山と溪谷 編集部ブログ

星とタイムラプス

ども、イトーです。

今年の8月は猛烈に暑いですね、去年もこんなんだったかな。

でも、イトーは川遊びが大好きなので、暑いなら暑いでそれもいい。

川ってすばらしいですよね。
涼しいし、美しいし、楽しいし、きつくない。

最近、週末には早朝に電車で奥多摩方面に向かい、
多摩川をパックラフトで下って、昼前には自宅で昼寝をするのがマイブーム。

いつも一人で遊んでいるので、会社の後輩をこちら側の世界に引き込もうと画策中です。

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頑張れば平日でもエクストリーム出勤的な感じでできなくもない!?

* * * * * * * *

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さて、話は変わり、9月号が絶賛発売中です。

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今回、紹介したいのは9月号で掲載している「星とタイムラプス」。

星空写真家であり、Youtuberとしても活躍する成澤広幸さんに
山での「タイムラプス撮影」の魅力を教えてもらっています。

そして、この「星とタイムラプス」のダイジェスト版が、
ヤマケイオンラインのコラム「YAMAYA」で掲載されています。

「タイムラプスって何?」という人にも、その魅力がわかる解説と、
とっても美しいタイムラプス動画を掲載しているので、ぜひお楽しみください。
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1156

山の風景ってこんなにドラマチックに変化しているんですねぇ。
タイムラプスだと「時間経過の表現」がより印象的でおもしろいです。

* * * * * * * *

さて、8月が終われば、山はまもなく紅葉シーズンですね。季節の変化が早すぎる。。。

今年はまだ大きな台風もないですが、今秋はどうなることか。。。

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↑は、僕がいつもパックラフトのスタート地点にしている東京・御岳の御岳小橋です。
去年の台風で橋脚ごと流されてしまい、いまだに復旧の目処がたっていません。
これを見るたびに台風の凄まじさを感じます。今年は何事もなければいいのですが。

ではまた!

ども、イトーです。

ついに8月に突入しましたね!
梅雨明け以降、暑い、暑すぎる。

人一倍汗っかきで、グレーの半袖Tシャツが大好きな僕。
駅まで歩いて、電車でリュックを下ろすと、肩にみごとな汗ジミが!

「ママー、あの人、リュックの形に汗かいてるー」と、
子どもがよく親に報告しているちょっと悲しそうな人物、それが僕です。

さて、素敵な自己紹介も済んだところで、本日、9月号が刷り上がってきました!

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特集は「地図読みが楽しくなる30のポイント」

苦手意識のある地図読みも、地図のおもしろさを知れば、テクニックの習得がきっとはかどるはず!

そんな特集の紹介は後輩たちに任せるとして、今回はイトーが担当した第2特集について少しご案内させてください。

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第2特集は「中央本線沿線の山へ」

新型コロナウイルスの影響で遠出がはばかられる今、都心から適度な距離で豊かな自然が感じられる山梨県東部の中央本線沿線は、首都圏の登山者にとって理想的なエリアかもしれません。

今回、フォーカスを当てたのは、東京から電車で1~2時間でアクセスできるJR相模湖駅~笹子駅の山域

県外移動になってしまうので、状況によっては登りたくても登れなくなってしまう可能性もありますが、「登る」だけでなく、「見て」「読んで」楽しめる企画になっています。

紹介しているのは、駅から徒歩で登山口までアプローチでき、現在通行できるコース。

「現在通行できる」としているのにはワケがあります。

実はこのエリア、昨年の大型台風の影響がまだ各地に残っています。

登山者に身近な山でいえば、大月市の岩殿山(いわどのさん)や相模原市の石老山(せきろうざん)では、登山道で通行止めが生じています。

石老山は残念ながら登山道復旧の目処がまだ立たないそうですが、岩殿山は北面の畑倉登山口からであれば登頂できます(ポピュラーな駅前からの登山道は通行止め)。

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こちらが畑倉登山口。大月えきからは徒歩40~50分。「鬼の岩屋」の看板が目印です。

取材時は雨だったのもありますが、水はけがあまりよくないようで「全般的に滑りやすい」と、観光所の方がおっしゃっていました。

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また、登山口にはこんな注意書きも。

意識するべきことは普段の生活と変わらないですが、山での「もしも」は一大事につながる可能性があるので気をつけましょう。

標高が低いので、今の時期は蒸し暑いかもしれませんが、小さな山旅を味わいたい方はぜひ参考にしてください。

* * * * *

本当は「星とタイムラプス」とか「ネパール三大峠越えの旅」とか、

ほかにも紹介したい記事がたくさんあるのですが、長くなるので今日はこのへんで。

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こちらが「星とタイムラプス」

youtubeの動画とのリンクもあり!必見です!

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こちらはネパール三大峠越えの旅。

本誌でいつもお世話になっている山岳カメラマンの渡辺幸雄さんによる6Pの紀行&ハウツーです。

発売は12日。もう少し待ってくださいね!

ザックに潜む獣

こんにちは。横山です。

厳しい進行だった9月号の校了を終え、編集部にはつかの間の安寧が訪れています。

とはいえ10月号の制作も着々と進んでいますよ。

本日横山は在宅勤務。弊社では引き続き原則テレワークのようです。

コロナ感染者数はぶり返すどころか、ものすごい勢いで増加しています。編集部もこれからどう動くかについて頭を抱えていますが、とにかく健康第一で過ごしていきましょう。

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今日は在宅勤務の息抜きに山道具の整理をしました。サボっているわけではありません。取材とかで使うし……。

そんな中、空っぽのはずのザックをヒョイと持ち上げたらなぜか重い。

え?と思い中身を確認すると

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あっ。

うちの猫の遊び場と化したザック。

山に連れていってほしいのか、はたまた山に行ってないでわしと遊んでくれ!と訴えているのか……。

猫が入り込んで爪を立てても壊れないのはさすが登山用だ。

こういった集中を妨げる要素が多いのは在宅勤務の問題点ですかねー……。あ、サボっているわけでは(以下略)

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このままだと横山の猫自慢に終始してしまうので、8月発売の『山と溪谷』9月号の予告をします!

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9月号は地図特集。登山に欠かせない地図をさまざまな視点から楽しむ企画です。

山に行かずとも実践できたり、読み物としておもしろい記事が多め。世界各国の山岳地図を紹介するページなんかもあります。

第2特集は中央線沿線の登山コースを紹介する、少しマニアックな企画。個人的には必見です。

ほかにも新連載や特別企画など、楽しんでもらえる誌面をご用意しています。

発売日はいつもより早めの8月12日。お盆休みのおともにぜひ!

8月号発売中。梅雨前線は停滞中。

こんちは。堀内です。(前回はじめのあいさつを考えてくると豪語していましたが「こんちは」に落ち着きました。)

梅雨、明けないですね。気象庁の天気図データをさかのぼっていたら5月中旬からずっと日本列島付近に停滞していて二度見しちゃいました。太陽が恋しい…。コロナの影響も引き続き尾を引いており、憂鬱な気分が慢性化している人も多いのではないでしょうか?

私は最近、小さな発見や楽しみを大げさに喜ぶようにして、日々を楽しむ工夫をしています。

例えば、先日出社して校了作業に追われていた時のことです。

ちょうどいいサイズなので、間食としてプロ野球チップスを買ったのですが、選手カードを見てみると、なんと西武ライオンズの山川穂高選手のカードが!

山と溪谷社の社内で「穂高」の名を持つカードが当たるなんてすごくないですか!?

「そうでもないよ」という声が聞こえてきそうなので本題に入りますね。はい。

今回は『山と溪谷』8月号の第二特集を中心にご紹介。

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8月号の第二特集「イラスト解説で分かりやすい 登山で使えるロープワーク」です。

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ここで紹介しているは、身体の確保で使うロープワークではなく、知っていると登山の楽しみ方の幅が広がるロープワーク。

基本のロープワークを覚えて、テントの設営やツェルトを張る際などに知っておくと便利なロープワークを学ぶ、という流れになっていて、きっと読んだらすぐに試してみたくなるでしょう。

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イラスト解説なので、イメージしやすく分かりやすい。

ロープワークにはめっぽう弱い堀内も、この記事は頭にスイスイ入ってきました!

また、この企画の最後にはギアのアレンジに使うロープワーククラフトのコラムも掲載。手軽に試せる編み方なので、おうち時間を使って登山道具を「自分だけ」のものにしてみてください

山で自慢できること間違いなしです。

個人的におススメしたいのは、ドキュメンタリー映画『僕は猟師になった』に出演する千松信也さんのインタビュー記事。

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「肉を食べるなら、自分でその動物の命をたつところからしたい」という千松さんの言葉。食べることとは本来どういうことなのか?自然に生きるということはどういうことなのか?ということを考えさせられます。

猟師の目からみた、生と死の概念を感じ取ることができました。

これは読まなきゃもったいない。

『山と溪谷8月号』いかがですか?

絶賛販売中なので、気になる記事があったら是非手に取ってくださいね。

ではまた。

こんにちは。横山です。

現在、9月号を鋭意制作中です。7月は連休によって実働日数が減ったり、関係各所がお休みだったりで……編集部は窮地に立たされております!助けて!

そんな感じですが、今回も発売中の『山と溪谷』8月号を紹介します。

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特集、第2特集ともにおもしろく仕上がっておりますが、今回、横山が紹介する企画はこちら。

デン

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「特別企画・高山に生きるチョウたち」

みなさん、高山蝶ってご存知ですか?

そう、読んで字のごとく高山帯から亜高山帯に棲むチョウのことです。

こちらのトビラを飾るチョウは、ウスバキチョウという北海道・大雪山のチョウで、絶滅が危惧されている大変貴重な種類。

今回の特別企画は、日本に生息する貴重な高山蝶をさまざまな視点から紹介するものとなります。

高山蝶の生態から、その研究の権威である田淵行男の細密画、登山史でたどる高山蝶の歴史など……生き物が好きな人、山が好きな人の双方が楽しめる内容ではないでしょうか。

日本の高山蝶全13種類も写真付きでご紹介。

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山と生き物が好きな横山のための企画といってもいいでしょう。

ちなみに横山が一番好きな高山蝶は、上の画像上段のオオイチモンジ。

大きくてきれいなモデルさんのようなチョウです(?)

気候の違いで北海道だと高山蝶にカウントされない種類ですけどね。

『山と溪谷』8月号発売中です!

次回は同期の堀内くんがブログを更新してくれるみたいです。楽しみだな~。

最新号と今夏のアルプス縦走に関して

伊藤です。

最新号の8月号が明日15日(水)発売になります。

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今回の特集は「日本アルプス縦走プラン」

標高3000m前後の山が連なる日本アルプスを安全で楽しく縦走するための基本知識のほか、王道の縦走路と個性的な縦走路のモデルコース紹介や、自分で縦走コースを考えるための広域地図などを収録しています。

本特集は、いつか日本アルプス縦走をしてみたいというビギナーの人にも、今年はどこを縦走するか毎年楽しみにしているというベテランの人にも、今後数年間いろんな登山者の役に立つ一冊にしたいという想いで編集しました。

そのため、2020年7月14日現在、紹介コースのなかには、残念ながら今夏は現実的に縦走ができないというコースも多数あります。

おそらく「今年、どこを縦走できるのか知りたいのに」と思う登山者は多いことでしょう。

しかし、一進一退、日ごとに状況が変わる今、「どこの山なら登れる」「どのコースなら縦走できる」と断言することは誰にもできません。

編集時には休業を発表していなかった山小屋が、今夏の営業を見送ることにしたという情報も多数入ってきています。

また、この夏に登れるコースだけを紹介することで、それらのコースが「3密」になってしまっては本末転倒です。

そのため、本誌ではP17「ヤマケイヘッドライン」、P147「ヤマケイジャーナル」などで、各地の新型コロナウイルスに関する最新登山情報を紹介しつつも、特集ではあえて平常と変わらない「山の魅力」を紹介することに徹しています。

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(8月号P17「ヤマケイヘッドライン」より)

ネガティブなことばかり書かれている誌面はきっととてもつまらないことでしょう。

だからこそ、今は登れないとしても、山のすばらしさ、登山のおもしろさをみなさんに伝えていきたいと思っています。

これを不親切に感じる方がいるかもしれません。

現実から目を背けているように感じる方もいるかもしれません。

しかし、編集部の方針は『山と溪谷』6月号に掲載した下記の内容のとおりです。

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登山の基本は「リスクマネジメント」。

山小屋が営業しているから、あの山小屋は大丈夫なのだろう、と危機管理を他人任せにするのではなく、政府や都道府県庁、各自治体が発表する新型コロナウイルスに関する最新情報を事前に調べ、いま行くべきか否か、そのリスクを自分自身で判断して実施してください。

今の状況でどうしたら登山を楽しめるだろう、どうしたらリスクを減らすことができるだろう。ポジティブな発想から今の状況を打破する登山の楽しみ方が生まれることを願っています。

手塚治虫の山

ども、イトーです。

今日は7月7日。そう、七夕ですね。

なぜ、こんな梅雨の時期に七夕なんか設定したのか謎でしたが、
旧暦だと本来の七夕はまったく別の日なのですね。

太陽暦とか太陰暦とか暦に関する説明は省きますが、
(というか、説明できる気がしない)
いまでいうお盆明けに本来の七夕があったようです。
確かにお盆明けの山で見る天の川、めっちゃきれいだもんな。

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さて、今回紹介するのは、ヤマケイ文庫に新たに加わった『手塚治虫の山』です。
https://www.yamakei.co.jp/products/2820048820.html

8月号の編集後記にもちょろっと書きましたが、
僕は山に行くとき、とりわけテント泊登山のときには文庫の短編集を必ず山に持っていきます。

主に持ち出すのは、手塚治虫や藤子・F・不二雄の文庫版短編集のほか、
星新一のショートショート系や、藤沢周平や池波正太郎の短編時代小説など。

取材(仕事)とはいえ、テント泊だと夜にはやることがなくなり、
カメラマンさんに「暇つぶしグッズ、何か持っていない?」と聞かれたら、
持参した手塚治虫短編集を「どぞ、どぞ」と差し出して地道な布教活動を行なってきました。

そんな布教活動でこれ以上ないだろうってくらい便利なアイテムがこの本です(笑)
だって、手塚治虫×ですよ、これはありがたい。

オチに納得できるものもあれば、「???」という読了感のものまで、
どの作品も手塚治虫ワールド全開な感じです!
きっと読み終わった人はみんな昭和新山に行ってみたくなりますよ(笑)

発売したばかりですが、すでに売り切れも続出しているほどの人気だとか。

この調子で、オカルト系の短編もうちで編んでくれないかなー。
SFやオカルトが好きな人間からすれば、
手塚治虫と藤子・F・不二雄の時代にネタは出し尽くされたのでは、と感じるくらいすばらしい作品ばかりです。

ぜひ、みなさんも手塚治虫ワールドを山で体感してください!

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ちなみにイトーの本棚の一部はこんな感じ。
石ノ森章太郎や星野之宣のSFもたまらない。。。

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