山と溪谷 編集部ブログ

スプリング・ハズ・カム

こんにちは。青木です。
桜も咲き始め、いよいよ春本番ですね。

私の住む街では、今日卒業式の学校が多いのか、
出勤途中に「正装した息子or娘を自宅の玄関前で写真撮影する父親」
を何度か見かけました。

今時の子のセレモニースーツ(?)って、すごいですね。
フリフリ&チェックで、アイドルの衣装みたいなんですもの。
それで本当に式典に参加するの? 秋葉原の劇場に向かう途中じゃないの?
と、思わず二度見。

私の時代にはああいう服は売っていませんでした。
時の流れを感じますねぇ。

さて、編集部は今、5月号の進行に追われています。
第1特集は「登山用具」。

撮影は野外でも行ないますが、これはスタジオでのひとコマ。

テントなどの大物から小物類まで撮影します。

なかでも苦労したのはタープ類。

ピンと張るために、ツイスターゲームばりの体勢で四方を引っ張ります。
(写真は編集部のサポート業務をしてくれている田口です)

「写真なんて、どうせフォトショできれいにしてるんでしょ?」

という意見をよくいただきますが、意外と体張ってがんばっています。

ちなみに、このアクロバティックな撮影を終日こなしたライター・小川は翌日、全身筋肉痛になったそうです。

お疲れ様でした……。

 

ぜひ、次号も手にとってみてくださいね。

日本初の雪上ダウンヒルレースに挑戦!?

ども、全身筋肉痛の伊藤です。

この3連休にスノーバーティカルダウンレースの「苗場ライジング」というトレランレースに参加してきました。
もう身体中がバッキバキです。筋肉という筋肉が悲鳴をあげてる…。

スノーバーティカルダウンとは、簡単にいうと圧雪されたスキー場のゲレンデを駆け下るレースのこと。
苗場スキー場のゴンドラ山頂駅(標高1658m)から、プリンスホテル(標高900m)まで、標高差700m、距離5㎞を走ります。

たった5㎞と思って、完全になめてました。雪の上を走るのは、ロードやトレイルを走るのとはレベルが違う!!

一歩一歩、足の置き場を考えないと、アイスバーンでツルッと大転倒。。。
最高斜度20度のゲレンデで滑ったら、そのままズザァァーっと止まることもできません…。
グサグサ雪は、足元が不安定で、太ももやふくらはぎに疲労が蓄積。。。
とにかく超つらい。

↑予選レースの風景。
いちばん右の女性ランナーは、現在中学1年生の渡部選手。圧倒的な早さで予選、決勝ともに女性の部1位に輝きました。

↑決勝戦のあと、最後の思い出にファンランも実施。選手たちで記念撮影。

いやぁ、走った走った。
たった5kmのレースとはいえ、試走、予選、決勝、ファンランと2日間で4本も走り、合計20㎞。下った標高は、700m×4本で2800m。。。
ね、全身筋肉痛でも仕方ないでしょ?

ただ、こんなにがんばって走ったのに「プレス」だからタイム計測してないなんてひどいよー(泣)
選手として参加したかったなあ。

このレースの詳細はMtSNでもそのうち報告すると思いますので、そちらもご参考ください。
苗場ライジングは、来年も開催されるそうなので、興味のある人はぜひご体験を!

親子登山

こんにちは。編集部の青木です。
四月号の告知をしようと思ったら、伊藤に先を越されておりました。

編集部は最近「SAR事件」が勃発したくらいで、わりと平和です。
この事件がなんなのかは、後日改めて書きたいと思います。

さて、4月号は特集のほかにいろんな新連載が始まります。
そのひとつとして、ずっとやりたかった「親子登山」の連載もスタートしました。

子どもと山に登るというのはなかなかハードルが高く、特に家族が山に登らない場合は
協力を得ることができないのでさらに困難です。
それを機に山をやめてしまう方も多くいるのではないでしょうか。

そんな方々(というかまさに私)のために始めたのが今回の連載。
「山に一緒に連れて行く」のではなく、「山で一緒に楽しむ」ことを目的にしています。
本誌で扱うには登山レベルも低く、やや異色かと思いますが、
お子さん・お孫さんと楽しい山時間を過ごすためのヒントになれば幸いです。

今回取材させていただいた「りんごの木」の柴田愛子さんはとっても素敵な方で、
私も保育園のお迎えの時間をスカンと忘れて会話に没頭(だめじゃん!)
楽しいひと時を過ごすことができました。

さて。

連載担当者としては、学んだことを実践していかねば!

ということで、親子連載ライターの大武美緒子さんに「2歳くらいでも楽しめる山」を紹介していただき、行ってきました。
(大武さんは子どもと楽しめる山にとっても詳しいのです)

今回遊びに行ったのは、八王子にある「小宮公園(ひよどり山)」。

山というか公園なのですが、ほどよい起伏と散策路があり、すてきな雑木林があり、一周1時間程度という、
小さい子連れにはまさにうってつけの場所なのです。




両サイドにロープがある&すり抜けても安心な場所なので、とっても安心。

 


気持ちのよい、平坦な木道。新緑の季節にまた来たいですねぇ~。
この日は暖かく、ミツバチも気持ちよさそうにブンブン飛んでいます(ちょっとやだ)

 

がんばって登ると、広い原っぱに出ます。

ここで思う存分、土をひたすら掘っては爆笑するという、謎の遊びを満喫し、

おやつタイム!

クッキーはもちろん手作り。

……じゃなく、成城石井で輸入物のおしゃれなやつ。

……でもなく、コンビニの100円の激安クッキーです! オホホのホー!

梅もきれいに咲いていましたが、子どもはまったく興味なしの様子。

柴田さんが

「子供は花に興味がないのよ。山に行っても興味をもつのはとにかく木の棒と石、そして斜面ね!」

とおっしゃっていましたが、ほんとそれ。

川には興味があるようで「ばちゃ!ばちゃ!」と騒いでおりました。

帰りはさすがに疲れたのか、抱っこして戻ったので、親の方は快適ぽくぽく山歩きから
2泊3日テント泊縦走くらいまでにいきなりレベルアップ。
(歩きやすい道だったので無事に戻ることができましたが)

子どもを担いで霧ヶ峰に行ったことはあったものの、子どもに自主的に行動させる山歩きはこれが初体験。
とっても楽しかったです。

いつも「抱っこ!」とあまり歩きたがらないのに、山だと積極的に歩いてくれて、
景色や道も新鮮にうつったのか「今日はたくさん遊んだの!」とえらくコーフンしておりました。

公園だと、遊具の譲り合いやルールを守らせなくてはならないので
「これやめようね~」「順番にやろうね~」などと、常に監視していなきゃいけないのですが
山だと人もほとんどいないので、子どもをのびのびと遊ばせてあげられます。

山、ちょーラクだわー。

ほんとにね、公園とか児童館って、まじで疲れるんですよね。

え、あたしだけ?

今後は本誌の連載とあわせて、編集部ブログでも「青木の親子登山」を不定期に更新予定。

子育て中で本格的な登山はお休み中の方も、ぜひ一緒にゆる山歩きを楽しみましょう。

4月号が刷り上りました~

ども、伊藤です。

今週の前半は、暖かかったのに、水曜日から一気に寒くなり、今日は完全に真冬に逆戻り…。山に雪が積もってくれるならうれしいですが、どうかな~。

さて、本日、『山と溪谷』4月号が刷り上りました。発売は、3月15日です。

特集「解決します! 独学登山者の山の悩み」
独学登山者とは、山岳会などに入らず、ガイドブックや書籍など、自分の力だけで登山を続けてきたハイカーのこと。今号は、そんなハイカーたちのお助けブックなのです。

第2特集「登山の世界が広がるマルチピッチクライミングの始め方」
こちらは、クライミングのハウツーとガイドです。登山の視野を広げるクライミング。バリエーションや、アルパインクライミングをやってみたいと思っている方、ぜひこちらの特集を読んで、ステップアップをめざしましょう。

さらに今号から、新連載が一挙に始まります。
注目は、樋口昭雄さんの「南アルプス山岳救助隊K-9」。ついにヤマケイで、人気シリーズの連載が始まりました。実は僕もまだ読んでいないので、今夜家で読むのが楽しみです。

気づけば、もう3月。青木先輩と同じく僕も花粉症…。
花粉はつらいけど、もうじきサクラの季節でもあります。表紙のような写真をいつか撮りたいな。。。

花粉が~!

編集部の青木です。
寒さがようやく和らいできましたね。
近所の梅もきれいに咲いて、春の訪れを感じています。

が…………花粉がやばい!

くしゃみと鼻水が止まらない。
くしゃみだけで腹筋が割れそうです。
こりゃ、シックスパックを手に入れる日も近いな。

自分は花粉症ではないと思い込んでいる私にとって、薬を飲むという行為は花粉症と認めるようなもの。

重度というわけではないので、薬以外でなんとかやりすごしたいものです。

そ・こ・で!

ヤマケイ2月号の「山アイテムレコメン堂」で紹介したこのアイテムを試すときがきました!


体や髪に花粉がつかないようにブロックするスプレーと、鼻の穴に塗ることで
体内に花粉が侵入するのを抑えるアイテムです(どちらもアース製薬のもの)。

半信半疑ではありましたが、これが意外とイイ!! 
本日、一度しか鼻をかんでおりません(昨日は鼻のかみすぎで鼻の下の皮がむけました)。

土曜日のお天気はよさそうなので、週末ははりきって外に出たいと思います。

八ヶ岳に取材に行ってきました!

ども、お久しぶりです。伊藤です。

更新が遅くなり、ごめんなさ~い。
今季初となる雪山取材で、北八ヶ岳の天狗岳に登ってきました。

「雪がない…」みんなが口をそろえて言う今年の積雪状況。
中央道を走っていると、奥秩父にも、南アルプスにも、八ヶ岳にも雪がない!
積雪が多かったという昨年に比べると、差が大きすぎて余計にがっかり。。。

でも、雪が少ない代わりに(?)今年は天気が安定していて、晴天率がとっても高~い。

先月の金峰山に続き、最高の天気でした。

↑東天狗岳から南側を望む。
左から硫黄岳(横岳は隠れてる?)、赤岳、阿弥陀岳。さらに南アルプスも見えてます!

↑朝焼けでピンク色に染まる東天狗(左)と西天狗(右)。
この日の朝の気温はマイナス15℃を下回ったとか。超寒かったー…。

今回のメンバーは、本誌でお馴染みの美人ライター小林千穂さん、走るカメラマン小関信平さん、図書館並みの知識をもつガイドの久野弘龍さん、と楽しい山行でした。

この取材の内容は、今年の12月号に掲載予定です。
まだまだ先ですが、お楽しみに。

山と溪谷3月号もよろしくです!

奥秩父・金峰山をゆく

ども、伊藤です。

時がたつのは早い。
ついこの前、年始を迎えたと思ったらもう2月。。。早すぎる…。

さて、先日、「ワンダーフォーゲル編集部(以下、ワンゲル)」のワタナベ先輩と、同じくワンゲルで同期のタカハシと金峰山に登ってきました。

本当は、南アルプスの鳳凰三山で雪山テント泊の予定だったのですが、諸事情で日帰りになってしまい、「金峰山雪山ボッカ練」となりました。

写真を見ていただければわかるのですが、めちゃめちゃ天気がよくて、もうサイコー!

長い長い樹林帯歩きからやっと稜線へ。とにかくキモチいい~!
笑顔が苦手なタカハシもめずらしく満面の微笑み(写真左の女性です)。

五丈岩は雪を被って、神秘的なたたずまい。。。
きれいだな~。

「ボッカ練」という名目だったので、日帰りなのに大荷物のタカハシ。
しかし、ワタナベ先輩と僕はこっそり荷物を車に置いて軽量化してたので、余裕しゃくしゃく(笑)

主稜線の絶景を満喫し、下山していきます。
この季節の日帰りは、日没が早く、雪に足を取られ、歩行に時間がかかるので、雪山初心者向けの山とはいえ、わりとハードな山行です。

予想以上の雪の多さに大満足のスノーハイクでした。次こそは雪山テント泊いくぞ!

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