山と溪谷 編集部ブログ

最新号と今夏のアルプス縦走に関して

伊藤です。

最新号の8月号が明日15日(水)発売になります。

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今回の特集は「日本アルプス縦走プラン」

標高3000m前後の山が連なる日本アルプスを安全で楽しく縦走するための基本知識のほか、王道の縦走路と個性的な縦走路のモデルコース紹介や、自分で縦走コースを考えるための広域地図などを収録しています。

本特集は、いつか日本アルプス縦走をしてみたいというビギナーの人にも、今年はどこを縦走するか毎年楽しみにしているというベテランの人にも、今後数年間いろんな登山者の役に立つ一冊にしたいという想いで編集しました。

そのため、2020年7月14日現在、紹介コースのなかには、残念ながら今夏は現実的に縦走ができないというコースも多数あります。

おそらく「今年、どこを縦走できるのか知りたいのに」と思う登山者は多いことでしょう。

しかし、一進一退、日ごとに状況が変わる今、「どこの山なら登れる」「どのコースなら縦走できる」と断言することは誰にもできません。

編集時には休業を発表していなかった山小屋が、今夏の営業を見送ることにしたという情報も多数入ってきています。

また、この夏に登れるコースだけを紹介することで、それらのコースが「3密」になってしまっては本末転倒です。

そのため、本誌ではP17「ヤマケイヘッドライン」、P147「ヤマケイジャーナル」などで、各地の新型コロナウイルスに関する最新登山情報を紹介しつつも、特集ではあえて平常と変わらない「山の魅力」を紹介することに徹しています。

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(8月号P17「ヤマケイヘッドライン」より)

ネガティブなことばかり書かれている誌面はきっととてもつまらないことでしょう。

だからこそ、今は登れないとしても、山のすばらしさ、登山のおもしろさをみなさんに伝えていきたいと思っています。

これを不親切に感じる方がいるかもしれません。

現実から目を背けているように感じる方もいるかもしれません。

しかし、編集部の方針は『山と溪谷』6月号に掲載した下記の内容のとおりです。

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登山の基本は「リスクマネジメント」。

山小屋が営業しているから、あの山小屋は大丈夫なのだろう、と危機管理を他人任せにするのではなく、政府や都道府県庁、各自治体が発表する新型コロナウイルスに関する最新情報を事前に調べ、いま行くべきか否か、そのリスクを自分自身で判断して実施してください。

今の状況でどうしたら登山を楽しめるだろう、どうしたらリスクを減らすことができるだろう。ポジティブな発想から今の状況を打破する登山の楽しみ方が生まれることを願っています。

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