はじめまして。出版営業部の瀧澤と申します。
普段は販促部隊として各地の書店を訪問しています。東京の御茶ノ水にある茗溪堂 御茶ノ水店さんもそのひとつで、店長の坂本さんには大変お世話になっています。その茗溪堂さんが、2011年7月21日をもって休業閉店を迎えました。長年、多くの方々に「山の本屋」として親しまれてきた書店であるだけに、閉店の事実と知ったときの出版営業部は、それはもう大変でした。まさにカオス!!「そんなばかな!!」「何かの間違いじゃないの?」と、みな半信半疑でした。
今回は番外編としてそのお話を…ということで、山と溪谷編集部ブログにお邪魔させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします!
JR御茶ノ水駅より徒歩1分。ビルの3Fに、その空間はあります。あぁ、これこれ。思わず胸の内でつぶやきたくなる、そんな雰囲気。坂本さんも、いつも通りの穏やかな笑顔で出迎えてくださいました。
本はもちろん、壁にかけられた絵画や写真まで…見渡す限り、山、山、山!!
山岳ガイドや登山技術書、読み物から写真集まで、山の本なら茗溪堂さん!と言わしめる充実の品揃え
茗溪堂さんといったらサイン本。まさにサイン本の宝庫!!
※これはほんの一部です
『山の本』『ベルク』はじめ、山岳雑誌もばっちりあります
エッセイスト・沢野ひとしさんとコラボしたオリジナルトレーナーなんてものも!
こんなにステキで面白くて、みんなに愛されている書店がなくなってしまうなんて!! と、悲しみにくれている皆様、ご安心ください。茗溪堂さんは近い将来、必ず復活します。
「家族の都合で一時的に休業閉店することになってしまいましたが、落ち着いたら必ずまた御茶ノ水のどこかで開店したいと思っていますので、そのときは改めてどうぞよろしくお願いします。」
坂本さん自ら、にこやかにそう語ってくださいました。ちなみに、「次の場所は、できれば1階で探しているんだけどね。」とも。
しばらく淋しくなりますが、新装オープンの日を楽しみに待ちましょう!! 今回はあくまで小売部門休業で、出版関係は続けるとのことですので、こちらでのご活躍にも期待です。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
書店の山岳書コーナーでファイル片手に棚をいじっている者がいたら、きっとそれは私たち出版営業部の書店営業マンです。もし見かけたら、どうぞ温かい目で見守ってください(笑)。
今後とも、『山と溪谷』ならびに山と溪谷社をどうぞよろしくお願いします!!