山と溪谷 編集部ブログ

高尾山チャリティー・ハイキングに参加しました

 こんにちは。編集部の青木です。

 4月24日(日)、「東日本大震災復興支援チャリティー・ハイキング実行委員会」が主催する「高尾山チャリティー・ハイキング」(小社共催)に「ヤマケイ社内登山教室*」の一員として参加してきました。
(* 山と溪谷社のスタッフを対象とした登山教室。2ヶ月に一度のペースで登山の基礎を学んでいます)
 イベントの参加費は3000円のうち、2500円が義援金として寄付されます。

 このチャリティー・ハイキングでは、6つのコースのなかから好きなものを選べます。
  ・自然を楽しむ入門コース
  ・展望を楽しむコース
  ・写真の撮り方を学べるコース
  ・地図読みを学べるコース
  ・高尾八十八大師様巡りを堪能できるコース
  ・高尾~陣馬までを歩くロングコース

 わが「ヤマケイ社内登山教室」チームは、
 「高尾八十八大師様巡りを堪能できるコース」に参加。

 宝探し気分で歩きまわり、3回登って2回下る。歩行約6時間のコース!
 高尾山をがっつりと満足できそうです。

 この日は、スポーツキャスターで、前週に石巻での復旧ボランティアを体験した荻原次晴さんが特別ゲストとして参加。



 月並みな意見ですが、やはりテレビで拝見するよりスタイル抜群でかっこよいです。
 山頂では写真撮影にも気さくに応じてくれ、女性参加者が群がる群がる!
 (青木もゴールしたとき、どさくさにまぎれてハイタッチしました。ニヤニヤ)

 テレビや雑誌で活躍されている有名人の方々と気さくにお話できるのも、このイベントのいいところ。
 今回、私たちを案内してくれたのは、気象予報士の村山貢司さん。



 植物のことやちょっとした豆知識まで、何でも知っています。
 高尾山の魅力をたっぷり紹介してくれました。
 息子さんは料理上手らしく、今夜は煮込みハンバーグをリクエストしてあるのだとか。(食べたい!)

 この日はお天気もよく、紫外線もばっちり。
 ふだん登っているルートから、見落としてしまうようなところまで
 至るところにある大師さま。

 その途中には急登もあり、みんな汗だくです。
 高尾山、あなどれない……。

 建物の裏にひっそりと影を潜めている大師さまも……。



 山頂に近づくと、「ソフトクリームにしようか、それともだんごにしようか」という方向に意識がいってしまうせいでしょうか。
 数回来ているにも関わらず、大師の存在を把握したのは今回が初めてでした。

 またあらたに高尾山の楽しみ方を見つけられた気がします。


 2日間開催されたイベントでの参加者は258人。
 義援金額は645,000円にもなりました。

 また、5月18日と22日に追加開催が決定しています。
 詳細は実施運営のアルパインツアーサービスのホームページで


 山を愛する者として、山を通じて被災地の方々にできること。
 このハイキングも、そのひとつだと思います。

 ハイキング日和の5月。
 まだ参加されていないみなさん、参加してみてはいかがですか。

12月号「雪山特集」取材で北アルプス・西穂高岳へ行ってきました

 編集部・佐川です。
 4月9日、10日と、12月号「雪山特集」(11月15日発売予定)の取材で北アルプス・西穂高岳へ。



 1日目は東日本を中心に雨模様で、新穂高温泉でも小雨が降っていました。

 翌日(10日)は移動性高気圧に覆われて晴れる予報だったので、多少は濡れる覚悟で出発。しかし、新穂高ロープウェイの西穂高口駅に到着する頃には雲の切れ間から青空がのぞくほどに好転し、西穂山荘までの約1時間半は快適に歩けました。

 山荘には宿泊のお客さんが30人ほどとテントが5~6張といったところ。
 単独行者やガイド登山のグループ、山小屋周辺のトレッキングにきたカップルなど、それぞれが明日の予定なんかを語り合いながら、ゆったりすごしていました。
 山荘が通年営業し、手軽に冬の北アルプスを眺められるのが西穂は、雪山初心者から上級者までさまざまな人に愛されています。

 2日目は早朝5時に山荘を出発。

 夜明け前から晴天に恵まれ、少しずつ変化する朝の眺望を楽しみながら歩き始めました。
 独標まではたおやかな稜線がつづき、硬くしまった雪にアイゼンの爪をきかせながらズンズン進みます。



 丸山を過ぎたあたりからは傾斜が増し、朝の硬い雪面は少し緊張させられましたが、ここは序の口。
 今回の目的地、西穂への核心は独標から始まります。

 雪のアルプス初心者と思しき人たちで賑わう独標を過ぎると、“岩と雪”の穂高が本領発揮といった感じ。
 「北ア屈指」とも言われる岩稜は一般縦走路にしては手ごわく、ロープを出して慎重に進みました。



 急な斜面に貼り付いた雪はしまっていて、踏んだところから崩れていくような場所は少なかったのが幸いでしたが、いくつもの小ピークを越え、ところどころ発達した雪庇を避けるように気を張り詰めていると次第に消耗していきます。

 西穂高岳にたどり着いたときには、疲労感でお腹いっぱい。

 カメラマンの亀田氏は「ちょうどいい緊張感でしたね」なんて言っていましたが、下りを考えるとあまり同調できない私でした。

 この模様は2011年12月号(11月15日発売予定)で!


笑顔あふれる取材メンバー

5月号は残雪の北アルプス特集!

こんにちは! 編集部の神谷(浩)です。

東京では桜が満開になりました。
山にも春が近づき、
アルプスは残雪期に入りました。

上高地の河童橋から岳沢方面を見ると、
穂高岳の稜線が望めます。

そのほぼ、ど真ん中を登るのが、
奥穂高岳南稜(奥穂南稜)というバリエーションルートです。

 

上高地から見た穂高岳。写真中央右にある尾根を登ります

ここは、かのウォルター・ウエストンが
1912年8月に案内人の上條嘉門次らと初登したルート。
岩と雪を攀じる、いわゆるバリエーションルートです。
   

雪稜・岩登りなどの総合クライミング技術が必須

昨年の5月に取材したのですが、
じつは、計画では奥穂南稜に行く予定ではなかったのです。

取材後のブログ報告


もともとの計画では、剱岳小窓尾根を考えていました。
馬場島~小窓尾根~剱岳~早月尾根を2泊3日というコース。

しかし、事前の天気予報で日本海側は1日目~2日目の午前中は雨。

ただ、南下するほど天気の回復が早そうな雰囲気ではありました。

2日目午後から3日目の晴れを狙って小窓尾根に行くか、
北アルプス南部で確実に好天が期待できる奥穂高岳に変更するか、
ギリギリまで悩みました。

最終的には、取材であることを優先して
奥穂南稜に決めました。

幸いにもこちらのねらい通り、2日目は快晴。
快適な登攀が楽しめました。



快適な(?)撮影風景

ただ、気温が上がりすぎて、
予定していた下降路(奥明神沢)が使えず、
穂高岳山荘泊、涸沢経由で下山しました。



轟音を立てて雪崩れていきます



岳沢ベースのテント泊予定だったので、
上高地に下山してから、
テントを取りに再び岳沢に登り返すことに……。

登る前も、登ったあとも計画外の取材でした。
ただ、紙幅にかぎりがあるため、
そんな裏話は本誌のルポには出てきません。

ルポの最後の一文
「さてどこを下ろうね」
のあと、実際にどうなったかをご想像いただければ、
より一層楽しめるかもしれません。


そのほか、5月号には、
・女子ふたりで挑戦する「八方尾根から唐松岳」
・男ふたりの渋い山行「爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳」
とルポ3本立て。

さらに残雪の北アルプスを楽しむための実用情報として
アクセス情報や営業山小屋リストなども満載!

残雪期の雪山技術については
2010年3月号「残雪から始める雪山」の記事をこちらで特別公開中!
参考にしてください。

初級からバリエーションまで
残雪ルートを厳選した21コースのガイドもついて
大充実の5月号は、4月15日発売です!

6月号の特集は「夏山までにつくる登山ボディ」

 こんにちは。
 編集部の佐川です。

 地震や原発問題で落ち着かない日々が続いておりますが、読者のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 ヤマケイ編集部はなんとか落ち着きを取り戻しつつあり、6月号(5月15日発売予定)の製作が始まりました。

 6月号の特集は「夏山までにつくる登山ボディ」(仮)。軽量・軽快な体づくりを紹介します。



丹沢・塔ノ岳でのロケ風景です

 まずは登山者を悩ます疲れや痛みの原因と対応策を知るため、悩み多き登山者ふたりに大倉尾根を歩いてもらいました。
 監修の安藤隼人さん(登山医学学会評議員)が同行し、ふたりのカラダをチェック!
 「歩く」という、普段は何も考えずに行なっている動作の奥深さを知る取材となりました。



 山を歩くと「息切れが激しい」「膝が痛い」「すぐに脚が上がらない」なんて人は、ぜひ6月号をご覧ください。

モンベル「アウトドア義援隊」を応援しよう!

こんにちは。
編集長の神谷です。

震災から10日以上が過ぎました。
被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。

編集部員のなかにも、今日になってようやく安否が確認された親戚がいる者もいて、日々、粛々と仕事をこなしながらも、心身ともに落ち着かない日々を送っています。

そんななか、モンベルさんのアウトドア義援隊が積極的な活動を展開してます。
阪神淡路大震災のときにはじまった活動は、今回もすばやい行動で、現地の支援にあたっています。

辰野会長も現地に入っているそうで、その行動力・実行力には頭が下がります。
編集部も、その活動を応援したいと思います。


写真提供=モンベル

詳しくはモンベルさんのウェブサイトをご覧ください。
現地からの最新レポートもあります。

http://about.montbell.jp/social/support/od_gientai/

また、東日本エリアの山岳情報に関して、現状ではなかなか情報が集まりませんが、
今後、編集部で情報が得られ次第、ヤマケイ・オンラインを活用して、皆様にいち早くお知らせしようと思っています。

先月の16日、17日で蔵王へ取材に行ってきました

こんにちは。
編集部の青木です。

先月の16日~17日にかけて、来年2月号の表紙撮影&取材で蔵王へ行ってきました。
今回の取材チームは、本誌の表紙を2011年4月号から1年間担当するカメラマンの西田省三さんと、ライターの吉田智彦さん、そして私です。

蔵王といえば・・・・、樹氷!

 

樹氷は多量の過冷却水滴と雪が、常に一定方向の強風で運ばれてこないと成長しないそうです。

ここまで大きく成長するのは世界でもこの日本だけ。それも東北地方の一部の山域のみ。
外国でもここまで大きくはならないそうです。

モンスターと呼ばれていても、じつは繊細な生き物(?)なんですねぇ・・・・・・。

モンスター達がすくすくと成長している蔵王。
樹氷の最盛期でもある1月~2月は、お天気の日がとっても少ないとか。
16日も、ロープウェイで地蔵山頂に到着した途端、お天気が荒れてしまいました。
彼らにとっては最適な環境なのでしょうが、見れないのはちょっと残念。

翌日は雲ひとつない晴天!
昨日は雪のせいで見えなかった大きなモンスター達が姿を現しました。

ひとつひとつ姿が違って面白い。


▲「この樹氷、『考える人』に似ている!」とポーズを真似る吉田さん

 

樹氷だけでなく、シュカブラも見ることができました。
通称・エビのしっぽ。


じっと見つめながら頭の中は「ああ~、天丼食べたいなあ……」ばかり。
行動中はパンばかり食べていたせいでしょうか。
ちなみに海老天って、しっぽが一番おいしいですよね(貧乏くさい?)。


▲樹氷と前山


あまりにも綺麗で、座ったまましばらく動けませんでした。

この一日で、すっかり樹氷のトリコに。
また来年も会えるといいな。

今回の取材内容は、2012年の2月号にて掲載予定です。
表紙とあわせて、ご期待くださいね。

 

栃木県・日光にある雲竜渓谷の氷柱


  ▲写真奥に、小さく見えるのが雲竜の氷柱群
編集部の佐川です。

栃木県・日光にある雲竜渓谷の氷柱が小誌2月号の表紙になりました。
その影響からか、今年は多くの人が訪れているという噂をよく耳にしていたので、2月13日に行ってきました。

雲竜を最後に訪れたのは、私がまだ10代だったころ。

「ああ、あれから15年か・・・・・・。昔はよく日光の山に来ていたなあ~」と、もの思いにふけりつつ現地に向かいましたが、麓に着いてビックリ!

登山者がひっきりなしに訪れて駐車スペースが埋まるほどで、私の感慨なんてアッという間に吹っ飛びました。

ここはゴールデンウイークの涸沢か? と錯覚するほどの数の登山者が、列を成して登っていきます。
せっかく記事で紹介した場所なのですから、これは喜ぶべきことなんですが、じつは少々、複雑な気分でした。

 
 

▲雲竜瀑周辺はこの賑わい。ちょっとビックリ

 

雪山に入るのですから、少なからず危険性は伴いますし(オウンリスクの原則に基づいて行動してくださいね)、このコースは氷柱の崩壊などの恐れがあります。
特に、これから暖かくなると落氷が頻繁になり、落ちる氷のサイズも大きくなりますから、みなさん、あまり氷の下には入らないようにお気をつけくださいね。

今年は1月中の冷え込みが厳しかったおかげで、氷柱が太く硬く育っていました。
私はクライマーですから、当然、登るわけです。

雲竜瀑本体は山岳ガイドの保科さんが講習で使われていたので遠慮して、通称「友知ラズ」へ。
ここは登山道のすぐそばですから、氷柱見物の登山者が大勢通ります。

まあ~スゴイ!なんて、歓声があがるわけですからカッコよく登りたいところでしたが、
今シーズンは初めてのアイスクライミングでして・・・・・・、恐怖心から腰がひけてどうしようもありません。
動きはガチガチ。足はブルブル。
とてもカッコよくなんて登れません。


▲氷の感触を確かめるように、アイスボルダリングに興じるクライマー 

 

あまりに登りがのろいので、ギャラリーはすぐに飽きて立ち去ります。
氷柱とアイスクライマーの華麗な登りが見られるのが、このコースの魅力なのでしょうが、私は魅力的な登りができませんでした。

う~ん、精進しなければ。

※ このコースを歩く方はヘルメットを着用することを強くおすすめします。


▲通称「友和ラズ」の氷柱は、この寒さで大きく成長していました

 

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