山と溪谷 編集部ブログ

北極冒険家、南極へ

ども、イトーです。

先日、北極冒険家の荻田泰永さんが来月より新たに挑戦する「南極点無補給単独徒歩到達」についての発表を行ないました。

極地冒険が好きな僕。ピアリー、ナンセン、アムンゼン、スコット、シャクルトン、白瀬といった極地冒険家の逸話を、学生時代には読み漁りました。というわけで、編集部を代表して発表会に出席。

しかし、「南極点無補給単独徒歩到達」って日本人で達成している人がいなかったんですね。
荻田さんは、11月より日本を発ち、南極のヘラクレス入り江という海岸線から南極点まで、1130kmを50日間かけて踏破する計画です。
この時期の南半球は夏とはいえ、南極では最低気温が氷点下30℃にもなるそうです。
また、無補給ですから、食料のデポもなく、50日間ぶんの食料を持ち歩くことになります。50日分の食料ってまったく想像がつかない。

今回は食品メーカーの協力で高カロリー、高タンパクなチョコレートバーも用意したそうです。
――ということで、サンプルをひと口いただいたのですが、フツーにおいしかった。
高カロリーというかモッタリしているのかなと思いきやそんなこともない。僕の大好きな「スニッ●ーズ」よりずっと食べやすい。

カメラ目線いただきました!

発表会後、今回の南極冒険に関して、
「南極には、北極で荻田さんが苦しめられた乱氷帯も、動く海氷も、シロクマもいないし、季節や歩行距離を考えても、北極より簡単なんじゃないですか」と失礼とは思いつつ、個人的に気になっていた質問をしてみました。

「南極は北極に比べると技術的には難易度が落ちますが、体力的にはかなりハードな強行軍になります。どれだけ体を消耗させず、進み続けるかがポイントになるでしょうね。あと風が問題ですね」と丁寧にご回答いただきました。

南極では、陸の中心から海岸線に向かって強い風が常に吹いているそうです。
海岸線から極点をめざす場合、行動中は常に向かい風……。これはかなりつらそう。
また、今回は4K動画に加えてドローンでの撮影も試みるということで、荻田さんが現地で体験したものを僕らも疑似体験できそうです。
挑戦の成功、お祈りしています!

紅葉真っ盛りの焼岳へ

こんばんは、たなかです。

皆さん、この三連休はいかがでしたか?

日曜日から月曜日は秋晴れの気持ちのよい日で絶好の山日和でしたね。

この連休、私は父と焼岳を歩いてきました。

上高地帝国ホテル前バス停で下車して登山口へ。焼岳に登り、新中の湯ルートで下山しました。

気持ちのよい青空と岸壁にも紅葉がちらほら、近くにいた人からも「きれい~」と声が上がっていました。

焼岳小屋ではスタッフさんにご挨拶。10月号の紅葉特集のガイドで、お話をお伺いした青木さんには残念ながらお会いできなかったのですが、

いらっしゃったスタッフさんに「昨日も記事を見ていらしたお客さんがいましたよ」と教えてもらってうれしい気持ちに。

お盆のお忙しいところ、記事作成にあたって、たくさんの山小屋の方にお世話になりました。

焼岳小屋を過ぎて、焼岳北峰へ向かう途中の景色。

穂高がハッキリ見えてこんなに晴れた登山は久しぶりだなあと。左奥に槍ヶ岳も小さく見えます。

ここから見るとこんな形で見えるんだ!というのも新しい発見。

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新中の湯ルートを下りていくと、斜面がカラフルに色づいていて、秋ならではの景色を満喫。

ナナカマドも真っ赤に!この景色も一瞬ですぐ冬になってしまうと思うと切ない...

上高地の紅葉はこれからが本番の様子。

新中の湯ルート途中の広場で休憩。ここから先は樹林帯の木の根の多い坂を下ります。途中で足を捻ってしまいました...油断は禁物です、本当に。あ~でも天気がよくって楽しい登山になりました!

13日(金)には高尾山の紅葉が印象的な表紙の11月号が発売になります!

詳しくはこちら → http://www.yamakei.co.jp/products/2817900991.html

大学時代に神戸に住んでいたこともあって、今回私は第2特集「六甲山を遊びつくそう!」を担当しました。またそちらの内容も順次ご紹介していけたらと思います!皆さん11月号もお楽しみに。

次号は高尾山特集

ども、イトーです。

9月から気温が下がり、雨も続いたため、今年の山の紅葉は早まっているようですね。
今週末の3連休は、北アルプスの紅葉がピークのようですが、みなさんはどこに行かれるのでしょうか。
ちなみに編集部は現在、校了真っ只中。とても週末のことなど考えれませぬ…。

さてさて、11月号の特集は、なんと「高尾山」!

え、ヤマケイで高尾山!?

って、方も多いかと思います(実際、僕もマジっすか!?とびっくりしました~)

でも、高尾山はバリバリの山ヤの視点で見てもやっぱりいい山なんです。
そんなわけで9月の休みは、高尾山JOYをしまくっていました。

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9月のある日は、京王線高尾山口駅から東高尾~南高尾~奥高尾~北高尾を結ぶ約30kmコースに挑戦。
朝日の差し込んだ東高尾の尾根はサイッコーでした!

@DSC03568.jpg

縦走の途中、景信山で食べたBigカキ氷。ちなみに宇治金時をオーダー。んめー。

また、別の日には、高尾山マイナールート研究の旅へ。
麓から山頂まで、毎回異なるマイナールートで高尾山エリアの山にこの日だけで4回登りました笑
イトーのおすすめはこちら。高尾山の北面、日影沢林道にはこんな美しい沢もあるのです。

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これは小仏峠から小仏バス停に下る道で見つけたシュウカイドウという秋の花。
ちなみに花言葉は「可憐な欲望」――なんじゃそりゃ?

@DSC03638.jpg

ハイカーが非常に少ない北高尾の小下沢林道。しっとりした沢の道がサイコーでした。

さてさて、こーんな感じで高尾山の「これはよき!」ってところを紹介する予定です。

みなさん、お楽しみに!

写真展に行ってきました

こんにちは。
編集部の西村怜です。

都心はまだまだ暑い日が続きますが、山は着々と色づいてきています。
まだ今年の秋の山行計画に悩み中の方、絶賛発売中の『山と溪谷』10月号をぜひ御一読ください!

さて、昨日はとある写真展に行ってきました。

滝原逸郎さんの写真展「絵画主義 筑波山」です。

「絵画主義」とは、絵画芸術を手本として、写真を絵画的に見せようという思想です。

百聞は一見にしかず。展示作品の一部をお見せします。

洋画的な作品や、

日本画的な作品。まさに絵に描いたような美しさです。

構図や色彩にこだわって撮影された筑波山の写真の数々、ぜひご覧になってください。
写真展は東京都のアイテムフォトギャラリー「シリウス」(www.photo-sirius.net/)にて、9月27日まで開催されています。

さて、次号の『山と溪谷』11月号は高尾山特集です。
都民には身近な高尾山ですが、その魅力を徹底解説します!
お楽しみに!

『山と溪谷』10月号は9月15日発売です。

こんにちは。西村怜です。
ブログの執筆を伊藤に任せ、素知らぬふりを続けて早2年。
暇ができたので、久方ぶりにブログを更新します。

『山と溪谷』10月号が明日、9月15日に発売されます。

表紙を見てもわかるとおり、特集丸ごと紅葉づくしです。

第一特集「日本アルプス紅葉大全2017」では、日本アルプスの紅葉名山を、

第二特集「『北の山』の紅葉便り」では、北海道・東北・信越の紅葉名山を紹介しています。

息を呑むような紅葉の写真がめじろ押し。
ガイドページで紅葉のピークやどんな景色が見られるかが、わかりやすくまとめられているので、プランニングに役立つこと間違いなし!
今年の秋、どこを歩こうか迷っている人にぜひ読んでいただきたい一冊です。

また、綴じ込み付録で「東丹沢・大山 安全登山マップ」がついてきます。

写真は途中で途切れちゃっていますが、実物は東丹沢全域の登山ルートを網羅しています。

マップの裏面には、沢登りルートの紹介や山小屋営業情報など、丹沢を歩くうえで知っておきたいことがまとめられています。
本付録は切り離せるので、山で使うことも可能です!

さらにさらに!
大好評の「登山バス時刻表」も付録でついてきます。
今回取り上げるエリアは関東周辺。
昨年から新たに奥日光エリアを収録し、奥秩父と丹沢に新路線を追加した最新版です。

秋山シーズン前に、ぜひ手にとってみてください!

9月号発売中です!

ども、伊藤です。

ブログの更新が滞り、ごめんなさい。
今年の8月は変ですね。天気がころころ変わって雨ばかり…。

いまさらですが、8月11日(金・祝)・12日(土)にはTANZAWA 山モリ!フェス2017が開催されました。
天気はあいにくの曇り空でしたが、たくさんのご来場ありがとうございました!

会場内にはボルダリングウォールやクライミングウォールも出現!

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体験会では、好日山荘の大人女子登山部プレゼンツ!
家族で楽しむスモーククッキングも開催されました。いい色、いい香り!

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展示コーナーでは、世界的クライマー・山野井泰史さんが実際に使用した数々のギアが登場。

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さまざまなアウトドアメーカーのブースも大人気でした。
夏休みということで、子どもと一緒に楽しめるワークショップもたくさんありました。

さて、今夏の天気は不安定といいましたが、イトーはお盆のシーズンに北海道にいってきました。
プライベートの旅行ではなく、夏山取材です☆

北海道・大雪山系は山のスケールが超でっかい。こんな場所が日本にあったの!?という衝撃の連続でした。

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この三川台という場所も山の稜線上に平坦なトレイルがずっと続く息を呑むようなルートでした。

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ただし、原始が姿が残っているということは、人間にとってデメリットもあります。
登山ルートには、何㎞ものヤブこぎを強いられるポイントや、ヒグマの気配を感じながらテント場で眠る場所も。

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でも、だからこそこんな美しい風景が楽しめるんですね。これは朝日を浴びたオプタテシケ。

この取材の内容は来年の6月号で掲載予定です。

また、現在発売中の山と溪谷9月号は「地図読み」特集。
毎年、恒例になりつつありますが、今回のテーマは「楽しい地図読み」。
僕は、地図アプリの有用性を調査しましたよ!

ぜひ、こちらもよろしくお願いいたします。

8月号発売中&テント泊アンケート実施してます!

ども、イトーです。

海の日の3連休、みなさんいかがお過ごしでしたか?
イトーは昨年から練っていた山行の一つを実行でき、ハッピーな連休となりました。
(ただし、今週はツケとして積もり積もった仕事に忙殺されアンハッピー。自業自得だけども…)

さて、編集部ブログですが、つれづれなるままに書き続けてきた結果、
最近では初めてお仕事する人にも
「昭和ライクな生活しているイトーさんですよね?」とか、
「冷蔵庫、使いこなせるようになりましたか?」とか、
「もやしや豆腐以外にもおすすめの食べものありますよ」などと、話しかけていただけるようになりました。
知らないところで僕のひととなりが伝わっているってすごいですね。そして共感してくれる人が意外にも多い。

僕のどうでもいい前置きはさておき、3連休の初日に山と溪谷8月号が発売されました。
今月の特集は「登れ!3000m峰21座」。日本の3000m峰をコレクションしています!
そして、第2特集は「夏から初秋のテント泊山行」。

僕はテント泊が大好きです。

テント泊って、その人の登山感やスタイルが最も反映される山行だと思います。
どんなテントを持っているのかな、食事はどうするのかな、テントの中は整頓されているのかな、などなど、個人的にはそんなことも気になります。
テント内が散らかっている人とは一緒に登山に行きたくないし!

秋山貴世さんのすてきな版画が特徴的な、山岳カメラマン・梶山正さんのエッセイもおすすめです!

そんななか、本日よりヤマケイオンラインでは「あなたのテント泊山行」に関してアンケートを開始しました。
誰かにおすすめしたいテント泊ルートや、この夏行ってみたいテント泊ルートを調査していますので、ぜひぜひご協力お願いします。
http://www.yamakei-online.com/secure/yk_201707.php

テント泊への想いが強すぎて、3000m峰のことに触れるのを忘れました(笑)
きっと特集は、優秀な後輩が近日中に紹介してくれるでしょう。
先輩はさみしーよ、みんなで更新しよーぜ。

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