、小屋の中はとても寒く、小屋の東側の外の方が、風も避けられて休憩に適していました。

(文=福井美津江)

妙高・関温泉

バックカントリースキーを満喫しました

パウダースノーの斜面、後方は妙高山(写真=畠山茂信)

深くはありませんがパウダースノーを滑降中(写真=畠山茂信)

2月4日~5日、4日快晴、5日曇りのち雪

関温泉は妙高山の麓にあり、豪雪地帯として知られ、この日の積雪は約5mとなっています。スキー場は今年開設100年を迎え、そのパウダースノーを目当てに海外からも多数のバックカントリー愛好者が訪れています。今回は地元出身の友人に案内され、スキー場北側の斜面でバックカントリースキーを楽しみました。

雪崩の危険があるのでリフト事務所で斜面の状況を確認した後、誰も滑っていないパウダースノーを探しては斜面を滑り下り、休暇村妙高のスキー場へ下って関温泉に戻ります。

初日は5回、若干ルートを変えてはいろいろな斜面を楽しみました。この日は快晴で、青空に映えるパウダーランの雄姿を写真とビデオに収めました。下山後は、関温泉の大変おいしいトラットリアでワインを楽しみました。

翌日は午前中に同じ北側斜面を2回滑りましたが、下山直後から雪が降り始め、まもなく本降りになりました。いいタイミングで下山できてよかったと思います。

(文=畠山茂信)

北アルプス・蒲原山

真っ白に輝く北アルプスの山々

蒲原(がまはら)山1629m峰から雪倉、朝日岳方面を望む(写真=増村多賀司)

日本海、雨飾山、焼山、妙高山を見ながら滑る(写真=増村多賀司)

2月4日、晴れ

糸魚川市木地屋集落の上から、スキーにシールを付けて歩き始めました。杉林のなか、蓮華温泉への林道をショートカットしつつ台地に上がったら木地屋川を渡ります。一箇所、倒木の上に雪が積もってスノーブリッジになっていました。スノーブリッジがないとさらに上流に向かって徒渉点を探すことになります。

一難場山への斜面に取り付いてブナの森のなかを登ります。巨木クラスのブナが点在していて、圧倒されました。

稜線に出ると大展望が広がり、姫川の谷の向こうには雨飾山や妙高山、焼山が連なっています。背後には日本海も見えています。どこが山頂かわからない一難場山を通過してひと登りで蒲原山の北のピーク(1629m)となります。

本日の登りはここまでとしました。植生はダケカンバからオオシラビソなどの背の低い針葉樹になっています。ここから南には風吹大池のある横前倉山や雪倉岳、朝日岳など、北アルプス最北の山々が真っ白に輝いているのが見えます。栂海新道の山々の向こうは、遠く能登半島まで確認できます。

帰りは登りのトレースに沿って気持ちのいい滑りを堪能しました。快晴ですが気温が低かったので、パウダーが残っていたようです。

(文=増村多賀司/写真家)

中央アルプス・神坂峠

奈良時代初期に整備された古道の峠へ

霧氷の街道を進みます(写真=原 誠一)

ヒップソリを楽しみました(写真=原 誠一)

2月2日、晴れ

中央アルプスを東西に横断する神坂峠(みさかとうげ)は、古代東山道最大の難所として知られています。東山道は、奈良時代初期には主要幹線道路のひとつとして整備され、都と東国や陸奥をつないでいました。今回のスノーシューツアーは、その神坂峠を目指します。

ヘブンスそのはらスノーワールドのロープウェイ、リフトで展望台まで高度を稼ぎ、林道から歩き始めました。

林道をしばらく進んでからパノラマコースに入り、恵那山の県境尾根との分岐までくると、何箇所もクラストした斜面がでてきたので、所々でソリ滑りを楽しみました。

神坂峠では、萬葉集の防人(さきもり)の和歌「ちはやぶる神の神坂に幣(ぬさ)まつり斎(いわ)う命は母父(おもちち)がため」を詠唱して、奈良時代に防人が、この峠で旅の安全を祈願したことに思いを馳せました。

帰路は林道を歩き、ヘブンスそのはらへ戻りました。

(文=原 誠一/アルプスネイチャークラブ・登山ガイド)

奥多摩・払沢の滝と浅間嶺

氷結した滝と展望の山へ

払沢(ほっさわ)の滝にて(写真=中村重明)

浅間嶺(せんげんれい)からの下り。奧は大岳山から延びる稜線(写真=中村重明)

2月4日、晴れ

奥多摩の払沢の滝と浅間嶺を訪ねました。

払沢の滝は本年1月17日のヤマケイオンラインの記事「冬ならではの景色、氷の神殿「氷瀑」を見に行こう!」でも紹介されていましたが、冬場は氷結する滝で、駐車場ないしバス停から片道15分ほどで見に行くことができます。日本の滝百選のひとつにも選ばれています(東京都では唯一)。この日の結氷率は15%ほどと低かったものの、なかなか見応えがありました。

※払沢の滝の結氷率

http://hinohara-kankou.jp/keppyou/

滝からいったん駐車場に戻った後、「浅間尾根道」をたどり浅間嶺を往復しました。浅間尾根道は「甲州中道」とも呼ばれ、江戸と甲州を結ぶ要路のひとつだったとのこと。車道や林道も通りながらの歩きやすい行程です。ただし、標高800m付近から上は積雪や凍結もありました。この日は、滑り止めは使わずに済みましたが携行したほうが良いと思います。

山頂まで展望はあまり無いものの、山頂からは、南側に富士山と丹沢山塊、北側には御前山~大岳山~日の出山の素晴らしい展望が得られました。

(文=中村重明)

南高尾山稜・中沢山

澄んだ冬空と白銀の富士山

三井水源林から稜線に出て、左折して登っていくと、中沢山へ。観音像が丹沢山塊を見下ろす(写真=白井源三)

中沢山のビューポイントにて。眼下に津久井湖、大山から広がる丹沢山塊と前衛の石老山の後方に富士山が顔を出す(写真=白井源三)

2月3日、晴れ

2015年出版の『雪の近郊低山案内 関東版』(山と溪谷社)で執筆した中沢山を、降雪の前に登山路点検を兼ねて登りました。

神奈川県が整備している水源の森開発の山域である三井水源林は当初、3コースが設置されていましたが、急斜面のためその後、崩壊が進み、ほかのルートはロープが張られ、いまは「急坂コース」だけが利用されています。2年前、神奈中西バスがJR横浜線と京王線の橋本駅から三井・中沢経由三ヶ木行路線を新設。「尾崎記念館バス停」を下車(マイカ―登山者には、この先の又野運動場に駐車場があります)。名手橋を渡り、閑静な名手の集落、東光寺上部から登山路が始まります。

杉林から「急坂コース」を登ると30分後、斜面が落葉樹に変わり、ベンチが置かれた休憩地に着きます。前面の樹林が成長していました。さらに高度を上げて稜線に出ます。左に10分ほどで登山路から右に詰めると、展望のきかない中沢山山頂へ到着です。観音像が丹沢山塊を見下ろしていました。

南高尾山稜はこのまま、北へ大洞山から国道20号を渡り奥高尾山稜へ続きます。最近、奥高尾山稜からここ南高尾山稜を縦走する登山者が増えています。

中沢山から引き返すと、狭い台地に有志が設置したベンチが置かれたビューポイントに出ます。眼下に津久井湖が光り、丹沢山塊の下には津久井の町並みが広がります。右に石老山が前衛の山となり、後方に澄んだ冬空に白銀の富士山が顔を出していました。

下山は稜線を峰ノ薬師側へ向かいます。巻道の分岐をピークへ登っていくと、左にベンチが置かれ、陣馬山から高尾山まで展望できました。下っていくと、テーブルとベンチが作られていました。

杉の樹林帯を進むと、出発した名手に戻る下山路に出る西山峠へ出ます。この道は往時、津久井側と高尾側を結ぶ生活路となっていました。途中、金毘羅宮が建っています。

さらに進み、草戸山から高尾へ下る三沢峠を通過。峰ノ薬師から下山して「峯の薬師入口」バス停から橋本駅へ戻りました。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

鎌倉アルプス・源氏山

おすすめの社寺と、そこで見られる花について

長谷寺下境内の池畔の梅(写真=石丸哲也)

左から時計回りに荏柄天神社の寒紅梅、源氏山公園から望む六国見山から半僧坊の山なみ、大仏坂コースから逗子方面の展望、報国寺の石仏(写真=石丸哲也)

1月7日、28日、両日ともに快晴

中級山岳や高山は雪の冬山シーズンですが、東京近郊の低山ではロウバイや梅が咲いて、早くも春の気配を感じることができます。最高地点でも標高157m、行程も短いハイキングコースが多い鎌倉ですが、寺社や民家に花と歴史をたずね、海の眺めも楽しめるなど、1日たっぷり楽しめます。特に鎌倉アルプスと呼ばれる天園ハイキングコースからいったん鎌倉駅か北鎌倉駅付近に下り、源氏山へ登り返して、大仏坂コースで大仏、長谷寺をたずねれば充実したコースとなります。この時期のおすすめの社寺とおおまかなコースを記すので、参考にしてプランを練っていただければと思います。社寺名の後のカッコ書きは、その社寺で見られる花です。

まず、鎌倉駅からバスに乗り、浄妙寺バス停下車。竹の寺として人気の報国寺(梅、ロウバイ、椿)、浄妙寺(梅、ロウバイ)に詣でて、鎌倉宮から瑞泉寺(梅、スイセン、ロウバイ)からハイキングコースに入ります。

大平山と半僧坊の中ほどの分岐で尾根道と別れて南へ下り、荏柄天神社(梅)から鶴岡八幡宮(梅、冬牡丹)、寿福寺か化粧坂経由で源氏山に登り、大仏坂コースで長谷寺(梅、ロウバイ、ボケ、十月桜)に詣でて、江ノ電の長谷駅がゴールとなります。長谷駅から南へ数分で由比ヶ浜海岸へ出ることもできます。

正月(1月7日)と先々週末(1月28日)に歩いて確認した花の咲き具合に最新の情報も加えると、全体にロウバイは見ごろ過ぎ、スイセンはややピーク過ぎですが見ごろが続いている状態。梅は早咲きの寒紅梅がピークを過ぎるも、中咲きの白梅や紅梅は見ごろに入りつつあるところという感じです。どこも花の数はそれほど多くないですし、施設によって花期がずれるものもあるので、複数の社寺を巡るようプランを立てると、はずれが避けられます。コース付近では、ほかに明王院、東慶寺、浄智寺、海蔵寺なども花の多い寺院です。

また、3月19日(日)まで23寺院で特別参拝が実施されます。ふだんは拝観できない本堂拝観、僧侶と巡る特別参拝などがあります。約半数は自由参拝ですが、半数は8日前までに往復ハガキで申しこむ必要があるので、スケジュールをチェックして、早めにプランを立てるとよいでしょう。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

長野県・御座山

大展望の山頂へ

立派な氷瀑に成長した不動の滝(写真=川﨑拓兵)

山頂からの眺望は素晴らしいのひとこと(写真=川﨑拓兵)

2月4日、晴れ

御座山は金峰山や瑞牆山が近く、長野県ではありますが、群馬や山梨の県境に近い場所に位置しています。今回は南側の栗生から入山しました。

このあたりは、積雪はそれほどでもありませんが冷え込みは顕著です。登山口から中間ほどにある不動滝は、夏場は水量の少ない滝ですが、冬こそ素晴らしい氷瀑となります。山頂直下には避難小屋があり冬場も利用できますが、日帰りの登山者がほとんどです。その小屋までは樹林帯のなかをずっと歩き、山頂部分の岩が稜線の視界をさえぎり、山頂に出るまではまるで目隠しされているような雰囲気です。

ところが、いざ山頂からの展望は「素晴らしい」のひとこと。金峰山、瑞牆山、浅間山、八ヶ岳、そして北アルプスが一望できます。

下山後の温泉は南相木温泉「滝見の湯」が最適ですが、2月28日までリニューアル工事で臨時休館のため、入ることができませんでした。

(文=川﨑拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

滋賀県・箱館山

銀嶺の伊吹山や琵琶湖の印象的な景色

トレースをつけるのが勿体ないような森(写真=山口敬二)

最後は琵琶湖と伊吹山を眺めながらスキー場へ戻ります(写真=山口敬二)

2月4日、晴れ

琵琶湖を見下ろす箱館山は、冬はスキー場としてにぎわいます。今回は夏のユリ園を巡るハイキングコースをスノーシューで散策してきました。

新たに降り積もった雪でコースは不明瞭でしたが、地図を片手に尾根を下り、目的の淡海湖(処女湖)を目指しました。帰りは美しい新雪の谷筋を上がり、クロスカントリースキーのコースに沿って周回してきました。

この日は素晴らしい天気で、青空の下では銀嶺の伊吹山や琵琶湖に浮かぶ竹生(ちくぶ)島が印象的な風景でした。

(文=山口敬二)

岡山県・ギラガ仙

広大な恩原高原のスノートレッキングを楽しみました

恩原牧場を奥へ(写真=舩越 仁)

霧氷のギラガ仙頂上(写真=舩越 仁)

2月3日、曇り

恩原高原スキー場のパノラマ第2ペアリフト(260円)で高度を一気に150m稼ぐと、そこには真っ白な大雪原が広がっています。スキーヤーやボーダーたちはゲレンデを下り、奥の三国山方向に向かうのは私たち二人だけです。新雪でお色直しした、クラスト気味の雪面はスノーシューハイクに最適です。

恩原高原の大部分は恩原牧場で、放牧柵の頭がほんの少しのぞいています。全体的には上りの緩やかな白い丘陵をいくつも越えて行きます。約2kmで牧場を抜け、まばらな樹林帯に入ります。緩やかとはいえ高度を上げた証拠に、それまでは無かった霧氷が現われ始めました。東側に立派な雪庇も張り出しています。

恩原牧場を抜けて3つ目のピークが、標識も何もないギラガ仙です。あと20分の場所にある三国山は今回パスして、この山域最高峰のギラガ仙でUターンとしました。この日、この山にはほかに単独行の男性ひとりと、別ルートから登って来た私の友人夫妻がありました。

(文=舩越 仁/みつがしわ山の会)

福岡県・貫山

素晴らしいカルスト台地の光景

平尾台で二番目に大きなドリーネである小穴を眼下に先をめざす(写真=長谷川守克)

平尾台のシンボル岩のキス岩越しに英彦山・鷹ノ巣山を望む(写真=長谷川守克)

2月3日、晴れ

冬晴れを利用し、山友と九州百名山にも選定されている平尾台の最高峰である貫山周辺を歩いてきました。

コースは茶ヶ床園地を基点に四方台を経て貫山に登頂した後、平尾台のシンボル岩であるキス岩に立ち寄り、茶ヶ床園地に戻る周回としました。この時季としては風もなく暖かいなか、大平山南斜面に広がる羊群原を眺めながら先をめざすと四方台に到着。ここで休憩です。

その後、急登道をひとがんばりすると、貫山山頂に到着しました。冬陽を浴びながら展望を楽しみ、昼食をとっていると陽気に誘われたのか多くの登山者が山頂をめざしてきました。出会った登山者としばらく山談議に興じた後、下山を開始。

動かない羊の群れに見える無数のピナクルを眺めながら歩を進めると、キス岩に到着し、しばし鑑賞の後、先をめざすとゴール地点の茶ヶ床園地に到着しました。

今回平尾台歩きが初めての山友は、好天の下、素晴らしいカルスト台地の光景を眼にすることができ、感動したとのことでした。

(文=長谷川守克)

山形県・羽黒山

修験道の山を歩く

もうすぐ標高414mの羽黒山頂(写真=長山昌子)

春に修験者達が修行を行う祓川(写真=長山昌子)

2月5日、曇り

前夜の雨が朝の冷え込みで凍った、羽黒山表参道の雪道。安全のためアイゼンをつけました。薄日が射してきましたが、気温は1℃です。

須賀の滝を右に見て赤い神橋を渡ります。両脇に並ぶ大杉の雪はみんな落ちて例年より積雪が少なく、元旦には2446段の石段が少し顔を出していましたがこの日は1m強の雪に埋もれていました。

清やかな空気を通してキツツキが餌を探しているのかコンコンという音が山に響き、生き物の体温を感じました。

国宝五重塔を左に見送り、三神合祭殿のある山頂に着きます。山頂から杉並木の足跡のない古道をカンジキに履きなおして荒沢寺前の車道におり立ちました。

ご祈祷する方は合祭殿にちらほらいらっしゃいましたが、雪道は登りも下りも貸し切りの山でした。

(長山昌子/山形県/よく行く山:鳥海山、東北の山)

猪苗代・名倉山

素晴らしい眺望が得られました

名倉山頂から会津東山の眺望。幻想的な風景だ(写真=本田康雄)

名倉山頂からの磐梯山遠望(写真=本田康雄)

1月29日、晴れ

猪苗代湖の北岸を通る国道49号線に迫り出すように名倉山があります。標高644mと低い山ですが、冬のスノーシュートレッキングには人気があります。その理由は、夏は藪こぎに難儀して容易に入り込めあにところですが、冬は雪に覆われて歩けるようになるからです。さらに、低山ながらも頂上からの眺望が予想以上によく、また唯一猪苗代湖に浮かぶ翁島が眼下に望めることも人気の理由です。見下ろすその島の姿はクジラのように見え、驚きを感じるとともに、不思議な思いもします。

1月中旬から日本各地での大雪情報が流れましたが、こちら会津地方も連日大雪警報で、とても山登りができる状況ではありませんでした。寒気のひと休みとなったこの日、待望の晴れ間の機会を捉えて山仲間を誘って勇躍行ってきました。おかげさまで絶好の日和の下、素晴らしい眺望が得られ、今年の初登りは満足の一日となりました。

(本田康雄/福島県/69歳/よく行く山:福島県および近県の山など)

北八ヶ岳・北横岳

初めての雪山歩き

北横岳山頂からの蓼科山(写真=山田芳生)

北横岳から南八ヶ岳連山を望む(写真=山田芳生)

2月3日、快晴

同い年のふたりで冬の北横岳(2480m)に行ってきました。北八ヶ岳ロープウェイで標高2230mに到達しますので、実際の高度差は250m程度です。平日にもかかわらずたくさんの方が訪れており、ガイド山行と思われる集団も何組かいらっしゃいました。

坪庭から北横岳ヒュッテまでは特に危険を感じるところはありませんでした。しかしながら、頂上では風があり帽子が飛ばされました。なんとか回収できる場所にとどまってくれたので助かりましたが、注意が必要かもしれません。

(山田芳生/兵庫県/62歳/よく行く山:六甲、長野の山)

北八ヶ岳・蓼科山

北横岳登山の翌日は蓼科山に登りました

蓼科山の山頂直下にて。空のブルーが見事です(写真=山田芳生)

蓼科山山頂から望む北アルプス連峰(写真=山田芳生)

2月4日、快晴

北横岳に登った翌日、学生時代の山仲間にガイドしてもらい、三人で蓼科山(2530m)に行ってきました。スズラン峠手前の駐車場から蓼科山を直登ピストンするルートです。

当日は雲ひとつない晴天で、登山中も周囲の山なみが非常に美しく、蓼科山の山頂では360度の景観を楽しむことができました。

凍結している場所もなく、アイゼンとストックで登ることができ、不安な箇所は特にありませんでした。頂上では少し風があるなというくらいで、南側の斜面では風もさえぎられて暖かく、前日に登った北横岳や少し離れた南八ヶ岳を眺めながらゆっくり昼食をとることができました。

今回初めて2500mを超える冬山に登りましたが、冬山の顔は様々で、厳しさやそれぞれの美しさがあると思います。今回はいちばん優しい顔の冬山を楽しめたのではないかと思いました。

(山田芳生/兵庫県/62歳/よく行く山:六甲、長野の山)

中央アルプス前衛・傘山

迫りくる中アの雪稜と南アルプスのパノラマ

中央アルプス仙涯嶺。間近に見るとギザギザの山稜がいっそう際立ちます(写真=太田正孝)

南アルプスのパノラマ。甲斐駒ヶ岳から赤石岳まで一望できます(写真=太田正孝)

2月3日、快晴

傘山(からかさやま・1542m)は伊那谷の飯島町にあり、山名にちなんで傘寿の祝に登る人もいるそうです。

私は77歳なので2年前倒しですが、今回友人とふたりで御嶽山・傘山登山口から登り、町民の森登山口へ周回してきました。

登山道は歩きやすく安全で、案内標識もしっかり設置されています。この日の積雪は思ったより少なく、多いところでも20cmくらいなので軽アイゼンで充分でした。

登り着いた山頂からの眺望は感動ものでした。中央アルプスの仙涯嶺、南駒ヶ岳、田切岳、空木岳などの雪稜が眼前に押し迫ってくるような迫力です。東側には、南アルプスの北から南までさえぎるものなく一望です。快晴無風の山頂で1時間半近くも過ごしてしまったのは、眺望に魅了された証だと思います。

(太田正孝/愛知県/77歳/よく行く山:岐阜、長野、三重、静岡の山)

岐阜県・鍋平高原、平湯の森

晴天に恵まれ大自然を満喫したスノーシューハイキング

笠ヶ岳をバックに鍋平高原で記念写真(写真=八木茂良)

新穂高ロープウェイ西穂高口駅展望台からの槍ヶ岳(左奥)と西穂高岳(右)(写真=八木茂良)

1月28日~29日、晴れ

愛知スポーツの祭典・スノーフェスティバルに参加し、平湯温泉に宿泊してスノーシューハイキングを楽しみました。

初日は新穂高ロープウェイの鍋平高原を歩き、そのあとはロープウェイで西穂高口駅まで登り、展望台からの大パノラマを満喫しました。鍋平高原は先日の大雪で雪不足も解消し、快適なスノーシューハイキングが楽しめました。雲ひとつない快晴で、笠ヶ岳や抜戸岳を間近に見、木立の間から槍ヶ岳を遠望しながらのハイキングでした。

二日目は平湯の森で動物の足跡や木の生態についてガイドの方の説明を聞きながら歩きます。その後、平湯大滝まで散策し、半分以上凍った滝を見物しました。

(八木茂良/静岡県/69歳/よく行く山:東海地方の花の山、南アルプス)

第八十回

山はいいな何年たってもそのまんま(かるがも)

投稿が無いと、どうした? 遭難か?(あられちゃん)

先にどうぞトレース期待の下心(にいしばG)

【寸評】

一句目、昨年8月以来、久しぶりのかるがもさん。「年々体力が低下、昔に戻りたい」とのコメント付きで投稿いただきました。昔には戻れませんが、体力は取り戻す方法がいろいろあります。私もがんばるので、かるがもさんもがんばりましょう!

二句目、いつも明るいあられちゃん。週末にFacebookへ投稿することで生存確認されている、とのこと。心配してくれるのはありがたいんですけどね(笑)

三句目、にいしばGさん。だいたい先頭でラッセルしていると息がきれて、ぜーぜーはーはーしますが、「お先にどうぞ」のときだけは、下心が見えないよう、なるべく息を整えて言ってしまいますよね。

【段位】かるがもさんは「2000m級」に、あられちゃんは「6000m級」にそれぞれ昇級。にいしばGさんはエベレスト「C3」を出発です!

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

なお、ご投稿いただいた方には1000m峰から始まる「山の川柳段位」を授与します。ふるってご応募ください。

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」「よもやまばなし」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。また新たに「よもやまばなし」も募集します。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!


【よもやまばなし】

山で体験したちょっといい話や不思議な話、使って役立った装備や安全登山のための工夫、昔の登山の思い出などを募集します。お気軽にご投稿ください。こちらの投稿もペンネーム可です。文字数は400字以内でお願いします。


投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」「週刊ヤマケイ・よもやまばなし」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

登山の「まさか」に! レスキュー費用保険で、確かな安心を。

山岳遭難が増えています。無理のない日程、万全の装備、登山届、そして「レスキュー費用保険」。まさかの捜索・救助費用にしっかり備えて、安心登山を楽しみましょう!

登山やアウトドアスポーツなど、日本国内での野外活動中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用に対して保険金をお支払いする保険です。

※海での活動は除きます

保険料、補償、加入方法を見直して、さらに充実!

※平成28年4月20日より

日本アルプス各地や八ヶ岳などの主要な登山口への便利なアクセスとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。

電車・バスなどを乗り継ぐ面倒がなく登山口に到着できることから、夏・秋の登山シーズンにはたくさんの登山者にご利用いただいております。

日本山岳遺産基金賛助会員の(株)毎日企画サービスでは、今期も、厳冬期に雪山登山をご計画の方に向けて、「冬山登山バス」をご用意しました。

登山にかかる日数やコストの軽減をお考えの方は、登山装備のひとつとして、ぜひご活用ください。

なお、冬山登山は到底無理とお考えの方には、山カフェ女子プランをはじめ、安全に、楽に雪道歩きが楽しめるプランもご用意しました。

山小屋とのセット割引など、電子パンフレットでチェックしていただき、無理のないスケジュールで冬の山旅をお楽しみください。

2月25日、「日本山岳遺産サミット」を開催します

特別講演は「山でのクマとの新しいつきあい方」

日本山岳遺産基金では、未来に残したい日本の豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有する山岳地域を「日本山岳遺産」として認定し、環境保全活動や次世代育成活動を行っている団体に対して助成を行なっています。

2月25日(土)に開催する「日本山岳遺産サミット」では、2016年度の日本山岳遺産認定地および認定団体(本年度は美瑛富士・北海道/山のトイレを考える会、嘉穂アルプス・福岡県/嘉穂三山愛会)を発表し、認定団体の方々から活動状況のご報告をいただきます。

また本年は、クマの行動研究の第一人者、東京農業大学教授の山崎晃司先生をお迎えし、今年ニュースをにぎわせたクマをテーマに「山でのクマとの新しいつきあい方」と題した特別講演を行ないます。

開催概要は下記の通りです。参加希望の方は、HPから申し込みフォームに進み必要事項をご入力ください。みなさまのご参加をお待ちしております。

『新編 裏山の博物誌』

里山の価値に光を当てた名著復刊!

陣場山麓・相模湖畔に移住した都会育ちの山岳写真家が、裏山の自然に学び、遊ぶ十二ヶ月。縁に包まれたウラヤマに、ひっそりと息づく草や樹々、鳥や小さな虫たち―。相模湖をめぐる風光を舞台に、身近にありながら気を止めることも少ない生き物たちのユニークな生態や四季の移ろいを、鋭い観察眼と繊細な感性で綴った文学の香り高い自然観察エッセイ。

新編のあとがきで記された、文字通り著者がからだを張って闘ってきた自然保護活動の歴史も必読です。

https://www.yamakei.co.jp/products/2816420450.html

著者:三宅 修/発売日:2017年2月3日/販売価格:1,300円+税/ページ数:328ページ/判型:四六判/ISBN:978-4-635-42045-7

2017年1月~2月の新刊

商品名 発売日 販売価格(本体価格)
『ワンダーフォーゲル』2017年2月号 1/10 926円+税
『糞土思想が地球を救う 葉っぱのぐそをはじめよう』 1/13 1,400円+税
『山怪 弐』 1/19 1,200円+税
『いまから始める山スキー入門』 1/20 1,900円+税
『ときめく文房具図鑑』 1/20 1,500円+税
『岩と雪 Best Selection』 1/20 2,800円+税
ヤマケイ文庫『生と死のミニャ・コンガ』 1/20 950円+税
ヤマケイ文庫『時代別 京都を歩く』 1/20 880円+税
『新編 裏山の博物誌』 2/3 1,300円+税
『追憶の山々』 2/3 1,500円+税
『東海周辺トレイルランニングコースガイド』 2/10 1,900円+税
『山と溪谷』3月号 2/15 952円+税
『ときめく花図鑑』 2/17 1,600円+税
『復刻・穂高岳の岩場』 2/17 4,600円+税
ヤマケイ文庫『紀行とエッセーで読む 作家の山旅』 2/17 930円+税
分県登山ガイド『滋賀県の山』 2/17 1,900円+税
分県登山ガイド『神奈川県の山』 2/17 1,900円+税
『山岳遭難は自分ごと』 2/24 820円+税
『バイクパッキングBOOK 軽量パックシステムが創る新しい自転車旅』 2/24 1,800円+税
『アドベンチャーレースに生きる!田中正人×田中陽希』 2/24 1,300円+税
ヤマケイ文庫『若き日の山 串田孫一』 2/24 800円+税
分県登山ガイド『長崎県の山』 2/24 1,900円+税
『日本の屋敷林文化-美しい樹木景観を求めて-』 2/27 5,300円+税
『ニッポン縦断だより 佐多岬から宗谷岬までの100日間徒歩の旅』 2/27 2,000円+税


株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集長
久保田賢次
編集スタッフ
佐々木惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦

©2017 All rights reserved. Yama-Kei Publishers Co., Ltd.