山と溪谷 編集部ブログ

こんにちは。横山です。

現在、9月号を鋭意制作中です。7月は連休によって実働日数が減ったり、関係各所がお休みだったりで……編集部は窮地に立たされております!助けて!

そんな感じですが、今回も発売中の『山と溪谷』8月号を紹介します。

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特集、第2特集ともにおもしろく仕上がっておりますが、今回、横山が紹介する企画はこちら。

デン

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「特別企画・高山に生きるチョウたち」

みなさん、高山蝶ってご存知ですか?

そう、読んで字のごとく高山帯から亜高山帯に棲むチョウのことです。

こちらのトビラを飾るチョウは、ウスバキチョウという北海道・大雪山のチョウで、絶滅が危惧されている大変貴重な種類。

今回の特別企画は、日本に生息する貴重な高山蝶をさまざまな視点から紹介するものとなります。

高山蝶の生態から、その研究の権威である田淵行男の細密画、登山史でたどる高山蝶の歴史など……生き物が好きな人、山が好きな人の双方が楽しめる内容ではないでしょうか。

日本の高山蝶全13種類も写真付きでご紹介。

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山と生き物が好きな横山のための企画といってもいいでしょう。

ちなみに横山が一番好きな高山蝶は、上の画像上段のオオイチモンジ。

大きくてきれいなモデルさんのようなチョウです(?)

気候の違いで北海道だと高山蝶にカウントされない種類ですけどね。

『山と溪谷』8月号発売中です!

次回は同期の堀内くんがブログを更新してくれるみたいです。楽しみだな~。

最新号と今夏のアルプス縦走に関して

伊藤です。

最新号の8月号が明日15日(水)発売になります。

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今回の特集は「日本アルプス縦走プラン」

標高3000m前後の山が連なる日本アルプスを安全で楽しく縦走するための基本知識のほか、王道の縦走路と個性的な縦走路のモデルコース紹介や、自分で縦走コースを考えるための広域地図などを収録しています。

本特集は、いつか日本アルプス縦走をしてみたいというビギナーの人にも、今年はどこを縦走するか毎年楽しみにしているというベテランの人にも、今後数年間いろんな登山者の役に立つ一冊にしたいという想いで編集しました。

そのため、2020年7月14日現在、紹介コースのなかには、残念ながら今夏は現実的に縦走ができないというコースも多数あります。

おそらく「今年、どこを縦走できるのか知りたいのに」と思う登山者は多いことでしょう。

しかし、一進一退、日ごとに状況が変わる今、「どこの山なら登れる」「どのコースなら縦走できる」と断言することは誰にもできません。

編集時には休業を発表していなかった山小屋が、今夏の営業を見送ることにしたという情報も多数入ってきています。

また、この夏に登れるコースだけを紹介することで、それらのコースが「3密」になってしまっては本末転倒です。

そのため、本誌ではP17「ヤマケイヘッドライン」、P147「ヤマケイジャーナル」などで、各地の新型コロナウイルスに関する最新登山情報を紹介しつつも、特集ではあえて平常と変わらない「山の魅力」を紹介することに徹しています。

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(8月号P17「ヤマケイヘッドライン」より)

ネガティブなことばかり書かれている誌面はきっととてもつまらないことでしょう。

だからこそ、今は登れないとしても、山のすばらしさ、登山のおもしろさをみなさんに伝えていきたいと思っています。

これを不親切に感じる方がいるかもしれません。

現実から目を背けているように感じる方もいるかもしれません。

しかし、編集部の方針は『山と溪谷』6月号に掲載した下記の内容のとおりです。

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登山の基本は「リスクマネジメント」。

山小屋が営業しているから、あの山小屋は大丈夫なのだろう、と危機管理を他人任せにするのではなく、政府や都道府県庁、各自治体が発表する新型コロナウイルスに関する最新情報を事前に調べ、いま行くべきか否か、そのリスクを自分自身で判断して実施してください。

今の状況でどうしたら登山を楽しめるだろう、どうしたらリスクを減らすことができるだろう。ポジティブな発想から今の状況を打破する登山の楽しみ方が生まれることを願っています。

手塚治虫の山

ども、イトーです。

今日は7月7日。そう、七夕ですね。

なぜ、こんな梅雨の時期に七夕なんか設定したのか謎でしたが、
旧暦だと本来の七夕はまったく別の日なのですね。

太陽暦とか太陰暦とか暦に関する説明は省きますが、
(というか、説明できる気がしない)
いまでいうお盆明けに本来の七夕があったようです。
確かにお盆明けの山で見る天の川、めっちゃきれいだもんな。

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さて、今回紹介するのは、ヤマケイ文庫に新たに加わった『手塚治虫の山』です。
https://www.yamakei.co.jp/products/2820048820.html

8月号の編集後記にもちょろっと書きましたが、
僕は山に行くとき、とりわけテント泊登山のときには文庫の短編集を必ず山に持っていきます。

主に持ち出すのは、手塚治虫や藤子・F・不二雄の文庫版短編集のほか、
星新一のショートショート系や、藤沢周平や池波正太郎の短編時代小説など。

取材(仕事)とはいえ、テント泊だと夜にはやることがなくなり、
カメラマンさんに「暇つぶしグッズ、何か持っていない?」と聞かれたら、
持参した手塚治虫短編集を「どぞ、どぞ」と差し出して地道な布教活動を行なってきました。

そんな布教活動でこれ以上ないだろうってくらい便利なアイテムがこの本です(笑)
だって、手塚治虫×ですよ、これはありがたい。

オチに納得できるものもあれば、「???」という読了感のものまで、
どの作品も手塚治虫ワールド全開な感じです!
きっと読み終わった人はみんな昭和新山に行ってみたくなりますよ(笑)

発売したばかりですが、すでに売り切れも続出しているほどの人気だとか。

この調子で、オカルト系の短編もうちで編んでくれないかなー。
SFやオカルトが好きな人間からすれば、
手塚治虫と藤子・F・不二雄の時代にネタは出し尽くされたのでは、と感じるくらいすばらしい作品ばかりです。

ぜひ、みなさんも手塚治虫ワールドを山で体感してください!

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ちなみにイトーの本棚の一部はこんな感じ。
石ノ森章太郎や星野之宣のSFもたまらない。。。

7月号は第2特集も岩三昧!

久しぶりの登場、堀内です。ブログはまめに書こうと思っていたのですが、編集という仕事の大変さに四苦八苦しているうちに随分となおざりになっておりました。日々精進します。

そういえば、前回僕が書いたときの最初のあいさつが「ども」だったのですが、よくよく見てみると伊藤センパイの専売特許だった(っぽい)ということが判明。次回までに堀内専用挨拶を考案しておきます。気が向いた人はツイッターとかで「#ヤマケイ編集部ブログ #はじめのあいさつ」で何か案をくれるとうれしいなぁ。

さて、今回は7月号第2特集のご紹介をします!

7月号の特集は「北アルプスの岩稜を歩く」でしたが、第2特集は「タイプ別全国の岩山ガイド」です。

タイプ別ということで、今回は岩山を二つのタイプに分けてみました。

1つは「岩場・鎖場の山」、もう1つは「岩稜の山」です。この2つのテーマをわかりやすく解説し、該当する全国の山へいざなってくれるのが「岩場・鎖場ちゃん」と「岩稜くん」という2人のキャラクターです。

か、かわいい。見た目だけでそれぞれのテーマをよく表していて、この記事のガイド役としてぴったりですね!

スクリーンショット (4).pngスクリーンショット (2).png

1つ目のテーマは「岩場・鎖場」。

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垂直に近い岩場を、両手両足を使って攀じ登るというのが大きなテーマのここでは、全国各地の岩場と鎖場が楽しめる山、9山のガイド情報を収録しました。それぞれの山に岩場・鎖場ちゃんが丁寧にアドバイスをしてくれています。

このような山は、岩場・鎖場に取り付く直前の緊張感や岩壁の迫力、そして登り切った後の絶景や充足感は他には代えがたいものがありまよね。

迫力の写真とともに全国の「岩場・鎖場」の山を堪能してみてください。

2つ目のテーマは「岩稜」。

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高度感とスリルを楽しめる「岩の尾根」を行く全国の山を7山ピックアップ!コースガイドはもちろん、「岩稜くん」のアドバイスもそれぞれの山の特徴をふまえたものになっていて、読み応え抜群ですよ!

早くこのような稜線を行く山行に繰り出して、ヒェーー!って叫びたい...。

第2特集の本編に当たる上の2つのテーマですが、その間にあるコラムも興味深いです。

題して「岩と信仰」。

岩山はなぜ信仰の対象として扱われてきたのか、神話に触れながら紐解いています。

加えて、迫力と情緒を兼ね備えた版画もきれい。

実は文章、版画ともにライターでカメラマンの吉田智彦さん作なのです。

是非誌面で見てほしいのでここには載せませんよ(フフフ)。

ということで、「山と溪谷」7月号は、我々2人(横山・堀内)の新人のデビュー号でもあります!(知らんがな)。

面白い記事もまだまだ目白押しなので、是非手に取ってみてください!

7月号発売!特集は北アルプスの岩稜

こんにちは。横山です。

今回紹介する7月号の校了を終え、すぐに8月号の作業に取り掛かり、もう二週間近くの時間が過ぎています。

その間、新入りの僕と堀内は先輩編集者の仕事ぶりを口を開けて眺めています……。

さて、本日7月号が発売しました!

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いろいろとおもしろい記事がありますが、まずは特集を紹介!

でん

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「厳選10ルート!北アルプスの岩稜を歩く」

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文字通り選りすぐりの北アルプス岩稜コースを紹介しています。多くの登山者が憧れる山々ではないでしょうか?

僕のおすすめはやはり王道の奥穂高岳!

涸沢のにぎやかさから一転して岩の世界となる奥穂山頂付近の雰囲気が好きですね~。

岩稜が初めてで自信がないという人!ハウツーもしっかり載せてあるんです。

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このページは最近ブログに登場しない白澤先輩がシャカリキになって作成したものです!

イラストをふんだんに使い、わかりやすく岩稜テクニックを紹介してあります。ぜひ参考にしてみては。

そのほか大キレットのルポや剱岳の開山史など、読み物としてもおもしろく仕上がっています。ぜひ読んでくださいね。

(ちなみに今月号から横山と堀内が編集後記に載ります。)

次回以降も7月号の見どころを紹介します!

ども、イトーです。

にわかに蒸し暑くなってきましたね。

6月も中旬に差し掛かり、まもなく梅雨入り。

例年なら週末には各地で山開きが行われるはずなのですが、、、

さて、みなさん、ヤマケイオンラインで連載されている静岡大学教授で植物学者の稲垣栄洋さんのコラムはご存じですか。

昨日配信された最新エピソードが非常に興味深い内容だったのご紹介します。

https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1061

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タイトルからして、この内容、かなり惹かれます。

植物たちは自ら移動することができないので、虫を媒介にさまざまなウイルスの脅威にさらされやすいそうです。

そんな状況で、何千年も何万年もどのように生き延びてきたのか。

ウイルスを駆逐し、パンデミックを乗り越える裏ワザがあるのか。

あるいはウイルスを味方にする秘密兵器を隠しもっているのか。

最後まで読むと「へー、そうだったのかぁ」と、これまで気に留めなかった植物のおもしろさを知ることができました。

稲垣さんの連載は残念なことに今回が最終回だそうですが、こちらから過去のエピソードも読めるのでぜひ!

https://www.yamakei-online.com/yama-ya/group.php?gid=60

今後もイトー的視点でおすすめの記事や連載をちょこちょこ紹介していきます!

6月号 イトーのおすすめ!

ども、イトーです。

気づけば5月もまもなく終わりですね。
でも、今年はなんだかいつもより涼しいような。
半袖Tシャツ&短パン&タオルケットで眠りにつき、寒くて夜中に目が覚める日々。

THE 油断大敵

コイツ、学習能力ないなって自分で書いてても感じますが、
今夜はさすがに大丈夫だろうってなんか思ってしまうんですよね。

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さて、後輩たちが最新号から特集の紹介を行なってくれているので、
相変わらず自由な先輩は、6月号の個人的おすすめを紹介しようと思います。

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まずは、連載「山を描いた画家たち」です。
今月の画家は、吉田博さん。
山岳画に詳しくない僕が唯一知っている画家さんかもしれません。

でも、僕のなかでは吉田さんは木版画家のイメージがあったんですが、
木版は後期の作品で、前期から中期にかけては水彩や油絵に取り組まれていたことを今月の記事で初めて知りました。

本文でも触れていますが、吉田さんといえば、木版画「日本アルプス十二題」が有名。
この日本アルプス十二題の絵葉書が、上高地のお土産屋さんで購入できることを知っていますか?
(いまも販売しているのか、確証はないのですが)

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僕の部屋には、以前に嘉門次小屋で購入した絵葉書がそれっぽく飾られています(笑)
この独特の雰囲気や色づかいがたまらん。

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そしてもう一つ紹介したいのが『渓谷登攀』番外編

世界最強の沢屋といわれる大西良治さんの新刊『渓谷登攀』に収録されなかった4本を本誌にて紹介しているのですが、その内容がとにかく濃い!

写真もすばらしいし、記録を読むと「こんな場所が日本にあるのか、行ってみたい」と思わせてくれます(僕のレベルではほぼ永久に無理ですが)

そして、最終ページの茂木完治さんの書評もまたすばらしい。

この書籍がなぜすごいのか、沢登りとはどういうものなのか、この書籍の魅力、そして沢登りの浪漫がここに凝縮されているので、ぜひご覧ください!

* * * * *

ふー、好きな記事を紹介できてすごくすっきり。

緊急事態宣言も解除されたので、徐々に自粛ムードも緩和されていくと思いますが、夜の寒さと一緒で油断大敵(それはイトーだけ?)

しばらく先になってしまうかもしれないけれど、
山を、そして渓谷を、全力で楽しむために
リスクマネジメントを意識してがんばりましょう。

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