山と溪谷 編集部ブログ

雪山初級者女子ふたりが行く、北アルプス唐松岳

こんにちは。編集部の坂元です。

2011年5月号の特集「残雪の北アルプス」(仮題)。
神谷(浩)さんのハードな奥穂高南稜取材とはうって変わり、もう一本の取材は、雪山初級者女子ふたりが行く、北アルプス唐松岳。
白馬八方から、ゴンドラとリフトを乗り継いで八方尾根を往復してきました。

取材当日は、ほとんど雲の無い青空。
歩いていると、どこからかウグイスの鳴き声も聞こえます。
左右には後立山連峰の展望がすばらしく、テンションが上がります。



リフトを降りてしばらくは雪の無いガレ場。
冬期用トイレのあたりから徐々に雪がつき始め、
ガレと雪が交互に現れる登山道を行きます。
重たい春の雪にバテそうになりますが、
暖かかったせいか凍ったところは無く、
アイゼンは履かずに、キックステップとピッケルで登っていきます。





宿泊は、稜線上に建つ唐松岳頂上山荘。
ちょうど日没のころ、山荘の食堂から見た立山連峰です。



掲載を、どうぞお楽しみに!!

特集「残雪の北アルプス」(仮題)取材のため、奥穂高岳に行ってきました

こんにちは。編集部の神谷(浩)です。

先日、2011年5月号の特集「残雪の北アルプス」(仮題)取材のため、奥穂高岳に行ってきました。
上高地から岳沢に入り、奥穂高岳南稜というバリエーションルートを登って奥穂高岳頂上に立ち、穂高岳山荘・涸沢を経由して上高地に下山しました。


写真=岳沢から見た奥穂高岳南稜。「トリコニー」と呼ばれる3つの岩峰(写真中央上部)が顕著

 


写真=建築中の岳沢小屋。今年8月のオープンに向けて作業が進んでいます

 

 奥穂高岳南稜は、かのW.ウェストンと上條嘉門次らによって1912年8月に初登された歴史あるルート。現在では、残雪期の雪稜ルートとしてよく登られています。
 取材時は、雪と岩がミックスされ、登りがいのあるルートになっていました。
 天気に恵まれ、痛いほどに照りつける日差しのなか標高を上げていきます。
 ただ、気温が上がりすぎて、沢筋は大きな雪崩が頻発。
 当初の計画では、前穂高岳を越えて奥明神沢から岳沢に戻ることを考えていましたが、沢の下降は危険すぎると判断し、穂高岳山荘に泊まり、涸沢側から下山しました。

 
写真左=眼下に岳沢や上高地を見ながらの撮影。高度感抜群
写真右=トリコニーの1ピッチ目。雪はなく、アイゼンで岩を登っていきます

 

 
写真左=トリコニーを抜けた後の雪稜。カメラマンはビレイなし。危険な撮影です
写真右=穂高岳山荘のお弁当は、鮎の甘露煮付きの朴葉ずし。飛騨の食材にこだわって作っているそうです

 

 本誌の掲載は約1年後となります。
 どうぞお楽しみに!

■岳沢小屋
http://www.mcci.or.jp/www/yarigatake/dakesawa/

■穂高岳山荘
http://www.hotakadakesanso.com/

 

東京都山岳連盟主催の登山講習会「ロープ結束法」を取材してきました

編集部の宮崎です。

ふつうの登山道でも、岩場やザレ場など転落・滑落の不安を感じる場所ってありますよね。こういう箇所では、雨で滑りやすいときや、体力・技術に不安がある仲間を連れている場合など、がっちりと確保したくなる場面が出てきます。とはいえ半端な知識でロープを出して確保したりすると、じつはとんでもない勘違いをしていて、結果、確保される側、確保する側の双方が非常に危険な状況に追い込まれかねません。

山岳会組織に属していない登山者のみなさんにとって、このような講習会は正しい知識と技術を身につけるチャンスです。ぜひこのようなチャンスを積極的に活用したいものですね。


都岳連加盟の山岳会会員や都岳連の個人会員だけでなく、誰でも参加できる

講座は2クラスに分かれていて、クラスA=一般縦走で役立つロープワーク(悪場の通過法など)、クラスB=クライミングのためのロープワーク他、となっていますが、連載ではクライミングまでは想定していないので、今回はクラスAを中心に取材しました。8の字結び、120cmソウンスリングで簡易チェストハーネスを作る、メインロープの固定法、60cmソウンスリングでプルージックを作る、などを教わりました。



必要な装備はこれだけ。
写真左から、ロープ6mm×10m、ソウンスリング120cm×1、
ソウンスリング60cm×2、皮革製グローブ、カラビナ×2、安全環付きカラビナ×1




参加者のみなさん、安全確保への意欲には並々ならぬものがあります

もちろん、机上講習会に参加すればすぐにロープ確保の実践ができるというわけではありません。でも今回参加された方は、ロープによる安全確保のシステムについては理解されたと思います。私もこういう機会をできるだけ逃さず、安全登山の知識向上を図ろうと思いました。



東京都山岳連盟のサイト
http://www.togakuren.com/

岩崎元郎さんと湯河原の幕山へ

編集部の宮崎です。

5月12日、岩崎元郎さんが主宰する「遠足倶楽部」の山行に同行させていただき、湯河原の幕山に登ってきました。製薬会社さんの広告ページ撮影が目的です。

湯河原駅に着くと、かなりの雷雨です。でも天気はじょじょに回復に向かっているようなので、駅前で1時間天気待ちしてから登山口の幕山公園へ。幕山公園に着いても、上空には晴れ間がのぞいているのになかなか小雨が上がってくれません。ここでも1時間近く、天気待ち。

完全にやんでから出発! 幕山公園南側の城山をめざしますが、登る途中、林道から登山道に入る地点に「崩壊のため通れません」という看板が立っていました。その看板の書き方があいまいで、通れないのは登山道なのか林道なのか、どうもはっきりしません。

ここで岩崎さんと相談した結果、城山はやめて、幕山公園北側の幕山に登ることに変更。


雨上がりのみずみずしい空気のなか、岩崎さんとともに登山開始


その後、幕山に無事登頂し、撮影もとどこおりなく終了。
岩崎さんは遠足倶楽部の生徒さんたちに「こういう現場判断もリスクマネージメントのひとつですよ」と解説していました。




けっきょく、登った山は幕山になりました

遠足倶楽部のみのみなさん、ご協力ありがとうございました。

なお、この取材の記事は8月号に掲載予定です。どうぞお楽しみに。

編集部のゴールデンウィークの過ごし方

こんにちは。編集部の青木です。

みなさん、ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたでしょうか。東京地方は雨も降ることなく、行楽日和が続きましたね。ゴールデンウイーク中に雨が降らないのは、昭和60年以来25年ぶりだそうです。

連休明け、出社してみると・・・ほんのり日焼けをしているヤマケイ編集部員。どうやら、それぞれがゴールデンウイークを満喫したようです。
では一体どんな風にすごしたのか、ちょっとだけレポートしたいと思います。

まずは女子編集部員から直撃。パワフルな大畑は、白馬で山スキーを楽しみました(が、天気に恵まれすぎたのか、それとも日焼け止めが合わなかったのか、本人曰く肌の調子は曇り空らしい・・・)。

坂元も、日焼け対策ばっちりで涸沢で山スキーを満喫。
孤高の王者・宮崎(しし座のB型だから)も、てっきり山の中を走っていると思いきや・・・、妙高山で山スキー。ヤマケイ編集部内では山スキーが大流行!

  
妙高山で山スキーをする編集部宮崎(写真:編集部宮崎とその仲間)


今年は、天気に恵まれ、雪質もよく、スキーには最適だったとか。連休中は、各所大勢のスキーヤーでにぎわっていたようです。

編集部きっての硬派・神谷(浩)は、奥多摩でキャンプ。お手製のシチューをふるまい、家族団らんを楽しんだようですが、山には登らなかったとか(本人は登りたかったようですが)。ちなみにキャンプ場は穴場なので非公開! シチューがビーフなのか、それともクリームなのか・・・それも神谷のみが知っている。

おなじみ編集長の神谷(有)も、奥多摩で日帰り登山。本人曰く「とてもマイナーな場所」で、鳥や花などの観察をたのしんだようです。

・・・あえて詳細は伏せたがる神谷コンビ。奥多摩にはまだまだ、人には言いたくない「穴場スポット」があるのかもしれませんね。

佐川は瑞牆山でキャンプ。彼が岩を見て黙っていられるはずがありません。もちろん、クライミングもばっちりたのしみました!

吉野は近場でサイクリング。帰りは向かい風がつらかったそうですが、約90kmの距離を完走。平日は『山と溪谷』編集部員ですが、休日は『自転車人』になっていたようです。

アルバイトの小林は、奥多摩までボルダリングに出かけ、偶然にも元・ヤマケイアルバイトの佐々木に遭遇したとか。奥多摩、熱いですね~。ヤマケイ関係者は何人いたのだろうか・・・。

以上、こんな感じで、ヤマケイ編集部員はゴールデンウイークを満喫したようです! それぞれが違うかたちで「山」をたのしんでいました。

私も、もちろん山登り! ・・・にそなえて、近所をジョギングしました。ジョギングはガソリンゼロ、コストゼロ、人ごみゼロのオールゼロですからね。常にエコロジーを心がけてます。ま、体も低燃費だから一向に痩せないんですけど。

これから山登りの季節がやってまいります。日焼けと熱中症には気をつけて、みなさんも山を楽しんでください。

GREGORYの創業者、ウェイン・グレゴリーさんの講演会に行ってきました


 写真=屋久島を歩いたり、年に何度も来日する
 親日派のグレゴリーさん。

編集部神谷(有)です。

4月30日の夜、東京神宮前で人気のザックブランド「GREGORY」(グレゴリー)の創業者で現役のデザイナーでもあるウェイン・グレゴリーさんの講演会がありました。

夜の8時という遅めのスタートでしたが、熱心なファン50名集まり、アットホームな雰囲気での講演会でした。

グレゴリーさんのザックとの出会いや、今も作り続けている「Day Pack」や「Day & Half Pack」の制作秘話、そしてなにより、彼のザックデザイナーとしての哲学をたっぷりとうかがいました。

わたしは、大変お恥ずかしい話、英語が苦手なのですが、
公演中、グレゴリーさんが、ザックを作ることを「build」と言っていたのが印象的でした。

「make」じゃなくて「build」。

ふつう考えるとmakeですよね?? 

もともと建築学を学んでいたというグレゴリーさん。彼は、荷物の入ったザックを人間の背中という3次元にフィットさせることに、その生涯をかけている職人です。その意味で、ザックは3次元の構造物であり、だからbuildなのか。。。。

英語的に正しい解釈かどうか自信はありませんが、妙に納得しました。

あなたのザックは、ちゃんとあなたにフィットしてますか?

付録DVDの撮影で丹沢に行ってきました。

編集部の吉野です。みなさん、ゴールデンウィークはどこの山へおでかけですか?

この連休前に編集部では、7月号の特集「北アルプスG1グランプリ」(仮題)と付録DVDの撮影で丹沢に行ってきました。「北アルプスG1グランプリ」は夏の岩稜の山歩きの特集なのですが、そのなかの企画で岩稜歩きに慣れていない人のために「岩稜の歩き方の基本」を解説するページの取材をしてきたのです。

今回は、その企画と連動した付録DVD収録用のビデオも一緒に撮影したため、スタッフは、講師、モデル、ビデオカメラマン、スチールカメラマン、ディレクター、ライター、雑用(私)の、総勢7人。ふだんのうちの取材と比べると、けっこうな大部隊となりました。

講師を務めてくれたのは、山梨県在住の山岳ガイド、花谷泰広さん。明るい性格とやさしい笑顔で人気急上昇の若手イケメンガイドです。撮影当日は、岩稜歩きの基本について、ほとんどアドリブながら丁寧で的確な実技・解説をしてくれました。

花谷さんのホームページ「First Ascent」

写真=真剣な表情で打ち合わせる花谷さん(右)とディレクターの本誌・佐川(左)。真ん中はモデルのアライちゃん

 


写真=こんな状況での撮影。ビデオではどんなシーンになっているのでしょうか

 


写真=さわやかで、人なつっこい笑顔の花谷さん

 

7月号の発売は、ちょっと先の6月15日(火)です。付録DVDには、昨年の夏、同特集用に取材したルポ「八峰キレット」の核心部通過のライブビデオも収録予定。
どうぞお楽しみに!

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