山と溪谷 編集部ブログ

GREGORYの創業者、ウェイン・グレゴリーさんの講演会に行ってきました


 写真=屋久島を歩いたり、年に何度も来日する
 親日派のグレゴリーさん。

編集部神谷(有)です。

4月30日の夜、東京神宮前で人気のザックブランド「GREGORY」(グレゴリー)の創業者で現役のデザイナーでもあるウェイン・グレゴリーさんの講演会がありました。

夜の8時という遅めのスタートでしたが、熱心なファン50名集まり、アットホームな雰囲気での講演会でした。

グレゴリーさんのザックとの出会いや、今も作り続けている「Day Pack」や「Day & Half Pack」の制作秘話、そしてなにより、彼のザックデザイナーとしての哲学をたっぷりとうかがいました。

わたしは、大変お恥ずかしい話、英語が苦手なのですが、
公演中、グレゴリーさんが、ザックを作ることを「build」と言っていたのが印象的でした。

「make」じゃなくて「build」。

ふつう考えるとmakeですよね?? 

もともと建築学を学んでいたというグレゴリーさん。彼は、荷物の入ったザックを人間の背中という3次元にフィットさせることに、その生涯をかけている職人です。その意味で、ザックは3次元の構造物であり、だからbuildなのか。。。。

英語的に正しい解釈かどうか自信はありませんが、妙に納得しました。

あなたのザックは、ちゃんとあなたにフィットしてますか?

付録DVDの撮影で丹沢に行ってきました。

編集部の吉野です。みなさん、ゴールデンウィークはどこの山へおでかけですか?

この連休前に編集部では、7月号の特集「北アルプスG1グランプリ」(仮題)と付録DVDの撮影で丹沢に行ってきました。「北アルプスG1グランプリ」は夏の岩稜の山歩きの特集なのですが、そのなかの企画で岩稜歩きに慣れていない人のために「岩稜の歩き方の基本」を解説するページの取材をしてきたのです。

今回は、その企画と連動した付録DVD収録用のビデオも一緒に撮影したため、スタッフは、講師、モデル、ビデオカメラマン、スチールカメラマン、ディレクター、ライター、雑用(私)の、総勢7人。ふだんのうちの取材と比べると、けっこうな大部隊となりました。

講師を務めてくれたのは、山梨県在住の山岳ガイド、花谷泰広さん。明るい性格とやさしい笑顔で人気急上昇の若手イケメンガイドです。撮影当日は、岩稜歩きの基本について、ほとんどアドリブながら丁寧で的確な実技・解説をしてくれました。

花谷さんのホームページ「First Ascent」

写真=真剣な表情で打ち合わせる花谷さん(右)とディレクターの本誌・佐川(左)。真ん中はモデルのアライちゃん

 


写真=こんな状況での撮影。ビデオではどんなシーンになっているのでしょうか

 


写真=さわやかで、人なつっこい笑顔の花谷さん

 

7月号の発売は、ちょっと先の6月15日(火)です。付録DVDには、昨年の夏、同特集用に取材したルポ「八峰キレット」の核心部通過のライブビデオも収録予定。
どうぞお楽しみに!

写真展「修の山 岳の山」のオープニングにお邪魔しました

編集部・神谷(有)です。

先週の土曜日から、モンベル渋谷店のギャラリーで山岳写真家親子の三宅修さん、岳さんの写真展が開催されています。オープニングにお邪魔しました。

弊誌5月号では、「修の山 岳の山」として4ページのグラフを作りました。雑誌では、誌面の関係で、修さん(父)は北アルプスの、岳さん(息子)は丹沢の、それぞれ“山岳写真”で構成しました。


写真=親子の山岳写真家は、、、三宅親子以外聞いたことがないですね

 

が、写真展の会場に行くと、それは、それぞれのある一部分でしかないことに気づきます。

修さんは、江戸時代の画家・谷文晁が描いた日本の名山を現在に追い求めた「現代日本名山図会」を展開。実際に文晁が描いたであろう場所・角度から写真を撮影し、文晁の絵とともに展示。

江戸時代と現代では、風景も変わり、一部、本当に文晁が現地で見て描いたのか不明なものもあって、それは推理ゲームのようで、とてもおもしろいものでした。修さんのライフワークだそうです。



写真=修さんの文晁と現代の写真

一方、岳さんは「山仕事」がテーマ。炭焼きや山菜採り、サンショウウオ採りなど、山と共にある仕事のルポ写真を展示。登場するのはやはり高齢の方々ばかりで、残念ながらどなたも今はその仕事をされていないとのこと。山の文化が日々失われていくのは寂しいですね。。。

あと、岳さんの展示は遊び心があって、はやりの3Dがアナログとデジタルで展示。ついつい見ちゃいます。


写真=箱をのぞくと中はステレオ写真。丹沢の森が迫ります

こんなお二人の写真展、ぜひご覧になって下さい。


モンベル
モンベル渋谷店での開催は5/16までです

ニュース&トピックス「修の山 岳の山」

 

「誌面連動・山の天気講座」を受講してきました!

編集部の宮崎です。

本誌で「実践! 山の天気入門」を連載中の猪熊隆之さんは、「明日の早朝からガッシャブルムⅡ峰に登りたいんですけど、ノーマルルートの天気は明日いっぱい持ちますか?」などなど、超ピンポイントの天気を予報する山岳気象予報の専門家です。

しかしなぜ、ガッシャブルムに行ったこともない(たぶん)猪熊さんが、しかも日本にいながらにして、そんな予報を出せるのか?
もしかしたら水晶玉か何かで占ってる? そんな疑問がムクムクと頭にもたげてきます。

その猪熊さんの連載をテキストとする「ヤマケイカルチャークラブ 誌面連動・山の天気講座」の第1回が、昨日(20日)の夜、アルパインツアーサービス本社(東京)で行なわれ、私は先ほどの疑問解消のためさっそく受講してきました。


写真=小さいころからNHK天気予報にかじりついていたという山岳気象予報が専門の猪熊さん

テーマは「GWの気象遭難を防ぐ」。誌面と連動しますから5月号の連載タイトルと同じですね。ゴールデンウイーク前後の遭難の実例の解説をまじえつつ、この時期の天候変化・悪天の兆候のつかみ方などを学んでいきます。

猪熊さんの解説は「地上天気図」と「高層天気図」の2つを用いて進んでいきます。

私たちがふだんよく目にしているのは「地上天気図」です。

ある地上天気図を見たとして、山がどんな天気になっているかはだいたい想像がつきますよね。
では、明日、あさっての気圧配置はどう変化し、山の天気はどうなっていくのか?
これが、私のような素人では予測不能なのです。

山の気象遭難に遭った当事者はよく、「天気予報は見たが、あれほどの悪天になるとは予想できなかった」「想定を超えていた」などとコメントしています。
確かに、天気予報は平地の予報であって山岳の予報ではありませんよね。平地の天気予報だけで登山計画を立てるのは、状況によってはとても危険なのです。
特に1泊以上の登山となると、情報入手の手段が限られてくるため、事前に2日目以降の山の天気を予測しておくのがとても重要です。
「週間予報」なども参考にはなりますけど、それは平地の天気。
山の天気を予測するには、「どういう要因でそのような天気変化が起こるのか?」という理屈を理解または予測しておくことが重要で、まさにそれが、山岳遭難を防ぐための最重要ポイントになりそうです。

さて、続きです。
12時間後・24時間後・48時間後などの近未来の天気を予測するうえで欠かせないのが「高層天気図」なのだそうです。
ということで、本講座では高層天気図の見方も教わりました。
(高層天気図は「HBC専門天気図」というウェブサイトで見られます http://www.hbc.co.jp/pro-weather/)


私は80年代の大学時代、ワンゲル部員でしたから、山ではNHKラジオ第2放送の「気象通報」を聞いて、自分で地上天気図を書いていました。
今は携帯サイトで天気図を見られますが、当時、山中で地上天気図を見るには自分で書くしかなかったのです。
こんな経験もあるので、少しは天気を見る目が養われていると思うのですが、地上天気図だけで明日あさっての天気を予想するのは、どだい無理な話です。

高層天気図が読めるようになれば、これから近づいてくる低気圧が進む方向や速度、発達するのか弱まるのか、寒気が入るのか、風は強まるのか、などの将来予想が立てられるようになるそうです。

ということで、猪熊さんのようなピンポイント予報は無理にしても、せめて気象遭難にだけは遭わないですむように、次回以降も講座に通ってしっかり勉強したいと思います。

なお、講座最後の質問コーナーで、猪熊さんにこんな質問をしてみました。
「旭岳とトムラウシ山は直線距離で15kmしか離れていませんが、旭岳とトムラウシ山で違う予報を出すことがあるのですか?」

猪熊さんはこう答えました。
「もちろんです。実際に予報するすべての山に行ったわけではありませんので、まずは予報する山や周辺の地理条件をじっくり読み込みます。<中略> 山の地形や風向きその他も考慮した結果、隣りあう山でも予報は異なってきます」

すごい! そこまで読み込んだうえで予報を出すとは!
確かに、昨年夏にトムラウシ山で起こった大量遭難の日も、トムラウシ山と旭岳では気象状況が違ったはずです(このあたりは今年9月号の特集「気象遭難で死なないために」で詳述予定です)。


ちなみに第2回は5月19日(水)、第3回は6月21日(月)です。
第2回のテーマは「梅雨期の集中豪雨」だそうです。

お問い合わせ・お申し込みはこちらから
http://www.yamakei-online.com/lecture/

みなさんも私といっしょにぜひ!!


写真=熱心にメモする受講者のみなさん。編集長・神谷も受講しました

新製品発表会に行ってきました

編集部の宮崎です。

東京・渋谷のゴールドウイン本社で行なわれたC3fit(シースリーフィット)の新製品発表会に行ってきました。

昨年6月に登場した高機能コンプレッションウェアC3fitですが、この5月から「サポートタイプ」という商品群が加わります。
これまでの「パフォーマンスシリーズ」は、「着圧」=コンプレッションをキーワードにしていて、血行促進効果を謳っていました。

新しいサポートタイプは、ひざ・腰をはじめとする筋肉や関節を守るサポート性が特徴。
まさに登山・トレッキング層がメインターゲットのようです。


写真=発表会には、08年に75歳でエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さんも登場。
「これを身に着けると、10歳も20歳も若返ったように体がきゅっと引き締まります」



私は10年近く前から各社のさまざまなタイツを履いていて、今では四季を通じて山での必携アイテムとなっています。
そのうえでの個人的実感としては、行動中はサポート系、休息中や帰路の車中では着圧系がよいようです。
理想は、異なるタイプの2本を持っていき、行動中はサポート系、山小屋に着いたら着圧系に履き替えることですね(着圧系はふくらはぎだけをカバーするゲイタータイプでもいいかな)。

メーカーさん、「1本で2つの機能を両立」っていうのは、さすがに無理ですよね?

勝手なこと言ってすいません……。

これから、編集部のブログをはじめます

皆さんこんにちは。
『山と溪谷』編集長の神谷(有)です。

(有)は有限会社の略ではなく、「有二」の略です。
編集部には2名の神谷がいるので、区別のための(有)です。

社内では、「神谷さん」と「神谷クン」という微妙な言い分けが多いのですが、
編集部の佐川君のように「ゆうじさん」と呼ぶ者もいます。
30男が40男を呼ぶのに「ゆうじさん」というのはどうかと思うのですが……。

さて、これから、編集部のブログをはじめます。
いったいどれぐらいの更新頻度になるのか? 内容はどうなるのか?
見えないことも多々ありますが、
ま、WEBの世界はやっていきながら見えてくることもある…と思っています。

編集部員は日々、登山メーカーやショップ、あるいは山岳ガイドや山岳写真家の方々と話をしています。
もちろん、取材で山にも行きますし、当然プライベートでも山に行っています。

おそらく、このブログは、そんな編集部員の日々の活動から、与太話、、、というよりは、
何か、読者の皆さんにお役に立つような情報を発信したいとは思っています。
ご期待下さい。



写真=雑然とした編集部

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37

山と渓谷

  • ブログ
  • バックナンバー
  • 定期購読
  • 山と溪谷 2017年6月号 「夏山登山を変える最新テクニック70 実践者が教える計画・装備・行動の新常識」「那須岳雪崩事故の背景をさぐる 高体連と高校山岳部の現在」「初夏、高山の花を訪ねて」「登山バス時刻表 日本アルプス&長距離バス」
  • 山と溪谷 2017年5月号 「もう一度知る、上高地」「山小屋を利用してGWは残雪アルプスへ」「登山バス時刻表2017年関西周辺」「山が楽しくなる!GPSギア活用ガイド」
  • 山と溪谷 2017年4月号「最新『軽・快』登山マニュアル2017 バテバテ、ヘトヘトよサラバ!」「春爛漫のお花見ハイキング 愛でる、山のさくら」
  • 山と溪谷 2017年3月号 「悩めるヒザ、予防と対策」「ベストバイ・登山靴」「切りとって持っていける膝痛予防テーピングカード」
  • 山と溪谷 2017年2月号 単独行60の知恵:単独行 計画と実践、実践と危機管理、究極のソロ登山者
  • 山と溪谷 2017年1月号 今年の山をどう登る?スキルアップに役立つ「山」の新常識2017、年末年始は山へ、別冊付録「山の便利帳2017」
  • 山と溪谷 2016年12月号 「ステップアップ”本格”雪山登山」「入門から3000m峰まで雪山ウェア&ギアの選び方」「付録 星野道夫2017カレンダー極北の動物たち」
  • 山と溪谷 2016年11月号 特集:体力に自信がない人のための”登山力”養成講座  綴込付録:「山の知識検定」過去問厳選 山を楽しむためのミニテスト
  • 山と溪谷2016年10月号 特集:山小屋主人が教えるとっておきの秋へ 紅葉絶景を歩く北アルプスベストコース25 第2:歩きながら摂るのが新常識”行動食革命” 別冊付録:登山バス時刻表
  • 山と溪谷 2016年9月号 特集 読むセンスを磨くたのしい読図。地図読み術は先読み術。綴込付録:基本がわかる地図読みドリル。第2特集 初秋の山小屋泊ミニ縦走 週末に行ける1泊2日の縦走コース
  • 山と溪谷 2016年8月号 山の日特別企画「知ろう、歩こう!日本の山」見る・登る 美しき日本の山岳風景60選、知る・考える 日本の山の過去・現在・未来 特別付録 山と溪谷オリジナルサコッシュ付
  • 山と溪谷 2016年7月号 特集アルプス4 大高峰をめざせ!、山岳ガイドがすすめる岩稜ルート10選、特別DVD穂高・北岳・レスキュー篠原秋彦の軌跡、南北アルプス4大高峰登山MAP