ツイート

今週末の「山のワンポイント天気」

ウェブサイト「山の天気予報」を運営し、メールでの天気予報配信も行なっている株式会社ヤマテンの気象予報士、猪熊隆之さんと小林充さんによる解説です。今週末の山行に役立ててください。

******

今週は東京、富士山麓と出張に出ておりました。電車に乗りながら、桜前線を追い越したり、追い抜かれたりするのを見るのも楽しいものです。12日現在、中央線では長坂付近、富士急行では寿付近まで開花しており、標高700m前後を上昇中?といった感じでしょうか。満開は大月、勝沼、韮崎あたりです。私のいる信州でも松本城では開花が大分進み、高遠城址公園も10日に開花宣言が出ました。ヤマテンのある八ヶ岳西麓でも3月下旬からの度重なる降雪にも負けず、今日ウメが開花しました。このあたりは標高が高いので桜の開花はもう少し先になりそうです。

(文責:猪熊隆之)

今週末の天気ですが、土曜日は南高北低型の気圧配置が続くため、北日本では西風が強く、やや荒れた天気となる見込みです。西日本も次第に雨が降りやすくなりますが、東日本では日中の天気の崩れは小さいでしょう。気温は高めで、多雪地では雪崩や雪庇の崩落などに注意が必要です。

日曜日は弱いながらも高気圧に覆われるため、西日本から東日本の天気は登山日和となりそうですが、北日本では北から天気が崩れ、北海道では雪になる恐れがあります。

湿った空気や気圧の谷の影響で、今週末は変わりやすい天気になりますので、最新の気象情報をチェックして、登山へ出かけてください。

(文責:小林 充)

******

5月10日(水)は大菩薩嶺での空見ハイキングが予定されています。首都圏から近い2000m峰の大菩薩嶺は、日帰りで稜線歩きを楽しめる山です。関東地方と甲信地方をわける分水嶺を成し、笹子トンネルを抜けると、それまでの曇天が嘘のように晴れ渡ることがあるように、天気の境界にもなります。風向きによって変わる天気を実感しながら、明るい稜線を歩きます。講師はヤマテンの気象予報士、渡部さんです。ツアー詳細はこちらをご覧ください。これ以外にも2017年度上期の空見ハイキングや各種講習会、講演会の日程が決定しています。詳しくはこちらをご覧ください。

******

「山の天気予報」(月額324円)

コーヒー1杯分のご利用料金で、全国18山域の山頂天気予報や大荒れ情報、予想天気図、ライブカメラ、雨雲レーダー、観天望気講座などが1ヶ月使い放題。メールでの天気予報配信登録もおこなえます。サービスの詳細やご登録方法につきましては、下記URLでご確認ください。

https://i.yamatenki.co.jp/

******

『山の天気にだまされるな!』

ヤマテンの猪熊隆之さんの著書『山の天気にだまされるな!』が好評です。一般の天気予報だけでは防げない気象リスクについて解説。猪熊さん自身が生徒を連れて登る「お天気ハイキング教室」の具体例などもとりいれて、わかりやすく解説しております。ぜひ一度、手にとってみてください。

https://www.yamakei.co.jp/products/2815510190.html

信州の山岳遭難現場より

島崎三歩の「山岳通信」。

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を配信しています。

4月10日に第66号が配信されました。3月22日から4月2日にかけて発生した4件の遭難事例が掲載されております。

・・・

・3月22日、野沢温泉スキー場のコース外を滑走中の英国籍28歳男性ら3人が道に迷い、行動不能となる山岳遭難が発生し、県警ヘリが救助しました。

・3月28日、上田市菅平高原の四阿山頂上付近を登山中だった49歳男性が、疲労により行動不能となる山岳遭難が発生し、県警ヘリが救助しました。

・4月1日、北アルプス五竜岳北尾根を縦走中の52歳男性が滑落。左足首を負傷し、県警ヘリで救助しました。

・4月2日、乗鞍岳でバックカントリースキーをしていた57歳男性が肩の小屋付近でバランスを崩し転倒、負傷しましたが、県警ヘリで救助しました。

4月2日に発生した乗鞍岳バックカントリースキーヤーの遭難現場写真(長野県警察本部 ホームページ 山岳遭難発生状況(週報)4月4日付より)

(内容は長野県警察本部の発表時点のものです)

・・・

なお、長野県では3月17日から4月16日まで、春の山火事予防特別強化中です。

たとえ最初は小さな火でも、乾燥した枯れ草や落ち葉に燃え移り、大規模な火災になる恐れがあります(長野県山岳遭難防止対策協会発行 島崎三歩の「山岳通信」第65号より)

春先は特に空気が乾燥し、強い風が吹くことから、山火事が起こりやすい時期です。

タバコやたき火などの火は確実に始末し、火の取り扱いにはくれぐれも気をつけてください。

万が一、火災が発生しているのを見つけた場合は、ただちに119番に通報を。また、火や煙に巻かれないように身の安全を確保してください。

・・・

下記URLより、「島崎三歩の山岳通信」バックナンバーもご覧いただけます。今後の登山にぜひ役立ててください。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html

(文=週刊ヤマケイ編集部)

『レスキュードッグ・ストーリーズ』

『山と溪谷』の好評連載がついに単行本化!

『南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ』著者:樋口明雄/1400円+税(紙版)・1200円+税(電子書籍版)/2017年4月14日発売(紙版・電子書籍版同時発売)/四六判・320ページ/ISBN:978-4-635-17191-5(紙版)

南アルプス山岳救助隊と救助犬の活躍を描く本格山岳小説短編集

「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズは、南アルプス北岳にある白根御池小屋に山岳救助隊が夏の間常駐し、日本初の山岳救助犬が配備されるという設定の山岳小説。2012年に第1作『天空の犬』が刊行され、2014年『ハルカの空』、2016年『ブロッケンの悪魔』、『火竜の山』と発表され、本書が5作目となります。シリーズものですが、各作品はそれぞれ独立しているので、本書から読んでも充分に楽しんでいただけます。

本書は『山と溪谷』2016年4月号から2017年3月号まで好評連載された作品を加筆・修正して単行本化しました。山岳救助をベースに、人と人とのつながり、人と犬の絆をシリアスに、またコミカルに、ホラーテイストやミステリーテイストもふんだんにとりいれ、環境問題や時事問題にも鋭く切り込む、まさに短編集ならではの多彩さが楽しめます。

私は本書の魅力は山岳小説であると同時に、登場人物や犬たちの「信義」が描かれている部分にあると思います。仲間である人や犬を信じる、その者の正義を信じる。そして、その信頼にこたえようと全力をつくす。その信頼と正義のやりとりは、私たちに不屈の魂の在り方を教えてくれます。

樋口明雄さんのメッセージを、全身で受け止めてください。

(文=佐々木 惣/週刊ヤマケイ編集部)

『南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ』【目次と内容】

第1話 遺書/滑落して動けなくなった男。男にはふたりの娘と妻がいたが、離婚以来、疎遠になっていた。男は家族を思い、遺書をしたためる。

第2話 山の嫌われ者/北岳登頂56回をめざす老人、斉藤五十六。頑固、身勝手、居丈高、そして無愛想な彼が、大切な日に遭難者を見つけた。

第3話 晴天の霹靂/救助隊に新たに配属されたルーキーふたり。彼らを山の雷が襲う。

第4話 神の鳥/密猟の被害にあったライチョウを主軸に、山と犬、そして人と自然の関係が活写される。

第5話 霧の中に・・・・・・/霧の中にたたずむ、青いチェックの登山シャツを着た男。怪異譚ながらも、読後感は爽やか。

第6話 帰ってきた男/滑落して気絶した男が、ほうほうの体で自宅に帰ると、なんと自分の葬儀が営まれていた。

第7話 父の山/確執を抱えた父と息子。老いた父が悪天候をついて、山に登ったという。行方を追う息子と父親の会話には落涙必至。

第8話 サバイバーズ・ギルト/遭難事故で生き残った男の後悔と葛藤。第7話「父の山」に続いて「父親」をテーマに展開される、生への讃歌。

第9話 辞表/リニア新幹線のトンネル工事現場で展開されたドラマ。環境問題と警察の本質を骨太の筆致で描く。

第10話 向かい風ふたたび/学校登山のさなか、行方不明になった男児。行方不明者が出たときの具体的な対応策としても読ませる。

第11話 相棒(バディ) 悪性腫瘍が見つかった老犬。雪崩に埋まった遭難現場で彼はハンドラーを見上げた。《捜そうぜ、相棒》。人と犬の絆、プロフェッショナルの誇りなど、K-9シリーズの魅力を凝縮し、本書のなかでももっとも心ふるわせる作品。

特別収録・夏のおわりに フライフィッシャーとの一期一会を描く、涼やかな一編。

夕張山地・北の峰~御茶々岳

幼いころから見上げてきた稜線を歩く

富良野西岳(中央)の向こうから歩いてきた長い縦走路(写真=谷水 亨)

夕張山地の鋭鋒芦別岳と夫婦岩(手前の岩峰)に挟まれた本谷(写真=谷水 亨)

4月4日、晴れ、トレースなし

北海道中央に位置する富良野市は、西側の南北に連なる夕張山地と、東側の南北に連なる十勝連峰・大雪山に挟まれた盆地に広がり、北海道の開拓史でも比較的新しい畑作中心の街です。

私の故郷でもあり、幼いころからこれらの峰々を見ながら育ちました。夕張山地には夕張岳や鉢盛岳、芦別岳、布部岳、富良野西岳などの非火山性の山があり、特異な地質と高山植物を有しています。しかし、これらの山をつなぐ縦走路はなく、寒さが緩むこの時季に歩こうと、友達と計画を立てていました。

出発は富良野西岳登山口の富良野スキー場ですが、体力温存のため、ゴンドラとリフトを利用して北の峰(1084m)の稜線に取り付きました。

富良野スキー場ではパトロール隊に申請を出し、装備や計画書のチェックを受けた上でコース外のバックカントリーに入ることを許されるシステムになっています。今回も万全な装備に感心されながら許可をいただいての山行です。

指定されたゲートからコース外に出ます。1124・1237ピークをトラバースし、富良野西岳(1331m)、布部岳をスルーして、1168・1221・1248mピークをたどってアップダウンをしないようにルートファイティングをしながら、最後のピーク御茶々岳に登頂しました。出発からずっと左手に富良野盆地の実家がある地域を眺めていると、幼いころから見ていたこの稜線を歩いているというだけで胸がいっぱいになります。

山頂では芦別岳の勇姿と本谷の渓谷を眺めました。3年前、週刊ヤマケイ通巻90号(2014年6月5日配信)で芦別岳のレポートを投稿しましたが、来月3年ぶりに「芦別岳本谷ルート」に挑みます。その新たな決意とともに、18の沢沿いを滑って下山しました(15.1km、5時間40分)。

稜線上は特に危険なところはありませんが、御茶々岳直下は雪崩の危険性があり、18の沢では雪が抜けて川に落ちる危険性があるので充分気をつけなければなりません。

蛇足ですが、下山後は、デポしていた車に乗り込み、この山の麓で農業を営んでいる同級生に会いに行きました。3人で40年前の昔を懐かしんで1時間30分も話しこんでから帰宅しました。

(文=谷水 亨/北海道アウトドア夏山ガイド認定者)

妙高周辺・吉尾平~昼闇山

海を見ながらの滑走

左上:昼闇(ひるくら)谷の徒渉点/右上:鉢山、小鉢山のコルへ/左下:東海谷の山々と海/右下:阿弥陀山の向こうに船(写真=増村多賀司)

上:昼闇山肩から山頂方面/左下:烏帽子岳、阿弥陀山/右下:権現山方面(写真=増村多賀司)

4月2日、晴れ

今回は焼山温泉からスタート。スキー場の跡を通り、杉が多いアケビ平を過ぎてふたつの谷をシールを付けたまま渡ります。今年は沢割れも少なく、雪がつながっていました。

ふたつめの谷を渡って台地に上がると、そこが吉尾平です。快晴の青空を背景に、烏帽子岳や阿弥陀山がそびえています。2週間前より斜面にはデブリが多く、季節が進んだことを実感しました。

鉢山のコルへ向かうとカール地形がアルペン的な風景を作り出しています。小鉢山からの尾根に乗り上げて昼闇(ひるくら)山の肩に向かいますが、クラストしていたのでクトー(スキーアイゼン)があると安心です。

昼闇山の肩からは、海谷の山々と背後には日本海が見えています。阿弥陀山の向こうの日本海には船が浮かんでいて、なんとも不思議な光景です。南方には雨飾山と北アルプスが連なっています。

この日の雪は堅く、滑走するのは難しかったのですが、大展望と海に向かって滑る感覚が素晴らしく、満足度の高い山行となりました。

(文=増村多賀司/写真家)

栃木県・古賀志山

春の息吹を求めてカタクリ群落地へ

開花し始めたカタクリの群落。来週には斜面を埋め尽く開花が見られる(写真=奥谷 晶)

中尾根「伐採地」よりクマ尾根を下降。鎖もロープもない岩場の下降が続く(写真=奥谷 晶)

4月4日、晴れ

三毳(みかも)山のカタクリが満開だという情報を得て、古賀志山の群落もそろそろかと、すこし期待して中尾根に向かいます。

週末まで、気温が低い数日が続いたせいか、やはり開花は遅れているようです。二分から三分咲き程度でしょうか。それでも、日差しに向かって花弁を大きく広げた妖精たちが先陣を切って咲いていました。

中尾根からは、バリエーションルートのクマ尾根を下降し、西尾根を登り返して頂上をへて東稜の鎖場を下降して下山しました。クマ尾根は踏み跡もうすく、鎖やロープがない岩の急斜面を下降しなければならないところが数ヶ所出てきます。ルートファインディング能力と慎重な行動が要求されます。

(文=奥谷 晶)

※編集部注:登山初心者、初級者だけでクマ尾根には入らないように注意してください。

奥多摩・高水三山

それぞれ個性のある楽しい三つの山

高水山直下の常福院(写真=山田哲哉)

岩茸石山への登り(写真=山田哲哉)

4月5日、晴れ

奥多摩入り口の高水三山。標高こそ800mに満たない小さな山ですが、山頂付近に常福院と言う古刹を持ち、直下にはカタクリの咲く高水山、自然林に囲まれた展望のなかの岩茸石山、山頂に重厚な神社を持つ惣岳山と、それぞれに個性ある楽しい三つの山です。

歩き出しは軍畑(いくさばた)駅。小さな無人の駅から平溝の集落のなかを歩きますが、飯能方面へと峠を越えるクルマも多く、しばらくは歩道を歩きます。散り残った梅や取り残しのユズ、山里の楽しい雰囲気のなかを少しずつ標高を上げていき、高源寺からは傾斜も増し、釣り堀からは山道になります。

傾斜の強い人工林を抜けて尾根に登りつくと風がとおり、傾斜も緩くなりほっと息をつけます。やがて「こんな山のなかに?」と驚くほどの場所に常福院が見えます。僕が初めて訪れた50年前は「都民観光の家」として宿泊もできる施設でしたが、いまはひっそりとしています。この裏に小さなカタクリの群落があります。花はつぼみまでつけていて、あと3日ぐらい、という感じでした。

高水山を越えてからが、この三山のハイライトです。奥武蔵から棒ノ折山までが広く見渡せ、岩茸石山の急な登りからは一気に展望が開けます。遠く、雲取山や大菩薩、まだ雪をまとった川苔山の眺めが素敵です。

急峻な道を下り、登り返すと、神社がある静かな惣岳山です。その下りで御岳駅に直行する道を避け、丹縄集落から御岳渓谷歩道を歩きました。春の気配いっぱいの高水三山でした。

軍畑駅から歩いて、御岳駅へ下るコースはアプローチのバスなどの心配がなく取り付きやすいです。また歩行4時間未満なので、初心者向きの山ともいえるでしょう。ただ、ひとつひとつの山の山頂付近は急峻で岩場も出てきます。初心者向きといえども、登山であることをお忘れなく。

(文=山田哲哉/山岳ガイド「風の谷」主宰 (株)KAZEエクスペディション顧問 山岳ガイドⅡ)

神奈川県央・白山

正面に相模平野、背後には大山がそびえる

飯山温泉のゲートを潜り、参道に入ると、桜並木の上部に白山の稜線がのぞく(写真=白井源三)

白山山頂に建つ展望台に登ると正面に相模平野が広がり、背後に大山がそびえる(写真=白井源三)

4月6日、高曇り

厚木市の奥座敷、飯山温泉と飯山観音の背後に白山が控えます。この地は桜の名所でもあり、毎年参拝を兼ねて桜を愛でる人たちでにぎわいます。

マイカー登山には県道60号線の飯山観音入口信号から橋を渡り、真っ赤なアーチを潜って左に登っていくと無料駐車場があります。温泉街に戻り、桜並木を散策して、階段を登っていくと飯山観音として有名な歴史を感じさせる古刹の長谷寺に到達します。

裏手から登山道となり、右の男坂は急な尾根を登り、左の女坂は白山展望台下の鞍部に出ます。展望台からは正面に相模平野が広がり、背を返すと、大山の前面に鐘ヶ岳と三峰山が高みとなっています。ここから、貉坂峠、物見峠を下り、巡礼峠から七沢に下るハイキングコースがあります。マイカー登山には飯山観音に戻るコースとして、稜線上の白山神社へ向かい、途中、男坂を下るか、白山神社を横切り急な下りから登り返してひとつピークを越えると、テーブルが置かれた桜山に到達します。コブシが咲いていて殺風景な山頂のアクセントとなっていました。

ここからの下りの斜面は神奈川県と厚木市が管理する飯山白山森林公園が広がっています。落葉樹林に桜が点在し、森林浴をしながら飯山観音に戻りました。低山ながら落葉樹が多く、紅葉期も捨てがたい山域です。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

丹沢前衛・日向薬師から日向山

さまざまな春の花や芽吹き

桜がほころび始めた日向薬師の駐車場から大山を望む。右はサラサモクレン(写真=石丸哲也)

七沢温泉での桜と花桃の競演と日向薬師本堂(写真=石丸哲也)

4月6日、晴れ

日向山は、丹沢の大山から東へ延びる尾根の末端近くに頭をもたげる標高404mの里山です。南側の山懐には霊亀2(716)年に行基が開山したと伝えられる古刹・日向薬師(日向山宝城坊)が祀られています。本堂である薬師堂が2010年から大修理に入り、仮囲いされていましたが、昨年11月20日に落慶し、その姿を拝めるようになりました。取材日は、例年なら日向薬師周辺の桜が見ごろに入る時期です。今年は遅れているとのことでしたが、気持ちよく晴れた一日、さまざまな春の花や芽吹きに期待して出かけてきました。

桜は日向薬師へ向かう里道でも3~5分咲きほど。日向薬師ではまだ咲き始めでしたが、花桃、サラサモクレンなどの植栽された花木、キブシ、オニシバリ、タチツボスミレ、ヘビイチゴ、クサイチゴなどの野生の草木の花に出会えました。

日向山山頂で昼食の後、北へ下山しました。大釜弁財天を経て広沢寺温泉へ下ることもできますが、今回は見城山に登り返して七沢温泉へ下りました。日向山山頂は木立に囲まれていますが、東面が開けて厚木市街や横浜方面などを眺められます。見城山も東側が伐採され、日向山に優る展望を楽しめました。

室町時代の中期ごろ、上杉憲忠が付近に七沢城を築き、見城山には物見の兵がいたとされ、山名の由来にもなっているようです。枝尾根を東へ下り、車道に出る手前に建つ木造家屋はプロレタリア作家・小林多喜二が昭和8(1933)年、築地警察署で獄死する直前に逗留したところ。七沢温泉福元館の離れで、当時の主人・古根村憲司がかくまったのだそうです。七沢温泉付近でも花桃や桜の花が迎えてくれましたが、多喜二も花に慰められることがあったでしょうか。

今回のコースは実働2時間少々の短いコースなので、のんびり楽しむのもいいですし、歩き足りなければ大山へ向かったり、鐘ヶ嶽、白山と七沢森林公園などと組み合わせることもでき、これから桜やツツジ、新緑も楽しめるおすすめコースです。

私事ですが、毎日文化センターで今回のような低山に花をたずねる「自然に親しむ山歩き」を毎週、第4木曜日に開講します。もし、興味をもたれたら、下記リンク先をご覧ください。

http://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=469

(文=石丸哲也/山岳ライター)

丹沢・水無川源次郎沢

ヒル対策をお忘れなく

しっとりとした雰囲気に包まれながら入渓(写真=川﨑拓兵)

楽しい滝の登攀(写真=川﨑拓兵)

4月9日、曇り時々雨

4月に入り雪山もスキーも一段落ついたので、沢登りに行きました。源次郎沢は大倉尾根にある花立山荘に詰め上げることができる沢で、また直登できる滝が多い沢でもあります。

平水時は水が少なく、上部は早くに水が枯れてしまい滝も涸棚となります。しかし、雨が降る日は小雨程度であればこの沢に問題なく入れるでしょう。とはいえ普段より水量はあるので、それだけで通常よりも難易度、危険度が上がりますので注意が必要です。

この日は雨が降ったりやんだり、ガスったり視界がきいたりと、渓谷の雰囲気をしとやかに楽しみながらの沢登りとなりました。滝もほぼ全部登りました。詰め上げは楽で、ヤブ漕ぎなく大倉尾根の花立山荘にでます。そこから一般登山道を下山しました。

今回はヒルを10匹以上見ました。まだ活動は鈍かったのですがメンバーのうちふたりは被害に遭いました。気温があがってくると、より活発になってきますのでご注意を。塩や火など、ヒル対策をお忘れなく。また、沢登りは危険の多い登山形態ですので、必ず熟練者に同行するようにしましょう。

(文=川﨑拓兵/オフィスカワサキMountainGuide やまんど塾)

奈良県・吉野山

大峯奥駈道を少し歩きました

吉野山桜展示園で枝垂桜を見る登山者(写真=加涌由貴)

東南院の境内にある枝垂桜(写真=加涌由貴)

4月6日、晴れのちうす曇り

近鉄京都駅から06:06発の急行に乗り、橿原神宮前駅で近鉄吉野線に乗り換えます。終着駅の吉野駅には8:10ごろに到着。午後に奈良公園へ行く予定だったので、吉野水分神社まで歩き、往復約3時間で吉野駅に戻りました。

吉野駅の標高は207m。桜の開花はまだ先の感じでしたが、桜で有名な吉野山の大峯奥駈道を少し散策しました。

駅周辺は下千本と呼ばれ、さらに上の標高351m付近は中千本、吉野水分神社付近の上千本は標高598m、奥千本は標高736mです。標高の低い場所から開花が始まり、山全体で長く桜花を楽しめます。

遠方から来ると宿をとる都合もあり、開花に合わせるのは難しいかもしれません。九州から来たご夫婦の登山者は、翌日に京都一周トレイルを歩くと聞きました。

吉野山の桜は残念でしたが、京都、奈良では桜花を楽しむことができました。吉野駅には「吉野山みてあるき」という散策地図があるので、入手されるとよいでしょう。

(文=加涌由貴)

鳥取県・沖ノ山

残雪たっぷりの春山を楽しみました

県境稜線から離れ、沖ノ山を目指します(写真=舩越 仁)

3mもある石灯籠、中央奥のピークが沖ノ山です(写真=舩越 仁)

4月4日、快晴

岡山県西粟倉村の大茅スキー場から歩きます。除雪は完了していましたが、まだゲートは封鎖中なので40分ほど舗装道路を歩きました。

若杉原生林入口で除雪道と分かれ、1m近い段差を上がり雪道に入ります。200mほど進むと左手の尾根末端に沿う林道が奥に伸びています。地形図を見定め、今日はこの尾根を1140Pに向かうことにしました。途中、昔のたたら製鉄の鉄穴(かんな)流しで地形が変わったと思われる箇所もありましたが、無難に県境尾根に到達しました。

県境尾根を西に進み、4等三角点若杉に到着。2年前の県境踏破の折には標石を難なく掘り当てたのですが、今年の大雪ではそんな気も起こりません。ここから県境を離れ、沖ノ山(おきのせん・1317.9m)に向かいます。

抜けるような青空の下、360度の展望は後山山系、三室山、氷ノ山、那岐山が真っ白な頂をそろえ、手に取るようです。沖ノ山山頂へのコルには名物?の山主の銅像と石灯籠が立ち並んでいたようですが、銅像は見当たりませんでした。せっかくなら銅像を立てるより、山頂に山名標柱でもあればと思いました。

今回の楽しい雪山は、休憩含めて9時間弱の行程でした。

(文=舩越 仁/みつがしわ山の会)

ネパール・マナスル西面トレッキングコース

8000m峰を間近に見上げる展望最高のトレッキング

ポンカール氷河右岸の峠から見たマナスル。右が主峰(8163m)で、中央が北峰(7157m)(写真=木元康晴)

氷河湖の最奥部から山々を見上げる。中央がピーク29(7871m)で、左端がマナスル主峰(8163m)(写真=木元康晴)

3月28日~4月6日

ネパールの中央部にそびえる8000m峰である、マナスルの西側を巡るトレッキングコースを歩いてきました。

トレッキングのスタートは、車道の終点であるダラパニという村から。しばらくは車道延長工事中の単調な道が続きますが、やがて人々やロバが行き来をする、歩きやすい趣きのある道に変わります。展望は乏しいものの、ところどころでネパールの国花である、真っ赤なシャクナゲ・ラリーグラスが咲き誇って、目を楽しませてくれました。

標高3030mのチャウリカルカをすぎると、ところどころでマナスルが姿を現わしますが、圧巻なのはポンカール氷河右岸の峠を超えてから。南東にはマナスルとピーク29、北西にはヒムルンヒマールとチェオヒマールの、巨大な山々が間近に連なって、身震いするほどの迫力です。

最奥のロッジがある、ビムタンには3泊の滞在。まずは3965mの氷河湖である、ポンカールタルの周回コースへ。真っ青な湖面の広がる最奥部から見上げた山々は、神々しさをも感じる美しさでした。

その翌日はマナスル北部の5160mの峠である、ラルキャ・ラをピストン。早朝は天気が悪くて出発を遅らせ、また午後には雷の可能性があって早めに下山する必要があり、行動時間が限られて最高地点まで行くことはできませんでしたが、それでも東西に長い峠の、西端までは到達することができました。

今回のコースは訪れる人が少なめですが、アクセスは比較的よくて展望は抜群です。今後は徐々に人気が高まってくるのではないかと感じました。

(文=木元康晴/登山ガイド)

秩父・四阿屋山

春霖の四阿屋山山頂で、ピンク色の妖精たちがお目覚めです

四阿屋山山頂に着いた瞬間、ピンク色の妖精たちが視界に飛び込んできました(写真=林 由季子)

雨なので一眼レフではなく、コンパクトデジタルカメラとスマートフォンで撮影しました(写真=林 由季子)

4月9日、雨のち曇り

本降りの雨のなか、麓ではすでにミツバツツジや桜が満開、登山道では各種スミレ類やスゲ類の花々を観察しながら歩きました。

雨と霧で眺望はありませんが、晴天時とはまた違った「雫」の造りだす芸術を楽しみつつ、鎖場のタマゴケも雨の恵みにはずんで見えました。雨と汗でびしょ濡れになって山頂に着くと、ストロベリーピンクのかわいい装いをしたアカヤシオがにっこり微笑んでおり、それまでの苦労が一気に吹き飛びました。

アカヤシオ、ヤマツツジは咲き始め、山頂のミツバツツジはまだつぼみ、春紅葉のほのかな色合いは今が旬でした。往路は薬師堂コース、復路は鳥居山コースをとりました。

なお、山頂にてブユを確認しましたので、虫よけ対策は必須です。

(林 由季子/埼玉県/よく行く山:秩父の山)

丹沢・檜洞丸

このシーズン最後の雪の丹沢を歩いてきました

金山谷乗越付近から蛭ヶ岳(丹沢最高峰1673m)(写真=大澤秋朋)

檜洞丸。山頂から犬越路方面に少し下ったあたりから振り返る(写真=大澤秋朋)

4月3日、曇りのち晴れ

神ノ川林道ゲートを起点に、源蔵尾根、檜洞丸、矢駄尾根を周回してきました。

一度は消えた雪ですが、数日前にかなり降り、丹沢ではこのシーズンの最後の雪と思い、蛭ヶ岳を目指しました。前日に得た情報では「蛭ヶ岳山頂付近の積雪は1.3m、トレースなし」とのこと。装備を整えて山に向かいましたが、思った以上の深く重い雪に阻まれ、目的地を蛭ヶ岳から檜洞丸へと変更しました。

この日、ゲート付近の朝の気温は3℃、ゲート先の林道の雪はほとんど消え、日陰にわずかに残るのみでした。源蔵尾根の積雪は、取付直後から徐々に増え、ツボ足でヒザ前後。前日のものと思われる2名のトレースをたどりました。

金山谷乗越付近からはトレースと分かれ、臼ヶ岳・蛭ヶ岳方面へ向かいます。この先は、股下ほどのラッセルで、たまらずワカンを履いて進みます。しかし、ペースは上がらず、時間も押していたことから、神ノ川乗越付近で目的地を蛭ヶ岳から檜洞丸に変更することを決断しました。

檜洞丸に着くころには空も晴れ、また、西側の登山道にはしっかりしたトレースもありました。ここでワカンを脱ぎます。

熊笹ノ峰に向けて下りますが、標高を下げるにつれて日なたの雪は緩んで、踏み抜くことが多々ありました。しかし、脱いだばかりのワカンを履く気にはなれず、そのまま進みました。

矢駄尾根は北側斜面のため、雪が締まっていたのでペースを上げて下山することができました。

この山行では、様々な雪の状態に対応したことにより、雪山の経験値を大きく稼ぐことができました。

(大澤秋朋/神奈川県/40歳/よく行く山:丹沢、八ヶ岳、奥秩父)

京都一周トレイル

槇ノ尾から苔寺へ

北山杉の道を行く(写真=小林昭生)

松尾山にて。渡月橋が小さく見える(写真=小林昭生)

4月5日、曇り

前回のゴールが高雄だったので、今回は槇ノ尾からスタート。伏見桃山から苔寺までおよそ83kmの最後のコースを歩くことになります。

京都駅からバスに乗り、槇ノ尾で下車。清滝川に沿って進みます。清流は岩に当たって砕け散り、またところどころでエメラルドグリーンの淵をつくっています。気持ちのよい歩行となりました。両岸の山ではミツバツツジが咲き出し、山笑う季節の到来を告げているようです。

整然と立ち並ぶ北山杉の美林を抜け、やがて嵯峨野の地へ。祇王寺、二尊院、落柿舎などの嵯峨野散策定番コースを観光客にまじって歩いていきました。

ほどなく嵐山の象徴ともいえる渡月橋に到着すると、平日にもかかわらずさらに人が増え、まるで四条河原町の雑踏のなかを行くようでした。渡月橋をわたり、松尾山のピークに立つと、歩いてきた嵐山の町並みや渡月橋が見えます。あの騒がしさが嘘のような静けさでした。

山を下り、苔寺を経て阪急上桂駅から帰路につきましたが、休憩時間を含めて6時間ほど。手ごろな距離と時間でした。

(小林昭生/奈良県/75歳/よく行く山:金剛山系はじめ関西一円の山々)

第八十九回

新人の買い物カゴがうらやましい(JINTA)

山前夜、酒ナシ早寝、調子が良い(笑)(あられちゃん)

山頂の名残り嬉しい筋肉痛(ガンバ)

トップ無事、後が残雪踏み抜いた(にいしばG)

【寸評】

一句目、初投稿のJINTAさん。山岳部やワンゲルの新人の買い物風景を詠んでいただきました。昔はキスリング+ドタ靴で精一杯でしたが、最近はおしゃれで背負いやすそうなザックやかっこいい靴を皆さん、そろえてますよね。取り替えてほしいぐらいです(笑)

二句目、今週も明るいあられちゃん。前夜は調子いいのですが、山に入ると調子が悪くなるのはなぜでしょう。全部、お酒が悪いの??

三句目、ガンバさん。筋肉痛も不思議なもので、うまくいった山行のときは比較的早く治って、あまりうまくいかなかった山行の筋肉痛は、いつまでも残っている気がします。ネガティブ思考なんでしょうか・・・・・・。

四句目、にいしばGさん。川柳にして、くすっと笑えるぐらいの踏み抜きにしておきたいものですよね。雪庇の踏み抜きだけは勘弁です。

【段位】初投稿のJINTAさんには「1000m級」を授与します。あられちゃんは8000m級「マナスル」に、ガンバさんは8000m級「カンツェンジュンガ」に昇段。にいしばGさんはエベレスト「C4」をいよいよ出発です。

【応募方法】

山に関する川柳を募集します。投稿先メールアドレスは「weekly@yamakei.co.jp」です。メールの件名には必ず「週刊ヤマケイ・山の川柳」とお書きください。ペンネームでの投稿も受け付けております(読者の登山レポートはペンネームでの投稿不可)。

なお、ご投稿いただいた方には1000m峰から始まる「山の川柳段位」を授与します。ふるってご応募ください。

週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」「よもやまばなし」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。また新たに「よもやまばなし」も募集します。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!


【よもやまばなし】

山で体験したちょっといい話や不思議な話、使って役立った装備や安全登山のための工夫、昔の登山の思い出などを募集します。お気軽にご投稿ください。こちらの投稿もペンネーム可です。文字数は400字以内でお願いします。


投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」「週刊ヤマケイ・よもやまばなし」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

登山の「まさか」に! レスキュー費用保険で、確かな安心を。

山岳遭難が増えています。無理のない日程、万全の装備、登山届、そして「レスキュー費用保険」。まさかの捜索・救助費用にしっかり備えて、安心登山を楽しみましょう!

登山やアウトドアスポーツなど、日本国内での野外活動中に遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用に対して保険金をお支払いする保険です。

※海での活動は除きます

保険料、補償、加入方法を見直して、さらに充実!

※平成28年4月20日より

日本アルプス各地や八ヶ岳などの主要な登山口への便利なアクセスとしてすっかり定着した登山バス「毎日あるぺん号」。

電車・バスなどを乗り継ぐ面倒がなく、各地に早朝に到着できることから、登山シーズンにはたくさんの方にご利用いただいております。

日本山岳遺産基金賛助会員の(株)毎日企画サービスでは、今期も、ゴールデンウィークから晩秋までの長期間にわたり、登山者専用バス「毎日あるぺん号」をご企画・実施いたします(冬山登山バスもご用意)。

山小屋・旅館の予約取り扱い(約100施設)とバスの組み合わせも、お電話1回で、お得なセット代金でご用意いたします。

登山にかかる日数やコストの軽減をお考えの方は、登山装備のひとつとして、ぜひご活用ください。

※アルピコ交通の高速路線バス「さわやか信州号」と宿泊(山小屋)のセット割引も実施いたします。

株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集
佐々木 惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦
プロデューサー
萩原浩司

©2017 All rights reserved. Yama-Kei Publishers Co., Ltd.