山と溪谷 編集部ブログ

3月23日実践編(塩の山)レポート

ども、伊藤です。

全3回の歩き方セミナー、今回は実践編です。
山梨県の甲州市「塩の山」で開催しました。
塩の山、ご存知ですか? 甲府盆地にポツンと立つ標高500mちょっとの低山です。
標高は低いんですが、大菩薩嶺などからもその姿が目立つかわいらしい山です。

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さて、今回の講習会に参加いただいたのは、7名の迷える膝痛登山者。

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講師は、前回と同じくプロトレイルランナーの小川壮太さんです。

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山中には梅が満開で、気持ちのよい日差しを浴びながらの講習会。
はたして、参加者たちは膝痛を発生することなく下山できるのか!?

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ちなみに今回の講習では、前回の机上編で学んだ基本を実践することがメインです。
とはいえ、前回の会場ではできなかったトレッキングポールの活用法など、新たなハウツーも!

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こちら、小川さんの左手です。
見てほしいのは、小川さんが着けているウォッチ、ではなく、
薬指にキラリとひかる結婚指輪、でもなく、
実はこれ、意外と知られていない正しいトレッキングポールの持ち方なんです。
小川さんいわく「スキーとおんなじ」で、
バンドに下から手を通し、親指と人差し指の間でバンドを押さえつけるように持ちます。

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参加者の表情を見ても「へー、そうだったんだー」という感想が聞こえてくるかのよう。
さて、持ち方を教わった後は、トレッキングポールを着く位置や、タイミング(リズム)を意識しながら歩いてみます。

すると、うん??
小川さんにポイントを教わったのに、ポールを着くタイミングと脚を出すタイミングが合わず、ナンバ歩きのようになってしまう人も。(写真右から2番目の男性は、ナンバ歩きになっていますネ!)
普段、トレッキングポールを意識せずに使っていることがよくわかります。
道具はちゃんと正しい使い方を意識しないと、その優れた効果を発揮できません。

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さて、レクチャーを受けた後は、階段状の下りや、足場の悪い急登、木の葉で滑りやすい斜面など、塩の山を隅々まで歩き回りながらいろんな地形で歩行法を実践しました。

山頂まで1時間足らずのショートな低山ですが、我々が歩いた時間は、5時間強!
カラダに疲労も少しずつたまり、膝痛が生じてもおかしくありません。
しかーし、一人も膝痛が生じることなく、下山することができました。
やはり、膝痛の予防法は「歩き方」にあるのでーす!

と、いうわけで、歩き方セミナー第2回は大・大・大成功!!!

明日は、青梅丘陵で、歩き方セミナーの第3回実践編が開催予定です。
迷える膝痛登山者たちは、痛みを克服できるのでしょうか。乞うご期待。

3月21日歩き方セミナー机上編を開催しました!

ども、伊藤です。

ぽかぽかとした春の陽気。都内では、サクラもすっかり咲き誇っていますね。
例年は、校了とサクラ開花のタイミング被るので、なかなか素直に楽しめないのですが、今年は開花が早いのでウキウキ気分で桜並木を歩いています(笑)

さて、先日の21日、3月号特集と連動した特別イベント「疲れない、膝が痛くならない歩き方セミナー」を行ないました。

今回は、第1回の机上編。
プロトレイルランナーの小川壮太さんを講師に、なぜ膝が痛くなるのか、どうしたら疲労を少なく歩けるのかを学ぼうという企画。

勉強会という難しそうに聞こえますが、ネ!写真を見てお分かりのとおり、机上編と言いつつ、めっちゃカラダを動かしています(笑)
正直、実際に動いてみないと実感しにくいですからね。ほらほら、みなさんすてきな笑顔です。

さて、膝痛を防ぐには、二軸歩行骨盤を使った姿勢が重要、というのが小川さんの理論。
多くの登山者は、重いザックの荷物のために、肩が丸まり、姿勢が猫背気味になりやすいそうです。
いわれてみれば、自分も猫背になってるわー。

猫背の人は、登りで自然と↓こんな歩き方になってしまいます。

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段差に片脚を載せた後、

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背中を丸め、太ももの前面に力を入れて、膝を屈曲させながら登ろうとする。

これ、膝にめっちゃ負担がたまります。数段の登りでもけっこう疲れますよね。

一方、小川さんの登り方は、、、

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脚を段差に載せるところまでは同じ。

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指で示した膝の位置にちゅうもーく!
骨盤を立たせることで、猫背になるのを防ぎ、膝が前に出すぎないようにコントロールしています。


そして、そのまま、自然に立ち上がる。

先ほどの2枚目の写真とこの2枚目の写真を見比べると一目瞭然。
この登り方なら、太ももの前面の筋肉に負担をかけることなく、お尻の筋肉で立ち上がるので、膝に疲労がたまりにくいです。

こーんな感じで、何がいけないのか、どうしたらいいのかを、わかりやすくご指導いただきました。
13時開始で終了は16時、3時間に及ぶ勉強会でしたが、みなさん思っていた以上にまじめで正直びっくりしました。

さて、23日の実践編も記事にしますので、そちらもお楽しみに。

山と溪谷3月号は膝痛特集です

ども、伊藤です。

ぽかぽか陽気が続いたと思ったら、昨日は雪がちらつくなど、メリハリのきいた天気が続きますね。
汗をかいたり寒さにふるえたりと、なまけきったカラダにはかなり堪える今日この頃。

遅くなってしまいましたが、山と溪谷3月号が発売中です!

今月の特集は、「膝痛と歩き方」。人気企画の「膝痛」ですが、今回は歩き方にも注目です。

普段は痛まないのに、登山のときは痛くなるというあなたの膝痛、その原因を知っていますか?
登山のときだけ生じる膝痛は、実は膝に問題があるのではなく、歩き方に問題がある場合が多いんです。

だから「膝痛と歩き方」なのです。

間違った歩き方が原因で筋肉が疲労し、疲れが限界に達すると膝が痛みだす、というのが登山の膝痛の仕組みです。

じゃあ、わたしの歩き方は何がいけないの?という方はぜひ本特集を読んでください!
特集では、膝痛に悩む一般登山者4名に協力いただき、それぞれの膝痛の原因がどこにあるのかを調査しました。
姿勢や柔軟性、歩幅など、「自分もこれかも」と該当する部分があると思いますよ!

そしてそして、膝を痛めない歩き方は、プロトレイルランナーの小川壮太さんに教えていただきました。

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気をつけようとは思っても、具体的に何を意識したらいいんだろうとイマイチわからないのが歩き方。
小川さんは「カラダに負荷をかけない歩き方」を研究し「体の軸を意識した歩行法」にたどりついたそうです。
ぜひ、実践してみてください。

さらに、今回は、なんと! 特集と連動したイベントも実施します!!

「膝を痛めない、疲れない歩き方 第1回机上編」
開催日時: 2018年3月21日(水・祝)開催 13:00~16:00
参加費: 2000円

「膝を痛めない、疲れない歩き方 第2回実践編[塩の山]」
開催日: 2018年3月23日(金)10:00~15:00
参加費: 4000円

「膝を痛めない、疲れない歩き方 第3回実践編[青梅丘陵]」
開催日: 2018年3月28日(水)10:00~15:00
参加費: 4000円

タイトルの示すとおり! 
机上編と実践編に分け、疲れにくい歩き方を小川さんに解説&指導いただきます。

みなさん、ドシドシ募集してください!
申し込みに関する詳しい情報はこちらへ。

*******

また、今月号の巻頭ニュースでは、いまをときめく北極冒険家の荻田泰永さんの記事もあります。

荻田さんといえば、今年のはじめに南極遠征の冒険に成功し、つい先日、植村直己冒険賞も受賞されました。
極地冒険&探検好きの僕は、荻田さんの動向をSNSで欠かさずチェックしていました。本当におめでとうございます。

さてさて、今回は簡単な紹介になってしまいましたが、
膝痛を改善して今月も楽しく元気に山に登りましょう!!

山と溪谷2月号好評発売中です!

ども、イトーです。

久しぶりのブログ更新となってしまいました。
年末年始の編集部は、怒涛のスケジュールでいつもてんやわんや。。。

そんななか、みんなでがんばって、さらにがんばって、もういっちょがんばって編んだのが2月号!
特集は読者に人気の「単独行」特集

「単独行者に本当にタメになる情報はなにか」を吟味し、レベルアップのためのノウハウを紹介しています。

たとえば、山のルートの「キツさ」を数字で表現する方法を知っていますか?
パーティ登山なら仲間の手を借りられますが、単独行では事前の準備と把握が重要です。
ルートの「キツさ」がわかるとルート選びの考え方がグッと変わりますよ!
ちなみにこのすばらしいページ、イトーが担当しました(笑)

また、2特は「クマ、ハチ、マダニ」特集
知っているようで知らない動物たちの生態や対処法を紹介しています。
さらに、今号はグラフページも注目です。
巻頭グラフはみんなが大好きな「ライチョウ」、中グラフはイトーが大好きな「アラスカ」です。

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こちらのアラスカグラフは、僕もファンの松本紀生さんの最新写真集から作品を抜粋しています。
動物たちの自然な表情や躍動感に引きこまれます。

さらにさらに連載「イマコレ」はコーヒーメーカーを、読者ページの「モルゲンロート」は粘菌を紹介しています。
これらはすべて僕の担当ページです。ぜひ読んでください笑。
ちなみに粘菌は本当にきれいなのですが、誌面ではカラーで紹介できなかったのでブログにも写真を掲載!

この写真を撮られた新井文彦さんは、きのこや粘菌の書籍も出しています。ぜひ調べてくださいね。

編集後記にデート商法のことを書いたら、他部署の人や両親から「で、いくらだまされたの?」と声をかけられたり、LINEがきました。いや~、デート商法ってまだあるんですね、世間は怖いな、ワッハッハ。

12月号発売中!

ども、イトーです。

12月号が昨日発売されました!もう買ってくれましたか?

今月は、毎年恒例の大大大人気企画!「雪山」特集!
今回は雪山登山のステップアップ術について、八ヶ岳を舞台に紹介しています。

イトーは取材で八ヶ岳の赤岳に登ってきました。
だれもが憧れる名門中の名門。雪山といえば赤岳!

寒い寒い氷点下の雪山でも赤岳鉱泉の中はあたたかい。夕食にはアツアツのカツ煮を食べ、布団で眠る、なんてすばらしい空間なのでしょう。
下界でも味わえない贅沢な夜を過ごし、翌朝は赤岳へ向かいました。強風の文三郎道を越え、山頂を満喫し、地蔵尾根で下山。
行程の詳細は本編を読んでいただくとして、とにかく超充実した2日間でした。
いや~、やっぱ赤岳、アンタいい山だよ!

さてさて、みなさんはどんな雪山登山を予定していますか?
ぜひ、本誌を参考に最っ高の雪山計画を立ててくださいね!

秋めく六甲へ(青谷道から摩耶山)

こんばんは、たなかです。

文化の日の連休、友人の結婚式で神戸に寄ったついでに再び六甲へ行ってきました。

11月号の取材で8月に行って以来の六甲。すっかり秋の空気。夏は暑さが体に堪えますが、秋は冷たい六甲も山を登っていると心地よいですね。

今回は阪急王子公園から、青谷道を通って摩耶山へ。摩耶山は古来山岳信仰の山で、今は史跡公園となっている旧天上寺の参道として知られているのが「青谷道」と「上野道」。

王子公園駅から市街地を通り、青谷道の入り口にて。えっ、イノシシだけでなく、アライグマも出るの......!!

今回はどちらにも会いませんでしたが、途中、登山道の落ち葉を掃除している方に話を聞くと、六甲のイノシシは人をまったく恐れなくなっていて、人間は食べ物をもっている生き物として平気で寄ってくるようです。休憩している横にやってきて、居眠りをはじめることもあるとかないとか......

歩いていると、毎日登山をしているようなご年配の方にもたくさんすれ違いました。すれ違うときに「おはようございます」と挨拶すると「おはようさん」と気さくに挨拶を返してくれるのがうれしくて、地元の方に愛される六甲の雰囲気を感じながら、山道を進みます。ひたすら登って、旧山門へ。ここからは長い階段を上ります。

出発地の王子公園駅の標高が約45mなので、702mと山自体の標高は高くないものの、思った以上に登りが続くので心が折れそうになります(汗)

やっとたどり着く摩耶山の山頂も標識があるだけで何もないため、展望を求めて少し先の掬星台をめざします。

少しかすんでいますが、色づく木々と街と海を眺められる六甲からの景色はやっぱり格別!ずっと眺めていたい......

王子公園駅から登山口までの間にある昭和29年創業の「青谷ベーカリー」さんで買ったパンをお昼にいただきました(11月号の立ち寄り情報ページで掲載!)

名物のカツ玉子ロールと「リーフパイ」という菓子パン。

この包装紙がなんともレトロ!カツ玉子ロールのコッペパンはしっかり目で、そこにハムカツとタマゴサラダが!疲れた体にちょうどいい味。

下山は、まやビューラインでロープウェイとケーブルを乗り継ぎ、景色を楽しみながら楽々と。

その後はバスで新神戸方面に移動して、「六甲布引の水」で仕込んだクラフトビールが飲める「IN THA DOOR BREWING」さんへ。(11月号の立ち寄り情報ページで掲載(笑)!)飲み比べも楽しめるよう180mlと少量サイズから選べるのがうれしい。フードメニューも兵庫県産や国産にこだわった素敵なお店でした。土日祝日は12時から飲めるのも◎

11月号では記事を作っていて「神戸に住んでいたのに、こんなところ知らない!」という気持ちでいっぱいになり、また近々六甲に行きたいなあと思っていたので、秋晴れのこの休日に初めてのコースや寄り道を楽しめ、満足満足。

もうすぐ12月号が発売となりますが、11月号をまだ読んでいない!という方はぜひ! → https://www.yamakei.co.jp/products/2817900991.html

きっと次回のブログは12月号の紹介になるかと!12月号は「ステップアップ雪山登山2018(Ⅰ雪山を学ぶ Ⅱ歩行技術と用具)」です!

皆さん、お楽しみに。

北極冒険家、南極へ

ども、イトーです。

先日、北極冒険家の荻田泰永さんが来月より新たに挑戦する「南極点無補給単独徒歩到達」についての発表を行ないました。

極地冒険が好きな僕。ピアリー、ナンセン、アムンゼン、スコット、シャクルトン、白瀬といった極地冒険家の逸話を、学生時代には読み漁りました。というわけで、編集部を代表して発表会に出席。

しかし、「南極点無補給単独徒歩到達」って日本人で達成している人がいなかったんですね。
荻田さんは、11月より日本を発ち、南極のヘラクレス入り江という海岸線から南極点まで、1130kmを50日間かけて踏破する計画です。
この時期の南半球は夏とはいえ、南極では最低気温が氷点下30℃にもなるそうです。
また、無補給ですから、食料のデポもなく、50日間ぶんの食料を持ち歩くことになります。50日分の食料ってまったく想像がつかない。

今回は食品メーカーの協力で高カロリー、高タンパクなチョコレートバーも用意したそうです。
――ということで、サンプルをひと口いただいたのですが、フツーにおいしかった。
高カロリーというかモッタリしているのかなと思いきやそんなこともない。僕の大好きな「スニッ●ーズ」よりずっと食べやすい。

カメラ目線いただきました!

発表会後、今回の南極冒険に関して、
「南極には、北極で荻田さんが苦しめられた乱氷帯も、動く海氷も、シロクマもいないし、季節や歩行距離を考えても、北極より簡単なんじゃないですか」と失礼とは思いつつ、個人的に気になっていた質問をしてみました。

「南極は北極に比べると技術的には難易度が落ちますが、体力的にはかなりハードな強行軍になります。どれだけ体を消耗させず、進み続けるかがポイントになるでしょうね。あと風が問題ですね」と丁寧にご回答いただきました。

南極では、陸の中心から海岸線に向かって強い風が常に吹いているそうです。
海岸線から極点をめざす場合、行動中は常に向かい風……。これはかなりつらそう。
また、今回は4K動画に加えてドローンでの撮影も試みるということで、荻田さんが現地で体験したものを僕らも疑似体験できそうです。
挑戦の成功、お祈りしています!

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