山と溪谷 編集部ブログ

『山と溪谷』8月号の特集は「悦楽! テント泊山行大計画」~

こんにちは。編集部の青木です。


梅雨の気配はどこへやら、もう世間は夏真っ盛りです。

ようやく洗濯物の生乾きのニオイから開放されたと思ったら、つぎはこの暑さ……。


寝ても暑くて目を覚ます。


風呂から上がって体を拭いているそばから汗をかく。




暑いのはもう嫌だ。


電力を使わずに涼しいところへ行きた~い!








それなら、もちろん山でしょう。






節電もしたいけど、節約もしたい。






それなら、テント泊しかないでしょう!



と、いうことで『山と溪谷』8月号の特集は


『悦楽! テント泊山行大計画』



重いテントを担いで山を登る、その行為のどこが悦楽なのか。
きっと、これを読めばわかるはず。


ルポには

 テントの達人・高橋庄太郎
 野営の達人・高桑信一
 集団テント泊の達人・大学山岳部
 (+テントど素人・本誌編集部員の青木……)


など、達人たちのさまざまなスタイルをご紹介。

そのほかテントカタログやノウハウ集、
さらにはテント泊おすすめコースガイドなど……
テント泊がひと一倍楽しめる要素が詰まっています。



しかも!


今月もうれしい付録付き。



『できる!テント泊術』DVD



「テントのテの字もさわっとらん!」

という方でも大丈夫。

これを観れば、1時間後にはテントマスターになっているはず。


と、なんか通信教育の広告みたいになってしまいましたが……


DVDには、青木も体を張って出演しています。

体を張って、恥をさらしまくっておりますので
テントビギナーのみなさま、一緒に勉強しましょう!


青木も付録DVDに登場します(右)



とくに暑い今年の夏。

震災を経験し、テントそのものに興味をもった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


まだテント経験のない方

もちろんすでにテント派のあなたも


今年の夏は「悦楽! テント泊山行大計画」を立ててみませんか?



これがDVD撮影の様子

梅雨の晴れ間をついて、表日光連山を縦走

久しぶりのブログ担当・編集部の佐川です。
前回は残雪の明神東稜でしたから、もう2カ月も書いていなかったことになりますね。
すみません。

さてさて、関東は梅雨明けして真夏日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
こんなときは、やっぱりアルプスの稜線歩き。
暑いけど空気が乾いていて最高~!って、猛暑と節電の夏を忘れられます。
ヤマケイ編集部もそろそろ夏山取材がピークに。
編集部から人が消えます。

と、その前に――。

梅雨や初夏の山も取材しておかなくちゃ!って話になりまして、梅雨明け前に栃木県・日光の霧降高原~女峰山~小真名子山~大真名子山と歩いてきました。
女峰山は頂上付近にハイマツ帯がある、ちょっとだけ高山気分が味わえる山です。


女峰山から見た帝釈山(中央)と小真名子山(左)。奥には太郎山、日光白根山などが見える

埼玉の東武伊勢崎線沿線で生まれ育った私は、十代のころ、トレーニングと称して日光の山を何度も登りましたが、なかでも女峰山はお気に入りの場所でした。
お金をかけず、短い期間で森林限界の縦走が味わえますからね。

そう! 安近短でアルペン気分の縦走ができるんです。

だれが名づけたのか「表日光連山縦走」なんて名前まであります。
この縦走は霧降高原から男体山まで歩いてコンプリートしますが、これだと通常は2泊3日とちょっと困難。

そこで、男体山を登らずに下山するコース(志津から裏男体林道を歩いて三本松に下山)を紹介します。
これでもかなり本格的な縦走はできますから、今週末どこか行きたい、と思い立ったときにおすすめ。


赤薙山周辺は深い樹林の稜線。1日目はガスに包まれて展望が得られなかった


2日目の早朝は雲海が見られた。関東平野は厚い雲の下


女峰山直下はハイマツ帯。ここで展望が開け、気分爽快!

このブログを読んで「行ってみたい」と思う人もいるかもしれませんね。

でも、ちょっと待って!


たぶん、今から行くと暑くて干からびちゃいます。
ニッコウキスゲはそろそろ終わりますし、虫も多い……。

ということで、真夏は『山と溪谷』7月号を読んでアルプスへ行きましょう。
日光はそのあとで。


特急スペーシアを使えば、日光~浅草は2時間弱

7月号付録レスキューシートのチカラ

編集部神谷(有)です。

山と溪谷7月号の付録「レスキューシート」ですが、
誌面や書店用ポップなどで人がくるまった写真を掲載しています。

これは5月21日に開催したヤマケイオンライン「大菩薩エクスカ」の参加者に
モデルとしてかぶってもらったのです。
被験者(?)は3人。森の中でレスキューシートにくるまっていただきました。

 

  
緊急ビバークの雰囲気が出ているでしょうか?

 

くるまったとたん、皆さん一様に「暖かい~!!」と感嘆の声をあげていました。

広げると向こうが透けるような薄いシートですが、
効果はてきめんのようです。


専用ケースに入れて携帯してください

 

ぜひ山行のお供にザックに忍ばせてください。
何かあったときにあなたの命を守るかもしれません。

あえて「メジャー」を外すと何かが見えてくる & レスキューシート付いてます

編集部の宮崎です。

7月号の特集は「ひと味違うね! 日本アルプス」。

定番の山、定番のルートばかりでなく、別のコースから登ると新たな発見がありますよ!
という、提案型の特集に仕上げてみました。

たとえば音楽。

メジャーレーベルのアーティストには、どうしても「万人受け」が求められますよね。
いっぽうインディーズレーベルではアーティストの個性を殺しません。
万人受けはしないし、好みから外れればまったく響かない。
でも、ドツボにはまればさあ大変。
そこにはとんでもなく大きな感動が待っている、かもしれません。

そこで昨年夏、日本アルプスの新たな魅力を見つけに、編集部員たちが各方面へ散りました。

オーハタは、欅平から祖母谷温泉を経て、標高差2000mを超える長大な清水尾根を登り、白馬岳~朝日岳と縦走して、下山は小川温泉というコース。
「何を好きこのんでそんなコースを・・・」と、大半の読者のみなさん(私もですが)は思われるでしょう。
しかし、オーハタにはオーハタなりの理由(理屈?)があるようです。
それは「メジャーな山の裏側を知りたい」という願望なのか、「山を独り占めできる」という喜びなのか?

ほかにも、南アルプスの仙丈ヶ岳「地蔵尾根」へ向かった元編集部アルバイト・ゆりあのルポや、北アルプスのマイナールートに精通したみなさんの座談会「アンチメジャーな登り方」もあり。

ちなみに私は、マイナー感はほとんどない槍ヶ岳・氷河公園コースに、モデル役の長和ゆかりちゃんと登ってきました。


槍の穂先に向かうゆかりちゃん(撮影=瀧渡尚樹)

「あえてメジャーを外すことで登山本来の楽しみを見つけよう」という私たちの提案、はたしてみなさんはどう読んでくださるでしょうか?

怖いような、楽しみなような・・・。


-----------付録-------------

編集長の神谷(有)です。

本屋に行っていただくとわかりますが、
15日発売の『山と溪谷』7月号には、
特別付録として「レスキューシート」が付いています。

たとえば道迷い遭難時のビバークや低体温症の危険があるとき、
あるいはケガをしてしまって救助を待つ間……
そんなときに使用するアルミ蒸着のシートです。


シート状なので、毛布のように使ってください

さて、付録の方は厚さの問題があって、広げた状態で袋に入っています。
なので、袋から出したら、シートを2つ折りにして、
専用ケースに入れて携帯してください。


これを二つに折って……


専用ケースに入れてください



これでザックに入れて携帯してください


ちなみに、全部広げてしまうと、元のようには戻りません。
シートそのものは再利用できますが、ケースには入りません。

あくまでも緊急用の一度限りのものとお考えください。



--------------------------

というわけで、編集部ブログも「付録付き」でお届けしました。

剱岳小窓尾根に行ってきました!

こんにちは! 編集部の神谷(浩)です。

先日、2012年5月号取材のため、残雪の剱岳小窓尾根に行ってきました。

小窓尾根は、剱岳西面にある積雪期バリエーションルートのなかでは最もポピュラーなルートです。

今年のゴールデンウィークは雪が多く、富山県警察の春山情報によると
馬場島では4月24日時点で積雪90cmだったそうです。

そのため、マイカーは約6km手前にある伊折のゲートまでしか入れなかったとか。

しかし、5月第2週に入ると気温が上がり、雪が急速にとけました。

私たちが入山した5月15日には馬場島には全く雪がありませんでした。
(もちろん、車も馬場島まで入れました)

雪がとけてしまった影響で、雪と岩のルートであるはずの小窓尾根に、ヤブが加わりました。


小窓尾根下部のヤブ

ヤブと雪が交互に現われるような感じで、雪の尾根は快適に登れます。


背後に見えるのは早月川の流れ

この日は順調に進んで、「ニードル」と呼ばれる岩峰の手前で幕営しました。
翌日は、午後から天気が崩れる予報でしたので、一気に早月小屋をめざしました。
アイゼンをガリガリいわせながら岩を攀じったり、ダブルアックスで雪壁を登ったり。


アイゼンがガリガリいいます

標高が上がってくると雪も増えて、すばらしい雪稜になりました。
雪山に来てよかった、と思える瞬間です。


小窓ノ王が近い

小窓ノ王付近で北方稜線と合流。
さらに剱岳頂上をめざします。

このあたりの雪は、表面に数mmの薄氷があり、その下が5cmほどの空洞、そして締まった雪という状態でした。

歩くと表面の薄氷がパリパリと割れ、風が吹くと割れた氷が吹き付けてきます。


池ノ谷ガリーを登る

剱岳頂上からは早月尾根を下山しました。


早月尾根の下降

早月小屋の前で幕営。
天気予報通り夜半から朝にかけてかなり激しい雪が降り、
朝、テントを出てみると5cmほど積もっていました。

春山とはいえ、吹雪になれば冬山と変わりません。
計画では三ノ窓に泊まるつもりでしたが、早く下山してきてよかったです。

早月尾根の下部には、カタクリやイワウチワがたくさん咲いていました。

立山室堂山荘の5月24日の情報では、まさかの吹雪で、吹きだまりでは1mほどの新雪が積もったとか。

剱・立山方面はまだまだ雪山装備が必須です。
登られる方は、最新情報をチェックしてから入山してください。

 

●立山室堂山荘
 http://www.yamakei-online.com/mt_info/mt_info.php?id=117#1037

●剱澤小屋
 http://www.yamakei-online.com/mt_info/mt_info.php?id=117#1036

この取材の本誌掲載は来年春。
お楽しみに!

北アルプス・明神岳東稜~主稜縦走

 編集部の佐川です。

 13日夜~15日、上高地から至近にありながら登山道がない不遇の山(?)、明神岳へ行ってきました。
 東稜を登って主峰登頂後、Ⅴ峰まで縦走し、前明神沢を下るというルートです。

 同行は亀田正人カメラマン。


河童橋周辺から眺める明神東稜。左の顕著なピークがⅤ峰

 今年は雪が多く、4月末には雪崩が涸沢ヒュッテを襲ったり、他の山域でも雪崩による大きな遭難が発生したりと不安はありましたが、14日にはだいぶ雪が溶けており(10日頃から続いた高気温と雨の影響と思われます)、あまり雪崩のリスクは感じませんでした。

ひょうたん池へ向かう。前を歩くのは亀田カメラマン(通称:カメダマン)

 出発前の予報どおり、風は強く、14日の夕方からは季節外れの吹雪となりましたが、私たちは午後2時にバットレスと呼ばれる岩壁の下のコルに到着し、降雪が激しくなるころには雪のブロックを高く積み上げてテント設営を終了。
 外の荒れ模様をよそに楽しい夕食をとって午後7時には就寝しました。


食事を楽しむ亀田カメラマン。外は季節はずれの吹雪

 15日は快晴となり、ゆっくり朝焼けの穂高を撮影後、5時に幕営地を出発。
 岩と雪が交互に現われる頂上直下をのんびり攀じ登りました。


晴天に恵まれた2日目の朝。気合で築きあげた雪壁を見よ!

 暖かくなりすぎて雪が重くなって登りづらい箇所があったり、露出した岩棚に浮石がたまっていたりしましたが、それでも8時前に主峰に到着。
 その後はほとんど雪がなく、アイゼンを外しての縦走となりました。

 時間に余裕があったので南西尾根を下ることも考えましたが、ヤブに阻まれて時間がかかる可能性があったので、一応、Ⅴ峰の頂上を踏んだところでⅣ峰とⅤ峰の鞍部まで戻って前明神沢を下りました。


バットレスの登攀。草付きが露出していた

 私がアックスを知らぬ間に落とすという失態はあったものの(岳沢と前明神沢の出合から、捜索のために1時間かけて来た道を戻りました…)、他にアクシデントはなく、取材は無事に終了しました。

 この記事は2012年5月号に掲載します。

 雪の初級バリエーションに興味がある方は、ご期待ください。


Ⅴ峰からの展望。足元に上高地、その向こうに焼岳や乗鞍、御嶽が見える

みなさんは「ビバーク」をしたことがありますか? 私は昨年5月ビバーク「デビュー」しました

編集部の大畑です。

唐突ですが、みなさんは「ビバーク」をしたことがありますか。
私は昨年5月の北アルプスで、ルートファインディングを誤って、
はからずもビバーク「デビュー」しました。

経験するまでは、ビバーク=「死んじゃうかも」「おそろしいこと」と思っていましたが、
無理に歩き続けるよりも安全だったり、
一日ぐらい変なかっこうで寝たりしても死んだりしない、ということを身をもって知りました。

ビバークは緊急事態に対処する、有効な選択肢のひとつなんですね。

そんな「いざ」というときにそなえて、ビバーク体験をしようというイベントが、
今月21日(土)~22日(日)、都下の某所で行なわれます。

山だけでなく、今回の東日本大震災のような予期せぬ天変地異にまきこまれたとき、
落ち着いて行動し、身の安全を図るためにどうしたらよいのか・・・。

冷静かつ安全に対処するためのノウハウを学び、
実際にみなで一夜を過ごす「サバイバルナイト」です。

http://hitsujiproject.blogspot.com/

プロデュースするHitsuji Project(ひつじプロジェクト)は山岳雑誌各誌で活躍中のライター柏澄子さんと、
会社勤めのかたわら、精力的に山に登るクライマー恩田真砂美さんのユニット
(おふたりの干支が、羊年なんだそうです)。

山や自然で得た英知をみなで持ち寄って、共有する場をつくろうというすてきな試みです。

イベントの内容はもちろん、登山の世界に新しい風をもたらす、
ふたりの女性登山家の試み(たくらみ?)に興味のある人もぜひ!

 


羊プロジェクト「サバイバルナイト1」も盛況でした!
左から、恩田真砂美さん、柏澄子さん、ゲストスピーカーの長濱香代子さん(ガーデンデザイナー)、
山岳ガイドの加藤直之さん。
サバイバルナイト2では、引き続き、加藤さんが講師をされます。

 

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