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志半ばで消えていった、6人の冒険者たち

連載第21回(著者=木元康晴/登山ガイド)

『未完の巡礼』の表紙は、星野道夫氏が撮影した写真です。右の『運命の雪稜』も併せて読むと、海外の山を目指す登山家や冒険家のことを、より深く知ることができるでしょう(写真=木元康晴)

6年前の連載に大幅加筆をした一冊

今から6年前となる2012年の『山と溪谷』に、「冒険者の墓碑銘」というタイトルの記事が12回に渡って連載されました。これは、大きな成果を残しながらもその次のステップを目指す途中で遭難し、目的を完遂することなく命を閉じてしまった登山家や冒険家たちへの、哀悼の思いを綴ったエッセイでした。

この連載の著者は、1990年代に『山と溪谷』の編集長を務めていた神長幹雄。神長氏は以前にも同様のテーマの、『運命の雪稜』という印象深い本を出していたことから、私はこの連載にも注目し、毎回、愛読していました。

そして今年、「冒険者の墓碑銘」のうちの植村直己、長谷川恒男、星野道夫、山田昇、河野兵市、小西政継の6編をとり上げたものが、『未完の巡礼』として一冊の本にまとまりました。連載時の文章に、大幅な加筆と訂正が加えられ、ほぼ書き下ろしに近い内容になっているとのことでしたので、早速入手し読み進めました。

<参考写真>世界第8位の高峰であるマナスル。本書に登場する小西政継氏が1996年に消息を絶った山です(写真=木元康晴)

忘れてはいけないパイオニアたち

本書の特徴は、亡くなった冒険者たちの、単なる評伝ではないことです。『山と溪谷』の編集に携わっていた神長氏は、とり上げたすべての人と面識があり、実際に会ったときのエピソードを軸としてそれぞれの人物の個性を記しているので、意外な発見が随所に見られます。例えばアラスカのイメージが強い動物写真家の星野氏と神長氏が、新宿南口でばったり会って居酒屋で盛り上がったエピソードは予想外の展開で、なかなか愉快です。

もう一つの特徴は、この本は神長氏自身の旅の、紀行文でもあるということです。とりあげた冒険者の過ごした土地や、冒険の場だった山に神長氏は足を運び、ときには彼らとゆかりのある人々と言葉を交わし、かつての冒険者たちに思いを巡らせているのです。『未完の巡礼』というタイトルには、志す旅を完遂できずに途中で力尽きた冒険者たちへの愛惜の思いに加え、彼らを追悼する神長氏の巡礼の旅も、その途上であるという意味が込められているのでしょうか。

そしてこの本が、今のこのタイミングで発表されたことには、大きな意義があるといえるでしょう。というのもこれら冒険者たちのことが、次第に忘れられつつあるように感じるからです。例えば日本の登山界に最大級の影響を与えた小西氏のことは、この「登山者のブックシェルフ」の第6回でもとり上げています。ところが最近登山を始めた人に小西氏の本を読むよう勧めても、「名前を聞いたことがない人なのでまたにします」とあまり興味がない様子。小西氏だけでなく、登山や冒険のノウハウを開拓し、魅力を伝えてきたこれらパイオニアといえる人々のことは、忘れることなく、次の世代に伝えていかなければならないと強く感じます。今こそ、多くの人に読んでほしいと思うのです。

また「冒険者の墓碑銘」にとり上げられながら、『未完の巡礼』には載らなかった加藤保男、難波康子、高見和成、尾崎隆、広島三男、吉野寛の6名も、日本の登山史の中では非常に重要な役割を果たしてきた方たちです。いずれ続編といった形で、こちらも一冊にまとまることを期待しています。

信州の山岳遭難現場より

島崎三歩の「山岳通信」

長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を配信しています。

7月12日に第118号が配信され、6月25日から30日にかけて発生した6件の遭難事例を紹介しています。

この6月第5週は、前週に続きネマガリダケ採りでの道迷いが発生しています。携帯電話の携行と、複数人で、お互いの姿が確認できるよう行動してください。

また下山中の遭難が4件発生しました。遭難のほとんどは体力や集中力がきれる下山時に発生します。登山前に日程や行動時間について確認するとともに、自分の体力や技術に見合った山か、パーティの仲間ともよく話し合いましょう。

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・6月25日、北アルプス白馬鑓ヶ岳から猿倉へ向けて下山していた25歳男性が転倒して足首を負傷。翌26日に県警ヘリで救助されました。

・6月25日、同じく北アルプス白馬鑓ヶ岳から猿倉へ向けて下山していた24歳男性が転倒して足首を負傷。翌26日に県警ヘリで救助されました。

・6月26日、上高井郡高山村牧の山林にネマガリダケ採取のために単独で入山した68歳男性が道に迷い、行方不明となりましたが、自力で下山し、翌27日、道路を歩いていたところを無事発見されました。

・6月29日、下高井郡山之内町の鉢山にネマガリダケ採取のために入山した73歳男性が道に迷い、行方不明となりました。警察、遭対協などで捜索したところ、群馬県側へ自力で下山し、無事だったことが確認されました。

・6月30日、北アルプス北穂高岳から涸沢へ向けて下山していた25歳女性が技量不足のため行動不能となりましたが、遭対協隊員が遭難者の安全を確保しながら下山しました。

・6月30日、南アルプス甲斐駒ヶ岳から下山していた38歳女性が足を負傷し、歩行困難となりましたが、遭対協隊員が救助し、翌1日、病院に収容されました。

(内容は長野県警察本部の発表時点のものです)

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下記URLより、「島崎三歩の山岳通信」バックナンバーもご覧いただけます。今後の登山にぜひ役立ててください。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html

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長野県警察公式チャンネル(YouTube)では、北安曇郡小谷村における道迷い遭難の救助状況の動画を7月5日から配信しております。遭難者らはトレッキング目的で山に入り、途中で道に迷い、滝の上部に出て行動不能となり救助要請をしました。現場は通称「V字谷」と呼ばれる狭隘(きょうあい)な沢で、遭難者は不安定な場所にいるため、ヘリによる吹き下ろしの風が現場に当たらないよう注意してすすめられました。リアルな救助活動の様子をご覧ください。

https://youtu.be/C5_VL8D9oyA

(文=週刊ヤマケイ編集部)

2018年度の日本山岳遺産候補地および助成団体を8月末まで募集中

2017年度日本山岳遺産認定地 霧ヶ峰草原再生協議会:外来種の駆除作業

2017年度日本山岳遺産認定地 三ツ峠ネットワーク:防鹿柵の設置

日本山岳遺産基金では、未来に残したい日本の豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有する山岳地域を「日本山岳遺産」として認定し、登山道整備や環境保全活動を行う団体に対して助成金を拠出し、支援しています。

今年度も当基金の目的に則した活動を行っている組織・団体からの申請を、8月31日まで受け付けています。詳しくは日本山岳遺産基金のウェブサイトをご覧ください。

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■日本山岳遺産 申請概要

支援対象となる団体:

・特定の山もしくは山岳エリアにおいて、山岳環境保全や登山道整備などの活動を3年以上行っている団体。

・支援対象事業の実施状況および予算・決算などの財政状況について、当基金の求めに応じ適正な報告ができる団体。

・法人格を有する団体。または、これと同程度に社会的な信頼を得ている任意団体。

対象となる活動の期間:2019年4月1日~2020年3月31日

助成金額:総額250万円(予定)

助成対象となる活動費の用途:

・2019年度の活動に使用するもの。

・資材・物品の購入など。またはこれらの修繕などの経費。

・専門家への謝金等。

・旅費・交通費、宿泊費、食費、通信連絡費、現地事務所の光熱費等の経費。

・資料の翻訳、印刷、出版等に係る経費。

助成金の送金:2019年3月末日までにご指定の振込口座に振り込みます。

申請方法:日本山岳遺産基金のウェブサイトの応募フォームに必要事項を記入のうえ、当基金事務局まで申請してください。

申請締切日:2018年8月31日まで

審査期間:2018年9月1日~9月30日

発表:2018年10月上旬(予定)

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問い合わせ先=日本山岳遺産基金事務局(山と溪谷社内)☎03-6744-1900(代)

メール:kikin_info@yamakei.co.jp

http://sangakuisan.yamakei.co.jp/index.html

『ワンダーフォーゲル』8月号

この夏、スリルの先の展望へ

『ワンダーフォーゲル』8月号/7月10日発売/926円+税/A4変形判/160ページ

今回のワンダーフォーゲルは「スリルと展望の岩稜案内」と題したまるごと一冊岩稜企画。

PART1は「北アルプス」。北アルプスの三大岩稜エリアといえば、槍・穂高連峰、剱岳、後立山連峰。そこには一般登山道最難レベルの岩稜ルートが集中します。そこをいかに登頂するか。エッセイストの華恵さんは剱岳へ、モデルの加藤由佳さんは不帰ノ嶮へ、そして山岳写真家の渡辺幸雄さんは山友達の渡邊尚子さんと大キレットへ。迫真のレポート+難所と核心部のわかりやすい解説図、そして岩場歩きの基礎知識から岩稜のベテラン3人の座談会まで、読み応えたっぷりの特集です。

さらに「スタイル別岩稜入門用具考」では、山小屋泊、テント泊、そして軽量派と3つのスタイルに分けて、ベストアイテムを考えます。

そしてPART2では「全国岩稜の山ベストセレクション」として、東北から九州まで、全国各地の岩稜や岩場、クサリ場があるコースを選りすぐって紹介します。

利尻島・利尻山

最北の日本百名山を訪ねる山旅

長官山付近から見上げる利尻富士(写真=金丸勝実)

左上:リシリヒナゲシ 右上:ボタンキンバイ 左下:エゾハクサンイチゲ 右下:エゾツツジ(写真=金丸勝実)

7月11日、晴れ時々曇り

ヒグマが泳ぎ渡ったことで話題になっている利尻島ですが、深田久弥の『日本百名山』にも、この島に泳ぎ渡った熊が一時住み着いたという記述がありました。

私たちは利尻山に登頂後、礼文から稚内に戻り、オロロンラインを車で走っていたのですが、そこで見えた、海上に浮かぶ整った形をした利尻富士は実に素晴らしいものでした。ヒグマもきっと対岸からみた利尻富士に惹かれ、行ってみたくなったのでしょう。

日本百名山ではまた、植物学者の牧野富太郎の紀行文(明治38年8月登頂)を紹介していました。もちろん登頂が目的ではなく、植物採集が目的の紀行文です。この島には固有種があり、植物学者にとっても魅力的な山だったようです。和名にリシリとつく植物は多いようですが、今回は利尻山固有種のリシリヒナゲシはどうしても見たいと思い入山しました。

登山ルートですが、宿の送迎サービスの関係で登路に鴛泊コース、下山に沓形コースを使いました。沓形コースは山頂直下の分岐から三眺山の区間で道が悪いため、登山者の多くは鴛泊コースを往復するようです。この日も沓形コースに入ったのは我々を含め数パーティでした。

登路に使った鴛泊コースは、標高が700m付近で針葉樹林の限界に達し、ダケカンバやミヤマハンノキ帯を過ぎ第1見晴台付近で展望が開け、長官山1218mでやっと利尻山が見えてきます。花が多くなるのは利尻岳山小屋を過ぎてからでこの日は、シコタンハコベ、ボタンキンバイ、エゾノハクサンイチゲ、エゾノイワハタザオ、イブキトラノオ、チシマフウロ、ミヤマアズマギク、キクバクワガタ、リシリオウギそして、沓形分岐付近で目的のリシリヒナゲシが咲いていました。開花株は少なく、この花に出会えて幸運でした。

山頂には祠があり小広場になっていて、展望の良いのは言うまでもありません。天候にも恵まれ、礼文島や稚内、その向こうにサハリンがかすかに見えていました。

下山は沓形コースを使いましたが、分岐から三眺山までの間は道が悪く、急斜面、ザレ場、落石などに注意を払いました。しかし花は、こちらのコースの方が多かったように思いました。エゾツツジが見られたのはこのルートでした。

三眺山から約2時間で沓形登山口に到着し、タクシーで宿のある鴛泊に戻りました。

(文=金丸勝実/『三重県の山』著者)

吾妻連峰・一切経山

上級者ルートのラクダ尾根を登る

ラクダ尾根にある穴の開いた岩塔と、吾妻小富士を見る(写真=曽根田 卓)

涼しい風が吹き抜ける鎌沼湖畔(写真=曽根田 卓)

7月17日、晴れ

吾妻スカイラインの開通で昭和40年代以降、荒れて通行ができなくなっていたシモフリ新道からラクダ尾根を経て一切経山に登るルートが、地元の有志の手によって復刻しました。このルートは足場が非常に悪いガレ場やザレ場、そして一部岩稜の通過もあり、完全に上級者ルートです。特に霧が出て視界が悪い時には道迷いの恐れがあります。初心者の入山は危険ですし、山慣れている登山者でも慎重な歩行が求められます。

たどり着いた一切経山山頂では、連休なので多くの登山者やハイカーが、眼下に見えるコバルトブルーの吾妻の瞳と呼ばれる五色沼に歓声を上げていました。帰路は一般ルートを酢ガ平まで下り、姥ヶ原を周回して車を停めた兎平駐車場に戻ります。登りの途中で八重のハクサンシャクナゲであるネモトシャクナゲを一株だけ見つけました。

この日の福島市の気温は36度の猛暑日。しかし山の上は涼しい西風が吹き抜け、避暑には最高の一日となりました。

(文=曽根田 卓)

北アルプス・白馬三山~唐松岳(前編)

14日から16日にかけて歩いてきました

残照の白馬の山々(写真=増村多賀司)

左上から時計回りに旭岳のお花畑、ハクサンイチゲ、ミヤマクロユリ、ミヤマオダマキ、ウルップソウ、ハクサンフウロ(写真=増村多賀司)

7月14日、晴れ

朝4時、猿倉に着くと駐車場はすでに満車に近く、好天が約束された連休の初日であることを実感します。

明るくなってから出発。白馬尻付近にはキヌガサソウやサンカヨウが朝日を受けて輝いていました。

大雪渓への取付地点は例年並みでしょうか。上部の秋道はまだ出ておらず岩小屋跡も雪の下です。急な夏道に出るとミヤマキンポウゲやシナノキンバイなどの花に癒されます。小雪渓は丁寧に雪切りされていて歩きやすいのですが、アイゼン必着との表示があります。

稜線直下のお花畑は見ごろを迎えていました。ハイマツの下にはキヌガサソウやサンカヨウ、ショウジョウバカマなどの春の花、草原にはハクサンイチゲやシナノキンバイ、ウルップソウ、ミヤマオダマキなどが咲き誇っています。

雄のライチョウが砂浴びしている様子も見られました。付近のハイマツの下では雛の声があちこちから聞こえています。

白馬岳山頂付近もお花畑が見ごろとなっています。ツクモグサは終わっていましたがまだ数株見られました。白馬山荘の裏手にはコマクサの群落もありました。

山頂からの展望は申し分なく、能登半島、佐渡島がはっきり見えます。時間があったので旭岳方面に散策に出かけました。広大な雪田を横切った先にはシナノキンバイ、クロユリ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲのお花畑が広がっています。西側から見る白馬三山もいつもと違って新鮮な眺めでした。

この日の夜の星空も素晴らしく、白馬三山の上には夏の天の川がはっきりと見えました。また富山の夜景も美しかったです。

(後編へ続く)

(文=増村多賀司/長野県自然保護レンジャー、写真家)

北アルプス・白馬三山~唐松岳(後編)

14日から16日にかけて歩いてきました

白馬鑓ヶ岳から振り返り見る白馬岳、杓子岳(写真=増村多賀司)

左上:白馬鑓ヶ岳から天狗ノ頭方面 右上:不帰ノ嶮Ⅱ峰核心部 左下:天狗山荘付近のコマクサ 右下:天狗山荘付近のウルップソウとチングルマ(写真=増村多賀司)

7月15日~16日、晴れ

(承前)山行2日目となる15日は長丁場なので4時に出発しました。白馬杓子岳で日の出を迎えます。眼下には雲海が広がり、信州側は絶壁になっていて杓子沢のカールまで切れ落ちています。

岩屑の斜面を下って白馬鑓ヶ岳へ取り付きました。ウルップソウやミヤマオダマキがたくさん咲いています。ウルップソウはこの先、天狗ノ頭付近まで続いていました。白馬岳では終わっていましたが天狗山荘周辺の残雪の近くはまだ見ごろの株がたくさんあり、チングルマとの共演が素晴らしかったです。

鑓温泉へのルートは雪の状態が不安定につき7月15日から閉鎖されています。行かれる場合は最新情報を入手してください。鑓温泉小屋の営業開始は7月26日からの予定とのことです。

天狗山荘は再建工事のため宿泊はできませんが、テントと売店のみ利用できます。天狗山荘の少し先にはコマクサの群落があり見ごろを迎えていました。

天狗ノ頭まではなだらかな稜線散歩ですが、その先の天狗の大下りから一気に不帰キレットに落ち込んでいます。不帰Ⅱ峰北峰への登りがこのルートの核心で、鎖場が連続して緊張しますが手がかり足がかりがあるので落ち着いて行動すれば問題ありません。唐松方面から来る人とすれ違う場合は安全な場所で待つ必要があります。信州側を巻く部分は風もなく暑いですが、不帰Ⅱ峰北峰に飛び出ると再び富山側からの涼風が吹いてホッとします。ここから先、Ⅱ峰南峰、Ⅲ峰までは特に難しい所もないので休憩を入れたいところです。Ⅲ峰は富山側を巻いて通過、気がつくと人がたくさんいる唐松岳が近くに見えています。唐松岳から振り返ると達成感が得られるでしょう。

急に人が多くなった登山道に戸惑いながらも唐松岳頂上山荘には昼に着きました。ここからは目の前に堂々とした五竜岳が見えます。時間的に余裕はありましたが、翌朝ゆっくり八方尾根を下山することにしました。

山荘からの下山は尾根コースに変更されています。八方尾根は上部からずっと花が続いていて飽きません。

なお、唐松岳付近でライチョウの雛を一般登山者が捕獲するという事案が発生しています。ライチョウに限らず野生動物には触れないようにお願いします。

また、八方尾根、扇雪渓付近には人の排泄物が散乱していました。すべて回収しましたが、トイレは八方池山荘か唐松岳頂上山荘ですませるよう、お願いします。不安のある方は携帯トイレの持参をお願いします。

(文=増村多賀司/長野県自然保護レンジャー、写真家)

北アルプス・鹿島槍ヶ岳

花と展望を大いに楽しみました

爺ヶ岳中峰直下のライチョウ親子と鹿島槍ヶ岳(写真=中村重明)

登山者でにぎわう鹿島槍ヶ岳南峰山頂。奥は立山、剱岳(写真=中村重明)

7月14日~15日、14日晴れ、15日快晴

海の日を含む三連休に、扇沢~鹿島槍ヶ岳の往復コースを歩いてきました。

初日は爺ヶ岳を越えて冷池山荘泊、2日目は鹿島槍ヶ岳を往復後に再度爺ヶ岳を越えて種池山荘泊、3日目に扇沢に下山、という計画で出発。

山小屋に予約を入れた際の情報では、例年海の日を含む三連休は大抵梅雨明け前で天候が悪いことが多いため山荘がいっぱいになることはまずないとのことでした(いちばん混むのは7月下旬から8月上旬ごろ)。ところが今年、関東甲信は平年(7月21日ごろ)より22日早く6月29日に梅雨明けしており、この三連休も好天予報だったためか、山小屋は大入りで、初日宿泊した冷池山荘は敷布団1枚に2名でした(枕・毛布は一人一個・一枚あり。ちなみに毛布と枕を持ち出して廊下で寝れば、手足を伸ばして寝ることは可能でした)。テント場も夕方にはいっぱいで、遅く到着した方は小屋に泊まるしかなかったようです。なお種池山荘も敷布団2枚に3人の状態だったとのことでした。

初日は、天気はいいものの気温も高く、稜線に出るまでは風も乏しく大汗をかきました。同行者の1名(ほぼ毎週山登りをしている中級者レベル)が、水分・塩分の補給が足りなかったようで、種池山荘先で足がつってしまったほどでしたが何とか快復し、予定より少し遅れて冷池山荘に到着。ところが上記のような混み具合で充分な睡眠が取れなかったことから、2日目は、2名が予定通り日の出直後に出発して鹿島槍ヶ岳を往復したたものの、他の2名は多くの宿泊者が出発しゆったり寝られるようになってからひと眠りして体力を回復してから、そのまま復路につきました。前夜同様の混雑が予想される種池山荘泊は避けて、少々長丁場となりましたが、そのまま下山。結果的には一泊二日の山行としました。

行程は、柏原新道の上部に10mほどの雪渓の横断があるもののアイゼンは不要で、要注意箇所は何箇所かあるものの鹿島槍ヶ岳南峰までの区間では危険度が特に高い箇所はないといえます。南峰から先に進む登山者は多くがヘルメットを着用していました。

高山植物については、種池山荘手前までは数種類がポツポツと咲いてはいるものの、格別素晴らしいというほどではなかったのですが、稜線手前から鹿島槍ヶ岳までの稜線上は高山植物のオンパレード。チングルマ、コバイケイソウ、シャクナゲ、ミヤマキンポウゲ等々、数多くの色とりどりの花々が見事でした。また爺ヶ岳中峰直下では5羽ほどのライチョウの家族にも出会えました。

展望もとても素晴らしく、種池山荘から先はずっと剱岳と立山の勇姿が眺められました。遠くには、南アルプス北部、八ヶ岳、そして富士山も望めました。鹿島槍ヶ岳山頂からの五竜岳、白馬鑓ヶ岳などの後立山連峰の眺めも見事でした。

天候に恵まれ、花と展望を大いに楽しんだ2日間となりました。

(文=中村重明)

北アルプス・鳴沢岳~針ノ木岳周回(前編)

展望はのぞめずも、百花繚乱の天空路を楽しむ

雲の隙間から朝日に輝く剱岳岩峰群を望む。チンネや八峰クレオパトラニードルなどの岩峰群も間近に見える(写真=奥谷 晶)

ガスにけむるハイマツの岩場を警戒しながら現れたライチョウの親子(写真=奥谷 晶)

7月11日~12日、11日曇り、12日曇りのち時々雨

前夜、雨の中を扇沢へ。車中泊して、翌朝、柏原新道登山口から雨上がりの登山道を登り始めます。樹林帯の急登を過ぎると、やや平坦な石畳のよく整備された道が続きます。晴れていれば稜線の針ノ木岳や蓮華岳が見通せるはずですが、今日は深いガスに包まれたままでした。しかし、登山道の斜面には次から次へと花が咲き乱れ、登り一辺倒のうんざりした気分を癒してくれます。コバイケイソウ、サンカヨウ、キヌガサソウ、シナノキンバイ、クモマスミレ、シラネアオイ、コイワカガミと花のスターが勢揃いといったところです。

唯一、残雪の残るガレ沢を越えると視界が広がり、種池山荘に到着しました。種池山荘から岩小屋沢岳、新越山荘間は、まさに天空のお花畑を行くが如くです。ハクサンチドリやハクサンフウロ、小さいが美しい花を咲かせるミヤマクワガタも群落を作っています。

連休前とあって登山者にもほとんど合わず、新越山荘まで花の撮影をじっくり楽しむことができました。夕刻にはガスの切れ間より、明日向かうスバリ岳や針ノ木岳山頂や針ノ木雪渓を垣間見ることができ、明日への期待につながります。

翌朝、日の出時刻より、早くもガスが上がってきて、稜線を覆い始めます。朝日に輝く剱岳山頂の岩峰群を雲の切れ間から一瞬とらえることができたのが最後でした。

すっかり霧に包まれた稜線を、まず鳴沢岳へ。少しでも雲が切れるのを期待して待ちましたが、かなわず。立山、剱岳を拝めることはついにできませんでした。ガスの切れ間に緑色の黒部湖の湖面が見えたのがせいぜいでした。赤沢岳からスバリ岳からは、天空の散歩道から一変して、ざれた岩稜帯がつづき、北アルプスらしい険しい登路となります。花もシャクナゲ、チシマギキョウやハクサンイチゲ、ミヤマオダマキなどが目立ち始めます。そしてスバリ岳の砂礫の斜面にはコマクサが見事な群落を作っていました。

また展望のないガスにおおわれた稜線でのお楽しみは、ライチョウとの出会い。子連れの母鳥やつがいのライチョウにもご対面できました。

ここまで出会った登山者はドイツから来た父娘を含めて4人だけ。出会ったライチョウの数より少ない、静かな稜線歩きでした。

(後編へ続く)

(文=奥谷 晶)

北アルプス・鳴沢岳~針ノ木岳周回(後編)

針ノ木雪渓では現場判断が必要

はじめて全容を見せたスバリ岳の雄姿。岩稜地帯の険しい登りが続く(写真=奥谷 晶)

針ノ木雪渓では、大穴が開いて水流が見えているところもある。ベンガラのマークだけに頼ることなくルートの見極めが大事(写真=奥谷 晶)

7月11日~12日、11日曇り、12日曇りのち時々雨

(承前)スバリ岳から急降下するとマヤクボ沢ノ雪渓に出会いますが、ここは迷い込まないように大きな×印があります。

この日向かう4つ目のピークが針ノ木岳です。マヤクボのコルから浮き石に注意しながら急斜面のガラ場や岩稜を登り切ると、まっ白のガスの中に2821mの黄色い標柱があるだけの世界でした。

針ノ木岳から針ノ木峠へは岩混じりの斜面のトラバースで、数カ所、雪渓を横切りますが、雪切りがされているのでアイゼンは使いませんでした。しかし、滑落には注意です。ステップが崩れているところもあり、ここでは最近愛用しているウィペット(ピック付きのストック)が役に立ちました。

針ノ木小屋で情報を確認し、いよいよ針ノ木雪渓を下ります。12本爪のアイゼンと念のためのピッケル。斜度が強いのは最上部とノドの部分です。急傾斜の箇所はベンガラでマークがしてありますが、大穴が開いていて水流が見えているところもあり、現場判断が必要です。

ノドを過ぎれば傾斜は緩くなって両ストックで快適に下れますが、大小無数の落石が示すように要注意です。このあたりから断続的に雨となり、視界が悪くなりましたが、赤旗のついたポールが立ててあり、迷うことはありませんでした。

むしろ雪渓取付から大沢小屋を経て扇沢へ下る山道は、雨に濡れた岩場のへつりや鎖場が滑りやすく、増水した沢の徒渉やゴロ石のアップダウンもあり、下りの長丁場で最後に残った体力も奪われ、へとへとになる始末でした。

(文=奥谷 晶)

北アルプス・大滝山

沢沿いの旧道をたどりました

槍ヶ岳から穂高連峰の日没後のシルエット(写真=畠山茂信)

蝶ヶ岳中腹に流れ落ちる羽衣の滝(写真=畠山茂信)

7月12日~14日、晴れ

沢沿いに大滝山荘へ行く道は蝶ヶ岳に至るルートでしたが、長塀尾根のルートが一般化し廃道となりました。

まず徳沢右岸の林道に入り、第一堰堤を越えて進みます。ところどころ草で覆われていますが堰堤の保守用でしょうか、道は続いています。第二堰堤は右岸の巻き道で越え、その先に架かっていた橋はもう無いので適当な所で左岸に徒渉しました。第三堰堤の先で踏み跡がなくなり、二俣までは完全な沢歩きでした。二俣で右俣左岸の中腹を緩く巻きながら登ってゆく道に入りましたが、枝沢や倒木による崩壊で寸断され、思ったように進めません。途中樹林の間から羽衣の滝が見えました。

道幅は次第に広くなり、稜線が近づくと倒木も処理されていました。小屋の方が水源の管理に使っているのでしょうか。樹林帯を抜けてお花に出ると「小屋までアト2分」の古い看板があり、右手の林を抜けて大滝山荘の裏手に着きました。

大滝山は南峰が頂上で三角点もありますが、北峰がテント場になっており、山荘が営業前のためそこで一泊しました。槍ヶ岳から穂高連峰の眺望が素晴らしく、その前には蝶ヶ岳と常念岳が大きくそびえています。反対側には南アルプスと富士山、八ヶ岳などが見えていました。夜になると眼下に安曇野の夜景がきらめき、頭上は満点の星空で天の川も見えていました。

翌日、鍋冠山を越えて冷沢に下りましたが、その先の車道が崩落で通行止めなので、北小倉の市街地まで約12kmを歩いて下りました。年内は復旧しないそうなので、注意が必要です。

(文=畠山茂信)

※このルートは一般登山道ではありません。初心者、初級者は安易に立ち入らないようにしてください。

木曽・御嶽山

北御嶽の自然を満喫

雲上のオアシス(写真=大島隆義)

左上:青い三の池を背景に咲くオンタデ 右上:まるで地球外惑星にいるような世界観の二の池 左下:名だたる北アルプスを眺めながらの朝 右下:岩場に自生するミヤマダイコンソウ(写真=大島隆義)

7月15日~16日、晴れ

今年も高山植物を求めて北御嶽を訪れることにしました。

濁河温泉からの登山道はまだ通行止めと聞き、長野県側の中の湯から黒沢口登山道を利用することにしました。途中、女人堂の方から、三の池道・稜線の三の池乗越は豪雨による崩落もあり通行止めと聞きました。北御嶽方面に行くにはほぼ道は一本、二の池・賽の河原・摩利支天乗越の道のりとなり、この日の宿泊地、五の池小屋を目指すことにしました。

賽の河原から高山植物たちが目立つようになり、三の池や四の池周辺、継子岳周辺ではコマクサの群生がまだたくさん咲いていました。

宿泊する五の池小屋は宿泊者で大にぎわいです。そして夜は満点の星空でした。

翌朝は摩利支天乗越で朝を迎え、景色を堪能したあと小屋に戻るとライチョウの親子に出会うことができました。今回も北御嶽の豊富な自然を満喫することができました。

(文=大島隆義/山岳風景写真家)

中央アルプス・木曽駒ヶ岳、宝剣岳

花の山旅・中央アルプスの乙女達に逢いに

ヒメウスユキソウ(写真=伊原明弘)

ミヤマキンバイ咲く濃が池(写真=伊原明弘)

7月11日

はかなく短すぎる、高嶺の乙女たちの夏。この時を逃したら再会するのは1年後です。今週もそそくさと、わくわくと出かけました。

日帰りのため、ロープウェイを便利に使います。千畳敷~八丁坂~乗越浄土~駒飼の池~濃が池~馬の背~木曽駒ヶ岳~中岳巻き道~宝剣岳~南陵~極楽平~千畳敷と歩きます。縦走登山を楽しみながら、それぞれの場所でそれぞれに咲き競う乙女達の笑顔を訪ね巡りました。

この季節、もっとも恐ろしいのは落雷です。千畳敷の駒ヶ岳神社で落雷回避の神頼みをして出発。すぐにクロユリ、シナノキンバイが出迎えてくれました。八丁坂からオットセイ岩あたりにはハクサンイチゲやミヤマキンバイ、楚々と風に揺れながら咲くイワツメクサなどが満面の笑みを浮かべています。今年は当たり年かも、といわれているコバイケイソウの見ごろはまだ少し先になりそうです。

乗越浄土に登り詰め、駒飼い池、濃が池目指して下り、黒川源流の雪渓へ。毎年この時期には3本ある雪渓も今年は2本でした。慎重にトラバースします。

濃が池付近は一面の花園。チングルマやクロユリ、コバイケイソウなどが咲き、ナナカマドの花も繚乱。濃が池は訪れる登山者も少ない別天地で、秋の紅葉は見事でおすすめです。

木曽駒ヶ岳山頂を目指し、馬の背に向かいました。馬の背の花園も宝剣岳を従えた乙女達がきらめき、青春を謳歌しています。特に中央アルプス固有種で、最小のエーデルワイス、ヒメウスユキソウが多く、アオノツガザクラ、チングルマ、オヤマノエンドウなどと競うように咲いています。

薄曇りと霧の木曽駒ヶ岳を記録用写真として撮り、中岳巻き道を通ります。落雷回避のお願いが効いたのか、雷の心配がなさそうなので宝剣岳越えにかかります。展望はあまりよくなくて残念ですが、宝剣岳山頂で記念撮影。南陵の宝剣沢に落ち込むルンゼには、ヨツバシオガマ、イワベンケイ、ミヤマダイコンソウなどが咲き、荒々しい岩壁に彩りを添えていました。

岩稜帯を踏破し、ヤマハハコ咲く極楽平から千畳敷へと稜線散歩。極楽平下には綿毛になり出したチングルマが「さようなら、来年もお会いできることを楽しみに」とささやいているかのように、淋しそうに風に揺れていました。

(文=伊原明弘/日本山岳写真協会・東海支部)

南アルプス・早川尾根縦走

甲斐駒ヶ岳の山容と雲の共演に見惚れる

甲斐駒ヶ岳を眺める山ガールたち。会話も弾んで楽しそうだ(写真=伊藤哲哉)

盛夏の早川尾根。今まで歩んできた路を振り返る(写真=伊藤哲哉)

7月14日~15日、14日晴れ、15日快晴

三連休ということもあり、広河原は登山者と釣り人でにぎわっていました。天気は晴れ、風はありません。

8時前に北沢峠を出発し、仙水峠を目指します。仙水峠までは、北沢のせせらぎの音に耳を傾けながら緩やかな上り坂を進みます。仙水峠で早川尾根方面に折れ、急登を2時間ほど進むと栗沢山です。栗沢山では、北西方面には甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳、南には、白根三山、南東にはアサヨ峰の山容がよく見えました。特に甲斐駒ヶ岳は、夏らしく谷風に乗って雲が湧いていく様子がとても印象的でした。

栗沢山からアサヨ峰までは、暑さと乾きとの闘いです。アサヨ峰に着くと甲斐駒ヶ岳がピラミダルな形に少し変化して見えました。アサヨ峰で十分な休憩をとり、早川尾根小屋を目指します。

小屋までは2時間程度の道のりで、樹林帯の一部ではヤブこぎをする場面もありましたが日照りを避けることができ、快適に小屋までの縦走を満喫しました。小屋は20人超の宿泊、テントは10張り程度あり、皆それぞれがこれからの山行について語って、楽しいひとときを過ごしていました。

楽しみの山岳夜景の撮影のはずでしたが、木々も成長しており、小屋周辺からは南アルプスの山容を見ることはできません。月齢は2日目であり、天の川の流れと美しい夏の大三角形を眺めることができました。特徴のある木や小屋の一部を構図に入れ、他の登山客を起こさないよう静かに行動し、星空撮影をしました。

2日目は4時半に出発。天気は快晴、無風です。この日はまず早川尾根を下り、高嶺を経て地蔵岳を目指します。岩稜帯やガレ場があり、注意をしながら歩みを進めました。

高嶺では、前日まで見ていた甲斐駒ヶ岳が完全にピラミダルな形に変化し、その堂々たる山容と谷筋に流れる雲の共演の眺めにしばし見惚れてしまいます。南には北岳、東には観音岳と富士山を一望できました。

地蔵岳の眺めを満喫した後、小一時間ほど歩くと、鳳凰小屋に到着しました。山荘のご主人やスタッフはみんな明るく、次回訪れるときは宿泊して話をしたいと素直に思いました。

正午前に小屋を出発し、燕頭山を経て、急勾配の坂を下り、午後4時前には御座石温泉に着きました。温泉で汗と疲れを落とし、ご主人と今回の山行について語り合いました。後ろ髪を引かれる思いで、韮崎駅行のバスに揺られて帰宅しました。

(文=伊藤哲哉/『千葉県の山』共著者)

北八ヶ岳・高見石

ゴゼンタチバナと苔の森を訪ねて

巨岩群を登った高見石の頂から夏雲が湧いた大空の下に白駒池が光る(写真=白井源三)

左上:下山した白駒池をボート乗り場から展望すると、手前にシャクナゲが咲いていた 右上:北八ヶ岳と言えば、シラビソの原生林。心なごむ散策 左下:咲き残りのゴゼンタチバナを探しながらの登降 右下:倒木のコケに寄生していた小人のキノコが愛らしい(写真=白井源三)

7月14日、晴れ

国道299号(メルヘン街道)を詰めて、麦草ヒュッテ手前の駐車場に8時30分に着くも、すでに満車状態。やむなくヒュッテ前に駐車させてもらいました(有料)。下山地白駒池からヒュッテまでの原生林と小規模の庭園を散策したかったので丸山~高見石~白駒池~ヒュッテのおなじみ周遊コースを選びました。

ヒュッテ前のお花畑ではミヤマオダマキ、ハクサンフウロなどが咲き、シカ除け扉を潜り丸山を目指しました。濡れた根っこや巨岩の登りにくい登山路でしたが、心を癒してくれたのは豊富な種類のコケと原生林の林床に咲いていた純白のゴゼンタチバナでした。花の開花が早かった今年、残りのゴゼンタチバナの花を探しながらの登山も楽しいものでした。

展望のきかない丸山から高見石小屋までを慎重に下り、着いた広場にはテントが立ち、登山者がくつろいでいました。巨岩を伝いながら登った高見石からは夏雲が湧いた空の下、白駒池が光っていました。

ぬかるんだ道の濡れた石や根っこのスリップに注意しながら40分ほどの下りで白駒池のほとりへ。ハイカーや観光客でにぎわう白駒荘前のボート乗り場から池の全景をのぞきました。その後、北八ヶ岳の代名詞、シラビソの原生林に囲まれた白駒奥庭をゆっくりと散策して麦草ヒュッテに戻りました。樹林に囲まれた山行から解放された後だけに、前面の深い緑の茶臼山が清々しく印象的でした。

(文=白井源三/『神奈川県の山』共著者)

茨城県・筑波山

原始に近い姿を残す、常緑広葉樹林の山

女体山の露岩から男体山を眺める(写真=石丸哲也)

左上から時計回りに、七夕の飾り付けがされた御幸ヶ原、筑波山神社の上にのぞく女体山山頂、白雲橋コースのアカガシの大木(写真=石丸哲也)

7月15日、曇りのち晴れ

海の日の三連休の中日に日帰りの低山。今年のうちに取材しておく必要があり、緑の時期の写真がなかったことと、15日はまずまずの天気になりそうということで出かけました。

コースは、ロープウェイ、ケーブルカーを使わない一般コースとしては最も標高が高い、つつじヶ丘からのお立つ石コースを登りにとることに。少しでも涼しく、遠望がききそうな早めの時間に着けるよう、つくば駅8時00分発の始発バスで向かいました。

しかし、空は晴れているものの、筑波山は中腹から上が雲に隠れ、つつじヶ丘に着いてみると、山頂方面は霧がかかっていました。日も差さず、薄暗い感じなので、日が当たるまで待って、つつじヶ丘周辺の写真を撮ってから登りにかかりました。しばらくは開けた斜面にツツジが植えられ、足もとにはシモツケやコマツナギのピンクの花、紫のウツボグサ、ルビーのように透き通った赤色のナワシロイチゴの実などが見られました。

樹林に入り、弁慶七戻などの大岩を見ながら登っていくと、アカガシなど低山帯の常緑広葉樹林からブナなど山地帯の落葉広葉樹林に入っていきます。垂直分布をはっきりと確認できることは筑波山の特徴のひとつです。みごとなブナの大木、裏面大黒、大仏岩などと名づけられた大岩を見て、石段状に岩が積み重なった急斜面を登りきると筑波山の双耳峰の一方で、女体山神社本殿が鎮座する女体山山頂に着きました。霧は晴れ、南側が切れ落ちた岩峰から霞ヶ浦や関東平野、遠く都心のビル群や富士山まで望めます。と書きたいところですが、この日は霞んで、近くの宝篋山、つくば市街などが見える程度でした。西に見える、もうひとつのピーク、男体山もやや霞んでいます。

霞は徐々に取れると思われましたが、ただ待っているのももったいないので、男体山に登った後、女体山へもどることにしました。ケーブルカー山頂駅や茶店が並ぶ御幸ヶ原では、15~16日の七夕まつり期間中で、七夕飾りが並び「ガマの油売り口上」の実演なども行われていました。男体山山頂に登った後、山頂部を一周する自然研究路を歩きました。御幸ヶ原からの研究路入口は落石の危険で通行止めになっていて、山頂の測候所の左手からの迂回路で研究路に入ると、山頂北側の斜面を巻いて御幸ヶ原へもどります。途中、要所に筑波山の動植物などの自然解説板があり、勉強になります。

下山はケーブルカー沿いの御幸ヶ原コースを予定していましたが、女体山までもどることもあり、白雲橋コースを筑波山神社へ下ることにしました。このコースから登ることも考えていたのですが、早めに山頂に着くこと、猛暑の時期でなるべく登りを避けたいことから、今回は見送っていました。女体山山頂で先ほどよりはっきり見えてきた男体山、加波山などを眺めた後、弁慶七戻の先の弁慶茶屋跡から白雲橋コースを下ります。全体にアカガシなどの常緑広葉樹林が茂って、展望は得られませんが、大木も見られ、鬱蒼と茂る樹林は低山と思えない山深さが感じられます。

生態学が教えるところによれば、かつて関東の平野部や低山は常緑広葉樹林に覆われていたものの、人間によって田畑や薪炭林の雑木林に置き換えられ、最近では住宅地や工場などが広がって、人手が加わっていない常緑広葉樹林はごく一部しか残されていません。筑波山の樹林は山岳信仰の対象として筑波山が手厚く保護されてきたこともあり、原生林に近い貴重な姿を見られます。

つつじヶ丘からの迎場コースと合流するとなだらかになり、門前町に出たところから筑波山神社に立ち寄り、拝観してきました。立派な社殿は本殿ではなく拝殿。本殿は山頂の女体山神社と男体山神社で、山そのものをご神体として崇める神道の原型を伝えているとされています。私も拝殿から筑波山を拝んで帰宅しました。

当日、つくば市内の最高気温は34度、猛暑日の一歩手前でしたが、お立つ石コースの登り、女体山と男体山の登頂は、覚悟していたほどの汗をかかされることなく、意外に快適に歩けました。また、8月11日の山の日は「筑波山ガマまつり」でさまざまなイベントも開催されます。

なお、発売中の『山と溪谷』8月号は創刊1000号の記念号で「決定版!日本登山ルート100選」の特集が組まれています。私も関東25コースの選者に加えていただきました。残念ながら、加波山への縦走などを考慮しても、筑波山のコースは小粒であるとして、選外になってしまいました。しかし、周囲から眺める、風格ある山容、山岳信仰、自然の豊かさなどの魅力や個性を筑波山は備えています。「ルート」ではなく「名山」という切り口なら、間違いなく選定されていたであろうことを付け加えておきます。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

奥武蔵・多峯主山~天覧山

「ヤマノススメ」主人公たちの原点の山

多峯主山山頂から首都圏方面を眺める(写真=石丸哲也)

左上から時計回りに、吾妻峡、中央公園のアトム像、天覧山の「ヤマノススメ」ノート、暑い日にうれしい冷たいそうめん(写真=石丸哲也)

7月12日、曇り一時晴れ

夏の定番コース、白谷沢~棒ノ嶺の予定で出かけました。しかし天気が不安定で、また前日までの雨で水量が多いことが予想され、同行のメンバーに不安が感じられたので、飯能駅で集合後に相談して、飯能駅起点で不安なく歩ける山ということで多峯主山(とうのすやま)~天覧山に決定しました。

駅を出るとすぐ、甘い匂いがほのかに漂ってきました。しょうゆ団子やキャラメルに例えられる、紅葉から落葉の時期のカツラの匂いです。果たして街路樹にカツラが植えられていましたが「なぜ今の時期に匂いが?」と不思議に思われました。よく見ると、根元に落葉が見られる木があり、匂いの源になっています。通常なら落葉する時期ではないのですが、猛暑や晴天が続いたので、木が身を守るために葉を一部、落としたのかもしれません。

住宅地をはずれると入間川に出て、割岩橋を渡ります。デザインが印象的な歩行者用の橋で、先日、サードシーズンの放送が始まったアニメ「ヤマノススメ」にも登場。「聖地巡礼」のスポットにもなっています。

割岩橋を渡ると入間川南岸の、のんびりした田園地帯で、指導標に従い、一部、裏道を歩きます。修復工事中の八耳堂で北へ向かい、ドレミファ橋と名づけられた飛び石の橋を渡ります。出合ったバス道路を少し東へ歩くと多峯主山の登山口です。

山道に入り、谷あいのなだらかな道を少し歩いた後、斜面に取り付き、ひと登りで露岩の上に建ち、南側の眺めがよい御嶽八幡神社に着きます。尾根道をわずかに下り、新しいトイレを見て登り返すと、ベンチが置かれた多峯主山山頂の広場です。

展望に優れ、ランチ休憩に最適なところで、ちょうど時間もよかったので、ここで昼にしました。青空ものぞいているのですが、首都圏方面は霞んで新宿の高層ビル群は見えませんでした。奥多摩や丹沢の山は頂を雲に隠していましたが、伊豆ヶ岳など奥武蔵の山は見えていました。

天覧山へのコースは尾根道と西ノ谷経由があり、景色に変化があり、ハンノウザサ自生地を通る後者をとりました。天覧山でも展望を楽しみ、中段の休憩舎に着くと、大量のノートが入っている袋が。天覧山は「ヤマノススメ」の主人公たちの山登りの原点であり、登山をしない方も多く登られています。その方たちのための自由帳で、たくさんの書き込みに圧倒されました。

下山後は風格ある古刹の能仁寺に詣で、中央公園のアトム像を見た後は街歩きで飯能駅に戻りました。大きな登り下りがなく、山の上は風が吹き抜けて、覚悟していたほどの大汗はかかずにすみました。花は山道でヤマユリ、ウツボグサ、リョウブなど、中央公園ではハスが咲いていました。

(文=石丸哲也/山岳ライター)

秩父・狩倉岳

酷暑の石灰沢。熱中症にはくれぐれもご注意を

上段左から、タカネママコナ、エゾスズラン、クリヤマハハコ、小さな小さなシロキツネノサカズキ。下段左から、全長約5kmに満たない小さな荒川水系「一級河川神流川起点」の石碑。木々の生えていない小尾根や岩に打ち込まれているリングは索道を通した名残でしょうか。枝沢上流部に残されていた索道搬器の残骸には742という番号がありました(写真=林 由季子)

石灰岩の小峰から見える赤岩岳。赤岩岳の左側に見えるのは石灰岩の大きな壁。この壁周辺にも石灰岩特有の植物が自生しています(写真=林 由季子)

7月15日、晴れ

気温が35℃を上回る酷暑の最中、狩倉岳北西側の植物調査に参加してきました。目的の場所にたどり着くまでの道なき急斜面では、木陰にもかかわらず無風と高温多湿であわや熱中症になる寸前でしたが、凍らせて持参した飲料と標高約1080mの石灰岩上に吹く心地よい風に救われました。そんな石灰岩の上では、上の写真のほかにウラベニダイモンジソウ、キハギなどが開花、険しい赤岩尾根の稜線も一望できました。

途中、「一級河川神流川起点」と掘られた石標や旧秩父鉱山時代の名残と思われる索道跡と搬器を見た時には、この山域で営まれていたひとつの歴史を思わずにはいられませんでした。

なお、現時点では、金山志賀坂線・中津川三峰口停車場線共に通行止め中で、開通時期は未定です。

(文=林 由季子)

奥秩父・荒川源流入川水系金山沢

荒川水源から笛吹川水系へと雄大な沢登り

金山沢ゴンザの滝.(写真=山田哲哉)

大荒川谷の苔むした滝(写真=山田哲哉)

7月14日~15日

首都圏最大の原生林を持ち、正規の登山道が股ノ沢林道以外、いっさい存在しない荒川水源入川水系の谷。甲武信岳から流れ落ちる真ノ沢を本流とする荒川の最大支流・金山沢は無数の滝を抱えています。とりわけ大荒川谷は、手つかずの水流と無限に続く苔むしたナメ滝から、奥秩父随一の原始の香りがする谷です。

山梨側・雁坂トンネル入り口に車をとめ、タクシーで埼玉県側・入川の車道の終点である釣り場から歩き出しました。ここから荒川本流沿いの道は、かつての森林軌道の跡地です。まだ枕木とレールの残骸がある濃い緑の中の素敵な道です。

赤沢谷出合から荒川左岸を高巻く股ノ沢林道を進みます。1200m付近まで高度を上げて不安定なトラバース道をたどり、小尾根につけられた踏み跡を金山沢出合へと慎重に下降。車道終点から4時間、熱暑の中の道を荒川の谷へと下り着きました。水量は非常に多いです。荒川を徒渉して金山沢に入ると、深い徒渉と淵の高巻が続きます。連日、雷雨でもあったのか、水量も多く、山肌はシットリと濡れていました。

ゴルジュの奥にゴンザの滝が現れます。高さこそ10mですが、全水量を一気に落とす迫力は素晴らしいものがあります。次のゴルジュを高巻いていると、この奥深い谷と真ノ沢と股ノ沢合流点近くの柳小屋(避難小屋)を結ぶ踏み跡・旧荒川林道(歩道)に出会いました。その先が大荒川谷と小荒川谷の合流点です。もっと先まで行きたかったのですが、谷の水量が多く、時間がかかってしまったので、この出合を大荒川谷方向に50mほど入った段丘の上に泊まり場を決めました。下界の暑さがうそのような気温の中、夜半からは満天の星でした。

翌日、大荒川谷に入ると苔むしたナメ滝が連続します。金山沢の滝と比べるとナメ滝の連続で、ほとんどが直登可能。次々と現れるゴルジュも美しい。やがて二俣で、ここからは苔に覆われたナメ滝の連続です。三俣で普通は一気に水量が減るのですが、この日は違いました。まだまだナメ滝が連続します。

原生林の中に消えた所で水を汲み、奥秩父主脈を目指します。この深い原生林の中に西破風山と柳小屋を結んでいた「破風山歩道」の痕跡があり、まずは、それを見つけてたどります。方角を決めてみごと、奥秩父主脈縦走路の西破風山山頂の50m西側「破風山歩道通行禁止」の指導標の所に登り着きました。

ここから南側の青笹尾根の踏み跡に入り、一気に下降します。標高1800mのコルから東に向かいナメラ沢の水源へ。ナメラ沢はナメ滝とナメ床の連続する美しい谷です。一時期、土砂の流入でガイドブックなどでも「荒れていて遡行価値は下がった」などと酷評されていましたが、最近は流木もガレも減り、延々とナメを下降する素晴らしい沢として再生しました。

3分の2ほど降りた時、雷鳴と共に雷雨が襲来。どんどん増水する沢に焦りながら下降を続け、中ノ沢との合流点、峠沢の徒渉とこなして、雁坂峠道に這い上がり、かたい握手を交わしました。

埼玉から山梨へ! 荒川水源から笛吹川水系へと雄大な沢登りを終えました。

(文=山田哲哉/山岳ガイド「風の谷」主宰 (株)KAZEエクスペディション顧問 山岳ガイドⅡ)

上越・浅草岳、守門岳

ヒメサユリをたずねて

浅草岳のヒメサユリ(写真=山田哲哉)

守門岳のキスゲ(写真=山田哲哉)

7月10日~11日

今年は花が早く、浅草岳や守門岳の登山地情報ではヒメサユリの開花の情報がたくさん入っています。例年ならまっ盛りのはずの7月上旬、もしかしたらもう終わっているのでは、と心配しながら只見線沿いの道を進みました。ネズモチ平への道は7月8日から工事中で、車道を登ります。

ネズモチ平からは重厚なブナの森の中、ドロっぽい、急斜面の延々たる登りです。森を抜けて少しずつ木の高さが低くなると、背後に明日登る守門岳が雲の間から大きく見えてきました。足元は少し落ち着いてきましたが、急斜面は変わりません。前岳に汗びっしょりで登り着くと、ピンクのヒメサユリが! 前岳からは雪が残っており、しかも硬いです。雪の上から木道の両脇はヒメサユリだけでなく、一面の花、花、花。トキソウなどの珍しい花もありました。

そして、浅草岳山頂に到着。ずっと薄曇りでしたが、この時だけ太陽が顔をだし、足元には田子倉湖も見えました。下りは、桜ゾネへの明るい展望の道を降り続け、ネズモチ平へと周回。

翌朝は、7時前に保久礼口の駐車場へ。守門岳への道は、浅草岳以上の大きなブナの林立する中の登りです。保久礼口に無人小屋があり、わずかな登りの先にもキビタキ小屋という無人小屋があります。どちらも水場とシットリとしたブナ林の中に建っていました。

この日は離れると仲間の姿も見えないほどの濃いガスの中、ボーッと浮かび上がるブナの木を見ながら登り続け、大岳に到着。この大岳山頂の草原は一面のキスゲの原にヒメサユリが混じり、小さな池にはアヤメもあって見事です。コルへの下りにもシモツケソウやタニウツギがいっぱい咲いていました。

登り返して守門岳山頂到着。守門岳山頂もキスゲとヒメサユリが咲いています。花を楽しみながら、保久礼口へと下りました。

(文=山田哲哉/山岳ガイド「風の谷」主宰 (株)KAZEエクスペディション顧問 山岳ガイドⅡ)

奥秩父・金峰山

三連休の中日に登ってきました

尾根からの富士山、1時間後には雲の中へ(写真=葉山美和)

左:山頂直前のにぎやかなシャクナゲ 右上:山頂の巨大な花崗岩で金峰山信仰のシンボルである五丈岩 右下:山頂付近の足元にひっそりと咲くゴゼンタチバナ(写真=葉山美和)

7月15日、晴れ

大弛峠に到着したのは7時過ぎ、休日の駐車場は満杯でした。登山口から登り始めると、以前の登山道は荒れてしまったようで、森を開拓して新しい登山ルートが作られています。ほどなく尾根に着くと、雲の上に浮かぶ富士山が望めました。

当日は38度を越える予報でしたが、尾根歩きではシラビソの林が灼熱の直射日光をさえぎってくれます。朝日岳まで来ると、ようやく目的の金峰山と五丈岩が見えてきました。ここから鞍部まで急坂を下り、緩やかに登り返すと森林限界を越えます。ちょうど疲れたころにシャクナゲが出迎えてくれました。

岩場を慎重に進み、昔の山頂標識に出ると、急に混雑してきます。南側は全面雲におおわれ、富士山はすっかり雲の中。五丈岩付近の岩陰は22度と快適で、ゆっくり休憩をとりました。

下山はもと来た道を戻ります。途中わき出たガスが天然のミストとなる瞬間もありましたが、炎天下のもと、無事大弛峠に到着しました。

(葉山美和/千葉県/よく行く山:中央線沿線の山、奥高尾)

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週刊ヤマケイ「表紙写真」「読者の登山レポート」「山の川柳」「よもやまばなし」応募要項

週刊ヤマケイでは、読者の皆さんから表紙写真、登山レポート、山の川柳を募集しています。また新たに「よもやまばなし」も募集します。ぜひあなたの作品をお送りください。

【表紙写真について】

●タテ位置で撮影した写真に限ります。

●横幅1200ピクセル以上のjpeg画像。

●写真に簡単な説明も添えてください。


【読者の登山レポートについて】

●本文200字~300字。1ヶ月以内の山行に限ります。できれば2週間以内の情報をお寄せください。国内・海外は問いません。山名・日程・天気を明記。登山道の様子や開花状況などもできるだけ盛り込んでください。

●写真キャプション(写真の解説を簡単なもので結構ですので付けてください)

●お名前(ふりがなもお願いします。匿名、ペンネームでの掲載は不可です)

●メールアドレス

●年齢

●郵便番号と住所

●登山歴

●よく行く山名、山域

※文字数を大幅に超えたものは対象外となります。掲載の目安は、投稿から約2週間です。掲載、不掲載についての事前連絡はしておりませんので、あらかじめご了承ください。


【山の川柳】

「夏休み 孫と一緒に 百名山」

「お父さん 登山道具を 片付けて」

「登れども登れども ぴくりとも動かぬ 体重計」など、山に関する川柳を募集します。どうぞ気軽にお送りください(川柳の投稿はペンネームでも可)。編集部が審査して、段位を授与します!


【よもやまばなし】

山で体験したちょっといい話や不思議な話、使って役立った装備や安全登山のための工夫、昔の登山の思い出などを募集します。お気軽にご投稿ください。こちらの投稿もペンネーム可です。文字数は400字以内でお願いします。


投稿先メールアドレス

weekly@yamakei.co.jp

※メールの件名に必ず「週刊ヤマケイ・表紙写真応募」または「週刊ヤマケイ・読者の登山レポート投稿」「週刊ヤマケイ・山の川柳」「週刊ヤマケイ・よもやまばなし」とお書きください。

※表紙写真に採用された方、読者の登山レポートに採用された方には週刊ヤマケイのロゴ入り測量野帳を進呈します(初回のみ)。また山の川柳で高段位になられた方にも測量野帳を進呈します。どしどしご応募ください。

編集後記

2年に1度の登山者の祭典、「ヤマケイ涸沢フェスティバル」が7月26日(木)から29日(日)の4日間、北アルプスの涸沢をメイン会場に、徳沢、横尾で開催されます。告知が遅くなり申し訳ございません! 詳細は来週の週刊ヤマケイで!!

さらに8月11日(土)12日(日)は、「TANZAWA山モリ!フェス」が、神奈川県立秦野戸川公園などで開催。こちらの詳細も来週ご紹介いたしますので、お楽しみに!

株式会社山と溪谷社
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1丁目105番地
編集
佐々木 惣
アートディレクター
松澤政昭
SSデザイン
塚本由紀(T&Co.)
技術サポート
福浦一広、金沢克彦
プロデューサー
萩原浩司

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