山と溪谷 編集部ブログ

剱岳北方稜線に行ってきました!

こんにちは! 編集部の神谷(浩)です。

先日、2011年7月号の特集「アルプス名峰の秘密ルート(仮題)」取材のため、剱岳北方稜線に行ってきました。

北方稜線は、剱岳の北側に延びる尾根で、道標やハシゴなどはなく、整備されていないバリエーションルートです。

室堂から入山し、剱沢を下って、真砂沢ロッジ、池ノ平小屋に宿泊して、北方稜線に取り付き、一気に剱岳山頂を越え、別山尾根から剱澤小屋へ。再び室堂に戻りました。3泊4日の行程です。

大雨の直後で、剱沢の橋が流された、という情報もありましたが、真砂沢ロッジの佐伯成司さんが即日対応してくれたおかげで、無事に通過できました。


胸まで水につかりながら、一人でこの橋を直したとか!

室堂から歩きだしたときに降っていた雨も、少しずつあがっていき、
2日目、3日目は好天に恵まれました(ただし行動中のみ)。

 


仙人池から見た裏剱

北方稜線はあくまでもバリエーションルートであり、体力、技術、経験のともなった上級者向きのコースです。
浮き石やルート不明瞭な部分がたくさんあります。
今年も遭難が多発しました。
安易に立ち入らないようにしてください。

 
一般登山者立ち入り禁止。ADVANCED CLIMBERS ONLY!         小窓ノ王から三ノ窓への急峻なバンド


  
小窓からのルンゼを慎重に登る          池ノ谷ガリーは浮き石の巣。落石厳禁!


下山して10日がたちます。
剱岳周辺では、そろそろ紅葉が始まっているでしょうか。

現地情報は、下記のヤマケイオンラインからどうぞ!

剱澤小屋
http://www.yamakei-online.com/mt_info/mt_info.php?id=117#1036

本誌掲載は、来年夏!
お楽しみに。

日本山岳遺産キャンペーンのイベントで白馬周辺に行ってきました。

こんにちは。編集部神谷(有)です。
シルバーウィークの3連休は、日本山岳遺産キャンペーンのイベントで白馬周辺に行ってきました。

各地から親子を招いてのトレッキングツアーです。
参加者は小学校1年生から5年生までのお子さんと、その親御さん、あわせて5家族でした。

1日目は八方尾根を歩き、2日は栂池自然を散策しました。
天気もなんとかもって、楽しいイベントになりました。

写真=指三本は「山」を表すそうです・・・・


子どもたちに「なにが楽しかった~?」と聞くと、「登ること!」という答えでした。

展望も良くて白馬の雄大な山々も見えたし、お花もあったし、リフトにも乗ったし、バッタもいたし、、、、。
いろいろ楽しいこともあったのですが、「登る」ことがいちばんおもしろかったとは!

登山のチカラを感じますね。

写真=みんなでゴミも拾いました。どんなゴミが多いかな?


来年もまた同じようなイベントをやりたいと思っています。

 

夏の山旅、アゲイン

編集部の大畑です。
9月といえば、連休! 天気も安定! と山行にはもってこいですが、今月は仕事の山が片付かず、
休日も出勤です。かわいそう…、自分。このままだとグレてしまいそうなので、
夏山の思い出を反芻しつつ、気分だけでも山を味わおうと思います。

 

夏の思い出1 島々谷~徳本峠の道

お盆に休暇をとって歩いてきました。渓谷沿いの道はコケやシダが美しく、空気まで緑色。今ごろ、カツラやサワグルミの葉が色づきはじめたことでしょう(あ、また山に行きたくなってきた・・・)。

このコース、道の展開がすばらしいのです。しっとりとした森の道をたどって峠へ、そこに立って初めて目にする穂高連峰。ブラボー! 

槍・穂高をめざすためにこの道を何度も歩いたというウェストンと同じ感動を共有しているんじゃないかと思うと感激もひとしおです。

今年、リニューアルオープンした徳本峠小屋。収容人数は変わりませんが(30人)、平屋から2階建てになりました。

素朴な雰囲気はそのままに、小屋の中は明るく、快適です(信州大学の建築学科の先生が設計したそう)。離れには最新式のトイレも導入されました。

小屋の常連さんが育てた野菜をふんだんに使ったミネストローネが新名物。野菜の甘みやトマトのほのかな酸味が、疲れた体を癒してくれます。

 

 

夏の思い出2 横尾本谷

8月の終わりに弊社のイベント・涸沢フェスティバルがありまして、横尾山荘に5日間滞在しました(横尾はカラフェスのサテライト会場だったのです)。ひとつの山小屋にこんなに長期でお邪魔したのは初めてです。

最後のほうはずうずうしくも、賄いに呼んでいただきました。横尾山荘のご主人・山田さん(手前右)とスタッフのみなさん。

これまで穂高や槍への通過点、といった印象だったのですが、すっかり横尾に愛着が湧き、この地をもっと知る道を歩いてみたいと思いました。すると、「横尾本谷あたりがいいですよ」と山田さん。ちゃっかり一緒に歩いていただく約束まで取り付けて行ってきました。

 

横尾山荘から涸沢へ向かう登山道を通って、まずは本谷橋をめざします。道中、ニルンゼ、サンルンゼ、アオジロハング・・・・・・。
山荘に入られて30年近い山田さんの口からは、自分の知らない地名やルート名が続々出てきます。それはまるで秘密の扉を開ける呪文のような(うっとり)。左はクライマー憧れの屏風岩、右は本谷橋から見た北穂。

本谷橋から少し登山道を行ったところから入渓します。これは涸沢と本谷の分岐付近。ご覧のとおり、横尾本谷は終始明るく、開放感にあふれています。沢登りというよりも、河原歩き、といった感じ。でも、沢靴をはけば水線通しに歩けて、夏の暑い日など気持ちがいいでしょうね。

大キレットに詰めあげる左俣を分けて、右俣を行きます。後ろにはいつもとは違うかたちをした屏風岩が大きくなってきました(左)。で、まもなく南岳カールに到着(右)。静かで気持ちのいい草原です。今ごろは草紅葉かなあ。

 

ここから灌木帯のヤブを漕ぎ、ハイマツの岩稜を越えれば、横尾尾根のコルはまもなくです。稜線に出ると槍ヶ岳が迎えてくれました。

槍沢経由で南岳へ向かう、横尾山荘の女性スタッフとばったり。仕事も山で、休暇も山。元気!

くしくも、この道もかのウェストンが槍ヶ岳を登るのに利用した道でした。今年はなぜだかウェストンと縁があります。歴史のある道は、アプローチが長かったり、なにかと不便なところも多いのですが、静かな山旅が楽しめるのが魅力です。

ところで、日本アルプスの父と呼ばれるウォルター・ウェストン。彼は探検家ではなく、宣教師でした。布教の仕事をこなしつつ、精力的に日本の山に通った。そうとう仕事ができた人なんでしょうね。仕事の早さも見習いたいと思います。

 

10月号の山の小物インプレッションはナイフ

編集部佐川です。

小さなものから、どうでもよさそうなものまで、根掘り葉掘り紹介することで大人気の連載「山の小物インプレッション」。
10月号のテーマはナイフ(料理向け)。

山の食事はフリーズドライだけ、という方も多いでしょう。
私もそういったタイプですが、たまには肉や野菜を切るところから料理するのもいいもんです。
お気に入りのナイフを相棒に、肉や野菜を持って山に行きませんか?




今回のコメンテーター・料理研究家の山戸ユカさんが選んだナンバーワンは、オピネル「ステンレス#8」。

折りたためて、広げたときに刃がガタつかず、切れ味もよい、とのことでした。
まさに“ロングセラーの実力”といったところでしょうか。

さて、今回は撮影に使用した掲載商品をすべてプレゼントします。
応募はこちらから


*誌面では「オピネル『ステンレス#8』を除いて」としましたが、変更して、すべての商品をプレゼントします。

応募締め切りは10月10日です。
奮ってご応募ください。

展示会シーズン

こんにちは。編集部神谷(有)です。

秋は、登山用具メーカーさんの展示会シーズンです。
先週は東京・池袋で31社合同の大きな展示会があり、各社が来年の春夏物の新商品を展示していました。

基本的に展示会は、ショップさんの買い付け・注文の場。
メーカーとショップの丁々発止のやりとりを見ることもあります。

わたしたちメディアにとって、展示会のおもしろいところは、
もちろん誰よりも早く新商品を見ることができることもありますが、
新商品に込めたメーカー・開発者の「思い」に直接触れることができるところにあります。

輸入物も多い業界ですが、
展示会のタイミングで本国のメーカー担当者が来日することも多く、
彼らと話すのも楽しみのひとつです。

今回お話しできたのは、「シートゥサミット」の国際営業部長アーロンさん。
シートゥサミットは、防水スタッフバッグなど、主にアクセサリー類を展開しているオーストラリアのメーカーです。

いやー、アーロンさんの語ること語ること。

ひとつの商品でも、各部位の素材、縫製、形状、色……こだわりが無数にあって、
話をお伺いして目からウロコのことが多数でした。

それにしてもトイレットペーパー・ホルダーで10分以上話を聞こうとは!


写真=インナーシュラフを解説するアーロンさん(当然、左)

「わたしたちは、大きなメーカーが登山靴やザックと作るのと同じように、
アクセサリー類を本気で、きちんと考えて作っています!」

細部にわたって手を抜かないメーカーの姿勢に驚嘆しました。


キャラバンのウェブサイト
シートゥサミットの紹介ページ

『山と溪谷』10月号は、紅葉×温泉の特集です!

編集部の吉野です。

厳しい暑さの続いた今年の夏。9月に入ってもまだエアコンの消せない日々が続いていますが、
山に吹く風はすでに涼しく、秋の気配が濃くなってきています。

秋の山といえば、やはり紅葉と温泉!ですよね。
錦繍に彩られた美しい山の眺めと、冷えた体を芯から温め疲れを癒してくれる温泉は、
秋の山登りの醍醐味とも言える組み合わせでしょう。

『山と溪谷』10月号の特集「紅葉に浸る山の温泉」では、
山の紅葉と温泉の楽しみ方を、次の5つのテーマに分けて紹介しています。

(1)山の温泉をめぐり、つなぐ
(2)おすすめ温泉宿から登る
(3)山中に湧く温泉に浸かる
(4)低山+温泉の魅力を味わう
(5)キャンプで温泉を楽しむ

人気の紅葉と温泉のコースをルポ。


北アルプス・祖母谷温泉~阿曾原温泉


南東北・新高湯温泉


北アルプス・白馬鑓温泉


また、全国各地のおすすめコースを19本、美しい紅葉写真とともに案内しています。



いで湯と紅葉をめぐるテーマ別コースガイド19


ほかにも、読者からの要望の高い、立ち寄り温泉施設の情報もガイドコースに沿って満載。


登山帰りに便利ないで湯 立ち寄り温泉情報


最高の状態の紅葉を見るには、タイミングがなにより大事。
山の中の温泉も、エリアによっては小屋閉めが早いところがあります。
街に秋風が吹きだす前に『山と溪谷』10月号で行きたい山を研究し、
ぜひ、この秋の登山計画に役立てください。

そのほか、秋冬に必須のほしい一枚が見つかる「この秋買っておきたい、アンダーウェア・カタログ」、
山岳小説の世界を俯瞰・研究する「山岳小説の系譜」、
地域研究企画「 西上州・北部」などなど、内容盛りだくさん。

『山と溪谷』10月号は、9月15日(水)発売です!!

カラサワフェスティバル2010 その裏側とは?

本誌編集部からは神谷(有)、宮崎、大畑、青木がスタッフとして参加!
今回はその模様をほんのすこしだけ、ご紹介いたします。

26日に上高地入りし、その日は横尾山荘さんに宿泊した涸沢スタッフ。
27日の早朝、出発前に、ヨガ歴30年のヤマケイスタッフ・真知子さんによるストレッチ講座が行われました。

体がかたい理由を「朝だからね……」とごまかし、いざ出陣!

昼になってもかたいままの体で、なんとか涸沢に到着。
前日入りしているスタッフにより、涸沢会場の飾りつけもバッチリです。
ヤマケイ編集部・小林が半泣きでつくった色とりどりのタルチョが風に揺れています。
すっぴんでも十分綺麗な涸沢ですが、お化粧をしているからか、いつもとちょっと違う雰囲気ですね。


まだ10:00前ですが、ちらほらと参加者の方々が集まりだしました。
カラフェスのオープニングは15:00。
開催前の運営本部をちょっと覗いてみましょう。


イベントの告知ポスターや整理券などの確認でスタッフ一同、大忙し!
当日になって内容が変更するイベントもあるため、直前まで確認が欠かせません。

イベントの告知版。
スタッフがせっせと作っています。

そして・・・15:00!
いつの間にか、たくさんの人が。
オープニングが始まり、いよいよカラフェス開始です!

スピーチを行っている昼寝岩の下では・・・・・・


せっせと乾杯用のワインを用意するスタッフ。
白・赤、両方揃ってます!


そして、ルネッサ~・・・・・・、いや、カンパーイ!

天気予報では「28日は雨」と流れていたものの、終日快晴!
太陽のしたで日光浴をしながら、みなさんイベントを楽しんでいました。

涸沢もおめかししているので・・・・・・、フェス中はヤマケイスタッフも「山スカ」で対抗!

今年は朝ヨガにくわえ、涸沢小屋で「ヨガ講座」も開催しました。
癒しの音楽・いい香りに包まれ、心の底からリラックス。


このほかにも、今年のカラフェスはいろんなイベントが盛りだくさん!
いずれも大盛況で終わりました。

涸沢フェス公式webサイトでは、参加者からの投稿も続々集まっています。
http://special.yamakei.co.jp/karasawa/

もちろん、『山と溪谷』11月号、『ヤマケイJOY』冬号でもレポートを掲載!
「私、写ってる~!」と誌面を指差しながらお友達・ご家族と思い出をふりかえるのもよし、
行けなかった人は、イベントの雰囲気を感じとっていただくのもよし!

ぜひ、一度ごらんくださいね。(本屋の店頭でなく・・・・・・、家で!) 

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