山と溪谷 編集部ブログ

寒波の奥秩父テント泊

ども、伊藤です。

みなさん、3連休いかがおすごしでしたか。
僕は土日を使って奥秩父・笠取山にテント泊山行に行ってきました。

「寒波が来る、寒波が来る」と、テレビやネットで騒がれたこの3連休。
予定していた山行計画を取り止めた人も多いのでは?

ふっふっふ、僕はそこを逆手に、寒波だからこその計画を立ててみました。
奥秩父エリアって、積雪しないことはないんだけれど、
ピッケルもワカンも不要で、雪山初級の山域ってイメージですよね。
でも、寒波が大量の雪を運んできてくれれば、
もしやこれまでに見たことのない、ウェディングドレスをまとった新婦さながら、
純白の奥秩父を拝めるのでは、というのが今回の目的の一つ。

もう一つの目的は、極寒の雪中テント泊をしながら趣味の時代小説を読むこと。
どうせ家にいても本を読むくらいしかすることないし、
だったら家で読んでも、テントで読んでもおんなじだな、山に行くか、という発想です。

技術的に難しい登山に挑むのではなく、雪山初級コースを少し変わった視点で楽しむ、僕が好むいつものアレです。
こんな遊び方ばかりしているから「いつまでも浅瀬でちゃぷちゃぷしてるような登山だよな」と友人には揶揄されますが、個人的にはアドベンチャー気分です笑

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さて、笠取山の作場平登山口から緩やかな登りを歩きます。
雪、全然ないですね。9日(土)は都心で積雪の注意報が出るほどの寒波予想だったのですが…。
淡い期待だったのだろうか。

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さくさく歩き、登り始めて2時間ほどで笠取小屋に到着。
当然ながら小屋は閉まっています。
冬季小屋は、、、誰もいない。
テント場は、、、、、、誰もいない。

3連休だから誰かしら物好きがいるだろうと思っていましたが、まさかの貸しきり。
いつもなら大所帯がテントを張っている、笠取小屋の一等地に我が家を設営。
大きな山の懐に自分しかいないという状況は、寂しさよりも独占できた喜びのほうが大きい(笑)
しかし、テント場も雪があんまりないなぁ。

翌早朝は、氷点下20度くらいでしょうか。
寝袋から出たくない、出たくないけど、でも山頂には登りたい。
雪山特有の葛藤と戦いながら、しぶしぶ装備を整え、笠取山の直下へ。
笠取山といえばコレでしょ、という山頂に向かうゲレンデ並みの直登コース。
でも、やっぱり雪ないじゃん。。。
念には念をと、ワカン、ピッケルも用意してきましたが、ダブルストックでも充分でした。

10日(日)は事前の予報どおり快晴で、雲ひとつない青空。
早く山頂からの景色を見たい。その一心でガツガツ登っていきます、、、

Yeah~~~!!

すっばらしい景色。澄んだ空。奥秩父のなだらかな尾根。
富士山の雄姿と、西には雪をかぶった南アルプスの連なりも見えています。
全体が真っ白なパラダイスになる予想でしたが、これはこれであり。
1時間ほど山頂で景色を堪能しながらだらだらして(超寒かったけども)下山。

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テント場に戻ってくると、あれ、雪とけてるじゃん…。

夜半、微力ながら積雪し、真っ白な世界に近づいていたテント場は、
暖かな日差しの猛攻を受け、早々にギブアップしたもよう。
もうちょいがんばってほしかったぜ…。

下山中、入れ違いに2組の日帰り登山者に出会いました。
日帰りできる山でわざわざテント泊しているのは不思議に思うかもしれませんが、
テント泊自体が目的なので、自分的にはこれでよし!
持ち込んだ時代小説も堪能できたし。

実は今年に入って雪山は3戦目。
仙丈ヶ岳(登頂)、安達太良山(撤退)、笠取山(登頂)と2勝1敗。
今年はあと何座登れるだろうか。できることなら勝ち越したい。

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