2019年02月12日(火)
ども、伊藤です。
みなさん、3連休いかがおすごしでしたか。
僕は土日を使って奥秩父・笠取山にテント泊山行に行ってきました。
「寒波が来る、寒波が来る」と、テレビやネットで騒がれたこの3連休。
予定していた山行計画を取り止めた人も多いのでは?
ふっふっふ、僕はそこを逆手に、寒波だからこその計画を立ててみました。
奥秩父エリアって、積雪しないことはないんだけれど、
ピッケルもワカンも不要で、雪山初級の山域ってイメージですよね。
でも、寒波が大量の雪を運んできてくれれば、
もしやこれまでに見たことのない、ウェディングドレスをまとった新婦さながら、
純白の奥秩父を拝めるのでは、というのが今回の目的の一つ。
もう一つの目的は、極寒の雪中テント泊をしながら趣味の時代小説を読むこと。
どうせ家にいても本を読むくらいしかすることないし、
だったら家で読んでも、テントで読んでもおんなじだな、山に行くか、という発想です。
技術的に難しい登山に挑むのではなく、雪山初級コースを少し変わった視点で楽しむ、僕が好むいつものアレです。
こんな遊び方ばかりしているから「いつまでも浅瀬でちゃぷちゃぷしてるような登山だよな」と友人には揶揄されますが、個人的にはアドベンチャー気分です笑
さて、笠取山の作場平登山口から緩やかな登りを歩きます。
雪、全然ないですね。9日(土)は都心で積雪の注意報が出るほどの寒波予想だったのですが…。
淡い期待だったのだろうか。
さくさく歩き、登り始めて2時間ほどで笠取小屋に到着。
当然ながら小屋は閉まっています。
冬季小屋は、、、誰もいない。
テント場は、、、、、、誰もいない。
3連休だから誰かしら物好きがいるだろうと思っていましたが、まさかの貸しきり。
いつもなら大所帯がテントを張っている、笠取小屋の一等地に我が家を設営。
大きな山の懐に自分しかいないという状況は、寂しさよりも独占できた喜びのほうが大きい(笑)
しかし、テント場も雪があんまりないなぁ。
翌早朝は、氷点下20度くらいでしょうか。
寝袋から出たくない、出たくないけど、でも山頂には登りたい。
雪山特有の葛藤と戦いながら、しぶしぶ装備を整え、笠取山の直下へ。
笠取山といえばコレでしょ、という山頂に向かうゲレンデ並みの直登コース。
でも、やっぱり雪ないじゃん。。。
念には念をと、ワカン、ピッケルも用意してきましたが、ダブルストックでも充分でした。
10日(日)は事前の予報どおり快晴で、雲ひとつない青空。
早く山頂からの景色を見たい。その一心でガツガツ登っていきます、、、
Yeah~~~!!
すっばらしい景色。澄んだ空。奥秩父のなだらかな尾根。
富士山の雄姿と、西には雪をかぶった南アルプスの連なりも見えています。
全体が真っ白なパラダイスになる予想でしたが、これはこれであり。
1時間ほど山頂で景色を堪能しながらだらだらして(超寒かったけども)下山。
テント場に戻ってくると、あれ、雪とけてるじゃん…。
夜半、微力ながら積雪し、真っ白な世界に近づいていたテント場は、
暖かな日差しの猛攻を受け、早々にギブアップしたもよう。
もうちょいがんばってほしかったぜ…。
下山中、入れ違いに2組の日帰り登山者に出会いました。
日帰りできる山でわざわざテント泊しているのは不思議に思うかもしれませんが、
テント泊自体が目的なので、自分的にはこれでよし!
持ち込んだ時代小説も堪能できたし。
実は今年に入って雪山は3戦目。
仙丈ヶ岳(登頂)、安達太良山(撤退)、笠取山(登頂)と2勝1敗。
今年はあと何座登れるだろうか。できることなら勝ち越したい。
2019年01月15日(火)
ども、伊藤です。
山と溪谷2月号が発売になりました!
今月の特集は「リスクに備える 単独行の登山術」。
単独行にリスクがあるのは分かっているけれど、
思い立ったときにすぐに行動できる気軽さと、
より深く自然と向き合えるというのが単独行の魅力ですよね。
僕も単独行愛好者の一人。
ソロだからこそ、「今回はどこに行こう」「自分の登山力でどこまで行けるだろう」というコース選びや計画作りもワクワクします!
まぁ、もちろん、大なり小なり失敗はするんですけどね。。。
でもでも、そんな失敗も、自分の登山力を磨くヒントになる、はず?
というわけで、今回はそんな単独行者の失敗もたっぷり掲載しています。
いや~、意外とみんな壮絶な失敗をしてるんですね。人のこと言えないけど。。。
ドキュメント道迷いも必読です。
自分のことのように読みいってしまいました。はじまりはいつでも小さなミスだなぁ。
と、このような感じで、単独行者が安全に登山を完遂するためのテクニックを、たくさんの具体例をまじえて紹介しています。
読み応えたっぷり!
* * * * *
ちなみに、第2特集はガラッと変わって山岳系の博物館のガイド企画です。
みなさん、山の博物館に行ったことありますか?
僕は特集でも紹介している大町市立山岳博物館に行ったことがあります。
北アルプスの歴史がわかる展示で、すっごく楽しめますよ。
個人的に今月の注目記事は、連載の「GTR」。
雪山のザック選びは、容量だけでなく、
多機能モデルかシンプルモデルか、内部へのアクセス方法はどうかなど、
それぞれ戦略によって選択肢が悩ましいと思いますが、
ホーボージュンさん流の鋭い視点でズバッと一刀両断してくれるのが気持ちいいです。
さらに、今月はモニター企画もあります!
詳しくは、巻末の「GOODS&PRESENTS」をチェックしてくださいね。
ではでは。
2019年01月11日(金)
ども、伊藤です。
あけましておめでとうございます。
新年最初の投稿になりました。
…といいつつ、すでに11日ですが。
みなさん、年末年始はどう過ごしましたか。
1年前は南アルプスの北沢峠で、氷点下20度のなかテントの中で年を越した僕。
正直、あれはつらかった。。。
寝袋で眠るのが大好きなので、どんなに寒い場所であろうと快眠はできるのですが、
元日の甲斐駒ヶ岳をめざし、天国のように温かい寝袋を出て、ビュービューと風の吹き荒れる極寒の世界へ飛び出すのはもはや地獄。
誰が寝袋のなかから出てやるもんか、ケッと思っていたのですが、隣で着々と撮影の準備をするカメラマンさんがいるのでやむなし。。。
うおー、、さみー、、と言いながら吹雪気味の甲斐駒ヶ岳に登ったのでした。
なので、今年こそはだらだら過ごしたいなぁ。絶対過ごしてやるぞー、
と思っていたのですが、また極寒の地で過ごしてしまいました。
大晦日に向かったのは、福島県の猪苗代湖。
知人「年越しで雪中キャンプやろうよ」
僕「うーむ、、、(今年は家でだらだらしたいから断ろう)」
知人「キャンプ好きでしょ」
僕「ウーム、、、(キャンプは好きだけど、寒いしなぁ)」
知人「今回は薪ストーブを導入するからめっちゃあったかいし、餅も焼けるよ」
僕「、、、(なに、薪ストーブで餅だと?)」
知人「カニも、鍋も、年越しそばもあるよ」
僕「行く!!」
薪ストーブ、それはキャンパーにとって至上の楽しみ。
それに去年に比べれば、キャンプならだらだらもできそう。
キャンピングカーや、トレーラーハウスでのキャンパーもたくさん。うらやましー。
テントのなかから顔だけ出して拝む初日の出。テントの外は寒すぎる。。。
優雅に水面をたゆたう白鳥たち。なぜ寒くないのか。。。
結果的に楽しい年越しキャンプとなりました。
そして、次の3連休はなんだかんだで極寒の南アルプステント泊に挑む予定。がんばってきます。
2月号の紹介は、、、次回かな。
2018年12月21日(金)
ども、伊藤です。
あっという間に年の暮れ。
月日がたつのは本当に早い!!
12月は週末にいくつかのイベントに参加したので、
その報告をブログでしようと思っていたのですが
できなかったよ、、、(涙)
というわけで、今回は1月号の特集と、
こっそり遊びにいったキャンプイベントだけでも紹介を!
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先日発売になった1月号は、特集『登山の現在形』。
簡単にいうと、「さらば平成、登山新時代の幕明け!」という感じで、
平成30年間を振り返り、主な登山トピックスの紹介と、
これから注目の情報をドーンと紹介しています。凄まじい読み応えです笑
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ではでは、毎度おなじみの僕の担当したページを紹介するコーナー!
今月号では、登山用具メーカーのモンベルと
ファイントラックの本社に取材に行ってきました。
西日本のメーカーはなかなか取材に行けないのですごくワクワク!
モンベルではこっそり岳人編集部にもおじゃましちゃいました。
本文では一切触れてないけれど、上の写真は
岳人編集部での辰野編集長による原稿チェックの場面です笑
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そして、ファイントラック。さわやかな金山社長が印象的なこの写真、
背景に写っている建物はファイントラックの本社ビルなのです。
さすが神戸という感じの歴史を感じるすてきな建造物で、
思わず金山社長に「ビルの前で撮らせてください!」とお願いしちゃいました笑
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ほかにも「山のビジネス最前線!」では、
いま注目のベンチャー企業やガレージブランドなど、
ふだん話を聞けない人々にお会いしインタビューしてきました。
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そして、イトーによる、イトーのための
モノ連載「イマコレ」では、ソロ用クッカーセットを紹介!
ぜひ、読んでくださいね。
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あ、あと、便利帳!
今年もデジタル版ダウンロードキャンペーンをやってます。
期限を逃さないようにご注意を!
上の画像をクリックするとキャンペーンページに飛びます!
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さて、12月1~2日、東京・若洲の森キャンプ場で
キャンプイベント「コロンビア 焚き火CLUB」に参加しました!
最新の焚き火台たちが一挙に並ぶ展示会では、思わずニヤニヤしてしまう。。。
ヤマケイブースでは「CAMP LIFE」の紹介と、
火起こしから行なう湯沸し競争!
ただ薪を割るだけの薪割り体験!
オリジナル缶バッヂづくりを行ない、
多くの子どもたちに楽しんでもらえました。
↑火起こしの難度が意外と高い、湯沸し競走!
↑↓子どもたちに大人気のオリジナル缶バッヂづくり。
↑この絵心あるすてきな缶バッヂは僕の作ったもの笑
焚き火もいいけど、やっぱランタンの明かりも落ち着きますよね~。
みなさんもキャンプがしたくなったのでは?
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というわけで、おそらくこれが今年最後の投稿かな。
また、来年もよろしくお願いします!
2018年11月12日(月)
ども、伊藤です。
本日、12月号が擦り上がってきました!
特集は「全国版 雪山登山ルート50選」。
12本爪アイゼンやピッケル、ワカンなど、
いわゆる本格的な雪山登山のルートを50座紹介しています。
登山を始めて6年ほどの僕。
そういえば、これまで雪山に何座登ったかなと、振り返ってみましたが、
冬季になると低山に出かけることが多いのもあって、実は10座程度しか登っていないことが判明。。。
「でも、今年はもっと雪山に登りたい。次はどこの山がいいだろう」と、
僕のように雪山選びに悩んだら、ぜひご覧ください。
編集部の僕が言うのもなんですが、山選びの参考書としてとても便利です。
ちなみに昨年は上州武尊山や谷川岳など、
関越道方面の山を中心に雪山を楽しみましたが、やっぱり雪山いいですねぇ。
空気が澄んでいるので景色はきれいだし、登山者もそれほど多くないし。
夏みたいに汗でウェアが全身びちょびちょになることも少ないですからね(笑)
こちらは上州武尊山の山頂。中ノ岳方面の稜線を歩く登山者がきもちよさそうでした。
登山口までスキー場のリフトを使えるので、登りはとっても楽でした。
こちらは谷川岳。空気が非常に澄んでいて、下界の靄(もや)との境目もくっきり見えました。
ちなみに谷川岳は雪洞泊だったのですが、自分で寝床を作り出す雪洞スタイルも楽しいですね~。
さてさて、僕の自慢はこれくらいにして、12月号はほかにも見どころ盛りだくさん!
2特では、山小屋で特別な年末年始を過ごすためのガイド企画です。
僕はルポ取材で南アルプスの甲斐駒ヶ岳・北沢峠こもれび山荘を訪れました。
どこの山小屋が年末年始に営業しているのか、一目瞭然です
また、今号には人気企画の「バイヤーズガイド」も!
今回のテーマは「雪山登山に適した装備」。
夏山と冬山、どんな装備の違いがあるのか、何が必要なのか、
道具選びに悩んでいる人は必見です!
さて、今月もよろしくお願いいたします。
2018年11月01日(木)
ども、イトーです。
先週末は、11月号でも紹介した奥日光の半月山をめざして登山&キャンプにいってきました。
半月山は中禅寺湖を挟んで日光男体山の絶景が有名。
さらに紅葉のタイミングにドンピシャということもあり、
これはすばらしい景色が見られるやも!と思っていたのですが、、、
残念ながら、、、登れませんでした、、、
やっぱり観光地ってすごいですね。
中禅寺湖周辺の道路が渋滞して、
車がまっっったく動かない状況が発生!
「こりゃ無理だ」といさぎよく諦めました。
その代わり、中禅寺湖のキャンプ場で、
パックラフトを広げ、湖上から男体山の紅葉を楽しんできました。
湖上は渋滞もなんも関係ないぜ!
日光男体山と山麓の紅葉!ちょうどいい色づき。
中禅寺湖は大きいので波ができ、パックラフトが揺られるため、水平がとれません。。。
帰りは渋滞を避け、群馬側に抜けました。途中の展望がすごい!
そんな感じで、秋をたっぷり楽しんできました。
気づけばもう11月。低山の季節はこれからですね。
ぜひ、11月号をめくりながら晩秋の登山計画を立ててくださいね。
それでは。
2018年10月22日(月)
ども、編集部の伊藤です。
紅葉登山、みなさん、エンジョイしてますか?
今回、僕は上信越の紅葉名山ラリー取材に行ってきました。
なぜ、ラリーかって?
それは日帰りの山を連チャンで登る計画だったから。
最初は、妙高山!
次に、雨飾山!
最後に、戸隠山!
3つの名山を「ドーン!」と紹介して、
みなさんから羨望のコメントをもらうつもりだったのですが、、、
あいにくのお天気。。。
仕方なく予定を変更して、初日の妙高山は諦め、雨飾山と戸隠山に登ってきました。
↑雨飾山の山頂付近から北西に広がる日本海と紅葉の山々を撮影するカメラマンの小関さん。
こちらは雨飾山の笹平。
笹なので稜線はグリーンですが、奥にはみごとな紅葉の山肌が広がり絶景でした。
右奥に山頂が見えているのは、新潟焼山。迫力のある山でした。
こちらは場所が変わって、戸隠キャンプ場から望む戸隠山!
戸隠村周辺の紅葉がみごとで、稜線からは下の写真のような絶景が広がっていました。
ただ、惜しむらくは天気。心の目、心の目でご堪能ください。
実はこの取材にはもう一つ、大きな大きなテーマがあるのですが、
それは来年のお楽しみ!
山と溪谷の最新号も絶賛発売中。
まだ、紅葉に間に合う山もありますよ!
僕は今週、半月山で紅葉の日光男体山を見にいこうと計画中!
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