山と溪谷 編集部ブログ

3月21日歩き方セミナー机上編を開催しました!

ども、伊藤です。

ぽかぽかとした春の陽気。都内では、サクラもすっかり咲き誇っていますね。
例年は、校了とサクラ開花のタイミング被るので、なかなか素直に楽しめないのですが、今年は開花が早いのでウキウキ気分で桜並木を歩いています(笑)

さて、先日の21日、3月号特集と連動した特別イベント「疲れない、膝が痛くならない歩き方セミナー」を行ないました。

今回は、第1回の机上編。
プロトレイルランナーの小川壮太さんを講師に、なぜ膝が痛くなるのか、どうしたら疲労を少なく歩けるのかを学ぼうという企画。

勉強会という難しそうに聞こえますが、ネ!写真を見てお分かりのとおり、机上編と言いつつ、めっちゃカラダを動かしています(笑)
正直、実際に動いてみないと実感しにくいですからね。ほらほら、みなさんすてきな笑顔です。

さて、膝痛を防ぐには、二軸歩行骨盤を使った姿勢が重要、というのが小川さんの理論。
多くの登山者は、重いザックの荷物のために、肩が丸まり、姿勢が猫背気味になりやすいそうです。
いわれてみれば、自分も猫背になってるわー。

猫背の人は、登りで自然と↓こんな歩き方になってしまいます。

@IMG_5966_ng.jpg
段差に片脚を載せた後、

@IMG_5967_ng.jpg
背中を丸め、太ももの前面に力を入れて、膝を屈曲させながら登ろうとする。

これ、膝にめっちゃ負担がたまります。数段の登りでもけっこう疲れますよね。

一方、小川さんの登り方は、、、

@IMG_5963_good.jpg

脚を段差に載せるところまでは同じ。

@IMG_5964_good.jpg
指で示した膝の位置にちゅうもーく!
骨盤を立たせることで、猫背になるのを防ぎ、膝が前に出すぎないようにコントロールしています。


そして、そのまま、自然に立ち上がる。

先ほどの2枚目の写真とこの2枚目の写真を見比べると一目瞭然。
この登り方なら、太ももの前面の筋肉に負担をかけることなく、お尻の筋肉で立ち上がるので、膝に疲労がたまりにくいです。

こーんな感じで、何がいけないのか、どうしたらいいのかを、わかりやすくご指導いただきました。
13時開始で終了は16時、3時間に及ぶ勉強会でしたが、みなさん思っていた以上にまじめで正直びっくりしました。

さて、23日の実践編も記事にしますので、そちらもお楽しみに。

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