山と溪谷 編集部ブログ

秋めく六甲へ(青谷道から摩耶山)

こんばんは、たなかです。

文化の日の連休、友人の結婚式で神戸に寄ったついでに再び六甲へ行ってきました。

11月号の取材で8月に行って以来の六甲。すっかり秋の空気。夏は暑さが体に堪えますが、秋は冷たい六甲も山を登っていると心地よいですね。

今回は阪急王子公園から、青谷道を通って摩耶山へ。摩耶山は古来山岳信仰の山で、今は史跡公園となっている旧天上寺の参道として知られているのが「青谷道」と「上野道」。

王子公園駅から市街地を通り、青谷道の入り口にて。えっ、イノシシだけでなく、アライグマも出るの......!!

今回はどちらにも会いませんでしたが、途中、登山道の落ち葉を掃除している方に話を聞くと、六甲のイノシシは人をまったく恐れなくなっていて、人間は食べ物をもっている生き物として平気で寄ってくるようです。休憩している横にやってきて、居眠りをはじめることもあるとかないとか......

歩いていると、毎日登山をしているようなご年配の方にもたくさんすれ違いました。すれ違うときに「おはようございます」と挨拶すると「おはようさん」と気さくに挨拶を返してくれるのがうれしくて、地元の方に愛される六甲の雰囲気を感じながら、山道を進みます。ひたすら登って、旧山門へ。ここからは長い階段を上ります。

出発地の王子公園駅の標高が約45mなので、702mと山自体の標高は高くないものの、思った以上に登りが続くので心が折れそうになります(汗)

やっとたどり着く摩耶山の山頂も標識があるだけで何もないため、展望を求めて少し先の掬星台をめざします。

少しかすんでいますが、色づく木々と街と海を眺められる六甲からの景色はやっぱり格別!ずっと眺めていたい......

王子公園駅から登山口までの間にある昭和29年創業の「青谷ベーカリー」さんで買ったパンをお昼にいただきました(11月号の立ち寄り情報ページで掲載!)

名物のカツ玉子ロールと「リーフパイ」という菓子パン。

この包装紙がなんともレトロ!カツ玉子ロールのコッペパンはしっかり目で、そこにハムカツとタマゴサラダが!疲れた体にちょうどいい味。

下山は、まやビューラインでロープウェイとケーブルを乗り継ぎ、景色を楽しみながら楽々と。

その後はバスで新神戸方面に移動して、「六甲布引の水」で仕込んだクラフトビールが飲める「IN THA DOOR BREWING」さんへ。(11月号の立ち寄り情報ページで掲載(笑)!)飲み比べも楽しめるよう180mlと少量サイズから選べるのがうれしい。フードメニューも兵庫県産や国産にこだわった素敵なお店でした。土日祝日は12時から飲めるのも◎

11月号では記事を作っていて「神戸に住んでいたのに、こんなところ知らない!」という気持ちでいっぱいになり、また近々六甲に行きたいなあと思っていたので、秋晴れのこの休日に初めてのコースや寄り道を楽しめ、満足満足。

もうすぐ12月号が発売となりますが、11月号をまだ読んでいない!という方はぜひ! → https://www.yamakei.co.jp/products/2817900991.html

きっと次回のブログは12月号の紹介になるかと!12月号は「ステップアップ雪山登山2018(Ⅰ雪山を学ぶ Ⅱ歩行技術と用具)」です!

皆さん、お楽しみに。

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